エゴか知恵か?当たり前と思っていることが当たり前じゃない。
2014/11/15 Sat
「みなさん、青いお空に白い雲がポッカリポッカリなのです。
小さな黄色い鳥さんの形をしたイチョウの葉っぱを見に行きませんか?
赤ちゃんのお手々みたいなモミジの葉っぱのほうがいいですか?」
抜けるような青空のもと、今日明日は絶好の紅葉日和だそうだ。
近所の有名な銀杏並木を見にいこうじゃないの♪
小さな白いお手々をギュっと握って、歩いて行かれるものならば…。
先日、某SNSの相談掲示板で、こんなトピックを見た。
その①
「あなたの猫さん、去勢避妊手術していますか?
どうなんですかね?去勢避妊って。」
その②
「あなたの猫さん、完全室内飼いしていますか?
猫にとっての幸せはどっちなのだろう?」
横合いから、「あのーそのー」と口を挟みたい気持ちは山々だけど、やめておく。
当たり前と思っていることが当たり前なのは、当たり前と思っている世界の中でだけ!!!
これが常識と思っていることが常識なのは、同じ常識を共有する世界でだけ!!!
そこに特段の法規制がない以上は、世の中はだいたいこういうことになっている。
「ふ~ん、どっちがいいのでしょうね。
猫の猫語で話せるSNSで聞いてみるのです。」
どうなの?どっちなの?なんて、ここで敢えて問題にしようなどと思わない。
議論も必要なし。
キッパリ!!!
しろちゃんは、去勢手術を経て、適切な医療を受けられる環境で完全室内飼いされている猫である。
そういう猫のブログだし、そういう猫のブログと思って観てくださっているものと思っているので、敢えて議論はしない。
SNSのトピックで「今だにそこで議論?」とは思ったものの、「今だに!」という感想も、言ってはいけない個人的感想だと思う。
猫の避妊去勢手術、完全室内飼育は、法律で規制されているわけじゃない。
環境省から推奨されているだけである。
完全室内飼育は、住宅密集地という条件付。
去勢避妊は、生まれた命に責任が持てなければという条件付。
「なんのお話だか、僕にはさっぱりわかりません。
ポカーン」
私は押し付けない。
直系の家族を増やしたい意向がないならば、去勢避妊しましょうよ。
性ホルモンの影響を受ける様々な病気を防ぐこともできますよ。
家族を増やしたいならば、直系とは言わず、すでに生まれた命を救ってあげましょうよ。
命の誕生を新たにひとつ見ることと、ひとつの命がむざむざと奪われることと、あなたはどちらに心が動きますか?
命の感動は、生まれ出る新しいものだけではありません。
今ここに日々息づく命に感動しませんか?
…なんて、押し付けない。
「ひなたぼっこにもあきたので、何をして遊ぼうか、それが僕には今の現実問題なのです。」
私は押し付けない。
猫の安全安心を思うなら、住居密集地に限っては完全室内飼いに徹しましょうよ。
広いお外で、自由に遊びまわる猫の姿は実に微笑ましいけれど、狭いお家の中を工夫をこらして自由に遊び回る猫の姿も、相当微笑ましいですよ。
猫は、与えられた場所で目いっぱいに生を謳歌する抜群の能力を持っています。
場所じゃありません、広さじゃありません。
一番悲しいことはなんですか?
命の一部が損なわれたり全部が損なわれたりすることではないですか?
…なんて、決して押し付けない。
「持ってこいオモチャのペンギンさんが来ました。
ペンギンさん、南極からわざわざ来てくれたのですね?」
自分が当たり前と思っていることが世間的な当たり前じゃないという現実を踏まえて、今日も口を慎み、ただただ猫ちゃん達の幸せだけを願おうと思う。
すべてに通用する正しい当たり前、常識なんてない。
当たり前も常識も、その場、その段階(レベルではありません)でのローカルルールの最大公約数的な拡張であるに過ぎない。
そのSNSの掲示板を見て、しみじみと感じた。
その掲示板のトピックはとどのつまり、
猫は自由奔放な動物であって、人の意のままにはならない。
閉じ込めるなんてもってのほか。
動物の身体に人間が、去勢避妊手術を強制するのは人間のエゴ。
というところに落ち着いたようである。
トホホ、結論はエゴなのか。
そのエゴの中でしろちゃんを慈しむ私は、「人間の優しさの生み出した知恵」と、口を挟んでもいいだろうか。
「ペンギンさん、南極の氷のおみやげ、早く出すのです。」
うちのしろちゃんは、1歳半まではお外で生活していた猫だけど、今では一歩も外を歩かない。
どう間違っても自分の足で外には出ない。
うちのしろちゃんは、去勢手術をして、本能に引きずられてわけのわからない衝動に駆られるということが100%無くなった。
常に、自分がどうしたいかという自己をしっかり持って生きている。
だからしろちゃんは、今日も明るく穏やかに過ごしています。
想像力頼りの、妄想で遊ぶ猫ではあるけれど、与えられた場所で小さな幸せ見つけ出し、織物のように幸せ紡ぎ出す猫なのです。
…なんて、私は言わない、押し付けない。
「ペンギンさんがもう帰るって言うのです。
僕のお家におとまりするように、ママも説得してくださいなのです。」
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調布で迷子のそらちゃん、知りませんか?
名前 そら
雑種、しろぶち、キジトラ柄(三毛にも見える)
男の子 2歳6ヶ月、去勢済み
4.2キロの普通体型
シッポは7センチ、特徴ある黒くて短いシッポ。
首輪無し
東京都調布市調布ヶ丘3丁目付近で迷子に…。
飼い主 おやなぎ
連絡先 sorachan_oyanagi@yahoo.co.jp
または「招き猫しろちゃん」のブログコメントまで。。
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