EXTERIOR PLANNING SHOP 4128 2022年01月
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散策二上山1月29日


いつものように、誉田陵の横を通って二上山に向かっておりますが、スイセンが空き地に咲いていたので撮っときました。
a02スイセン

で、ふとその足元を見てみると、アメリカフウロの根生葉が生えておりました。
このよく見るタイプの葉っぱの形です。
北アメ原産。フウロソウ科フウロソウ属。
葉には長柄があり円形で深裂し、更に細裂する。
a03アメリカフウロ

ここのところブログのネタに困っておりましたが、今回はこれで行きたいと思います。
題して、”丸くて切れ込みの多い根生葉の草は他にもたくさんある”。...ちょっと長いか。

ということで、探してみたいと思います。
が、あったとしても名前がわからない可能性がある。
その時は、全国共通でない私独自の名称で行かせてもらおうと思っとります。

二上山の登り口です。
少し日当たり悪く湿った感じの場所です。
この辺りにはウマノミツバやウマノアシガタが生えてたと思います。
(ウマ好き。)
012中道

まず目についたのは、ヒメウズ。
葉は長柄ありの3出複葉。
小葉は2-3深裂して更に2-3浅裂する。裂片先は円形。
なんか、頼りなさそうな葉っぱですなぁ。
001ヒメウズ

次は、ヘビイチゴとムラサキカタバミのコラボ。
ヘビイチゴは3出複葉、葉縁には細かな鋸歯あり。
側小葉には切れ込みが入っておりますが、目立たないものもあるようです。
ムラサキカタバミも3出複葉、小葉はハート形。北アメ原産。
010ヘビイチゴ

え~、このあたりから少し難しくなります。
ゲンノショウコ、フウロソウ科フウロソウ属。
葉は掌状に3-5裂、若葉には紫黒の斑点アリ。
002ゲンノショウコ

下向きの開出毛あり、裏面に脈が突出しております。
003ゲンノショウコ

次がすご~くよく似ておるウマノアシガタです。
キンポウゲ科、キンポウゲ属。
根出葉には開出毛のある長柄あり。
腎円形で掌状に3-5中~深裂、裂片3中裂で鋸歯縁、両面に伏毛アリ。
白の斑点もあり。
018ウマノアシガタ

裏面は葉脈はあまり出ていないようです。
ゲンノショウコは紫色を帯びていましたが、この葉は帯びていないようです、個体による違いがあるかもしれません。
触るとフワフワで気持ちの良い葉っぱでした。
022ウマノアシガタ

次2枚は参考資料であります。
数年前、金剛山でサイゴクサバノオを見に行ったときに撮ったニリンソウらしきの根生葉です。
長柄があり3全裂して側葉は更に2裂し裂片は羽状に切れ込む。
キンポウゲ科イチリンソウ属。
ウマノアシガタにそっくりですが、ほんまにニリンソウか。
花の咲いていない季節でしたので、間違ったかもしれません。
c095.jpg

同じく金剛山のバイケイソウが生えている辺りで撮ったニリンソウの根生葉ですが、少し雰囲気が違いますなぁ。
c023.jpg
カワチブシの根生葉もかなり似ているらしいので載せようと思ったのですが、茎葉の写真しかありませんでした。残念。

二上山に戻りましてと。
次はウマノミツバです。
セリ科ウマノミツバ属。
3全裂して側小葉は更に2裂。
013ウマノミツバ

裏面に葉脈が隆起する。
なるほど、かなり目立っております。
015ウマノミツバ

次はセリ科ミツバ属のミツバです。.....多分。
3出複葉で小葉は卵形、先は尖り葉縁に重鋸歯あり。
023ミツバ

裏面には特に特徴ナシです。
024ミツバ
以上で”丸くて切れ込みの多い根生葉の草は他にもたくさんある”のコーナーを終わりたいと思います。
複葉なのか深裂なのか、よう見んと分らんもんですなぁ。....疲れた。

続けて、山の方へ向かう。
コウヤボウキの横を通過。
028コウヤボウキ

岩場を通過。
027岩場

これは、前回だったか載せたスミレですが、また咲いておりました。
ニオイタチツボでよいのでしょうか。
寒さのせいなのかちょっと変形気味です。
030ニオイタチツボ

葉っぱの裏が紫色っぽい色になっておりました。
034ニオイタチツボ

崖っぷちのシュンラン、元気そう。
が、蕾見当たらず。
036シュンラン

緑の鉄塔125から126,127,128を見るの図。
038鉄塔

キブシです。
039キブシ

ケシロ~、のフリーズドライ。
040ケシロ

道を直してくれるのはいいんですが、植物のことを知らない人にはあまり活動してほしくないですなぁ。
傾斜面をこんなに削り取られたら、ナベワリやホウチャクソウが無くなってしまいまっせぇ。
無許可やろし。   ウォオオオ!(遠吠え)
046道補修

旧ダイトレを行く。
薄暗く寂しい道です。
047旧ダイトレ

シダシダシダシダ。
このシダはジュウモンジシダです。......か
048シダ

のち、スゲスゲスゲ。
050スゲ

ところによってはフユイチゴ。
060フユイチゴ

そのほか紅い実がまだ残っておったので載せておきたいと思います。
マンリョウ。
058マンリョウ

キチジョウソウ。
059キチジョウソウ

ヤブコウジ。
074ヤブコウジ

ツルアリドオシ。
a062ツルアリドオシ
紅い実終わり。

うっ、これは。葉裏が紫です。
061スミレ

なんでっしゃろなぁ。
スミレだとは思いますが。
063スミレ

まんぼー。
馬の背到着です。
誰もいません、土曜日なのに。
065馬の背

アキグミか?
067アキグミ

このへんではあまり見かけないと思いますが、ナワシログミの変種ですかねぇ。
068アキグミ

マンボー。
ここにも誰もいません。出逢いの広場通過。
069広場

帰り道でシュンランの様子を見る。
072シュンラン

蕾が1つありました。
071シュンラン

雌岳。
落葉樹が多いせいかこの辺は見晴らしヨシです。
076雌岳

3時頃だったか。
風が強くて寒かったので何度なのか見に行きました。
079気温計

5,5℃もあった。
気温計を見て少し安心しつつ、寒いのでただちに下山。
078温度計

数少ない山の花、ヤマウグイスカグラ、開花継続中です。
081ヤマウグイスカグラ

西日を浴びながら岩場を歩く。
082下山
下ざ~ん。

2022.01.29

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ジャンル : 趣味・実用

散策二上山1月9日

ブログのネタ探しに二上山へ行ってきました。
山に入る前にまずは麓で雑草などをチェックしときたいと思います。

溝渕に早くもオオカワヂシャが咲いておりました。
花期は春から夏にかけてらしいですが、ちょっと寒そうに開花です。
草丈は伸びておらず地面に這ったような状態でした。
008オオカワジシャ

ヨーロッパからアジアにかけての原産です。
オオバコ科クワガタソウ属。
007オオカワジシャ

おなじみの同じ仲間、オオイヌノフグリも開花です。
こちらもユーラシア・アフリカ原産の海外組です。
016オオイヌノ

キュウリグサは国産品。
花期は3-5月ですさかい、これも早い開花です。
015キュウリグサ

河原でよく見るコメツブツメクサです。
ヨーロッパ・西アジア。
025クスダマツメグサ

アメセンはアメリカ原産。9-10月開花なので咲き残りですかな。
...........ひょとしてタウコギの方か。
031アメセン

ホトケノザも毎年早く咲きます。3-6月が花期。
日本以外でもアジア・ヨーロッパ・北アフリカに分布しておるそうです。
034ホトケノザ
以上、溝渕の雑草たちでした。

ここから山中に入ります。
ヒサカキの幼木が沢山生えております。
可愛い葉っぱです。
038ヒサカキ

ネジキの道をちょっと登ったところですが、葉っぱが無いので雄岳が見えております。
下の方にはモチ~。
043モチツツジ

ヒイラギがまだ咲いておるようです。
雌花でしょうか。
053ヒイラギ

倒木の下をくぐる。
058倒木

この辺りはモチツツジが沢山生えているところです。
左右にモチモチモチモチ。
059倒木

ヤブコウジの赤い葉っぱが目立っていました。
062ヤブコウジ

尾根筋なので寒暖の差が大きいところです。
063ヤブコウジ

突然ですがここで、い葉っぱのコーナー
リュウノウギクの根生葉が紅くなっていました。
緑葉もあり。
070リュウノウギク

ウスノキの葉っぱも紅くなっていました。
幼木かあるいは草刈りにあった幹から生えてきた新芽だったか。
忘れた。
073ウスノキ

コナラの幼木の紅葉も綺麗です。
095コナラ

マユミの紅葉も綺麗です。?
そうでもないです。
105マユミ

これは蔓の巻き合い決闘の場面。
手前アケビ、奥がセンニンソウ。
110アケビ

モチノキの紅葉も斑で綺麗かも。
115モチ

花もモチあり。
072モチツツジ
以上で"紅い葉っぱのコーナー"終わります。
このコーナーも今回限りやなぁ。

この寂しい感じの木が、ヤマウグイスカグラです。
082ウグイスカグラ

前回見たときに比べるとかなり多くの花が咲いておりました。
シーズンに入ったようです。
080ヤマウグイスカグラ

花が小さくて葉っぱもないので寂しい感じは否めず。
078ヤマウグイスカグラ

ソヨゴの実はまだ付いたままで残っております。
094ソヨゴ

イヌツゲの大木。3m位だったか。
099イヌツゲ

鈴なりの実です。
098イヌツゲ

下山に取り掛かるの図。
枯れた葉っぱがついているのはヤマコウバシです。
この季節にはどこに生えているのかがよ~くわかります。
とは言え、花の時には目立たないので写真はほとんど撮っておりませんですなぁ。
103ヤマコウバシ

アオモジが春一番の開花を今年も狙っているか。
108アオモジ

鉄塔227の下の方に黄色い葉の木が一本生えておるようです。
何の木やろか。
アオモジかもしれませんが、近くに行ったとき覚えていたら見てきたいと思います。
114なんの木

花がっ.....咲いてはいない。
056コウヤボウキ

コウヤボウキの果実が飛び去った後に残った総苞の花でした。
042コウヤボウキ

まだ、旅立ちが終わっていない落下傘がいっぱい残っています。
117コウヤボウキ
下山。

2022.01.09

テーマ : 散策・自然観察
ジャンル : 趣味・実用

カラスノゴマ 二上山


9月の末ぐらいに載せたカラスノゴマですが、季節遅れではありますがもう少し詳しく載せておきたいと思います。

067カラスab

え~、この辺にまばらに咲いておりました。
041カラス発見 
このような花です。
上から撮ったところです。雄しべが目立っております。
028カラス左上 
葉腋から1つ、黄色の花が葉の下から出ております。
花柄は3cm程あり、垂れ下がった印象です。
短い雄しべ10本と長さが7-8mmある仮雄しべ5本が真ん中の雌しべを取り囲むように付いております。
花弁は倒卵形で長さ7-10mm、5枚あり。
全体的には花径は20mmたらずぐらいの大きさになるかと思います。
027カラス名称 
花弁の下に付いているのは顎片です。
線状披針形で先は尖り、長さは6-8 mm、思いっきり反り返っております。
そのすぐ下に、3個の線形の小苞が付いておりますが、見にくいかも。
(写真では、下が上になっております。悪しからず。)
024カラス小苞 
葉っぱは互生。
卵形で先は尖った感じになっております。
基部は円形または切形、長さは2-8cmぐらいの大きさです。
葉縁には鈍鋸歯あり、葉柄は2-3cm程ありました。
029カラス葉表 
葉の裏面です。
表面も含めて星状毛があります。
裏面や葉脈上に生えているのはよくわかります。
031カラス葉裏 
茎の下の方も撮っときました。
茎は丸く直立し、下の方から何段も赤紫色を帯びて枝分かれしております。
033カラス根元 
大きく開いた花は、巴形になっておりました。
仮雄しべが落下したあと子房が成長し始めた状況のようです。
038雄蕊なし 
果実です。12月に撮った写真です。
果実は蒴果で長さは2.5-3.5cm程の長さです。
果皮にも星状毛が生えております。
c22カラスノゴマ

種子は卵形で長さは1-2mmの小さなものでした。
c23カラスノゴマ

カラスノゴマ アオイ科カラスノゴマ属
一年草 草丈30-60cm
花期:9-11月。
分布:関東以西から九州。
生育環境:道端、草地、山野等。

044カラス前上 
以上カラスノゴマでした。
045カラス  
次の目的地へと向かう。


2021.09/21 12/14
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今年の年賀状はこんな感じにいたしました。

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本年、もなにとぞ、よろしくお願い申~し上げたてまつります。

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