親亀の背中に小亀が乗って、小亀の背中に孫猫が乗るの図
2011/08/31 Wed
「台風、怖いですね~。
水害などないといいですね。
お外猫ちゃんは、いち早く、高い場所の隠れ家を見つけておいてください。
僕の経験上、一軒家の2階のベランダなどがお勧めですよ。
どうやって上がるかは、猫ちゃんたるもの、ご存知でしょう」
本日の写真はすべて、カメラマンはしろパパさん。
台風が来ている。
午前中は晴れていた空も、怪しい雲がわいてきた。
四国から東海地方、もしくは関東地方に上陸する可能性のある進路だそうで、その勢力の及ぶ範囲の広い台風だそうである。
誰も災害に遭われないように願いつつ、不謹慎にも、
「台風が来るぞ来るぞ」のニュースに、子供の頃から
「しろパパさん、そんなに見つめなくてもいいじゃないですか。
僕とママの、食後の団欒なのです。
甘い静かな時間なのです。
覗き込まないでください」
↑↑↑ ママのお尻にしがみついていることが、大好きなしろちゃん。
しろパパさんのカメラを意識する前には、両手をママのウェストに回してしがみついて、顔を埋めているのである。
お膝に抱っこされればいいものを、それは恥ずかしくてできないのだそうである。
でも、くっつきたいのだそうである。
甘えん坊しろちゃん全開の写真が撮れた。
昨日の嫌味な記事に発奮してか対抗してか、しろパパさんが珍しく撮ってくれたのである。
状況を説明すると、この椅子はリビングの中の一人用ソファ。
引越しの際、古い家具は捨ててきたのに、この一人用ソファだけ運んできた。
すごく重たいのに。
ボロボロなのに。
「ふふふんふふふん、ママの甘い匂いがします。
シップのスースーする匂いもします。
僕だけのママなんです。
どこにも行ってはダメなのです。」
シップのスースーって
段々と眠たくなってきてくるしろちゃん、ママはいつもしろちゃんのそばにいますよ
「お目目があけていられません。」
しろちゃん、もうちょっと奥にずれてはもらえないだろうか?
ママはギリギリで落っこちそう
引越しにあたって、猫ちゃんの被るストレスをネットで学んだ。
因果関係のわからぬまま、お家猫の大事なお家が変わってしまうことは、死に至る子もいるくらいなストレスなんだそう。
大好きな飼い主さんと大好きなお家(お部屋)と大好きな身の回りの家具とが揃って、やっと猫ちゃんは安心できるんだそうである。
大好きなものに囲まれていさえすれば、外に出られなくとも、猫の親兄弟がいなくとも、狭くとも、満足して暮らせるそうだ。
そうか…ということで、引越しの際、この一人用ソファとその掛け物だけ、継続させることとなった。
掛け物の類も、あえて洗わないままに持ってきた。
すべては、しろちゃんの安心のために…。
「しろパパさん、違う角度に回ったってダメですよ。
僕はちゃんとわかっているのですよ。
ママの背中は、僕だけの秘密の隠れ場所なんです。
僕の甘えん坊も、僕の涙も、僕の怒りも、み~んな吸収しちゃうあったかい背中なんです」
他のソファとは全く別物で調和は無いのであるが、しろちゃん用ソファとして、リビングの中央に設置することにした。
引越したとき、案の定しろちゃんは、このソファで3日を過ごすこととなったのである。
自分の知っている家具はこれだけだったのだから。
↑ 約2年前、引越し翌日の泣くしろちゃん(ワタクシ撮影)
毎日毎日、ここでシクシク泣いていたのである。
私が眠るときだけは私の隣にくるが、そうでない時には、このソファの上で、シクシクシクシク
猫がシクシク涙を出して泣くなんて、知らなかった私はビックリした。
かわいそうなことをした。
だから、私がしろちゃん専用ソファを借りて腰掛けているということなのである。
右を向いてる私は可動式のパソコンテーブルを前に、パソコンをしている。
ギリギリ、ソファの端っこに腰掛けて…。
その背中にしろちゃんがへばりついているのである。
しろちゃんを、お尻に敷かないためには、ちょっとも後ろに下がれないママなのである。
ギリギリ崖っぷちは、しろちゃんの腎臓の数値だけにあらず、晩ご飯後のくつろぎタイムのママも同じなのである。
「僕はママがパソコンを止めるのをじっとまっているのですが、眠くて眠くて、起きてはいられないのです。
ママの背中って、どうしてこう眠たい場所なのでしょうね。
魔法がかかったように、僕は眠ってしまうのです
そうそう、ママも赤ちゃんの頃は、背中で眠ってばかりいたそうです。
それも、ママのお父さん=しろうさんの!」
「大きくてあったかい、しろうさんの背中で育ったママ。
今度は僕に、その背中を貸すのですね。
しろうさん、ママ、しろちゃんと、親亀の背中に小亀が乗って、小亀の背中に孫猫が乗る。
そんな構図ってことですね」
しろうさんとしろちゃんに挟まれたママは、この上もなく幸せなのである。
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