「黒子のバスケ」第200Q「答えは出ました」の感想です。
○前回まで・
199話の感想はこちら
黒子の策は、自身が「完全無欠の模倣」の次のプレーを予測したうえで、これまで何度も「キセキの世代」のプレーを破ってきた火神に黄瀬打破を託す、というものだった。
ラスト2分でそれを実現するのは困難であり、事実、黄瀬は得点を重ねてゆく。残り39秒、ついに海常は誠凛を逆転する。
前回の補足。今回も特にないのですが、前回も前々回も「こうなるのでは?」という予想を3つのうち2つは外れているので、見返すのが恥ずかしいです。200Qで終わるわけがなかった。
それと、日向について書いたら、ことごとく外す能力でも持っているのだろうか。
○誠凛、再逆転!! 残り39秒でタイムアウトを取った誠凛。黒子はここまでの観察の結果をチームメイトに伝え、残り時間で黄瀬の「完全無欠の模倣」を破り、海常を勝つための方法を話す。
黒子の作戦を聞いた日向たちは覚悟を決め、得意の「ラン&ガン」スタイルで攻めに出る。先刻のファインプレーで腕を痛めた日向の直感が功を奏し、海常のディフェンスを破って再逆転に成功する。
残りは28秒。海常の、そして黄瀬の最後の攻撃に、先陣を切って立ち向かう誠凛の選手は何と、黒子―!?
必死の予想むなしく、火神が「ゾーン」に入ることなく誠凛は得点することができました。
ついでに予想むなしくといえば、日向が前回負ったダメージについての言及があったので、決勝は普通に出られそうです。
今回、得点が割とあっさり決められたことで、むしろディフェンスどうすんの!?と思ってしまい、この後長々と予想しています。というわけで、感想らしい感想が今回ありません。申し訳ありません。
○再考・黒子の策 先に結論から。
誠凛がもう1ゴール取る作戦ではないでしょうか。・海常から得点を奪えることが今回、証明された
・残り時間28秒
・伊月の
「それはなかなかしんどいな」・火神の
「お前のせいじゃねえよ」 この辺の要素を無理やり繋げて考えてみました。
予想に至った理由の1つ目は、今回「ラン&ガン」で攻めたことです。
今週の、たった11秒間の攻撃は「なるべく早く点を取る」ことが目的のように思えます。
2回目の攻撃の時間を多く確保するための速攻だったのでは、ということです。
もっと言うと、1ゴール目を取れるかどうかも賭けだった、と。
残り28秒あるので、海常がオフェンスに24秒をフル使用したとしても、誠凛の攻撃時間は4秒あります。しかし、勝っているのは誠凛なので、海常は手を緩めて攻撃するわけにはいきません。ボールを取られてしまったら負けが決まってしまうので、24秒より早くシュートを打ってくるはず。そうなると誠凛の攻撃時間はその分伸びます。
今回、11秒でゴールを奪っているので、同じ時間あればイケるのではないかな、と。
予想に至った理由の2つ目は、火神の
「お前のせいじゃねえよ」というセリフを広げて考えてみました。
そもそも「誠凛が2ゴール取る」ということは、イコール「海常に1ゴール許す」ということです。
つまり、
黄瀬のオフェンスを火神がブロックできないことを前提に作戦を立てないといけないわけです。
このことが黒子は申し訳なくて、それを悟った火神が「お前のせいじゃねぇよ」と言ったのかなと。
火神にしてみれば、黄瀬を止められないのは自分の実力が不足しているからだとすら考えそうです。
2ゴール奪わないと勝てないという条件が、伊月の
「それはなかなかしんどいな」を始めとした誠凛一同のリアクションの答えなのかな、と。
肝心の2ゴール目についても予想します。
ディフェンス時には「完全無欠の模倣」破れなくても、せめてオフェンス時には破って勝ってほしいので、
「流星のダンク」で紫原のブロックを破って勝利。というパターンを予想します。
「そもそも、火神の真骨頂は空中戦だったな」という考えに至った時に
「空中での勝負ならコピー対象は紫原一択じゃないか?」と思いました。
つまり、空中戦ならコピー対象を"誘導"できるのでは、ということですね。
「完全無欠の模倣」を半分破って勝利(オフェンス時に勝ち/ディフェンス時には負け)で、黄瀬に完全勝利とはいかない結末もアリなのかなと。
あの強さだと、攻守どちらの時も破って勝利するよりも納得できそう、というのも今回の予想に至った理由だったりします。
もしくは試合前に黒子と見せた
レーンアップアリウープかな、と。
でもこれだと「完全無欠の模倣」を破る方法まで思いつかないので可能性は薄そうです。
「流星のダンク」にしろレーンアップにしろ、練習試合と同じでブザービーターで決める、なんて可能性もあるかもしれませんが、今の黄瀬相手だと難しそうです。
長々と書いてみましたが、外れている可能性しか考えていません。
1行で説明できる
「起点は青峰」という単純な答えも、今週の描写から考えられるので。
何にしても、次回は無心で楽しみます。決着つきそうですし。