そして仙人も、何処からともなく姿を現して助けてくれるという話があります。
そして神様も仏様も仙人も再び消えていくみたいです。
「虹の身体」についても、姿を現して救済するとあります。
多分、救済したら再び消えるのでしょう。
これらに共通することは、人を助けるためには姿を何らかの形で現さなければならないということです。
気や波動で言えば、細かい状態から荒い状態に変化して物質化して、人が認識出来る状態にすることです。
別の言い方なら、高い状態から低い状態に降りるとなります。
自分の気、波動が高ければ何も見えない状態でも助けを受けに行くことが出来ますが、低ければ見える状態になってもらわないと助けを受けることが出来ないので、待つことになります。
もう少し付け加えると、自分が高ければ言葉や行動、物質などの直接的な助けでは無いもの、気、波動、エネルギーなどを感じて受けることが出来るということです。
自分が高くなればなるほど、周辺に助けではないものが無いというくらい感じられるようになります。
反対に低い場合は感じることが出来ませんので、言葉や行動、物質などの直接的な助けが必要ということです。
そういった人たちに直接的な助けてくれることもあるでしょうが、それは欲求を満足させるためのものではなく、今の囚われを早く抜け出して自分を高める(能力を高めるのではなく、純化を高めることです)ことに、目を向けなさいというものだと思います。
それを勘違いしてしまうと現世利益や自己満足などに走ったりして、神仏などを過剰に崇めて降臨をずっと期待してしまいます。
ですから助けに降臨してくるうちは、自分はまだまだということを肝に銘じておいたほうが良いでしょう。
ぼくは、期待しちゃうことがあるのでまだまだですね(^^;
今回は、中国の老師より受け継いだ仙道の伝承者のかたです。
「悟りの意味」島田明徳氏から、いつものように一部抜粋していきます。
☆悟りとは?
その言葉(悟り)のもつ意味は、時代や環境により、その表わす内容も表現も異なり、また、受け取り方も人によってさまざまです。しかし、「悟り」も突き詰めていけば、次のように一つに集約されます。
・本当の自分(真の自己)を知ること、つまり、宇宙と一体である自分を実感をもって認識すること
・この宇宙との一体感を実感をもって感じとり、自分が自然の一部として存在していることを明確に認識すること
・真理を体験を通して実感した時に湧き出る内的な確信
☆悟りの体験
普段の意識状態(自我意識が残っている)の中に、深層の意識が現れてきた時、はじめて宇宙意識は認識されるということがわかりました。
自分の周囲に意識が拡がって、周囲の山々が、みんな自分になってしまいました。単なるイメージではなく、自我意識が残っている状態ですから、自分を意識できる状況下において、その自分が、山であり、川であり、空であるといった状態をはっきり認識できるのです。
山の緑が自分、空の青さも自分、川の冷たさも自分、すべてを自分の意識として実感できるのです。自分の意識が、自分の肉体から離れて外の世界へ拡がって、まるで自分自身が宇宙そのものになったようでした。
私が個としての人間(意識が肉体の中に閉じ込められた状態)としてだけ、この世界に存在しているのではなく、私という人間は、すべてのものとつながって互いに影響しあいながら、この世界に存在しているのだということを悟りました。
これらの内容は、この本の最初の方のほんの3,4ページに書かれています。
ここから、悟りの必要性、悟るために必要なことなどが細かく書かれていますので、深く求めている人はアマゾンなどで購入をオススメします。
ちょっと最初は難しく感じるかもしれませんが、いずれこの本のすばらしさに気がつくと思います。
他にも、仙人の段階、悟りの段階が書いてありますので、それは次回ご紹介します。