前回の記事で「稽留流産」という悲しい報告をしましたが
11月27日手術を受け
プレママ(妊婦生活)を一旦終了しました
こんなかーちゃんの性格
自分で言うのもなんなんだけど・・・
とにかく我儘で自分勝手で 気まぐれで
そのくせ、心配性で オッチョコチョイ
極めつけは、忘れん坊
こんな事があった
ブヒ友とコテージ泊のBBQ
気合入れて~つみれ汁を作ろうとしたかーちゃん
大事な「つみれ」を忘れちまった
そして、つい最近行ったアメリカ旅行
成田に向かう高速バスに乗る時に携帯を忘れたのに気がついて
慌てて家に取りに戻った
帰国の際も、バスにマフラーを忘れてきちゃった
こんなどうしようもない かーちゃん
そのかーちゃんを選んで 授かった赤ちゃん
流石!かーちゃんの子です
気まぐれで、オッチョコチョイで心配ばかりかけて
やっぱり忘れん坊だった
かーちゃんのお腹に授かった赤ちゃん
「忘れ物して、勝手にお空に取りに帰っちゃいました」
だから
「今度は忘れ物をしないでおいで!」
と言い聞かせました
今頃、コウノトリさんに怒られている事でしょう
今度かーちゃんのお腹に戻ってくる時は
忘れ物がないか?指さし確認して来るから
宝物いっぱい持って来る事でしょう
コウノトリさん 重くて大変ですがまた宜しくね
さぁ!かーちゃんもいつまでも泣いてるわけにはいかない
忘れ物を取って戻ってくる赤ちゃんのために
1日も早く体調を整えなきゃね
幸せなひと時と悲しい事が・・・
この1か月間で一気にあり沢山泣きました
そんな辛い時、歌や言葉い励まされる事ってありますよね
かーちゃんはこの歌でした
そして、とーちゃんが教えてくれた
心にジィ~ンと響きました
このブログで紹介したい事があります
皆さん!「オレンジリボン」をご存知ですか?
乳がん予防のピンクリボンは知っていても
オレンジリボンは以外と知らない方も多いかもしれませんね
(オレンジリボンとは)
2004年に、栃木県小山市で3歳と4歳になる兄弟が
何度も何度も大人から暴行を受けて、命を奪われる悲しい事件がありました
二度とこのような事件が起こらないよう願いを込めて
子ども虐待防止を目指してオレンジリボン運動が始まりました
![2013-12-18.jpg](http://blog-imgs-44.fc2.com/t/e/n/tenkanogoemonsama/2013-12-18.jpg)
かーちゃんは、授かった命を失ってしまい
とても悲しかった
この世に生まれてくれた大切な子供たちが・・・
大人達の虐待などで苦しんで欲しくない
悲しいニュースがなくなる時代になって欲しい
ゴエタヴィ家はそう願います
![2013-12-18-1.jpg](http://blog-imgs-44.fc2.com/t/e/n/tenkanogoemonsama/2013-12-18-1.jpg)
とーちゃんのスーツには
このオレンジリボンが付いています
ゴエタヴィ家の願い
「オレンジリボン」HP
<ブログを読んで下さるお友達へ>
このブログで妊娠の報告や経過を書き
皆様におめでとうと祝福して貰え ホント嬉しかった
お守りや贈り物が届いた時は、何とも言えない幸せでした
なのに悲しい報告となってしまったこと
妊娠初期にも関わらず、妊娠の報告をしたのが間違いで
皆様に心配をかけてしまったのではないか
お祝いの言葉を掛けてくれた方や
お守りや贈り物を届けて下さった方の事を思うと
申し訳ない気持ちでいっぱいになりました
頂いたお守りや贈り物は 捨てられません!
かーちゃんの宝物です!
タイムカプセルの様にまとめて保管しました
赤ちゃんが忘れ物を取って戻ってきた時(また妊娠した時)
それを開けるのが楽しみに前に進みたいと思います
これからも宜しくお願いします
<本日の記事について>
お花畑から地獄に落とされた気分で 現実を受け止められず
ネットで色々調べると、流産経験の記事が沢山ありました
自分と比べてみたり、涙流しながら読んだり
流産の苦しみや不安は皆同じで 励まされました
かーちゃんの様に「稽留流産」「剥離手術」「流産後痛み」「流産後出血」
そんな不安を抱き検索した方の何らかのお役に立てればと思い
書き残すことにしました
本日の更新は、手術から経過を一気に書き上げ
悲しい記事はこれで最後にし 前に進もうと思います
フレンチブルドッグで訪問して下さった方や
痛い記事は目にしたくない方は、どうぞスルーしちゃって下さい
次回より、元気な記事に復活するので これに懲りずお付き合い下さい
<流産の不安を抱き訪問して下さった方へ>
かーちゃんは、1度赤ちゃんの心拍が確認できたのですが
稽留流産の為、10Wで剥離手術を受けました。
子宮筋腫があり、術後の経過が少し悪かったです
そんな経過や調べた事を 素直に書き綴りますが
妊娠の経過や状況は人それぞれで
痛みや出血と言った体の事は 個人差があって当たり前です
あくまで1例にしか過ぎません
もしあなたが今・・・・
痛みや出血が酷く不安でいるなら
すぐに病院へ連絡したり、行ってください!
病院へ連絡しても迷惑がられるのではないか?
産婦人科の待合室で妊婦さんの姿を見るのが辛い
かーちゃんもそう思い不安でしたが そんな事はありませんでした
病院は相談にも乗ってくれるし、すぐ受診してくれます
もしあなたが今・・・
安静が必要な時で、椅子に座りPCをみてるならば
今すぐPCはシャットダウンして、ベットに入り横になりスマホで見て下さい
その時、充電しながらではダメです
スマホのバッテリーがある内が 検索の時間であって
充電中は、ご自身の体も充電しようと思って下さい
これが↑かーちゃんの反省点でもあるから
是非、そうして下さい
赤ちゃんが授かるって、ホント幸せですよね
料理など家事をまったくしないとーちゃんが
あるえない!事をしてくれた
![2013-11-25.jpg](http://blog-imgs-44.fc2.com/t/e/n/tenkanogoemonsama/2013-11-25.jpg)
包丁持つ手が怖いけど、料理にチャレンジしてました
そして、紹介させて下さい
![2013-12-2.jpg](http://blog-imgs-44.fc2.com/t/e/n/tenkanogoemonsama/2013-12-2.jpg)
小っちゃくてかわいいでしょう
↑ベビーシューズ
こちらはミトン↓
![2013-12.jpg](http://blog-imgs-44.fc2.com/t/e/n/tenkanogoemonsama/2013-12.jpg)
こちらは作りかけ・・・
![2013-12-7.jpg](http://blog-imgs-44.fc2.com/t/e/n/tenkanogoemonsama/2013-12-7.jpg)
顔がないと何だか?わからないわ!
クマとウサギのぬいぐるみ
![2013-12-6.jpg](http://blog-imgs-44.fc2.com/t/e/n/tenkanogoemonsama/2013-12-6.jpg)
こちらも作りかけの おくるみ
昔の人は、妊娠初期から赤ちゃんの物を準備してはダメ
そう言われるみたいですが
妊娠中暇さえあれば、ネットで調べまくりの日々で頭でっかちになりがち
これは体に良くない!と思い気分転換に編み物をしていました
完成させる事は、今は出来なくなってしまいましたが
赤ちゃんを思い編んだ物は、タイムカプセルにして
また編める日が来ることを祈りました
これまでの経過
①
妊娠発覚した時の記事 こちら②
心拍が確認出来た時の記事 こちら③
胎内胎児死亡と診断された記事 こちら心拍も確認でき、プレママを楽しもうと思っていたので
突然の流産の宣告に 現実を受け止められなく
どれだけ泣いたことか・・・・
手術も決まり、両親に報告
泣きながら報告したら、両親の傷を深めるだけ
言葉を選び、前向きさを表現した
そして、手術の前日11月26日(火曜)
お腹に赤ちゃんが居てくれる最後の日
子供の好きな食べ物って何?考えファミレスに行った
ショートケーキとパフェしか思い浮かばない
生まれてきてくれたら、たくさん食べさせてあげるのに
なぜ!甘い物が苦手なかーちゃんが代わりに食べてるのよ!
泣きながらパフェを食べた
パフェを食べるかーちゃんの姿を始めて見た とーちゃん
女子はやっぱり、ビール片手より甘い物食べる方がかわいいもんだ
かーちゃんが診断された「稽留流産」とは
胎児が死亡しているにも関わらず、子宮内で留まっている状態
自覚症状がないため、健診で発覚する事が多い
妊娠初期に起こる流産で
原因のほとんどは胎児の側の染色体異常といわれている
確率は健常な20代の女性でも10~20%
40代では30%以上といわれており、4人に1人の確率
パチスロの高確率でさえ当たらないのに
4人中の1人にならなきゃいけないのよ!!
そんな嫌味を言いたくもなる
<稽留流産の処置>
1手術
2自然に出てくるのを待つ
3陣痛誘発剤を使用
<手術を行う場合>
●手術は全身麻酔を使って、日帰りもしくは1泊2日
●子宮口を開けるラミナリアというものを挿入するのが結構な痛みを伴う
●子宮内は妊娠しているため通常より随分柔らかくなっており
爬きだす際に、傷がつくなど負担がかかる
●エコーを見ながらでしか手術できないため 残留物が残ることもある
<自然流産を待つ場合>
●おなかに赤ちゃんが留まったままなので、
つわりなど妊婦症状が残ったままで体調がすっきりしない
●どのタイミングで大量出血するかわからない
●大量出血とかなりの痛みを伴うことが多い
●感染症にかかる可能性がある
●流れ出た後3日くらい安静にする必要がある
●不完全に流れ出た場合は、結局手術が必要になる可能性もある
かーちゃんの場合は
「次の妊娠のために ベストの治療をして下さい」
とにかく医師に訴えていたので
年齢と子宮筋腫を考え手術になった
「剥離手術」と言われるが・・・
正式名は「子宮内容物除去術」または「子宮内容物掃除術」
「内容物」だとか「除去!」「掃除!」その表現に腹が立つ
<手術前処置>
マッチ棒の様な器具を子宮口に差し込み子宮口を開く
かーちゃんがすごーく不安だったのがこの処置
「激痛」「失神する痛み」「痛さに暴れて押さえつけられ処置をした」
そんな感想がネットで多く怖かった
誰もが恐れるマッチ棒のような器具
その名も「ラミセル」または「ラミナリア」
![530366_13B1X00261X00002_A_01_01_fig01.jpg](http://blog-imgs-44.fc2.com/t/e/n/tenkanogoemonsama/530366_13B1X00261X00002_A_01_01_fig01.jpg)
![01_20131208204241abd.jpg](http://blog-imgs-44.fc2.com/t/e/n/tenkanogoemonsama/01_20131208204241abd.jpg)
お借り画像↑
ラミセルは人工素材(高分子材料)
ラミナリアは天然素材(海草)
長さ6~8cm、直径2~8mm位の円筒形の棒
挿入すると水分を吸って徐々に膨らみ広がるので
子宮口を無理なく広げる
子宮を傷つけないためには、絶対必要な大切な処置
しかし・・・痛いのはイヤ!
我儘なのかもしれないが
産む痛みなら・・・赤ちゃんと会えるから頑張れるかもしれない
でも・・・悲しい痛みはこれ以上味わいたくない
11月26日(火曜日)PM4:00
かーちゃんの病院は日帰り手術の為
前日の夕方病院へ行きこの処置をする
処置後は運転はしてはいけないと指示があり
とーちゃんと病院へ行く
手術前の医師の説明や同意書のサインが必要かと思ったが
この日は、主治医である医院長先生ではなく、別の先生
とても優しく言葉かけしてくれる先生
内視鏡で赤ちゃんを確認し、やはり心拍が確認できない
この日で5人目医師に診て貰ったけど
やっぱり奇跡はなかった
子宮口を開く為の処置
「ラミセル」か「ラミナリア」どちらか?聞いてみたところ
痛みが若干軽い方の「ランセル」でした
ちょっとほっとしたが、座薬の麻酔はなしだった
「ラミセル」の痛みは どーだったか?と言うと
二度と味わいたくない痛みでした
何本入れたのか?聞く余裕もなかった
でも痛みは挿入された時だけで、その後は普通に歩けた
ご飯もがっちり食べれた
夜中、ラミセルが膨らむからか?腹痛があった
赤ちゃんがお腹にいる最後の夜だから
穏やかに過ごしたいのに
イライラしとーちゃんに八つ当たりしてしまった
11月27日(水曜日)
AM9:00手術のため、絶食絶水で8:30分に病院へ
主治医である院長先生の説明と同意書にサインが必要だろうと
ドキドキしながら とーちゃんと診察室に入る
だって!五右衛門(犬)の手術時
術前の獣医の説明は・・・・
もしもの最悪な説明や、麻酔のリスクの説明を淡々と30分は聞かされ
その後「同意書」にサインをするわけで
そんな経験から、人間の手術だから深刻だろうと思い込んでいた
そしたら・・・ど~でしょう
医院長先生の話「簡単な手術だから大丈夫」その一言だけ
辛い悲しい手術だからこそ、不安を与えないための配慮なのか?
院長の説明や同意書がない
だからか?とーちゃん、意外と冷静
五右衛門の手術の時みたく心配して欲しいんだけど!
AM9:00手術室へ
40歳のかーちゃんととーちゃん
いい歳こいて 手を握り合い涙の送り出しなんかありゃしない
「がんばって」と照れ臭そうに言われ
照れ臭そうにうなずいただけ
五右衛門の手術の時は
体を触りながら「いい子!大丈夫!頑張れよ!」
そう言っていたけど・・・かーちゃんへの対応は随分違う
<手術室のイメージ>
妊婦さんの分娩室で手術をし
新生児がいる病棟や妊婦さんと同じ部屋で休まされる
赤ちゃんとお別れするのに それはイヤだな~と思っていた
(実際)
かーちゃんが案内された手術室は、病院の一番奥にあり
手術室と休憩する部屋は、産婦人科の中で静かな別世界だった
この配慮は、ありがたい
<手術のイメージ>
手術着を着て、点滴や心電図や血圧の線に繋がれ
手袋を付けた手を上にあげたDrが登場して
麻酔を掛けられる
(実際)
担当の看護師さんに渡された物
手術着ではなく、丈の短い腰巻
上半身は私服のまま????あまりにも簡単で 複雑な気分
麻酔のカウントダウンの予行練習をさせられる
看護師さんが 1と言ったら1と言う復唱するカウント
予行練習が意外と楽しくって 緊張が和らいだ
その後、痛いはずの筋肉注射を打たれたが、全く痛くない
そして、静脈麻酔の針を刺すため血管を探し始めた
かーちゃんは血管が細く看護師泣かせ
するとどでしょう!1回で静脈注射を成功した
痛くないのは有難い
(手術開始)
かーちゃんの手術を執刀する院長先生登場
「始めますよ」と優しく声かけられ
看護師さんが、カウントし始めた
復唱したかーちゃん
1、2、3、4、5
5を数えた時
「先生!麻酔効いてませんよ」そう言ったかーちゃん
その後、記憶なし
記憶があるのは、「術後1時間経ちましたよ」
そう看護師さんに言われた事
気が付いたらベットで寝ていて
ナプキンが付いたパンツをはいている
人にパンツを履かせてもらうって・・・複雑な気分
看護師さんに状況を聞くと
麻酔のカウントは7までで、爆睡
麻酔から覚め 嘔吐をしたり
「痛い!痛い!うんちが出ちゃう」そう連呼したそうです
そして、鎮静剤の座薬を入れられたそうだが・・・
全く記憶がない
ネット情報では
麻酔の効きが悪く激痛だったとか・・
お酒に強いと麻酔の効きが悪いとか・・・
そんな事を考え、手術の麻酔が怖かった
でも辛く痛い記憶がなかった事が、救われました
ただ・・・「うんち出ちゃう~!」だなんて・・・
なんともお恥ずかしい限りです
(麻酔が完全に覚めた後)
腹痛やフラフラはなく 自分で着替え歩いてトイレに行ける
渡されたスポーツドリンクも飲める
看護師さんが抜いてくれた 血の付いたガーゼを見た時は
手術したんだな・・・
お腹には赤ちゃんがもう居ないんだな・・・
そんな切ない気持ちになりました
落ち着いたら会計をして帰っていいと言われ
病室は家族が入れないので、1人で寝てるのがイヤだった
自分で会計を済ませ さっさと帰っちゃいました
9:00に手術して10:30には帰ってしまったわけで
絶食だったからお腹がすいて
ファミレスで焼きサバ定食を食べて帰ってきちゃった
これが、とんだ間違い!
やはり術後は、安静に休まなきゃならないです
術後の経過を悪くさせるだけです
今思うと、部屋代1万円もかかってるんだから
もっとゆっくりしておけばよかった
(病院から渡された注意事項)
*1週間後健診
*発熱、大量出血があった場合は病院へ来るように
*シャワーは2日目から、湯船はNG
処方された薬は「抗生物質」と「子宮収縮剤」
(手術後帰宅 PM0:00)
腹痛=なし
出血=生理3日目程度の鮮血
ベットで寝て安静にはしてるが 痛みもないため正直暇!
スマホで「術後の経過」を調べて過ごした
ネット情報によると・・・
術後は出血や腹痛があって当たり前!
子宮が回復するために 痛みが伴い
子宮内容物を排出するために 出血がある
かーちゃんの場合は、夕方には出血が落ち着いてしまった
術後当日なのに出血も腹痛もない
なぜだ???
不安になり病院へ連絡してみた
返事は、心配ない様子を見るようにの事
(PM7:00)
夕飯を食べ、薬を飲む
出血も腹痛もなし
ただ・・・微熱が出た 37.4℃
(PM9:00)
37.8℃の発熱
股関節やわきの下の違和感があり、これはリンパが腫れてる?
もしや・・感染症の可能性???
術後の感染症とは・・・・
術後は自己抵抗力が落ちるため、菌に弱い体である
しかも術後の子宮はデリケート
子宮内に残っている内容物が、菌の餌となり菌が繁殖してしまう
だから、抗生剤を服用したり 雑菌が多い湯船に浸かれない
症状は
悪寒を伴う38度の高熱が続いたり
下腹部を圧迫する際の痛み など・・・
合併症として・・・その後の不妊症
発熱に不安だったが、時間外診療で病院へ連絡しても、迷惑になるだろう
38℃以上ではないし、様子を見る事にした
翌日 11月28日(木)術後2日目
熱は37度に下がった
痛みや出血はない
高熱が続いた訳ではないから、ひとまず安心しよう
とーちゃんは仕事へ行った
日中1人でいると、寂しさと不安が増した
相変わらずネットで調べまくり
情報を沢山吸収できるが、頭でっかち状態
11月29日(金)術後3日目
朝方、AM4:00 腹痛で目が覚める
トイレに行くと、便器に垂れるまでの出血
生理の多い日のみたいな出血
生理痛の様な痛みと出血が続く
出血がない!出血した!
痛い!痛くない!とか・・・
どっちらにせよ不安になって、スッキリしない
個人差があるってわかっていても 心配性は困ったものだ
11月30日(土)術後4日目
出血=生理の多い日くらい
腹痛=生理痛みたい
37℃の微熱 リンパ腺に違和感も続く
不安を解消したく 念のため病院へ相談の電話
「病院へ来てください」そう言われ 午後受診
常に込み合っている病院だから、日頃から2時間待ちが当たり前
この日も待たされた
健診であろう お腹の大きい妊婦さんが多い
看護師さんに支えられフラフラ状態で戻る方
かーちゃんと同じように手術を終えたのだろう
術後初めて訪れた病院は、とても辛い時間だった
診察室に呼ばれ、主治医である医院長先生に
術後の発熱や経過を話す
内診では、子宮内にまだ出血はあるが順調だそう
感染症の検査をする
結果が出るのは1週間後なので
抗生剤を処方してもらい1週間後来るように言われた
消毒をして貰ったからか??帰宅後、出血が落ち着く
相変わらず出血した!出血がない!
自分の体が本当に大丈夫なのか?複雑な気分が続く
12月1日(日曜)術後5日目
腹痛も出血もない
この日は、かなりブルー状態だった
情報社会である今 ネットで調べれば
専門家でなくとも 簡単に病気や症状を知る事が出来る
病気と闘う記事もあり 経過も知ることも出来る
調べれば調べるほど・・・不安要素が増す
流産手術を終えた後、心配な事があった
それは異常妊娠である「胞状奇胎」
この「胞状奇胎」は妊娠と表現するより
病気と表現されてる傾向があります
なぜなら医学的には、絨毛性疾患のひとつで
発症頻度は400~500人に1人の確率と言われています
そして・・・まれに悪性化してしまい
抗がん剤や子宮敵出になる場合もあるのです
だから 流産後の摘出物は病理検査する必要があるのです
この胞状奇胎が何なのか?少し書いてみます
学校で習ったのは・・・
卵子と精子が出会う(奇跡の瞬間)
受精して2週間位すると子宮内に入って着床をする
この2週間の間に受精卵は
赤ちゃんになる部分と
胎盤になる部分の『絨毛』に分かれて成長しています
ところが胞状奇胎の場合は、受精の時に
①一つの卵子に二つの精子が侵入してしまった
②受精したときに卵子が死んでしまって精子の核のみが分裂
③精子はないのに卵子だけで分裂
この場合に・・・
胎盤になるはずだった『絨毛』という組織だけが「赤ちゃんを育てるぞ!」という
制御から外れて、ドンドンドンドン増えていってしまうことになってしまいます
昔は『ぶどう子』ともよばれた疾患です
全妊娠の1/350の確立で発症し
高年妊娠の方により多く見られると言われています
残念ながら妊娠を継続することは出来ません
その胞状奇胎は2種類ある
*全胞状奇胎・・・70%(絨毛の全てが胞状)
*部分胞状奇胎・・・30%(絨毛の一部が胞状)
1つの卵子に2つの精子が侵入たケースのため
胎芽や心拍も確認できるそうです
(症状)
*重いつわりや不正出血
*奇胎組織の急速な発育により子宮が大きく柔らかい
*尿中HCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン(絨毛が分泌するホルモン))値が高い
内視鏡や医学の進歩により、妊娠中に発見しやすいみたいだが
かーちゃんの場合
つわりや不正出血の症状はなく、1度は心拍も確認出来た
術後の病理検査の結果でしかわからない
幸せをもたらす妊娠だったのに・・
悪性の心配をしなきゃならないなって皮肉すぎる
でも、「胞状奇胎」と診断されても
半年から1年の治療で100%完治でき 次に妊娠出産された方は多いのです
前向きになり、病理検査の結果を待とうと思うが
やっぱり・・・モヤモヤしてしまう
流産手術を受け、赤ちゃんとお別れした体は・・・
妊娠による高温期から低温になるだろう?
妊娠すると分泌されるホルモン=尿中HCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)
このホルモン値がさがるだろう?
胞状奇胎の場合は、このホルモンが多く分泌され
流産後も分泌が残るため、治療はこのホルモン値の経過観察が必要となる
なら
HCG値を知れば・・・胞状奇胎でない可能性を期待してもいいのではないか?
モヤモヤ心配性のかーちゃんは こんな考えをしてしまった
でも・・・皮肉にも・・・・
HCG値を調べる手段は、自分でも出来る市販の妊娠検査薬です
赤ちゃんができたかな?と検査し妊娠反応に喜んだのに
今度は、病気の不安で陰性を願い妊娠検査薬を試すのか???
検査薬を試すか?試さないか?
この複雑な思いに悩みました
そして・・・
![2013-12-20.jpg](http://blog-imgs-44.fc2.com/t/e/n/tenkanogoemonsama/2013-12-20.jpg)
流産の術後なのに・・・はっきり陽生
泣き崩れました。試さなきゃ良かったと後悔しました
後から医師に妊娠反応について聞いたところ
自然流産でも、1か月は妊娠反応があって当たり前だから
HCG値の検査は神経質にならい方がいいとのこと
ちなみに 2週間後の妊娠反応
![2013-12-20-0.jpg](http://blog-imgs-44.fc2.com/t/e/n/tenkanogoemonsama/2013-12-20-0.jpg)
医師の言うとおり、反応も薄くなっていました
体の事は個人差があって、経験を積んだ医師が必要に応じて検査をするのであるから
情報に流され素人判断しては行けないと痛感しました
さて 流産手術の病理検査の結果
心配した胞状奇胎などの悪性のものではなく、正常妊娠でした
そして、菌の検査結果も全て問題ない
術後の発熱は、感染症ではなく子宮筋腫によるものとわかりました
心配していたグレーの部分が、検査結果でクリアーされた
心配しても体力を消耗するだけ損をする
検査結果待ちの時は、何も考えずゆっくりした方が絶対いい!!!
子宮筋腫のおかげで、大変な思いをしました
その経過を書きます
術後5,6日は出血や腹痛もなく、軽い家事もこなせ
起きて過ごせました
術後1週間目である 12月4日(水曜)
この日は午後から頭痛がある
普段、片頭痛はない方ですが、右の眼の奥が痛く
夕方は、起きてられなかった
そして
夜になり今までで経験した事のない量の出血が始まった
そして、レバーを砕いた様な細かい血の塊も出てきた
1週間経過してるのに、ここに来てなぜ?大量出血するの?
痛みも我慢できる程度だし、様子を見ることにした
翌日12月5日(木曜)術後8日目
時間が経つにつれ、出血もある
心配なので、念のため病院へ相談の電話をした
すると「至急来るように」と言われ 病院へ行った
病院に着くなり、診察室に呼ばれた
待合室で待ってる方にもし訳ない
内診によると
子宮内に大量に血が溜まってる状態
手術前は4cmだった子宮筋腫が 5cmになっている
ど~やら、子宮筋腫が炎症をおこし、子宮の回復の妨げになってるそうだ
院長先生の話だと・・・
「いつまでも出血が貯まった状況では、子宮回復の妨げになり
次の妊娠にも影響が出るから、出血を吸引する手術をするか?」
えぇ~~~~また全身麻酔で手術!!!!!!
2日後の土曜日11時に手術の予約を入れ
手術の前に少しでも出血を出すために薬が処方された
この薬が地獄の始まり
薬を飲んだ後、腹痛があると言う事で
夕食後「ロキソニン」と一緒に飲んでおいた
が!1時間後・・・
のた打ち回る様な激痛が起こる
それはまるで・・・
腰を研磨機で削られ、子宮を雑巾絞りされ
恥骨をムリに開かれているような地獄の痛み
陣痛の様に波がある この痛みに襲われた
気が狂いそうな痛みが深夜3時ごろまで続き
ようやく眠れたのは朝方4時
翌朝 痛みから解放されたが・・・・
朝食後、また薬を飲まなきゃならない
飲めばまた痛みに襲われる
恐怖で・・・・薬を飲みたくなかった
その薬は「子宮収縮剤」
かーちゃんは、この薬を恐怖の「赤い彗星」←(ガンダムかっ!?)
そう呼んだ
![2013-12-20-1.jpg](http://blog-imgs-47.fc2.com/t/e/n/tenkanogoemonsama/2013-12-20-1.jpg)
その名も恐怖の「メテルギン」
まるでモビルスーツの様な名前してやがる←(ガンダムかっ!?)
しかも!イラつかせる「警告」あり
![2013-12-20-2.jpg](http://blog-imgs-47.fc2.com/t/e/n/tenkanogoemonsama/2013-12-20-2.jpg)
シンジ君の様に
「逃げちゃダメだ!逃げちゃダメだ!」と何度も言い聞かせ
↑エバンゲリオンかっ!?
とにかくこの「子宮収縮剤」はホント恐ろしかったです
朝食後、とにかく言い聞かせ気合入れて飲んだ
ロキソニンは同時に飲まず、痛みが出たら飲む事にしてみた
やはり服用1時間後・・・あの痛みが襲ってきた
そして、ロキソニンを飲んだ
これが効果あって、痛みから解放された
昼食後の服用も痛みから救われた
お陰で、日中は穏やかに過ごせた
しかし!!!!!!!
夕飯後の「子宮収縮剤」を飲んだ後・・・・・
激痛が起こり、その後トイレに行くと
蛇口をひねった様な大量出血があった
激痛に襲われる⇒大量出血⇒痛みが治まる
しかも、血の塊が出るのが分かる程、ボコボコっと出てきた
この波のくり返しが深夜まで続いた
翌日手術の予定だから、9時以降は絶水
絶水と言う事は痛み止めのロキソニンも飲めない
耐えるしかない!激痛と出血の多さに恐怖を感じ 泣きたくなった
しかし、とーちゃんは夜中さすがに寝ている
しかもベットには2匹の犬がいびきをかいて寝てやがる!!!!
トイレからベットに戻ると、五右衛門が私の枕を奪い爆睡してやがる
激痛のあまり、この光景にイラダチさえあったが・・・
それでも・・・辛い時 1人じゃない!って事に救われた
しかも、ベットで寝て痛みに耐えてる時
べったり寄り添う五右衛門の体温が、温かくって和らいだ
深夜2時 あまりの激痛にシャワーを浴びた
すると、温められるせいか・・・
お風呂場で、大量出血の波がくる
大量に出る血液と血の塊
30分位、シャワーを流しながら耐えた
お風呂場がまるで殺人現場のよな出血で
その血の量に輸血が必要なのではないか?
救急車を呼ぶべきか?とまで考えさせられた
そして
ここまで出血してるなら、明日は血を吸引する手術はしなくても済むか?
体力も精神的にも 非常に消耗させられました
翌日 12月7日(土曜)術後10日目
手術の準備もし病院へ
大変な2日間だった事を医師に伝えた
内診で子宮内を診ると・・・・
前夜の大量出血のお陰で、子宮内がきれいになっていた
全身麻酔の手術はまのがれた
そして、生理を1回見送ったら次の妊娠の準備をしていいと言われた
あの辛い夜以降・・・
出血や腹痛からも解放され、仕事復帰も出来た
術後3週間が過ぎた今、出血も完全に止まり
穏やかな暮らしが戻りました
妊娠10W目の流産、もう少ししたら安定期に入っていた
今頃が・・・その安定期
そう思うと、やっぱり辛くって 悲しい
でも10W目だった事で 良かったと思える様にもなった
なぜなら・・・
12Wからの流産は、火葬する法律がある
手術でさよならした赤ちゃんと会っていない
だから、赤ちゃんは忘れ物してお空に勝手に帰ってしまった・・・
そう思って 優しい気持ちになれた
でも、12Wだったら
赤ちゃんと対面し、火葬と言う悲しい現実があったでしょう
今、思う事
流産の悲しい経験をされた方は、決して少なくない
その1人になってしまったけど・・・
悲しい思いは、かーちゃんだけじゃない
まだ頑張れる!そう思える
ただ・・・かーちゃんの職場は
赤ちゃんや幼稚園生や小学生など 子供と接する仕事です
流産を乗り越え前向なつもりでも・・・
やはり仕事中、子供たちの姿に胸がキュンとしてしまいます
流産の悲しみを乗り越えられる特効薬があったらいいな~
それは、きっとまた赤ちゃんを授かる事なのでしょうね
来年41歳になる かーちゃんにとって・・・
次の妊娠は厳しい現実です
でも現実を受け止め、前に進もうと思います
流産の辛い経験をされた方 一緒に頑張ろう
そして女性の方々、お体が冷えないよう温かく過ごし
体を大事にしていきましょう
最後にもう1度、前向きになれる動画を紹介し〆たいと思います
長い記事にも関わらず、読んでくださりありがとうございます
次回より、また元気なブログを書いていきます
これからも宜しくお願いします