＜プロの卓斗＞
J3リーグ第35節の伊予決戦で、愛媛FCは残り3試合を残して早くもJ2復帰、J3優勝を決めた。
今夏、愛媛にレンタル移籍した木村卓斗は実に15試合サイドバックとして先発出場し、ついに愛媛をJ2復帰に導いた。
今年リーグの中では圧倒的な強さを誇った愛媛FCだったが、この試合は、なかなか今治のゴールを破ることができず、松田力が奪った１点をギリギリの中で守り切る展開。
アディッショナルタイムゴールを割らせないという強い気持ちは、選手一人一人の鬼気迫るその表情から伝わったし、それは卓斗も同じだった。
試合終了の笛と同時に一瞬爽やかな涙を流した卓斗の表情がとっても印象的。
どのカテゴリーであっても頭を獲ること、そして更なる高みを目指す権利を得た瞬間には特別なものがあるのだ。
結局今年愛媛の試合は一度も現地観戦はできないだろうけれど、武者修行中のトリコロールは気になるものでDAZNで卓斗の試合は追いかけ続けた
ユースで闘う卓斗を眺めていた頃が懐かしく、オレンジのユニフォームに身を包んだ卓斗は精悍になり、スキルとスピード、そしてその顔つきは確かにプロだ。
武者修行に出ても、試合に出るチャンスを得ることができないケースもある中、木村卓斗にとってプロ一年目この武者修行はとても充実し有意義な経験となったに違いない。
この貴重な経験を、マリノスで還元してほしい。なるはやで！
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