あの頃のバーチャル
昭和のあの頃に
耽っていると
思い出す
15、16の
まだ唇が
薄紅色だった娘時代を
あの頃の バーチャルは
もっぱら
私たちが心に描く景色と
紡ぐ言葉しか
なかったけれど
だからこそ
心に大きなキャンバスを
広げて
未来と言う絵を
何枚でも描くことが出来た
好きな人には
ペンを持ち
自分の筆跡で
一文字一文字
インクに綴って
手紙を書いて
ひと言ひと言
自分の思いを
必死で伝えた
片手に納まる
便利な電話も
何もないから
夢見ることができた
叶わない思いが
あるから
沢山の
切ない物語が生まれた
褪せてしまった唇で
片手に納まる電話を
器用にタッチしながらでは
もう夢は 見られない

#ネガティブのままでいい
#シニア女性
#現代詩
#詩
#自作ポエム
#ポエム
耽っていると
思い出す
15、16の
まだ唇が
薄紅色だった娘時代を
あの頃の バーチャルは
もっぱら
私たちが心に描く景色と
紡ぐ言葉しか
なかったけれど
だからこそ
心に大きなキャンバスを
広げて
未来と言う絵を
何枚でも描くことが出来た
好きな人には
ペンを持ち
自分の筆跡で
一文字一文字
インクに綴って
手紙を書いて
ひと言ひと言
自分の思いを
必死で伝えた
片手に納まる
便利な電話も
何もないから
夢見ることができた
叶わない思いが
あるから
沢山の
切ない物語が生まれた
褪せてしまった唇で
片手に納まる電話を
器用にタッチしながらでは
もう夢は 見られない

#ネガティブのままでいい
#シニア女性
#現代詩
#詩
#自作ポエム
#ポエム