あの雑誌はママになるためのパスポートだった?&雑感
2019/12/08 Sun
「みなさん、こんにちはなのです。
僕です僕です僕なのです。
隣の森の木たちは、黄色や赤色になってダンスを踊っているのです。
クレヨンで絵をかくのが間に合わないのです。
いつも僕に会いに来てくださり、ありがとうございますなのです。」
ドウダンツツジの紅葉
サザンカ
ヒメジョオン
*・゜゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*:.。
いつも不定期なブログにご訪問くださり、ありがとうございます。
天使しろちゃんにお付き合いくださり、ありがとうございます。
何度も覗いてくださった方、すみません。
寒くなりましたね~。
今年は関東では木枯らし1号が吹かなかったそうです。
木枯らし1号には定義があって、それを満たす風が11月中に吹かなかったということです。
ちなみに「木枯らし1号」と呼ぶのは関東地方と近畿地方だけだそうです。
実は2号も3号もあるけれど、気象庁が発表するのは1号だけなのだそう。
しろちゃんちでは、5年前にたった2~3ヶ月使っただけの東京ガスのガスストーブを持っているのですが、家の中で行方不明なのです。
今年は久々に使ってみようかと収納してあるはずの場所を探しましたが、これがないんです。
他の場所も探しましたが、まったく見当たりません。
広い家でもないのに、少なくともノートパソコンよりは大きな箱の物がなくなるなんて、こんなことってあるのでしょうか。
最後に使って収納する時、来シーズンも使うものだらわかりやすく出しやすい場所に、と変に気を回したことが間違いのもと。
どんなに出しにくかろうと、収納場所のルールを厳守すべきでした。
我が家はまた今年もホットカーペットとエアコンです。
人も猫も、風邪をひきませんように。
病気の猫達がご飯をいっぱい食べて、一日も早く治りますように。
治らない病気の子達が、日ごと夜ごと降るような幸せの中にありますように。
お外の猫達には、お腹いっぱいのご飯と暖かい寝床とが今夜も見つかりますように。
*・゜゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*:.。
2012年1月5日の写真
「お家からガスストーブがなくなったですって?」
「あきれて何も言えないのです。
きっと僕より大きな箱なのです。」
コメントくださるのん福レオちゃんのお母さんのブログ「スコクラブ」→☆のレオ君が、11月28日夕方、天使となりました。
11歳でした。
のんちゃん、レオ君、フクチョン、スケ坊の4匹の陽気なスコクラブにあって、大人しくて優しいお兄さん猫さんでした。
病気が発覚するまでは、健康優良児だね~と言われていた大きくて頼もしいレオ君。
2018年に「多発性嚢胞腎」が見つかり、腎臓病+糖尿病のような状態に。
手術をしたりインスリンを打ったり点滴したりと、1年半の間、のん福レオちゃんのお母さんは、レオ君の幸せな時間を少しでも増やそうと全力投球されていました。
お母さんのお薬のことで逡巡する姿は、いつもしろちゃんママの自分の経験と重なり、お辛いだろうなと思っていました。
その幸せを十分に堪能して、レオ君は天使の仲間入り。
いつも誰かに主役の座を譲るような控え目なレオ君、今頃は天使仲間の間で連日ウェルカムパーティの主役でしょう。
しろちゃんも、「ようこそ」のお歌を上手に歌ってあげられたかな。
もうなにひとつ、レオ君を苦しめるものはありません。
結果的にそのことが、のん福レオちゃんのご家族を救いますように。
2012年1月7日の写真
「レオ君、大丈夫、もう怖いことはないのです。
お母さん、大丈夫、たくさん眠ってくださいなのです。」
先日、用あって我が家に来た知人がいます。
部屋に入って開口一番
「あら~また猫ちゃんがいるの?」
えっ?
しろちゃんちにそのままある猫のグッズの数々は、しろちゃんの使っているものであって、片づける理由も気持ちも私にはないからと告げると、彼女は「信じられな~い。」と。
そこから、愛しい子の命に対する受け止め方に話しは発展。
これがすごく違っていたのです。
しろちゃんが天使になった年に、彼女もまた自分の一人っ子の愛猫をなくしています。
悲しみの種類は同じでも、その受け止め方や表現はこんなにも違うものかと改めてしみじみ感じました。
違うというより、あまりにも正反対だったのでびっくりしました。
彼女は、その子の使っていたものは一切手元に置きたくないタイプ。
お骨もいち早く墓地に納骨したいタイプ。
写真も観たくないタイプ。
彼女にとって亡き愛しい子の使っていたもの、好きだったものは、悲しみを連れてくる以外の何ものでもないそうです。
2012年1月7日の写真
「ママはママ、人は人、僕は僕、猫は猫。
それぞれなのです。」
「僕はなにひとつ変わらないいつものお家がいいのです。」
彼女は彼女で、しろちゃんママに違和感を感じています。
「胸をえぐるような悲しみをもたらすものを、何で手元にわざわざ置いておくのか?」と。
「どれだけ思い出したって、愛しい子は二度と目の前に立ち現れることはない。
二度と帰ってこないならば、思い出すことは自虐的。」
・・・・・
彼女は、愛しい子を荼毘にふすとすぐ、一切のグッズを愛護センターに寄付したそうです。
オモチャもトイレも残ったフードも何もかも。
どこかの誰かの役に立てばという思いもありながら、観るのがつらいからという理由が強かったそうです。
そしてその足で、愛護センターに収容されていた子猫2匹をもらい受けました。
その足でと言っても、その場で渡してもらえるわけではありません。
自宅への訪問など、保護猫譲渡の然るべき手段を踏んで、子猫はやってきたわけです。
その子猫を今は大事に慈しんで育てています。
新しいページをきりっとめくることのできる彼女。
今だしろちゃんと寝起きし、同じ時間を生きているしろちゃんママ。
彼女とまた会うことがあっても、二度と猫の話をしないと思います。
2012年1月5日の写真
「そんなイジワルなことは言わないで、子猫ちゃんは元気ですかと聞いてあげるのです。」
「その子猫ちゃんが大切に愛されていれば、それでいいのです。」
気づけば、ねこのきもちの付録の封を開けられません。
付録のフードはいいのですが、オモチャの付録が開けられません。
ビニール袋に入ったままで、キャットタワーの一段目にいくつも置いてあります。
一個はフェルトのハウス、一個はトンネルだとわかりますが、あとは、そのオモチャがなんだかさえわからない始末。
しろちゃんが天使になるたての頃は平気で開けられたのに、何がきっかけでこうなったのか。
全然わからないまま、悲しみスイッチが入ってしまったようです。
キャットタワーの一段目を観ないようにしている自分がいるんです。
その周囲を掃除する際にも、そこだけは観ないふり。
未開封の付録をそこに押し込んで、どんどん押し込んで、その上に遊びなれたケリぐるみや猫ジャラシを積み重ねています。
ここに置いておかけば、しろちゃんが自分で開封して好きなように遊ぶでしょう。
そう思って、未開封のオモチャの聖地のようになってしまいました。
遊び慣れたケリぐるみや猫ジャラシは部屋の風景として溶け込んで、違和感がないのでなんとも思いませんが、手に取ることはちょっと辛い。
落ち着いた頃に訪れる種類の悲しみもあるってことですね。
先日来た知人に言わせれば、自分で悲しみの種を蒔いているってことになるんだと思います。
全部捨てればいいわけですから。
そして、新たに手にいれないようにすればいわけですから。
2012年1月7日の写真
「ママがそんな気持ちになっていたなんて、僕は知らなかったのです。」
「透き通っていることがママを悲しませることもあるのですが、確かに僕は、ここにいるのです。
ママから観えないだけなのです。
泣かないでくださいなのです。」
毎回雑誌が届いて付録の袋を開ける時は、例えどんなオモチャでも、しろちゃんの目の前で開けようとタイミングを見計らっていました。
猫のオモチャは、付録であろうが買ったものであろうが、与えた時にどんなお顔をするかな~と想像すること自体が楽しみですね。
まあ、人間へのプレゼントもそうですが。
「なにかな~なにかな~。」ジワジワと開けるしろちゃんママ。
袋に目が釘付けで、モジモジとお手々を踏みかえ待ち構えるしろちゃん。
あの瞬間のために購読料を払っているような気さえします。
こう言っては「ねこのきもち」に失礼かもしれませんが、何年も愛読していると、正直内容は繰り返し。
これは当たり前です。
動物の猫の気持ちが変わるわけではないのですから。
去年と今年で、「猫がうれしい時にするポーズ」が変わるわけじゃないんですから。
そしてやはり、繰り返しじゃないと困るわけです。
最近猫と暮らし始めた猫を知らない人が、どこかで手に取って、猫の気持ちを知ろうとしていることもあるわけですから。
そう、あの時のしろちゃんママのように。
「猫の雑誌を手に取る人がひとりいると、幸せになる猫が1にゃん増えるのです。」
「そうであって欲しいと僕は心からお祈りするのです。
自分の順番を待っているお外の猫はいっぱいいるのです。」
しろちゃんがオデコをざっくりと、お耳と鼻っ柱をすっぱりと切って、流血の惨事でお家にやってきて、しろちゃんママはびっくり仰天。
しろちゃんは初めての動物病院に行きました。
処置してもらって抗生物質の注射をし、しばらくは室内で衛生と安静を保つことに。
その帰り道にトイレを買い、カリカリを買い、器を買い、オモチャを買い…。
しろちゃんママには初めての猫との室内暮らしが始まったわけですが、怪我が治るまでの一時的なもののはずだったんです。
しろちゃんママが次に動物病院に電話をした時には、去勢手術の予約をしていました。
再び外に出すなんて、できない!
怪我の療養中のしろちゃんは、がっちりとしろちゃんママの覚悟を決させてくれました。
去勢手術のためにしろちゃんを預けて、病院の待合室で手に取ったのがねこのきもちの宣伝のパンフレットでした。
しろちゃんが初めての猫で猫のことを何一つ知らないしろちゃんママには、猫のための情報誌があるなんて~と、ここから驚きだったんです。
この雑誌が無ければ、猫に知識のないしろちゃんママの傍らでしろちゃんは、不適切な生活をしていたかもしれません。
雑誌ねこのきもちをヨイショしているような記事になってしまいましたが、ステマじゃありません。
しろちゃんママには必要な雑誌だったということです。
2012年1月5日の写真
「ママったら、猫のことを本当に何も知らなかったのです。」
「何も知らなくても、愛情さえあれば、あとは本が教えてくれるのです。」
僕も教えたのです。」
「私、猫と暮らし始めたんです。
だからこの本読むんです。」
あの日、自慢したいような気持ちになったことをよく覚えています。
もちろん、猫と暮らすすべての人が読むべき雑誌というわけではないのですが、少なくとも、猫と暮らす必要のない人にはまったく無関係。
「私、今日から、この雑誌に関係ある人になっちゃった。」
上手く表現できませんがしろちゃんママには、猫と暮らすためのパスポートのような位置づけに思えました。
パンフを観ながら、妙な高揚感があったんです。
その高揚感=責任感だったかと思います。
もう、しろちゃん、かわいいね~だけじゃない。
この子のすべてに、人として責任を持たないといけない。
猫無しでそこまでの人生が成り立っているいい年の大人には、これはけっこうな覚悟だったんです。
この子を再び怪我させるのは耐えられない!
この子を泣かせるのは耐えがたい!
しろちゃんのママへの第一歩を、あの時踏み出したのだと思っています。
2012年1月5日の写真
「でへへ~、僕も踏み出したのです、ママの子供の第一歩を。」
「こんな日を夢見て、僕はお外をトボトボと歩いていたのです。」
雑誌の付録の話から、思い出話になってしまいました。
さて話は変わって、百猫物語のsabimamaさんからの情報です。
猫が盗まれる事件が都内と神奈川県で起きているそうです。
お外にいる猫を、夜中に捕獲機を使って捕獲したり、その場で命を奪って遺体を持ち去るそうで、この手口から盗むのは猫を扱う「業者」ではないかと思われます。
業者って何?
恐ろしいことに、猫の肉体がないと困る商売もこの世には存在します。
お外に出ない猫には関係のない話で、お外に出るチャンスのある猫とお外で生活する猫に対する注意喚起ですが、正直なところ、お外にいる猫には注意のしようもありません。
そもそも、お外で自由に生活している猫なんですから。
しろちゃんママにできることは、ご近所の地域猫の餌やりさんに話すことだけ。
「だからって、ご飯をあげている猫を全員家にいれるわけにもいかず、選別して保護するのも忍びない。」
この子は大事でこの子はどうでもいいという線引きができない餌やりさんに痛く同感です。
2012年1月7日の写真
「どんな猫にも生きる権利があるのです。
平等にあるのです。」
しろちゃんママにご心配いただき、ありがとうございました。
状態はあまりかわりませんが、ストレスのあることのほうに慣れました。
やはり、しろちゃんと一緒に病気を乗り越えようとしていた頃に比較すると、しろちゃんママはたるんでますね。
寄る年波には勝てな~い。
と、年齢のせいにする前に、自分にある程度のテンションをかけなくちゃいけないと思っています。
ブログもそのひとつ。
もう少し、猫と人のためになるような記事を書くように努め、忘れた頃に更新するのはやめようと思います。
今しろちゃんは、キャットタワーの4段目からお窓の外の紅葉を眺めています。
が、しろちゃんは透き通った天使なので、お写真に写ることがありません。
ブログなのに古いお写真で申し訳ないですが、そういうわけで、新しいお写真は決して増えないのです。
どうして透き通っちゃったの?と、しろちゃんに聞いてみました。
「うれしすぎてお目々から涙が出るみたいに、幸せ過ぎてうっとり、そのまま透き通っちゃう子もいるのです。」
「透き通った天使になるってことは、二度とどこかに行かないってことなのです。
ずっとずーっと、おそばにいるってことなのです。
また明日なのです。」
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猫を外に出すことはやめましょう。
お外の猫に少しでも不審な様子を観た方は、最寄の警察や市役所、保護団体、猫ボランティアさんに連絡してください。
詳しくは、百猫物語のsabimamaさんまで。
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東京都調布市調布ヶ丘3丁目付近で迷子に…。
飼い主 おやなぎ
連絡先 sorachan_oyanagi@yahoo.co.jp
または「招き猫しろちゃん」のブログコメントまで。。
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