素敵な人たちと 2015年02月
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素敵な人たちと

素敵な人たちと一緒に素敵な写真を撮ります。 なお写真のコピーはご遠慮ください。

素敵な人たちと     仏具師

 この方は仏具を彫刻しています。
 厨子などを作る方です。
 この方が木材を削り組み立てて形を作ってから、漆をかけたり金箔をはったり金具をつけたりということをそれぞれの職人さんが施して完成していくわけです。

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 仏像はまた別の仏師が作るのです。
 「お顔がね、やはり違うんですよ。私らがやってやれないことはないのですが、それはまた全然別の世界になりますね。」

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 職人の魂は細部に宿る。
 ここに仏像を載せる光背がついた台があります。
 これに漆を施そうとしたらこのままでは細かな部分に筆が届きません。
 そこで真ん中の芯にちょうど「だるま落とし」の部品のように下から積み重ねていくのです。それが細かく分解で来て漆が塗れるのです。
 地上界から天上界への階層がそれぞれ彫られています。

 右手に見える小さな椅子は禅宗の高僧が掛けるものですね。
 これもまた部分に分解できます。
 漆を塗ったり箔を置くと厚みができますから、それをあらかじめ加味してほぞがきってあります。つまり少しゆるいのですね。
 次の職人の仕事を予想しやりやすくしてあるわけですが、「あの人はできる」という評価を、後ろに続く職人にされるようにならねばならないわけです。

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 私などもこういう仕事を見るとつい扉の内側、床、天井を覗きたくなるのですが・・・・・。

 厨子の天井はこのように精巧な格天井でした。
 ただ漆を塗って・・というのではないのですね。
 こういうことは職人の心ひとつなわけですから「いい仕事をしようとすると、持ち出しになってしまうんだねぇ。」

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 各宗派によっていろいろ約束事が違うし、意匠の決め事があるのだそうですが、
 「基本的な約束事を守る範囲で、あとは職人に任されているから、工夫のしようはあるんですよ。そこが面白いところかな。」 

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 これは屋根周りの壁につく「雲」を彫っているところです。 

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 今お持ちの小刀も柄の木材が刃のつくあたりが削られて薄くなっています。ご自身の手指にあわせられているんですね。
 一枚目の写真をご覧ください。
 小刀がずいぶんずんぐりしているでしょ?
 コックのナイフと同じで「研いでいるうちにこんなになってしまった。」のだそうです。
 しかもこれは刃物屋から買ったのではなくて、とある工場で廃棄されるはずの堅い鉄の板を手に入れてご自身で刃をつけたのだそうです。
 これは日本刀が硬い玉鋼を柔軟性のある鉄で挟んで強化しているのとは違って「身」が薄いのです。
 「そうしないと、細かいところに入らないし曲線を彫りにくいんだね。厚いと刃が回らないんだよ。」

 やはり職人は道具!!ですね。

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 先ほどまでこの施設の学芸員のような方がこられていて盛んに質問をされていました。そのおかげで私もいろいろ解体して見せていただいたりできたわけです。が、たいへん親切な方です。

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 雲も唐草も微妙な太さやエッジの切れ込みなどで多様な線を表現しています。
 ふつうに見たのではとても目が届かず気づかれないようなところにも職人の技が及んでいます。
 きっとこの後の漆職人はこの人の技を生かしつつ塗るのでしょうね。

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  1. 2015/02/25(水) 00:02:55|
  2. 伝統工芸
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素敵な人たちと     from England

私が手作り市に行って親しく話をさせていただいている方です。
以前にもこのブログに登場していただきましたが、一度フォトマヌカンをしてほしいと思っている方です。


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 山羊の革を使った鞄を販売しています。彼が鞄のアイディアを出しているのだそうですが、お客さんの要望や声をフレキシブルに受け止めて、マチを変えたりポケットの数を増やしたり…どんどんアイディアを実現しています。

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 新京極通り三条からほど近いところに路面店を持っていますが、こうして手作り市に積極的に欠かさず出店をしています。
 大変好評でお客さんの寄り付きがいいですし、手作り市としては比較的高価な商品なんですが、革製品としては価格設定がとてもリーズナブルで、よく売れているようです。

 この日も比較的年配の方々が、ことに男性が興味を持って覗いていました。

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 イギリスの日照が少なく雨模様の日が多いという天候に比べて、日本は暖かく明るいので好きだといていっていました。
 この日の朝は京都に雪が積もり、朝早くの出店準備を見合わせて多くの出店者が車の中で待機していたそうです。
 ですが、「私は大丈夫です。」とおっしゃっていました。
 イギリスはもう少し寒いですから、・・・と。

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 ご覧のように風貌もとても理知的な感じですが、紳士で親切です。
 私があれこれと質問するのを、嫌がらずに懇切に答えてくれます。
 そして通りかかるわたしを認めると必ず声をかけてくれます。

 この男性のお客さんが「これはいいね。」と言いながら奥さんらしき方とお話しています。

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 私もそろそろリュック型のカメラバックがほしいのですが、山羊の革は使い込むと少々柔らかくなりますから・・・・そこがいいところでもあるんですが。見た目の風合いも手触りもよくなりますからね・・・・、ちょっと思案中です。

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 彼の風貌を見ながら日本語を聞くことにはもう慣れました。
 ほとんどネイティブのように話しますしね。

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 今度紹介するペルーから来ている人が言っていました。
 「こういう場所で日本語を聞いて話す機会が多いから、日本語が上達した。生活がかかっているからね(笑い)」と。

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  1. 2015/02/24(火) 00:00:48|
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素敵な人たちと    街を走り抜ける 「果物売り」娘たち  

 私が高瀬川沿いのギャラリーで、そのオーナーさんと楽しい話をしているときに、川の反対側の木屋町通りをちょっと変わった動きをする二人りの女性が目に映りました。

 段ボール箱のようなものを両手で持って、なにやら忙しく下に行き、北に走っていました。それも行ったり来たりを繰り返すのです。
 
 見つけた時には「宅配便の人なのかな。」などと思ったのですが、どうやら違うのです。

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 ジョギングをするような活動的な服装で・・・・・、実は路上で果物を販売していたのです。
 道行くい人を呼び止めて、「ポンカンはいかがでしょうか。おいしいイチゴにキウイもありますよ。」

 お買い上げの方に果物を入れる袋が腰に揺れています。

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 こうして両手に捧げて荷物を持って走るのは、相当腰にきついと思います。
 今は若いからいいけれど、腰を痛めねばいいがと、いらぬ心配をしてしまいます。

 話を聞くと京都駅付近のお店から来ているのだそうで、京都市内のあちこちでこうして『行商』をしているのだそうです。
 確かに最近、こうyした業態が増えているように感じます。
 おにぎりやアイスクリーム、ケーキに弁当なども、じっと客の来るのを待つのではなくて、町中を動き回って積極的に販売します。

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 私などは何か用があって歩いている人に予定外のものを買ってもらうのは難しかろうとと思い込んでしまうタイプですが…ちょっと言葉は適切でないかもしれませんが…彼女たちは、委細構わず声をかけます。
 

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 私も仕事中の方に声をかけて・・・・実際こうして彼女らの仕事中に・・・・写真を撮ることもあるのですが・・・

 店の宣伝も兼ねて広く活動しているようです。
 それにしても、就職面接のときに「1万メートル何分くらいですか?」なんて聞かれるのでしょうか。

 私は防寒服を重ね着していますし、おじさんが若い女性を追い掛け回している図はあまりカッコウがよくないのでついて走りはしませんでした。が、それでなくともついていくのには骨が折れるだろうと思うくらい速いです。

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 こうして荷物の積み下ろしをしている人であれ、観光客であれことごとく声をかける気持ちの強さは見習いたいところです。…私の場合は見習ってしまうと、ちょっまずいハレーションが発生するかもしれませんが。


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 あれっ?!相棒はずっと先の五条方面に行ってしまって姿が見えません。

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 でも、こういう時には「強い味方があったのだ。(古いですね)」


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  1. 2015/02/23(月) 00:01:20|
  2. 働く人々
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素敵な人たちと    やあ、久しぶり  半年ぶりかな。  Ⅶ

  「写真を撮るには光を見なければいけない。」とモノの本に書いてあったことを思い出します。
 それを読んだのはおそらく高校生の頃だと思います。
 
 あの人の写真は光をとらえている・・などとも。

 でもそれがよくわからないのですよね。

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 こういう写真を見て「服にまで気を使ってあげられなくて申し訳なかったなあ。」と思うんですが、一つのことに注意を注ぐと他方をすっかり忘れてしまうんですね。

 全体がかっこいいですから採りました。

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 「カメラ女子」なる言葉があって、女性愛好家たちのための写真雑誌もたくさん出ています。
 それを傍らから覗くと新鮮な印象の写真に出会うことがよくあります。
 ピシパシッとピントを決めるのだけが能じゃない・・・・というようなことも感じました。
 でもピントを外してとる写真を意識的に経験していないので私にはできません。


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  1. 2015/02/22(日) 00:02:11|
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素敵な人たちと    やあ、久しぶり  半年ぶりかな。  Ⅵ

 「弁証法」という言葉は耳にされたことがあるかと思います。
 私はこれまでこの「弁証法」というモノの考え方に何度も思考の混乱を救われました。あるいは考えの前進を応援されました。
 やはり神羅万象、何事によらず変化発展にはこの弁証法的な法則が潜んでいるようです。写真生活も然り。

 などと、ほとんど寝言のようなことはさておいて。

 この人とここに来て、これまで思いつかなかった撮り方が浮かびました。 特に変わったことをしようと意気込んでいたわけでもないのに、この人に誘われて撮りたくなるんですね。
 こういうところが面白いところです。

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 この建物の作る空間の良さを出したいという気持ちもありますから、建物×この人=・・・・どうなるだろうという興味です。


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 小中学校などで集会の時に「体育座リ」なるんものを支持されて、普段シュ-ズで走り回っていつ冷たい床に直接手やお尻をつけさせられている子供たちを見て、これはひどい仕打ちだなんて思っているのに「座れます?」と聞いてしまう私です。

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 「はいっ 。」と何の躊躇もなく座ってくれます。

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  影のできるところには光があります。
 光があれば影が生まれます。

・・・・安倍政権のように大企業・富裕者・アメリカに強い光を当てようとするとより深い広範な影ができます。
  強い軍事国家に進もうとすればやさしい福祉国家は後退します。
  敵を作ってこぶしを振り上げ声高に叫べば、両手を広げて向き合い柔和な微笑みを広げる道はふさがれます。・・・・

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 ここは元学校です。大人世代が子供の未来を大きく膨らませようと期待していたことがその意匠から伝わります。
 子供たちへの期待が大きく広いものだったことが伝わります。
 が、今の政治は子供たちの小さな心を震えさせています。傷つけています。 戦争の予感ほど不安なものはありません。

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 人が伸びやかな肢体を持った若い女性に何かしらの心のときめきを感じるのは「生きる」美しさ、希望を感じるからではないかと私は思います。 

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 先人が残したものからインスピレーションを受け取って生かしたいものです。

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  1. 2015/02/21(土) 00:02:05|
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素敵な人たちと     冬日・・晴れ時々曇り・・に散歩 Ⅺ

私のブログを見てくれているある方が、「あなたの写真についてアドヴァイスをしてあげたい。」とおっしっゃてくださいました。
 私のような年齢になるとなかなか率直な批評をしていただけない傾向がありますし、その方はご自身も写真を意識的に撮っていた長い時期があるそうで、私としては大変ありがたいお申し出と感謝しています。
 ところがその直後からPCが妙な動きを見せ、それが…原因不明のまま…治ると、今度は風邪をひいて、話すとひどく咳き込んでしまう状態が続いています。親切なお申し出に早く甘えさせていただきたいと思うのですが、今現在も残念な状態です。
 今しばらく事態の推移を見させていただきたいと思います。あしからずご了承ください。


捨てるはずの本を、つい拾い出して読みはじめると、自分が興味深くて買ったり読んだりしたものですから、やはり惹かれるわけでつい読み始めます。
 そうすると頭はきしむ音を立てながらでも、久々に清新な水が流れる運河のように、微笑み始めます。
 やはり私の頭は写真よりこうした分野が得意なんだなあとも思います。

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 職場を辞したのちに何をするかを考えた時に一番蓄積のあること、自分の中で一番優れた力を発揮できること、などを検討しましたが、結局、一番やりたいことに落ち着きました。
 蓄積においても、優秀さにおいても、少しも特筆するものがないけれど、一番わくわくするものを選びました。
それが写真だったわけです。

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 だから時々しばらく顧みなかったものが頭をもたげます。
 写真に専念しなければならない理由もありませんから、…現役時代は写真を撮りたい欲求にブレーキをかけていたのですが・・・・時に楽しみにとっておいておいた本も読みましょう。

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 でも写真を選んだことで、こんな素敵な人と写真を作れます。
 写真を切り口にして今までは想像もできなかった方たちとの交流もできるようになりました。
 よい選択だったと思います。

 それにしてもよく変化する方です。
 時に別人のようにさえ見えます。  「一粒で何度でもおいしい」といった感じでしょうか。

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 そしてきれいな人です。
 私が相当図々しいせいもあるでしょうが、緊張を強いられるようなタイプの美人さんではありません。

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 人柄の良さが、撮影をとても楽しくさせます。

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  1. 2015/02/20(金) 00:00:21|
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素敵な人たちと     冬日・・晴れ時々曇り・・に散歩  Ⅹ

 最近、事情があってたまっていた本を処分しなければならなくなりました。
 人生この先そう長くはないのですし、これからの読書生活を考えれば、これらの本のすべてをもう一度読み直すことはあり得ません。
 とはいってもすべて廃棄してしまうのも残念ですから、何人かの若い人に押し付けることにしました。
 若いということはいいですね。時間がありますから。

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 それにしても良書もあれば、案外残念だった本もあります。
 私は本の末尾に読み終た日付と短評を書いた時期がありました。
 うん?!この表題は面白いなあ。捨てるには惜しいから読み返してみよう。  と読み返してみますと…何か物足らず、気持ちが盛り上がりません。隔靴掻痒なのです。  しばらく読み進めて、ふと背表紙をめくってみると、そこには「竜頭蛇尾、羊頭狗肉の期待外れでつまらない本。この著者にしてこの作物は残念。」とありました。
 私が成長すればまた読み取る力も増すだろうと置いてあったのです。  まだまだなんですね。


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 経済関係はあの人に、教育関係や心理学方面は彼の人に、そして言語に関するものはに日本語教育研究にいそしんでいるあの若者に・・などなど。
 我が家の小学生がやがて中高生になり青年となった時にはぜひ手に取ってほしい本は…などと言っているうちに、いったん段ボール箱に捨てられたはずの本が再び床上に高くつみあがってしまいました。
 「断捨離」などと言いますが、わが人生に固執する気持ちもまた捨てがたいのですね。

  写真はピンボケですね。
  でも、こういう感じもいいかなと。

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 それでもおそらく何百という本は雑紙以下の扱いを受けて廃棄されるのでしょう。

 ・・・・と、この写真の人はその話を聞いて悲しがってくれているのではないのでして、やはり外はちょっと寒かったのです。
 スナップ風のこう言う写真もいいものです。 

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 3日前の写真も含めて、こういう流れも追求してみたいです。

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 そして再び先の写真とは違う方向へ。

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  1. 2015/02/19(木) 00:04:17|
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素敵な人たちと     冬日・・晴れ時々曇り・・に散歩  Ⅸ

 この人にも図々しいお願いをして、撮影のために、かなり長い時間をとっていただいています。
 「ちょっと写真を撮らせていただけませんか。」というお願いからすれば「えっ?そんな時間をかけるのですか?」といぶかしく思われても不思議ではありません。
 人によっては10分か20分、長くても1時間ほどあれば十分だと思われることでしょう。そう思われる方のほうが多いに違いありません。


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 モデルさんを撮る「撮影会」の様子を、時々ブログなどで覗かせていただくことがあります。
 数人の人が組になって撮るときには、与えられた時間は数分であることが…そして次から次へと交代し、場所も変わっていく…あるようです。
 とても私ではチャンスを生かせません。私には「拾っている」ような暇はないように思います。

 この人が準備してくれた、この黒い靴がいいですね。

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 足先まで入れるべきだったかなあ。

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 さて、突然の場所移動です。

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 「私は以前からレンガ造りの建物が好きだったんです。いつかそんな家に住みたいと・・・。」
 この人を射とめるためには「レンガ造りの家」を目指さねばなりませんね。
 将を射んとすれば・・・、とはちょっと違うかな。

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 この人のマフラーが、ちょっと大人の感じでとても『クール』です。
 街を歩く若い女性たちのファッションを見て、大方は眉をひそめているのがいつもの私ですが、こういうおしゃれのできる人は好きですね。
 
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 こんな素敵な写真があっても、今回撮らせていただいた中のベストの一枚がまだ登場していないんです。
 
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  1. 2015/02/18(水) 00:00:21|
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素敵な人たちと     冬日・・晴れ時々曇り・・に散歩  Ⅷ

 少し日差しがあったので
 「一瞬コートを脱いでみましょうか?」

でも「肌は日陰で撮る」という習性?がせっかくの日差しの暖かさの中ではなくて日陰に誘導して寒い思いをさせてしまいました。
 時々使わせていただくこのクローバーがどちらかといえば「暗い」イメージになるからかもしれません。そこには何とか光を入れて撮っては見たのですが。 

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 ISOを上げて撮るというのはある種の楽しみを拡大します。
 ですが、どこまで明るくしたらよいかは難しいところですね。暗い雰囲気が好もしくて撮ろうと思ったのですから、そこをすっかり明るくして撮ったのでは意味がないですし、フォワイトバランスも難しい所です。
 ただ私にとって一番難しいのは暗いところでピントを決めるという最も初歩的な課題です。
 まして「階段を上がってきてください。」のときには難しくなります。  
 オートフォーカスで撮るか、マニュアルで撮るか も問題です。

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 こんな場所ならカメラも私の視力も何とか対応できます。
 それにしてもこの人には「何かある種の表現的な才がある」という感じがします。
 最初の一枚も次の写真も、そしてこの写真も自然に出てくる表情なんですね。
 残念ながら私が指示しているのではないのです。

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 もっとも、私がほとんど指示できないというのは今日に限ったことでも、この人に対してだけではないのですが。

 この人が出してくれるものを、できるだけ見逃さないで「拾い集めている」というところでしょうか。

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 今日待ち合わせ場所でお会いした時からどれくらい時間がたったでしょうか。 
 丸太町通りから寺町通まで、…わずかな距離です。 その間にこんな風な表情をしてくれました。
 目の表情も口元の明るさもとても自然になってきていますし、柔らかくなってきました。
 
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 この辺りは繁華街の中心に近いところです。もっとも飲み屋、料亭などがある地域ではりませんが、人通りは多いです。
 ただ幸いなことに東京のように津波のように人が押し寄せては押し寄せるというほどの込み具合にはなりません。
 少しタイミングを見計らって人がファイーンダーに入る直前、フレームから出ていった直後を狙います。
 その時にフォトマヌカンの良い表情が重なってもらわないといけませんが。

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 そこで 撮りたいタイミング伝えるために微妙なサインを出しますが、この人はきっちりそれをキャッチしてくれます。
 
 往々にしてその瞬間に「頑張ろう」としてかっえて瞼を閉じてしまう人が・・・・まじめで、人に対して好意的に役立とうという意識のある方に多いかな。この人もそうです。・・・・いるのですが、ようやくその緊張も少しほぐれてきました。

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  1. 2015/02/17(火) 00:03:35|
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素敵な人たちと     サルベージの「マドンナ」  Ⅱ

 私が見かけた時には、すでに撤収の段階にはいっていました。
 クレーンの腕を折りたたみ錘をゆれないように処置し・・・・、思いもよらないようないくつもの段取りがありました。
 その都度、ワイヤーをかけなおしたり、固定具に通したり、…たくさんの手筈がありました。
 それを淡々とこなしていくのですが、その都度都度に確実に作業をしたという確認をされていました。

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 もし手抜きや迂闊さがあって事故に至れば、私が自転車を倒したのとは比べ物にならない重大事になるかのですから当然といえば当然ですが、この細心さと確実性は、私には欠けた面です。

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 世間は、「だから女は・・・」と(改憲勢力のおじさん、おばさんたちに多いのですが)言いたがる人たちがまだまだいます。
 それゆえはっきりと自覚しないでも『プレッシャー」は感じているんじゃないかと、推察します。


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 だからいつの日か近い将来、こういう女性が「マドンナ」などと言われないで当たり前の存在になったらいいなあと思うのです。
 そうして総理大臣や閣僚、国会議員や地方自治体の首長や議員、大企業の重役・幹部の半数が女性で占められる日が一日でも早く実現することを願うのです。
 そうしたら日本はもう少し住みやすくなるだろうと私は予想しています。

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  運転操作を見ていて…実は結構長い時間見せていただいているのです・・・この人に緊張や集中はとても感じるのですが、気負ったそぶりは全くありません。毎日の労働なのですから、当たり前のことでしょうが。

 私が変な思い入れをするから、そういうことを考えるのでしょう。これこそ男女平等前史の一コマですね。

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 安全のためのサポートを男性たちが力強く、手際よくされていました。
 とても気持ちの良い風景でした。

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  1. 2015/02/16(月) 00:03:52|
  2. 働く人々
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素敵な人たちと     サルベージの「マドンナ」  Ⅰ

 今日も今日とて、私は手作り市を目指して自転車で走っていました。
 その途次で、いつも気になっているビル群のある地域で「ロケハン」を敢行しました。

 というのも近代的でスマートな背景をいつも求めていたからです。

 そのビル群には多数の企業が入っていて、なかなか面白いところでした。しかしセキュリティーもしっかりしていて立ち入りも、おそらく撮影も難しそうなところが多く、私にとってはいささか残念でした。

歩き回っているうちに大きなクレーン車を見つけました。

 ふと運転席を覗くと
 「えっ?! 女性?!」  
 
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  そうなんです。運転していたのは女性でした。
  「男女の本質的平等」の実現を…少なくとも言葉の上では…希求する私としては、これは素晴らしいとしばし足を止めたわけです。

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 そしてこれは『撮らなくては!』と思ったのですが、何しろ危険が伴う仕事ですから、うっかり声をかけて重大事故になったら大変なことです。
 うまく見計らって声をかけねばなりません。
 しかし、仕事を理解していない私にはそのタイミングがなかなか見つかりません。
 で、長いこともたもたしていましたが、意を決して声をかけさせてもらいました。

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 今日、我が家を出るときに迷ったんです。
 今日は手作り市だから撮らせてもらえる人がいたとしても50ミリでなんとかなるだろう。いや50ミリで工夫する課題を持とう。・・・・・と。
 ところがこれまでの経験から言うと、お客さんがいたり、隣の店との関係などで「長いレンズがほしい!」と何度思ったことか、きっとそういうことがある。・・・・。
 とはいっても私の80-200ミリは…重いのです。

 きっと後悔するから、・・と思っても、でもなあと考えてしまうのです。
 そこで、フジX20なら荷物にならないからと、一応の保険を掛けたのです。
 でもやっぱり後悔しましたね。  (もっていけば大概、そのレンズの登場機会はないのですが)

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 男女平等は、単に理念の普及によって実現するものではないのです。また理念の普及や確信も理論の説得性によるものばかりではないのです。
 何より女性自身の強い要求と、物的な条件の変化です。

 自動車の運転は、アクセルやブレーキを踏む力、ハンドルを回す力があれば誰でもできます。
 パワーステアリングがない時にはハンドルは「男の力」を必要としていたかもしれません。まして大型車はそうでしょう。
 しかし、そういうことは技術的革新で解決できます。 なん10トンなん100トンの荷物の輸送は「女には無理だ」と言えるでしょうか。
 自動車にしろ船にしろ飛行機にしろ運転席で必要とされる『力』は女性が十分に発揮できるものです。
 特に筋肉の強い女性である必要はありません。私のような虚弱な男性にも動かせますし、高齢者でも操作できます。

 要は女性に機会を与えようという技術開発がされているかどうかということですし、購買者の範囲を広げる資本の要求や労働力不足の解決を迫られる企業の工夫は必然的に「女性も働ける」分野を増やします。

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 これを遅らせる要因はいろいろありますが、女性の意識の変革もまたその一つでしょう。
 「女性の敵は女性」ということも時に言われます。

 頑張ってほしいものです。

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 高校生などに将来の仕事は…、と聞くとネイリストだとかトリマーだとか言いう返事がよく聞かれます。
 それもいいでしょうが、そういうところにジェンダーバイヤスを内面化したままでいる女性を感じます。

 男性が保育者や美容師になるように、女性が重化学工業に進出できる条件も、もっともっとできてほしいと思います。
 そうすれば男性も劣悪な労働条件から少しでも解放されると思うのです。

 今は「男性並みに働けない女性はダメだ。」と残業可、遠距離転勤可、育児休業や子供のための病休をとらないなどということが陰に陽に求められて「男女平等」にしようという動きが大きいです。
 そのことは男もまたサービス残業を断れない、家族と離れた単身赴任を受け入れる、子供の授業参観にさえでられないなど「人間らしい生活」を犠牲にして「社畜」になる道を進んで歩かされるのと同じ道です。

 この人も立派ならこの企業も立派だなあと思いました。
 「きつい」・「汚い」・「危険」。これら3つを合せて建設業の「3K 」といいます。
 現場に女性が気持ちよく使えるトイレがない。着替えられない。食事の環境がない。それは男性にとっても同じはずです。
 現場労働をしている男たちがコンビニでカップラーメンにお湯を入れてもらったものを手にしている風景をよく見かけます。 あんなにきつい仕事をしているのに雇った側は何の配慮もしないのか。

 私がこの人に声をかけた時に周囲の男性から「彼女は…企業名・・・のマドンナだから。」と。
 それは揶揄するような調子ではなくて、リスペクトする語感がありました。

 

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  1. 2015/02/15(日) 00:00:24|
  2. 働く人々
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素敵な人たちと   春節には帰りますか?

 おそらくあの人は中国から来ている人に違いないと思って声をかけました。
 中国語を話すお客さんの様子を丁寧に見守り買い物かごの世話などをこまやかにしていたし、顔立ちがそれと思わせたからです。

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 最近、こういうお店には海外からのお客さんへの対応として外国語ができる、あるいは外国人で日本語ができる人を配置しているケースがちよく見られます。
 私の知っている留学生もあるデパートでそう言ったアルバイトをしています。

 「う~ん、あなたは・・・。」
 「ハイ中国人ですよ。」と、皆まで聞かずにすぐに返事が返ってきました。

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 中国河南省からお見えだそうです。
 これまで数年ここで週一くらいでバイトをされていたそうですが、一時期毎週のようにここに来ていた私は、それを知りませんでした。
 中国からの留学生には特別の感情が働いていますから見逃すはずはないのになあなんて思いましたが。

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 日本語教育について学んでいるそうです。なるほど日本語が堪能です。

 私が遼寧省瀋陽の学校で日本への留学を希望する高校生に教えたことがあるという話をすると、
 「その学校は・・・・・。」と思い出そうとしていました。
 「○○ですよ。」
 「そうそう、その学校なら知っています。」
 と、ずいぶん有名な学校のようです。
 留学生の間ではずいぶん知られているのですね。  そこまでとは、あまり意識がありませんでした。

 それにしてもこうして海外に留学をして、学部からさらに大学院へと進んで学んでいるなんてすごい人ですね。

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 そういえば私が関わった学生たちもどうやら学部で終わる人ばかりではないようです。
 しかもこれから欧米の大学院を目指そうという人もいるようです。

 この人は「学業の妨げになって『本末転倒』になってはいけませんからアルバイトは自制している。」んだそうです。
  

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 もっともっと日本からも日本へも青年たちが行き来してほしいものです。 続きを読む
  1. 2015/02/14(土) 00:02:08|
  2. 人物
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素敵な人たちと     渡独を前に  Ⅶ

 今日の写真は以前から撮りたかったシチュエーションです。

 実はある大きな書店sでは「お客さんが少ない時間帯や場所を選びますから・・・。」撮影をさせていただけないかとお願いしたのですが、断られました。

 
 撮影が決まると間もなくロケハンにいって、意を決してこの楽器・CDなどを販売している京都では有名なお店にお願いしました。
 この人がバレリーナですから音楽とのかかわりを絵にしたかったのです。

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 このお店に事前に伺った時には、フロアの責任者の方が熱心に話を聞いてくれて、さらにお店の責任者の方につなげてくれました。
 責任者の方からも快くお許しをいただきまして、実現しました。

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 映画制作にあたって町全体がそれを受け入れるというようなことがあります。
 神社仏閣、商店街、浜辺や河原などなど、映画撮影の許可を個別にとっていたのでは大変手間がかかるばかりでなく、ある場所が「映画に撮る?!」 そんなのはお断りだね、ということになれば企画はとん挫してしまいます。
 そんなわけで町全体が受け入れ態勢を作ってくれると有難いわけですね。
 様々な要素の中で映画製作なり写真撮影なりに対してリスペクトする文化的背景がなければ、こうしたことが難しくなると思います。


 ・・・・町おこしで自分の街を売り出したいというだけで、さっそく○○饅頭やら××弁当を売り出すことに熱心なだけでは   街の誇りにはならないでしょうが、
   最近の大河ドラマ誘致の自治体や商工会などの動きは製作される映画やドラマの芸術的な質にはまるで無関心のように見えます。すぐに思い出すのは時代考証とは関係なく「わが町はこんなに汚くはない。イメージが悪くなるから改善せよ。」とドラマの内容に介入する発言をしたある自治体の長がいたことです。私たちが選んでいる政治家というのはこんなレベルなんですね。驚きました。
   権力者の出身地を舞台にするときにある種の自粛や諂いが出てくるようなことにもつながりかねませんね。・・・・

 (ただ、映画だとかTVの撮影だとか、私の場合写真ですが、そういうことをする者が一段も二段も高いところから横柄に自分を受け入れさせようとする姿にも時に出くわします。そういう傲慢な特権意識というものも実に顰蹙ですね。この文章もその変種ですかね。)

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 ですから、この楽器店やギャラリー「高瀬川四季AIR」さんなどはありがたく貴重な存在です。

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 加えて、ある扇屋さん、あるフランスレストランさん、あるギャラリーカフェさんなどもまた良き理解者です。

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 「お好きな曲は?」と尋ねると・・・・、
 「プロコフィエフかな。」     バレーダンサーですね。

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 そういえば最近、五嶋みどりさんが演奏する(バレー曲も多い)チャイコフスキーのバイオリン協奏曲の演奏をユーチューブで拝見しました。
 魂の塊みたいな演奏でしたね。  素晴らしい演奏でした。 

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 それに加えて宮本文昭さんのオーボエ演奏(ピアノ伴奏がこれまた実に素晴らしい。)。カッチーニ作曲ともいわれる「アヴェ・マリア」は感動的な名演奏だと思いました。
 この曲想で写真を撮りたいなあと・・・・ふと、できもしないことですが…思いました。その時フォトマヌカンをしていただきたい人のイメージも自然に湧いてきました。

 写真って楽しいですね。

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 この写真、気に入っています。

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  1. 2015/02/13(金) 00:01:52|
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素敵な人たちと     渡独を前に  Ⅷ

 アマチュア写真愛好者の私としては、こういう写真が撮れるとすこぶるご機嫌です。
 
 「人を撮るって難しいでしょ?!」とよく言われるんですね。
 いろいろな意味、いろいろなレベルで「難しい」んだと思います。

 でも、それだけに醍醐味もまたあるんですね。

 この写真などこれといって斬新な構図でもなければシチュエーションでもポーズでもありません。
 どなたでも撮る写真です。
 でも、撮った者にしてはうれしい一枚ですね。

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 いつでもこういう写真が撮れるかというと、なかなかそうはいかないと思います。
 
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 そして、「ああ、もっともっと先があるんだな。」と写真の楽しさを教えてくれます。

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 この人の精神状態や健康状態あるいは知性のありよう、それらもろもろがこれらの写真を作ってくれていると思います。

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 人物を撮ると言うことは、撮る側の技術やらなにやらだけでなんとかなるというものではないと感じます。
 フォトマヌカンを引き受けてくれた方たちの力なくしてはあり得ないものだからです。 

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 ある人が「あの写真の一部になって素敵な写真になれたのがうれしい。」とおっしゃてくれたことがあります。
 フォトマヌカンはただの絵の具ではないのです。

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 だから私は時々「力を貸してくれますか?」とお願いすることがあります。
 たんに映されてくださいというのとは少し違うということを伝えたいからです。単に写させてくださいというのとも違うのです。

 だからやはり人を撮る写真は難いしと常々思います。

 その難しさに苦虫を噛み潰したような顔で撮っていたのでは、これまたいい写真にはなりそうもないのですが。

 楽しくワクワク感を持って、撮っていきたいですね。

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「これ! 五円硬貨ですよ。」

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  1. 2015/02/12(木) 00:00:20|
  2. 人物
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素敵な人たちと     やあ、久しぶり  半年ぶりかな  Ⅲ

「寒くはないですよ。」とは言ってもらうけれども、私とはだいぶん服装が違いますので、気になります。
 そこで当面の目標地点にいく途中に寄り道です。

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 撮影散歩では、この不思議な年齢の組み合わせから醸し出される新たな興味関心で、思わぬところに入り込みます。

 私など年配のものが入りにくいところでもこうして若い女性が一緒だといろいろ言い訳ができて入りやすのです。
 誰に言い訳するかっていえば、実際のところ自分にでしかないのかもしれませんが、まあ外見上も抵抗感はすくないかなと・・・かな?
 とにかく『世間をお騒がせ』するだけでも…特段悪いことをしていないのに、世間が勝手に騒いでも・・・頭を下げねばならないような世相ですから。
 もっともこの言葉は、本来反省・謝罪すべきことに頬かむりをしてその場をやり過ごす時に大いに活用されていますが。
 
 話が迷走しています。


 と、そういうことはしばしわきに置いて、

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 はいてきてくれた赤い靴がとても印象的ですね。
 黒のキュロット・スカート、黒のタイツに赤は映えます。
 「ジーンズのズボンにしましょうか、ショートパンツかそれと同じくらいの長さのキュロットスカートにしましょうか?」と事前に聞いてくれました。
 「寒そうだからズボンがいいのかな。」と返事をしましたが・・・・。

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 この人は身長もありますが足が長くてきれいです。
 それで私が何を撮りたいか忖度してくれたのでしょう。
 目立ちたがりの人ではないですから、私の無言の誘導が働いていたかもしれません。

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 こういうことをしたら椅子はサッと拭いて去りましょうね。時に撮影に夢中でうっかりすることがあります。
 カメラバックには外で座ってもらう時にお尻にひくビニールやタオルをいつも入れています。

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 もっとも直に床や階段に座ってもらったりすることが多いです。
 一応「できますか。」と聞くのですが断りにくいかもしれませんね。気を付けなければいけません。

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 こんな場所も面白いですね。

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 大きな空間でなければ町のいたるところに面白い撮影場所があります。



 でも、できたら大きな壁や広場、広いロビーのようなところがほしいなあと思います。
 大きな空間で撮りたいですね。



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 ここでは「記念撮影」
 革堂ですね。

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 出入りOKのいろいろな場所を見つけねばなりません。

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  1. 2015/02/11(水) 00:03:06|
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素敵な人たちと     やあ、久しぶり  半年ぶりかな  Ⅱ

 もう少し左に行くべきでしたか。
 交差点の往来の激しい場所ですから、道行く人たち、行きかう自動車に気を付けて迷惑がかからないようにしなければなりません。
 周囲を十分見まわしてからファインダーをのぞくのですが、「蒼樹さん、後っ!!」と・・・・・。
 「写真を撮る人って・・・・。」という悪評のもとになってはいけません。

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 私から見て「困った人たちだ。」という『カメラパースン』を花見小路やら祇園やらでいくらも見るから、余計に神経を使います。
 「他人の振り見て我が振り直せ。」ですからね。

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 前回の撮影では、人出のある場所は午前中の早い時間帯に済ませ、後半は人の目が比較的少ない場所を選びました。
 (誤解のないようにあえて申し添えれば、人の目は少ないけれど、少ないというだけで、人っ子一人いないということではありません。・・・・なんて言うと余計に怪しくなりますが。)

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屋内に避難できるようにと理由もあって・・・・人出の多い場所をあえて選んでいます。
 というのもこの人に「今日はモデル」により一層慣れてもらいたかったからです。
 
 うれしいことに次回をまた計画しましょうね、と言っていただいているからです。

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 そのためには「こういう写真がとれてフォトマヌカンを引き受けて良かった。」と思ってもらえるようなものにしなければいけません。

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 さあ中に入りましょう。

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 ここでもたくさん撮ったのですが、結局この一枚が残りました。
 そして今日の私の狙いが徐々に明らかになります。

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  1. 2015/02/10(火) 00:02:39|
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素敵な人たちと    やあ、久しぶり  半年ぶりかな。  Ⅰ

  前回この人を撮らせてもらってから半年以上がたったでしょうか。
  
  また撮りましょうね、と言っていたのですが、しばらく音信が途絶えていました。

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 この人の写真は個展にも出させてもらっていたのです。
 
 今回メールをいただいて、再度撮ることになりました。
 一年のうちの「寒さの底の季節」ですが大丈夫ですかと心配したのですが、さすがにお若いですね。

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 前回からかなりの時間が空きましたから、久しぶりの撮影は少々緊張気味です。
 それにしても「リピーター」になっていただけてうれしいことです。

昨日ならさらにひどかったですが、明日は晴れそうです。
 気持ちを高めていきましょう。

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 身長がありますが、スポーツウーマンで相当ハードな練習を潜り抜けてきた人ですから,
体も締まり、プロポーションがとてもいいです。

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 前回もカッコいい系で撮らせてもらいましたが、今回もおそらくそうなるでしょう。
 でも少し「フェミニン」な調味料を振りましょうか。

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 「こんな写真にしてほしいとか、何か希望はありますか?」
 「いえ、全部お任せします。よろしく。」といっていただいて、大変ありがたいフォトマヌカンです。

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 ですから、こんな風に撮られて一寸期待と違うかもしれません。
 時々モニターを見ていただいて、こんな風に撮れていますよと楽しんでもらっています。

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 今日はこの人の全身を撮るべく35ミリを持ってきていて、ぜひとも活躍させようと思っています。

 前回は明るい緑の中でさわやかに撮りましたから・・今日は冬で光が弱いし、色もないですから…こんな風に撮ってみます。

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 これらの写真はクリックして見ていただくと、より一層私が見ていただきたいイメージ・・・・ありきたりといえばそうなんですが・・・になると思います。

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顔をあげて希望に向き合いたいですね。

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  1. 2015/02/09(月) 00:03:03|
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素敵な人たちと    友禅の職人たち

先日、テレビ報道で「現場で働く」人たちに焦点を向けて写真を撮っている会社?があるということを知りました。
 私がやろうとして躊躇していたことをズバリ実行している人たちがいるということでした。
 ことに製造業の現場で働く人たちに注目してのこの活動を推進している中心人物は女性でした。
 
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 テレビ画面に映された何枚かの写真はそれぞれカメラパースンの実力とコンセプトの適正さを物語っていました。
 回り道をしないで、自分の写真のコンセプトの核心に、躊躇なく進んで来なかったことをちょっと反省しました。
 こういうことは実行に移して『ナンボ』ですからね。

 まあ、しかし、京都に住んでいるからこそできることもあるわけで、私がしていることも何十人もがしていることではないので、今後も協力が得られる限り続けていきたいと思っています。

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 ただ私はどうやら工芸や芸術畑が好きなようで、自分のセンサーはそちらに強く反応してしまうようです。
 でも工業的生産現場や運輸などの現場で働く人を撮りたい思いも依然としてありますから、常にアンテナは立てておきたいと思います。

 前の2枚は手描き友禅の方です。

 次の方は「金彩」の方です。
 「確か以前にお会いしましたよね?」と声をかけていただきました。
 そうです、西陣織物会館でお会いし写真を撮らせていただきました。

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 織物の糸の凹凸を利用して、実に見事な、細い「破線」をひきます。
 実践を太くなったり細くなったりしないで安定的に引くのも難しいことだと思いますが、さらに細く間隔をそろえて破線を引くのもかなり難しそうです。
 それをフリーハンドでずんずんと引いていく様は、何か不思議なものを見る感じです。

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 「いや、これはまあ練習も兼ねて遊んでいるようなものだから・・・。」

  えっ?!  これが・・遊び・・?!?!  なんとまあ!!

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 この方は型染友禅の型を切る方です。

 この小さな丸い「点」を切り抜いていくのです。
 直線の刃を持った小刀でこの小さな円形の形を切り抜いていくのですから、それ自体が・・難しそう!! なんですが、小刀は一時も滞りません。
 手前の色の薄いところがくりぬいたところ。向こうのドットが下書きの「まる」です。


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 この道50余年のこの方は昨年、叙勲されたそうです。
 これまでに数度このブログにも登場していただいた同じように型を切る職人の和田さんのことをよくご存じで…当然といえば当然なんでしょうが…共通の知り合いのことで話が盛り上がりました。
 和田さんは魅力的な方ですからね。
 
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  1. 2015/02/08(日) 00:01:55|
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素敵な人たちと    空撮写真家

 寒い日でした。
 賀茂川の岸辺を走っていると 「?!!?
 あれはパラグラーダー?!
 こんな狭いところで?! しかも強い風も吹いているのに?!  まさか、飛ぶんじゃないよね?!

 堤を降りて近づきます。 

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 どうやら「お取込み中」のようで声はかけられません。
 ですからグライーダーがきれいに広がった瞬間には、まだ撮影のお許しをいただいていませんでしたので撮ることができませんでした。

 時折強い風が吹きます。
 それでも巧みにコントロールされています。
 が、もし私ならほとんど確実に、グライダーに引きずられてこのまま賀茂川の流れにボッチャンでしょうね。

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 どうやらグライーダーの点検をされているようです。
 声をかけて、お話を伺います。
 もう20年のキャリアだそうです。   亀岡や北桑田のほうにグラーダーのテイクオフ用の場所があるんだそうで、琵琶湖方面でも楽しめるんでそうです。
 そういえば、北桑に行ったときに気持ちよさそうに飛んでいるのを見たことがありました。

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 今日はもう点検も終わったので撤収のようです。

 この方はこのグライーダーに動力をつけてプロペラを回して飛ぶんだそうですが、そのプロペラにラインが絡んで切れてたので修繕をして、その調整を確認していたのだそうです。

 ラインは30本あるのだそうで、私などはこれだけあるのを見て、もうすでに「パニックに陥るだろうなあ」と思ってしまいます。が、以前はもっと多くのラインがあり「それが案外空気抵抗を大きくしていたから今はずいぶん本数も減って改善されたのですよ。」と教えていただいた。

 時折強く吹く風でグライーダーが暴れておとなしく畳まれようとしません。そこで「何かお手伝いできますか?」と言いますと、「これくらいのことが一人でできないようではグライーダーには乗れませんから・・・。」と。  「なるほど。」

 春の天気の良い日には琵琶湖上で5,6時間も飛んでいることがあるんだそうです。
 「絶景ですよ。一度いかがです?」
 いくつもの上昇気流を捕まえて飛び続けるんだそうです。

 実はほんの少し興味がなくはないのです。 (高所恐怖症の傾向が強くあるんですが) 飛んでみたいですね。

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 「冬は飛びにくいんでしょうねぇ?」 
 「今日みたいな日に飛ぶことはないですが、一年中飛べるんですよ。それぞれの季節によって良さがあってね。」

 この方が動力をつけているのには理由があるようで、実は『空撮』のプロなんだそうです。
 「写真家さんなんですか。」と恐縮してしまいます。  知らなかったとはいえ、写真家の写真を撮っているのですから。

 今度、桂川の上流を飛んで写真を撮るんだそうですが、「近く写真展をしますので、どうぞ。」と名刺をいただきました。

 雪交じりの天候になってきました。

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 それで、私も大急ぎで例のカードをお渡ししましたが、「せっかくの出会いですから今後ともよろしく。」とプロの写真家さんと親交が結べそうです。

 写真展にはぜひ伺いたいですね。

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 今日は出かける直前に何とはなしにリュックが重く感じられて、保険の意味でフジのX20だけは持っていこうと身軽に出てきたのですが、こんな時に限って撮らせていただくチャンスがあるんですよね。
 …実はこの後にも撮影させていただける方がおられたのですが、どうやら、人生の転変というものはこういうものらしいですね。
 ですから、手ぶらで出るなんてもってのほかということです。・・・

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 一眼レフからレンジファインダーのカメラに持ち替えて、頭を切り替えるのはなかなか難しいものです。
 それに視野率が大きく違いますから、つい寄り損ないます。
 いろいろ意見はあるようですが、私は「ぜひ視野率は100%で」派ですね。

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 それにしてもいろいろな人生があって、それと出会えるのは・・やっぱり・・楽しいなあ。

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  1. 2015/02/07(土) 00:00:28|
  2. 写真
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素敵な人たちと     冬日・・晴れ時々曇り・・に散歩  Ⅶ

 赤いペンキのトタンを背景にした写真もこの建物の赤い石の壁を背景にした写真もよく撮ります。
 この壁好きなんです。
 こういうモノトーンの背景ってなかなかないですから。しかも「ただのっぺらと同じ色」というのじゃないですから。

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 ついバストアプの写真ばかりになってしまいますので、全身を撮ったり、膝上を撮ったりしてみました。

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 コートの色がやさしいので、どうかなとおもながらもやっていただきました。
 私は子供のころに、母親の仕事の関係でファッション雑誌を見て育ちましたから、この写真たちのようなポーズで撮ってみたい潜在的な欲求があるのだと思います。 

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 この落差がこの人の魅力の一つなんだろうなあと思いました。

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 そして、もう一度態勢を整えなおして・・・・。

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 多分、もう一度撮らせてもらうことができたとしたら、きっとずいぶん違う表情を撮ることになるだろうなあという予感があります。
 
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 これだけでも何か外国の街角で撮ったという感じがしませんか。
 何を引いて、何を残すか。面白いところですね。
 もっともっと意識的に経験を積む必要がありそうです。

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  1. 2015/02/06(金) 00:03:13|
  2. 人物
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素敵な人たちと

 この人はほとんど、どんなふうにとっても愛らしく撮れてしまうので困ります。

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 彼女のFBに寄せられているコメントも、口々に『かわいい!!』のオンパレードです。
 確かにそうですね。
 
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 よく女優さんの誰に似ているかということでその人の美人具合を表現したりしますよね。
 この人に似ている女優さんやアナウンサーさんや…何人も思い浮かびます。しかもタイプの違う人が思い浮かぶところにこの人の面白いところがあります。

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 ご自身でおしっゃるには「太りやすい体質なので・・。」ということですが、そういうところは水卜アナに似ているかも。
 

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  1. 2015/02/05(木) 00:01:25|
  2. 人物
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素敵な人たちと   象嵌の職人  Ⅱ

 驚いたことに、この方から後日メールがありました。

 工芸に関することをネットで検索しているときに、たまたま私のブログに遭遇したそうなんです。
 そこに何人もの職人さんの姿を見て、「素敵な人たち」を遠くに見ていたのだそうです。

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 私がいつものように連絡先のメールアドレスなどを書いたカードを差し上げると「素敵な人たちと・・・・?!・・・」と記憶の片隅に反応するものがあったそうなんです。
 あの写真を撮っている人間が現れるとは・・・・、というわけなんだそうです。

 世間は狭い!!

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 まあ考えてみれば私が撮らせていただいてきた「素敵な人たち」はジャンルが偏っていますから、それで800人ほども撮ってくればこういうことも起こりましょうか。

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 はたして、その「素敵な人たち」に加わっていただいたことを喜んでいただけるでしょうか。

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 やはり目と指と工具・・・ですかね。

 体の線も捉えてみたいのですが。

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 Mさん、ご覧いただけましたら、またご感想をお寄せください。
 またどこかでお会いしましょう。
 ありがとうございました。

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  1. 2015/02/04(水) 00:00:06|
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素敵な人たちと    象眼の職人

 象眼の職人さんです。
 
 「わしは元来はキジシなんやけど、見よう見まねででこういうこともしているんや。」とのことですが、
 見よう見まねでこういうことができてしまうなんて、職人の力量って!!

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 この方の正面のショーウインドウにはご自身の作品が一つ他と区別して陳列されていました。
 「京都市蔵」とありましたから市が買い上げたのでしょう。

引き出しがいくつも作り付けられている宝石箱でしょうか。
その精度は驚くべきものですが、さらに鳳凰?などの金象嵌の豪華さと言ったら。 
見ただけで精度が分かるのか?とおっしゃられるかと思うのですが、実はこの方の前にはその弟分のような作品があって触れせていただいたのです。
 いえ、触らないまでも作品の全体が醸し出している雰囲気が工芸品としての精度の高さを十分に感じさせるのです。 
 それは組合わせたところやエッジの切れなどを見れば、素人の私にも只モノではないことぐらい感じられます。

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 「今になっては、もうこういうものを作れるモンはおらんやろなぁ。ワシでおしまいやろな。」と。

 工具に興味を示すと、「このピンセットな・・・・。」とピンセットをお好み焼きのへらをカットして、ご自身で作られたことや、細い金槌の柄は、実は廃棄される竹刀の竹を削ったものだと話してくれました(竹刀の竹は十分に乾燥させたものが使われているので、長く使っても、狂いがないのだそうです。)
 職人は「道具」ですね。

 せっかく撮影をお許しいただいたのですが、熱心なお客さんが何人も周囲を囲み始めましたので、「しばらく時間をおいて撮りに来よう。」と別の方のほうに回ったのですが、

 「すまんなア、もうかたずけんならんのや。」という時刻になってしまっていました。

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 実は以前にここに来た時に、象嵌の職人さんが来るはずだという情報を得ていたのですが、その方は別の方でした。
 ですから、そちらのほうに回ったのですが、そこには若い女性の職人さんがおられました。

 この方です。

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 先の方は松脂で固めた土台に鉄の板を張り付けて、そこに金や銀などの箔や線を打ち込んでいくのですが、この方は松脂の土台とともに、25センチ四方で厚さ2センチほどの金属の厚い板の上でたたいておられました。

 松脂は熱すれば柔らかくなり、鉄の板が湾曲していても隙間なく支持することになって、打っても力が均等にかかるので使い勝手がよいようです。

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  1. 2015/02/03(火) 00:02:28|
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素敵な人たちと     冬日・・晴れ時々曇り・・に散歩    Ⅳ

 この人にフォトマヌカンをお願いしたのが12月半ばのことでした。
  その後のやり取りで「1月には・・・]」と言うことになったのですが、たいへん待ち遠しく思ったものです。
  というのもこの人の印書がとても良かったからなのですが、それだけではなくて、何とはなしに2015年の私の写真生活を象徴するような「事件」になるような気がしたからです。

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 モノづくりの人たちの、真剣でわくわくした表情を撮ることも、様々な表現活動をしている人たちの魅力ある姿を撮ることも、これからずっと私の大切な撮影の柱です。
 
 と同時に、いろいろな写真展で見かける「人物を対象とした写真」から受ける、何とも言えない私の不満を、もう少し析出して、それとは違ったポートレートを撮りたいという思いが膨らんできているのです。

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 いうまでもなく単純に「きれいな、かわいい、魅力的な女性」を撮りたいという気持ちはずっと以前からあるわけで、その人たちの素敵さを写真に表現したいというのも正直な気持ちですが、・・・・。
 

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ポートレートの成否はフォトマヌカンにどんな人を選んだかによって八割が決まるといわれます。
私も同感です。

そういう意味では…この人の場合を含めて・・・私はとても恵まれているといえると思います。
 
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 ただ、これだけの人たちが協力してくれているのにこの人たちの魅力におんぶにだっこしているだけの写真しか撮れていないことが、どうにも歯がゆいのです。
 何がどう歯がゆいのかさえ分からないことがなおさら歯がゆいのですが。

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 「まじめな人なんですね。」と私が言うと、「・・・・・。」
 
 肩の力を抜いて自然体で臨もう・・、と気持ちを切り替えてくれました。

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 それだけではなくて、この場所に来た時には「こんな風にしてみましょうか?」と自ら提案してくれました。
 セルフコントロール力を持った賢い人です。
 私は聡明な人が大好きです。・・・・と、そんなことはどうでもいいですね。 


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 私はこの人に「ワンピースで緑の世界で撮りましょう。」と口説いているところです。

 この人の肌の色と質感には薫る春風が、きっと似合います。
 (不思議ですね。同じように春の萌え出る緑の中で撮りたい人が別にもいるのですが、その人によって触発される緑の世界とこの人によってイメージが喚起される緑の世界がそれぞれ違うのです。そこがなんとも面白いところです。)

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 早くこの人の日程を予約しておかねばなりません。
 きっとお友達も多いでしょうから、週末ははやばやとどんどん埋まってしまうでしょうから。

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  1. 2015/02/02(月) 00:02:38|
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素敵な人たちと     渡独を前に  Ⅵ

 この人を撮れることになって、改めてロケハンをしました。
 その時に見つけてお店の前を借りることを了解していただいておいた場所です。

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 こういう趣味でお店を作る方がいると嬉しくなって、声をかけたくなる悪い癖も、私にはあります。

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 その時に、風景にこのスクーターがあるのも気に入ったのでとお話しすると、「通勤に使っているから、撮影の時においてあるかないかは・・・・。」とおっしゃって「撮影はいつになりますか?」とその時に何とかスクーターが置けるようにしようと考えをめぐらしてくれました。

 「勿論、あればうれしいですがご無理を言うつもりはないので・・・。」

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 その時には、「撮影に立ち寄るのは○曜日の×時くらいだと思います。」と言っていましたが、小一時間遅れてしまいました。 でも、

 ありました!!

 あるのとないのとではまるっきり絵が違ってきます。  

 「ありがとうございます。」

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 私のような素人の撮影は、こうしたいろいろな方々の善意に支えられています。
 
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 ファインダー越しに「一時預かり」の看板が見えました。
 「これが日本の風景なんだなあ。」と    
 前回の「編」の中で「駐禁」のとてもおしゃれな表示を指さしてもらっている写真がありました。
 もっと町が、意識的なデザインで作られるといいなあ。…いえ、これは決してすべて洋風にしろなんてことではないのです。例えば日本庭園が細やかに行き届いたデザインで成り立っているように日本にはもっとデザイン力があるともうからです。

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 行きかう「おばさん」や
 小学生たちが「あっ、撮影したはる。」と興味深そう。
 「モデルさんやんな~?!」

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 「そやで、なんかの撮影や。」
 「邪魔したらあかんやん。」
 小学生たちの善意にも支えられて・・・・。

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  1. 2015/02/01(日) 00:00:30|
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プロフィール

soujyu2

Author:soujyu2
 人はいろいろな場所で様々な思いを抱いて頑張っています。そんな人々の素敵な表情を追いかけてみようと思います。
 「素敵な人たちと」の出会いが私をワクワクさせます。

People hold various thoughts and are doing their best at various places.
I think that I will pursue such people's great expression.
Encounter of "nice people"
excites me.


 大変恐縮ですが、無理をお願いして撮らせていただいている写真です。ご本人のためにも無断でのコピー、転載は固くお断りします。

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