映画「帰ってきた あぶない刑事」感想

ダンディ鷹山とセクシー大下、この二人を観ているだけで満足。

このバディは本当に素敵。今のドラマからは消えてしまったカーアクションやらドンパチやらその他諸々も。

昔のドラマを観ても、この感動はないかもしれない。歳月で磨かれた現在のタカとユージの放つ魅力がこの映画のメインディッシュなのだから。物語は良くある裏組織と海外絡みの悪事。それを癒着している権力は素知らぬふりをする。そこにフリーダムな二人が飛び込んでいく。

かつての恋、二人とも身に覚えがある娘の存在。

横浜が”ハマ”だった頃、少し猥雑であった街の思い出の中で、ひとりの女の影が事件の裏に見え隠れし、二人は深みに足を踏み入れざるを得なくなる。

ニュージーランドを出禁となった理由も彼ららしい。日本に戻る理由のこじつけなのだが、その無理もさらっと語られているがあぶ刑事らしい。向こうでどんな生活をしていたのか気にはなるが、彼らなら飄々と生きて来ていたに違いないと思える会話のキャッチボールが楽しい。

戻って来て横浜にかまえた探偵事務所もスタイリッシュ。

透をはじめ警察の面々のノリも二人を生き生きとさせる。二人を活躍させるために一日捜査権も、まあ、話を面白くする為には良し。やっぱりレパードと走りまわるユージと、ハーレーでショットガンを撃つタカがいないとね。