日蓮大聖人年表1 <御生誕から佐渡流罪前まで>
◇佐前佐後(さぜんさご)に分けて解説します。
過去、簡単な年表を作成したことがあります。
その年表は、→ここをクリック!
このほど、詳しい年表を作成しました。
日蓮大聖人の御生涯とはいかなるものだったのか‥
教学の研鑽でご活用いただければと存じます。
竜の口、佐渡流罪前後の2つに分類して提示いたします。
(御年齢は、大聖人の数え年です)
1歳.
1222年 貞応元年(承久4年を改元)
2月16日、安房国 長狭郡東条郷(ながさきごおり とうじょうのごう)、現在の千葉県鴨川市に「片海の海女が子」として御生誕された。幼名は善日麿。
5歳.
1226年 嘉禄2年
8月1日、幕府、銅銭通用を勧める。銭千枚をひもで貫いたもの貫差(かんざし)といい、おおむね一貫文で米一石が相場であった。
9歳.
1230年 寛喜2年
全国的に大飢饉となる。(寛喜の飢饉)
この年、長雨、低温、暴風などの異常気象で大凶作となり、凶作は翌年まで続いて餓死者が続出した。当時の記録として、「明月記」には、「餓死者が充満し、その死臭が家までに及ぶ」と記されている。
12歳.
1233年 天福元年(貞永2年を改元)
清澄寺に入学。虚空蔵菩薩に「日本第一の智者となしたまえ」(888頁)と誓願する。
清澄寺は天台宗であったが、のちに真言宗となり、昭和24年(1949年)には日蓮宗に改宗した。
14歳.
1235年 嘉禎元年
鎌倉に地震続発。京都に疱瘡(天然痘)が大流行した。天皇家、幕府要人も天然痘になっていることが記録に残されている。
16歳.
1237年 嘉禎3年
清澄寺の道善房を師として出家得度し、是聖房蓮長と名乗る。
17歳.
1238年 暦仁元年
鎌倉に遊学する。
19歳.
1240年 仁治元年
鎌倉地震にて、幕府の主要な祭祀場の鶴岡八幡宮が倒壊。
21歳.
1242年 仁治3年
鎌倉遊学を終えて、比叡山に遊学。ここを拠点として、畿内や高野山などで修学された。大聖人は比叡山であらゆる経典を読破され、法華経が釈尊の正しい教えであることを確信された。
26歳.
1247年 宝治元年
6月5日、北条時頼が三浦氏を討つ。(宝治の合戦)三浦家は滅亡。
11月26日、鎌倉大地震。
32歳.
1253年 建長5年
日蓮と名乗る。4月28日、安房国清澄寺にて立教開宗する。
直後、念仏者の地頭・東条景信によって清澄寺を追われる。
鎌倉の松葉ヶ谷に草庵を結ぶ。
この年、富木常忍が帰依する。
35歳.
1256年 康元元年
8月6日、鎌倉大風洪水。9月以降、赤痢などの伝染病が流行。
11月23日、北条時頼、最明寺で出家。
工藤吉隆、池上宗仲、四条金吾らが入信。
36歳.
1257年 正嘉元年
8月23日、正嘉の大地震。鎌倉を中心に起こった大地震で、鎌倉全域に甚大な被害に及び、地震以降、飢饉、疫病が広がり凄惨を極めた。
大聖人ご自身、この震災を体験され、このことが契機となって「立正安国論」が執筆されることになる。
37歳.
1258年 正嘉2年
6月、鎌倉大寒気し、全国的に大雨、洪水、疫病流行。
9月以降、諸国にて盗賊群が蜂起。
日蓮大聖人は、駿河国(静岡県)岩本実相寺にて、一切経閲覧される。日興上人が弟子となる。岩本実相寺には、当時、一切経が収められていたという。
(この年、日蓮大聖人の父、死去)
38歳.
1259年 正元元年
大飢饉、疫病の流行で数多くの死者が広がる。
39歳.
1260年 文応元年
この年、疫病が流行して収まらず。
4月29日、鎌倉で大火。
7月16日、「立正安国論」を前執権・北条時頼に提出。
8月、松葉ヶ谷の法難。
40歳.
1261年 弘長元年
伊豆流罪。この年、良観が鎌倉に入る。
「椎地四郎殿御書」 「船守弥三郎許御書」を著す。
41歳.
1262年 弘長2年
伊豆にあり。
「四恩抄」「教機時国抄」を著す。
42歳.
1263年 弘長3年
2月22日、伊豆流罪を赦免される。
43歳.
1264年 文永元年
5月2日、延暦寺の衆徒が対立していた園城寺を襲撃。
7月5日、大彗星が出現。
安房国に帰郷し、病身の母を祈り寿命を4年延ばす。
11月11日、小松原法難にて、東条景信ら数百人の念仏者らに襲撃を受け、弟子、檀徒(工藤吉隆)が殉死した。大聖人も額を切られ、左腕を打ち折られた。
46歳.
1267年 文永4年
8月、良観、極楽寺に入る。
大聖人の母、妙蓮死去。
47歳.
1268年 文永5年
1月、蒙古の国書が来る。日本に対する通商の要求であったが、拒否すれば武力侵攻もあるとの内容であった。
7月17日、朝廷が異国降伏の祈祷を命じる。
同年4月5日、大聖人は「安国論御勘由来」を顕され、10月11日、幕府や寺院などに「十一通御書」を送り、宗教の正邪を決するべきことを公場対決で求められた。
48歳.
1269年 文永6年
3月7日、蒙古の使者が対馬に到来して島民を拉致。
9月17日、高麗の使者が対馬に到来し、蒙古の国書を届ける。
9月24日、蒙古の国書、朝廷に届く。
次の日蓮大聖人年表2は、→ここをクリック!
ブログトップへ
過去、簡単な年表を作成したことがあります。
その年表は、→ここをクリック!
このほど、詳しい年表を作成しました。
日蓮大聖人の御生涯とはいかなるものだったのか‥
教学の研鑽でご活用いただければと存じます。
竜の口、佐渡流罪前後の2つに分類して提示いたします。
(御年齢は、大聖人の数え年です)
1歳.
1222年 貞応元年(承久4年を改元)
2月16日、安房国 長狭郡東条郷(ながさきごおり とうじょうのごう)、現在の千葉県鴨川市に「片海の海女が子」として御生誕された。幼名は善日麿。
5歳.
1226年 嘉禄2年
8月1日、幕府、銅銭通用を勧める。銭千枚をひもで貫いたもの貫差(かんざし)といい、おおむね一貫文で米一石が相場であった。
9歳.
1230年 寛喜2年
全国的に大飢饉となる。(寛喜の飢饉)
この年、長雨、低温、暴風などの異常気象で大凶作となり、凶作は翌年まで続いて餓死者が続出した。当時の記録として、「明月記」には、「餓死者が充満し、その死臭が家までに及ぶ」と記されている。
12歳.
1233年 天福元年(貞永2年を改元)
清澄寺に入学。虚空蔵菩薩に「日本第一の智者となしたまえ」(888頁)と誓願する。
清澄寺は天台宗であったが、のちに真言宗となり、昭和24年(1949年)には日蓮宗に改宗した。
14歳.
1235年 嘉禎元年
鎌倉に地震続発。京都に疱瘡(天然痘)が大流行した。天皇家、幕府要人も天然痘になっていることが記録に残されている。
16歳.
1237年 嘉禎3年
清澄寺の道善房を師として出家得度し、是聖房蓮長と名乗る。
17歳.
1238年 暦仁元年
鎌倉に遊学する。
19歳.
1240年 仁治元年
鎌倉地震にて、幕府の主要な祭祀場の鶴岡八幡宮が倒壊。
21歳.
1242年 仁治3年
鎌倉遊学を終えて、比叡山に遊学。ここを拠点として、畿内や高野山などで修学された。大聖人は比叡山であらゆる経典を読破され、法華経が釈尊の正しい教えであることを確信された。
26歳.
1247年 宝治元年
6月5日、北条時頼が三浦氏を討つ。(宝治の合戦)三浦家は滅亡。
11月26日、鎌倉大地震。
32歳.
1253年 建長5年
日蓮と名乗る。4月28日、安房国清澄寺にて立教開宗する。
直後、念仏者の地頭・東条景信によって清澄寺を追われる。
鎌倉の松葉ヶ谷に草庵を結ぶ。
この年、富木常忍が帰依する。
35歳.
1256年 康元元年
8月6日、鎌倉大風洪水。9月以降、赤痢などの伝染病が流行。
11月23日、北条時頼、最明寺で出家。
工藤吉隆、池上宗仲、四条金吾らが入信。
36歳.
1257年 正嘉元年
8月23日、正嘉の大地震。鎌倉を中心に起こった大地震で、鎌倉全域に甚大な被害に及び、地震以降、飢饉、疫病が広がり凄惨を極めた。
大聖人ご自身、この震災を体験され、このことが契機となって「立正安国論」が執筆されることになる。
37歳.
1258年 正嘉2年
6月、鎌倉大寒気し、全国的に大雨、洪水、疫病流行。
9月以降、諸国にて盗賊群が蜂起。
日蓮大聖人は、駿河国(静岡県)岩本実相寺にて、一切経閲覧される。日興上人が弟子となる。岩本実相寺には、当時、一切経が収められていたという。
(この年、日蓮大聖人の父、死去)
38歳.
1259年 正元元年
大飢饉、疫病の流行で数多くの死者が広がる。
39歳.
1260年 文応元年
この年、疫病が流行して収まらず。
4月29日、鎌倉で大火。
7月16日、「立正安国論」を前執権・北条時頼に提出。
8月、松葉ヶ谷の法難。
40歳.
1261年 弘長元年
伊豆流罪。この年、良観が鎌倉に入る。
「椎地四郎殿御書」 「船守弥三郎許御書」を著す。
41歳.
1262年 弘長2年
伊豆にあり。
「四恩抄」「教機時国抄」を著す。
42歳.
1263年 弘長3年
2月22日、伊豆流罪を赦免される。
43歳.
1264年 文永元年
5月2日、延暦寺の衆徒が対立していた園城寺を襲撃。
7月5日、大彗星が出現。
安房国に帰郷し、病身の母を祈り寿命を4年延ばす。
11月11日、小松原法難にて、東条景信ら数百人の念仏者らに襲撃を受け、弟子、檀徒(工藤吉隆)が殉死した。大聖人も額を切られ、左腕を打ち折られた。
46歳.
1267年 文永4年
8月、良観、極楽寺に入る。
大聖人の母、妙蓮死去。
47歳.
1268年 文永5年
1月、蒙古の国書が来る。日本に対する通商の要求であったが、拒否すれば武力侵攻もあるとの内容であった。
7月17日、朝廷が異国降伏の祈祷を命じる。
同年4月5日、大聖人は「安国論御勘由来」を顕され、10月11日、幕府や寺院などに「十一通御書」を送り、宗教の正邪を決するべきことを公場対決で求められた。
48歳.
1269年 文永6年
3月7日、蒙古の使者が対馬に到来して島民を拉致。
9月17日、高麗の使者が対馬に到来し、蒙古の国書を届ける。
9月24日、蒙古の国書、朝廷に届く。
次の日蓮大聖人年表2は、→ここをクリック!
ブログトップへ
by sokanomori
| 2013-11-14 06:29
| 仏教豆知識
|
Trackback
創価学会員としての日常生活を語ります。^^
by sokanomori
検索
カテゴリ
全体挨 拶
カテゴリのご案内
祈 り
活 動
仏法対話
体 験
御 書
御書全編拝読
座談会企画・ネタ
法華経
仏教豆知識
御書の登場人物
創価学会豆知識
創価三代会長
学会書籍記事
創価学会本部
広宣流布大誓堂
創価学会「総本部」
新・創価文化センター
ネット体験談集
聖教体験談
日 常
ふるさと
健康作り
マラソン
飼い猫ラッキー
水族館
生き物の写真
市民農園
良書のご案内
小説・人間革命感想文
ブログともだち
詩
趣味・娯楽
東日本大震災
環境問題
政 治
経 済
戦争・紛争
他宗教・他思想
敵対勢力
アンチ創価学会
高齢化・介護
死とは何か
創価系ブログの作り方
月下の騎士
参考になる書籍
創価の森ブログ<別館>
宮沢賢治
ひらがな御書
千ときひろ対話
創価家族
新・人間革命感想文
未分類
以前の記事
2025年 11月2024年 10月
2024年 09月
2024年 07月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
最新のコメント
うさぎさん、おはようござ.. |
by sokanomori at 04:48 |
忘れっぽいのでこの神様を.. |
by 万造 at 07:49 |
東京バスツアーの想い出!.. |
by うさぎ at 09:42 |
勇気さん、長くブログのコ.. |
by sokanomori at 18:10 |
菊川さん こんにちは。 .. |
by 勇気 at 17:31 |
勇気さん、こんにちわ。 .. |
by sokanomori at 15:21 |
ご無沙汰しております。 .. |
by 勇気 at 12:07 |
非公開43歳さん、これか.. |
by sokanomori at 19:50 |
kuni5988sera.. |
by sokanomori at 09:08 |
菊川様 そうだったので.. |
by kuni5988sera at 12:13 |
とびさん、おにゆりさんが.. |
by sokanomori at 06:09 |
菊川様 私もおによりゆ.. |
by とび at 11:34 |
苦難の中で祈る。行動する.. |
by sokanomori at 10:16 |
久しぶりの報告です。 .. |
by 勇気 at 13:55 |
ご指摘、ありがとうござい.. |
by sokanomori at 21:04 |
ユゴーの没年が間違ってい.. |
by zisonziritu at 18:42 |
デブまきさん、600万遍.. |
by sokanomori at 20:38 |
昨年このブログを読んでか.. |
by デブまき at 20:00 |
今晩は、今月の座談会御書.. |
by Advance at 00:45 |
レオンさん、このブログは.. |
by sokanomori at 14:58 |