悪い猫遊びと自己流ハミガキ成功の鍵
2014/02/01 Sat
「みなさ~ん、もうじき節分ですね。
怖い赤鬼さんがやってきてくることになってますが、逃げる準備はしてますか?
鬼にぶつけたお豆をひろって食べると身体にいいそうですが、猫のみんなはひろって食べちゃだめです。
毒じゃないですが、ポンポンがきっとシクシクしますよ。
節分の次の日には、春がごあいさつに来るんですって。
春のお顔は何色でしょうね。」
このところ、一日ずつ寒暖の差がある。
でもそれは若干のことで、真冬には違いない。
真冬にしかない、早朝の空気の凛としたたたずまいはもうじき終わりと思うと、寂しくもある。
「冬は、つとめて。
雪の降りたるは、いふべきにもあらず。
霜のいと白きも……」
平安時代の清少納言だって書いている。
冬は早朝がステキだと。
前にも記事にしたけれど→良い子はダメよのビニール袋被り遊び動画
しろちゃんのビニール袋被り遊びは、我が家での呼び名は、「悪い猫遊び」である。
毎日毎晩、しろちゃんと繰り返している。
つまらない物でも、繰り返すことによって、洗練されたとても楽しい遊びに発展する。
遊びの根っこを、バカにしちゃいけない。
ビニール袋やゴミ用ポリ袋多数。
紐をつけた長いジャラシ1本。
遊びに使う用具はたったこれだけ。
たったこれだけなのに、しろちゃんの心は、めくるめく広がり空を翔る。
「えっ、あれはゴミ袋だったのですか?
ママったらーーー
袋ならなんだっていいやってものじゃないのです。
僕はゴミ袋で、ハミガキしていたのです。
キーッ」
「悪い猫遊び」の、今日現在の遊び方を紹介。
演出として、
※我が家はジャングル。
※リビングはジャングルの中のお屋敷。
※廊下は長い土の道。
※ビニール袋は生い茂る草。
※ジャラシの先のネズミや毛は、本物である。
※ママは「良いママ」
※しろちゃんは「悪い猫」
※BGMは、ママが作った、どんより怖い悪い猫の歌だ。
「わるいねこ、わる~いねこ~~~ヤッ」
最後にヤッとつけたとき、我が家では、これは遊びで冗談であるという暗黙の合図なのだ。
メロディも決まっている。
「そうなのです。
お念仏のような、暗い怖い歌なのです。」
ストーリーとして、
①お屋敷で、良いママが手に持っている大事(だということになっている)ジャラシに、しろちゃんがチョイチョイとイタズラする。
②「なんだって~!、悪い猫だね~。」
と、良いママが怒る。
③悪い猫は、脱兎のごとく、馬のような足音をたてて道を走って逃げる。
良いママは走って追いかける。
④草むらに逃げ込んだ悪い猫は、低く低く身を隠す。
⑤良いママは悪い猫を草むらまで追い詰め、とうとう探し出し、悪い猫を草でギューギューに包み込んでしまう。
⑥身動きできない悪い猫に向かって、
「ハハ、見せろーーー」
と、包み込んだビニール袋ごしに、しろちゃんの口の中に手を突っ込む。
悪い猫の歯をグイグイゴシゴシこする。
ガリガリこする。
奥歯をガタガタ言わせてやる。
「そうなのです。
奥歯、ガタガタ、やられちゃうのです。
たまりません」
↑↑↑ ⑥が、ママ流のハミガキである。
牙にあった歯石の黒い筋は、ほぼ消えた。
ハハ=歯である。
メメ、ミミ、ハハ、ハナ、クチ。
お顔の大事なパーツは、韻を踏むように二文字で言ったほうが、覚えやすいのではないかと私は思う。
悪い猫は、どういうわけかボーっとお口を開き、しばらくはされるがままである。
もしかして、歯をこすられることは嫌いじゃないのか?
いや、普通の状況だと、絶対にハミガキさせてくれないしろちゃんである。
そうか、悪い猫は、ハミガキされているとはつゆ知らず、良いママに、歯をゴシゴシやられるという復讐のゲームをされているのだと思っているのだ。
悪い猫遊びの、ひとつのパーツ、ひとつのエピソードなのだから、イヤだなんて言えないのだ。
だって、遊びの中では、しろちゃんは悪い猫だから。
楽しく遊ぶためには、心底その気になって演じきらねば…なのだろう。
「ええ僕は、悪い猫なんかじゃありません。
良い猫なのです。
僕の奥歯ガタガタいわせるママが、悪いママなのだと思います。」
悪い猫遊びの途中に、ハミガキをちゃっかり取り込んだママの作戦は成功している。
ママの指としろちゃんの歯の間に、ビニール袋、ポリ袋が介在することになるのだが、しろちゃんはまったく意に介していない。
大好きな遊びの途中なので、小さなことは気にしないのか。
ゴミ用のポリ袋はキャサキャサしていて、布よりずっと効き目があるように思う。
「ゴミ袋でも、しかたありません。
僕には、悪い猫遊びはとても楽しいのです。」
ストーリーの続き
⑦自分が猫であったことに、ハタと気づいて悪い猫は、身をよじってビニール袋から飛び出す。
⑧抜け出した悪い猫は、草むらの周囲に潜む。
良いママの持つジャラシの先のネズミや鳥は、草むらで眠り始める。
⑨悪い猫は、お尻フリフリしながら、飛びかかるチャンスを狙う。
ジャラシの先のネズミや鳥が、ちょっとでも動けば、悪い猫は宙を飛び、獲物にダイビングする。
⑩「トリャーッ」
良いママの怒号が飛ぶ。
⑪悪い猫は、また脱兎の如く走り出し、長い道を走りとおし、お屋敷に逃げ戻る。
⑫お屋敷まで追いかけてきた良いママは、ジャラシの先のネズミや鳥を、ゆっくり休ませてやる。
「今夜も、23クールくらいは、やり続けたいと思います。
お友達も、僕のお家でやりませんか?
ゴミ袋ですけど。」
ここまでが1クール!
そこにまた、悪い猫が登場し、ジャラシにチョッカイを出す。
「なんだって~悪い猫だね~」
こうして、何回も何回も出発点に自動的に戻ることになり、壊れたレコードのように同じことが繰り返される。
ママが飽き飽きするほど、しろちゃんはしつこい。
猫は集中力はあるが、持続力が無いと言われている。
ひとつの遊びは、せいぜい10分で飽きるとも。
しろちゃんの場合、遊びをやめるときはママが決める。
小さな苺サイズの猫の心臓に、過分な負荷がかかっていないかどうか、ママは白い胸に耳を押し当ててみる。
トクトクトクトクトクッ、とても早い鼓動が聞こえる。
息を殺しているはずのお鼻から、ピッと息が漏れる。
ドクターストップですよ、しろちゃん。
ママは遊びをやめる。
先日、病院に行ったおりに、先生に伺った。
「細いアンヨが、遊びで疲労骨折することがありますか?」
「疲労骨折する前に、猫はそこまで続ける持久力がありませんから、大丈夫!」
猫一般は持久力はやはり無いらしい。
しろちゃんの場合………。
しろちゃん、君の並外れた持久力としつこさを、何かに生かせないものだろうか。
ま、無駄な元気も、ありがたいものだと感謝する。
「無駄な元気ってママ、猫には、ためになる元気はないのです。
どっちかというと、ママの若返りのためになってると僕は思います。
もうじき7歳の僕と遊ぶことで、ママも7歳になれるのです。
アンヨもハハも、みんな大事なのです。
みなさんも運動して、ついでにハミガキしましょう。」
参加してます。
にほんブログ村
□*■*□*■*□*■*□*■*□*■*□*■*□*■*□*■*
調布で迷子のそらちゃん、知りませんか?
名前 そら
雑種、しろぶち、キジトラ柄(三毛にも見える)
男の子 2歳6ヶ月、去勢済み
4.2キロの普通体型
シッポは7センチ、特徴ある黒くて短いシッポ。
首輪無し
東京都調布市調布ヶ丘3丁目付近で迷子に…。
飼い主 おやなぎ
連絡先 sorachan_oyanagi@yahoo.co.jp
または「招き猫しろちゃん」のブログコメントまで。。
□*■*□*■*□*■*□*■*□*■*□*■*□*■*□*■*
∞*:;;;;;;:*∽*:;;;;;;:*∞*:;;;;;;:*∽*:;;;;;;:*∞*:;;;;;;:*∽*
ビクの気まま生活のビクママさんが保護された兄弟猫ちゃん、2にゃんの里親さん、募集しています
↑ 愛情豊かなビクママ家ですくすく元気に暮らしています。
詳細は直接ビクママさんに聞いてください。
ママのいない仲良し兄弟猫のために、どうぞよろしくお願いします。
∞*:;;;;;;:*∽*:;;;;;;:*∞*:;;;;;;:*∽*:;;;;;;:*∞*:;;;;;;:*∽*
参加してます。
にほんブログ村