
ふぐさん謹製
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予想は楽観的過ぎると思います
ウクライナの1986年セシウム汚染
http://chornobyl.in.ua/wp-content/uploads/map-137Cs-ukraine-1986.jpg
ウクライナの2006年セシウム汚染
http://chornobyl.in.ua/wp-content/uploads/map-137Cs-ukraine-20061.jpg
予想じゃないよ。科学による帰結だよ。事実だと言ってよい。
ウクライナは半減期30年のセシウム137だけの地図だから、放射線の減衰が遅いんだよ。簡単な数学だよ。
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とにかく、セシウム137は地域の主な放射線源である。今後は時間とともに、セシウム134は早くなくなっていき、セシウム137が段々多く残るようになります。
火山灰の分布の専門家として、所謂「環境半減期」が各放射性物質の科学的な半減期よりも長くなる事象が見られることについて考察していただけると、とても参考になると思います。
今後、標準モデルどおりに減衰する地域と、貧乏くじを引く地域とが出るのでは、と思っています(いくら除染しても元に戻ってしまい、半減期モデルを適用できない場所など)。塵等の挙動について、マクロな視点とミクロな視点を合わせれば簡単に予測できるものなのでしょうか。
山林地帯・草地等では標準モデル適用しやすいのだと思いますが、都市部での今後の分布・推移に興味があります。都市部河川沿い・窪地・海抜による相違・幹線道路沿い・高層ビル周辺・T字路の突き当たりの家など。風の吹き溜まりはどこに生じるのでしょうか。
このようなミクロな視点での地表汚染の偏在についても、先生の専門知識を活かして今後考察していただけると、大変価値が高いと思っております。また、この観点からの早川マップの説明補完等も、期待しております(実際、文京区におりましたが、ホリバシンチレーションで、2011年当時、恒常的に0.13μSv/hの地帯などが、簡単に見つかりました。)。
また、上記とは別に、放射性物質の破壊力が通常の毒物と比較して桁違いであることに起因しての汚染の偏在の問題(つまり、通常の毒物程度の害悪を生じさせるために必要な物質の絶対量が、桁違いに小さいことによる偏在を考えております。例えば、50ベクレル/Kg検出の1キロの米のうち、40数ベクレルは数粒の米粒のみに付着していた、等の調査を聞いております。)にも大変興味があります。
この点については、火山灰の挙動のみの視点からでは、防御しきれない不条理が生じるのでは、と推察するのですが、この点について火山灰と比較して、どのように考察を変えていくべきなのか、とても興味があります。
初期の放出によるマクロな視点での標準的な地表汚染以外にも、今後このような地域的・ミクロな偏在の問題を取り上げていただけると、大変価値が高いと思います。
また、事故前の自然放射線レベルを差し引いた後の汚染分布、という視点は、現在の早川マップには反映されていますでしょうか(上乗せ分のみの等値線は、8訂版と比較してどの程度形が異なってくるのでしょうか。)。
http://riodb02.ibase.aist.go.jp/geochemmap/setumei/radiation/setumei-radiation.htm
事故前に自然放射線レベルの低かった関東ローム層のあたりは、マップのみではセシウムによる危険を過小に評価してしまう可能性を考えておくべきでしょうか。
私が何を優先させて研究するかに指図したいのならば、群馬大学に委託研究を申し込んでください。
追加のコメントに書かれた問題は、自分で考えて解決してください。
コメントを反映していただき、ありがとうございます。
当然ですが、指図する趣旨ではありません。早川さんが、ツイッターを自身の放送局として捉えて、視聴者の興味を維持する努力をされているとお聞きして、多くのフォロワーが興味を持っているのではないかと私に思える諸点を、アイディアとして提案させていただきました。
採用の可否は、もちろん早川さんのみの専権事項です。
質問させてください。セシウム134の半減期は2年と聞いていますが、なぜ図では2014年12月に半分になると表現されているのでしょうか。セシウム137も含めて、ということでしょうか。ご教示いただければ幸いです。
セシウム137も含めています。
早速のお返事、ありがとうございました。帰国時期の参考にさせて頂きます。
中西 拝
早川マップ、子供達とのお出かけの時など、度々参考にさせて頂いております。
facebookで、原発問題について様々な人達と情報共有しておりますが、この地図はfacebookでの投稿に引用は可能でしょうか?
宜しくお願いいたします。
ひどい汚染があちこちある場所で長く暮らすことは虐待のように思えます。その子にとっては日々刻印を打たれたようなものです。
先生たいへん尊敬いたしております。
フクシマだけでなくほかの地域も汚染されてからすでに二年がたちました。
なかには都内よりも線量が低い地域がフクシマあると主張する方もいます。その方はフクシマ県内低線量マップを作り、公表されたらいいと思います。主張だけでは現地に配慮したウソかもしれないのでまったく信じられません。
先生のマップはとても役に立ちます。
本当にいつもありがとうございます。
福島県内には、東京都内(葛飾区)より放射線量が低いところがたしかにあります。私が先週いった小野町はそうです。桧枝岐村もそうです。私の地図に表現してあります。
セシウム対策として、イライトの土壌改良材が、良いと聞いていますが、ご存じでしょうか?徐洗には最適であると、聞きました。御指導お願いします。
Author:早川由紀夫
私は火山の地質学が専門です。そのなかでも、噴火によって火山から吐き出される火山灰の分布に強い関心をもっています。福島第一原発から放出された放射能の分布は、火山灰に関する私の専門知識を応用してうまく理解することができます。
@HayakawaYukio