ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋 2019年09月
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ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

「ガガーリン 世界を変えた108分」 家族と一緒に考えよう〔30〕 

ガガーリン 世界を変えた108分」 
意外にアナログ牧歌的世界にビックリ


ガガーリン
ガガーリン 世界を変えた108分 [DVD]

【原題】Гагарин. Первый в космосе
【英題】Gagarin: First in Space
【公開年】2013年  【制作国】露西亜   
【時間】113分
【監督】パヴェル・パルホメンコ
【制作】オレグ・カパネテッツ イゴール・トルストゥノフ
【原作】
【音楽】ジョージ・カリス
【脚本】アンドレイ・ディミトリエフ オレグ・カパネテッツ パヴェル・パルホメンコ
【言語】ロシア語
【出演】ヤロスラフ・ザルニンユーリイ・ガガーリン)  ミハイル・フィリポフ(セルゲイ・コロリョフ)  ナジェジダ・マルキナ(母親)  ヴィクトル・プロスクーリン(父親)  Vadim Michman(ゲルマン・チトフ)    

【成分】ロマンチック 切ない かっこいい ソ連 宇宙 1940年代~1961年

【特徴】1980年代にハリウッドでNASAの宇宙開発黎明期を描いた「ライトスタッフ」があるが、本作はそれのソ連版と考えたらいいだろう。
 ただし、「ライトスタッフ」はアメリカ人的な楽天性や明るい未来を連想するような終わり方に対し、本作の場合はナチスドイツに占領され甚大な被害を受けた第二次世界大戦の暗い過去が重くのしかかっているうえに、ガガーリンが僅か34歳の若さで事故死したことも影響してかラストも暗い後日談を綴った字幕が流れる。

 「ライトスタッフ」は明るい、「ガガーリン」は暗い、で形容できる。但し、「ライトスタッフ」に登場する女性たちは男の冒険ロマンに付き合わされ辛抱を強いられる妻たちの姿ばかりだが、本作に登場する女性たちは逞しく、むしろ唯一明るい未来を暗示している役割ではないかと思う。

【効能】ソ連のあまりの前近代的風景とアナログ機器に驚く。逞しい女性たちの姿に未来が明るく見える。

【副作用】全般に暗い話で気が滅入る。

下の【続きを読む】をクリックするとネタバレありの詳しいレビューが現れます。記事に直接アクセスした場合は、この行より下がネタばれになりますので注意してください。
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