ゾクチェンに関して有名だった「ナムカイ・ノルブ」リンポチェのリトリートが、日本で開催されたのが2015年だったんですがその後予定されていた日本でのリトリートは、体調不良により中止になってしまいました。
その後2018年の9月末ごろ、この世を去られました。
その連絡と3年間は喪に服すようメールを頂きましたので、今まで黙っていましたが知らない人も多いと思います。
それで以前にも書きましたが、2015年のリトリートに1日だけ参加できましたので、その時感じた「気」について個人的な見解を述べたいと思います。
ナムカイノルブリンポチェのゾクチェンはチベット密教ニンマ派らしく、気は「変容」を感じさせるとてもパワフルなものでした。
やはり密教から来る要素が、強く出ているのだと思います。
他に教えてもらったものも、やはりとてもパワフルな気でした。
そしてボン教のゾクチェンですが、日本でゾクチェン教室を開催されている「箱寺孝彦」氏がボン教の高僧「ツルティム・テンジン」リンポチェをお招きし、セミナーを主催されました。
こちらは2016年3月に行われたセミナーに1日だけ参加できましたので、こちらも個人的な見解を述べたいと思います。
ゾクチェンは元々ボン教に伝わるもので、それをチベット密教(ニンマ派)が取り入れたとされています。
そのためかどうかは判りませんが、パワフルさは無く「静粛」さや「静寂」さという気の感じでした。
ただゾクチェンの本をいろいろ読み漁った感想としては、こちらのほうがイメージに近い感じがします。
このように同じゾクチェンでも、バックボーンが違うと「気」も違ってくるのだと思います。
行きつく先は同じでも、入口や通り道が違うということなんでしょうね(^^