京都には300ほどのギャラリーがあるのだそうです。開店休業状態のギャラリーも少なくないのだそうですが。
私が足を踏み入れたことのあるギャラリーはそのうちの何パーセントくらいでしょうか。おそらくは10%にも達していないかと・・・・。
その中でこのギャラリーは有名なモノの一つです。
そこで若手がグル-プ展をしていました。

最近の赤ちゃんは生まれてすぐからとてもきれいな顔をしていますし、幼児期の子供も綺麗な顔立ちをしています。
若手の絵画などの表現作品もそういう感じを受けます。

私自身はこうした芸術分野について何ら素養も造詣もちあわせていません。ですからあれこれ口をはさむのは,
はばかりがあるのですが、一般の観賞者は大概そういう人たちなんでしょうから、私はそういう人の一人として色々感想を言うことがあります。
せっかく見せてくれているのに黙って会場を後にしては失礼だとも思うからです。

まあ、もっとも誰彼なく、なんでも言うというわけではありません。
ちょっと厳し目の話でも受け止めてくれそうな人かなと・・・、そういう人にはシビアなことも言うように心がけています。

この方もしっかり耳を傾けてくれました。悪くすると暇つぶしの文句言いのオジサンになってしまいますから塩梅が難しいのですが。
この方の作品は「ノイズ」
紙、アルミ箔の下に一円硬貨がぎっしり並べられています。そして紙、アルミ箔にスリットが入れられていてそこに一円硬貨の列がわずかに見えます。
右の作品では隣り合った硬貨の一部だけが見えますし、左の方は硬貨の列が見えます。
現代における「ノイズ」とは何でしょう。
TV画面に出るノイズ、PCのモニターに出る「ノイズ」、デジタル写真の「ノイズ」・・・・、いえ、様々な社会現象には至る所に「ノイズ」と意識されるものがあります。

その「ノイズ」を透かして見ると、・・・・・・、そこに金(カネ)が透けて見える。

作品そのものは実にシンプルです。
2500枚の硬貨と、それを覆うスリットの入った紙(アルミ箔)。 そこに現代を描く。

「希望を意識して立って見てください。」
テーマ:ある日の風景や景色 - ジャンル:写真
- 2013/11/19(火) 00:02:20|
- 絵画
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