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Epifania-エピファニーア
今日1月6日は、Epifania-エピファニーア、東方の三博士達がイエス・キリストが生まれたことを知り礼拝にきたことを記念する日で、イタリアは祝日です。Befana-ベファーナともいいます。
ベファーナとは姿形の醜い女性で、黒いショールをかぶり、汚い格好をしています。そしてエピファニーア・イブ、つまり5日の夜に煙突から家の中に入り、良い子どもにはおもちゃやお菓子を、悪い子どもにはススで汚れたたまねぎやにんにく、炭を枕元に置かれた靴下の中に入れていきます。
ですからこの日が近づくと子ども達はみんなお行儀よくして、5日の夜は早めに寝るそうです。
そして6日の朝は早起きをして、靴下の中のプレゼントを開けるそうです。
あれ?これってクリスマス・イブのサンタクロースの話と似ていると思いませんか?
そうなんです、実はベファーナはサンタクロースの妻だと言われています。サンタクロースがとても忙しいので、クリスマスが終わったあと奥様が仕事を手伝っているのだとか。
東方の三博士がイエス・キリスト生誕の地、ベツレヘムへ向かうとき、それを聞きつけた人々も一緒に博士達とともにベツレヘムを目指しました。
ある村を通ったとき、一人の年取った女性が自分も行きたいと思いましたが、すぐに考えを変えて家に残りました。しばらくしてから、やはりついていこうと思い直して急いで出かけましたが、すでに三博士達の一行はかなり遠くまで行っており、追いつくことができませんでした。
その女性の名前がベファーナです。
そしてイエス・キリストにささげる予定だった贈り物を良い子どもに渡すことにし、そのために箒に乗って、麻袋を肩から提げて空を飛んで各家庭をまわった、それが1月5日から6日にかけての夜だったそうです。くしくもベファーナ自身が三博士についていかずに家に残った日だとか。
ナボナ広場のクリスマスマーケットはベファーナマーケットになっていました。
ベファーナです。
ベファーナの起源を知ると、なぜこんなに醜いのかわかりません。
ベファーナの象徴である箒も、かわいくアレンジされて売られています。
子ども達が枕元に置く靴下です。1mくらいの長さのもありました!
悪い子どもに渡す炭を模したお菓子も売られていました。きっと冗談で使うのでしょうね。それとも本当に悪い子どもにはこれを入れるのかしら?
風船を使って動物やおもちゃを作っている人のところには、子どもがたくさん集まっていました。
お忙しいはずのサンタクロースさんもいました。
この人たちは?
6日までがクリスマス休暇という人も多く、人、人、人でした。
そして一番目を引いたのが、これ。綿菓子です。
こちらにもあるんですね。
小さいのが2ユーロ、大きいのが3ユーロでした。懐かしかったけれど、ちょっと食べるのは恥ずかしくて写真だけ撮ってきました・・・。
大人も子どもも、はしゃぎながら食べていました。まだこちらでは新しい食べ物なのかもしれません。
こんな大きな焼き栗の屋台も。
自分よりも大きな風船を買ってもらってバスを待っている男の子です。良い子にしていたのかな?
子ども中心のお祭りって、なんだかほっとしますね。
僕も良い子だから、早く寝るでしゅよ。プレゼント、よろしく・・・zzz。
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- comments(12)
なるほど・・
6日までXmas休暇と言うのも お国がらでしょうか。
ベファーナ・・・ほうきに乗るのは魔女のイメージだけど。。。
「魔女の宅急便」のおばさんバージョンね(*´∀`*)
綿菓子まであるんだ。。
美味しい、楽しいお菓子は国境を越える^^;
子供にとってプレゼントが付き物のお祝い行事は
年中いつでも歓迎ね。