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アリス「成分入れ替え？」

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1 ： ◆/Pbzx9FKd2 2016/04/05(火) 10:22:28.93 ID:n6qmRzIa0

カレン「そうデス。パパからお土産でもらったデス」ｸﾁｬｸﾁｬ

アリス「そうなんだ…それよりも何食べてるの？」

カレン「ガムデース。アリスもたべマスカ？」ｸﾁｬｸﾁｬ

アリス「いいよ…校内でそんな堂々とガム食べてたらクゼハシ先生に怒れれちゃうよ」

カレン「問題無いデス」

アリス「問題ないってそんな…」

久世橋「…」ﾄｺﾄｺ

アリス「ってクゼハシ先生きたよ！カレンまずいって！」

カレン「ガムは美味しいデス」

アリス「今そういうのいいから！」

久世橋「…あら九条さんその食べているものは」

カレン「クゼハシセンセーオハヨウゴジャイマース！これはガムのブルーベリーデース！」

2 ： ◆/Pbzx9FKd2 2016/04/05(火) 10:23:59.91 ID:n6qmRzIa0

久世橋「まあおいしそう」

アリス「！？」

久世橋「でもダメよ校内でガムを食べちゃ」

アリス「！！？？」

カレン「ごめんなさいデース」

カレン「ペッ」

アリス「！！！！！？？？？？？？？」

久世橋「あらあらダメよこんなところにガムを捨てちゃ」ﾌｷﾄﾘー

アリス「これは…一体…」

カレン「これが成分入れ替えデス。クゼハシ先生の虎をカラスマ先生のような甘さに変えたデス」

烏丸「おいこら九条」

カレン「やばいカラスマ先生も成分入れ替えたんデス」

アリス「ちょ」

カレン「逃げるデス！」

アリス「ま…まってよカレン！」

烏丸「まて！逃げるな！」

久世橋「ふふふ」

3 ： ◆/Pbzx9FKd2 2016/04/05(火) 10:25:10.05 ID:n6qmRzIa0

アリス「もうひどいよカレン」

カレン「HAHAHAごめんデス」

アリス「でもすごいねこれ」

カレン「今日はこれで遊ぶデス」

アリス「次は何をする？」

カレン「んー」

シノ「この外人さんの金髪が…」

穂乃花「風に揺れる麦畑のよう…」

カレン「そうデス！あそこの金髪同盟の金髪好きを餃子好きにするデス」

アリス「いきなり大きな変化するね！？」

カレン「それー！」

アリス「ちょ…ま」

4 ： ◆/Pbzx9FKd2 2016/04/05(火) 10:26:38.56 ID:n6qmRzIa0

シノ「はぁー水餃子が空から降ってこないでしょうか」

穂乃花「忍ちゃん駅前の餃子買ってきたよ」

アリス「なんかとてもカオスになったよ」

カレン「二人ともにんにく臭がするデス」

シノ「あ！アリスにカレンおはようございます」ﾓﾜｧ

穂乃花「おはよー」ﾓﾜｧ

カレン（うわっくっさ！）

アリス（こんなシノ嫌だな）

シノ「あ！宿題忘れていました。ではまた後ほど」

アリス「あれ？今日はシノがギュッとしてくれない…」

カレン「当然デース今のシノは金髪よりも餃子大好きなんデスカラ」

アリス「そんなぁ」ｼｭﾝ

穂乃花「カレンちゃんお菓子あげる」

アリス、カレン「え！？」

5 ： ◆/Pbzx9FKd2 2016/04/05(火) 10:27:20.55 ID:n6qmRzIa0

アリス（今のホノカはシノと同じように金髪に興味がないはず…）

カレン「ホ…ホノカはどうしてわたしにお菓子をくれるデスカ…わたしは餃子じゃないデスヨ」

穂乃花「餃子？なんのことかよくわかんないけどわたしはカレンちゃんがカレンちゃんだからお菓子をあげるんだよ」

カレン「ホノカ…」ｼﾞｰﾝ

アリス「ｹｯ」

カレン「…餃子のお菓子デース」

6 ： ◆/Pbzx9FKd2 2016/04/05(火) 10:29:34.77 ID:n6qmRzIa0

カレン「次は誰で遊ぶデスカナ」

アリス「ちょっとカレンもうやめなよ」

カレン「まあまあヨイデハナイカ」

シノ「陽子ちゃんに綾ちゃんおはようございます」

陽子「ういーっす」

綾「おはよう」

カレン「アレデス！」

カレン「ヨーコをアヤヤ好きにしてやるデス！両思いデス」

アリス「カレン…」

陽子「綾は今日もかわいいなー」ｷﾞｭｰｯ

カレン「と見せかけて！アヤヤをシノ好きにするデス！」

アリス「ちょ」

シノ「二人は仲良しさんですね」ﾆｺﾆｺ

綾「し…しの…ち…違うのこれは…陽子が勝手に///////」ﾊﾞｯ

陽子「ええーいいじゃーん」

シノ「じゃあわたしも！」ｷﾞｭｰｯ

綾「ちょ//////しのまで///////」

陽子「私の時と反応違うぞー」

カレン「シノアヤヤ…これは流行るデス！」

アリス「流行んないよ！」

キンコーンカンコーン

カレン「あ！チャイムデス。ではまたあとでデス」

アリス「ちょっとカレン…いっちゃった…。」

7 ： ◆/Pbzx9FKd2 2016/04/05(火) 10:32:19.79 ID:n6qmRzIa0

久世橋クラス

シノ「あぁ…宿題をやってくるのを忘れてしまいました…」

カレン「ダイジョーブデース！わたしも忘れましたー！」

綾「大丈夫じゃないでしょ…まったくしょうがないわね…」ｽｯ

シノ「あ…綾ちゃん…？」

綾「こ…今回だけよ」

カレン（いつもなら叱りつけるだけですが今日のアヤヤはシノにメロメロアマアマデース！）

カレン（これに乗っかって宿題見せてもらうデース）

シノ「綾ちゃん…」ｼﾞｰﾝ

シノ「それではさっそく！…あれ？」ｶﾞｻｺﾞｿ

綾「どうしたの？」

シノ「し…宿題が…」『名前：アリス・カータレット』

綾「そんな！これじゃあアリスまで共倒れじゃない！」

シノ「いえ…共倒れにはならないです」『アリス・カータレット』

シノ「アリスは宿題をやっています」『アリス・カー』ｹｼｹｼ

シノ「アリスの屍を越えて意思…いや宿題は私が引き継ぎます！」『大宮忍』

綾「それなら安心ね！」宿題戻しー

カレン「あ…あれ…アヤヤ宿題わたしも…」

綾「ダメよカレン自分のチカラでやらなきゃ」

カレン「でもシノはよかっ…」

久世橋「みんなー昨日の宿題のプリント提出してね」ｶﾞﾗﾗ

カレン「ヒャァ！」

8 ： ◆/Pbzx9FKd2 2016/04/05(火) 10:32:50.62 ID:n6qmRzIa0

シノ「先生！宿題ちゃんとやってきました！」ｷﾘﾘ

久世橋「偉いわね大宮さん」

シノ「えへへ」

カレン「あのぉセンセー…」ｵﾄﾞｵﾄﾞ

久世橋「どうしたの九条さん？」

カレン「じつは…宿題を…！！」

カレン（そういえば今のクゼハシ先生は！）

カレン「ドンマーイ！メンゴデース！ゲームしててやってないデース！」

久世橋「…もうだめよ九条さん。ちゃんとしなきゃ」

カレン「ちょろいデース」（ハーイ）

9 ： ◆/Pbzx9FKd2 2016/04/05(火) 10:33:47.38 ID:n6qmRzIa0

烏丸クラス

陽子「あー早く綾に会いたいなー」

アリス「も…もうヨーコったらー」（いつものアヤなら泣いて喜ぶのに…）

陽子「…あ、そうだアリスー宿題やってきた？やってたら見せて欲しいんだけど…」

アリス「ええー自分のちからでやらなきゃ意味がないのに…しょうがないなー」ｶﾞｻｶﾞｻ

陽子「サンキュー助かるよ」

アリス「まったくもー……あれ？」ｶﾞｻｶﾞｻ

陽子「…どうした？」

アリス「…」『大宮忍』ﾓﾜｧｰﾝ

陽子「うわ…何も書いてないし…油まみれだし…っていうかにんにくくさっ！」

アリス「ど…どうしよう」ｶﾞﾀｶﾞﾀ

陽子「い…今すぐ取りに行くぞ！」

烏丸「みんな昨日の宿題提出してー」ｶﾞﾗﾗ

陽子「」

アリス「」

アリス（！でもカラスマ先生なら事情を話せば…）

烏丸「宿題やってなかったらどうなるか分かってんだろうなキサマら」

アリス（しまったー！今のカラスマ先生はクゼハシ先生のような人に…というか元のクゼハシ先生より怖くない！？）

陽子「あのー実は宿題やっていなくて…」

烏丸「ほういい度胸だなキサマ」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｵ

陽子「ヒッ」ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ

アリス「」ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ

10 ： ◆/Pbzx9FKd2 2016/04/05(火) 10:35:04.28 ID:n6qmRzIa0

休み時間

カレン「成分入れ替えで助かったデース」

アリス「…さんざんだったよ」ｼｭﾝ

陽子「うう…あやぁ…」ｸﾞｽｯ

綾「大変だったわね…」

シノ「元気出してください」ﾓｯﾁｬﾓｯﾁｬ

アリス「ってシノなにたべてるの！？」

シノ「え？餃子ですけど」

アリス「見ればわかるよ！なんで今食べてるの！？しかも素手で！」

綾「どうしたの？シノが休み時間に餃子を食べるなんて日常茶飯事じゃない」

陽子「今日のアリスはなんかおかしいぞ」

カレン「アリスがおかしいのも日常茶飯事デース！」HAHAHAHAHA

アリス（カレンてめえ…）

11 ： ◆/Pbzx9FKd2 2016/04/05(火) 10:36:39.46 ID:n6qmRzIa0

烏丸「大宮何食ってる」

陽子「うげっ！か…からすちゃん」

シノ「はわわ」ｱｾｱｾ

烏丸「勉強もろくにしないで餃子ばっか食いやがってよ」

シノ「はうぅ」

カレン（以前のクゼハシセンセーとワタシみたいデース）

アリス（だから前の久世橋先生こんな怖くなかったよね！？）

烏丸「あとにんにくクセぇんだよ！」

シノ「うぅ」ｼｮﾎﾞｰﾝ

烏丸「このまま食い続けたらにんにく臭いし…半分わたしがもらってやる///////////」

シノ「…え？//////////」

カレン（成分入れ替えても好感度は変わらないようデスネ）

アリス（なんかベクトル変わってない！？）

12 ： ◆/Pbzx9FKd2 2016/04/05(火) 10:37:35.91 ID:n6qmRzIa0

放課後

カレン「次はどれで遊ぶデスカネー」

アリス「カレン…もうやめなよ」

カレン「何言ってるデスカー？まだまだこれからデスヨー！」

カレン「ご近所の松木さんを絶対あいさつしない人に変えてやるデース！」

アリス（おかしい…今日のカレンは何かがおかしい…ってあれは！）

カレンのカバン『人の成分を見るメガネ』

アリス「カレン…ちょっとそのメガネ貸してもらっていいかな」

カレン「これデスカ？イイデスヨ！」

アリス（これで…）ｽﾁｬ

アリス「！！」

13 ： ◆/Pbzx9FKd2 2016/04/05(火) 10:38:37.69 ID:n6qmRzIa0

アリス（カ…カレンの『無邪気さ』から…『無』が消えて『邪気』に…）

アリス（誰に書き換えられたかはわからないけど…このままじゃ）

アリス（でもわたしに一体何ができる…？）

アリス（…いやどんなに成分が変わっても良心までは変わらないはず…そこにつけいる余地はあるはず…）

アリス（わたしはカレンのおねえちゃんなんだ…わたしがやらなきゃ…）

アリス「カレンこういうことはやめよう！」

カレン「ええーお楽しみはこれからデスここでやめるのはもったいないデス」

アリス「カレンは楽しいのかもしれない…でも」

アリス「自分の好きなもの…好きなことが誰かに勝手に変えられたりするってすごくかなしいことなんだよ」

アリス「もしカレンの周りの人たちが誰かの手によってカレンのことを嫌いにされたりしたらそれはすごくかなしくて辛いことじゃないかな…」

カレン「…ワカリマシタ。もうやめるデス」

カレン「みんなも元に戻すデス」

カレン「ごめんデス。アリス大切なことに気づかせてくれてありがとデス」

アリス「カレン…」

カレン「アリスはやっぱりわたしのヒーローデース！」

アリス「もーわたしはおねえちゃんだよー！」

カレン「ＨＡＨＡＨＡＨＡＨＡ」

14 ： ◆/Pbzx9FKd2 2016/04/05(火) 10:39:40.60 ID:n6qmRzIa0

それから

アリス（あのあとカレンが全ての人をもとに戻してくれた）

アリス「でもまさかリセットボタン一つでできるとは」

シノ「アリスおはようございます」ﾓﾁｬﾓﾁｬ

アリス「シノおはよー…って朝から何食べてるの！？」

シノ「？餃子ですけど」

アリス「」ﾜﾅﾜﾅ

シノ「今日もアリスの金髪は輝いてますね！」ｷﾗｷﾗ

アリス「！」

アリス「…ありがとうシノ///////」ﾆﾍﾗ

シノ「どういたしまして」ﾆｺﾆｺ

アリス（よかったちゃんと戻ってる）

綾「し…しのおはよう///////」

シノ「はい綾ちゃんおはようございます」ﾆｺｯ

綾「////////」

アリス（なんか一部戻ってないよ！？）

おしまい