しろちゃんはみぞおちの辺りにいる
2018/06/27 Wed
「みなさん、こんにちはなのです。
僕です僕です僕なのです。
暑くなってきましたが、元気にしていますか?
雨こんこんの日が多くても、それは大事な水道のお水になるのです。
梅雨こそ、雨こんこんに感謝するのです。」
八重のクチナシ宵闇の中だといっそう香りが強くなります。
ノウゼンカヅラマリリンモンローの唇みたい。
ニゲラ清々しいお花に似合わない名前です。
東京では、梅雨は明けた?と思うようなきれいな晴れの日が続いています。
暑いです。
このたびも、しろちゃんとしろちゃんママに暖かいコメントをいただき、ありがとうございました。。
拍手コメントも大変うれしかったです。
ひとつひとつ大事に、しろちゃんに読み聞かせています。
遠くで見守ってくださる方々にも、感謝いたします。
ブログの更新が不定期なのに訪問していただけること、本当にありがたいと思っております。
しろちゃんの懐かしい写真ばかりですが、新しい写真は増える見込みは絶対にないので、思い出写真にお付き合いください。
このところ、ちょこっと忙しくしていました。
お返事も待って待って、ばかりですみません。
忙しさの波も去ったので、少しは更新頻度をあげようと思っています。
かえすがえすも、ご訪問を心より感謝いたします。
今回のしろちゃん写真は、すべて、2009年12月9日です
「月命日てなんのことですか?」
一昨日の25日は月命日でした。
月命日?
なんのこと?
と、またまたピンと来ないしろちゃんママです。
ギャーッと泣くこともなく、オイオイ泣くこともありませんが、やっぱりしろちゃんママはどこかおかしいのだと思います。
心の中に涙の詰まった悲しみの箱があります。
この箱の蓋を開けることが怖くてしかたないのです。
開けたら、二度と蓋が閉められないような気がして…。
日常を普段どおりに淡々とこなすこと、外出のチャンスを増やすことで、悲しみから逃げているのかもしれません。
また、胸の一点にしろちゃんを抱えていると思っています。
みぞおちに手を当ててみてください。
温かく柔らかくドキドキと脈打っているはずです。
そう、まるで猫のように…。
しろちゃんはここにいる。
いつもママと同じ方向を向いて同じ世界を観ている。
今まで観たこともないようなお外の世界を観て、びっくりしたり笑ったりしている。
ただいま~と帰宅して、そこに出迎えるしろちゃんがいないのも当然なのです。
だってみぞおちの辺りに入って、ママと一緒に出掛けたのだから。
「今日も窓の下には、たくさんの車が通るのです。
楽しいのです。」
「うふふっ、小さいころにはそんなこともあったのです。
今は、窓の外には森と鳥さんしか観えないのです。」
写真と記事について
写真は今のところ、ブログを開始する前の写真をできるだけ使っています。
ブログ開始が2010年12月なので2008年~2010年ですが、その期間の中では順不同です。
色んな方に伺うように、「写真が悲しくて観られない」という現象がしろちゃんママにも起きていますが、どういうわけか古い写真だと観られるのですよ。
古い写真は思い出写真。
しろちゃんが天使になろうがなるまいが、過去の思い出写真はあったわけです。
しろちゃんと一緒に幼いころの思い出を辿っている。
そう思うことで観られるのかな~と思っています。
「楽しいことを思い出すのは、いつの日も幸せ感じるのです。」
胸水の貯まってからの数日間のことは、今回もまた書けません。
書かないのではありません。
「そこを書かないと、自分自身が次に進めない気がします。
辛く暗く残酷な日々のことではありますが、しろちゃんがそこを実際に歩んだのですから、しろちゃんママが記憶から抹消していいわけがないのです。」
前々回に書いたことですが、そのままの気持ちです。
何が起きたのか、細かいことを忘れないうちに書くつもりです。
どこかで誰かの役に立つかも、とそんな気持ちもあります
しろちゃんに胸水が発覚してから、しろちゃんママはものすごく調べましたから。
しろちゃんの身体をナデナデしつつスマホで検索。
「何が起きているのか、この先どうなっていくのか、誰か教えて~」
しかし、良い結果はひとつもありませんでした。
なんだか悪いことを敢えて呼び込むように思えて、しろちゃんの前では調べるを止そう、なんて思い、部屋を変えて調べていました。
不安な時は、悪い結果ばかり探す心理状態になりますが、こと心臓病からの胸水に限っては、心理状態に関係なく悪くない結果はありません。
「ママも悩んだのです。
僕も悩んだのです。」
「二人して、泣けちゃった夜もあったのです。」
胸水を抜いた先生に聞けばいいんじゃない?
もちろんそうです。
今思えば、先生はしろちゃんママを慮って、またしろちゃんママは厳しい結果を聞きたくなくて、お互いに今日一日の単位で話していました。
「今日はこれだけ貯まっていますよ。
抜けば抜いた分だけ楽になります。」
「楽になって良かったね~。
帰ったらご飯が食べられて、ゆっくり眠れるね~。」
毎回、その場その場の会話が多かったです。
先生としてもその場その場に対処するしかなかったわけです。
わかっている上にダメ押しのように厳しい結果を言ったところで、悲しませる以外のなにひとつも生まなかったのですから。
それなのにしろちゃんママは、スマホでパソコンで、探していたわけです。
一縷の望みを。
「どんな時にも希望を捨ててはいけないのです。」
胸水が貯まることは、本当にシビアな状態です。
ご飯が食べられなくなり、猫なのに、一睡もできなくなります。
呼吸もままならなくなります。
外科的に胸水を抜くことは、まさに魔法です。
魔法だとわかっていても、魔法の効いているほんのいっときしか眠れない子に、魔法をかけずにいられるでしょうか。
魔法ですから、とける時刻が必ず来ます。
一日ごとに、効いている時間が短くなります。
「この分だと、朝晩、一日二回抜かないと…。」
わかりました、一日二回来ます。
三回と言われれば三回来ます。
四回と言われれば、四回来ます。
苦しませたくない一心で、ただそれだけで・・・・・。
その結果、しろちゃんは、病院の手術台の上で天使になるということになりました。
手術台の上であっても、しろちゃんママは片時もしろちゃんのそばを離れたことはありません。
抜いている間、しろちゃんママは毎回、しろちゃんのお顔を両手で挟んでチュッまでしてました。
片時もそばを離れないのは、お家の子になった時のお約束でしたから。
愛しい子の病気に、お仕事の事情や入院の事情でやむを得ずそうできなかった方には申し訳ないのですが…。
最後の時間をお家で迎えるか病院で迎えるか。
このお話を書きたいのですが、長くなったので、今日はここまでに。
「お話が長いと、僕は眠たくなっちゃうのです。」
一昨日の25日のその日、しろちゃんママは、かなり遠くまで行く路線バスに乗り、古くからある街道をゆっくり下っていました。
一回も乗ったことがない路線です。
緑濃い丘陵を走るバスの窓の外を観ていると、なんだか観たことがあるような…。
きれいな青空に白い雲がぽっかり。
あれ、あれれっ。
あの緑の丘は、しろちゃんと二人で、天使になるための秘密の儀式をした場所ではないの!?
あっ、今日は25日の月命日だ!
その緑の丘にしろちゃんがいるとは毛頭思っていませんが、胸の中に抱えたしろちゃんが、景色で気づいてママに教えてくれたのでしょう。
つまり、その時までしろちゃんママは、その日が月命日とは思っていませんでした。
月命日がピンとこないこともさることながら、今日が何日か、知らずにバスに乗っているというしろちゃんママです。
大きなことから解放されるって、こういうことなのですね。
「バスの窓から観たのです。
ママと一緒に行ったことがある、きれいな森のある丘だな~って。」
毎日古い写真を整理していて、毎日思います。
あ~こんなしろちゃんがいたんだ!
こんなことして遊んでる~。
それはある種、新鮮な喜びや感動でもあります。
我を忘れて時間を忘れて、そして現実を忘れて、懐かしい写真に見入るしろちゃんママ。
しろちゃんは、笑顔で一緒に観ていると思うのです。
「あははっ、うふふっ、ね、僕は大きくなったのです。
ママと一緒に大きくなったのです。」
背後から語りかけるしろちゃんの言葉は、過去形ではありません。
「暗いことばかり思い出さないでください。
悲しいことばかり思い出さないでください。
どれだけの喜びの時を、どれだけの幸せの時を、僕とママが一緒に過ごしたか、ママは忘れちゃいましたか?
お写真でよく観てくださいなのです。」
「また明日なのです。」
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調布、三鷹、府中あたりで猫が傷つけられる事件が起きています。
猫を外に出すことはやめましょう。
お外の猫に少しでも不審な様子を観た方は、最寄の警察や市役所、保護団体、猫ボランティアさんに連絡してください。
詳しくは、百猫物語のsabimamaさんまで。
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調布で迷子のそらちゃん、知りませんか?
名前 そら
雑種、しろぶち、キジトラ柄(三毛にも見える)
男の子 4歳、去勢済み
4.2キロの普通体型
シッポは7センチ、特徴ある黒くて短いシッポ。
首輪無し
東京都調布市調布ヶ丘3丁目付近で迷子に…。
飼い主 おやなぎ
連絡先 sorachan_oyanagi@yahoo.co.jp
または「招き猫しろちゃん」のブログコメントまで。。
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