2024年11月18日
「ランチタイム・スタディ2025統計数値」の37日目は、「令和5年雇用動向調査結果の概況」から「雇用動向」の調査記載内容です。
入職・離職
【令和5年雇用動向調査結果の概況】
(1)令和5年の入職と離職
年初の常用労働者数に対する割合である入職率、離職率をみると、入職率は16.4%、離職率は15.4%で、1.0ポイントの入職超過となった。
性別にみると、男性の入職率が14.3%、離職率が13.8%、女性の入職率が18.8%、離職率が17.3%でそれぞれ入職超過となっている。
就業形態別にみると、一般労働者の入職率が12.1%、離職率が12.1%で同率、パートタイム労働者の入職率が27.5%、離職率が23.8%で入職超過となっている。
前年と比べると、男女とも一般労働者及びパートタイム労働者で入職率、離職率ともに上昇した。
<ポイント>
・「1.0ポイントの入職超過」は、前年の「0.2ポイントの入職超過」に比べ、大きく入職超過に傾いています。ただし、この入職超過は、一般労働者ではなく、パートタイム労働者が寄与しています。また、新卒の入職は前年よりも少なくなっているはずですから、高齢者の離職者が少なくなっていると考えられます。
・性別にみると、入職率・離職率とも男性よりも女性の方が高く、女性の方が入職超過が大きくなっています。これは、女性の社会進出が進んでいることを意味します。
・男女とも一般労働者及びパートタイム労働者で入職率、離職率ともに上昇していることは、転職する人が多く転職市場が活性化してきていると思われます。
次回もがんばりましょう。