北東北の旅から戻って一週間が経った


よくよく考えて見ると10月は山らしい山に登っていない
9月末の燕岳〜大天井岳縦走以来、1ヶ月以上にもなる


芳ヶ平も文化の日の裏巻機渓谷もお散歩で、カラダに全然負荷がかかっていない
夏に蓄えた体力は底をつき、体重も増加、、、ま、まずいなこれは


ということで、、
そろそろカラダをイジメナイと、雪山に登れなくなるので、
奥秩父は丹波山村の飛龍山(大洞山)に登ってきました
山梨百名山の一座です


5年前の正月明けの一月
同じように正月太りを解消しようと登ったのだけど、
スタート時間が遅かったり、歩きはじめで道を間違えたりして、
前飛龍までで時間切れだった

飛龍山まで登って時間があれば丹波天平を巡って下山
そんな計画



長丁場なので6時に歩き出す予定も30分寝坊してしまう・・・
結局6時30分過ぎに、道の駅丹波山をスタート
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登山口に向かう途中の街道沿いには、何やらお洒落な店ができているではないか
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古民家を今風にリノベーションしたカフェ
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真っ赤な外壁の民宿

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もう少し歩くと こぢんまりしているけどスタイリッシュな、、、
これ、村役場
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どうした丹波山村!?
なんだか儲かっていませんかぁ

もしや、鬼滅の刃(竈門炭治郎が修行した雲取山)の影響で、
観光収入が増えたのか?


地方にお金が落ちて豊かになり、若い人が集まってくるのはいいことです♪
昭和の時代みたいに、わけのわからないモノに使うような、
無駄遣いだけはしないでほしいですがね




民家の駐車場を右に入り
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山の斜面の農道をジグザグで登って行くと、
東の空が明るくなってきた
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7時、30分歩いて登山口に到着
獣害除けのフェンスを開けて山に入る
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冬が近い11月なのに、小さく可憐な花が咲いていた
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前回登った時は、ここを左に降りて行ってしまったわけだが、、
よくよく考えてみても、真っ直ぐしかいけないわけで、、
何を勘違いしたのかワケワカメ
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柵を開け閉めして植林地をしばらく登ります
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30分かからず尾根に乗る
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一息ついて歩き出すと、昇った太陽の光に照らされて色づいた紅葉が輝きだした♪
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標高1000mくらいでチラホラと赤い紅葉が現れはじめる、、
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登り上げるごとに色づきは豊かになり、、
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眩いほどの色の洪水がはじまる
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1300m付近からは、さらに深く濃く、、
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さまざまな色が重なり合って万華鏡を覗いているようだ♪
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真っ赤な紅葉
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奥秩父も二日前に歩いた裏巻機渓谷に劣ってないぞぉ〜!!
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8時50分 サオラ峠に到着
ここまで2時間20分 まずまずのペースだけど、少々へばり気味・・・
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シャリバテ防止に玄米お握り半分を食べて歩き出す
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熊倉山までは落ち葉に埋もれた広い尾根を緩やかにアップダウン
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紅葉は1500m付近で見納め
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カサカサ音がする方に耳を懲らすと前方から登山者
将監小屋でテント泊した単独の男性だ
紅葉の最盛期ですねぇ〜ってお互い笑顔で立ち話
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実は飛龍山へは、三条の湯でテント泊をして二日目に飛龍山へ登り、
このミカサ尾根で下山する計画を考えていたのだけど、、、
三条の湯は、週末が小屋もテント場も予約で一ヶ月前から満杯状態だったので、
日帰りでの山行になったのでした

でも、将監小屋経由でミカサ尾根下山もありとこの時気づく
単独の方の話では将監小屋ではテントは3張しかなったと、、、
、、でも、そのルートだと公共交通機関を使うしかないだろうなぁ


などと、、奥秩父の山々をテントを担いで歩きたい衝動に駆られている今日この頃




単独の男性と別れてからは、半端ない落ち葉道をガサガサ鳴らして歩きます
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9時50分 熊倉山に到着
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歩き出した時の太陽はどこかへ行ってしまいました
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少し休んで歩き出すと一升瓶の空き瓶
誰の仕業だろうかね、、、困ったもんです
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今度は真っ黒のウ〇チ・・・
う〜ん、、別の意味で困ったもんですわ
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登って来る人は誰もおらず自分だけ、、
静寂な尾根でクマちゃんとバッタリしても助けは呼べないぞっと・・・
終始、周囲に目配せしながら熊鈴を付け替えて大袈裟に鳴らして歩く


前飛龍への最後の急登に取りかかる頃、テント泊の2名とすれ違い、、
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雲取小屋泊と三条の湯泊の団体さんとすれ違って一安心かと思ったが、、
この後は誰とも会わないのでした
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11時20分 前飛龍 露岩のピーク 1914mに到着
ふへぇ〜と中休止
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すでに正午近く、、、前回とほぼ同じ時間
これだと飛龍山に登ってから丹波天平を巡るのは、とっても厳しい時間

ここをピークに下山するか、飛龍山へ向かうか、、、


決めたのは飛龍山へ向い、丹波天平は巡らなず登ったルートを降ること
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標高が高くなったので停滞していたので体が冷える
気温は終始10度弱だったのだけど、5度になっていた
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終始登り傾向で黙々と歩く中、笹原に苔生した切り株でケンと遊ぶ
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35分歩いて12時15分飛龍権現に到着
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ここまで約9kmずっと登りっぱなしでヘロヘロ、、、
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ここまできたのだから、なんとしても飛龍のピークを踏みたい
雨に降られずクマちゃんにも会わず、無事下山できますように願を掛けて、、
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いざ!山頂へ!
あと20分、頑張れオレ!!
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山頂まではシャクナゲの妨害と、、
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で、でたぁ〜クマちゃんのウ〇チ、、、
さっきのといい、、同じヤツのかな? 完全に登山道を歩いております
固くなっていたので、近くにはいないような気もするが・・・
念のためホイッスルを数回鳴らす
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いったん開けて
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やっとこさ到着、、、
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12時45分 飛龍山 2077m 登頂!
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ヘロヘロのへぇ〜で遠くを見つめるオジさん
どこみてんのぉ〜って樹林帯で展望はないので放心状態ですわ
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写真を撮ったらさっさと降ります
来た道は戻らず、進行方向へ降りて巻き道を歩くことを選択
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けっこうな急登を5分ほど降り
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ガスガスの中を15分歩いて
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飛龍権現を通過
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展望は望めなそうだけど、飛龍権現からすぐの禿岩へ向かいます
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13時15分 禿岩に到着
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雲に巻かれて何も展望がない中、オレお疲れぇ〜
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メニューは、カップヌードル謎肉まみれ
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ラーメンを啜っていると、、
なんと、青空が見えてきた♪ 頑張ったご褒美だな
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展望は相変わらず開けないけれど、、
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なんとなく色づいた紅葉の山々が視認できた
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今回は、これでヨシとしましょう
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パノラマだとこんな感じ
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禿岩で40分休み、あとは登った道を1400m降りるだけ、、
といっても登りでかかった時間が5時間40分なので、暗くなる前に下山出来るかどうか、、、
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飛ばし気味で降りていく途中、ピンクの苔
苔も紅葉するのか、こういう種類の苔なのか?
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30分で到着した前飛龍
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息を整えて急降下を降りていく
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急降下を過ぎてから早足で自分をせき立て、、
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15時25分 熊倉山到着
コースタイムを10分しか短縮していない・・・
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休まず歩いて、、、
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15時55分 サオラ峠到着
時間を短縮出来ていないわぁ だいぶお疲れモードです
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最後の降りに取りかかるまでに中休止
風が吹く度に枯れ葉が落ちてきて、もうすぐ紅葉の季節が終わりであることを感じた
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時はすでに16時を回った
あと1時間半はかかるので、暗闇下山決定・・・
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暗闇までのカウントダウンがはじまる
晴れていれば残照で多少明るさが残るのだけど、、
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太陽が見えないこの季節は暗くなるのが倍速
ヘッドライトを点けずに乗越分岐まで辿り着いたが、、
その後は真っ暗闇の中へ突入
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17時25分 登山口のフェンスをくぐり
アスファルトを歩きながら街灯が遠くに見えた時、
無事降りて来れたと一安心
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17時40分 民家の駐車場に到着
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17時50分 道の駅たばやまに戻って来れました
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ボロボロに疲れた身体を、のめこい湯でほぐし、、
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日の出インターに乗る前に丸亀製麺で夕食を食べ、、
渋滞もなく家路につきました
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17kmとか20kmって、、、
蝶ヶ岳〜常念周回より長く、9月末に縦走した燕〜大天井と同じくらいの距離
テントを担いでないので重くないとか、アップダウンがあるとか条件は違うけど、
まあ、時間はかかるし疲れるわけです・・・


翌日、、いや二日後に筋肉痛
これって、歳を取った証拠だよなぁ〜
5年前と比べると、前飛龍まで30分遅いのは、
これも歳のせいか、はたまた一ヶ月のブランクなのかどうか?


両方だね、きっと、、(-。-;)



カラダイジメに登った飛龍山はヘッデン下山
ちなみに、前回は丹波天平で道迷い
往きはよいよい、帰りは怖い、、



舐めたらあかんでぇ〜(`_´)/



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今回の山行記録
●山行日  2023年11月5日(日)
●山域   奥秩父
●メンバー 単独
●行動時間 11時間(休憩1時間55分)
●ルート  約17km(道の駅までだと約18km)
丹波国道登山口(6:40)〜サオラ峠登山口(柵)(6:55)〜サオラ峠(8:50)(9:00)
〜熊倉山(9:55)(10:05)〜前飛龍(11:20)(11:35)〜飛龍権現(12:15)(12:25)
〜飛龍山(12:45)(12:50)〜飛龍権現(13:13)〜禿岩(13:15)(13:55)
〜前飛龍(14:30)(14:40)〜熊倉山(15:25)〜サオラ峠(15:55)(16:10)
〜サオラ峠登山口(柵)(17:25)〜丹波国道登山口(17:40)
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map_飛龍山




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