2014.02.01(土)
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待望のNewアルバム『Fine Days Song』を手元に授かり、感激して何度も聴いています。!日頃USTREAMで甘いマスクに魅とれ聴くのも良し。!一人静かに 歌詞をかみしめ「N郎♪」さんの情感に酔いしれ光景や時代背景を想像しながら聞くことの素晴らしさが分かり、音楽をじっくり聞くにはやはりCDの魅力が改めてわかりました。
さすがアルバムプロデューサーの馬場孝幸さんはじめ優秀な関係者様の努力が実り、出来栄えのすごさは、酒でい言うと熟成された深い吟醸酒の味わい,いやバーボンの旨さがありますねー。笑)
曲作りから数えて6年の歳月を費やした価値を実感いたしました。また音響も素晴らしくバンドも控えめで「N郎♪」さんの声の特徴を見事に発揮されています。まだ「N郎♪」さんを知らない人に是非聴いていただきたく私の友人にも回して聴いていただきたく思っています。
また、ロックフアンでなくとも、聴けば必ず感動されること請け合いと確信いたしました。
あるとき「N郎♪」さんはジョン・レノンの影響があるのでしょうか?との私の記事に次の様なコメントをいただきました
[ジョン・レノンですが、昔はほとんど聴いてないです(笑)。ドアーズとかハードロックのほうが好きでした。しかし、自分が影響を受けてきたアーティストは、ジョン・レノンやボヴ・ディラン、ブルース・スプリングスティーンなどから間違いなく影響を受けてきており、つまり音楽とはその源流をたどるなら、さまざまな方のメッセージが受け継がれているものと思います]と語っている。
ボヴ・ディランは純粋で理想主義的な歌詞が公民権運動の象徴と受け取られ、社会派フオーク歌手なるものが誕生し学生を中心に絶大な支持を集めていた。アコーステイックギターをエレキギターに持ち替えビートルズと並んでロックンロールの頂点に立った歌手である。つまり色々なジャンルのロックを勉強し、うまく融合して咀嚼してこそ新しいロックが生まれてきたのだと思う。
今の[N郎♪」さんはアコーステイックギターで演奏している。その意味では「フォーク・ロック」と呼ばれる新しいサウンドに挑戦したかに思える。西川口Heartsや越谷アビーロードでアウフヘーベン(止揚)のボーカリストとして活躍しているところは、過去を否定も肯定もせず一段高い段階で調和統一を図ったのだろうか!?ロックの可能性を押し広げた究極の社会派ロック歌手と思った。まるで、アウフへーベンと言う矛盾を昇華した革命的ロック歌手の再来かと思わせるものがある。しかし、気取りは全くなく、ただ嬉しく夢中に音楽の喜びを発散する血気盛んな歌手である。だから聴衆を感激させられるのでしょう。
トップナンバーのラベンダーは有名で素晴らしいのは皆さん分かってらっしゃると思いますので、『Once』は特に感動的歌であるので少しく感想を書かせていただきます。前奏部の軽やかなピアノとJimmyさんのギターが見事な情感を呼び引き続き,♪瓦礫の下、息絶えてた娘抱えた父親、ただ一つの命さえ守る事も出来ないのか・・♪と鍛え抜かれた高音での高唱部分はまさしく涙なくして聞かれなかった。しかし[N郎♪」さんの歌は悲しい内容でも、最後は明るく光を見るのですねー。悲しい涙も天から優しい雨となり降る・・と愛と希望を願っているためなんですねー。実に詩人です。イスラエルがガザを空爆したときの作品らしいです。今でも、アフリカやシリアで同じ悲劇が起こっています。
差別や貧困に苦しみ、あるいはシリア等の内戦で父親に抱かれた子供の悲しさの光景が心に浮かぶ最高の一節でした。
正に名曲と感激いたしました。
『こころ』は季節は時間とともに変わっていくが、「こころ」は変えたくとも
簡単には変えることができないと切々と謳い上げた素敵な歌でした。
ボーナストラック LiveGarage秋田犬 N郎♪LIVE 4つの断面は
特に「幸福~その永遠なるパラドクス」(Happy)は実に愉快な唄でした。「さよならカルテル2011スペシャル」は歴史好きな N郎♪さんらしい比ゆ的歌詞が観客の笑いをで呼んでいます。
一瞬のムーブメントにすぎないかもしれないがロックと社会運動とは
密接に関わってきた歴史があり、公民権運動・ベトナム戦争と
米国社会のめまぐるしい変化や背景を基に色々変遷、盛衰を繰り返したが明らかにロックは 時代の空気を捉えた大衆音楽である。
N郎♪さんの様な愛と平和を追求する歌手が続出すれば、何世紀と言う時代に耐える芸術になることと思う。
これほど、情熱のこもった名曲を集めたアルバムは他に類を見ません。きっと、再びロック隆盛の曙光となるでしょう。
何時までも歌い続けることこそがロック界のリーダーに相応しいアーティストとなることでありましょう。
このアルバムはロックの可能性を押し広げた野心作と思った。歌詞の美しさとビートの効いたリズム・メロディを身体ごと謳い上げる『N郎♪』さんの今後の発展を心から御期待するものでございます。!
N郎♪ 『Fine Days Song』
吹き去り行く、風の中で、俺たちのために歌おう、悲しみの歌を
雨上がりの虹の下で、俺たちのために、歌おう、喜びの歌を
So wishful fine days song