榛名と那須塩原の植物
那須塩原の旅は無事終わりました。
しかし、もうひとつふたつ、お楽しみがあります。^±^ノ
そのひとつには植物ですね。^±^
早速、あまり普段見かけない花だけを集めて特集します。^±^
2012年6月2~3日の花です。^±^
1.榛名湖
花の閉じた状態が、筆の穂先に似ているのでこの名前がついたとか。
フデリンドウ。リンドウ科、リンドウ属。筆竜胆。
日本の野生ツツジの代表種で、日本の野生ツツジでは分布域がもっとも広いです。
ヤマツツジ。ツツジ科、ツツジ属。山躑躅。
葉は3枚の小葉からなるのでミツバの名前がついたそうです。土栗は紡錘状の 根茎を焼くとクリのような味がし、生でも食べられることからついたのだとか。
ミツバツチグリ。バラ科、キジムシロ属。三葉土栗。
色が桜色なのでサクラスミレではないかと。
サクラスミレ。スミレ科、スミレ属。桜菫。
語源は、染料となることから染み(そみ)、あるいは、実が酸っぱいことから酢実、とも。
ズミ。バラ科、リンゴ属。酸実、桷。
和名の由来は根生葉を馬の蹄に見立てたものと言われてますが、葉の形は実際には似ていないというのが、衆目の一致するところであり、個々の葉ではなくロゼットの形状を指すという見解や、「鳥の足形」が誤って「馬の足形」と伝わってしまった、という説があります。
有毒です。+±+
ウマノアシガタ。キンポウゲ科、キンポウゲ属。馬の足形、毛茛。
畑などで鳥の害を防ぐ「鳴子」から、この名前がついたらしいです。
ナルコユリ。ユリ科、アマドコロ属。鳴子百合。
2.伊香保森林公園
和名の由来は、小さくて可愛らしいことから「稚児ユリ」と呼ばれるそうです。
花言葉は「恥ずかしがりや」「純潔」など。^±^
チゴユリ。ユリ科、チゴユリ属。稚児百合。
小花の咲く様子が雪のように美しく、葉が笹の葉のようなのでこの名前がついたそうです。
ユキザサ。ユリ科、ユキザサ属。雪笹。
ご存知モミジイチゴは、食べてなかなか味良いもようです。^±^
モミジイチゴ。バラ科、キイチゴ属。紅葉苺。
この植物から出る液が、蛆殺しや殺虫剤に使用するためにつけられ、その名の通り有毒ですのでご注意あれ。
ナガバハエドクソウ。クマツヅラ科、ハエドクソウ属。長葉蠅毒草。
花冠の色は、先端が淡紅色になり下部は黄白色で紅色の縦条が入リ、美しいです。別名、フウリンツツジとも。
サラサドウダン。ツツジ科、ドウダンツツジ属。更紗灯台。
ホオノキは花びらの数が多くらせん状に配列し、がく片と花弁の区別が明瞭ではないなど、モクレン科の植物の比較的原始的な特徴を受け継いでいるのだそうです。
ホオノキ。モクレン科、モクレン属。朴の木。
3.伊香保温泉
当初、日本では、葉を天ぷらなどにして食べることが多かったのですが、現在では、コンフリーを含む食品を摂取して肝障害(肝静脈閉塞性疾患で、主に肝臓の細静脈の非血栓性閉塞による肝硬変又は肝不全)を起こす例が海外で多数報告されているとして、摂取を控えるよう注意を呼びかけられ、食物として販売を中止されてます。
ヒレハリソウ。ムラサキ科、ヒレハリソウ属。鰭玻璃草。
4.八方ヶ原(大間々・小間々)
大間々高原にて。
朝、日光を受けると開花し、夕方に閉じる、かわいらしいリンドウです。
ハルリンドウ。リンドウ科、リンドウ属。春竜胆。
小間々高原にて。
関東の山地に多いことからこの名が付いたそうです。代表種のミツバツツジとは違って、おしべが10本あり、主に5月中旬~6月上旬にかけて咲くとのこと。ミツバツツジよりも花期がやや遅く、標高の高い場所(概ね標高1000m以上)に見られるそうです。
トウゴクミツバツツジ。ツツジ科、ツツジ属。東国三葉躑躅。
5.八方ヶ原・スッカン沢
名前はこの花を渡辺綱が羅生門で切り落としたとされる鬼女の腕に見立てたものとされるそうです。
ラショウモンカズラ。シソ科、ラショウモンカズラ属。羅生門葛。
葉っぱに特徴がありますね。このように、葉が車輪のように出るのでこの名前がついたのだそうです。
クルマバソウ。アカネ科、クルマバソウ属。車葉草。
こちらは、オオイヌノフグリの身内のような植物です。しかし、こちらの花のほうが大きいです。
クワガタソウ。ゴマノハグサ科、クワガタソウ属。鍬形草。
ユキノシタ科の花で、別名「ウノハナ」とも。
ウツギにも八重が咲き、これがまた美しいのです。^±^…こちらは一重ですが
ウツギ。ユキノシタ科、ウツギ属。空木。
変種と区別するため、ジエビネ、ヤブエビネと呼ばれることもあります。和名は球茎の形をエビに見立てたことに由来します。
エビネ。ラン科、エビネ属。海老根。
花が咲くのは秋ですがね。葉っぱが亀の形なのですぐにわかる植物でしょう。
カメバヒキオコシ。シソ科、ヤマハッカ属。亀葉引起。
こちらはアベリアの親戚でしょうな。
コツクバネウツギ。スイカズラ科、ツクバネウツギ属。小衝羽根空木。
6.那須・Mt.Jeans
枝先に5枚の葉が輪生状に付くことから、別名としてゴヨウツツジ(五葉躑躅)とも呼ばれます。その他、シロヤシオツツジとも。
シロヤシオ(ゴヨウツツジ)。ツツジ科、ツツジ属。白八汐。
地味な花です。その上まだ咲いてませんでした。x±x
マイヅルソウ。ユリ科、マイヅルソウ属。舞鶴草。
葉っぱに特徴がありますね。いかにもコウモリソウの仲間です。^±^
ヤマタイミンガサ。キク科、コウモリソウ属。山大明傘。
ずんぐりした樽型の頭状花が特徴ですかね。
アレチノギク。キク科、キク亜科、イズハハコ属。荒地野菊。
別名ムシカリですな。花はまるでアジサイのようです。
オオカメノキ。スイカズラ科、ガマズミ属。大亀の木。
こちらにも花がありました。
トウゴクミツバツツジ。ツツジ科、ツツジ属。東国三葉躑躅。
7.那須・八幡ツツジ群落
榛名と違って、こちらでは咲いてましたので。
ヤマツツジ。ツツジ科、ツツジ属。山躑躅。
以上です^±^ノ
いかがでしたか?^±^
しかし、もうひとつふたつ、お楽しみがあります。^±^ノ
そのひとつには植物ですね。^±^
早速、あまり普段見かけない花だけを集めて特集します。^±^
2012年6月2~3日の花です。^±^
1.榛名湖
花の閉じた状態が、筆の穂先に似ているのでこの名前がついたとか。
フデリンドウ。リンドウ科、リンドウ属。筆竜胆。
日本の野生ツツジの代表種で、日本の野生ツツジでは分布域がもっとも広いです。
ヤマツツジ。ツツジ科、ツツジ属。山躑躅。
葉は3枚の小葉からなるのでミツバの名前がついたそうです。土栗は紡錘状の 根茎を焼くとクリのような味がし、生でも食べられることからついたのだとか。
ミツバツチグリ。バラ科、キジムシロ属。三葉土栗。
色が桜色なのでサクラスミレではないかと。
サクラスミレ。スミレ科、スミレ属。桜菫。
語源は、染料となることから染み(そみ)、あるいは、実が酸っぱいことから酢実、とも。
ズミ。バラ科、リンゴ属。酸実、桷。
和名の由来は根生葉を馬の蹄に見立てたものと言われてますが、葉の形は実際には似ていないというのが、衆目の一致するところであり、個々の葉ではなくロゼットの形状を指すという見解や、「鳥の足形」が誤って「馬の足形」と伝わってしまった、という説があります。
有毒です。+±+
ウマノアシガタ。キンポウゲ科、キンポウゲ属。馬の足形、毛茛。
畑などで鳥の害を防ぐ「鳴子」から、この名前がついたらしいです。
ナルコユリ。ユリ科、アマドコロ属。鳴子百合。
2.伊香保森林公園
和名の由来は、小さくて可愛らしいことから「稚児ユリ」と呼ばれるそうです。
花言葉は「恥ずかしがりや」「純潔」など。^±^
チゴユリ。ユリ科、チゴユリ属。稚児百合。
小花の咲く様子が雪のように美しく、葉が笹の葉のようなのでこの名前がついたそうです。
ユキザサ。ユリ科、ユキザサ属。雪笹。
ご存知モミジイチゴは、食べてなかなか味良いもようです。^±^
モミジイチゴ。バラ科、キイチゴ属。紅葉苺。
この植物から出る液が、蛆殺しや殺虫剤に使用するためにつけられ、その名の通り有毒ですのでご注意あれ。
ナガバハエドクソウ。クマツヅラ科、ハエドクソウ属。長葉蠅毒草。
花冠の色は、先端が淡紅色になり下部は黄白色で紅色の縦条が入リ、美しいです。別名、フウリンツツジとも。
サラサドウダン。ツツジ科、ドウダンツツジ属。更紗灯台。
ホオノキは花びらの数が多くらせん状に配列し、がく片と花弁の区別が明瞭ではないなど、モクレン科の植物の比較的原始的な特徴を受け継いでいるのだそうです。
ホオノキ。モクレン科、モクレン属。朴の木。
3.伊香保温泉
当初、日本では、葉を天ぷらなどにして食べることが多かったのですが、現在では、コンフリーを含む食品を摂取して肝障害(肝静脈閉塞性疾患で、主に肝臓の細静脈の非血栓性閉塞による肝硬変又は肝不全)を起こす例が海外で多数報告されているとして、摂取を控えるよう注意を呼びかけられ、食物として販売を中止されてます。
ヒレハリソウ。ムラサキ科、ヒレハリソウ属。鰭玻璃草。
4.八方ヶ原(大間々・小間々)
大間々高原にて。
朝、日光を受けると開花し、夕方に閉じる、かわいらしいリンドウです。
ハルリンドウ。リンドウ科、リンドウ属。春竜胆。
小間々高原にて。
関東の山地に多いことからこの名が付いたそうです。代表種のミツバツツジとは違って、おしべが10本あり、主に5月中旬~6月上旬にかけて咲くとのこと。ミツバツツジよりも花期がやや遅く、標高の高い場所(概ね標高1000m以上)に見られるそうです。
トウゴクミツバツツジ。ツツジ科、ツツジ属。東国三葉躑躅。
5.八方ヶ原・スッカン沢
名前はこの花を渡辺綱が羅生門で切り落としたとされる鬼女の腕に見立てたものとされるそうです。
ラショウモンカズラ。シソ科、ラショウモンカズラ属。羅生門葛。
葉っぱに特徴がありますね。このように、葉が車輪のように出るのでこの名前がついたのだそうです。
クルマバソウ。アカネ科、クルマバソウ属。車葉草。
こちらは、オオイヌノフグリの身内のような植物です。しかし、こちらの花のほうが大きいです。
クワガタソウ。ゴマノハグサ科、クワガタソウ属。鍬形草。
ユキノシタ科の花で、別名「ウノハナ」とも。
ウツギにも八重が咲き、これがまた美しいのです。^±^…こちらは一重ですが
ウツギ。ユキノシタ科、ウツギ属。空木。
変種と区別するため、ジエビネ、ヤブエビネと呼ばれることもあります。和名は球茎の形をエビに見立てたことに由来します。
エビネ。ラン科、エビネ属。海老根。
花が咲くのは秋ですがね。葉っぱが亀の形なのですぐにわかる植物でしょう。
カメバヒキオコシ。シソ科、ヤマハッカ属。亀葉引起。
こちらはアベリアの親戚でしょうな。
コツクバネウツギ。スイカズラ科、ツクバネウツギ属。小衝羽根空木。
6.那須・Mt.Jeans
枝先に5枚の葉が輪生状に付くことから、別名としてゴヨウツツジ(五葉躑躅)とも呼ばれます。その他、シロヤシオツツジとも。
シロヤシオ(ゴヨウツツジ)。ツツジ科、ツツジ属。白八汐。
地味な花です。その上まだ咲いてませんでした。x±x
マイヅルソウ。ユリ科、マイヅルソウ属。舞鶴草。
葉っぱに特徴がありますね。いかにもコウモリソウの仲間です。^±^
ヤマタイミンガサ。キク科、コウモリソウ属。山大明傘。
ずんぐりした樽型の頭状花が特徴ですかね。
アレチノギク。キク科、キク亜科、イズハハコ属。荒地野菊。
別名ムシカリですな。花はまるでアジサイのようです。
オオカメノキ。スイカズラ科、ガマズミ属。大亀の木。
こちらにも花がありました。
トウゴクミツバツツジ。ツツジ科、ツツジ属。東国三葉躑躅。
7.那須・八幡ツツジ群落
榛名と違って、こちらでは咲いてましたので。
ヤマツツジ。ツツジ科、ツツジ属。山躑躅。
以上です^±^ノ
いかがでしたか?^±^
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