処士策論 JAPANデビュー・台湾番組訴訟、NHK大敗北!第二弾
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処士策論

「処士」(しょし)とは、仕官していない人、民間の人、在野の人のこと

JAPANデビュー・台湾番組訴訟、NHK大敗北!第二弾

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前回記事の続編となります。

前回はとりあえず速報という形で(それでも他と比べてかなり出遅れていましたが)
記事を書きました。
しかしまあ、この「NHK・JAPANデビュー問題」は大ネタですからね。書こうと思えば
いくらでもネタはあります。“NHKウォッチャー”である私に言わせれば、本一冊書
けるぐらいの大ネタです。

まずは前回記事を書いた時には、まだ私は見ていなかったチャンネル桜の法廷報
告会の様子について、動画のリンクを貼っておきます。
【ニコニコ動画】【緊急報告】NHK一万人集団訴訟控訴審報告会[桜H25/11/29]

http://www.youtube.com/watch?v=008n3eCxzbY&feature=player_detailpage

今回、東京高裁の裁判でNHKが敗訴した事について、これを受けて『まだ二審
勝利しただけじゃないか。最高裁では再度逆転負けをくらう可能性だってあるだろ
う?』と思われる方もいるかも知れません。しかし最高裁というのは、この動画の
中で高池弁護士も言っているように、「憲法判断=違憲か?合憲か?」しか判断
できないので、NHK側にとっては大変不利な戦いになると思われる。だから私は
高裁の判決が出た段階で『NHK大敗北!』と断言できた訳です。

しかも私に言わせれば、NHKが敢えてこの問題を最高裁まで持ち越して争うメリ
ットがあるのかどうか?甚だ疑問だと思っています。
NHKが主張できる部分があるとすれば、高裁が容赦なく否定した「NHKの取材
姿勢・手法の正当性」
の部分について、『高裁はそう言っているけれども、我々
(NHK)の方としては全く瑕疵の無い形で取材活動を行なっていたのだ』という方
法しかないと思うけれども、果たしてNHKがそんな消極的な材料でこの問題を
長引かせるような戦略を採るだろうか?

この問題を長引かせれば長引かせる程、NHKは我々の矢面に立たされ続ける
訳で、そうなればNHKとしてもこの問題を拡散させる事になってしまうので、『上
手くない』と判断するであろう。

案外、NHKは最高裁には上告しないで今回の「100万円支払い」という「小さな
負け」
(実質判決文の中身は惨敗状態なのだがw)で手打ちを図る可能性もある
のではなかろうか?とそう予測する人がいても不思議ではないと思います。
しかしながら、NHKはそんなに甘くはありません。

NHKが多少の妥協をした所で(普段は絶対に尊大な構えを崩す事のない、
役所精神
丸出しのNHKではありますが)我々の側がNHKを追及する手綱を
緩める事など決してありはしないという事をNHK自身、身に染みて理解してい
るはずなので
、とりあえず最高裁に上告して、時間稼ぎを図るという可能性の
方が高いと私は考えています。


それともう一つ、上記の動画について指摘しておきますと、維新の三宅博衆議
院議員が動画の中で重要な事を仰っています。
三宅博先生については、「いわゆる保守」と言われる人達にとって知らない人
はいない有名な「強面(こわもて)保守の政治家」であります。

三宅先生曰く、今度の火曜日(12月3日)10時35分から40分間、国会の衆議
院総務委員会でNHK関連の質疑をする事が決まったそうです。
実は今回の裁判結果が出る前から三宅先生はNHKの偏向・捏造報道国会
で指摘するつもりだったようですが、今回の裁判結果は、まさに「百万の援軍」
を得たかのような好事と言えるでしょうw

【三宅博 衆院議員】NHK一万人集団訴訟勝利 ② 国会質問決定!
http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=MD1Y5ZRDxUg


いや~、国会の質疑を中継する義務のあるNHKは、是非三宅先生の質疑を
取り上げて放送して、我が身を省みるための材料としてもらいたいものであり
ますw



あと、前回記事の段階ではチャンネル桜の緊急特番動画を全部視聴していた
訳ではなくて動画の後半部分はまだ視聴していなかったので、本日、動画の後
半部分を視聴しました所、動画の終盤で水島社長が非常に重要な発言をして
いましたので、その事についても触れておきたいと思います。

【ニコニコ動画】【緊急特番】勝った!NHK一万人集団訴訟控訴審[桜H25/11/29]

http://www.youtube.com/watch?v=1hh0rQWWmcE&feature=player_detailpage

水島社長の(動画の75分頃からの)発言を要約すると、

NHKは分割民営化すべきである。一つは国営化。もう一つの部分は民営化
国営化の部分はニュース気象情報などの最低限の部分だけを放送する。
ドラマバラエティー番組の部分は民営化して、見たい人だけが視聴料を払って
視聴すれば良い。
「頑張れ日本全国行動委員会」は、これからこういう流れにもっていきたい』

との事。

全くの正論である。
この事こそ、私自身、ずっと2chやブログで主張してきた事である。
「NHK分割化」という単語が世間に定着しさえすれば(2012/10/14)
「マスメディア改革」を争点の一つに掲げて、選挙を戦え(2012/05/05)

(※一番早くから主張されていたのは故・中村粲教授でありました)

http://www.youtube.com/watch?v=Lhk2-4HWq7A&feature=player_detailpage

ようやっとチャンネル桜も、この路線に舵を切り始めましたか…。
(※今回の高裁判決があったればこそ、という事なのでしょうけれど…)



NHK関連で、一ヶ月前にこんな裁判がありました。

NHK「承諾なしでも契約成立」 受信料訴訟で高裁(2013/10/30)
http://www.47news.jp/CN/201310/CN2013103001002270.html
(本分は省略します)

要するに『テレビを持っている人間は全員、NHKに視聴料を支払え』と言っている
に等しい判決である。

逆に言えば『NHKに視聴料を支払いたくないのなら、テレビは買うな』と言う事である。

しかし、ですよ?
東日本大震災が発生してからまだ3年と経ってはいない現状、別にテレビのくだら
ない番組などには全く興味は無いとしても、万が一大きな自然災害、または日本が
国際紛争に巻き込まれた場合などを想定して、その万が一の場合、即座に情報ア
クセス
を求める事ができる“テレビ”というツール(道具)は、『一応あるにこした事
はない』と考えるのが一般庶民の心理というものではないでしょうか?

『NHKに視聴料を支払いたくないのなら、テレビは買うな』という事は、国民の情
報に対するアクセス権を阻害している可能性が高く、非常にイビツな状況を国民
に強いていると言える。

だからこそ、だれでも見られる(視聴料の支払いなどという縛りのない)シンプ
ルな国営放送
が必要なのである。


国が緊急時に、国民に対して重要な情報を伝達できない状況を是とする現在の
NHK組織、そしてその背中を後押しする裁判所の不当判決。これらどちらの組
織も準国営というべき組織のはずであるのに、自分達に課された責務を完全に
放棄している
としか言い様が無い。



とにかく、良くも悪くも行政改革を唱える連中は国会議員でも評論家でも大勢い
るし、実際NHK自身もその範疇に含まれると言えるぐらい、「国民の欲求不満
ハケ口を行政改革(=お役所叩き)に向けさせる」という安易な手法が流行って
いる現在、一番最初にメスを入れられるべき組織は、それこそ『NHKである』
いう正論がもっと大々的に拡がるべきである。

今回の「JAPANデビュー・台湾番組訴訟」におけるNHKの大敗北が、その改革
の端緒を開くきっかけとなる事を切に願うものである。


※余談ですが、本日、渋谷NHK放送センター前で催されたチャンネル桜の“
急国民行動
”(=デモ活動)に、私は参加してはいませんでした。
ちょっと緊急過ぎましたかね、今回のデモ活動は。
私も全然気がつきませんでした。

まあ多分、今回のデモ活動は普段から日常的にNHK前で抗議活動をしている
人達にとっての「祝勝会」という意味合いが強かったのでしょうから、最近はほと
んどNHKに対して直接的な行動を起こしていない私が、参加できるはずもあり
ません。


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