■所感謎解き、ギャグ、ミステリー、ホラーが
バランスよく敷き詰められた良作。謎解きパートは結構しっかりしてたし、
ミスるとバッドエンドってのも結構緊迫感ありました。
ホラーとしてもかなりビビるシーンが多くて、
夢に出てきそうなレベルで怖いシーンもありましたね。
特にバッドエンドがかなり強烈。
Fateや月姫の教訓で
「とりあえずバッドエンドっぽい選択肢から選ぶ」という癖のせいで何度も恐怖を味わいました。
あと結構グロいシーンもあるので注意されたし。
■ストーリー「クローズドサークルで起こる連続殺人」と
「シロナガス島に秘められた謎」を追っていくという内容。
ここら辺は普通の探偵ものっぽさを感じましたが
明かされた真実が
かなりエグかったです。直接的な描写が無かったものの
人間の業と最悪を詰め合わせたような
島の真実はマジで吐き気を催す邪悪さを感じました。
これ18禁の作品だったらもっとエグくなってただろうな…
ただ犯人のトリックに関してはかなりの力業で
犯人たちの事件簿の
「結局トリックってフィジカル」って言葉を思い出してそこだけはちょっと笑いました。
この作品も犯人視点とかやったらめっちゃ面白そう。
■キャラクター
・池田戦本作の主人公。
謎のフィジカルと謎の鍵開けテクを持つ私立探偵。
セリフの内容から結構若い男性のイメージあったので
ラストの声でちょっと驚きました。
おまえ…そんな渋い声の探偵だったのか。・出雲崎ねね子本作のヒロイン。
コミュ障で根暗だけど完全記憶能力のおかげで
要所要所で役に立つ頼れる相棒。
おまけシナリオでの
アレは驚いた。
美少女ものでそういう描写するんだ…
・アキラ・エッジワース最初はツンツンしていたけど徐々にデレてくるツンデレお嬢様。
毒蛇事件以降どんどん面白くなっていった感ありました。
おまけシナリオで一番輝いてたのこの子だったと思う。
でもトイレの怪談は普通に怖かったです。
・ジゼル・リードアキラの世話係で使用人。
「シロナガス島への帰還」というタイトルを回収した
ある意味本作の真の主人公と言える存在。
おそらくフィジカルだけなら本作最強
・リール・ベクスター島にやってきた医者。
ねね子とは違った意味で池田の相棒をやってた感あって
爆弾解体の時のやり取りとかめっちゃ面白かった。
池田を除けば唯一と言っていいほど本作でまともな大人枠
・ジェイコブ・ラトランド酒好きの中年。いろいろとヒントを与えてくれてた時は
「なんだかんだで悪い奴じゃないかも…」って思ってましたが
実際は…だったので自分はもっと人を疑った方が良いと思った。
こいつの記憶力がゴミじゃなかったら第1の事件の時点で犯人わかってただろ。
・トマス・ハリントン第一の事件の被害者。
あんまり掘り下げられることもなく
速攻で死んだため印象が薄いやつ。
・アレックス・ウェルナー島にやってきた富豪の少年。
真実が明らかになる前と後じゃ印象がかなり変わってくる。
あと意味が分かってくるとアウロラと一緒にいた理由が
いろいろと納得できる。
・アウロラ・ラヴィーリャ実質本作のトゥルーヒロインというべき存在。
彼女に関する疑惑は二転三転するので
本作最大の謎を担ってると言っても過言ではない。
自分はリボンの話題が出た時正体に気づきました。
・ヴィンセント・スイフト声的にラスボスだろうな…
ラスボスじゃねぇか!ってなった見たまんまの人。
バイオハザードだったらロケットランチャーを
ぶっぱなして倒す枠。
・アビゲイル・エリスン屋敷の使用人の少女。
気付いたらいなくなってたと思ったら
強烈なキャラになって帰ってきた。
小原好美ボイスはめっちゃわかりやすい
まとめ:
約10時間でクリアできる良質のミステリー作品でした。色んな要素が大量にブチ込まれていながら
ストーリーが破綻していなかったのが凄かったです。
あと、本編クリア後のおまけシナリオまで
バッドエンドがあるのはちょっと驚きました。
ああいうのって本編がシリアスな分
ギャグだけで終わるんじゃないの…完全に油断してた。
自分はボイスありでプレイしましたが
ボイスありの方が声優さんの演技が入ることで
臨場感が高まって良いと思いますので
プレイするならボイスありをおススメします。
コナンくんとか金田一とかは探偵役として
「絶対死なない」のが最大の強みですよね…
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だって…怪しかったんだもん!
コメントどーも
> 「私は初回プレイ時の1回目の人物指定パートで、2回目に指定するべき人物を選んでがめおべらしました」の看板
> だって…怪しかったんだもん!
消去法で潜入捜査官はリール、ジェイコブ、ジゼルの誰かだと思ってて
感で当てました。(1回はバッドエンド見るためにあえて戦選びましたが)
逆に「犯人X」は消去法で一択しかなかったですね。
やはりフィジカル、フィジカルはすべてを解決する!!