「226」
台詞が少ない大物女優たちの奮闘。【英題】THE FOUR DAYS OF SNOW AND BLOOD
【公開年】1989年
【制作国】日本国
【時間】114分
【監督】五社英雄 【原作】笠原和夫 【音楽】千住明
【脚本】笠原和夫【言語】日本語
【出演】萩原健一(野中四郎大尉)
三浦友和(安藤輝三大尉) 竹中直人(磯部浅一) 本木雅弘(河野寿大尉) 加藤昌也(坂井直中尉) 川谷拓三(永田露曹長) 佐野史郎(栗原安秀中尉) 安田成美(田中久子) 有森也実(丹生すみ子) 南果歩(安藤房子) 名取裕子(野中美保子) 藤谷美和子(坂井孝子) 芦田伸介(鈴木貫太郎侍従長海軍大将) 石橋保(林八郎少尉) 梅宮辰夫(山王ホテル支配人) 小野寺昭(広幡忠隆侍従次長) 賀来千香子(香田富美子) 勝野洋(香田清貞大尉) ガッツ石松(陸相官邸憲兵曹長) 金子信雄(川島義之陸軍大臣) 高部知子(府川きぬえ)
【成分】パニック 勇敢 絶望的 切ない クーデター 1933年~1936年 日本
【特徴】昭和11年の2・26事件を映画化。華々しく決起してから孤立・ジリ貧、そして敗北までを描く。
主役は青年将校たちのリーダー野中大尉に扮するショーケンこと
萩原健一氏とその戦友安藤大尉に扮する
三浦友和氏。追い詰められていく2人のリーダーの姿が切ない。
アイドルから本格俳優へ脱皮を図ろうとしている本木雅弘氏は叛乱軍を指揮した青年将校団の一人に扮する。後に「スパイ・ゾルゲ」で皇道派の理想を信じる河野大尉とは立場が異なる社会主義者尾崎秀実も好演。
日本髪と和服が似合う女優が多数出演。大御所的女優から20代の若手女優までいずれも主役をはれる著名な女優達を贅沢に大勢起用し、台詞無しまたは2・3行程度の台詞だけの極めてコスト高な使い方をしているのが印象に残る。
【効能】戦前の日本を揺るがせた2・26事件の概容が判る。理想と現実の狭間で、どこで妥協するか、どこを譲らないか、その匙加減の教訓になる。官僚組織の恐ろしさを学べる。
【副作用】日本社会の怖い一面を見てショック。2・26事件の描き方が甘く失望する。
下の【続きを読む】をクリックするとネタバレありの詳しいレビューが現れます。記事に直接アクセスした場合は、この行より下がネタばれになりますので注意してください。
1936年2月26日は極寒だった。 監督は任侠映画で有名な五所英雄氏、脚本も任侠映画で定評がある
笠原和夫氏、ヒロインには大正・昭和初期の雰囲気がよく似合う南果歩氏・安田成美氏・有森也実氏・藤谷美和子氏・名取裕子氏・
八千草薫氏・高峰三枝子らが出演。
主人公たちには中年の渋みが加わってきたショーケンこと
萩原健一氏・
三浦友和氏、新進俳優で冬彦ブレイク前夜の佐野史郎氏、アイドルから本格の若手俳優へ舵を切ったモックンこと本木雅弘氏、大部屋俳優からの叩き上げ川谷拓三氏、大御所俳優の芦田伸介氏・丹波哲郎氏・金子信雄氏といった面々が名を連ねている。
今にして思えば、ベテラン・中堅・若手の旬を贅沢に集めたキャスティングだ。
演出上の大きな特徴は、基本的に女性不在の男臭い物語に若手・中堅・ベテラン各世代の存在感ある女優を配した事によって、台詞が全く無いか有っても一言二言程度の短い言葉であるにもかかわらず、効果的にクーデター側将校たちや事件で暗殺された政治家たちの遺族の存在を強く印象に残している。
特に青年将校たちの妻は殆ど台詞が無く微笑んでいるイメージ映像に留め、安らぎの家庭を飛び出して反乱軍に参画した青年将校たちの悲壮感を強調し、被害にあった政治家たちの妻や娘たちはみな果敢に武装した兵士たちの前に立ちはだかり決死の形相で詰問している。
この演出にネット上のレビューには賛否ある。男臭い映画を好むファンたちは女優の存在が邪魔なようだ。青年将校たちの苦悩と狼狽する政府首脳のリアル描写に全ての尺を割いてほしいだろう。
だが私は必要最低限の女優起用だったのではないかと思う。尺全体から見て女優の登場は僅かだ。しかも台詞は殆ど無い。人件費の点から考えて、私が制作者であればもう少し尺を女優にも振り分けてほしいと思うだろう。
噂によると脚本の
笠原和夫氏は何らかの圧力をがあって内容を変更させられたとか、映画制作者としてのプロデューサー奥山和由氏への批判などちらほらネット上にもあるが、真偽のほどは判らない。
私自身は素直に遺族の気持ちが反映した結果ではないかと思っている。今回の作品に監修者として二二六事件の研究家で同事件の遺族会会長を務めていた河野司氏が担当した。作中で本木雅弘氏が演じる叛乱軍の河野寿大尉(余談1)の実兄、すなわち作中で根津甚八氏が扮していた兄である。
関係者だから事実を正確に伝えているとは限らない。少なくとも関係者の視点から見た事実であり、そこには関係者の主観や感情が混入される。
青年将校たちの遺族にとっては主人公たちは狂信的な過激派ではなく家族や部下を思う優しい生真面目な青年であり、被害者遺族たちにとっては叛乱軍に殺された人々は決して悪人ではなく、立派な人あるいは普通の人間であり、大切な家族である。それらの思いが本作に反映されたとしても不思議ではないし、その背景を読みながら鑑賞するのも映画の楽しみ方だと思っている。 さて、主役は事実上
萩原健一氏扮する野中大尉と
三浦友和氏扮する安藤大尉の2人だ。(余談2)実際の野中大尉は事件当時33歳、安藤大尉は31歳ころだったと思うので、若く見える
三浦友和氏はともかくとして
萩原健一氏では些か歳をとり過ぎている。事件当時28歳だった河野大尉役のモックン23歳と並べてしまうと老け過ぎ感がさらに目立ってしまうが、青年将校たちの中では年長ゆえリーダーとなっている雰囲気が判りやすく出ているのでキャスティングはそれほど悪くはない。
やはり
三浦友和氏が一番美味しい役だろう。理知的で穏やかな人柄で、部下に対しては気さくで面倒見がよく、民間人だけでなく政敵に対してさえも紳士的で礼を失する事はない。
平素は争い事は好まない慎重な性格の人間が一度決意すると最も強硬派になる。そのおかげで野中ら他の青年将校たちの浅はかさがより強調された。部隊を勝手に動かして首都主要部を占拠し時の内閣の主要人物を暗殺するクーデターなどと大それたことを行うに、決起前の謀議では他力本願的で楽観が過ぎる態度だ。もし実際の野中大尉と同じ歳頃の俳優を起用していたら、青年の思慮の無さをより強調できただろう。
(余談1)後に「スパイ・ゾルゲ」で本木雅弘氏は皇道派の河野大尉とは全く対極の立場にある共産主義者の尾崎秀実に扮する。
俳優として良い経験であり、俳優としての実力を発揮する良い機会だ。全く主義主張の違う人物を演じ分けるというのも俳優の醍醐味だと私は思う。傾向としてヤクザの役をする人はヤクザの役が多く、歳をとると保守政治家や戦国武将へ「昇格」する。ヤクザをやったりサヨクも演じる事は少ない。純粋右翼のモックンも多感な左翼のモックンも悪くなかった。
ただ、実際の尾崎秀実は小太りの感じで、容姿は漫才コンビ・アンタッチャブルの太っているほうに似ている。角度によっては酷似しているから、モックンではカッコ良過ぎる。
河野寿大尉は、砲兵畑から航空畑へ転身した陸軍将校で、当時の最先端戦術分野を担うはずの人材だった。襟の兵科色が水色なのはそのためだ。因みに歩兵は赤。
二・二六事件は皇道派将校たちが首謀者となって一時的に首都を制圧した叛乱だが、そもそも皇道派とは何か簡単に説明すると、虎の威を借り汚職を行う「君側の奸」を排除粛清し、天皇親政によるシステムで日本を立て直そうとする思想である。それに対立するのは東條英機ら統制派。
2つの派閥の違いを判り易く説明すると、皇道派は理想主義でカリスマ将軍がリーダーだが、統制派は皇道派に比べると実務色が強く明確なリーダーがいない。二・二六事件で皇道派は勢力を失い、軍の実権のみならず国政まで統制派が握る事になる。
(余談2)作中では、野中と同期か先輩のような雰囲気に見える竹中直人氏扮する磯部浅一は安藤と同い歳だ。一等主計だったので決起時は大尉の階級章を肩につけている。隆大介氏扮する村中孝次と共に二二六事件の2年前に陸軍士官学校を舞台にしたクーデター未遂事件で逮捕され釈放後に免官となっているので2人は作中冒頭の謀議の場では私服で参加している。
叛乱の意義を「蹶起趣意書」と題した文書にし、筆頭名義人は野中大尉が務めたが、内容は大幅に右翼思想家の北一輝が書き換えられているので、野中は叛乱軍の指揮官としては首座だが、事件全体の首謀者とは言い難い。
北一輝は中国革命に協力した日本人。社会主義的右翼といってもいい。一口に右翼といっても色々ある。 保守系市民の中には、北一輝を社会主義との類似性から天皇推戴を装った共産主義者で、政権を掌握したら廃帝する魂胆だったのではと疑っている。
北一輝の思想、私は単純に天皇の下に平等社会をつくろうとしたと解釈している。天皇は西洋のローマ法王みたいな存在であり、古代より俗世の権力から遠ざけられた存在だった。北はその特徴に注目し、マルクス・レーニン主義のように「特権階級」を全て粛清するよりは、日本国民統合の象徴として残すほうがむしろ平等社会をつくりやすいと考えたのではないかと思う。日本型社会主義だ。
実際、スペイン・カンボジア・タイなどの王族は利害が衝突する国内様々な民族の調整役として存続価値を見出している。
晴雨堂スタンダード評価
☆☆☆ 良
晴雨堂マニアック評価
☆☆☆ 佳作 晴雨堂関連作品案内叛乱 [DVD] 佐分利信 1954年作。敗戦から9年、事件後18年とまだ経過時期が浅い頃の作品。鶴田浩二氏がまだ若い兵卒の役をやっている。作品としては私はこれがお薦め。
スパイ・ゾルゲ [DVD] 篠田正浩 「226」で皇道派青年将校を演じたモックンが社会主義者尾崎秀実を演じる。
晴雨堂関連書籍案内2/26 (集英社文庫) 笠原和夫 原作
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1936年2月26日は極寒だった。 監督は任侠映画で有名な五所英雄氏、脚本も任侠映画で定評がある
笠原和夫氏、ヒロインには大正・昭和初期の雰囲気がよく似合う南果歩氏・安田成美氏・有森也実氏・藤谷美和子氏・名取裕子氏・
八千草薫氏・高峰三枝子らが出演。
主人公たちには中年の渋みが加わってきたショーケンこと
萩原健一氏・
三浦友和氏、新進俳優で冬彦ブレイク前夜の佐野史郎氏、アイドルから本格の若手俳優へ舵を切ったモックンこと本木雅弘氏、大部屋俳優からの叩き上げ川谷拓三氏、大御所俳優の芦田伸介氏・丹波哲郎氏・金子信雄氏といった面々が名を連ねている。
今にして思えば、ベテラン・中堅・若手の旬を贅沢に集めたキャスティングだ。
演出上の大きな特徴は、基本的に女性不在の男臭い物語に若手・中堅・ベテラン各世代の存在感ある女優を配した事によって、台詞が全く無いか有っても一言二言程度の短い言葉であるにもかかわらず、効果的にクーデター側将校たちや事件で暗殺された政治家たちの遺族の存在を強く印象に残している。
特に青年将校たちの妻は殆ど台詞が無く微笑んでいるイメージ映像に留め、安らぎの家庭を飛び出して反乱軍に参画した青年将校たちの悲壮感を強調し、被害にあった政治家たちの妻や娘たちはみな果敢に武装した兵士たちの前に立ちはだかり決死の形相で詰問している。
この演出にネット上のレビューには賛否ある。男臭い映画を好むファンたちは女優の存在が邪魔なようだ。青年将校たちの苦悩と狼狽する政府首脳のリアル描写に全ての尺を割いてほしいだろう。
だが私は必要最低限の女優起用だったのではないかと思う。尺全体から見て女優の登場は僅かだ。しかも台詞は殆ど無い。人件費の点から考えて、私が制作者であればもう少し尺を女優にも振り分けてほしいと思うだろう。
噂によると脚本の
笠原和夫氏は何らかの圧力をがあって内容を変更させられたとか、映画制作者としてのプロデューサー奥山和由氏への批判などちらほらネット上にもあるが、真偽のほどは判らない。
私自身は素直に遺族の気持ちが反映した結果ではないかと思っている。今回の作品に監修者として二二六事件の研究家で同事件の遺族会会長を務めていた河野司氏が担当した。作中で本木雅弘氏が演じる叛乱軍の河野寿大尉(余談1)の実兄、すなわち作中で根津甚八氏が扮していた兄である。
関係者だから事実を正確に伝えているとは限らない。少なくとも関係者の視点から見た事実であり、そこには関係者の主観や感情が混入される。
青年将校たちの遺族にとっては主人公たちは狂信的な過激派ではなく家族や部下を思う優しい生真面目な青年であり、被害者遺族たちにとっては叛乱軍に殺された人々は決して悪人ではなく、立派な人あるいは普通の人間であり、大切な家族である。それらの思いが本作に反映されたとしても不思議ではないし、その背景を読みながら鑑賞するのも映画の楽しみ方だと思っている。 さて、主役は事実上
萩原健一氏扮する野中大尉と
三浦友和氏扮する安藤大尉の2人だ。(余談2)実際の野中大尉は事件当時33歳、安藤大尉は31歳ころだったと思うので、若く見える
三浦友和氏はともかくとして
萩原健一氏では些か歳をとり過ぎている。事件当時28歳だった河野大尉役のモックン23歳と並べてしまうと老け過ぎ感がさらに目立ってしまうが、青年将校たちの中では年長ゆえリーダーとなっている雰囲気が判りやすく出ているのでキャスティングはそれほど悪くはない。
やはり
三浦友和氏が一番美味しい役だろう。理知的で穏やかな人柄で、部下に対しては気さくで面倒見がよく、民間人だけでなく政敵に対してさえも紳士的で礼を失する事はない。
平素は争い事は好まない慎重な性格の人間が一度決意すると最も強硬派になる。そのおかげで野中ら他の青年将校たちの浅はかさがより強調された。部隊を勝手に動かして首都主要部を占拠し時の内閣の主要人物を暗殺するクーデターなどと大それたことを行うに、決起前の謀議では他力本願的で楽観が過ぎる態度だ。もし実際の野中大尉と同じ歳頃の俳優を起用していたら、青年の思慮の無さをより強調できただろう。
(余談1)後に「スパイ・ゾルゲ」で本木雅弘氏は皇道派の河野大尉とは全く対極の立場にある共産主義者の尾崎秀実に扮する。
俳優として良い経験であり、俳優としての実力を発揮する良い機会だ。全く主義主張の違う人物を演じ分けるというのも俳優の醍醐味だと私は思う。傾向としてヤクザの役をする人はヤクザの役が多く、歳をとると保守政治家や戦国武将へ「昇格」する。ヤクザをやったりサヨクも演じる事は少ない。純粋右翼のモックンも多感な左翼のモックンも悪くなかった。
ただ、実際の尾崎秀実は小太りの感じで、容姿は漫才コンビ・アンタッチャブルの太っているほうに似ている。角度によっては酷似しているから、モックンではカッコ良過ぎる。
河野寿大尉は、砲兵畑から航空畑へ転身した陸軍将校で、当時の最先端戦術分野を担うはずの人材だった。襟の兵科色が水色なのはそのためだ。因みに歩兵は赤。
二・二六事件は皇道派将校たちが首謀者となって一時的に首都を制圧した叛乱だが、そもそも皇道派とは何か簡単に説明すると、虎の威を借り汚職を行う「君側の奸」を排除粛清し、天皇親政によるシステムで日本を立て直そうとする思想である。それに対立するのは東條英機ら統制派。
2つの派閥の違いを判り易く説明すると、皇道派は理想主義でカリスマ将軍がリーダーだが、統制派は皇道派に比べると実務色が強く明確なリーダーがいない。二・二六事件で皇道派は勢力を失い、軍の実権のみならず国政まで統制派が握る事になる。
(余談2)作中では、野中と同期か先輩のような雰囲気に見える竹中直人氏扮する磯部浅一は安藤と同い歳だ。一等主計だったので決起時は大尉の階級章を肩につけている。隆大介氏扮する村中孝次と共に二二六事件の2年前に陸軍士官学校を舞台にしたクーデター未遂事件で逮捕され釈放後に免官となっているので2人は作中冒頭の謀議の場では私服で参加している。
叛乱の意義を「蹶起趣意書」と題した文書にし、筆頭名義人は野中大尉が務めたが、内容は大幅に右翼思想家の北一輝が書き換えられているので、野中は叛乱軍の指揮官としては首座だが、事件全体の首謀者とは言い難い。
北一輝は中国革命に協力した日本人。社会主義的右翼といってもいい。一口に右翼といっても色々ある。 保守系市民の中には、北一輝を社会主義との類似性から天皇推戴を装った共産主義者で、政権を掌握したら廃帝する魂胆だったのではと疑っている。
北一輝の思想、私は単純に天皇の下に平等社会をつくろうとしたと解釈している。天皇は西洋のローマ法王みたいな存在であり、古代より俗世の権力から遠ざけられた存在だった。北はその特徴に注目し、マルクス・レーニン主義のように「特権階級」を全て粛清するよりは、日本国民統合の象徴として残すほうがむしろ平等社会をつくりやすいと考えたのではないかと思う。日本型社会主義だ。
実際、スペイン・カンボジア・タイなどの王族は利害が衝突する国内様々な民族の調整役として存続価値を見出している。
晴雨堂スタンダード評価
☆☆☆ 良
晴雨堂マニアック評価
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