久しぶりの「個撮」です。
この人は、少し前に緑のドームの下で読書をしていた学生さん。 オーストリアの人です。
「個撮」をお願いして引き受けてくれたのはいいのだけれど、日本語の遠州弁と、共通語と、なまかじりの京都弁しかできない私と、母語であるドイツ語に勉強中のフランス語とスペイン語、それに将来の仕事上必要という事で相当に操れる英語ができる・・しかし、日本語は、「ありがと、さようら・・・・それから・・・」というこの人の二人で、果たして「個撮」が成立するのか、という大問題が。
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まあ、最悪の場合には「スマフォの翻訳機能を使えば大丈夫ですよ。」というこの人の励ましで・・・。
それで、結局は2時間余りを、すべて英語らしいもので乗り切った私です。
感の良いこの人だからできたことでしょうね。まったくのところ。
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それにしても、私にとっては一大事だったわけで、よくこんなことをする気になれたものだなあと、我ながら感心するし、正直言って「よくぞ掘った、老いたるモグラよ!!」です。
と言っても、話の通じない者同士の撮影はこれが初めてではなかったのです。
韓国人の素敵な女性と・・・・その人は、韓国語とフランス語と、そして英語・・・1時間ばかり撮ったことがありました。
結局この時も、好むと好まざるとを問わず、英語が仲立ちをしてくれました。
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バラ園に入って「どれが好き?」と聞くと「赤いバラが好きです。」というので、ここに来ました。
私が、バラの花を、そっと手のひらに掬い取る様な身振りをして、「こんな風にしてね。」と指示しましたが、感心なことに、花には指を触れないのですね。ギリギリのところで触れるか触れないかのところで指や手のひらを止めるのです。
こういうところにこの人の育ち方がわかりますね。
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待ち合わせのこの植物園には「初めて来ました。」と喜んでくれましたが、私がメールで「植物園の南側の入り口前で待合せよう。」などと、勉強のために日本に来ていて、清水寺とか、嵐山ならともかく、・・・自分一人で来てねというのは不親切な話です。
案の定、北にも入り口があって、そちらに行ってしまっていて、・・・・。
そんなひどい目に合わされたのに、しかも、何の説明もなく(第一説明もできませんが)、撮影が突然始まる次第。
モデルをするのは初めてだそうです。
が、お母さんがカメラが好きでキヤノンを使っているそうです。だから幼いころからたくさん撮ってもらっていて「モデルをしたことはないです」というのも、実際には、無自覚のうちにレンズ慣れをしているかもしれません。
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先日合った時には、話を聞くために外したヘッドフォンが髪をぎゅっと押さえていたし、服も白いモノでしたから、雰囲気がかなり違って感じられます。
- 2024/05/31(金) 00:00:05|
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この人とお話をしていたら、「へ~、そうだったんですか?!」という事がありました。
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この辺りは北大路通りが鴨川と交わる地点です。架けられている橋を北大路橋と言いますが、その橋の下流でよく見かける情景があったのです。
それは小さな丸椅子やテーブルとおしゃれな敷物。それにワイングラスやコーヒーなどを準備して「まったり」と鴨川の風景を楽しむ人たちがいる情景です。
ことにそれは、若いカップルや、二人連れの女子だったりします。
そして「女子」たちは、それぞれに服も特別なものを選んで来ていて、写真を撮りあったりしています。
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最初はそれを「あんな道具立てまでして、ずいぶん積極的な、しかし、面白い楽しみ方をする人が増えているんだなあ。」と思っていたのです。が、しかし、そこには仕掛け人がいて、先ほどの北大路橋からさほど遠からぬところにあるカフェがテーブルやワイングラスなどを貸し出しているという事なのです。むろんコーヒーもどうぞと言うことで。
なるほど目先の効いた、しかもいい趣味のサービス提供だなあと思っていて、一度その店をさがしてみようかなとも思っていたのです。
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それが、実はこの人の夫さんとこの人が経営するカフェであり、「張本人」だったのです。
「最近は類似のサービスを提供するお店もいくつか増えてきて・・・・。 幸い春と秋には行列ができるほどお客さんに来ていただいています。」とのことでした。
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で、今日は、本来は、お休みの日なのに、突然、夫さんがもう一つのお店の都合で急遽の出勤。そのうえかわいい息子さんにフラれて、私にチャンスが回ってきたという次第です。
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この日、何とした心理からか、私が、持ち出したのが壊れかけのα900+ミノルタレンズでした。
NIKON+シグマレンズのようなシャープさ、解像感はありませんが、色味はやはりこちらがいいかなあと思います。
設定の不安定さに困らされましたが、何とかお気に入りになる写真が撮れました。
- 2024/05/30(木) 00:00:01|
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久しぶりに上賀茂の手作り市に行くと、お馴染みさんが「昨年末から会えていなかった。渡したいものがあるから・・・。」とカバンから絵馬のようなものを出してくれた。ご自身が「ウッドバーニング」の手法で制作したもの。
なんと半年もの間、いつか会うときにと思ってカバンに入れていてくれたのです。
「もう辰年も半年過ぎてしまったけれど・・・。」といいながら。 有り難い、うれしいことです。
そんな温かい気持ちをもらいながら、鴨川を下流に向かっていくと・・・・。
私は、上手に帽子をかぶる人が好きなので、つい目がそちらに行きます。
白い服も、また髪を束ねているようすも、「いいなあ。」と。
手前の草の緑を耳飾りにしてみました。
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鴨川には結構な大木がたくさんあって、それが緑の草の広がりとともに気持ちの良い情景を作っています。
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鴨川には、モデルをしてくれる人がいたら、ここで撮りたいなあという場所は、いくつもあるんですが、移動が難しくて。
もっとも、私が若い女性たちの「健脚」と撮影に対する意欲を、遠慮が過ぎてを過小評価しているきらいが無くはないようなのですが。
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「子供と一緒に、外でお昼ご飯を食べようと誘ったんだけど『フラれて』、一人なんです。」とのことでした。
こんなことで「写真を撮らせてもらいたいのですが、どうでしょう。」とお訊ねすると快諾していただけました。
上の二葉の写真で、この人が、うつむいているのは、うつむいてくれているのです。
私が、あなたを見かけたときに「・・・・でいい感じでしたので」、とお話ししたことを意識してくれているのです。
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ゆったりとくつろぐために裸足でいてくれたのが、またなんとも良くて・・・・。
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実は、この背後は結構交通量の多い道路でして、車の行き来をよく見ないといけません。
感じの良い車なら背景に入れようかなとも思いましたが、やはり車は邪魔でした。
- 2024/05/29(水) 00:00:06|
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向き合う感じで熱心に演奏していました。 それで、邪魔しては悪いかなと、パスしていこうとすると・・・。
風でとぎれとぎれなんですが歌詞が耳には行ってきました。「・・・・・ 花と散る ♬」「入ろう 入ろう 🎶」・・・・。
これってひょっとしたら?! 懐かしいあの曲じゃないの?それにしても最近でも、そしてあの年代の人でも歌うのかなあ。
「みなさん方の中に
自衛隊に入りたい人はいませんか
ひとはたあげたい人はいませんか
自衛隊じゃ 人材もとめてます
自衛隊に入ろう 入ろう 入ろう
自衛隊に入れば この世は天国・・・・」
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高田渡というフォークシンガーが1968年ころに歌った曲で、もちろん本来は反自衛隊の反戦歌。
今回ちょっと調べてみたら、この曲が人の耳に入り始めたころのことが掛かれている記事があって「それを聞いた防衛庁(現防衛省)から、いい歌だからぜひうちのPR曲として使わせてくれないかという申し出があったそうです。
別に聞くところでは、現在ではげ駅自衛官が口ずさんでいるらしいとのこと。
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これが自衛隊や政府の軍拡政策に対する当てこすり的な反戦歌であるかどうかも区別がつかない当時の防衛庁もどうかともいますが、もはやこれが当てこすりではなくて現実化しているのが実情です。事態はどんどん悪化しています。
ここからこの話を深めていくとA4二、三枚にはなってしまいますから、この辺で止めておいて・・。
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「ちょっと面白い曲をやっているから聞かせてもらっていいですか?」
「どうぞ、・・・。」
「じゃあ、次は何をやる。 お兄さん(どうやら私のことらしい)も歌えるかもしれないから『哀しくてやりきれない』をやろうか。」
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この『哀しくてやりきれない』はザ・フォーク・クルセダーズが歌って、相当多くの若者たちの心をつかみました。
♬ 胸にしみる 空のかがやき
今日も遠くながめ 涙をながす
悲しくて 悲しくて
とてもやりきれない
このやるせない モヤモヤを
だれかに告げようか ♪
この曲の詩はサトウ ハチロ氏が作ったモノで、彼の弟は原爆で殺されています。その弟を殺され失ったやるせない悲しみが歌われていると言われています。
曲の四番は
深い森の みどりにだかれ
今日も風の唄に しみじみ嘆く
悲しくて 悲しくて
とてもやりきれない
このもえたぎる 苦しさは
明日も続くのか
悲しみや苦しさを「もえたぎる」と表現するのは、それが尋常ではないし余りにも不条理だという瞋りからも来ていることをうかがわせます。
ザ・フォーク・クルセダーズ が「イムジン河」を放送禁止にされた直後の1968年の曲です。
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私は、「自衛隊に入ろう」には1969年に京都で出会いました。
イムジン河は学生の頃、仲間と何かと言っては歌いました。
そんな曲を歌う人には、長年出会っていないので、実に新鮮でしたし、心強く思いました。
が、曲が好きだから練習をしているということで、この曲で人々に「伝えよう」としていたわけではなさっそうです。
実はこの場は女性が「生徒」で男性が「先生」だそうです。 「好きな曲で教えてもらえるので楽しい。」という気持ちよくわかります。
- 2024/05/28(火) 00:00:01|
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京都にはたくさんの大学もありますし、多くの留学生が来ています。
この人も遠いアフリカン西部の内陸日にある国からはるばると来ています。
私がここを通って、街中に行こうとして、ふと見るとこの人がいました。ただその時には、すぐ近くに同じ年頃の日本人の若い男性が二人いましたから、友人同士で、晴れて気持ちの良い鴨川を楽しみに来たのかなと思って通り過ぎました。
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それからしばらくして戻ってきた時には、一人で川面を眺めていました。
どうせ一人でいるのだから話しかけても邪魔にはなるまいと思って、「少し話をしてもいいですか?」と近づいていきました。
還暦過ぎた人間でも異国のある町の公園に一人いれば、やや感傷的になります。 それを思い出す所為か、何となく気になるのですね。
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版画を学んでいるそうです。
パソコンの画面で作品をいくつも見せてくれました。私がお願いしたのです。
鮮やかな原色が見事にコントロールされ、仮面やマリの石段などをモチーフに組み入れて、魅力的な作品を作っていました。
そして太陽と日本の鳥居も。
とにかく色とその構成のセンスが素晴らしい。
先の京都グラフィーでもアフリカの写真家が色を実に鮮やかに使って見せているのには舌を巻いたことを思い出しました。
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東アフリカにあるタンザニアが発祥の地と言われるティンガティンガの絵も原色が鮮やかですが、どこがとは言いにくいのですが、やはり雰囲気が違います。黄いろ自体の色味や使い方かな。
アフリカは広いし、民族も多いから色々なバリエーションが豊かにあるのでしょうね。
Maliまでは20時間の旅路だそうです。
遠いね。
「マリの今頃も暑いですか?」
「ええ、ずいぶん暑いですよ。でも、マリでは乾燥して過ごしやすいのに京都の夏は・・・え~・・・なんというか・・・。 」
身振りでわかります。大量の汗をかくんですね。
ホントに京都の夏は暑いうえに湿度も高いですからね。堪りませんね。
マリではあまり汗をかかないそうです。というより、多分すぐ乾くんだと思います。
外国語のできない私と、日本語はまだちょっとという彼との身振り手振りの会話でした。
いい笑顔でしょ!? 男前です。
- 2024/05/27(月) 00:00:04|
- 人物
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お別れの際に「6月にライブがあるので、その宣伝に写真を使っていいか?」と聞かれたので「オフ コース」と答えました。
それで後になって「お二人が一緒に鮮明に写っている写真を撮らなかったなあ。」と気づきましたが、文字通り「後の祭り」でした。
音楽の演奏だけではなくて絵の展示や文化に関する講演みたいなものもあるそうです。
「学割もあるよ。」と言っていましたから有料なんですね。
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お二人の前の石段には四人の女子大生が腰かけて、先ほどから、ラッパーに合わせて声を出し体を動かしています。
それぞれ大学も専攻も違うと言いますから、多分高校の同窓生か何かでしょうか。
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ここを通りかかるときに、そのうちの一人が「あ、ラップをしている。」と、体や腕の動きでラップのリズムに糊ながら一歩二歩近づいてきました。
すると、ラッパーが「どうぞこちらへ」と両手を広げて招きましたので、四人は大喜びで席に着いたというわけです。
その乗りの良さは私ら世代にはないモノでしょうね。
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私などは沖縄に行ってエイサーの輪に招かれて見よう見まねで踊りだしても、阿波の踊りとまぜこぜにしたような奇妙な振りに立ってしまいました。こういうリズムや体の動かし方が、学習されていないのですよね。
それにしても『外国人だから楽しそう。』とすぐに馴染もうとするのはうらやましい限りです。
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実は、このお二人はとある大学で英語を教えているのだそうです。
それを聞いて、先のどの女子大生のうちの一人が「英語を早く話せるようにするにはどうしたらいいですか?」と。
すぐにこういう質問ができる壁感の低さ!!
「そうだね、まず私が勤めている大学に入って私のクラスに入ることだね。」と答えるセンスの良さ。
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4人には、「君たちの背中を借りていいかい。」と。
大はしゃぎです。
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1980年代頃に「新人類」なんていう若者に対して失礼な名称が使われたことがありましたが、どんな時代でも若者の感性は「旧人類」とは変わっていくのです。この変容性があるからこそ人類も「民族」も生き延びられるのです。
それに、若い世代が変わる条件を作っているのが「旧人類」だということを忘れて得意気にこういう言い方をする学者はあまり信が置けないと私は思っているのです。
と、話が逸れました。
- 2024/05/26(日) 00:00:02|
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鴨川には本当にいろいろな人が集まるります。
その鴨川の中流のほんの一部を、二日に一度は往復します。
勿論「誰か素敵な人はいないかなあ」と目を皿のようにして・・・・。
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いました、いました。ラッパーです。
珍しですね、この辺りでラッパーを見るなんて。
自転車を停めて、石段に腰を下ろしてしばし耳を傾けます。
「歌詞」というのかどうか知りませんが、言葉は英語ですので、私には、ほぼ、わかりません。
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ラップではリズムに合わせて「語り」ますね。 そして調子をとるために二も、話の内容を印象強くるるためにもでしょうか、短い単語か語句の繰り返しがあります。 その部分が聞き取れるかどうかです。
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伴奏は初めフルートでしたが、曲?が変わり楽器がサックスに持ち替えられました。
此の時、彼のとき、カメラを取り出して「撮っていい?」
「もちろん、いいよ。」
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橋の下は撮影環境としては、かなり難しいものです。
何しろ川の上下流のどちらから撮っても逆光ですから、背景は明るすぎるし、被写体にはなかなか光が届かない。
苦戦です。
もっと橋の端ならいいのですが。
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逆光に包まれた被写体にピントを合わせるのもつらいところ。しかも案外動きがある。
やはりマニュアルでピントを合わせる習慣を作らないといけないなあと思います。
- 2024/05/25(土) 00:00:09|
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夏めいた日があります。
あと一週間もすれば6月ですもんね。 夏至が来ますよ、夏至が。
ついこの前まで桜に浮かれていたのにね。
鴨川の雰囲気は気温の上昇と共にずいぶん変わりました。 日陰を求める人が増えました。当然です。
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鴨川沿いには多くの樹木があって様々な景色を作っています。
その樹木が作る緑のドームに下で読書する人がいました。
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分厚い本は、もうすでにかなり読み進んでいますね。
留学生でしょうか。 旅行者でこんな分厚い本を持ち歩く人も今いないでしょうし。 でも、どうかな。
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それにしても良いところにベンチを作ったものです。 特等席ですね。
先ほどまで、本に集中するためでしょうか、ヘッドフォンをつけていましたが、私が声をかけたために外しています。
緑陰の読書。最高ですね。
私のような読書を妨げる人もあまり多くはないでしょうし、騒音もないし、風は気持ちいいし。
私なら思わずうとうとしてしまいます。
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翠のドームの下で読書するあなたを撮りたいとお願いすると、即座にKOしてくれました。
この時、日本語を話せるかどうかを聞き忘れましたが、後日のメールが英文でしたから、留学生ではないのかも。
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今、世界の大学や街頭で、イスラエルのパレスチナ侵攻を非難し、パレスチナに自由をと叫ぶでもや呼びかけがネット上にたくさん発信されています。
が、その呼びかけ、メッセージを聞き分けられない、英語力の無さに、自分ながらがっかりします。
年年歳歳、外国語が必要な世界になっていますね。
このままでは、再び鎖国の日本人になってしまいかねません。
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中国語、韓国語は一層大事なのに。
この人のお国はどちらなんでしょうね。
珍しく、そんなお話をしないままでした。 近くのベンチに人がいたせいかな。
- 2024/05/24(金) 00:00:03|
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○ それでもやはり人の過去や品性は顔に出るものと思われます。
自■党や維▲の選挙ポスターの人物の顔を見れば、その品性や知性がどの程度のモノか、否応なくわかる気がしませんか。そして、議員になると、年とともに人相が悪くなっていくなんてことも。
小さい頃テレビに映る衆院選などの候補者の写真を見て所属政党のあてっこをしましたが、そんなに的外れではなかったと記憶しています。
だからして、いい顔のほうも然りなんですね。
大概の人間は、いい事ばかりしてきたわけでも、間違いがなかったわけでもありません。山も谷もあっろうし、順風も逆風もあったわけですしね。その結果がにじみ出るのが顔というか、そう言うことで形作られてきたのが顔ですよね。だから味わいがある。
だから、平たく言うと顔に人生が出るという事でしょうかね。
ハンサムならいいという訳ではないのですよ。ね、そうでしょ?!
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○ そういう訳で、味のある魅力的な「おじさん」たちの助けを借りて、お互いの人生を反芻しようじゃないかという意味もあるのです。
ほら「人を鑑とせよ」とか、言うじゃないですか。
ただし、写真は、実は、「私を通して見た」○○氏という事でして、そこに私という歪んだフィルターがありますから、実像を損ねているかもしれないという、・・・・申し訳ないというか、なんというか、・・・・恨みはあります。
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◎ 今日の写真は、昨日の写真の方、すなわち人形作家で比較文学論の研究者だという方の、お連れ合いです。
写真をお送りするメールのなかで「ご主人」だとか「奥様」だとかいう言葉を使いながら、お二人からすれば、いささか眉を顰めるようなことになったのではないかと恐れているわけです。
日本語の民主化がずいぶん遅れているので、実に迷惑するわけです。
これは、ほんと、何とかしないといけませんよ。
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一目見て、直感的に「撮らせていただこう」と思った方です。幸いにも「皆まで言うな」と言った感じで、「今までこんな風に写真を撮られたことはないが・・・。」とおっしゃりながら、どこで撮ろうかと一緒に考えていただきました。
「この前出した本の著者近影は、自分で、スマフォで撮ったモノだよ。」とおっしゃる。出版社も気が利かないモノなんですね。
話のはずみで、その著書を送っていただけることになりました。いや、過分のお申し出で、恐縮しきり。
喜んで読ませていただきます。
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写真をお送りした返事の文章で、大変喜んでいただけたと知り、一安心です。
それに、「人を撮る」「人を撮った写真」というモノが持つ可能性も教えていただきました。
いまさら、とおっしゃるなかれ。 色々な方々に、写真について深めて気づかせていただかないと、自分だけでは、独尊状態に陥りますからね。
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10月の個展会場でお会いできたら、また新たな気付きの扉を開いていただけるかもしれません。
- 2024/05/23(木) 00:00:02|
- 人物
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京都府立文化博物館の別館に国際文化交流の団体・ジャルホのギャラリーがあります。
フェイスブックを通じて案内をいただけるので、毎度、出かけますが、今回はスペイン生まれの女性人形作家さんの展示です。
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木目込み人形などの作品が並びますが、想を浮世絵の美人画にとっています。
例えば鈴木晴信の浮世絵に出てくるような美人が造形されていますが、あの晴信の、美人が風に着物の裾を吹かれて、思わず身をよじった姿などを連想させるものがありますが、それをりたいとして、さらに体の動きなどを強調した面白い造形です。
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決して伝統的な美を捨てているのではないのです。 むしろ十分に、和の決まりを踏んでいるのですが、そこから一歩革新しようという気持ちが見てとれます。
それにしても日本文化への造詣が深いし広い。
ぼーっと生きている私などより何倍も日本のことをご存じです。
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、
日本語が余りにお上手なうえに語彙が豊かですから、ついついどう話してよいのか困ります。
わたしは、日本語の上手な方を相手にしても、いつの間にか「対外国人向け仕様」の話し方になってしまいます。
それが出てこないのは、瀋陽で教えた学生たちに対してだけです。
だからこの人の日本語より私の日本語の方がたどたどしくてぎこちないし、語彙の選択がおかしい。
自分でも奇妙な感じですし、この人のように日常的に日本語を話しておられる人からしたら、失礼な人間に思えるでしょうね。
まして・・・・。
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木目込み人形のための和服地は、使い古したものを廃棄する方たちから譲り受けているそうですので、北野天満宮の「天神さん」の市を教えて差し上げました。
古着が山ほど出ますからね。
京都がお好きで年に何度も来られているというのに、北野さんの骨董市は未体験だそうです。
個々のスタッフさんが「蒼樹さんは写真家で・・・・。」などと・・・・いいタイミングで・・・・口を滑らせてくれたのを幸いに、撮らせていただきました。
「そうですか、なるほど写真家だったのですね。道理で目の付け所が違う。」などと言われて、部屋の隅に穴を探しました。
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でも、まあ、その陰でご主人お写真も撮らせていただけることになったのですが・・・。
- 2024/05/22(水) 00:00:01|
- 工芸
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今回は、たまたま立体コラージュ作品だという事で、オブジェ作家という訳ではありません。
ご自身は「絵師」だと言われます。
なかなか数奇な人生を送って来られた方です。 「ものとしては何かを欲しいとは言わないから、お金が欲しい。」とお父上に言ったら「毎月一万円をくれて、だから他には何もやらないと言われた。」高校生時代。
御年77歳ですから、高校時代に近い1968年の大卒初任給は月給3万600円。まだまだ大学進学率が20%に届くか届かないかの頃。
一般の高卒、中卒労働者は1万円も手にしていなかったかも。聖徳太子一枚は相当に価値があった。
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この方は、絵師の三戒堂水宝さん、御年77歳。
お盆などの丸型フレームに蚤の市やネット上の市で手に入るような仏像や異国の神々などがさかさまにぶら下がっている。
「逆さまだ」とみるのはこちらからの視点。向こうから見れば…しかも相手は神々で普遍性・絶対性がある・・・こちらがひっくり返っている。
「なんだ逆さまじゃないか」と見る、こちら側の「見る者」の、常識や価値観に対して疑ってみたらいかがと問いかけている。
宇宙の中ではすべてが相対的なんだし、という事でもあるのかな。
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このアイディアを得たのが2年ほど前だという事。
自分の固定観念に自ら異を唱えるのはなかなか難しい。
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ことに高齢になると、思い込みが激しくなり、過去の栄光にすがって、自分をアップデートできにくい。
実績にも傷をつけたくない保守思考が働く。成功体験に縋り付けば大概周囲の顰蹙を買う。
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それを、えっ?!なんでまたこんなことを というぐらいのことに踏み出せるのは柔軟性と勇気が無くちゃならない。
これが大方の人には難しい。
そういう人物や作品に会うと、例えば「何、これ。ひどいね、ガラクタじゃないか。」と思っても、じっと見て考えると、自分の思考にちょっと風の通り道ができることがある。
この場合、賛成できるかとか、共感できるとかいうような基準に固執していると、見逃すことも多い。
それは自分自身の既得の観念にいたずらに縛られていることを意味することがあるから。
自分の過去に積み重ねたものを、しっかり踏まえたうえで、新たな境地に乗り出すのは難しいが、そう言うことができる人は、甘楽官らと笑いながらやってのけるのだと、私は、羨望を込めながら勝手に想像している。
- 2024/05/21(火) 00:00:01|
- オブジェ
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写真は、多くの場合に、カメラという道具を使って撮るわけですが、カメラが、主体的に撮るわけではありません。
そんなことは当たり前じゃないかと言われると思いますが、一つには、ここにAIが介入すると話が違ってくるという事と、それは置くとしても、レンズやらカメラを選んで、ポートレート向きの撮影をするためのあれこれの蘊蓄を披露する解説動画を見ますが、それは、見当違いの話ではないかと思っています。
ポートレート入門みたいな話の時にも、最も肝心なことは、ほとんど話題にされていないなあと感じています。
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昨日の写真と京の写真を、全く別々に見せられたら、この人についての印象は大きく異なると思います。
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でも、どちらも、この人ですし、単に演出したから違いができたんだという事でもないと思います。
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更に、・・・・・。
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こういうところにも写真の面白さ、あるいは可能性がありますね。
ことは人物写真に限らないのだと思いますが、私にとっては、こういう事も人物写真に入れ込む理由ですね。
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今日は、たまたまこの人が当番の日だったようです。
ほかにもおもしろいさくひんがありますから、それの制作者たちも話をしてみたいですね。
学生ですから、講義や実習のあるなしや、バイトのスケジュールなどを調整して「在廊」するわけですが、せっかく自分の作品を展示しているのですから、お客さんの反応や受け止め方を知ることができるように、より多くの時間「在廊」できるといいですね。
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この人は、既に進学が決まっているようですから、卒業に向けての制作にも打ち込めますね。
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また来年の卒展で、作品を見せていただきたいものです。
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※ このブログをご覧になったらコメント欄に、管理人だけが見られる形でメールアドレスをお知らせください。これらの写真をお送りします。そのことをお伝えし忘れました。その際に間違いの起こらないようにするために、椅子の上の透明の樹脂のモノが何を表しているかをお書きくださいね(笑い)
- 2024/05/20(月) 00:00:05|
- オブジェ
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それが学生の作品であろうと、世に知られたベテラン作家のモノであろうと、作品にはそれぞれ何らかの思いが込められているわけで・・・・。
錆びたコーラの空き缶を無造作に床に置いたって、そこには置いた作家の意図なり、込めた思いがあるわけで。
その意図や思いが重いか、軽いか、個人的なのか普遍的なのか・・・・まあ、そういうことはあるにしても・・・読み取っていけば、以外に奥深い思いがあるものです。 まあ、あってほしいという期待もありますが。
そして、この人の作品は・・・・・・・。
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この人とお話をしてみて、この作品にも、またこの人の話し方や外見にも、複雑な思いがにじみ出ているのかなと勝手に想像しました。
それは、この私のみすぼらしい「徘徊老人」的な格好にも窺えることでしょうが。
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久々に髪の色を変えたら、友達がじゃあと言って髪を編んだりリボンをつけたりしてくれたんだそうです。
それで化粧もいつもと少し違うのかもしれません。
話し方は快活で笑顔いっぱいです。
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高校時代は、ハンドボールをしていてキーパーだったそうです。全国屈指の強豪校だったそうで、練習中に大けがをして、部活継続を断念。それ以来、芸術系に変わったそうです。
あんな激しいゲームのキーパーを務めるには運動能力ばかりか精神的な力も相当強いものがあるんでしょうね。他のゲームのキーパーや野球のキャッチャ^同様、チームの要ですし、人格的にも信頼され、慕われる人なんでしょう。
その人が味わった挫折です。
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この作品の椅子に座る誰かの影が下の金属板に映りますが、その板は凸凹だらけで像はゆがんでいます。
そして腰掛ける椅子も不安定に傾いています。そこに腰かけているのは「もう一人の私」ともいえる存在です。
「ともいえる」というところにこの作品の一つの鍵があります。
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どんな人も、その内面は多層構造になっていて複雑な世界を作っていますが、この人の場合にもまた、初見では読み取り損ねるものを内に持っている感じがしました。
それで、お願いして、少ししつこくレンズを向けました。 幸い快く「被写体」になってくれました。
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それにしても性格の言い方です。
いえ、撮らせてくれるからと言って、そのように言うのではないですよ。
で、少しだけ、表情を変えてもらいました。
巣の写真では、もっと大きく雰囲気が変わりますよ。
- 2024/05/19(日) 00:00:05|
- オブジェ
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私の写真は「人を撮る」ものですから、「人」に感心する、興味を抱くところから始まります。
感心すると言うと何かちょっと軽い感じがするかもしれませんが、私の実感です。
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私は小説を読みませんので、あまりたくさんの「人生」の形を知りません。
波乱万丈の人生、穏やかで平凡だけど幸せな人生、悔恨に苛まれる人生などなど、「人生いろいろ」です。
その人生が、その人の表情や姿勢や立ち居振る舞いや物言いの仕方などに出ますよね。
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寺町のギャリエヤマシタ二号館で絵の個展をされていたこの方。会場に入ってご挨拶をいただく前から、こちらに足を運ぶのを見た瞬間に、私とはレベルが違うなあ、と感じました。
息子さんを立派に独立させて、子育ての役割を終えたときに、これからの人生をどうしようかなと思って、「そうだ絵を描きたい」と思われたんだそうです。
それを夫君に話すと、「いいじゃないか。」と認めてくれて、鉛筆、消しゴム、そして画用紙をプレゼントしてくれて賛同の気持ちを示してくれたんだそうです。
51歳の時だそうです。
以来の画業です。
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絵を描き始めて間もなく、10年後にはとか、30年以内にはという目標を持たれて、それをきちんと超過達成されてきた方です。
自由美術協会にも所属したし、今や自由美術展の審査員だそうです。
以前も書きましたが、私の大学の時のゼミの恩師、芦田文夫先生は「君たちだって、あることに本気で10年間取り組めば世に問うだけの仕事ができる。」と励ましてくださいました。
峠さんは、結果的にですが、51歳から3サイクルの10年を過ごされましたが、それを十分に生かしてこられたのですね。
私はリタイアするときに、これから10年×2ぐらいは命があるかもしれないから、とりあえず三次の5か年計画を立てようとおもって、今日まで来ました。
果たして、如何・・・というところです。
「具象もいいけど、抽象はもっと面白し、難しいわね。」
「これからは聖画を描きましょう。」
峠さんはカソリック教徒なのです。 その真摯な信仰もまた峠さんのこの表情や物腰に現れていると思いました。
私自身は「無神論者」というより「唯物論者」ですが、誠実に信仰を生きてこられた方に、優れた人格と行動の方がおられることは、体感しています。
私の故郷は、政治的にとても保守的な地域ですが、戦前から自由や民主主義や平和のために厳しい抑圧の中で献身してきたクリスチャンがいたことを父から何度も聞かされていました。
それで、父は、共産主義者で唯物論者ですが、よく教会にいって神父さんらと親交を深めていたし、人格的に尊敬できる方のお話をしていました。
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私が住んでいる町からほど近いところにカソリック系の整肢園があるんですが、そこの修道院に通われておられるようです。
私が「自律する女性は美しい」というくくりの写真を組みたいと思っているので、是非にと言って撮らせていただきました。
次々に来られるお知り合いの皆さんが峠さんと交わす会話からも峠さんのお人柄がうかがえます。
つい先ごろ他界された夫君の写真が受付の机の上に置かれていましたが、「とても尊敬できる素敵な人でした。」という言葉が実感できるようなお顔立ちでした。
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夫君にも「絵をやらない?!」と勧めたんだけれど絵は描かないで写真を撮っていたとのことです。
「ずいぶんいいカメラもレンズもたくさん残されています。 写真を撮る人は構図の撮り方がお上手よね。」と夫君のことを思い出しながらでしょう、おっしゃってくれました。
- 2024/05/18(土) 00:00:04|
- 絵画
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音響効果も良くないし、狭い狭い部屋ですが、シャンソン特有の詩を物語るような歌い方はとてもしっくり来ていました。
「アカペラは却って歌の心を伝えやすいかも知れない。今日のお客さんはとても歌いやすい空気を作ってくれていたのでありがたかった。」と彼も少し興奮気味でした。

今日持ってきていたのは狭い空間でも邪魔にならないフジのX100Fです。
フジで撮る白黒はいいですね。X100Fには通常の白黒とアクロスという白黒とがあるんですが、この時はアクロスです。というより多くのケースでアクロスかな。
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私は、音楽演奏の時に、写真や動画を撮りたがることについては、あまり好ましいことではないと思っていて、こうして撮るときには、演奏する人にも、聞く人にもとても申し訳ないなあと思っているのです。
で、三四郎さんのようにぜひ撮ってくださいと言ってくれたりすると、ちょっと安心して撮れます。
それで、聴衆の視界にできるだけ私の動きが入らないように位置を工夫したり動きを小さくしたり、あるいは背面液晶の光が盛大に漏れることが無いようにはしているのです。
でも、やはりちょっと心苦しい。
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三四郎さんの向こうに、ドアを開けて立っているのが、このギャラリーの前のオーナー。
私を紹介するときに、「写真家で、この人の撮る人物はとてもいいからぜひ写真を見てください。」と言ってくれるのですが「、でも私の写真はない。」というのです。
「あなたが撮影はNOと言ったんでしょ!」と笑いあうのがいつものパターン。

1950年台とか60年代には、シャンソンも、カンツォーネも、ロシア民謡も多種多様な国の音楽がラジオや映画を通じて流れていたものだしレコードでも販売されていたのですが、最近は英語圏のモノが圧倒しているようです(若者には韓国語かな)
それは明治期にはロシア文学もフランス文学も、無論、英米文学も、もちろんドイツ文学も関心を持たれ、訳本が多様に出版されていたのに、今、それも狭く偏狭になっています。戦後の一時期は中国文学も大いに読まれていたのに、です。
シャンソンを聞く人、歌う人はどれくらいいるでしょうか。
経済強国こそ勝利者という今の風潮で日本はこれから文化的に豊かな国になれるとは思えませんね。
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さて、レセプションでは美味しいワインと美味しいビール、何とかいうコンクールに出されるというカレーパンなどが並びました。

このギャラリーを文化センター、サロンとしても活発にさせていくには展示コンテンツが必要です。
四季AIRの時にも4回ほど「埋め合わせ」の写真展をしましたが、私にできることはそれくらいですから「何とか日程を考えてみます。」と新リーダーのHさんにお返事したところです。

さあ、自ら宿題を抱え込んでしまいました。
どうしましょうね。眠られぬ夜が増えそうです。
- 2024/05/17(金) 00:00:04|
- 音楽
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高瀬川沿いに昨年11月まで「高瀬川四季AIR」というギャラリーがありました。
そのギャラリーは10年間の契約で町屋を借りてのモノでしたが、ギャラリー・オーナーのMさんは「もうやるだけのことはやった(十分に楽しんだ)から、閉じます。」という事で多くの人が「惜しいなあ」という思いでした。
それを、このギャラリーを拠点に活動していた高瀬川ききみる会のメンバーが中心となって継承していくことになり、Hさんを中心に、名を高瀬川町家ギャラリーと改めて再出発をしました。
しかし、ギャラリーの運営者として専従できる人がいないこともあって、なかなか展示ができなかったのですが、ようやく、ある画家の個展が開かれることになりました。
それで、レセプションが催されて、私も誘われたので参加しました。

このギャラリーが「四季AIR」としてこの町家に誕生するにあたって大いに寄与したWさんという方がおられるのですが、その方は多趣味、多芸の方でして、シャンソンを聞くのも歌うのも大好きなうえに、歌手の応援までしているのです。
それで一人の若手シャンソン歌手の三四郎さんをこの会に招きました。
10年もフランスで生活し昨年6月に帰国したという三四郎さんは、ここにははじめての登場です。
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ここに集まる方は文化的な要求の高い方々ですから、すぐに歓談の輪に、彼を受け入れて楽しんでいたわけですが、先ほどのWさんの「何か歌って。」という 「鶴の一声」で、何の準備もないのの歌ってくれることになりました。
その声がかかるまで、私も含めた数人で話をしていたのですが、私は「写真家で、この人の撮るポートレートは素晴らしい。」などと紹介をしてもらったことを良いことに、「ぜひ撮らせてね。」と頼んでいたところでした。
彼は、即座に「撮ってもらえるんですか? それはうれしいです。」と話していたばかりですから、Wさんの声掛けは絶妙なタイミングでした。
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「アカペラで歌うことはなかったし、大丈夫かなあ。」などといいながら皆の前に立った三四郎さんでした。
彼はピアノストでもあり、作詞・作曲家でもあります。
それでフランス語の曲と、彼自作に日本語の曲を歌ってくれました。
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彼が欧州などを旅するときに、一時イスラエルのキブツで働いた経験があり、その時に経験をもとに彼の作った歌を歌いました。
ご存じのように、今でこそ、イスラ悦はパレスチナの地を・・・・大方の日本の人たちが知るよりずっと前から・・・侵略し、パレスチナの人々から土地、財産を強奪し、虐待し、追放してきていたのですが、しかし、ユダヤ人も、アラブ人も隣り合って平和に暮らしていたこともあったのです。
それが利権と政治的な強欲とによって分断され、いがみ合い殺しあうまでに引き裂かれて今日を迎えているのです。
それを普通に働き、互いに笑いあう庶民の目から淡々と歌い上げた彼の歌は、聞く者の心を打ちます。
- 2024/05/16(木) 00:00:02|
- 音楽
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この頃よく立ち寄るギャラリーです。
白川沿いにあります。
遠目に見て、何かしているようだけれど壁に何かがかかて散るのでもなく、窓際に作品が立ち並べられているのでもないので、一体なんだろうと思ってみると、それはどうも「香り」の展示の様です。
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琉球弧状列島の一つ宮古島の植物から抽出した香り成分を調合したモノの様です。
人間の五感の一つとして臭覚は、案外大事なものですからね。
実は、私、案外、鼻が利くんです。 ホントかな。
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せっかく覗いてもらったのですから、是非一度体感してくださいと言われて・・・・元来、体感とか体験とかが、実に苦手なんですが・・・・目をつぶって、頭部周辺に霧状の香り成分を、少しだけ噴霧してもらいました。
まず最初、柑橘系の香りがして、その後すぐにとても複雑な香りが、ただとても心地よい香りがやってきて、そこにやや斜め下から?どーんとアルコールの甘い香りが。
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最初の柑橘系が「沖縄のシーカーサー」で、次が宮古島の植物から採取した香り成分、そしてアルコールの甘い香りそれがなんと「泡盛」だそうです。
それらが時間的な契機性えおもって現れ、しかも複雑なネットになって自分を包んでくれます。
不思議な体験ですね。
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比較的に言えば女性の方が香り体験顔いのでしょうが、今や洗剤やお店の空間にも香りがあって、時に香りに敏感な人を苦しめるほどになっていますが、一方、香りの意識的な活用で気持ちを静めたり、活気を得たりすることを積極的にする人も増えているようです。
私はかつて職場で机の下で香を焚いて顰蹙を買ったことがあります。褒められませんね。 ただあの空間の沈滞感が嫌だったのですね。
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初めての個展だそうです。
「香りの個展」というのが、旧人である私にはちょっと、すぐには馴染めませんでしたが、自身の作品を展示するのだから、そりゃそうだよな、と思い直しました。
でもちょっと鑑賞の仕方が、不慣れで。
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う~ん、こんな時には、やはり、α900とミノルタレンズの組み合わせの方がいいなあ。
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会場のしつらえはシンプルですがセンスがあります。
色々な会場を見せてもらうとアイディアをもらえます。
- 2024/05/15(水) 00:00:03|
- モノづくり
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珍しいね、フルートですか。
人が音楽演奏をするには、…いや、ほかのことでも同じですが・・・それぞれの目的、目標があります。
写真だって、皆が皆プロ写真家を目指すわけでもないし、社会に作品を問うつもりを皆が持っているわけでもありません。
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この人は終末医療にかかわる仕事をされているそうで、狭い意味での医学的なケアだけでは終末期を迎えた患者さんに対しては「足りない」と感じての、フルートだそうです。
で、私が近づいてきた時にはポピュラーな映画音楽などを吹いておられましたが、リクエストは「演歌が多いので・・。」と、演歌を。
撮るときにも、「演歌でいいかしら?」という事で。
五月晴れの青空の下、川の流れの音に交じって吹くのは気持ちがいいでしょうね。
話しているうちに、歌声喫茶ってご存じでしょうか?という話になり、「そうですね僕らの世代だと四条にあった『炎』とか・・。」
「歌声」では、一面では、今のカラオケ需要と似たところはあると思いますが、もっとみなと声を合わせて歌いたいという要求でしたかね。 ロシア民謡なども盛んに歌われていましたね。
歌声運動などというモノがあって、カミさんなどは大学時代熱心に歌っていて、今でもちょっとしたときに口ずさむのは、歌声運動で普及した歌ですね。
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実は、近々「多くのファンに愛されてきたライブハウス『アークデュウ』(京都市下京区)での『うたごえ喫茶』が、惜しまれながら22年間の歴史に幕を下ろします。225回を数える6月、ファイナル演奏を迎えます。」(ネット記事から)という事で、是非、行ってみてくださいというお誘いを受けました。
帰宅して、この話をすると「『アークデュウ』でしょ?! そこはね「京都いろり合唱団」「女声合唱団アンダンテ」「国鉄京都うたう会」の3者が実行委員会形式で運営してきたところで、話は聞いているわよ。」とかみさんの話。
カミさんは「女声合唱団アンダンテ」の休眠会員ですから。(いまだに現役で働いていて活動日の土曜に参加できないのです。)
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カミさんの友人には国鉄の合唱団との交流で伴侶を得た人もいて、昔は相当に広範な影響があった活動ですね。
カラオケでは複数人で楽しんでいるようでいて実は個々がバラバラに寄せ集まっているような場合が少なくありませんが、「歌声」ではみなが仲間で一緒に歌うといううコンセプトですね。
誰かが歌っている時に自分の次の歌を湯約するのに余念がない等という事はあまりないのです(笑い)
そして生活や社会的問題についての関心に根差した歌を歌う。 そして国境を越えた歌を歌いましたね。
私は、歌声運動とは直接のかかわりはありませんでしたが学生時代は仲間と学習合宿のために数泊で出かけるときなどは、だれかが必ず歌集を準備し、何本かのギターと共に出かけたものです。
旅のバスの中では最後尾に陣取って皆で歌いましたが、馬鹿でかい声で大騒ぎなどはしないくらいの節度はありましたし、地元のお客さんも運転手も笑顔で振り返ってくれていましたね。手拍子もしてくれたり。
この人に「お兄さんくらいの人たちなら・・・。」と言われて、「おじさん」と言われないだけましだとは思いましたが、そういえば半世紀も前のことだよなあ、とふと我に返りました。
介護施設の困難さなどにも話が及んで「いい加減に自民党政治を終わらせないと、ますます悲惨なことになるわよね。」と。
「一人一人のガンバリでは支えきれなくなる日が近いかも・・・。」と感じさせられました。
- 2024/05/14(火) 00:00:03|
- 音楽
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私の町徘徊≒素敵な人探しは大概、鴨川の出町柳が出発点です。
ここの「デルタ」は京都以外からの観光の人もしている単語。
さて、この日も自転車でここに到達して、周囲を見回し、さあ南下しようかなと思っていると、何やら太鼓らしい音がするのです。
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音がする上流方向を見ても、それらしい人物は見当たらず、それでも気になるので、ペダルを漕ぎます。
音は次第に大きくはっきりするのですが、一つ上流の橋の下にも、太鼓をたたく人の姿が見えないばかりか、何やら太鼓の音が複雑です。
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私は初め、和太鼓なのか、ジャンベなどのようなものかさえ見当がつかなかったのですが、どうやら、複数の太鼓が鳴っているようで、それはドラムスでした。
本格的なセットをここに運んでくるのは大変でしょう。
黒の服を着て見事なスティックさばきですから「プロでしょ?!」と話しかけましたら「プロじゃないです。楽しんでいるだけです。」とのことでしたが、時には仲間たちとライブのステージにもあがったことが、何度もあるそうです。
なるほど。
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この辺りにはあまり住宅はありませんし、病院・学校もありませんから、おそらく苦情が入ることはないでしょうが、かなり意識していて、バリバリたたくという事はなくて、丁寧な演奏でした。
何と隣の市から自動車にドラムセットを積んでやって来ているとのこと。
なかなかオープンな場所で、セットが置けて、音出しのできるところは見つけにくいでしょうね。
数か月前からここを見つけて休みの日に来ているんだそうです。
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かつてのバンド仲間にも誘いの声をかけているのだそうですが、「なかなか休みが合わなくて・・・。」
社会人のつらいところですね。
一緒に来る仲間があれば、駐車料金も折半できるのにね。
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音楽演奏する人も、やはり被写体として魅力的ですね。
これからの季節、またプロ、アマのミュウージシャンと楽しい話や撮影ができるといいなあと、期待が膨らみます
- 2024/05/13(月) 00:00:01|
- 音楽
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五月晴れですね。
朝は肌寒いくらいですが日中はかなり気温が上がります。
鴨川を自転車で走るのは・・・・強い北風が吹かなければ…快適です。 最近は寄る年波で、向かい風に抗して走るのが大変です。
そのうち電動アシスト自転車でないと徘徊もできなくなるのでしょうね。
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鴨川の鳩たちは、かなり図々しいです。人が餌をやるし、いじめるものは少ないので、・・・子供が追いかけるくらいですかね・・・人間をよけようともしません。
自転車の車輪の下さえ通ろうとする勢いです。
しかし、さすがに・・・・マンションのベランダか何かで餌付けをしてしまっているような場合でないと・・・・雀は人によらないだろうと思っていたのですが。
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この人の足元に数羽の雀が怯えることもなく集まっていました。
昔手塚治虫氏の「火の鳥」の中で、坂上田村麻呂が軍人で猛々しい人だと思われ、体格も顔ツコも恐ろしげだけれど、鳥や小動物が恐れることなく彼の身にまとわりついていたという絵がありました。
小動物は、人の性格をすぐに察知して善人を見分けると。
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私よりは、何倍もすぐれて「素敵な人たち」を見分けるのが小鳥たちでしょうか。
と、そんなことを思うと、この人に話しかけて見たくなりました。
「雀が寄り付くなんて、驚きですね。」
「・・・・?・・・。」
「日本語はできますか?」 私は外国人だと判断したわけではないのに、彼女のわずかに戸惑いを含んだ表情を見て、この言葉が出てきました。
「はい、少しなら。」
韓国の人でした。
二か月も休みをとっての日本旅行だそうです。
しかも、その二か月間を、ずっと京都で過ごしているんだそうです。
「一生懸命働いて、お金をためて、来ました。」とのことです。 それにしても2か月とは。
看護師で、ストレスフルな仕事なので、すべて解放された時間が欲しくて、二年に一度くらいの割合で来ているんだそうです。
「今までは、一月くらいでした。」
驚きの休暇制度!!
「それまで、休みもと撮らずに、献身的に働いたんですね。」
優しく微笑んでいました。
どの国でもッセンシャルワーカーはハードなんですね。 でもそれに報いる制度があるかないかが問題ですね。
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「小学生の時などには、学校の集合写真の時などは、私は逃げて写真に写っていません。写真に写るのがとても苦手なんです。
ですからとても困っています。どうしたらいいですか。」
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この人は色白なんですが、ことに髪の生え際などはとても肌が白くて「韓国の人は全般に色白だと聞きますが・・・・・。」「はい、多くの人は私などよりずっと色白です。北の地方の人は全般的にそう言えます。」「じゃあ、ノースコリアの人は、さらに白い人が多いかな。」「たぶん、そうです。」
この日は青空が広がっていましたが、「空の色が綺麗ですね。韓国ではこんな色は見ることが難しいです。」
どうも大気汚染と黄砂が原因で、青空がすっきりと見えないようです。
ソウルの話。
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「日本に来て、おいしいものを食べるのが楽しみです。」
「お酒は飲めますか?」
「だめです。全身がかゆくなって辛いので飲めません。」
「じゃあ、お酒と合うような味の食べ物は食べにくいですね。」
「はい、焼き鳥などはとてもおいしいですが、ウーロン茶ではたくさんは食べられません。」
- 2024/05/12(日) 00:00:06|
- 人物
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この会場の写真展示者は松久恵介という若者です。
被写体になってくれる人に、ろうそくの火を前に、じっと座ってもらいます。 それをろうそくの火の灯りだけでシャッターを、その火が消えるまで開けて撮るという手法です。
当然被写体の人物はその人を特定できるような鮮明さが無いばかりか、それが人物であるという事が、わかるという程度の鮮明さで写るばかりです。鮮明さというより曖昧さというべきでしょう。
松久さんと、今日のこの写真の青年(X君)と、三人で会場前で話をしました。
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普段からよく考えているらしい二人です。
「僕の京都グラフィー巡りはこの会場が最後だよ。君は、どこかの写真を見ましたか?」
「ここを離れられないので・・・。 印象に残る写真展会場はどこでしたか。どんな感じでしたか?」
「有料でKGとして展示されている外国人写真家の作品、あるいはセレクトの中に見られる外国人の写真家の作品と、日本人の写真とに大きな違いを感じたね。片方はテーマも写真も鮮明なものが多く、日本人のはテーマも写真もあいまい度の高いものが多い。なぜそうそうなのかをずっと考えていたね。」
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松久さんの写真もそれ自体は極めて曖昧です。
彼は、像としてはあいまいだけれどろうそくの二の傍らにずっといてくれた人たちの、存在の「確かさ」を描いていたのです。
像のあいまいさと、存在の確かさ。
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確かに写真展の表題は「~たしかにそこにある~」ですから、見る者は、この「確かさ」と写真の象の曖昧さ、不鮮明さとの間で、「問題を感じ取る」ことが期待されていました。
ここに提示されているモノによって写真家は私たちに何を問題として提起しているのかと。
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「その問題提示は分かりにくかったですか? 文章にした方がよかったかなあ。」
「いや、写真の構成や展示の工夫によっておのずと見えてくる、気づくという仕掛けが欲しいんじゃないかな。例えば、今とっさに思いつくやり方としては・・・。」
私が彼我の間で「明晰に写されている」のと「あいまいに示す」のとの違いに、社会的な問題意識の鋭角さと、そもそも社会的意識そのものが欠落しているかあいまいだという違いを重ねて問題にしているのですが、話の流れとして、そこには届きませんでしたが、しかし、松久さんが「明晰である」という事が「真」であるという事では、必ずしもない。そしてその裏側として「あいまい」なんだけれど「確か」だという事を示している問題もまた、深める必要があるなあと思いました。
ここの写真の像は実に鮮明なんだけれど、しかし、それが提示して言うr問題性や会場全体で示されていることは、実に曖昧だという展示がもまた日本人写真家において散見されるのです。
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「実は僕はこれまでその曖昧さと明瞭さの問題についてずっと頭にあって、今の話がとても興味深かったです。」と話してくれたのがX君。
彼はこの会場近くにある芸術系大学で日本画を学んでいるそうだ。
「そうか、君はあそこで日本画をやってるのか。僕はよく卒業制作展や修了制作展に行くから、今度、君の作品を見せてもらえるね。」
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松久さんの写真も撮らせてもらうつもりでしたが、ちょうど話の途中で、写真の被写体となってくれた青年がやってきたので、二人で建物に入ってしまったのでそのチャンスを逸しました。
それにしても若者の反応は楽しいし、刺激があります。
学生の絵画展や写真展を覗くのもそんな楽しみもあるからです。
そして私の2024年京都グラフィー巡りは。これにて終了です。
- 2024/05/11(土) 00:24:26|
- 写真
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京都グラフィーも12日までですから、私の会場巡りも打ち止めです。
このギャラリー・ガラージュの後にもう二か所回って、それでジ・エンドにするつもりです。
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旧京域の西北角の外にある我が家から、東南角の外にある子の会場まではちょうど対角線の端と端なので「遠い」のです。
でも、まだ自転車で・・・・天気さえ良ければ、気分もいいので・・・やってこれるだけうれしいわけです。
そして、初めての時には探し回った会場に、すんなりたどり着けたのは「ご常連」の証です(笑い)
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この会場に作品を出している田口るり子さんは、二回目の参加。会場も同じです。
コラージュ形式の作品です。
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コラージュするために、プリントしたものを破って、その一部を使うわけですが、残りが山積みされていました。
そしてその山積みされた「残り」の中から、ここは使えるという部分をさらに見つけて作品作りです。
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「写真作品」は、どんどん多様化してきていて、私たちの年代が思い描いているような「写真」からは大きくはみ出してきています。
それを全然受け入れられない人たちもいますが、そのことで迷い迷いながらイライラおろおろしながら「我が道を探そう」というのが保守的な私のポジションです。
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広がるにつれて薄まる傾向があると感じてもいますので、問題意識を持ちながら、とにかく見て作品や作者と会話していくしなかにな、と。
その点でこのイベントはとにも、かくにも有り難い学習の場ではあります。
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この人も東京で活動されている方だそうですが、首都圏からの参加が目につきました。
(それと外国人の参加ですね。京都『国際』写真展ですから、期待通りですね。)
今や、このイベントは日本最大で「東京でもこれほどに規模のモノはありません。」とのことです。
(何もかもが東京中心で、という事ではないというのはよいことです。)
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このイベントも拡大とともに熟成が必要です。
会場を引き受けてくれていても、写真をどう受け止めているか、どう扱おうとしているかという事について、かなり疑問のあるケースもありますし、写真家にも課題があります。
京都が、写真を通して、文化意識を成長させていくよい機会です。多分、 時間がかかります。
そのためにはイベントの主催者・運営側、写真家、キュレーター、会場提供者ばかりではなくて、見る側の在り方も考えなくてはね。
- 2024/05/10(金) 12:19:32|
- 写真
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次の日曜日で京都グラフィーは終わりですね。私にとっては、楽しい期間でした。
天候が回復したら、あと数か所の会場を回ります。
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今宮神社の御旅所もKG+の会場となったという事を、前にお話ししましたが、そこの「主」が今日のこの人(御旅所の所有者とか、そういう意味ではありませんよ。)
この相当に傷んだ建物を少しずつ修理、改装しながら、ご自身のDPE工房、活動の根拠地とし、写真作品の展示もできる場にしようとされています。
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知恩寺で写真展をされた東京の写真家・山口 規子さんが「写真文化のために」という事を幾度も口にされていました。
不肖私めも素人ながら、リタイア直後にこの写真生活を始めたときから、ただ自分の写真(活動)がどうかという事に加えて、常に頭の片隅に置いていたのが、この「写真文化のために」という言葉です。
それで、まあ、人の(ことにプロ写真家の)写真(活動)を見ては、ブツブツあれこれ言うのですね。
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人のことを言うより、「己が振りを見よ。」と言われるのが関の山ですが、しかし、何かをするという事は、同時にそのことを取り巻く状況について考えに入れるというのでなければいけないというのが「如是我聞」なんです。
で、話は戻りますが、この屋の主は、そういう視野を持って行動しているように、私には感じられたのです。
そういう「素敵な人」の顔は撮っておくべし、という事で。
- 2024/05/09(木) 00:00:01|
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昨日の写真も、その前の写真もそうでしたが、京都グラフィーに海外からの参加が、あちこちに見られます。
問題意識や美感覚など、大いに刺激を受けます。
世界には、偏狭なナショナリズムや排他的な意識が強まり、極端な場合にはレイシズムも抜鈎しています。
我が国も例外ではありません。
ですが、それは世界の人々も仕事もつながりを深め、相互乗り入れが日常化していることの旧意識からの反動の姿だと私は思っています。前者は歴史上の『必然』で決してとどめることはできないものです。ただ、それはこれまでの世界や意識とどう折り合いをつけながら拡大定着させていくかが問題でしょう。
でも、とりあえず世界の人が互いに直接「会う」という事が肝要だと思いますね。
この人は中国(香港)からの参加です。
香港という歴史的な場所の特性でしょうか、彼の写真からは欧州的なテイストとアジア的な自然観・人間観とが微妙なバランスで融合しているように感じられました。
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シュナイダーなどのクラシックレンズの個性を生かした写真を撮ろうと心がけているようです。
私はクラシックレンズについての知識もありませんし、大した沼にも嵌っていませんが、個性のあるレンズを使いたいという気持ちは、少しわかります。
前に撮った写真を見返す機会があって「これ、いい色と風合いが出てるなあ。」と見直すことがあります。それがツアイスとキャノンの組み合わせだったりします。
そのツァイスレンズは、光を選びます。強い光や逆光にはあまり耐性は高くないと思います。
でも、・・・・・、があるんですね。
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仕事の関係で来日することが頻繁で、このイベントに参加する気持ちも高まり展示する場所を得ることもできたようです。
セレクトに専攻された同じ香港出身の写真家のもとにも訪ねて行って交流したようですし、わたしが「この「38」番の人も香港出身ですよというと、「ではぜひ見に行きます。」と言っていました。
やはり海外で同胞に出会うと嬉しいですからね。
来年も、この京都グラフィーに参加するつもりだそうで「セレクトとして選ばれることを目指します。」と決意を披歴してくれました。
来日のタイミングが合えば、「あなたの個展にもぜひ行きます。」とも。
来年もまた会いましょうね。ぜひセレクト作家の会場で。
- 2024/05/08(水) 00:00:01|
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オリーブの木に花蕾がたくさんついています。ちゃんと実をつけさせるためには花を摘まないといけないんでしょうか。
でもその「ちゃんと」って人間都合ですから、オリーブにとってはどうなんでしょうか。でも、たくさんつけすぎじゃない?! そうか、鳥が来て啄んでは落としてしまうから、保険をかけてるのかな。
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7月に京都ファインダー倶楽部の写真展があるから、そろそろテーマを決めなくてはならないのですが、なかなか絞れません。
この倶楽部は創立の頃には今よりずっと高踏的で芸術至上主義的で、趣味的で、唯我独尊的で…あったようです。
まあ、金持ちで名士的な人たちの集まりでしたからね。ただ、欲得的に世俗的な事や阿りや下品なことは軽蔑されるので、それなりに面白い空間を作ってきたようです。
でも、時代が下って構成員はいつまでもそういう人ばかりという訳にも行きませんし、「えっ、なぜあなたがそこにいるの?」と問われるような私のような人間が入っては喉に骨が刺さるというか奥歯に物が挟まるというか、・・・。
「保守」思想というのがありますが、私は、そういうものを頭から否定したり軽く見ようとは思わないのです。
時々、論者によっては「現代で最も保守的なのは共産党じゃないか。」という人がいますが、共産党が自身の骨格としているマルクスやエンゲルスの唱えた「弁証的唯物論」の「弁証法」的なものの見方からすれば、それはあまりに当然なことで、それと同じようにと言ったら共産党に叱られるかもしれませんが、ヘーゲルも、遡ってギリシアの思想家たちも単純に過去を切って捨てるような思想家は必ずしも多いわけではないわけで、マルクスやエンゲルスは過去の思想家の議論を大いに踏まえているのですから、これもまた「保守」の一面を大事な契機として持つのは当然ですよね。
資本論や「空想から科学への社会主義の発展」などを読めばそれはとても強く感じられます。
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軽薄な改革論者にならないためには、こうした教養人から学ぶことも大切で、私の出身階層から言えば入り込むことは難しい世界ですから、喜んで参加したというわけです。
もっとも、今では、かなり広い間口で仲間を迎えていますが。
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まあ、私自身には、身についてもいないし、軽佻浮薄に知ったかぶっているだけの教養主義がありますから、ちょうどいいのかも知れません。
身の丈に合わせてばかりでも、分を知っちゃって弁えてばかりいてもよろしくはないでしょうしね。
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- 2024/05/07(火) 00:00:01|
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先に、「meda:日田ロフト」(Musen Studio 木森株式会社)で「Non FINITO」という写真展をしていた陳 昕希[Gabe Chan]さんの写真をアップしました。
今日の人は同じ会場の1Fで写真展をしていた人です。
「舞子の静寂」という標題の写真展をしていた李蔚昕(リ ウェイシン)さんです。
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撮影をお願いすると、はじめどうしようかと逡巡していた李さんですが、直に「ええ、思い切ってやってみます。」と撮られてくれました。
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「じゃあ作品の前で、にっこりして・・・。」などという写真は撮りたくないですから、陳さんの時とは、部屋の様子も違いますから、少しおとなしい?ですが、やはりモデルをしてもらいました。
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突然、降ってわいた「モデル仕様」?の撮影ですから「どうしたらいいですか?」という具合になるのは誰でも同じです。
私など、立場が逆転した時には「最悪のモデル」になってしまいます。その気持ちがわかりますから、ここからまたいろいろなやり取りが始まります。
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楽しんでもらうことが大切だと思っています。なので、少し真剣に本気で撮ります。楽しむためには真剣に本気でやるというのが私のモットーです。
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などと力んでは見ても、実際は、和気藹藹です。
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スナップポートレートみたいなものです。
ですが、そうは言っても何とかご本人の魅力を捉えて「絵」にしたいなという思いはあるのです。
それに相手も、元来、漆芸をしながら、それを生かした写真表現はできないかなどと挑戦しているような人ですから、私もだんだん気合が入ります。
- 2024/05/06(月) 00:00:04|
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皆さんも写真を撮ることを大いに楽しんでおられることと思います。
私は、どうもこういう撮り方もとても好きらしくて、とても楽しめます。 ただ、チャンスがほとんどありませんよね。
「人を撮る」のは難しいと言われる理由はいくつもあると思うのですが、思うような情景、状況の中で、思うようなモデルさんに、思うようなコスチュームを着てもらって撮れるようなチャンスは・・・・職業的にやっていない限り…なかなか遭遇できないという事がありますよね。
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私の場合には、ある日ある時、ある場所で、偶然にお目にかかって「撮る」というやり方が主流ですから、上の条件はほぼ満たせません。
ですから、この時のような「偶然」は、なんとしてもいい形で実らせたい訳で・・・。
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しかし、なんといっても舞台はこの人の写真展会場ですから、そのことに対しての失礼があってはいけないわけで、そのうえ、何よりいつ別のお客さんが来られるかわからないという事があります。
もし、どなたかが来れば、この人も意識が変わってしまいますし、そのお客さんと応対を何より優先してもらわないといけません。撮影を続けているなんて、ありえませんよね。
ですから、この好機がいつまで続くのか、
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うれしいことに、私は久しぶりにこの撮影に夢中になれて、自分が思わず床に仰向けに寝て撮っていることにうれしい驚きを感じました。
私は鴨川の土手でもこうした建物の床でも寝転んで撮ることが嫌ではありません。 むしろそれくらい夢中になりたいのです。
でも、そんな場面でお客さんが現れたら、「何してるんだ?!」と驚かせてしまいますよね。
ずっと以前ある画家を撮っていて、やはり仰向けになっていたら、そのギャラリーの責任者の方が「年輩の男が倒れている!!」と心配させてしまったことがありました。
いらい、その画家ともギャラリーの責任者とも仲良くお付き合いさせてもらえることになったのですが、いつもそんなわけにはいかないでしょうね。
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こういう言い方をするとお叱りを受けるかもしれませんが、モデルをしてもらうには「賢い人がいい。」のです。
知性があってこそ良いモデルができると私は思っているのです。
ですから、私の「素敵な人たち」の条件の一つは「知性に富む」という事です。
たぶん今度の京都ファインダー倶楽部のグループ展では、その一端が濃厚に表れたものになると思います。
そして、見る人たちに、そこに気づいてほしいなあと思っているのです。
- 2024/05/05(日) 00:00:04|
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京都グラフィーも終盤になりました。
スケジュールが合わなかったり、道順から外さなければならなかったりで、いつの間にか、見せてもらわないうちに終わってしまっているのもいくつかあります。
それでも地の利を生かして70%程度は見ていると思います。いや、案外そこまで届かないのかな。
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この一大イベントの中では、多くの写真作品を見せてもらう上に、展示方法についてのアイディアもたくさん収穫があります。
それに、今までになく、写真作者、キュレーターなどの方々とかなりの時間お話しできているというのが今回の特徴です。
普段決してお目にかかることが無い方に…例えば関東から勇躍このおヴェントに加わっている方々など・・・お会いでき、お話が訊けるというのは実にありがたいことです。
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今日の写真の人は香港から来ている写真家です。
現代技術のお陰で・・・・スマフォの翻訳アプリ・・・何とか、お互いに日本語交じり、中国語混じり、英語交じりで、100%ではないにしてもやり取りができます。
これは有り難いことですね。
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この人の展示会場は地下にあってむき出しの、しかもたくさんの凹凸のあるコンクリートの冷たい壁です。
そこに巧みに証明を配して作った空間は、少し欧州テイストのある作品を効果的に浮き出させています。
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そんな光と影と彼女の作品とが作り出す空間の中で、この人自身の素晴らしいプロポーションが壁面に投射されると、実に興味深い情景が生まれます。
それで、撮影をお願いしたのですが、快く引き受けてくれました。
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撮ってモノを背面液晶で見てもらうと、これは面白といって、喜んでモデルをしてくれました。
おそらくこの人の体は運動のできる体だと思います。そこが私には魅力的ですね。
即興的に撮っているので、あとからこれを見るとああすればよかったこうした方がと思うこともであるわけですが、今あったばかりの人とこういうことができるのはお互いに写真好きだからでしょうか。
- 2024/05/04(土) 00:00:02|
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昨日の京都盆地はあいにく雨が降り、やや寒かったですね。
5月1日は「 ♫ 晴れた五月の 青空に
歌声高く 響かせて
すすむ我等の 先頭に
なびく赤い 組合旗
歴史も永いメーデーの
血でそめられたこの旗は
ああ万国の労働者
団結せよと叫んでる ♪ 」
「晴れた五月の青空・・・」とはいきませんでしたが、労働者階級の一員を自認している私としてはメーデー参加を逃すことはできません。
私が加わって列の前に郵政の労働組合の列がありました。その最後尾には、他と少し違った空気の若者が二人。私たちの隊列は白髪頭も目立つのですが、二人の歩き方にはばねがあり、服の色も鮮やかです。二十歳前後なのかな。
私はちょっと思うところがあって途中で列を離れて歩道に上がったのですが、たまたまその二人も列を抜けてきました。それで、すれ違う時に
「 やあ、君たちも郵政かい?」
👦「たまたま連れが参加してるんで・・。」
「そう、後ろから見ていたら君たちが他よりずっと若々しくて、あの二人は一体何だろうと思って眺めていたんだよ。行進してみてどうだった?」
👦「いいっすね。」
👦「めっちゃカッコいいと思いましたよ。」
スケボーが似合いそうなその若者二人はさわやかに笑って話してくれました。
・・・・
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■「ガザ地区攻撃への抗議デモ拡大 米大学で逮捕者約1000人に
アメリカ各地の大学でイスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区への攻撃に抗議するデモが拡大し、逮捕者がおよそ1000人に達しました。」NNN
とのことです。
アメリカのハーバードやスタンフォードなどの有数の大学で学生による上記の抗議行動が行われています。これに対してあろうことか大学当局の要請で警察が学内に入り学生を逮捕・連行しているというのです。
これはいったいどういう事でしょう。
これでは自由の女神を置くUSAも、まるで開発独裁政権の国々と変わりないではないですか。
そういえばUSAは、大統領選に敗北した人物が煽って、国会を武力制圧しようとする、・・・失敗はしたけれども・・・・クーデターがもくろまれた国でもあります。
USAは他国に対して、やれ自由と民主主義が保障されていないだとか、人権が侵され専制政治が行われているから「レジュームチェンジ」をしろと、USAの国内法に基づいて経済制裁を科すような乱暴な国です。しかも、外から圧力をかけてことが進まなければ当該国に金も人も送って反政府勢力を育成して政権転覆をはかることを常套にしています。
■そういう「自由・人権の国」を自称する国で、国の最高学府であり、世界から留学生を受け入れていて、そこで起こったことは即時に世界に情報拡散がされることは分かっているはずなのに、それらの大学で平穏に行われているデモ行動に対して警察の実力による鎮圧が行われていることを私たちはどう考えたらよいでしょうか。
学問・思想やその表現の自由が、世界に比類なく実現されていると見られていたUSAの大学でなぜこのような事態が起こるのでしょうか。
いや、「学問・思想やその表現の自由が、世界に比類なく実現されている」とみられてきたこと自体が、既に不十分な事実にそぐわない認識であったという事でしょうか。
■こうした事態の原因の大きな一つは、学生が提示している問題が、パレスチナに対するイスラエルの侵攻は不正義であり、それを世界の力で、もちろん合衆国政府の力も含めて、止めさせようという事であり、ガザの凄惨な窮状を救えということだという事にあるでしょう。
イスラエルは言うまでもなくユダヤ民族の国家です。ユダヤ人は長くヨーロッパ各国において差別の対象であったし、ことにナチスドイツ政府によって民族浄化の対象にされ、多大な犠牲を強いられた民族です。こうした歴史の中で国家によって庇護されずに生きる厳しい境遇は、国家なしにも生きていく強さをユダヤの人々に求めました。それで学問・科学の研究の世界に職を求めたり、医師・弁護士などの資格を得て社会的地位や富を手にして生き抜いてきた歴史があります。ユダヤ人で世界に名を知られた学者・研究者・芸術家は数限りなくいます。そして、それと共にかれらは「金」の力を信じる民ともなりました。
現在の米欧の巨大企業はかなりの部分はユダヤ人によって起業されたものであったり、そこで彼らが経営の辣腕をふるってきたりしています。
■アメリカ大統領選挙では莫大な資金が投入されます。あの派手な選挙戦を見れば日本とは比べ物にならない金が必要だろうと思います。大統領候補や政党はそうした莫大な資金を提供してくれるものを求めます。そこにユダヤ系財閥の力が働きます。民主党も共和党もユダヤ系企業や富裕層の政治献金無くして選挙戦を戦うことはできません。
いったん資金援助によって立候補した者であっても、ユダヤ系の大企業や富裕層にとって利益にならない言説をする者からはドラスチックに資金を引き上げ、政治的な力を奪ってしまいます。
アメリカのロビイストにもユダヤ系の人がたくさんいます。
一般企業だけでなくて、テレビ局をはじめ新聞社などマスコミの世界の企業もまたユダヤ系の大資産家たちの支配するところです。
そして、大学もまた大企業富裕層の寄付金なしに運営できない企業体です。
■ある世界的に著名なUSAの大学に留学した学生が、びっくりするような有名大企業の管理部門や開発部門の著名な担当者が日常的に大学で特別講座をしているのに驚いたと言います。
露骨にあるいは実質的に資金を提供して「寄付講座」を大学に開いたり、共同研究・開発を名目に資金提供をしたりもします。(これは日本の大学にも増えていますね。政府が大学への文教予算を絞って窮乏化させていますから、企業からの〔餌〕には飛びつきやすいわけで、政府と財界の「文教予算押さえこみ」の狙いもそのあたりにあるのでしょう。産学共同化です。)、将来の就職を考える学生は、それらを外すことはないわけで、そこで学ぶことで大企業の「精神」を我が精神として内面化する大事な場所にもなっているわけです。
そんなわけで大学の運営にとって資金提供者の意向は、十分に大きく働くわけです。
■そんな状況下で、学生がイスラエルを非難すればどういうことになるか。
こうして、今や世界のトップ大学で学生たちは警察の取り締まりの下にいるという事になるわけです。
アメリカはpeopleにとっての「自由とチャレンジ」の国でも、「基本的人権」の国でもなくて、「大企業・大資産家」、ここであえて乱暴に言えば「ユダヤ系大企業・大資産家」が「自由とチャレンジ」を満喫することができる国であり、「経営権という基本的な人権を保証される国」であり、彼らの利害や意向に反するものを公権力や金権力を行使して抑圧する国なだと告発する論者もいます。ただ彼らも大学やマスコミ界でその地位を保とうとすればおのずから言葉を選ばねばなりません。
ユダヤ系の財閥や大企業の中の相当数は、ウクライナ・ロシア戦争もイスラエルの侵略行為に対する支援も、イラン封じ込め戦争も辞さないし、そのためにUSAの大統領や議会や行政機関を操る。そして、彼らこそUSAの実質的な主権者だと、指摘するものもあります。
■香港の学生が、香港がイギリスの統治を離れて以降、中国政府によって次第に自律性が奪われ、民主的な権利・自由が抑圧されて併呑されていくことに対して抗議の激しい苦しい戦いをした(今もしていますが)時には、日本の各界の人々は、こぞって連帯の声をあげ、中国政府に対する非難を浴びせていたのに、USAの大学の事態を見て、同じ日本国民が、これほど静かに「見守る」のはなぜなのでしょう。
振り返って我が日本の大学では、何が起こって何が起こっていないのでしょうか?
吉田寮にはガザ支援、イスラエル非難のメッセージがちらほら見えましたが、広いキャンパスのなかの他の場所は、押しなべて平穏で立て看板さえ見られない静けさでした。
今日も近道をさせてもらった、私のお隣さんの立命館大学のキャンパスからもこれと言った動きが伝わってこないのはなぜなんでしょうか。
- 2024/05/02(木) 10:04:26|
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