イシモチソウとモウセンゴケ 屯鶴峯
奇勝どんづる峯です。
凝灰岩が隆起してできた白い峰です。
今回はガンピの花を撮りに来たのですが、あちこち歩きまわっていると、ちょっと珍しい植物に遭遇しました。
あまり目立ってはいなかったのですが偶然目に留まりました。
モウセンゴケです。
20cmぐらいの花茎の根元には直径2cmぐらいの葉が付いていました。
ユキノシタの葉の様な感じだったのですが、よく見てみると10枚ぐらいに分かれています。
葉には分泌物がいっぱい付いていて粘り気がありそうです。
この凝灰岩の岩場は栄養分があまりないので、虫から養分をいただいているんでしょうなぁ。
花は通常は白色だそうです。
近縁種にはトウカイモウセンゴケやコモウセンゴケなどがあるようなので、そちらの方かもしれません。
こちらの方は草丈は同じぐらいですが、長い腺毛だらけの茎葉が沢山付いていました。
撮影しているときに少し触ってしまいましたが、ネバネバでした。
形は三日月形で長手で5mmぐらい、葉柄は10-15mm程です。
この草の名はイシモチソウ。
石が持ち上がるほどの粘りがあるということで名前が付いたそうです。
この粘液で虫をとらえて消化酵素で分解するらしいです。
花が一つだけ咲いていました。蕾もわずかで花の時期は終わりに近いようです。
ということで、今回はネバネバの食虫植物2種でした。
バッタ君は見当たらずです。 .....逃げたか。