幸い、漫画(コミック)の方はその先があるようなので、漫画の方を読んで見ました。
漫画(コミック)は、2月4日現在、第8巻まで発行されています。
アニメの全12話は、漫画(コミック)の第4巻までと第5巻をアレンジしたものとなっています、
よって、第5巻はアニメにない話も含まれ第6巻からが完全にアニメにない話となります。
それでは、第4巻まではアニメの方を参照する(http://seink5.blog33.fc2.com/blog-entry-4368.html)として、第5巻と第6巻のあらすじと所感を書きます。
フォスフォフィライトは、先生と月人との関係を暴く決意をしそれを最初にパパラチアに話す。
先生の所作を見たり資料を見たりするが、あまり手がかりは得られない。
そんなフォスに多層構造のゴースト・クオーツが親近感を持って近づいてくる。
フォスはゴースト・クオーツととりあえず組むことにする。
また、フォスはシンシャに先生と月人との関係を暴く協力を打診するが断わられる。
フォスと組んだゴースト・クオーツはフォスのへまから月人に表層をはがされてしまう。
そして、表層の剥がれたゴースト・クオーツからはもうひとりの人格であるブラック・ゴースト・クオーツが現われ、ブラック・ゴースト・クオーツは先生によってカンゴームと名づけられる。
そのカンゴームと新たに組んだフォスであったが月人の襲来によって、首をはねられ頭部は月人に取られてしまう。
そのフォスの頭部の代替としてカンゴームは以前組んでいたラピス・ラズリの頭部を差し出す。
第5巻は第29話から第36話までであり、各話の題名は
第29話 パパラチア
第30話 虚黒点(からこくてん)
第31話 新鮮な
第32話 不安
第33話 距離
第34話 反転
第35話 ふたり
第36話 新しい仕事
であり、
第6巻は第37話から第44話までであり、各話の題名は
第37話 代わりに
第38話 ゴースト・クオーツ
第39話 自戒
第40話 名前
第41話 景色
第42話 破裂
第43話 盤上
第44話 近道
です。
☆あらすじ
(29)
ルチルのパズルの甲斐あって、パパラチアが目覚める。
フォスフォフィライト(通称はフォス)は、目覚めたパパラチアに先生と月人の関係を調べるというと、パパラチアは「清く正しい本当が辺り一面を傷つけ全く予想外に変貌させるかもしれない。だから冷静に慎重にな」と言って再び眠りに就く。
(30)
宝石たち全員がボルツと組んでボルツから戦いを学ぶという企画で、その最初の組む相手はジルコンになった。
ジルコンはボルツに対して畏敬の念を持っているので何も話すことは出来なく、またボルツもジルコンに何も話さないのでジルコンは嫌われているのではないかと落ち込んでしまう。
そこでジルコンはフォスに助けを求めると、フォスが言った「根拠なく明るい予感に甘えられてた頃がふしぎでうらやましいよ」という言葉でふっきれる。
そんな中、黒点が現われたのでボルツはジルコンに思うままにやってみろと言う。
そこにフォスが来て自分が戦うと言うが、それは虚黒点(からこくてん)という黒点の幻であった。
(31)
フォスは月人のことを調べるために月人マニアのアレキサンドライトに教えを請う。
そんなある日、遂に月人が現われるが、フォスは剣を忘れていたので、合金の防御で月人の器(黒点)に乗り込み、月人を一体捕らえて問いかけをすると、月人は黒目になり「ふ」と声を出す。
(32)
そこへ双子のアメシストがやって来て、黒点もフォスが捕らえた月人も一掃してしまう。
斬られる時に月人は「あ」と声を出す。
内心、フォスは余計なことをしてと思うが何もいわない。
フォスは図書館で資料を見ながら今日のことを考えていると背後からゴースト・クオーツが声をかけてきたので驚く。
フォスが先生を見ながらぼんやり考えていると、黒点三器が同時に出現する。
先生は三器を同時に消滅させるため、一箇所に集めるように宝石たちに指示する。
フォスは先生の戦いで何かがつかめると思い、先生に付いていく。
(33)
そうするとゴースト・クオーツまで付いてくる。
先生のとこに誘導する二器のうち、ベニトアイトたちの組は何故かベニトアイトだけが狙われ誘導に難航する。
そんな折り、誤ってベニトアイトたちは黒点を消滅させてしまう。これで三器を一箇所に集める作戦は失敗に終わる。
すると、いままでは三器で襲来したときは一器が消滅させられると二器が逃げるのであるが今回は逃げなくて丸まってしまった。
新しい戦法なので先生は危険だと判断して何もするなというが、もうゴースト・クオーツが丸まった上に乗っていた。
そうすると、丸まった上にあるの黒点から無数の手が出てきた。
(34)
その無数の手によってゴースト・クオーツは黒点に引き込まれそうになる。
フォスはゴースト・クオーツを助けようとするが、先生の所業を見たいと思い手を引っ込める。
そうすると先生は己の腕の破片を黒点に放ってゴースト・クオーツを助け、もう一器の黒点も消滅させる。
先生の放った破片でゴースト・クオーツも砕けてしまったので、回収するが、その時に先生の破片は見つからなかった。
(35)
先生は断崖のとこで、回収した自身の破片を捨て、気を高めると腕の傷は元通りになった。
その時、先生は「忌々(いまいま)しい・・・」という。
ゴースト・クオーツはフォスに自分が二重構造(二重人格)であることを話す。その制御は今はいないラピス・ラズリがしていたと言う。
そして、フォスが少しラピス・ラズリに似ているということで、「どんなことでも協力するわ」と言う。
その言葉にフォスは、心が動いて先生の秘密を探る協力をして欲しいという言葉が喉元まで出るがそれを飲み込み。
協力者のことを考えていてふと、シンシャのことを思い出す。
(36)
フォスはシンシャのとこに行き、先生と月人の関係を暴く仕事の協力を依頼する。
しかし、シンシャはそれは楽しい仕事ではないからと断わる。
それでも、シンシャは組だけならいいと言う。
ゴースト・クオーツはフォスと組むことを提案する。
フォスは拒否する理由がないので了承する。
そんな二人が見回りをしていると、黒点が現われる。
ゴースト・クオーツは先生に報告しようとするが、フォスはそれを止め先に月人と話をしたいと、器に乗り込む。
そんな勇み足のフォスに油断があり月人の放った矢が腹部を貫通する。
(37)
フォスは月人の矢を受けて上半身と下半身に分断されるのだが、合金でくっつけることが出来るので余裕をこいていたが、どういう訳が合金がいうことをきかない。
そこでゴースト・クオーツがフォスの下半身を回収しようとするのだが、重くて持てない。
ゴースト・クオーツは月人の猛攻を受けながら、フォスの分断した体を器から落とすために左腕を囮(おとり)に使う。
しかし、ゴースト・クオーツは月人の猛攻で段々と表層が剥(は)がれていく。
そして遂に表層は月人の手に落ちる。
ここでやっと、宝石たちが救援に来る。
(38)
フォスは接合されてベットで目覚めると、ゴースト・クオーツが心配で会いに行く。
しかし、そこにはゴースト・クオーツに似た黒い宝石がいて、その宝石にフォスは顔面を殴られ砕ける。
そしてまた、フォスはベットで目覚め、悪い夢を見たと言って再びゴースト・クオーツに会いにいくとまたしても黒い宝石に顔面を殴られ砕ける。
そしてまたしても、ベットで目覚めると、そこに黒い宝石が立っていた。
その黒い宝石は、ゴースト・クオーツの表層が月人に剥がされ、内層が表層になった姿だった。
このブラック・ゴースト・クオーツはホワイト・ゴースト・クオーツに比べてはるかに気が強くて短気であったので、その罰としてフォスは殴られたのである。
ブラック・ゴースト・クオーツはその罪滅ぼしとして俺の下僕になれと言う。
そんなブラック・ゴースト・クオーツにフォスはアンタークチサイトの幻影を見る。
(39)
黒点が現われると、フォスはアンタークチサイトが月人にさらわれないようにとブラック・ゴースト・クオーツを合金の檻に閉じ込めてしまう。
そしてフォス自身は合金によって頭部が炸裂する。
それを見てルチルはジェードにフォスをばらばらにさせる。
フォスはあまりにも思いつめていたのでこわれかかっていたのだ。それに対してブラック・ゴースト・クオーツは俺に頼りたいときは頼れと言う。
(40)
また冬が近づいてくる。
フォスはゴースト・クオーツの表層(ホワイト・ゴースト・クオーツ)を月に追いやったことなどから、先生の秘密を探ることは一時棚上げにする。
そんなフォスであったが、ブラック・ゴースト・クオーツを見ていて思ったことがあった。
それは新しい名であった。
そこで先生は、ブラック・ゴースト・クオーツにカンゴームという名を与える。
(41)
今年は暖冬で冬眠の延期が続く。
今年の冬は退屈しのぎにフォスとカンゴームが担当することになった。
6人(3組)がそれぞれ見回りに出かけていたら、二重黒点が出現する。
みんなはフォスが二重黒点の経験者ということで指揮を委ねる。
フォスは2人に先生とボルツを呼んでくるように指示する。
その黒点には部屋のようなものが見え、そこから何かが落ちてくる。
それは手榴弾のように爆発する。
(42)
その爆発から小さな動く物体が出て来て、ペリドットの指を取って逃げ、皿にいれる。
フォスはそれを取り戻そうと器に乗り込むが同じような爆発物によって合金の幕を破られて危機に立つ。
そこにカンゴームが助太刀に入るが、器(雲)に乗ると危ないということで戦いの足場としてフォスの合金を使う。
しかし、小さな動く物体が多くてみんな体の破片を取られるので戦いの作戦を変更する。
次の戦いのいい案がないということで先生を待つことにすると、そこに月人が現われて破片を回収し始める。
フォスは月人を倒そうとするがまた勇み足になり、月人は例の爆発物を大量にばらまいてフォスたちを一網打尽にする。
あわや、フォスたちが月人にさらわれるかという時にボルツたちが救援に現われる。
(43)
月人は、ウォータメロン・トルマリンとボルツが壊滅する。
皿に入った破片を回収しようとすると皿は雲の中に逃げる。
その雲のなかにフォスが入り込むと、部屋のようなものが見えそこに破片の入った皿があったので、フォスは合金の手を伸ばして取ろうとすると、皿ではなく盤のようなものを取ってしまう。
その雲もボルツが一蹴してしまい、結局、誰も何も月人には取っていかれないばかりか月にさらわれた宝石も少しは帰ってきた。
フォスは先生に雲から取ってきた盤と駒のような物を渡す。この駒のような物が動いて宝石たちの破片を取っていたのである。
これは何かのゲームで先生が昔遊んでいたものとのことであるが、先生と会うとシロと同じように消滅した。
(44)
体も少し回復したのでフォスとカンゴームは見回りをしていると、黒点が現われる。
カンゴームが退治しようと鎌を振るうとその衝撃で接続したばかりの左腕がもげる。
それを見て、その手を回収しようとフォスが黒点に近づくと、月人の矢がフォスの首を貫く。
その弾き飛ばされた頭部は月人の手に落ちる。
今度はカンゴームがフォスの頭部を回収しようとするが、カンゴームもやられる。
そこへ宝石たちが救援にきたので、月人はフォスの頭部だけをさらって逃げる。
フォスの頭部の修復は目処(めど)がたたないというルチルの説明に、カンゴームはある決意をする。
それは、カンゴーム(ゴースト・クオーツ)のかっての相棒であり、頭部だけを残して月人にさらわれたラピス・ラズリの頭部という宝石をフォスの頭部として提供することだった。
☆所感
今回、漫画(コミック)版を見て思ったのは、その質です。
見やすさということでは、アニメ版の方が断然見やすいです。
漫画(コミック)版は、絵がかなり荒っぽく、動きも硬くリズム感があまり感じられません。
ようするに、アニメ版の方が滑らかで柔らかさがあるといえます。
そして、宝石たちの描写が造形的(マネキン(マネキン人形)的)であまり個性が感じられないので誰が誰なのか覚えにくいです。
そして絵は、白黒なので余計に加速されているという感じです。アニメでは色でともかく区別できるといえます(笑)
元々、無機質の宝石なので、有機物の生物のように柔らかくないから表情をつくることが難しいので、その表現が限定されるということもあるでしょう。
まだ、アニメだと声優の声の調子で表情(個性)を読み取ることが出来るが、絵ではそれなりの想像力を働かせないとその表情(すなわち個性)を読み取ることが出来ないでしょう。
表情は無機質の宝石ということで、絵だけではかなり難しくなるから、そこは言葉でなんとか表情を作るべきでしょうが、その言葉も今のところわたしにはあまり響いてこない感じです。
表情(個性)ということでは、マネキン的ともいえるでしょう。
マネキンは均整のとれた美しさ(均整のとれていないマネキンもあるかもしれませんが(笑))はあるが、表情(個性)は乏しいので、マネキンマニアでもない限り、どのマネキンがどれだとかこうだとかは分からないといえます。
マネキンがあまりにも個性的だと、意識がマネキンの方にいって服を見ないということになり、本来の目的を逸してしまうということもあるでしょう。
この物語もそういう意識があって、発想を重視なのであえてキャラを没個性的にしたのかもしれません(笑)
まぁ、そういうことはないでしょう。
マネキン的からモデル的くらいまで格上げするともっとキャラが光ると思うのですが、それはインクルージョンの働きいかんにかかっているのかもしれません(笑)
ちなみに、モデルさんもモデルさんが個性的だと服を見ないということになるかもですが、今はマネキン的モデルというより個性的モデルということで、そのモデルさんが着ている服を着たいという傾向が強いので、個性的モデルでいいのだと思います。
だから、有名人をモデルに使うほうがメリットがあるということでしょう。
もしかしたら、そのうちマネキンもあの何々というマネキンが着ている服を着たいというような時代がくるかもしれません(笑)
今のわたしの感覚だと、それってけっこう怖い(笑)
だってこれって思考停止パターンだよね。自分でコーディネイトをまったく考えてないってことだよね。
その上に偶像崇拝も付いてくるってことだね(笑)
あと、美人は何を着ても似合う、というような言葉があります。
ここでいう美人とは、好みの人という意味合いが強いです。
ある人を下から見ていって、ダサい服装だと思っていても顔を見たら、自分の好みの人(美人)だったら、もうそのことに夢中になり、服装のことなど忘れてしまうということでしょう。
つまり、好みの人>服装ということになり、何を着ていたかなど問題にならないし覚えてもいないといっていいでしょう。
それが好みの人(美人)でないと、逆に服装の印象の方が強く残ってしまうということでしょう。
そういうこともあると思います。
まぁ、実際のとこ美人にはセンスのいい人が多いのかもしれませんが。
閑話休題。
そんなことで、物語同様、この絵も慣れるまで時間がかかりそうです(笑)
そういうことでは、この宝石の国は、かなり好き嫌い(つまりマニアック)もあるかと思います。
わたしとしてはどちらかというと、物語の発想に惹かれているので、そこらへんは我慢するというか無視します。
ともかく、この物語の発端か終わりを早く知りたい。
どちらかが分かれば、この物語をかなり妄想することが出来ると思う。
わたしが今思っているのは、これは西洋世界の神と神(悪魔)の戦いのようなものではないかということです。
つまり、仏と仏の争いではないかということでず。
なんせ、わたしは仏教世界を全く知らないのでなんともですが。
思うにここはある異世界でしょう。
金剛先生の弁(教科書)によると、「この星は6度流星が訪れ、6度欠けて6個の月を産み痩せ衰え、陸がひとつの浜辺しかなくなったとき、すべての生物は海へ逃げ、貧しい浜辺には不毛な環境に適した生物が現われた。月がまだひとつだった頃、繁栄した生物のうち逃げ遅れ海に沈んだ者が海岸に棲まう微小な生物に食われ無機物に生まれ変わり、長い時をかけ規則的に配列し結晶となり再び浜辺に打ち上げられた。それが我々である。」(第1巻18~21頁)ということであるが、これがどれだけ信憑性があるのが分からない。
金剛先生の一方的な弁である。
こういうことは、わたしはクレイモアで経験している。
クレイモアでは冒頭で「古(いにしえ)より人が「妖魔」に喰われる存在であったこの世界。」ということがいわれていたが、それは嘘で、妖魔は組織が作ったものであることをミリアが明らかにした。
だから、この話ではフォスがそれを解明するのかもしれないし、他の誰かが解明するのかもしれない。
このようなその星なり国なりの成り立ちに対する虚構は、神話でお馴染み(おなじみ)である。
その神話を発展させた宗教においてもまた然りである、
だから、とりたてて珍しいことではないともいえる。
信じるか信じないかはその人の勝手であるが、その勝手を許さないために教育があるともいえる。
そもそも、教育というのは良かれ悪しかれ、洗脳ということである。
教師の考え(教科書)が正しくその考えを憶えろということである。
その考えに反する者は、異端児となる。
教師がわたしの考えは正しいか正しくないか、それはあなたが考えることだなどとは言わない。
わたしの考えが正しいというだろう。
それは洗脳以外のなにものでもない。
その洗脳は、基本的には現体制を維持するためのものである。
まぁ、教師によっては現体制から逸脱する教師もいるかもしれないが、それでも現体制に基ずく洗脳であろう。
そして、困ったことに少なからずの教師といわれる人種が、単なる洗脳マシン(洗脳を担当する機械)だということである。
だからこそ、戦前は軍国主義を高らかに語っていた教師が戦後はあっさりと民主主義を正義などというのである。
こういうのは洗脳マシンだからできることである。
自分が信念を持って軍国主義を語っていたならば、民主主義を受け入れるのは苦悩以外にないだろう。
もし、戦前に民主主義が正しいと思っていたが、軍国主義を受け入れらざるを得なかったというのなら、そんな2面教師に教わった者は悲惨というしかない。というよりそれこそ洗脳マシンといえる。
自分の信念と違うことを正義だと教えているのだから。これが洗脳だと知っていながらの洗脳なのだから。
また、得てして洗脳というのは心地よいので(みんな同じ考えなので孤独でもひとりぼっちでもない)、多くの者は洗脳を簡単に受け入れてしまうということである。
そんなことで、宝石たちもその先生の洗脳にあえて意義を唱えない。
そういうことでは、フォスが存在の探求に、孤独でひとりぼっちのシンシャを選ぶのは自然の成り行きともいえる。
また、フォスの体に様々なものがくっつくのは、その存在の禁忌(タブー)に近づくためのその試練(厄除け)ともいえる。
わたしが思うに、宝石たちは月人と戦うために金剛先生が作っているのではないかということ。
あの瞑想というのが、その宝石たちを作るエネルギーを発しているのではないかと思う。
そうならば、いつも眠たがるのはよく分かる。
宝石たちを作るために膨大なエネルギーを使うので、いつも疲れているのである。
金剛先生と月人はこの星に元々住んでいて、金剛先生はなんらかのことで、誰か(何か)を月に追いやったのではないかと思う。
ところで、フォスの先生と月人の関係(先生の秘密)の探求はあまり進まない。
まぁ、そう簡単にことが運べは秘密の意味がないということになる。
そこで思うに、先生に月人との関係を直接聞けないのなら、イエローダイヤモンドは3597歳ということなのでおそらく最初の宝石であるかもしれないから、過去の資料を漁るのもいいけどイエローダイヤモンドに昔話を聞きたいとか戦闘の参考にしたいとか憧れているとかなんとか言ってそれとなく先生と出会った頃のことを聞けばいいのではないかと思う。
そうすれば、かなりそこらへんも解明できるのではないかと思う。
が、どうやらイエローダイヤモンドは長い年月生きてきたため記憶が混合しているようで、確証を得ないのかもしれないが。
まぁ、フォスは元々愚鈍だったので、いくら改造宝石になったといっても一気にずる賢くなることは出来ないということかもしれません。
このイエローダイヤモンドを見て思うには、3597年も生きているのに大して賢くもないということです。
ここらへんは人にも共通していて、長く生きていて多くを経験・体験したからといって必ずしもそれが身になって賢くなるというわけではないということです。
いわゆる、馬鹿は死ななきゃ治らない、ってことなのですね。
性格や性質の改善はほんと難しいってことです。
何の為に、それを経験・体験したのか分からないっていう手合いはけっこう多いといえます。
そういう人は、何をしてもやっても強くも賢くもならないってこと。
そこらへんは、ジルコンがフォスに言っている言葉に表れているだろう。
「君のこと歳は一番近いけど、ずっと幼い年下のこどもと思ってたのにあっという間に追い越されてしまいました。僕は何をしていたのでしょう。」
まぁ、イエローダイヤモンドは年とって老獪(ろうかい)になって、能ある鷹は爪を隠す、ってことなのかもしれませんけど。
絶体絶命の危機が訪れた時に、その3597年の知恵を生かすのかもしれませんが・・・
そんなことを思っていたのだが、よく考えると、イエローダイヤモンドと同じくらい年取っているであろうパパラチアには聞いているのである。
しかも、直截にである。
このパパラチアと組んでいたというルチルには聞かないのにである。
そしてまた、ゴースト・クオーツがフォスのためになら何でもすると申し出ているのに、ゴースト・クオーツには協力を要請しなくて、シンシャには協力を要請しているのである。
こういうところを見ると、フォスはけっこうしたたかでずる賢いともいえる。
つまり、パパラチアに先生と月人との関係を探ると話しても、おそらくパパラチアは長く起きていられることはないだろうから、自分の野心を話してもそれを密告されたり妨害されたりする危険はないということである。
また、シンシャは孤独でひとりぼっちだから、フォスを裏切ればまた孤独でひとりぼっちになるわけだから、よっぽどのことがない限り背信行為はしないという読みからの協力の要請なのだろう。
こう考えると、フォスは愚鈍を装っているが実は計算高く用心深い策略家の一面を持っているともいえる。
さて、何故にかフォスを好んでおり、フォスに協力することを申し出て、フォスと組むことになるゴースト・クオーツであるが、アニメの第12話では第5巻が一部流用されているのだが、第5巻でのアニメとの一番の違いは、このゴースト・クオーツという宝石が登場することです。
ゴースト・クオーツは体が多層で出来ているということで、一種の2重人格といえるでしょう。
普段は、表層にホワイト・ゴースト・クオーツが出ていて、内層のブラック・ゴースト・クオーツは見えないのだが、フォスの勇み足で表層のホワイト・ゴースト・クオーツが削られ月に持っていかれたためにブラック・ゴースト・クオーツが表層になったという曰くつきの宝石である。
このゴースト・クオーツがかって組んでいて月人にさらわれたラピス・ラズリのことをあまりにもいつまでも苦にしているので怪訝に感じていました。
確かに、すべての宝石たちは組んでいた相手が月人にさらわれたことでそれなりにトラウマを持ってはいるが、ゴースト・クオーツのは度が過ぎるという感じでした。
それがフォスが頭部を失い、その代替としてカンゴームがラピス・ラズリの頭部を持ってきたので納得しました。
相棒を失えば誰でも悔しくて悲しくて自分を責めるだろう。
それでも、普通は残ったものには生きるという使命があるためその悲しみや苦しみも時と共に和らいでいくであろう。
だが、ゴースト・クオーツのように相棒の一部しかも頭部が残っているような場合は、その悔恨はいやされることはないだろう。
その頭部をみれば、いつも悔恨が蘇ってきて、自分が代わりであればというような自責の念にさいなまれるだろう。
しかしながら、フォスにラピス・ラズリの頭部を提供するということでその自責の念は間接的ながらも和らぐといってもいいだろう。
どんな形であっても、そこに生きたラピス・ラズリがいるということになるのだから。
もしかしたら、ゴースト・クオーツに何らかの予兆みたいなものがあったのかもしれない。
だから、変現したフォスに親近感を抱き、フォスにラピス・ラズリを見ていたのかもしれない。
だからこそ、ホワイト・ゴースト・クオーツはブラック・ゴースト・クオーツに「フォスを守ってね」と言ったのだろう。
補足:漫画(コミック)の購読法
今回初めて、アマゾン(Amazon)のキンドル版(Kindle版)を利用してみました。
読むデバイスはKindleなどのモバイルではなくパソコン(PC)です。
パソコンでキンドル版を購読する方法は2通りあります。
「Kindle Cloud Reder」と「Kindle for PC」です。
「Kindle for PC」の場合、わたしはパソコンがWindowsなので「Kindle for PC(Windows)」となります。
「Kindle Cloud Reder」の場合は、ブラウザを利用して購読します。
「Kindle for PC(Windows)」はソフト(アプリケーション)をダウンロードして購読します。
「Kindle for PC(Windows)」はソフトなので、無料でアマゾンから購入するという形になります。
各々の詳細は以下のURLを参照して下さい。
全体は、https://www.amazon.co.jp/gp/digital/fiona/kcp-landing-page/ref=kcp_pc_mkt_lnd です。
「Kindle Cloud Reder」は、https://www.amazon.co.jp/gp/press/pr/20140919 です。
「Kindle for PC(Windows)」は、https://www.amazon.co.jp/Kindle-for-PC-Windows-%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89/dp/B011UEHYWQ です。
もちろん、これらを利用するにはアマゾンアカウントが必要なことはいうまでもありません。
アマゾンを自分で利用したことがあるのなら、アマゾンアカウントを持っているので問題ないでしょう。
今回初めて利用したのですが、便利です。
購入場所(本屋)まで行かなくても購入でき、購入したら直ぐに読めるし(ダウンロードに少し時間がかかるけど)ということで、とても楽です。
また、紙の本だと場所を取るので、購入すればするほど部屋が狭くなるのですが、これだとそういう目に見える物理的場所には困りません。
購入した本をダウンロードするので、パソコンの容量を食うということはあるかもしれませんが、たぶん読んだ物が不用だと思えば、端末からは削除することができるようなので、容量は限定することができると思います(現時点ではまだ、試したことがないので推量です)。
もっと早く使うべきだった(笑)
また、見た目に劣化がないのもいいです。
紙だと年月が経つと黄ばんできたり脆(もろ)くなってきます。
とはいっても記録媒体は紙と同じように劣化するので、ある日突然大量の本が神隠しになってしまうこともあるのですが。
そういうことでは、紙の方が神隠しになる確率は小さいといえます。
もっぱら、「Kindle for PC(Windows)」で読んでいます。
なお、購入した本は、アマゾンの各自の「コンテンツと端末の管理 」で管理されています。
まぁ、欠点は手元に実物として残らないということでしょうか。
だから、いらなくなったものを古本屋に売るというようなことは出来ないですね。
いわゆる、完全な私的所有物にはならないということです。
そういうことでは、資本主義的というより社会主義的な行為(形態)といえるかもしれません。
アマゾンという私的帝国がその存在物をすべて握っているということです。
アマゾンという私的帝国がなくなればその存在物もなくなります。
ということは、みんなでこのアマゾンという私的帝国を守らないといけないということです。
そのうち、ハイル!アマゾンということにもなるかもしれません(笑)(*1)
(*1)
ハイルとは - はてなキーワード;http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%CF%A5%A4%A5%EB(はてな(http://www.hatena.ne.jp/)から)
読むということでは、購入した者のアマゾンアカウントさえあればその購入した分を誰でも読める(回し読み)ということにもなるが、アマゾンアカウントを教える者などいないだろう。
購入者が読んでいるその時点での、デバイスでの回し読みは可能ではあるが。
それでもデバイスを長時間相手に貸し与えることはないだろう。デバイスにはいろんな情報が入っているので本のように相手に長時間預けるということはないといっていいでしょう。
そういうことでは電子書籍の方が売り上げのメリットはあるかも。
また、これはかなりわたくしごとですが、ブログを書く場合、同じ画面上で見れるのでそれもまた便利です。
アマゾンのキンドル版での宝石の国の購入は
https://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&url=node%3D2275256051&field-keywords=%E5%AE%9D%E7%9F%B3%E3%81%AE%E5%9B%BD
です。
ところで、電子書籍の貸し読みってのはないのかな。
宝石の国の
HP「TVアニメ『宝石の国』公式サイト」は
http://land-of-the-lustrous.com/
ウィキペデイアは
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%9D%E7%9F%B3%E3%81%AE%E5%9B%BD
(このウィキペデイアでの宝石たちの名前ですが、2月4日現在でゴースト・クォーツとラピスラズリは、原本の方ではゴースト・クオーツとラピス・ラズリとなっています。細かいことですがお気をつけを)
です。
ウィキペディア(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8)から
マネキン;https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%82%AD%E3%83%B3
マネキン人形;https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%82%AD%E3%83%B3%E4%BA%BA%E5%BD%A2
トラウマ(心的外傷);http://search.auone.jp/?client=kddi-auone&sr=0101&q=%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%9E&ie=UTF-8
首;https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A6%96
神隠し;https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E9%9A%A0%E3%81%97
秘密

Enterに戻る
- 関連記事
-
- おおきく振りかぶって 漫画 第15巻~第20巻(現在全33巻)
- 宝石の国 その3 漫画 第7巻~第8巻(現8巻)
- 宝石の国 漫画 第5巻~第6巻