今年四月の三惑大会に来られてなくて何かあったのかと訝っていたヒロシ先輩、その後ステージⅣの膵臓癌に冒されていると知りお宅に泊まりに行ったのが六月末。既に食欲がなく皺くちゃになりながらも口は達者で「今度は嫁さん連れて泊まりに来いよ！」とまだまだお元気でした。なのに九月に入って予定していた治療のために入院すると薬の副作用か容体が急変、帰らぬ人となりました。
告別式が午前10時からということで深夜バスにて東京は向かいます。
三田市から渋谷まで休憩なしの七時間一本勝負、大丈夫かボクの膀胱！？
出来るだけオシッコのことを考えないようにしてなんとか渋谷まで粘り切り、駅のトイレでスッキリして一旦ホテルに荷物を置きスーツに着替え大汗かきつつ葬儀場へ。先輩の人柄を物語るように大きなホールが一杯、お通夜も含めて400人が参列したとのこと。喪主である長男さんが言ってました「父の口癖は『俺は金はないけど人には恵まれた』」。その長男の絶句、長女の嗚咽、そして最後の対面での無表情なお顔、涙が出たら引っ込んだり感情が忙しく大変でした。
なんとなく知り合いと飲みに行く気にもならず真っ直ぐホテルを目指して上野駅で乗り換えようも歩いていると目の前にヒロシさん…！？
なわけはなく見知らぬお爺さんでしたが、ヒロシさんが最後に挨拶しに来てくれたんだと思いましょ。
ホテルのある茅場町に戻ってもまだチェックインには時間があるので八丁堀まで歩いて「七彩」さんでラーメンを
食べログの写真が「きのう何食べた」に出てきたラーメン屋さんと設えが似てましたがアチラは横浜にあるお店だそうで当てが外れました。
何はともあれビールで献杯
そしてこのラーメンが出汁といい平打ち縮れ麺といいコックリした焼豚といい素晴らしい出来。中盛りにしたのを激しく後悔しつつ明日は喜多方肉そばにするんだと堅く心に誓って店を後にしました。
