殺人を請け負う企業に勤めるタシャは、特殊なデバイスを用いてターゲットとなる者の近しい人間の意識に入り込み、その人物の人格の所有者(ポゼッサー)となって殺人を遂行する。
請け負ってきた仕事を完遂する優秀なポゼッサーであるタシャだったが、新たなミッションにおいて乗っ取られたはずの男の意識が覚醒してしまい・・・・。
※↓ネタバレしてしまいました~~!!ご注意ください。
『アンチヴァイラル』のブランドン・クローネンバーグ監督作品、主演がアンドレア・ライズボロー
お友達のところでみて、ウズウズしてました(笑)早く観たいーーー!!
UNEXTだと会員特典で見れるのですがトライアル期間が終了してしまったので、我慢できず、プライムで新作レンタル!(^^)!
やっぱり、ブランドン・クローネンバーグ!!普通じゃない~~~!!(誉め言葉です)
こんな殺人方法があったらーーー!!怖すぎる~~!!
殺人を遂行した人自身にはその意図もなく、終わったらその人自身も自殺させられてしまう・・んですから(>_<)絶対に見破られない。
ターゲットもだけど、それ以上に(人格を乗っ取られた)遂行者が気の毒すぎる~~~。
タシャの意識で遂行する殺人が、めちゃめちゃおぞましいものなんです。銃で一発!!じゃなく(銃持ってるのに)まさに惨殺、血まみれ~~~。
演じるライズボローの振り切りっぷりがすごい!!本作ではどことなく、ティルダ・スウィントンぽく見えたりしたのでした。
彼女が新たなミッションで人格を操る遂行者は、コリン・テイト(クリストファー・アボット)。
(彼を遠隔操作してる)ライズボローよりも実は出番が多くて!!タシャに人格を所有された彼が、女性っぽく見えてくるのが不思議にこわくて上手い。あの林檎の食べ方は・・・タシャでしたネ。
遂行までの3日間、ちょっと不安定だったタシャのせいか、コリンの意識が強かったのか、それともデバイスの不具合か?・・・・抑えられていたコリンの意識が覚醒してくるんです。コリンの頭の中で二人の意識、人格が混じりあい、争いあう、このあたりの映像がそれはもう、気持ち悪くて・・・さすが、ブランドン・クローネンバーグ監督です
・・・で!!コリンのターゲットとなった尊大な社長、えっ!まさかのショーン・ビーン!?
いや~~な社長でしたが、あのやられ方は・・・あまりにもあまりだったので・・・せめて無事な時の画像貼っておきましょう
この、別れた夫と息子が住む家の前の通りが・・・すごく印象的に使われていて、彼らはタシャの良心だったと思うのですが、
まさかまさか・・・・ええーーー、そんなぁ~~
しかも、その恐ろしい出来事の時、コリンの中で人格をポザッサーしてたのは、タシャだというのがショックすぎる・・・・
彼女は自らの意思で良心を捨てさり、自分の中に残る罪悪感を消し去ってしまったというコト❓
ミッション完遂後、タシャ自身に戻ったかどうか、毎回テストがあるのですが・・・、子どもの頃作った蝶の標本を見たタシャが、最初のミッションのあとでは、自分で標本にしたけれど罪悪感がいつまでも残った・・・と答えたのに対して、
ラストでは、罪悪感については触れなかった・・・!!この先の彼女のミッションが恐ろしすぎますよ~~~。
タシャを後継者と見込んでいる上司ガーダーを演じたのが、ジェニファー・ジェイソン・リーなんですが、彼女の存在感も大きかった~。ミッション中不安定になってきたタシャを絶対、最後まで、手放す気はなかったネ。迷いを断ち切ったタシャを微笑んで迎えるガーダーにゾクゾク・・・・。
- 映画タイトル(は行)
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瞳さん おはようございます。
クローネンバーグ監督といえば、ヴィゴ・モーテンセン。
イースタン・プロミスも、ヒストリー・オブ・バイオレンスも大好き~! と思ったら、なんとなんと、こちらのクローネンバーグ監督は、デヴィッド・クローネンバーグ監督の息子さんなのですね。
映画の内容を拝見させていただくと、うんうん、ちゃんとお父様の遺伝子を受け継いで、かつお父様の影響を受けていらっしゃる、とうれしくなってしまいましたよ。
これは見てみたい...。
配信に上がってくるのを、気をつけておきますね。
- 2024/10/28(Mon) 07:59:17 |
- URL |
- セレンディピティ #.usTzc9U
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瞳さん、こんにちは〜
コメントありがとうございました!
感想もう!さすが早い〜
たしかに、これは絶対に見破られないですよね
乗っ取られた人、可哀想すぎる(>_<)
タシャの仕事、そこまでやらなくてもって感じでしたよね(^_^;)
ショーン・ビーンの無事な時(何も知らない時)の画像〜瞳さん、優しい〜(≧∀≦)
家の前の通り、温かみのない建物、その先にいる家族、ほんとだー印象的ですね!気づかせてくれてありがとうございます^ ^
タシャのこの先のミッション、怖すぎますね@@殺し屋としてはパワーアップした(^◇^;)
ジェニファー・ジェイソン・リー、怪しさと凄みがあっていいですよねー彼女出てると見たくなります^ ^
「SISUシス 不死身の男」気になってました!
自分の好みの映画だと思う♪見たらまたおじゃましますね^ ^
- 2024/10/28(Mon) 12:52:52 |
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- ポルカ #-
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>セレンディピティさん
こんばんは。
クローネンバーグ監督といえば、ヴィゴですよねぇ♡私も好きです。
そうなんですよ~!!息子さんなんです。
はい!しっかりとデヴィッドパパの遺伝子を受け継いでいらっしゃいます!(^^)!
本作、冒頭からナニコレ的なシーンで始まって、おまけに血が半端なく流れるんです~~(>_<)
セレンさん、血は大丈夫だったかしら?
ご覧になっていただけたら嬉しいのですが・・・そこはどうぞ、クッションの影からご覧になってくださいね~(*^-^*)
- 2024/10/28(Mon) 21:35:41 |
- URL |
- 瞳 #-
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>ポルカさん
こんばんは。
レビュー見に来てくださってありがとうございます。
ポルカさんちで拝見してもう観たくて観たくて(笑)我慢できずにレンタルしちゃいました(*^-^*)
この殺人は、完全犯罪ですよねぇ。
タシャの殺し方があまりにもあまりで・・・ターゲットになったら恐ろしい目に合うんだけど、乗っ取られた人もそれ以上に気の毒でしたよねぇ。乗っ取られたら、ジ・エンド・・・。
ショーン・ビーンって、映画の中で最後まで生きてることが少ないような気がして、毎回、ああ~~っ!って思うんだけど、今回あんな目に・・・。せめて画像貼ってみました(>_<)
監督の作り出す映像って独特で、不思議で、印象的ですよね。
ジェニファー・ジェイソン・リー、私も彼女が出てると見る気倍増します(笑)
お話しできて楽しかったです。教えていただいてありがとうございます♡
おおっ!!「SISUシス 不死身の男」気になっていたんですね~♪
ポルカさん、好みだと思います(言い切っちゃう 笑)
感想楽しみにしていますね。
- 2024/10/28(Mon) 21:50:20 |
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- 瞳 #-
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