世界のしくみ - スピリチュアリスト
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2024/07/24

新時代の到来を早める法ーシルバー・バーチ

 いま地上のあらゆる所に、不満の雲が漂っている。
しかし夢あふれる春と成就の夏が近づいて来る。
その到来は、神の子等がその自由意思を鍛える歩調に応じ、早くもなり遅くもなる。
世界のどこででもよい、いま一人の人が他の一人を向上させようとすれば、その背後には、無数の霊魂がそれを助けようとひしめきあっている。どんな善への努力も失われることなく、どんな奉仕への願いも、無駄に終わることはない。
 

――― シルバー・バーチ
    
桑原啓善 編著『シルバー・バーチに聞く』より




2024/07/20

ホワイト・イーグルの教え『アメリカ大陸の太陽人たち』より

  人類の歴史において、時々教師たちが、新しい『宗教』と称されるものを携えて、地球にやって来ました。実際には新しい宗教など存在しません。存在するのはただ、霊的な真理を再説しにやって来るあらゆる時代の聖人や賢人たちだけです。

太古以来ずっと、そうした古代人たちは、人類が容認できる姿となって現れてきました。また、その時代の人々の理解できる言語を用いてきました。
――― ホワイト・イーグル 
     

(加藤明訳 グレースクック著『アメリカ大陸の太陽人たち』より)






 
2024/06/09

今日の言葉ーホワイト・イーグル

 国と国との戦争が終わる時、そこに人類の未来があります。
それは今日の誰にも予測できない、まったく新しい違った道です。
しかし、心に銘記されよ、社会の、産業の、国家の、国際上の諸問題は、愛によってのみ解決されるということを。
その愛とは忍耐と寛容と奉仕の実践です。
言葉をかえて申せば、人が他者と友となり兄弟となって生きる、この一言につきます。

 (桑原啓善訳 グレース・クック『ホワイト・イーグル霊言集』より)


 
2024/05/08

スピリチュアリスト 土井晩翠

心霊研究の世界的現状
  
   土井晩翠 
 このたび、私が翻訳したバレットの名著『サイキカル・レサーチ』の終章に、数多くの「参考書が列記されているこの記載された参考書」(九牛の一毛)を一瞥しただけでも、この斯学が優秀の文明国に於て(偏見者流の反抗はあるが、)徐々に、しかも堅実に進歩しつつある事が分かると思う。斯学のチャンピオンたる故ウイリヤム・ステッド、当時著名なる英国の月刊「評論の評論」主幹は十九世紀の終末の際、左の如く述べた。
 「人はこの驚嘆すべき十九世紀の機械的進歩を最も顕著な功績とするが、私自身の考えによれば、十九世紀が世界の進歩と文明とに貢献した最大功績は 死後に於ける個人的生存の科学的証明を根柢づけた点にあると思う。千歳の後の史家は斯く断ずるであろう。」
 斯学の諸名著中の一、リンヂイ・ヂョンスン博士の「大問題」をサア・コナンドイルは 全人類にとりての祝賀といった。私はステッド等の諸名士と共に、心霊研究の発展を全人類の慶祝と信ずる。

(中略します)
 私が敬重した故新渡戸稲造博士は心霊研究を肯定し、「東西相触れて」の中に目撃した視力実験の記事を載せている。
 心霊研究により、霊界の存在、霊の不滅が実験的に証明さるる事は斯学の最大の功績である。即ち既成諸宗教に共通なる原理を実験的に証明するものである。仏国の有名な天文学者(「世界の終」の著者)カミュ・フラマリオン曰う、「将来の宗教は科学的になり、心霊的事実の上に其基を確立しよう、従って既成宗教に驚くべき利益 ― 統一 ―を与うるだろう。心霊現象の科学的解決の上に建てられた宗教には何等の分派も憎悪も存在しないだろう」。(「未知の世界」)
 人間進展史上の止むるを得ざる一期として全世界は大乱脈である。しかし思えば目に見る現世界其の物は三世に亘る霊魂の向上史上の一段階に過ぎぬ。ダンテのブルガトリオの如く人間霊魂修行道場である。私は三世因果を永遠不滅の真理と信ずる。そして縁あって本書の訳述を敢えてした。 
 一切の先入観に煩わされず、虚心坦懐に本書を開かれんことを一般読者に切望する。

 

2023/12/03

今日の言葉

倖せばかりがあるはずなのに、ここは悲しみの国ばかり。
光が満ちるべきに、ここは闇。
豊饒が支配すべきなのに、ここにあるのは飢えばかり。
神はあらゆるものを人類に与え給うたのに、その分配を妨げる者達がいる。
ここに払拭されねばならない障害がある。
 ――― シルバー・バーチ 


桑原啓善訳 『シルバー・バーチ霊言集』〔三〇〕より