一週間前に書きました櫻井よしこさんの件につきまして、各方面で櫻井さんの事は
いろいろと取り上げられているようで、様々な意見が出て来るという事、それ自体が
健全なのであって、結構な事なのではないでしょうか?と自分は思ってます。
我々は、あのサヨクの連中、もちろんこの“サヨク”の中には“マスゴミ”も含まれるの
だが、プロパガンダや印象操作、及び扇動する事ばかりを狙っている“あの連中”とは
違うのですから、正々堂々と議論をして、お互い切磋琢磨していければ良いと思います。
自分は今年に入ってから、青山繁晴さんの本を2冊読みました。
ぼくらの祖国 (2011/12/28) 青山 繁晴 商品詳細を見る |
「ぼくらの祖国」は、現在絶賛発売中ですね。この本については、その発売状況、例えば
書店になかなか置いてくれない場合もあるとか、また関東での青山さんの出版記念の
サイン会についての件など、青山さんのブログで最近の様々な事が言及されてますね。
王道の日本、覇道の中国、火道の米国 (2009/08/06) 青山 繁晴 商品詳細を見る |
「王道の日本、覇道の中国、火道の米国」は、前々回の記事の最後にも少し書きましたが、
「今頃になって、やっとかよ?」という感じも致しますけれども、逆に、忘れてはいけない
のに、かなり忘れつつあった“大切なあの頃の事”なども思い出せましたので、これは
これでかえって良かったのかも知れません。遅れて読んだ事が。(例えばチベットの事で、
「ぶったま」に出演されたお坊様の発言の件とか)
関西テレビ・水曜アンカーについては、先週の「女性宮家問題」、今週の「野田改造
内閣の真相」、共に的確でフェアな青山さんの解説及び指摘が番組内でありました。
以前はこのブログでも、ちょくちょくと水曜アンカーの動画をアップしたり(当方、東京在住
につき、拾い物を転載する程度でしたが)、youtubeやニコニコ動画のリンクを貼ったり
もしていましたが、最近ではそれらの動画作業もあまりできなくなりました(サイト管理
側による動画の削除スピードが上がった事もあり、また個人的な忙しさの影響もあり)。
個人的には、毎週youtubeにアップしてくれる方がいらっしゃるので、おかげ様をもち
まして、東京在住なのに毎週欠かさず水曜アンカーを見させて頂いてます。
どこのどなたかは存じませんが、本当にup主には、心より感謝致しております。
(※ちなみに「たかじん」は、以前は某所で毎週、動画を拾えたのですが、数か月前から
拾えなくなり、現在は全く見ていません。しかしこっちは見られなくても、あまり気に
ならないので、まあ別にいいかな、と。青山さんが出ている「たかじんnoマネー」は少し
気になりますけど。最近もまだ放送、続いているんでしょうかね?全然知らんけど)
櫻井さんの方に話を戻しますと、最近、櫻井さんのブログにいくつか御自身の
意見が掲載されています。
「野田首相の基本的方針は正しい 価値観を掲げて総選挙に挑め」 2012年01月14日
『週刊ダイヤモンド』2012年1月14日号 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 919
http://yoshiko-sakurai.jp/index.php/2012/01/14/
(※本文の内容は割愛させて頂きます)
この回の櫻井さんの仰っている意見は、概ね、先週取り上げた「産経コラム」の内容と重複
しています。
ちなみに締めの結論部分には、こう書かれています。
(以下、一部抜粋転載)
こうして見ると野田首相の基本的方針は正しいのである。説明不足でわかりにくい点は多いが、冷静に見れば、野田首相は正しく動き始めたと、私は思う。だからこそ、国会で行き詰まるなら、自らの価値観を掲げて総選挙に打って出よ。その場合大事なことは、民主党の分裂を恐れないだけでなく、自民党をも割る心づもりで準備をすることだ。
(以上、一部抜粋転載終了)
先週書いた事の繰り返しになってしまいますが、「早く野田内閣を打倒したい」と考えている
我々の立場からすれば、「櫻井さんは、野田に対して、なんて甘い事を仰っているのか」と
忸怩たる思いに駆られるのは、やむを得ない所でしょう。
しかしやはり、櫻井さんは「民主党を支援している訳ではない」という事は、今回のこの
櫻井さんの意見を見ても、よく分かる。
櫻井さんは「総選挙に打って出よ。民主党を割る事も恐れず。また自民党をも割らせよ」
と仰っている。
「政界再編」という事について。
この事は、いわゆる「保守系」と言われる我々の立場の人間は、ここ数年、様々な想いに
駆られてきた事と思われる。
『なんとか保守系議員の大同団結はできないものか?』と。
そしてその想いが叶えられる事は、これまで、決してなかった。
近い所では、前回の参院選での「たちあがれ日本」や「日本創新党」による『不発』の件
などもありました。
『自民党の中の保守系議員と、民主党の中の保守系議員が新党を結成してくれれば
一番良いのに』、などと言う事は、我々のような立場の人間ならば、誰しもが一度は考えた
事のある“理想”だろう。
自分も、現民主党政権ができた、あの悪夢の衆院選が行われる以前に、そのような“理想”
を何度も考えた事があったし、2chでも何度となく、そのような“理想”を書いていたものだった。
『民主党にだって、松原仁のような保守系の政治家はいるし、長島昭久や渡辺周は、
下手な自民党議員より、よっぽど保守派だよなあ。たぶん前原や野田もそうだろう』
などと思っていた時期があったと、心当たりのある方もいらっしゃるのではなかろうか?
実は自分も…、
と言いたい所ですが、自分の「反サヨク病」は、相当の重症ですので、そんな甘い夢は
ほとんど抱いていませんでした。
『所詮、民主党だろ』と。
まあ正直な所、松原仁にだけは、南京の件に関してだけですが、ちょっぴり期待していた
部分はあったかも知れません。
『南京事件』2-1松原仁x渡部昇一(H19.1.17)
http://www.youtube.com/watch?v=MzcKup-C45A
しかしまあ、確かに2chには、自分などより遥かに上を行く、末期的な「反サヨク病」の
人達もいた訳で、私が南京の件でちょっとだけ松原仁を評価するような書き込みをして
いた所、「あんな奴(=松原)は、『民主党も、全員が全員おかしな奴ばかりじゃない』
という事を宣伝する為だけに保守を装っている“エセ保守”だ!騙されるな!」と、もう
何年も前に、看破していた御仁が2chにはおりました。
「今となっては、皆同罪だよな」
と、我々の同志の大多数が感じている事なのではないでしょうか?
それらの、いわゆる「民主党内の保守系議員」に対して。
「あのダメ民主党の内にいて、結局何もできなかったし、何の声も上げなかった。
離党もしていない。声が上がって来るのは、『小沢派か?反小沢派か?』それらの
派閥争いで、軋轢があった時だけじゃないか!」という感じで。
政界再編と言っても、しかもその政界再編が今現在、かなり現実味を帯びつつあるとしても、
今さら「あの民主党内の」議員を、保守系再編の為とはいえ、本当に必要としているのだろうか?
そのような考え方に至るのは、もっともな事である。
しかしねえ、これまで何度か書いてきた事もあるのですが、前回のあの悪夢の衆院選
について、自分が一番悔しく思っている事は、たった2つの事です。
「民主党政権が誕生してしまった事」自体については、その中に含まれてはいません。
民主党政権がダメな政権になるであろうという事は、元々、嫌という程予感していましたが、
「実際に痛い目に遭わないと、その事が理解できない」という人が大半であろうから(これは
“人間”というものの本質でもある)、そういう意味では『一回、民主党にヤラせてみるか』という
意見に対して、諦観の念で眺めていたというムキは、確かにあった。自民党も確かに(特に
福田政権は)酷かったしね。
(※と言いつつも、半分諦めながらも、反民主党の立場で警鐘を鳴らしつつ、実際、自分の
投票先は、やはり自民党だった訳ですが)
一番悔しく思っている事は、一つは、自民党内の若手有望の保守政治家が、稲田さん以外
ほぼ全滅した事。そして逆に、自民党の古い体質の政治家が数多く生き残ってしまった事。
もう一つは、民主党が勝つ事については、諦めもついていたので仕方がないと思っていたが、
その議席数が『300議席を遥かに上回ってしまった』という事。
議席数の問題。程度の問題なのだ。『度が行き過ぎている』と。
そのようなアンバランスな扇動、偏向報道を行なったマスゴミは、絶対に許されない、という
事なのである。
(※平成21年(2009年)8月31日(月)の読売新聞の朝刊より)
そんな訳で、現役の保守系議員の絶対数が足りないのですよ。
次の衆院選で、どれだけ復活できるかどうかにもよりますが。
今の自民党の対応や姿勢を見ている限り、かなり厳しい状況のような気もします。
しかしだからと言って、野田や前原のような人間を、政界再編で、いわゆる保守陣営の側に
組み入れてしまって良いのかどうか?
その辺は今の所、自分にもよく分かりません。
特にこの二人は、在日献金の件や、黒い人脈関係の問題などで、かなり我々、いわゆる
保守系方面からは総スカンの状態ですもんね。
「民潭」関係は、古くからの保守系とは決して無縁という訳でもない、という絡みもありますが、
さて、どう捉えたら良いもんでしょうか(“外国人からの献金”という時点で、実はもう、かなり
アウトなような気はしますが)。
まあ「人間として、議員の資質としてどうよ?」という根本的な問題もありますが、そういう
部分も含めて、自民党の森喜朗とかその周辺の議員、その手の系列の議員と比較しても、
「まあ似たりよったりかなあ?」という気もします。
政界再編についての自分の意見は、日本外交の行方 (11/27) の記事の最後の方にも
書いてますが、総選挙前の政界再編については、自分は反対の立場です。
何よりもまず、民主党議員の全体数を減らす事が、一番重要な事ですから。
「政界再編をやるなら、その後でないと、根本的な問題解決とはなりえない」という
のが自分の考え方です。
そういう意味では、ここでも結局、自分と櫻井さんの意見は相反してしまうんだよなあ。
まあ自分の考え方は、所詮は“理想論”であって、現実的には櫻井さんの考え方の方が
実際に即した考え方なんですよねえ。
なにしろ自分の“理想論”の方については、言ってる自分自身が、どう考えても「そんな理想
的な甘い話が、ある訳ねえよなあ」と思わざるを得ない程、全く現実感を伴わない“理想論”
なんだものなあ。
第一、あのマスゴミ共が、そんな甘い話を許すはずもないだろうし。
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