シュージローのマイルーム2号店

　翌朝、泰子の実家を後にする竜児たち。
　自宅へ向かう電車の中、行きは2人きりだったのが、帰りは3人＋1匹という不思議な帰宅絵図です。
　竜児自身、この作戦はまずうまくいかない事はないという確信はあったそうで、大河も家族ってそんなもんかもと思う。
　そしてついに、実家にご帰還したけど、朝に実家を出て夕方に自宅って、かなりの距離とルートだったんだな～と実感。
　泰子も腹ペコだし、今では自分と竜児だけでなく、大河も含めて3人家族って事で一緒に食事をしようというお誘いを大河にしまして、彼女は着替えをする為にマンションの自分の部屋に戻ると告げる。
　でも今は、大河の母親がそこにいるのだから、自分も一緒に行くと唱える竜児だけど、ここは大河1人に任せ、自分は彼女の好物のとんかつを作って待つ事にしました。

　自分の部屋に戻ると、すでに母親の姿はなし。
　しかも、携帯電話の留守電には、母親の怒りと悲しみのメッセージが何件も入りまくりでした(￣口￣;)
　もちろん、途中のところでカットしまくりですが、最後の5件目のメッセージで堪忍袋の尾が切れたかの様にブチキレ捨て台詞が入ってまして、自分の母親も結局、子供じゃんと感じた大河。
　そして彼女は―――自分はずっと誰かに愛されるはずがないと思ってたがそれは単なる逃げであった事や、自分に自信がもてないのを親や周りのせいにしていたが竜児がそのまま自分を愛してくれたと思い、竜児を誇りに以って会いたいからこそすべてを受け入れる為に自分は変わる―――と決意を固めると、書き置きしたメモ紙を残し、荷物を抱えて姿を消してしまいました――。
　その日、大河はとんかつを食べに来なかった…。


　翌朝、大河が姿を消した事にショックを隠しきれない竜児。
　もちろん、実乃梨も北村も亜美も心配な様子で竜児に声をかけるけど、彼はただ黙り込んでしまうだけ。
　するとホームルーム時間になり、担任教師のゆり先生が入ってきますが、そこで大河が家族の事情でこの学校を辞め母親がいるところで生活をする事になったという報告がクラスに伝えられ、亜美も北村も実乃梨はおろか、春田や麻耶もショックを隠しきれない。
　あなたたちには、これから色んな分岐点があります。
　立ち止まりたくとも、引き返したても、
　それでも必ず、何かを選んでいかなければならないの。
　逢坂さんの選んだそれは、
　みんなとの別れに繋がってしまうかもしれないけど、
　でも、一生懸命選んだはずだもの。
　応援してあげましょう、ねえ…。
　ゆり先生は、悲しみをこらえた感じでそう告げるけど、当然ながら、何も言わないで去っていった彼女に向けて、クラスメイトのほぼ全員が一斉にメール送信を開始。
　でも、やりきれない感じの竜児は、このまま教室を後にしてしまいました――。
　この姿に、実乃梨も亜美も北村も、心配になって竜児を追いかけていく。

　教室から離れていく竜児を呼び止めた実乃梨は、竜児に強烈なビンタ1発をお見舞いする！
　なんで1人で戻ってきたんだと必死に訴えながら質問攻めする姿を、北村が必死に止め、亜美も距離を開けながらもその場にやってくる。
　竜児は、自分だって行かせたくなかったし引き戻したかったが、一度、主のいないあの部屋にあった書置きのメモ紙を見て、大河は竜児を信じてくれているのだと思い今は受け止める事ぐらいしかできないと告げる。
　彼の辛い告白に、さすがの3人も何も言える訳がなかった……。


　夕方、再び大河の部屋を訪れた竜児は、ベッド上にきちんと折りたたんでいる自分の学校の女子生徒の制服が、ベッド下にパスポートと生徒手帳を入れた紙袋を発見する。
　最後までドジをやっちゃった感の大河だったけど、実はその生徒手帳の中には、大揉めになった学園祭での、竜児と一緒にいる思い出の写真が数枚入ってました(●^o^●)
　そんな中、大河から竜児にメールが入りまして、好きって言われてなかった事を指摘されて、告白が途中でストップしていた事実を今頃になって思い出しちゃった後、続くメールに『ドジ』と返信されちゃいました。
　そして、なんでか画像らしきのが添付されてまして、見てみると、真っ暗でした。
　しかも、その画像部分はなんと、クラスメイト全員に添付！
　当然ながら、この意味がなんなのかわかる訳がないのですが、部活中の実乃梨だけは分かったみたい。

　翌日、下駄箱口で、竜児と実乃梨がご対面。
　昨日の事は悪かったとは思ってないとはっきり言い、竜児が言ってた事は少しわかった気がすると告げた上で、未だに画像の意味がわかってない竜児やほかのクラスメイトのために、実乃梨が回答を暴露♪
　それは自宅を立ち去る直前、大河が撮影した『夜空の星』です。
　画像にはわずかばかり、小さく星が写っていて、その意味は『頑張るね』ってメッセージらしい。
　何も見えない真っ暗な空でも星はあって光っているし、今よりもっと光り輝ければちゃんと見える様になるという――けっこう複雑すぎる大河からのメッセージですが、自分勝手であっても、空はちゃんと繋がってるし、自分たちもそれぞれ輝く事ができたら、どんなに遠いところにいても頑張る姿を確認しあえる――と、実乃梨はそう推測を語りました。
　もっちろん、亜美はウソ泣き状態で、臭すぎて辛いと暴言(＞▽＜)
　おかげさまで、クラスメイトにもちょっくら元気が戻ってきたって感じです☆彡
　そこで亜美は、みんなでこの写メに変身したら喜ぶと思うと言い、みんなも気分が盛り上がる!!!

　そんな訳で、大河の為にクリスマスパーティーに使用したオーナメントを探しに体育館へ。
　体育倉庫の棚の上にそれを入れたダンボールを手にするする竜児と亜美。
　竜児は、誰かを喜ばすのが得意だと言葉をかけると、亜美は自分の存在自体がサプライズだけど、それでも大河がみんなとまっすぐぶつかれて羨ましかったし、態度がでかい＆身体と同じで心はチビで臆病で他人の顔色ばかり覗ってるのに、自分の本当の顔は絶対に見せたがらないと、ストレート暴言♪
　でも、誰かさんには最初から『亜美は子供』だと見抜かれてた上で、彼女は大人のフリをしてる自分が嫌いだった為にみんなに受け入れられているのが歯痒く思ってたけど、大河を見て、たとえそれが恋じゃなくても、自分の事をわかってくれる人が1人でもいたらきっと大丈夫だと感じていたみたいです。
　そう亜美が言ってるうちに、タイミングよく、実乃梨がオーナメントが入った箱を発見❤
　そして教室に戻り、これを手にした集合写真をゆり先生が撮影――――って、北村は最後まで上半身裸かい!!
　竜児は形相が形相なので、亜美と実乃梨で彼の両側の頬をひねって無理やり笑いを作りました。


　そして月日は流れ、竜児達も卒業！
　北村は卒業後はアメリカに渡るそうだし、みのりも亜美もたくさんの人達から別れを惜しまれる。
　2年C組の活躍は伝説となり、特に手乗りタイガーは大きな伝説として伝えられてる上、その大河のカレシが竜児だって事に驚いちゃってます(≧▽≦)
　竜児も惜しまれながらも校舎を見つめるが、その時、見慣れた髪が！
　彼はすぐさま、その髪が見えた教室に向かって走り出していく!!!
　彼女が待っている、2-Cの教室へ―。
　
　2-Cの教室にやってきた竜児だが、教室には誰もいなかった…。
　でも、竜児はどうじる様子もなく、掃除ロッカーの中に隠れていた大河を発見する。
　服装は、おそらく向こうの方の学校のセーラー服姿だけど、ここまでよく来れたな～と思いましたわ。
　お互い、高校を卒業した身って事で、竜児が「好きだ！」と告白。
　当然、大河によるツンデレ頭突きが炸裂しました(●^o^●)


　2クールに渡って、とらドラ！の話が終わりました。
　竜と虎にとってのハッピーエンドって結末になってくれてよかったって感じです。
　終盤部分が鬱展開になっていったから、できればクロイスみたいな結末だけは避けてほしかったですが、とりあえずは卒業式で2人は隅っこから再会を果たすってなかなかな終わり方で一安心しましたね。
　今度、ポータブル版が出るんですが、かなりエグイ内容やら色々あるそうで怖いよ(ToT)
　アニメでは全然終わってもうたの実乃梨とのハッピーエンドEDとかもありそうですし、これはこれで期待ってところでしょうな。
　短めですが、この辺でお開きって事で。


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