GmailがAmazonギフト券を迷惑メール判定する問題への対処方法

フリーメールサービスとしてGmailを使っている人は非常に多いだろうし、自分もその一人なんだけど、実は結構前(実体験としては2011年後半)からAmazonとの相性がどうも一部悪くなっている様子。というのもAmazonギフト券を迷惑メール(spam)判定してしまうことがあるのだ。Gmailは迷惑メールを30日で自動削除してしまうので、メールクライアントなどの環境によっては「ギフト券に気がつかないでそのままメール消滅」ということにもなりかねない。すべての環境でそうなっているのかはわからないが、自分のアカウントではほぼ確実に「迷惑メールフォルダ行き」になってしまい、地味に面倒なことになっている。

まあ一時期な不具合だろうとしばらく様子をうかがっていたものの、少なくともこれを書いている2012年3月上旬時点ではまだ直っていない。もちろん「GmailはAmazonギフト券をスパム扱いする」と覚えていれば、定期的なチェックで削除そのものは免れることができる。とはいえ面倒で無駄な作業が増えることは間違いないので、ギフト券を受け取る可能性があるなら下記の方法で対応しておくのをおすすめしたい。

フィルタ機能を使ってGmailのスパム判定からAmazonギフト券を守る

具体的な方法としてはGmailのフィルタ機能を使って「迷惑メール扱いしない」というルールを作成する。単に送信メールアドレスだけ登録すればいいと思われるかもしれないが、ギフト券の送信メールアドレスは変更されることがあるらしく、実際に2011年には変わっている。というわけで「現在のメールアドレス」と少なくとも2009年から変更されていない「メールタイトル」という組み合わせでフィルタを作成する。理由はこれならどちらかがAmazonによって変更されても、フィルタが動作し続けてくれるため。

以下は実際の手順になるが、リニューアルなどでGmailのインターフェース変更があった(あるいは旧デザイン画面を使ってる)場合は、説明や画像が合わなくなっているかもしれないので注意のほどを。

1. Gmailの画面を開き、検索条件を入力

Googleのアカウントにログインし、Gmailの利用画面を開く。その後画面上部の検索窓に以下の文字列を入力(コピー)する。

from:(gc-orders@gc.email.amazon.co.jp) OR subject:(Amazonギフト券をお贈りします)

フィルタ条件を検索窓に入力

そのまま検索すれば受信済みのメールからギフト券が(あれば)抽出される。なくても検索条件を使うので、そのまま次の手順へ。

2. フィルタ条件を設定する

検索窓のすぐ下に「その他」というボタンがあるのでクリックし、さらにそこから「フィルタの作成」を選択する。すると以下の画面が表示される。

フィルタ条件の設定画面
フィルタの条件を設定する画面だが、すでに設定されているのでそのまま次へ。

表示された入力欄は一切いじらなくていいので、そのまま右下の「この検索条件でフィルタを作成」を選択する。

「迷惑メールにしない」にチェックマークを付ける
「迷惑メールに設定しない」を選択する。その他必要だと思ったら重要度やラベルなどの設定をする。

上記の画面に切り替わるので、画像と同じように「迷惑メールにしない」にチェックマークを付ける。(金銭絡みなので)もっとわかりやすくしておきたい場合は、さらに任意でラベルを付けたり「常に重要マークを付ける」などの設定をしておけばいいはず。後は「フィルタを作成」をクリックすれば作業は終了。

3. フィルタの設定を変えたいときは

「フィルタ設定を確認したい」あるいは「設定を変更したい」という場合は、別途設定画面を開く必要がある。Gmail画面の右上に歯車(ギヤ)のボタンがあるのでクリックして、「設定」を選択する。するとメニュー表示のような画面になるので、「フィルタ」を選択する。

フィルタ設定の編集/削除画面
設定済みのフィルタが表示される。他にもフィルタがある場合は複数表示されるので、任意のものを選ぶ。

(先ほど設定していれば)すでにギフト券用のフィルタが存在しているはずなので、「編集」を選択すれば同様の手順で確認や条件を編集をすることが可能になっている。

全体的にそんなに難しい作業ではなく、恐らく数分で作業は終わるはずなので、Gmail上でギフト券をやりとりが発生しうるなら"とりあえず"でやっておいても損はないのではなかろうか。