EXTERIOR PLANNING SHOP 4128 2016年09月
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大引蓬

去年も一昨年も咲いていました。
どこにでも生えているような草だと思って特に関心はなかったのですが、今年も咲いていて他に獲物になりそうなものがなかったので、とりあえず写真数枚を撮っときました。

黄色か茶色かわからないようなパッとしない花で、小さいし花もまばらだし....
....で、よく見てみると唇形の花だったので、ひょっとして名のあるお方かも?

まっ、どんな花でも誰かが名前を付けているでしょうから、家に帰って調べることにしました。
ヒキヨモギ道23 
ヒキヨモギですか。
どっかで聞いたことのあるような無いような。
 
こんな花ですが。
ヒキヨモギ花074 
更によく調べてみると、よく似たのにオオヒキヨモギというのがあり、茎がまっすぐ立たず花は左右非対称という特徴に当てはまったので、それに決定いたしました。決定!

オオヒキヨモギは数が減ってきており、絶滅危惧種に指定されている県もあるとか。
大阪府では準絶滅危惧種だそうです。
お隣の兵庫県やそのおとなりの岡山県では指定はなく、東風で種を供給していただければ、なくなることはないでしょう。.......楽観か
悪いやつもこの草は持って行かんとおもいます。

貴重な種であることがわかったので、再度写真を撮り直しに行くことにしました。
特に葉っぱ。


雨に降られました。
高速の下でやむのを待っているところです。
ヒキヨモギ道s46
はよ止んで!  

ほぼやんだので、二上山を再び目指します。

着きました。
葉っぱです。
 ヒキヨモギ葉2647
葉は卵形で下部の葉は3-5cm、鋸歯状に大きく切れ込む。
上の方にいくほど切れ込みは浅くなり、最上部あたりでは全縁となる。
上部の葉は1-2cm。
葉柄には翼が付く。
対生。
(よく似たヒキヨモギのは方は、上の葉まで切込みが入り翼はつかない。)


ヒキヨモギの名は葉がヨモギに似ているので付いたそうです。
ほな、ヒキはなんでっしゃろか?。

オオヒキヨモギ ハマウツボ科 ヒキヨモギ属
1年草 半寄生植物
花期:8-9月
分布:関東以西、中国中南部、四国
生育環境:日当たりよくやや乾燥した丘陵、低山、里山の崖地、崩壊地

全体に腺毛が多い。
草丈は50-70cm、茎は斜上し盛んに分枝する。

↓ 寝てます。たくさん分枝してこれで一株です。
ヒキヨモギ全体24 
茎は褐色。腺毛多し。
ヒキヨモギ分枝42 
茎は対生して分枝しています。

↓ ほぼ先端の葉は鋸歯なしです。
ヒキヨモギ先端44 
花です。
ヒキヨモギ花076 
花は葉脈に一つづつ付く。
唇形で灰黄色、上唇の先端は茶色。
下唇は浅く3裂し、右側の裂片が立ち上がったよな形で左右非対称である。
(ヒキヨモギは左右対称)
根元の方から花が咲き始め、しだいに先端へと移っていく。

ほぼ先端に花が付いていますので、これでもう終わりだと思います。
ヒキヨモギ花081 
雄しべは上唇の内側に隠れているようなのですが、見えないです。
毛は上唇、下唇とも多く密生しています。

顎は細い筒状で長さ15mm程、先端は5裂して披針形になり花のように広がっています。
裂片の長さは5-10mmぐらいです。
その先に咲いている花の長さはプラス15-18mm程です。
顎筒には10本の濃紫色の筋が入ります。
ここにも腺毛が沢山生えています。

この顎の裂片と顎筒が結構目立っていました。
ヒキヨモギ顎34 

ウラギンちゃん久しぶりに登場!
ドングリ大好き。???
ウラギン53 
前回はトノサマで終わったので、今回は大名で終わりたいと思います。
ダイミョウ50
 では。

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丸葉アオダモ開花

今回も赤とんぼから始めたいと思います。
これはアキアカネです
アキアカネ73 
マルバアオダモの枝にとまっています。
ちょっとカメラを引くとこんな感じで。見えない。
アキアカネ72 
実はこのマルバアオダモ、枯れる寸前だったんです。
葉っぱはほとんど落ちてしまい、果実は実る前に枯れてしまったようです。

ここは岩場の尾根で、この夏の日照りと暑さにはかなり厳しいものがあったと思います。
水分らしきものは見当たらず、岩のわずかな割れ目に残った湿り気を吸って耐えてきたんでしょうか。

葉も実も失ってしまった。
でも生きていました。
朝晩涼しくなって、少し元気を取り戻してきました。
小さな葉が出てきています。
マルタモ葉57 
黄緑色の葉です。(後ろの濃いのはアラカシ。)

..で、もうちょっとカメラをひくと主役登場です。
マルタモ17 
左側に生えている少し大きなマルバアオダモの様子はこんな感じ。
マルタモ葉53 
こちらの方は枯れかかった葉が多く残っています。
果実は茶色くなったものが目立ちます。

更に左に生えている細い小さな木には..新しい葉っぱが沢山出て、それと同時になんと...花です。
春に見たときの咲き方と同じように沢山の花を付けています。
 マルタモ29
花をズーム。
マルタモ花集21 
更にズーム。
マルタモ花大23 
花の季節到来です。
マルタモ何でやネン 
おんだんか?
マルバアオダモは雌雄異株。
へらのような雌しべがないので、これはおんですか。

新しい葉です。
マルタモ葉集20 
4月15日にUPした丸葉青だもはこちら 同じ場所です。

それにしても年に2回も花を咲かせるとは、来年の春は大丈夫なんでしょうか。

異常気象ということなんでしょうか。
この日の帰りに藤井寺の駅前のブクンダ公園の横を通ると、コブシの花が数輪咲いていました。
果実と一緒に見ることはあまりないと思います。
花コブシ全体02 
下から見上げていますので、花が紙を丸めたように見えますが。
悪しからず。
花コブシ花大11 

そのほか咲いていた花やら。たらたらと。

ゲンノショウコ
花ゲンノショウコ33 
イタドリ
花イタドリ36 
ヒヨドリバナ
花ヒヨドリバナ34 
ヒヨドリジョウゴ
花ヒヨドリジョウゴ045 
何故かトノサマバッタ
虫トノサマバッタ40 
トノサマガエル
マルタモ43 
こんな山道に。

トノ様待ってくださ~い。.........どこかに行きはりました。
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蔓竜胆

アカトンボ143 
あかとんぼです。

台風10号が過ぎ去った後、少し夜が涼しくなりました。

二上山です。
ツルリンドウ発見94 
ツルリンドウの花が咲いていました。
鐘形で淡紫色の花でそれほど地味な花ではないですが、あまり目立っていません。
つる性の植物で低い草に絡まったり地を這ったりなので、緑に埋もれてしまっています。
ツルリンドウ蕾花17 
一つの蔓に数個の花しか付いていないので、草むらの中にぽつりぽつりと顔を出している状態です。

ツルリンドウ横06 
花の直径は15mm程で長さが3cmぐらいです。
緑の顎は5裂し、裂片は細く先が尖っています。
ツルリンドウ前86 
花は白から淡紫色、鐘形で先が5裂しています。
裂片の間には副片があります。
ツルリンドウ横08 
雄しべ5本、雌しべ1本。
拡大。
ツルリンドウ拡大08 
雌しべの周りを雄しべがとりまいてます。
柱頭は2裂し反り返ってゼンマイ状になるそうなんですが、この写真では確認できず。

葉は対生。
長さ3-5cmの三角状披針形で基部は円形から心形、三行脈が目立っています。
ツルリンドウ葉11 
表面は緑色で裏面は白っぽい緑です。紫がかっているのもあるようです。
葉縁は少し波打っています。

ツルリンドウ リンドウ科 ツルリンドウ属
つる性多年草 長さ50-100cm
花期:8-10月
実期:11-12月
   液果 紅紫色に熟す。長さ≒12mmの楕円形。
分布:北海道から九州。
生育環境:明るい山地の木陰、林縁。

山道を歩いていると、この夏活躍した昆虫たちの残骸が落ちているのをよく見かけます。

クワガタ死んで鍬残す。
クワガタ016 

タマムシ死んでも玉虫色。
タマムシ01 

セミ、勢いあまって地面に衝突かっ!
セミ064 
虫の皆さんお疲れさまでした。
また来年のご活躍をお祈りいたします。

ここにもツルリン。
ツルリンドウ下山28

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