『夕陽妄語』を読むために 「濃い霧の中から」 - 日々のよしなしごと~備忘録~
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『夕陽妄語』を読むために 「濃い霧の中から」

加藤周一
11 /19 2021
濃い霧の中から 1998.12.16

・アンゲロプロス(Theo Angelopoulos 1935〜2012):ギリシャの映画監督。1968年に短編ドキュメンタリー映画『放送』を自主製作して映画監督としてデビュー。ギリシャの現代史を題材にした3部作『1936年の日々』(1972年)、『旅芸人の記録』(1975年)、『狩人』(1977年)を発表し世界的な名声を獲得する。1988年に『霧の中の風景』でベネチア国際映画祭銀獅子賞を、1995年に『ユリシーズの瞳』でカンヌ国際映画祭審査員特別賞を、1998年に『永遠と一日』でカンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞

・ピノチェット(Augusto José Ramón Pinochet Ugarte 1915〜2006):チリの軍人・政治家。1973年、クーデターによりアジェンデ政権を打倒し実権を握る。1974年、大統領に就任。新自由主義的な政策により経済成長を実現した。反対派に政治的弾圧を加えて国際的非難を浴びる。大統領退任後、人権侵害や公金横領の罪に問われ告発された。

・サルバドール・アジェンデ( Salvador Guillermo Allende Gossens  1908〜1973):チリの医師、社会主義政治家。チリの社会主義政権大統領(在任1970〜1973)としてチリ史上初の平和革命方式をとり、世界で初めて議会制民主主義に基づく社会主義への移行を試み、アメリカ系資本下の銅産業の無償国有化、主要産業・企業の社会化、農地改革等の急進的な諸政策を実施し世界の注目を集めたが、1973年アメリカと結んだ軍部によるクーデタが勃発、銃撃戦の中で自殺。

・ニクソン:既出(「参院快挙」http://selfdevelopment578.blog.fc2.com/blog-entry-1595.html)

・キッシンジャー( Henry Alfred Kissinger  1923〜): アメリカの政治家。ユダヤ系ドイツ人。1938年ナチスの迫害を逃れて移住し1943年市民権を取得。1969年大統領補佐官兼国家安全保障会議(NSC)事務局長となり、パリで北ヴェトナム代表と接触。1971年中国を訪問してニクソン大統領訪中の道をひらき、1972年に沖縄返還、1973年にはヴェトナム和平協定に調印し、ソ連訪問を行うなど精力的な外交を展開した。1973年ノーベル平和賞を受賞。

・アムネスティ・インターナショナル:国際的なネットワークを使って、世界中の人権侵害に反対するNGOの一つ。1961年にイギリスの弁護士ピーター・べネンソンPeter Benensonの新聞投書記事による呼びかけが設立のきっかけとなった。「アムネスティAmnesty」とは、英語で「恩赦」を意味する。初代議長の S.マクブライドが1974年に個人としてノーベル平和賞を受賞、1977年には組織として同賞を与えられた。

・江沢民:既出(「香港所感」http://selfdevelopment578.blog.fc2.com/blog-entry-1419.html)

・マルティン・ヴァルザー( Martin Walser 1927〜):ドイツの小説家、劇作家。当初はカフカの強い影響のもとにあったが、やがて歴史的・社会的な人間関係における個人的な現実を描き出す独自のリアリズムを確立。主な小説に『一角獣』『転落』『逃亡する馬』『砕ける波』など。 1998年にドイツ書籍協会平和賞を受賞した際の記念講演においては、ナチス・ドイツのユダヤ人大量虐殺の事実については疑う余地はないが、それについてドイツ人は謝罪しすぎたと発言、これをきっかけに在ドイツ・ユダヤ人中央評議会議長イグナーツ・ブービスとの間に論争が起こり(ヴァルザー=ブービス論争)、ドイツ中の言論界を巻き込んだ騒動となった。

・ゲーテ:既出(「野間宏または文学の事」http://selfdevelopment578.blog.fc2.com/blog-entry-607.html)

・ベートーヴェン(  1770~1827 ):ドイツの作曲家。ハイドン,モーツァルトと並びウィーン古典派三巨匠と呼ばれる。ハイドン・モーツァルトから古典派様式を受け継ぎ発展させて独自の境地を開き、晩年にはロマン派時代の萌芽を思わせる作風を示す。

・ヒトラー:既出(「「自発性」ということ」http://selfdevelopment578.blog.fc2.com/blog-entry-321.html)

・呉子牛(ウーツウニユウ):既出(「サライェヴォと南京」http://selfdevelopment578.blog.fc2.com/blog-entry-1550.html)



参考書籍
日本大百科全書 小学館
世界大百科事典 平凡社
デジタル大辞泉 小学館
ブリタニカ国際大百科事典 ブリタニカ・ジャパン
精選版 日本国語大辞典


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