木患子
ボダイジュの写真を撮らせていただいた道明寺に再びやってきました。
そのボダイジュのすぐ近くにあったモクゲンジです。
前回来た時も、もう花序は出ていましたがまだつぼみは小さく堅そうだったので、開花まであと2週間とみていました。
それでちょっと早めに見に行ってきたのですが、もう咲いていました。予想より少し早かったようです。
モクゲンジ ムクロジ科 モクゲンジ属
落葉高木 樹高:10mぐらいになる。
花期:6~7月
別名:センダンバノボダイジュ
枝先に長さ15~40cmの大形の円錐花序をだし、黄色の小さな花をたくさん付けていました。
花は両性花、径は1cmほど、中央部のふくらみが赤く色づいています。
果実は蒴果、長さ4~5cmの3室に分かれた三角状卵形で先は尖る。
1室に直径7mmほどの種子が2個付く。
葉は1回奇数羽状複葉(時に2回)、長さ25~35cmで互生します。
小葉は長さ7~8cm、卵形で不揃いの鋸歯があり、7~8対付きます。
裏面の脈上には軟毛が生えています。
別名のセンダンバノボダイジュは葉がセンダンに似ているからだそうです。
個体によってばらつきがあり、あまり似ていない葉も見かけますが、↓この写真のセンダンの葉はよく似ているように思います。
樹皮は灰褐色で、皮目がたくさんついていました。
偶然見つけたのですが、道明寺天満宮から南へ約50mところにモクゲンジの石碑が建っていました。
ここに大阪府の天然記念物に指定されているモクゲンジがあるとは知りませんでした。
"モクゲンジュ"と読むようです。
道明寺に生えている木より大きく、満開になっていました。
(写真右上)
ここは天満宮の摂社、普段は誰もいなくて小さな社が一棟立っているのみのガランとしたスペースです。
自由な出入りはできないようです。
フェンス越しに写真を撮ってきました。
中央の幹が斜めになった木がモクゲンジュです。
にほんブログ