

今回はNHKの「香港の抗議活動」に対するスタンスに触れておきたいと思います。
なんか久々なような気がしますね。このブログでNHKのニュース報道を取り上げるのは。本来はこれがこのブログの中心であったはずなのですがw
そもそも、数年前まで(特に震災前は)私がNHK報道において一番注意して観察してきた点は「NHKの中国報道」だったのです。
しかしまあ第二次安倍政権になって以降は、NHKの対中スタンスも以前のような「媚中三昧」という訳でもなくなりました(※その反面、今度はアメリカべったりになって“改憲阻止”=“GHQ体制の強化”の姿勢が顕著になってしまいましたが)。
ですから、今のNHKの報道姿勢について、以前のように『媚中だ!』『親中だ!』などという意見を述べるつもりはあまりありません。その点に限って言えば、以前に比べればナンボかマシな状況です。
まあ、そうは言ってもNHKの“中国愛”がハンパではない事は、私も過去に何度か指摘しました。NHKが中国の本質や中国共産党(=中国の指導層)の本心について、突っ込んだ批判など出来るはずがありません。
今回の「香港の抗議活動」を伝えるNHKの報道スタンスについて、実は私はそれほど『偏向報道である』などと思っている訳ではありません。
『中国共産党の意向をそのまま日本国民に対して伝える』というのは、CCTVの日本支局であるNHKにとってみれば「当たり前の報道スタンス」なのですから。
まあ偏向報道と言うよりも平常(平壌)報道とでも言うべきでしょうか?w
日本国民のほとんどがそういう「当たり前の報道スタンス」を理解してさえいれば、NHKの「香港の抗議活動」報道は偏向でもなんでもなく、ただ単に『中国共産党の意向をそのまま日本国民に対して伝えているだけ』という、本当にただ単にそれだけの話なんですよねえ。
本日のcoffeeさんのブログでも指摘されてましたけど、NHKなどが報じている「学生などの抗議活動に反対している“市民”」が、中国共産党と全く関係の無い人間であるなどと、そんなお人好しな考え方をしている人間が世の中にそんなにいるんでしょうかねえ?ちょっと理性の働く大人であれば、誰でもすぐに思いつく事だと思うんですけどねえw
以前、中国で反日暴動が盛んだった時にも中国共産党政府によって何度も使われた手口で、そしてNHKも荷担していたあの時の手口と同じです。
『国家についてどうのこうのと言うよりも、金(=自分の生活)のほうが大事でしょ?』という印象操作。
今回の「香港の抗議活動」における中国共産党とNHKの手口も、あの時、繰り返し使われたあの手口と全く同じです。
「経済活動を人質にとった恫喝」。
まず最初にこれを試みるのが、奴らのいつもの手口です。
今回もNHKが、中国共産党のそういった意向を丸呑みしているという事は、先週放送されたNHKの一連のニュース報道を観察してみれば一目瞭然です。
(以下、先週のNHKニュース7、ニュースウォッチ9より抜粋した映像を紹介)
--------------------------------------------------
9月30日(火)ニュース7より

『香港、抗議活動 観光業への影響も…』

『香港、抗議活動続く、観光への影響懸念』『観光業への影響懸念の声も…』

『例年この時期、中国本土から大勢の観光客。“道路占拠で客足が遠のいている”』

記念写真を販売する男性『抗議活動は香港の繁栄や経済に影響を与える』
--------------------------------------------------
10月2日(木)ニュース7

『香港抗議活動、観光業・生活に影響』『観光業に影響』

『中国本土から観光客訪れる時期も団体旅行の見合わせ相次ぐ』

『貴金属店など売り上げマイナス』

『客のほぼ半分が中国本土から来る。商売への影響がとても大きい』

『抗議活動が早く終わってほしい』

『市民生活にも影響が』

『路面電車 中心部で運休、路面バス 一部運休』

『交通が混乱している。バスに乗る必要がある場合は不便だ』
--------------------------------------------------
10月2日(木)ニュースウォッチ9

中国中央テレビ(=CCTV)の報道(=中国共産党の公式見解)
『香港の一部では違法な集会によって経済と生活に影響が出ている』
--------------------------------------------------
10月3日(金)ニュースウォッチ9

『香港、抗議活動の学生、市民ともみ合いに』『抗議活動の学生、抗議に不満の市民』

市民『自分達の主張を通すために私達の自由を奪うな』

(ヘアーサロンでは)『3割ほど減』

『元のように仕事をしたい。早く占拠をやめてほしい』
--------------------------------------------------
以上です。
見事なまでに「中国共産党」の主張、垂れ流しです。
まあ、政治的な問題を経済の問題に矮小化させる、奴ら(中国共産党とNHK)のいつものやり口です。
事前にその事を理解してさえいれば(「中共とNHKのいつものやり口である」と理解してさえいれば)、それほど騒ぐ程の「偏向報道」でもありません。いつもの事です(「慰安婦問題に一言も言及しない」のと同じです。いつもの事です)。
私自身が香港の抗議活動に対してどういう想いを抱いているか?
これはこの前あった台湾の学生運動の時にも同様に感じていたのですが、学生(これは「若者」と置き換えても良い)が「一生懸命に政治と向き合っている」という事そのものについては、日本の現状と比較して、純粋に『羨ましい』という感情はあります。
それはさておき、「民主化運動」そのものについては、別段大した感慨はありません。
私は今の日本の「いわゆる民主主義(=選挙主義)」が、それほど良い物であるとも思っていません。
少なくとも、今のマスメディアの在り方を放置した状態での「いわゆる民主主義(=選挙主義)」では、その害悪ばかりが目立っているようにも感じられます。
上記のNHKのアホみたいな報道姿勢を見れば、分かるでしょう?
仮に香港が「いわゆる民主主義(=選挙主義)」を獲得したとしても、もしも香港のマスメディアが(上記のNHKのように)まともでなかったとするならば、そんなものは結局まともに機能するはずがないのですから。
あと、余談ですが、私は以下の中国共産党の見解は実際『まさにその通りだろう』と思っています。
中国が民主化すれば「1300万人死亡」「国家は30に分裂」 機関紙が一党支配正当化(産経新聞 2014.9.25 )
http://www.sankei.com/world/news/140925/wor1409250012-n1.html
(本文は割愛します)
シナ大陸が大混乱になる事が、隣国である我々にとってどういった影響をもたらすのか?それは今の段階では全く予想できません。
しかし、これは私の個人的な感覚に過ぎませんが、中華人民共和国という国家を今のように経済発展させたのは「中国共産党の手柄」である事は間違いありません。隣国の我々日本国民にとっては迷惑至極な話ですけど。
中国共産党がこれまで進めてきた国家戦略は大筋において(もちろん人権問題や環境問題などもあるし、特に漢民族以外の周辺諸民族にとっては迷惑至極な話だけれども、“漢民族にとって”という前提であれば)妥当な方向だったと私は思っています。国家を率いる指導者の姿勢として見れば。
これはシナ大陸も朝鮮半島も全く同様なのですが、彼らのやり方というのは、要するに
戦前の(=明治維新後の)日本のやり方を真似しているのです。
近代化、中央集権化、軍事力強化、資源・エネルギー確保などを始めとした国家の在り方として見れば、まさに戦前の日本の「富国強兵策」そのものです。
ですから、私は時々羨ましくも思えるのですよ。彼らの「政治体制」に限定して言うのであれば。
なにしろ、少なくとも、中華人民共和国内で
「他国によって精神を支配されたかのような発言を繰り返す公共放送」(=NHKのような放送局)
があったならば、上は政治家から、下は一般国民に至るまで、そんな存在を許しておくはずがありませんからね。
その点に限って言えば、本当に羨ましいですわ。シナも朝鮮もw
まあ現実を見て物を言うのであれば、シナは「国家崩壊」などという分かりやすい形をとるのではなくて、漸次ゆるゆると経済的に後退していってもらいたいものですね。
日本の「失われた20年」=「デフレ地獄」のような形でw
なんか久々なような気がしますね。このブログでNHKのニュース報道を取り上げるのは。本来はこれがこのブログの中心であったはずなのですがw
そもそも、数年前まで(特に震災前は)私がNHK報道において一番注意して観察してきた点は「NHKの中国報道」だったのです。
しかしまあ第二次安倍政権になって以降は、NHKの対中スタンスも以前のような「媚中三昧」という訳でもなくなりました(※その反面、今度はアメリカべったりになって“改憲阻止”=“GHQ体制の強化”の姿勢が顕著になってしまいましたが)。
ですから、今のNHKの報道姿勢について、以前のように『媚中だ!』『親中だ!』などという意見を述べるつもりはあまりありません。その点に限って言えば、以前に比べればナンボかマシな状況です。
まあ、そうは言ってもNHKの“中国愛”がハンパではない事は、私も過去に何度か指摘しました。NHKが中国の本質や中国共産党(=中国の指導層)の本心について、突っ込んだ批判など出来るはずがありません。
今回の「香港の抗議活動」を伝えるNHKの報道スタンスについて、実は私はそれほど『偏向報道である』などと思っている訳ではありません。
『中国共産党の意向をそのまま日本国民に対して伝える』というのは、CCTVの日本支局であるNHKにとってみれば「当たり前の報道スタンス」なのですから。
まあ偏向報道と言うよりも平常(平壌)報道とでも言うべきでしょうか?w
日本国民のほとんどがそういう「当たり前の報道スタンス」を理解してさえいれば、NHKの「香港の抗議活動」報道は偏向でもなんでもなく、ただ単に『中国共産党の意向をそのまま日本国民に対して伝えているだけ』という、本当にただ単にそれだけの話なんですよねえ。
本日のcoffeeさんのブログでも指摘されてましたけど、NHKなどが報じている「学生などの抗議活動に反対している“市民”」が、中国共産党と全く関係の無い人間であるなどと、そんなお人好しな考え方をしている人間が世の中にそんなにいるんでしょうかねえ?ちょっと理性の働く大人であれば、誰でもすぐに思いつく事だと思うんですけどねえw
以前、中国で反日暴動が盛んだった時にも中国共産党政府によって何度も使われた手口で、そしてNHKも荷担していたあの時の手口と同じです。
『国家についてどうのこうのと言うよりも、金(=自分の生活)のほうが大事でしょ?』という印象操作。
今回の「香港の抗議活動」における中国共産党とNHKの手口も、あの時、繰り返し使われたあの手口と全く同じです。
「経済活動を人質にとった恫喝」。
まず最初にこれを試みるのが、奴らのいつもの手口です。
今回もNHKが、中国共産党のそういった意向を丸呑みしているという事は、先週放送されたNHKの一連のニュース報道を観察してみれば一目瞭然です。
(以下、先週のNHKニュース7、ニュースウォッチ9より抜粋した映像を紹介)
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9月30日(火)ニュース7より

『香港、抗議活動 観光業への影響も…』

『香港、抗議活動続く、観光への影響懸念』『観光業への影響懸念の声も…』

『例年この時期、中国本土から大勢の観光客。“道路占拠で客足が遠のいている”』

記念写真を販売する男性『抗議活動は香港の繁栄や経済に影響を与える』
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10月2日(木)ニュース7

『香港抗議活動、観光業・生活に影響』『観光業に影響』

『中国本土から観光客訪れる時期も団体旅行の見合わせ相次ぐ』

『貴金属店など売り上げマイナス』

『客のほぼ半分が中国本土から来る。商売への影響がとても大きい』

『抗議活動が早く終わってほしい』

『市民生活にも影響が』

『路面電車 中心部で運休、路面バス 一部運休』

『交通が混乱している。バスに乗る必要がある場合は不便だ』
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10月2日(木)ニュースウォッチ9

中国中央テレビ(=CCTV)の報道(=中国共産党の公式見解)
『香港の一部では違法な集会によって経済と生活に影響が出ている』
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10月3日(金)ニュースウォッチ9

『香港、抗議活動の学生、市民ともみ合いに』『抗議活動の学生、抗議に不満の市民』

市民『自分達の主張を通すために私達の自由を奪うな』

(ヘアーサロンでは)『3割ほど減』

『元のように仕事をしたい。早く占拠をやめてほしい』
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以上です。
見事なまでに「中国共産党」の主張、垂れ流しです。
まあ、政治的な問題を経済の問題に矮小化させる、奴ら(中国共産党とNHK)のいつものやり口です。
事前にその事を理解してさえいれば(「中共とNHKのいつものやり口である」と理解してさえいれば)、それほど騒ぐ程の「偏向報道」でもありません。いつもの事です(「慰安婦問題に一言も言及しない」のと同じです。いつもの事です)。
私自身が香港の抗議活動に対してどういう想いを抱いているか?
これはこの前あった台湾の学生運動の時にも同様に感じていたのですが、学生(これは「若者」と置き換えても良い)が「一生懸命に政治と向き合っている」という事そのものについては、日本の現状と比較して、純粋に『羨ましい』という感情はあります。
それはさておき、「民主化運動」そのものについては、別段大した感慨はありません。
私は今の日本の「いわゆる民主主義(=選挙主義)」が、それほど良い物であるとも思っていません。
少なくとも、今のマスメディアの在り方を放置した状態での「いわゆる民主主義(=選挙主義)」では、その害悪ばかりが目立っているようにも感じられます。
上記のNHKのアホみたいな報道姿勢を見れば、分かるでしょう?
仮に香港が「いわゆる民主主義(=選挙主義)」を獲得したとしても、もしも香港のマスメディアが(上記のNHKのように)まともでなかったとするならば、そんなものは結局まともに機能するはずがないのですから。
あと、余談ですが、私は以下の中国共産党の見解は実際『まさにその通りだろう』と思っています。
中国が民主化すれば「1300万人死亡」「国家は30に分裂」 機関紙が一党支配正当化(産経新聞 2014.9.25 )
http://www.sankei.com/world/news/140925/wor1409250012-n1.html
(本文は割愛します)
シナ大陸が大混乱になる事が、隣国である我々にとってどういった影響をもたらすのか?それは今の段階では全く予想できません。
しかし、これは私の個人的な感覚に過ぎませんが、中華人民共和国という国家を今のように経済発展させたのは「中国共産党の手柄」である事は間違いありません。隣国の我々日本国民にとっては迷惑至極な話ですけど。
中国共産党がこれまで進めてきた国家戦略は大筋において(もちろん人権問題や環境問題などもあるし、特に漢民族以外の周辺諸民族にとっては迷惑至極な話だけれども、“漢民族にとって”という前提であれば)妥当な方向だったと私は思っています。国家を率いる指導者の姿勢として見れば。
これはシナ大陸も朝鮮半島も全く同様なのですが、彼らのやり方というのは、要するに
戦前の(=明治維新後の)日本のやり方を真似しているのです。
近代化、中央集権化、軍事力強化、資源・エネルギー確保などを始めとした国家の在り方として見れば、まさに戦前の日本の「富国強兵策」そのものです。
ですから、私は時々羨ましくも思えるのですよ。彼らの「政治体制」に限定して言うのであれば。
なにしろ、少なくとも、中華人民共和国内で
「他国によって精神を支配されたかのような発言を繰り返す公共放送」(=NHKのような放送局)
があったならば、上は政治家から、下は一般国民に至るまで、そんな存在を許しておくはずがありませんからね。
その点に限って言えば、本当に羨ましいですわ。シナも朝鮮もw
まあ現実を見て物を言うのであれば、シナは「国家崩壊」などという分かりやすい形をとるのではなくて、漸次ゆるゆると経済的に後退していってもらいたいものですね。
日本の「失われた20年」=「デフレ地獄」のような形でw


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