■ゲームモード
<アーケードモード> 10戦の勝ち抜き戦。
特定の相手と会話シーンあり。
設定が初期のままなら、回を進む毎に難易度が上がっていく。
<VSモード> 対人、対コム戦。
<トレーニングモード> 使用キャラを選択しての、トレーニングモード。
技等を練習可能。
<サバイバルモード> 一ラウンド勝負の連続勝ち抜き戦。
体力は引継ぎで、次の戦闘時には少し回復。
<オプションモード> 難易度、ダメージレベル、キー配置、効果音など変更可能。
<スペシャルモード> クリア後のキャラ毎のCG、エンディング、サウンドテスト、システムヴォイスの変更など。
<ランキングモード> アーケードやサバイバルモードのランキングの確認。
*ストーリーモードはなし。
■説明書
原作ストーリー説明(月姫、歌月十夜)と月姫用語辞典(主にメルティブラッドに関係すること)が巻末に収録。
用語説明では、今まで公開されていた用語集(月姫読本「Plus Period」)に色々加筆修正されている模様。
特筆すべきは、蒼崎青子先生。
彼女は、言霊による魔術術式ではなく、格闘で言う技の“型”を経ることによって、魔術を成立させるっぽい。正確には、肘から拳へと魔力を収束・加速させる仕組み、でいいのかな?
……つまり、ストレートパンチするだけで、魔術が発動するらしい。
なんてゲンコツなんだろう。
■「Re-Act」からの相違点
<グラフィック等> オープニングや、EX技の際のイラストなど、グラフィックがより丁寧な絵といった感じに書き直されている他、エフェクト効果が派手になっている。
なお、オープニングは、ボーカルなし、初期メルティブラッドの頃のダイジェスト版みたいな感じ。
<ストーリー> ストーリーモードがなく、本当にアーケードといった感じ。
その影響で、アーケードモードはそのストーリーモードの後日談的なものでなくなっている。
つまり、時間軸があやふやになっていて、状況的にアルクと志貴がまだ出会っていなかった頃の話だったり、「月姫」後のお話の延長になっていたりする。
<システム回り> ポーズ時にコマンド表が確認できる点など親切設計になっている。
リプレイ機能はなし。
<キャラ> スタート時から、蒼崎青子、軋間紅摩が使用可能。
説明書には猫アルクが登場するらしいものの、どういう条件で出現するかはまだ不明。
白レンも使用可能か不明。
<戦闘系> キャラのカラー変更も大幅に増えているが、そのカラーをキャラセレクト時には確認できない。
ハンディキャップとして、ダメージ値、ゲージが常にMAXかNOか選択可能。
また、心証としてCPUの戦術ルーチンは、かなり改良されている模様。
新技もキャラによって追加されている。
<操作系> 「避け」(上半身そらしで、攻撃回避)
「レデュースダメージ」(攻撃受け時に攻撃ボタンを押すことでダメージの軽減)
「ビートエッジ」(特定の技で連携可能。強→弱方向だとダメージ弱)
「サーキットスパーク」(マジックサーキットMAX時の反撃技)
「強制開放」(サーキット100%以上で、×+○か、□+○)
<メッセージ> アーケードの移植だけあって、ノーダメージKO時に「パーフェクト」、アークドライブKO時に「アークドライブ・フィニッシュ」のメッセージが入る。
■ファーストプレイ
ようやくお待ちかねのメルティブラッドのPS2版。
やりこみたいけど、今は時間がとれないので、さわりだけプレーしてみる。
早速、難易度ノーマルのアーケードモードで、七夜志貴でプレイ。
「Re-Act」の時と、特に弱体化も強化もされてない感じで操作性はそんなに悪くない。新たに追加された技は、上空に瞬間移動するだけですか?
ともあれ、順当に勝ち進むけれど、CPUの戦術思考ルーチンがかなり強くなっている気がする。
苦戦したのは、琥珀さんとカオス。
この二人の戦術思考ルーチンは大幅にパワーアップされていると思う。
これにはシエルさんが、格闘主体から黒鍵をも絡めた戦術に切り替わっている点でも推察される。
特に、カオスはその手数に加え、凶悪なまでの下段攻撃の優秀さときたら……。
何だか当たり判定も大幅に強化されているような。
うぉ、プーさんの胴体部分にまで当たり判定が!? ジャンプで乗ると、弾き飛ばされるジャン。
何とか、三回ほどのコンテニューでカオスを下すとエンディングに突入。
うーん、ノーコンテニューで行くと、白レンとかに出会えそうな予感ですな……。
■新キャラ
新キャラの蒼崎先生でもプレイ。
あれ? 強いのは強いんだけど、「Re-Act」の頃に比べると弱体化しているような。
前は炸裂系の飛び道具だったのに、今回は設置型になっているし。やはり、ハメになるせいだろうか。
しかし、アークドライブの「スヴィア・ブレイク」は圧巻……!
次は、軋間紅摩。
突進、ラッシュ系の攻撃主体で大味。あんまり強くないので、迫力不足。
CPUの戦術思考ルーチンも、まだ新キャラのせいか単調。
あと欲を言えば、タメでずっしり重い攻撃があるとキャラ的に良かったような。
スーパーアーマーがついているとのことですが、正直、都古ちゃんに競り負けるのはどうかと思う。
■感想
ストーリーモードがなくなったことで、そもそものメルティブラッドを知らない人には、「何でこのキャラクター達が“戦闘”をするんだろう?」という疑問にぶつかるだろうなーと、まず思う。
ほぼ純粋に「格闘」のみを楽しむゲームになった印象が強く。
ストーリーモードもあっても良かったと思うのだけれど……。
ゲーム自体としては、より格闘ゲームとして洗練されてよく出来ていると満足満足。
カオスは、このゲームにおける“ボス”としての位置を確立したようで。
ちょっぴり、彼の攻撃はハンパないのでクリアするのはタイヘンです。
まだまだ錬度が足らなくいですが、色々試して猫アルクとか、白レンとかが出現する方法を探ってみますか……。
■攻略本「メルティブラッド アクトカデンツァ公式コンプリートガイド」
■「メルティブラッド」オフィシャルコミック
メルティブラッドのオフィシャルコミック。
→
書籍感想:「メルティブラッド」コミック
名無し殿、こんにちは。
>紅摩はスーパーアーマーありますよ。
そうなんですか。
私はてっきり都古ちゃんとガチでぶつかると吹っ飛ばされるもんだから、スーパーアーマーはないもんかと……。
>彼の魅力は超絶火力と凶悪な起き攻めだと思います。
全然使ってないので、その強さは未だ未知数……。
そういや、メルブラやってないなぁ。