という読売新聞の記事です。
オキシトシンというと
別名として、
愛情ホルモン、抱っこホルモンなどと呼ばれることも
珍しくないのは、
くっついているとオキシトシンが増えて、
オキシトシンが増えた時に、くっついている者に対して
より愛情を感じる性質に拠ると考えられます。
オキシトシンが子宮を収縮させて赤ちゃんが産まれ、
オキシトシンが乳腺に働いて射乳反応を起こす。
この二つを知っていると一応及第点ですが、
オキシトシンが現在、しばしば注目されるのは、
むしろリラックス効果や、社交的にさせる力や、
学習能力を後押しする働きによるのではないでしょうか。
それが、犬と人間との間では
見つめ合うことで血中のオキシトシンが増えたという研究です。
原文は
http://www.sciencemag.org/content/348/6232/333.abstract?sid=80823ade-a25a-43e3-a624-d7f4a5f49bd3
(↑コピペして貼り付けてご利用下さい)
Oxytocin-gaze positive loop and the coevolution of human-dog bonds - Miho Nagasawa,
- Shouhei Mitsui,
- Shiori En,
- Nobuyo Ohtani,
- Mitsuaki Ohta,
- Yasuo Sakuma,
- Tatsushi Onaka,
- Kazutaka Mogi,
- and Takefumi Kikusui
Science 17 April 2015: 333-336. [DOI:10.1126/science.1261022]
まだ読んでいないので、情報メモとして。(*^o^*)
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about me: 平成24年4月からは、小豆島の産婦人科医療に関わっていきます。
目標は「母乳育児支援を学ぶ会in四国第2回」。 まだまだ、道のりは遠いですが一緒に実現してくれる 仲間を募集しています
元記事
読売新聞より
人と犬、目と目で通じ合う…安心ホルモン増加
人間と犬は互いに見つめ合って絆を深めているとの研究結果を、麻布大と自治医大などの研究チームがまとめた。
犬は約3万年前から人間と暮らしてきたと考えられており、チームは「なぜ犬が人間と長く生活を共にできたかを解く手がかりになる」と話している。17日付の米科学誌サイエンスに掲載される。
チームは、飼い主と犬が5分間のうち1分半~2分間見つめ合った8ペアと、10秒~1分間見つめ合った22ペアについて、飼い主と犬の体内の「オキシトシン」というホルモンの変化を調べた。オキシトシンは、人間が安心感を得たり、信頼感が高まったりすると分泌されると考えられている。
オキシトシンは尿にしみ出してくるため、尿を調べた結果、長時間見つめ合ったペアの方が、飼い主も犬もオキシトシンの量が増えていた。また、このペアの飼い主は、より長く犬に触れる傾向があった。自治医科大の永沢美保研究員は「通常、動物が相手を直視することは威嚇のサインになるが、人間と犬の間では親愛のしるしになることが示された」と話す。
2015年04月17日 08時40分 Copyright © The Yomiuri Shimbun