ポタポワさんは、第4シードでWTAシングルスランキング5位のキャロリン・ガルシア選手に4-6,6-3,6-3の逆転で勝ちました。
今のポタポワさんの強さは本物だということです。
勝ったポタポワさんはベスト4(準決勝)です。
実は、この試合は寝落ちしてしまって第3セットの第3ゲームの40-40のとこから見ていません。
ポタポワさんがまさか逆転するとは思わなく、第2セットを取ったが第3セットはガルシア選手が取るだろうから、眠気を我慢してまで負けるのを見るのは辛いなと思ってしまい気が緩み寝てしまったようです。
22日の1時頃に目が覚めて結果を見るとポタポワさんが勝っていてびっくりし、大いに後悔しました。
こんなことなら、我慢して見るんだったのにと・・・
もう後の祭りです。過去に行く能力のないわたしはただただ地団太を踏むばかりです。
誰かこの試合の第3セットだけでもYouTubeにフルアップしてくれないかな・・・WTAは絶対にしてくれないので・・・
ほんと、今のポタポワさんはしぶといです。
アナスタシア・ポタポワ(Anastasia Potapova)さんが、ポルシェ・テニス・グランプリ(Porsche Tennis Grand Prix,ドイツ/シュトゥットガルト,本戦2023年4月17日(月)~4月23日(日),クレイ(赤)コート,室内,WTA500)において、4月21日(金)に行なわれたシングルス本戦準々決勝にてキャロリン・ガルシア選手を4-6,6-3,6-3の逆転で破りました。
それでは準々決勝の試合を見ていきます。
第1セットの第1ゲームがアナスタシア・ポタポワさんのサービスゲームで始まると、ポタポワさんは40-15で無難にキープします。
キャロリン・ガルシアさんは第2ゲームを40-30でこれまた無難にキープします。
ポタポワさんは第3ゲームでシーソーゲームの末にデュースにされデュース合戦で2度のブレークポイントを許すもこれをしのぎ2度目のゲームポイントでキープします。
一方、ガルシアさんは第4ゲームを40-15で無難にキープします。
ポタポワさんが第5ゲームを40-0のラブゲームでキープすると、ガルシアさんも40-0のラブゲームでキープします。
波乱は第7ゲームでポタポワさんは40-15と2つのゲームポイントを握るもここからガルシアさんが4連取してこの試合初めてのブレークをします。
ガルシアさんは第8ゲームでデュースにされるもブレークポイントを許さずキープしてゲームカウント5-3と先行します。
ポタポワさんは第9ゲームを40-0とラブゲームでキープします。
ガルシアさんは迎えたサービングフォザセットの第10ゲームで40-30とセットポイント(ゲームポイント)を握るとこれをものにしてゲームカウント6-4で第1セットを取ります。
このセットはちょっと奇妙でした。
それはストローク戦(ラリー)が少なかったからです。
ストローク戦があっても5回以内で決着がつき、5回以上のストローク戦は3~4回くらいだったと思います。
ビッグサーバー同士の対決ではこういうこともあります。
しかし、2人はビッグサーバーではありません。
ファーストサーブの速度は、ポタポワさんは160km前後でガルシアさんは160km台です。
ところが、両者とも相手のサーブにタイミングが合わないあるいは読み切れないのかリターン出来ないのです。
両者とも魔法のようなノーリターンサーブを駆使したということです(笑)
何かこの状態を見たら、ココ・ガウフ選手がポタポワさんのサーブをリターン出来なかったのもそれなりに納得するものがありました。
とはいってもよく分からないお互いのサーブでした。
ガルシアさんが第7ゲームをブレークしたのは、15-40からどうしたのかポタポワさんのサーブにタイミングがあってリターンがうまく行ったからです。
このセットのファーストサーブ率とファーストサーブポイント率とセカンドサーブポイント率とウィナーとアンフォーストエラーは、ポタポワさんが56%と68%と60%と5と20でガルシア選手が62%と78%と64%と10と22です。
二人ともアンフォーストエラーが多いのはノーリターンサーブによります。
なお、このセットの第4ゲームでポタポワさんが観客席まで飛ばして弾いて戻ってきたボールを追いかけていたボールガールが赤土に滑って転倒してしまいました。
照れ笑いを浮かべたこのボールガールは少し負傷したのかその後主審の指示により治療の為に退場しました。
ボーラーが途中退場するなんて初めて見ました。
顔も大写しになったから今頃友達に何か言われているでしょう。
第2セットの第1ゲームがポタポワさんのサービスで始まると、ポタポワさんは0-40と3つのブレークポイントを許すもここから特異(得意)?の5連取をしてキープします。
ガルシア選手は第2ゲームを40-15で無難にキープします。
そうすると、ポタポワさんも負けじとばかりに第3ゲームを40-15でキープします。
第4ゲームではガルシア選手はデュースに入ってブレークポイントを許すも3度目のゲームポイントでキープします。
そうすると、第5ゲームでポタポワさんも30-40のブレークポイントをしのいでデュースに入ると1度ブレークポイントを許すも2度目のゲームポイントでキープします。
第6ゲームでガルシアさんはデュースにされるもブレークポイントを許さず3度目のゲームポイントでキープします。
ポタポワさんは第7ゲームを40-30でキープします。
この第7ゲームが終わったとこでガルシア選手がメディカルタイムアウトを取ります。
左の脇腹あたりを気にしておりコートを離れて別室で治療をしていました。
この故障の影響があったのかないのかガルシア選手は第8ゲームで15-40と2つのブレークポイントを許すと1つはしのぐも30-40でブレークされます。
これで第9ゲームをサービングフォーザセットで迎えたポタポワさんは40-15としてセットポイント(ゲームポイント)を迎えるとこれをものにしてゲームカウント6-3で取りセットカウントを1-1のイーブンとします。
第2セットも第1セットと同じくノーリターンサーブが生きておりストローク戦は少なかったです。
だからほぼ同じ展開となり今度はポタポワさんが1度ブレークしました。
このセットのファーストサーブ率とファーストサーブポイント率とセカンドサーブポイント率とウィナーとアンフォーストエラーは、ポタポワさんが56%と84%と47%と8と10でガルシア選手が48%と81%と35%と14と26です。
ポタポワさんはサーブに対応してきているがガルシア選手はまだサーブに対応し切れていないといえそうです。
第3セットの第1ゲームがガルシア選手のサーブで始まると、ガルシア選手はエース1本もまじえて40-15でキープします。
ポタポワさんは負けじと第2ゲームをエース2本をまじえて同じく40-15でキープします。
さて、ここからは寝落ちしたのでスコア表から結果を単純に記していきます。
第3ゲームはガルシア選手の40-30から長いデュース合戦になりブレークポイントを2度許すも合計6度目のゲームポイントでキープします。
ポタポワさんは第4ゲームで40-30からデュースに持っていかれるもキープします。
ガルシア選手は第5ゲームで30-40とブレークポイントを許すとこれをしのげずブレークされます。
ポタポワさんは第6ゲームを40-15でキープしてゲームカウント4-2と先行します。
ガルシア選手は第7ゲームを40-0のラブゲームでキープします。
ポタポワさんは第8ゲームを40-15でキープすると、第9ゲームで40-15と2つのマッチポインド(ブレークポイント)を握ると1つはしのがれるも40-30でものにしゲームポイント6-3でこのセットを取りセットカウント2-1で勝利します。
第3ゲームは寝落ちして詳細は分からないが、2度ブレークしているとこを見るとガルシア選手のサーブにかなり対応しているのではないかと思います。
ともかく、今のポタポワはしぶといので対戦相手はちょっとでも気を抜くとやられる可能性があります。
上位も油断していると食われるそんな存在になりつつあるといえます。
シングルス本戦準々決勝(4月21日(金),本戦第5日,Centre Court第2試合)(2時間12分)
アナスタシア・ポタポワ(Anastasia POTAPOVA,ロシア,24位) vs.[4] キャロリン・ガルシア(Caroline GARCIA,フランス,5位)は、
アナスタシア・ポタポワが4-6,6-3,6-3で勝ちました。
第1セット 1-0,1-1,2-1,2-2,3-2,3-3,3-4,3-5,4-5,4-6(サーブはポタポワから)
第2セット 1-0,1-1,2-1,2-2,3-2,3-3,4-3,5-3,6-3(サーブはポタポワから)
第3セット 0-1,1-1,1-2,2-2,3-2,4-2,4-3,5-3,6-3(サーブはガルシアから)
さて、ポタポワさんの準決勝の相手は、第2シードでWTAシングルスランキング2位のアリーナ・サバレンカ選手(ベラルーシ)となりました。
アリーナ・サバレンアカ選手は同日にパウラ・バドサ選手(スペイン,同31位)を4-6,6-4,6-4で下しての勝ち上がりです。
バドサ選手には惜しい負けでした。
パドサ選手はサーブもストロークも良くて第3ゲームをブレークし迎えたサービングフォーザセットの第10ゲームで初めてブレークポイントを許すも3つのブレークポイントをしのぎ初めてのセットポイント(ゲームポイント)をものにしゲームカウント6-4で第1セットを取ります。
サバレンカ選手は第1セット後トイレットブレークを取ります。
しかし、バドサ選手の勢いは止まらず第2セットの第1ゲームを40-0のラブゲームでブレークしこのブレークを守ってキープし続けるも、第8ゲームで遂にブレークバックされます。
これでバドサ選手の緊張の糸が切れたかのようにサバレンカ選手が第10ゲームもブレークして第2セットをゲームカウント6-4で取りセットカウントを1-1のイーブンとします。
第3セットは地力の差が出たという感じで前半飛ばしていたバドサ選手に疲れが出たのか2回ブレークするも3回ブレークされゲームカウント6-4でサバレンカ選手が勝利します。
どちらが勝ってもポタポワさんにとっては強敵だと思っていたが、サバレンカ選手となりました。
かなり勝つのは難しいが、サバレンカ選手の方が穴があって揺さぶりやすいといえそうです。
あの魔法のノーリターンサーブがうまく機能すれは、サバレンカ選手がイライラカッカしてミスをしてくれそうです。
サバレンカ選手が術策に陥らず、冷静に対応したら地力の差が出てしまうでしょう。
どうなるか、22日の21時に試合開始予定です。
他の準々決勝の試合は、第3シードでWTAシングルスランキング4位のオンス・ジャパー選手と第1シードで同1位のイガ・シフィンテク選手が順当に勝ちました。
オンス・ジャパー選手は、ベアトリス・ハッダッド・マイア選手(ブラジル,同14位)を6-3,6-0で下しました。
この試合は今日(21日)行なわれた4試合で唯一の2セット勝利でした。
他の3試合はいずれも3セット逆転の勝利でした。
イガ・シフィオンテク選手は、カロリナ・プリスコバ選手(チェコ,17位)を4-6,6-1,6-2の逆転で下しました。
猿も木から落ちるということか、なんとシフィオンテク選手はサーブのコントロールが悪く2回もブレークされて0-4となり第1セットは4-6で落とすが、第2セットからは本来のテニスに戻り6-1,6-2でした。
それでも第2セットでは1回ブレークされています。
このジャバー選手とシフィオンテク選手の結果を見ると、ジャバー選手の勝ちもあるかなということになります。
果たして、ジャバー選手に幸運の女神は舞い降りるのでしょうか。
準々決勝には、1回戦BYEの第1シード~第4シードの4選手が勝ち抜いてきていたが、第4シードのガルシア選手は敗れてしまいました。
ガルシア選手が勝って第1シード~第4シードで準決勝を戦っていたらBYEの効用が生きた見本になるとこでした。
そういう意味では、ポタポワさんは悪い子で憎まれっ子でお邪魔虫です(笑)
さて、憎まれっ子世にはばかるになるのでしょうか。
WTAから
Sabalenka comes from behind to beat Badosa, make Stuttgart semis;https://www.wtatennis.com/news/3226422/sabalenka-comes-from-behind-to-beat-badosa-make-stuttgart-semis
Swiatek comeback sets up showdown vs. Jabeur in Stuttgart semifinals;https://www.wtatennis.com/news/3226945/swiatek-comeback-sets-up-showdown-vs-jabeur-in-stuttgart-semifinals
Youtubeから
Anastasia Potapova vs. Caroline Garcia | 2023 Stuttgart Quarterfinal | WTA Match Highlights - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=Bp76cRSafVw)
Anastasia Potapova vs Caroline Garcia Highlights QF | Porsche Stuttgart Open 2023 ( FULL MATCH ) - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=migsoQf8znw)
Caroline Garcia vs Anastasia Potapova [QF] Full Match Highlights | Stuttgart Open 2023 - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=tWEAoKvCVn4)
Caroline Garcia vs Anastasia Potapova .. Match Highlights .. QF .. Stuttgart 2023 - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=1kdigURm4mM)
Caroline Garcia vs Anastasia Potapova [QF] Highlights Set1 | Stuttgart Open 2023 - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=m88KeGlyz34)
Paula Badosa vs. Aryna Sabalenka | 2023 Stuttgart Quarterfinal | WTA Match Highlights - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=T98UThmCa28)
Ons Jabeur vs. Beatriz Haddad Maia | 2023 Stuttgart Quarterfinal | WTA Match Highlights - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=sJqw8n3SGAM)
Iga Swiatek vs. Karolina Pliskova | 2023 Stuttgart Quarterfinal | WTA Match Highlights - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=xzXh2AfNLF8)
追記(2023.4.23.日):アナスタシア・ポタポワさん 準決勝 敗退
アナスタシア・ポタポワさんは完敗でした。
憎まれっ子世にはばかるにはなれませんでした(笑)
アナスタシア・ポタポワ(Anastasia Potapova)さんは、ポルシェ・テニス・グランプリにおいて、4月22日(土)に行なわれたシングルス本戦準決勝にてアリーナ・サバレンカ選手に1-6,2-6で負けました。
何も出来なかったというくらいの完敗です。
あのノーリターンサーブも有効に活用できませんでした。
アナスタシア・ポタポワさんの最初のサービスゲームである第1セットの第2ゲームであのノーリターンサーブが効いていたのでいけるかと思ったのだが、その後はあまり効果なかったです。
おそらくアリーナ・サバレンカ選手は今とても調子が良いのでボールが良く見えているのだと思います。
第2ゲームでポタポワさんのサーブを見て即座に修正してきたのだと思います。
ポタポワさんもサバレンカ選手が自分のサーブに対応して来ているのは分かってもその他の手段がなかったということでしょう。
第1セットの第2ゲームはノーリターンサーブが機能したのに2度のダブルフォールトで自滅すると後は防戦一方となりました。
サバレンカ選手の強烈なサーブはもちろん強打のストロークもコントロールがいいのでとてもブレークなど出来ません。
その為にもキープしたいとこだが、そのキープも第1セットの第6ゲームと第2セットの第5・第7ゲームでなんとか出来ただけです。
ブレークポイントは第1セットの第5ゲームで1度と第7ゲームで2度握ることが出来たが難なくしのがれました。
サバレンカ選手が良かった凄かったというしかないです。
完敗はしたけど、ここ最近のテニスは安定しているので、これからも楽しみです。
この敗戦をも糧にしてこれからのまだまだの進化を大いに期待したいと思います。
もう一方の準決勝はとても残念な結果となりました。
イガ・シフィオンテク選手は、ポルシェ・テニス・グランプリにおいて、4月22日(土)に行なわれたシングルス本戦準決勝にてオンス・ジャバー選手を3-0(Retired)で下しました。
本人たちはもちろん見ているもの全員が残念な結果となりました。
イガ・シフィオンテク選手の第1セットの第1ゲームの40-15からの最後のポイントの後で、オンス・ジャバー選手が左脚をひきずるような仕草を見せます。
ベンチに戻ったジャバー選手は左脚の脹脛(ふくらはぎ)を触りながらメディカルタイムアウトを取り、左脚の脹脛をテーピングしてもらいます。
その状態で試合再開だが、明らかに左脚をかばったプレーです。
この状態では長くはプレー出来ないなと思っていると、第3ゲームが終わった時点で棄権(リタイア)しました。
ジャバー選手は悔し涙に暮れていました。
良い試合の予感があっただけに誰しも悔しいとこです。
プレー中にこけたとか捻ったとかは見受けられなかったので脹脛が一時的につったとか痙攣したのかなと思ったが、プレーを続けられないということではかなり心配です。
軽症であることを願うしかないです。
ということで、決勝はトップ2という頂上決戦となりました。
23日(日)の日本時間20時の開始予定です。
どんな結果となるでしょうか。
WTAから
Sabalenka eases into third straight Stuttgart final;https://www.wtatennis.com/news/3227940/sabalenka-eases-into-third-straight-stuttgart-final
Swiatek returns to Stuttgart final after Jabeur retires with injury;https://www.wtatennis.com/news/3228589/swiatek-returns-to-stuttgart-final-after-jabeur-retires-with-injury
YouTubeから
Anastasia Potapova vs. Aryna Sabalenka | 2023 Stuttgart Semifinal | WTA Match Highlights - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=sFR5-uFV6l0)
Aryna Sabalenka vs Anastasia Potapova [SF] Full Match Highlights Stuttgart Open 2023 - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=kv4w16XckDs)
Iga Swiatek vs Ons Jabeur (withdraw) | WTA Semifinal Highlights Stuttgart 2023 - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=H0oHYeOmmXg)
追記2(2023.4.24.月):イガ・シフィオンテク選手 2連覇
イガ・シフィオンテク選手が2連覇しました。
緊張感バリバリの白熱した素晴らしい試合でした。
イガ・シフィオンテク選手が、ポルシェ・テニス・グランプリにおいて、4月23日(日)に行なわれたシングルス本戦決勝にてアリーナ・サバレンカ選手を6-3,6-4で下して優勝しました。
1ポイント1ポイント否1打1打でも気を抜いたらつけこまれるというそんな試合でした。
第1セットは第2ゲームでイガ・シフィオンテクが1度ブレークポイントを握るもアリーナ・サバレンカ選手がこれをしのいでキープいう以外はお互いブレークポイント無しのキープで第8ゲームまできます。
そして、この第8ゲームでキーポイントとなるプレーが出ます。
サバレンカ選手のサービスゲームで30-30からサバレンカ選手のウィナー級の球をシフィオンテク選手は1打・2打・3打と返し4打目の甘い球をこともあろうかサバレンカ選手はネット直撃し30-40とこのセット2つ目のブレークポイントを許してしまいます。
思えば、サバレンカ選手は決まったと思うショットをことごとく返されるのでイラだって絶対返されないような強烈なバウンドの球を打とうと低く狙ったのでネット直撃したのだと思います。
これは華麗なフットワークでもってなかなか相手にポイントを与えないシフィオンテク選手の真骨頂が発揮された場面です。
サバレンカ選手はこのブレークポイントはしのいでデュースに持っていくがダブルフォールトで3度目のブレークポイントを許すとシフィオンテク選手にセカンドサーブをリターンエースされ遂にブレークされます。
おそらく30-30からのあのネット直撃のミスが何らかのことで影響しての被ブレークになったのではないかと思われます。
こんなことからも返すということは大切で基本です。
シフィオンテク選手は、迎えたサービングフォーザセットの第9ゲームを超集中して40-0と3つのセットポイント(ゲームポイント)を握ると1つはしのがれるも40-15でキープしゲームカウント6-3でこのセットを取ります。
第1セット後、両者トイレットブレークを取ります。
第2セットの第1ゲームがサバレンカ選手のサービスで始まると、サバレンカ選手は第1セットの影響が残っているのかミスが目立ちデュースに入りブレークポイントを許すとダブルフォールトでシフィオンテク選手にブレークを献上してしまいます。
第3セットでもサバレンカ選手は30-40でブレークポイントを許すがここはしのぎキープします。
シフィオンテク選手は第4ゲームで30-40とこの試合初めてブレークポイントを許すが難なくしのぎキープします。
以後は両者持ち味を出してブレークポイント無しのキープをして、シフィオンテク選手はサービングフォーザチャンピオンシップ(サービングフォーザマッチ)の第10ゲームを迎えるとここも超集中して40-0としてチャンピオンシップポイント(マッチポイント,ゲームポイント)を握るとこれをものにしてゲームカウント6-4で第2セットも取り優勝します。
シフィオンテク選手はウィナーで優勝を決めると、ラケットを落とし両手でガッツポーズをして喜びを表します。
シフィオンテク選手は、サバレンカ選手及び主審と握手し終わると一目散にコーチなどのスタッフの元に走って行き喜びのハグをしていました。
それからコートに入り2度ほどジャンプをして観客と喜びを共有をしていました。
サバレンカ選手もスタッフの元に行き椅子に座って何やら話しをしていました。
去年(2022年)も同じ顔合わせの決勝でやはりシフィオンテク選手が6-2,6-2で勝って優勝しています。
サバレンカ選手は2021年も決勝を戦っており、この時はアシュリー・バーティ選手に6-3,0-6,3-6で負けています。
つまり、3年連続第1シードでWTAシングルスランキング1位の選手に負けているということになります。
こうなったらサバレンカ選手は優勝するまでこの大会に出るでしょう。
シフィオンテク選手は、心技体及び走攻守の整った完璧な勝利で2連覇しました。
集中力を自分の意志でオン/オフできるようです。
この状態ならシフィオンテク選手の時代は揺るぎない感じです。
今季は、このシフィオンテク選手にサバレンカ選手が並走しそうです。
この2人に絡む者としてオンス・ジャバー選手とエレーナ・リバキナ選手を挙げたいと思います。
なんと、リバキナ選手はシフィオンテク選手に3勝1敗と勝ち越しておりしかも今は3連勝中です。
この1年でシフィオンテク選手に勝った者は、リバキナ選手(3勝)、バルボラ・クレイチコバ選手(2勝)、ジェシカ・ペグラ選手、サバレンカ選手、マディソン・キーズ選手、ベアトリス・ハッダッド・マイア選手、キャロリン・ガルシア選手、アリーゼ・コルネ選手です。
さて、今度は誰か勝つのでしょうか。
シフィオンテク選手のWTAツアーの優勝は、13度目(13勝3敗)です。
この調子で行けば、生涯50回の優勝も可能です。
そうなれば、間違いなく伝説のプレーヤーとなります。
なお、今回は優勝は第1シードで決勝が第1・2シードでした。
優勝(ベスト1) 第1シード
決勝(ベスト2) 第1・2シード
準決勝(ベスト4) 第1~4シード
準々決勝(ベスト8) 第1~8シード
ベスト16 第1~16シード
ベスト32 第1~32シード
というように、上位シードが揃い踏みするような光景を見てみたいと思います。
今回、優勝と決勝が実現したので次は準決勝を見たいと思います。
下に行くほど実現は難しいが準決勝までくらいなら見れそうです。
シードを貰(もら)ったシード勢のみなさん期待しております(笑)
WTAから
Swiatek beats Sabalenka to win second straight Stuttgart title;https://www.wtatennis.com/news/3230399/swiatek-beats-sabalenka-to-win-second-straight-stuttgart-title
Champions Corner: Swiatek celebrates World Book Day with a title;https://www.wtatennis.com/news/3231335/champions-corner-swiatek-celebrates-world-book-day-with-a-title
YouTubeから
Iga Swiatek vs. Aryna Sabalenka | 2023 Stuttgart Final | WTA Match Highlights - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=lilUM8j5rww)
Iga Swiatek vs Aryna Sabalenka | WTA Final Highlights Stuttgart 2023 - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=ljJFgfOhBpE)
Iga Swiatek vs Aryna Sabalenka Final Full Match Highlights | WTA Porsche Stuttgart Open 2023 - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=lE7nobsYEiE)
Thrilling Showdown: Iga Świątek vs Aryna Sabalenka: Stuttgart Open 2023 Final, Interviews & Trophy 🏆 - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=RWtxKCK_a2o
ポルシェ・テニス・グランプリの
HPは
https://www.porsche-tennis.com/prod/pag/tennis.nsf/web/english-home
シングルスドロー;https://wtafiles.wtatennis.com/pdf/draws/2023/1051/MDS.pdf
WTAの表記は
https://www.wtatennis.com/tournament/1051/stuttgart
ウィキペディアは
https://en.wikipedia.org/wiki/2023_Porsche_Tennis_Grand_Prix
https://en.wikipedia.org/wiki/Women%27s_Stuttgart_Open
日本語版;https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%BB%E3%83%86%E3%83%8B%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AA
です。
WTA配下のロシア選手とベラルーシ選手は、WTA内においてその国籍を剥奪されています。
これは、正義の名の下に行なわれた不当な差別です。
WTAがいますぐこの差別を撤廃してロシア選手とベラルーシ選手に国籍を戻すことを欲します。
国籍剥奪の例

アナスタシア・ポタポワさんの
ウィキペディアは
https://en.wikipedia.org/wiki/Anastasia_Potapova
ITFは
https://www.itftennis.com/en/players/anastasia-potapova/800380392/rus/wt/s/overview/
WTAは
https://www.wtatennis.com/players/325601/anastasia-potapova
です。
注)断りのない限り表記のWTAランキングは、2023年4月17日(月)現在です。
ランキングは基本的に毎月曜日に更新されます。
本記事の参考HP一覧
WTA(https://www.wtatennis.com/)
ウィキペディア(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8)
ITF(https://www.itftennis.com/en/)
YouTube(https://www.youtube.com/)
輪々

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