未分類 - スピリチュアリスト
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2024/12/11

今日の言葉ー宮沢賢治

「チュンセは松の木の枝から雨雪を両手いつぱいとつて来ました。
それからポーセの枕もとに行つて皿にそれを置き、さじでポーセにたべさせました。
ポーセはおいしさうに三さじばかり喰べましたら急にぐたつとなつていきをつかなくなりました。
おつかさんが驚いて泣いてポーセの名を呼びながら一生けん命ゆすぶりましたけれども、
ポーセの汗でしめつた髪の頭はただゆすぶられた通りうごくだけでした。
チュンセはげんこを眼にあてて、虎の子供のやうな声で泣きました」
(…)
「チュンセはポーセをたづねることはむだだ。
なぜならどんなこどもでも、
また、はたけではたらいてゐるひとでも、汽車の中で苹果(りんご)をたべてゐるひとでも、
また歌ふ鳥や歌はない鳥、青や黒やのあらゆる魚、あらゆるけものも、あらゆる虫も、
みんな、みんな、むかしからのおたがひのきやうだいなのだから。
チュンセがもしもポーセをほんたうにかあいさうにおもふなら
大きな勇気を出してすべてのいきものの ほんたうの幸福をさがさなければいけない。」

――宮沢賢治
(「手紙 四」より)

2024/12/09

今日の言葉ーアルベルト・シュヴァイツァー

純粋に、しかも自然に物事を考える人は男女をとわず誰でも、人間のためだけでなく、あらゆる生物のために、愛情を行動であらわす以外の方法を考えられない。もはや、現世の終末も、したがって、やがて生物は悩みから救われるということも期待できない今日のわれわれは、心と頭を占めている愛の掟によって、またイエスの教えによって、動物に同情を寄せずにはいられないのである。そして、われわれの力の限り、動物を助け、動物の悩みを除いてやらずにはいられないのである。

――アルベルト・シュヴァイツァー
(髙橋功著『シュワイツェルと動物』より)
2024/12/05

今日の言葉ーホワイト・イーグル

しかし、現に失敗し、万事が混乱している時、貴方の傍に、一人の救いの手があることを思い出されよ。貴方の守護の天使は貴方の失敗を見ている、とがめだてたりはしない。「だからよいか、言ったではないか」などとは言わぬ。こうささやいてくれる「勇気を出せ……もう一度立ち上がれるようにしてあげよう。目を上げなさい、目を開きなさい、神は今日も天に在り、何事もなし」と。

――ホワイト・イーグル
(桑原啓善訳 グレース・クック『霊性進化の道』より)
2024/12/03

今日の言葉ーホワイト・イーグル

祈りは、誠実さと謙虚さをもってする、極めて有力な手段である。ただ一つのことを祈れ、神の愛を。神の光のいや増さんことを祈れ。己れのためにでなく、他者がその光によって祝福されんがために。これが祈りの道である。

――ホワイト・イーグル
(桑原啓善訳 グレース・クック『霊性進化の道』)
2024/11/29

今日の言葉—ホワイト・イーグル

皆さん、学ぶべきことが沢山あります。惜しみなく美を開く世界が、皆さんの前にあります。もし、皆さんが瞑想、祈り、献身の道を進み、そのための苦労をいとわねば。ただ皆さんが日常生活をないがしろにせず、それのみか、俗世を神の息子、神の娘として生きることをするならば。(…)皆さん、これがアクエリアス時代が開く道です。美と調和と、そして地上から天界までつながる兄弟同胞の道です。

――ホワイト・イーグル
(桑原啓善訳 グレース・クック『光への道』より)