散策二上山1月29日
いつものように、誉田陵の横を通って二上山に向かっておりますが、スイセンが空き地に咲いていたので撮っときました。
で、ふとその足元を見てみると、アメリカフウロの根生葉が生えておりました。
このよく見るタイプの葉っぱの形です。
北アメ原産。フウロソウ科フウロソウ属。
葉には長柄があり円形で深裂し、更に細裂する。
ここのところブログのネタに困っておりましたが、今回はこれで行きたいと思います。
題して、”丸くて切れ込みの多い根生葉の草は他にもたくさんある”。...ちょっと長いか。
ということで、探してみたいと思います。
が、あったとしても名前がわからない可能性がある。
その時は、全国共通でない私独自の名称で行かせてもらおうと思っとります。
二上山の登り口です。
少し日当たり悪く湿った感じの場所です。
この辺りにはウマノミツバやウマノアシガタが生えてたと思います。
(ウマ好き。)
まず目についたのは、ヒメウズ。
葉は長柄ありの3出複葉。
小葉は2-3深裂して更に2-3浅裂する。裂片先は円形。
なんか、頼りなさそうな葉っぱですなぁ。
次は、ヘビイチゴとムラサキカタバミのコラボ。
ヘビイチゴは3出複葉、葉縁には細かな鋸歯あり。
側小葉には切れ込みが入っておりますが、目立たないものもあるようです。
ムラサキカタバミも3出複葉、小葉はハート形。北アメ原産。
え~、このあたりから少し難しくなります。
ゲンノショウコ、フウロソウ科フウロソウ属。
葉は掌状に3-5裂、若葉には紫黒の斑点アリ。
下向きの開出毛あり、裏面に脈が突出しております。
次がすご~くよく似ておるウマノアシガタです。
キンポウゲ科、キンポウゲ属。
根出葉には開出毛のある長柄あり。
腎円形で掌状に3-5中~深裂、裂片3中裂で鋸歯縁、両面に伏毛アリ。
白の斑点もあり。
裏面は葉脈はあまり出ていないようです。
ゲンノショウコは紫色を帯びていましたが、この葉は帯びていないようです、個体による違いがあるかもしれません。
触るとフワフワで気持ちの良い葉っぱでした。
触るとフワフワで気持ちの良い葉っぱでした。
次2枚は参考資料であります。
数年前、金剛山でサイゴクサバノオを見に行ったときに撮ったニリンソウらしきの根生葉です。
長柄があり3全裂して側葉は更に2裂し裂片は羽状に切れ込む。
キンポウゲ科イチリンソウ属。
ウマノアシガタにそっくりですが、ほんまにニリンソウか。
花の咲いていない季節でしたので、間違ったかもしれません。
同じく金剛山のバイケイソウが生えている辺りで撮ったニリンソウの根生葉ですが、少し雰囲気が違いますなぁ。
カワチブシの根生葉もかなり似ているらしいので載せようと思ったのですが、茎葉の写真しかありませんでした。残念。
二上山に戻りましてと。
次はウマノミツバです。
セリ科ウマノミツバ属。
3全裂して側小葉は更に2裂。
裏面に葉脈が隆起する。
なるほど、かなり目立っております。
なるほど、かなり目立っております。
次はセリ科ミツバ属のミツバです。.....多分。
3出複葉で小葉は卵形、先は尖り葉縁に重鋸歯あり。
裏面には特に特徴ナシです。
以上で”丸くて切れ込みの多い根生葉の草は他にもたくさんある”のコーナーを終わりたいと思います。
複葉なのか深裂なのか、よう見んと分らんもんですなぁ。....疲れた。
続けて、山の方へ向かう。
コウヤボウキの横を通過。
岩場を通過。
これは、前回だったか載せたスミレですが、また咲いておりました。
ニオイタチツボでよいのでしょうか。
寒さのせいなのかちょっと変形気味です。
葉っぱの裏が紫色っぽい色になっておりました。
崖っぷちのシュンラン、元気そう。
が、蕾見当たらず。
緑の鉄塔125から126,127,128を見るの図。
キブシです。
ケシロ~、のフリーズドライ。
道を直してくれるのはいいんですが、植物のことを知らない人にはあまり活動してほしくないですなぁ。
傾斜面をこんなに削り取られたら、ナベワリやホウチャクソウが無くなってしまいまっせぇ。
無許可やろし。 ウォオオオ!(遠吠え)
旧ダイトレを行く。
薄暗く寂しい道です。
シダシダシダシダ。
このシダはジュウモンジシダです。......か
のち、スゲスゲスゲ。
ところによってはフユイチゴ。
そのほか紅い実がまだ残っておったので載せておきたいと思います。
マンリョウ。
キチジョウソウ。
ヤブコウジ。
ツルアリドオシ。
紅い実終わり。
うっ、これは。葉裏が紫です。
なんでっしゃろなぁ。
スミレだとは思いますが。
まんぼー。
馬の背到着です。
誰もいません、土曜日なのに。
アキグミか?
このへんではあまり見かけないと思いますが、ナワシログミの変種ですかねぇ。
マンボー。
ここにも誰もいません。出逢いの広場通過。
帰り道でシュンランの様子を見る。
蕾が1つありました。
雌岳。
落葉樹が多いせいかこの辺は見晴らしヨシです。
3時頃だったか。
風が強くて寒かったので何度なのか見に行きました。
5,5℃もあった。
気温計を見て少し安心しつつ、寒いのでただちに下山。
数少ない山の花、ヤマウグイスカグラ、開花継続中です。
西日を浴びながら岩場を歩く。
下ざ~ん。
2022.01.29