暑い、暑いと言っていたのに、最近は朝晩はすっかり寒くなってきました。
暦ももう10月、今年も残すところあと2月ちょっととなりました。
毎回言っている気がしますが、やはり月日の経つのが早くなっている気がします (笑)
それだけ年を取ったって言うことなんでしょうね。
BMWミニ・クーパー (F56) がドライブトレーンの警告が出たとのことで入庫です。
センターディスプレイでチェックコントロールを開くとこんな感じです。
これはさすがにちょっと怖いですね!
早速システムチェックを行います。
あっ、余談ですが今話題の診断機「 THINKCAR 」の「 Master X 」を新たに購入しました!
個人的にはなかなかの優れものだと思っています。 気になる方は(株)TCJのホームページをご覧ください!
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(株)TCJどうやらDTCフルードの劣化のようです。 少し詳しく調べてみます。
となっていました。
パッと見たところフルードの劣化を監視しているようなセンサは見当たらないのですが、どうやって劣化判定をしているのでしょう?
とは言え、フルードの劣化のようなのでまずはDCTフルードを交換します。
走行距離は約40,000kmですが結構汚れていますね。
DCTフルードを交換後にフォルトコードを消去して・・・とはいきません。 交換しただけだとフォルトコードは消去できません。
DCTフルード交換後に各種設定が必要になります。
これらの初期設定を行った後で初めてフォルトコードの消去が可能になります。 結構大変ですよね? (笑)
フォルトコードを消去して、フルードの漏れの確認や走行テストを行い問題がないことを確認します。
チェックコントロールも問題なしです。
ちなみに「 421203 」が残っている状態で走行テストを行うと、とんでもないことになるかもしれません。
実際に「 421203 」だけがストアされているの状態で走行テストを行ったら・・・
走行テスト後は滅茶苦茶フォルトコードが増えていました (笑)
ちなみにこれは入庫時のもので、もちろん最後にはちゃんと直っていますのでご安心ください。
そして、余談ですがこのシステムトポロジーも良くないですか? これも今回購入に至った要因の一つです。
ちなみに私のネットワークから得た情報だと、この症状はBMWミニ・クーパー (F56後期) だけに限った話ではないようです。
BMWの1、2シリーズやX1、X2などの3気筒エンジン+DCTの車両でも同様の症状が発生しているようです。
なので、これらの車両は定期的なDCTフルード交換と再設定が必要みたいですね。
なんか今回はかなり余談が多くなりました。
と言うのも、もう自動車整備はメカニックの感や経験だけでは直らなくなっている現状があります。
きちんとしたデータの入手や、車両と通信して様々なテストや設定ができる診断機は必要不可欠な時代です。
これからは増々車両のセキュリティも厳しくなってきますし、そのセキュリティをパスするにも料金が発生します。
自動車整備には裏でかなりの経費がかかっていることをお客様にもご理解いただけたら幸いです。
- 2024/10/11(金) 20:31:42|
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