ルシヨンからエクスアンプロヴァンスを右にマルセイユを左に見つつさらに西に進み城壁の街アヴィニョンにやってまいりました。ここでひと悶着。今回宿泊するアパルトマンからの案内が不明瞭でゲートの入り方が分からず、ちょうど出て来た車のあとに「今だ!」と忍び込んだは良いものの指定された駐車番号がありません。電話をするとかけつけた大家さんによるとひとつ手前のゲートに入るべきだったらしく、大家さんもこちらのゲートのカギを持っておらず、誰かが出入りするのをひたすら待つようにとのこと。んなアホな!
たまたま入ってきた学生らしき女性にお願いしてなんとか脱出成功。所定の位置に車を停めて無事部屋にも入室完了。ふぅ~・・・ ちょっと休憩して、では街に繰り出しましょ!
城壁の外側は新市街
内側は旧市街
内外格差を感じつつ、街の中心から放射線状に伸びる道を遡ってゆきます。
数百年の風雪に耐えた建物ですが・・・
こんな穴ぼこや亀裂が放置されています。自信のない国だから良いようなもの、しかし虫も鳥も入り放題ですなこりゃ。。
車止めに護られたエリアに入ると現れたのが、ガチャピン?ムック?なんかそんな様相を呈する建物。
おどろおどろしくて入る気にならないのでスルーします
街の真ん中にはお約束の教会
その奥にはドデカい建物が
このあたり元は丘だったんでしょうね。その岩盤を削って立てたのは教皇宮殿、今でいうバチカン宮殿のようなものです。14世紀頃は教皇(現在の法王さん?)はここに住んでいたようです。
表側に出ると博物館
こちらはテアトル、劇場です。今日は何もやってないみたい。
そしてフランス人大好きなメリーゴーラウンド、トゥールーズにもありましたね。
「中途半端に壊された橋」は観覧時間終了まで10分ありましたが入場を断られました。日本人のスピード観光を過小評価するんじゃない!
そんなこんなで灯ともし頃になりせっかくなので城壁内で何か美味しいものを食べて帰ろうとわが嗅覚を全面開放し探索。端から戻る途中にあった「町の中心から少し離れた場所にあるこじんまりとした個人店」という基準に合致したこちら「Le46」に決定ー!見るからに美味しそうでしょ?それにアジア人客の要望ににこやかに応えていたのも好印象だったんです。西欧ではあからさまにアジア人差別するところもあるからね。これは重要ポイントです。
まずは何はともあれビールを注文するとあれ嬉しいアテにオリーブを持ってきてくれました。ほらやっぱりいいお店。
つきだしにはクリームチーズ
人心地ついて店内を見るとなかなかゆったりとしたレイアウト。隣の気配を感じつつも気にならないという絶妙な配置です。
前菜はエスカルゴは上品な味付け
メインがドーン!大急ぎで赤ワイン追加。
お嫁ちゃんのはシーフードのグリルがクリームソースのかかったタリアテッレに乗っかっています。このムール貝やマテ貝、そして海老の火の通り加減が絶妙で素材の旨味と甘みが存分に引き出されています。
僕は豚肉、こちらも火加減よろしく豚の旨味とジューシーさを存分に楽しめます。
デザートはババ・オ・ラム
お嫁ちゃんはコーヒーにデザート盛り合わせ、断然こっちの方がお得です。
幸せな気分でお腹をさすりつつ夜の街をアパルトマンに向けて歩きます
市庁舎も夜になると一段と美しい
「め」?
「めちゃうま」というラーメン屋さんでした。しかし一杯2千円以上もするラーメンなんて畏れ多くて食べれません。。
というわけで長い一日が更けてまいりました。どなたさまもごきげんよう。おやすみなさい