■最終決戦全国大会に向けた最後のオーディション。
黒江真由と黄前久美子の直接対決が描かれたお話でした。
最終的に
「黒江真由がソリに選ばれる」という結果となりました。
部長としては敗北に納得するしかないけど、
個人としては嫌だし
「死ぬほど悔しい」って
感情を久美子が吐露するシーンは良かったですね。
しかし、あれだけ成長イベントをやって
メンタルも万全の状態の主人公が敗北する展開は驚きでした。
(前回負けたから今回は勝つとばかり…)
最後の会話で「もはや迷いはない」って感じで
黒江真由のメンタルデバフを解除したことは間違いなく
「敵に塩を送った」のですけど、
それが部長として正しい選択だったと思います。
■黒江真由の理由ようやく黒江真由の過去が掘り下げられたんですが、
自分のせいで友達の音を奪ってしまったのならそりゃあね…
でもそれが競争社会なわけですから
「自分のせいで友達がそうなった」と思うのは自惚れでしかないと思います。
要するにその友達にガッツが無かったって話なだけなのに
自分のせいだと責任転嫁してしまったのが
黒江真由という少女だったんでしょう。
でも他者を蹴落とすことをあれだけ恐れてるのに
それでも音楽を続けていたのは、
間違いなく彼女も音楽が好きだからだと思うんですよね。
■正しさの奴隷麗奈に久美子の介錯を任せるあたりが
「てめぇがさんざん言い続けてきた
「実力主義」に従って決めてくださいよぉ
ドラムメジャーさんよぉ!」という
底意地の悪さを感じましたね。
音楽の神よ…おぬしなんて残酷なことをやらせたのだ。
あの瞬間
(音でBが久美子だとわかってた…
でも技術面で言ったらAだし…)という葛藤があったんだろうな。
たぶんだけど秀一とか緑とかは久美子だとわかっててBに票入れたよね。
それでも
「それが北宇治にとって正しい選択だから」と判断し
一番良い演奏を選んだあたりは麗奈のキャラとして
正しかったと思います。
そこで情に絆されて日和るような選択をしたら
これまでの彼女の発言を全て否定するようなものですからね。
■最後の「次の曲」が始まるそんな感じで誰もが涙を流しながら
次に進んだお話だったのですが、
あくまで個人的な意見を言わせてもらうと…
やっぱり
奏ちゃんの意見に賛同なんですよ。
久美子にソリを吹いて欲しかったし
できるなら奏ちゃんとも一緒に吹いて欲しかった。
だってこれが最後なわけですから。
「部長は久美子だけどユーフォのエースは真由って形にするのが
この部にとって一番良いフォーメーション」とかつて感想で書いたのですが、
それでも理性的な正しさと感情的な納得は別。
おそらく怒りでも悲しみでもない「悔しい」って気持ちなんですよね。
なんか原作勢の反応見てると原作だと久美子の方が勝ったらしくて…
原作勢は
「バカな、僕のデータにない展開だと!」ってなっただろうな。
かつて1期で香織先輩にやったことを
今度は自分自身が味わうことになったわけですから
ある意味で因果応報的な話でもありますね。
そう考えると久美子が負けたのも少しは納得できるかもしれません。
なんか格付けチェックみたいでした
- 関連記事
-
昔から売れる他社の作品に恨み持ってるんですよ
我慢するしかないわ
>>原作勢は「バカな、僕のデータにない展開だと!」ってなっただろうな。
そうです
原作だと久美子が勝ってます
票は完全に真っ二つにわかれ1票差で贔屓無しで勝負がつくのは一緒です
久美子と軍曹先生だけです
>>それでも音楽を続けていたのは、
>>間違いなく彼女も音楽が好きだからだと思うんですよね。
そうです
真由さんは競争とか嫌いな娘ですが音楽は大好きな
競技ではなく本来の意味の音楽を体現した娘です
あと
久美子らの競技としての音楽
真由の真剣に音を楽しむってタイプのエンジョイ勢
1期で辞めてったコミュニュケーションツールとして音楽やってたエンジョイ勢
上記は、ただ部の方針が競技になったってだけで
どれも音楽のあり方として間違ってはいないんですよね
ってか原作者&作中でどの音楽のあり方も否定はしてないのが
自分がこの作品が大好きなとこの一つです
コメントどーも
> NHKの改変は今に始まったことではない
> 昔から売れる他社の作品に恨み持ってるんですよ
> 我慢するしかないわ
これに関しては元々京都アニメーション制作の作品って
アニメで大幅に変えてる作品が多かったですから
NHKが理由ではないと思いますね。
(中二病でも恋がしたいとかメインキャラの半分がアニオリキャラ)
> そうです
> 原作だと久美子が勝ってます
> 票は完全に真っ二つにわかれ1票差で贔屓無しで勝負がつくのは一緒です
あと、原作だと秀一との絡みが多い部活恋愛物の側面も強かったとか?
アニメ版はより青春部活ものって感じになってると思います。
> 久美子と軍曹先生だけです
麗奈「なんで!!」
> そうです
> 真由さんは競争とか嫌いな娘ですが音楽は大好きな
> 競技ではなく本来の意味の音楽を体現した娘です
だから「音は裏切らない」という結果を今回見せることは
黒江真由にとっての救済になっていたんだと思います。
> あと
> 久美子らの競技としての音楽
> 真由の真剣に音を楽しむってタイプのエンジョイ勢
> 1期で辞めてったコミュニュケーションツールとして音楽やってたエンジョイ勢
> 上記は、ただ部の方針が競技になったってだけで
> どれも音楽のあり方として間違ってはいないんですよね
> ってか原作者&作中でどの音楽のあり方も否定はしてないのが
> 自分がこの作品が大好きなとこの一つです
人それぞれ受け取り方や考えが違うのは当たり前で
それをまとめていかないといけないのが管理職の難しさです。
ちなみに久美子は、たびたび秀一が他の女性と付き合う妄想しては
セルフ脳破壊されてる
いわば脳破壊のプロです
あと秀一は部長に集中する為に久美子と別れた後も浮気してません
これは秀一が一途ってのもありますが
麗奈に浮気したり久美子を悲しませるような事したら〇す
って釘刺されてるからでもあります
(秀一は麗奈なら本当にやりかねんと恐れてます)
> ちなみに久美子は、たびたび秀一が他の女性と付き合う妄想しては
> セルフ脳破壊されてる
> いわば脳破壊のプロです
たぶんですけど秀一の描写はガッツリ削られてる本作ですからないと思うんですよね。
むしろいきなり秀一エンドに向かったら視聴者びっくりだよ。
> あと秀一は部長に集中する為に久美子と別れた後も浮気してません
> これは秀一が一途ってのもありますが
> 麗奈に浮気したり久美子を悲しませるような事したら〇す
> って釘刺されてるからでもあります
> (秀一は麗奈なら本当にやりかねんと恐れてます)
そういう恋愛描写を全てカットしてきたのがアニメのユーフォですからね。
(劇場版で付き合った時も唐突すぎて驚きましたし)
アニメだと一切関りが無かった秀一と奏に実はつながりが…
本当に久美子以外の人間関係が描写されないこと多かったですよねアニメ
>なんか原作勢の反応見てると原作だと久美子の方が勝ったらしくて…
実は原作では久美子が勝てた理由がはっきりしていないらしくどっちにしても部長としては使命を果たし満足いったがユーフォニアム奏者黄前久美子としてはモヤモヤが残ってしまったのではないかという意見もありますね。
黄前久美子という一人の人間の成長物語としては既に答えが出ているので北宇治が全国金獲れさえすればどちらがソリでも物語は成立はするんですが…
この終盤の展開をどう感じるかは久美子のどの面にウエイトを置いて観てきたかによるでしょうね
>麗奈に浮気したり久美子を悲しませるような事したら〇すって釘刺されてるからでもあります
(秀一は麗奈なら本当にやりかねんと恐れてます)
そういえば3期2話でも
秀一「(高坂を遅くに一人で帰らせたら)俺が部長に怒られる」
麗奈「(アンタと2人で帰ったら)アタシが久美子に怒られるでしょ…」
なんてやりとりがありましたね
コメントどーも
> 実は原作では久美子が勝てた理由がはっきりしていないらしくどっちにしても部長としては使命を果たし満足いったがユーフォニアム奏者黄前久美子としてはモヤモヤが残ってしまったのではないかという意見もありますね。
> 黄前久美子という一人の人間の成長物語としては既に答えが出ているので北宇治が全国金獲れさえすればどちらがソリでも物語は成立はするんですが…
> この終盤の展開をどう感じるかは久美子のどの面にウエイトを置いて観てきたかによるでしょうね
原作勢の感想見てると展開としてはアニメの方が納得できる内容なんですよね。
> (秀一は麗奈なら本当にやりかねんと恐れてます)
> そういえば3期2話でも
> 秀一「(高坂を遅くに一人で帰らせたら)俺が部長に怒られる」
> 麗奈「(アンタと2人で帰ったら)アタシが久美子に怒られるでしょ…」
> なんてやりとりがありましたね
麗奈も久美子も秀一も愛が重い…