ろぷろす_ぶろぐ 2018年01月
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キャロライン・ウォズニアッキさん 祝!両手に花の女王 全豪オープンテニス2018 2018年1月27日(土)(ろぷろす暦2018年1月27日(土))

キャロライン・ウォズニアッキさんが、遂に念願のグランドスラムでの優勝を果たしました。
おめでとうございます!!!
この優勝によって6年ぶりのWTAシングルスランキング1位に返り咲きも決定しました。
まさに、両手に花の女王です。

キャロライン・ウォズニアッキさんが、全豪オープンテニス2018(Australian Open 2018 - The Grand Slam of Asia - Pacific,オーストラリア/メルボルン,本戦1月15日(月)~1月28日(日),ハードコート,グランドスラム)において、1月27日(土)に行なわれたシングルス本戦決勝にてシモナ・ハレプさんを7-6(2),3-6,6-4で破り、悲願の優勝を成し遂げました。


WTAシングルスランキング1位のシモナ・ハレプさんと同2位のキャロライン・ウォズニアッキさんというある意味理想的な決勝となりました。
過去のグランドスラムで1位と2位の決勝というのはどのくらいあったのでしょうか。
ともかく、めったに見られない対決だと思います。
またストローク戦(ラリー戦)を得意とする攻撃型と守備型ということでもこの対戦は興をそそられます。

第1セットの第1ゲームがキャロライン・ウォズニアッキさんのサービスで始まると、ウォズニアッキさんが難なくキープします。
反対にシモナ・ハレプさんは第2ゲームを15-40でブレークポイントを握られ、一つはしのぐのだが30-40で早々とブレークされます。
このブレークでハレプさんも目覚めたのか、以後はキープ合戦となり、ウォズニッキさんの5-3でウォズニアッキさんはサービングフォーザセットを迎えます。
しかし、ここでウォズニアッキさんは勝ちを意識したのか、安易なミスが目立ち0-40となって3つのブレークポイントを握られます。
2つはしのぐのですが、30-40でブレークされます。
ハレプさんは次の第10ゲームをキープしてゲームカウント5-5として振り出しに戻します。
この後はお互いキープして6-6となり、タイブレークに突入します。
勢いとしては五分五分かと思ったのですが、ウィズニアッキさんがタイブレークカウント4-2から3連取して7-2でタイブレークを制して、7-6(2)でまず最初のセットを取ります。
ウォズニアッキさんはタイブレークで一度もミニブレークされませんでした。

ウォズニアッキさんのサーブは相変わらず調子は良いです。
コントロールが良いので、サーブでストローク戦を作れます。
ウォズニアッキさんのサーブに対して、ハレプさんのサーブも良かったです。
ただ、ハレプさんは立ち上がりは疲れからなのかサーブの調子がよくなく、そこをウォズニアッキさんに狙われたといえます。
また、立ち上がりのウォズニアッキさんはすばやく左右の際どいとこにストロークを放って揺さぶっていたのでそれも大いにハレプさんを悩ましました。
攻撃型は得てして相手のストロークに対して振り切ろうとするので、際どい球の返球はミスになりやすいです。
それに対して守備型は振り切るのではなくコンパクトにコントロールよく返そうとするので、際どい球の返球がミスになることは少ないです。
ここらへんは相手の返球(送球)に対して、常にウィナーを狙っているのか(攻撃型)、揺さぶりを狙っているのか(守備型)、の違いだと思います。
基本的に、攻撃型は威力のあるストロークを放とうとしている、守備型はコントロールの良いストロークを放とうとしている、といってもいいでしょう。
だから、攻撃型がサーブやストロークで威力のない球を放つと、守備型がサーブやストロークでコンロトールのない球を放つと、狙われるということになります。

それが、このセットのハレプさんとウォズニアッキさんの1回ずつのブレークで示されたといっていいでしょう。
それ以外は、2人共ほぼ完璧のキープだといってもいいでしょう。
共にとても集中力の高い隙を見せないテニス(プレー)をしていたと思います。
それはデュースが一度もないことにも現われていたと思います。

そんな中でのタイブレークだったのだが、ここが結果的にウォズニアッキさんの一方的というような形になったのは意外でした。
なお、この第1セットを見ていて、準決勝のエリーゼ・メルテンス戦の第2セットを思い出してしまいました(笑)
ウォズニアッキさんってけっこうナーバスになるんだなって思いました。
だから、このセットはウォズニアッキさんが取ったのだがそれでも必ずしも有利とは思いませんでした。
何が起こるか分かりません。

さて、第2セットの第1ゲームがハレプさんのサービスで始まると、ハレプさんがキープします。
ウォズニアッキさんも第2ゲームをキープします。
そして、第3ゲームでこの試合初めてのデュースになります。
ここはいままでのデュースがなかった分を全部吐き出したかのように長いデュース合戦(6回のデュース)になりますが、ここは辛うじてハレプさんがキープします。
ここらへんから、第1セットの高い集中力のつけが出始めるようになります。
それでも両者踏ん張り、またデュースのないキープ合戦となり、ハレプさんのゲームカウント4-3からウォズニアッキさんのサービスゲームである第8ゲームを迎えます。
ここでまたしても、ウォズニアッキさんのナーバスさが出たのかミスが出て15-40でブレークされます。
これでハレプさんはサービングフォーザセットの第9ゲームを迎えるのですが、やはり簡単ではありませんでした。
ハレプさんも勝ちを意識したのか、15-40と2つのブレークポイントを握られるが、ここは何とかデュースまで持ってゆき、ブレークポイント1・セットポイント2という4度のデュース後にやっとキープしてこのセットを6-3で取り、セットカウント1-1のイーブンにします。

この第2セットの第5ゲーム後に、ハレプさんが血圧と心拍数だと思われるものを計っていました。
またハレプさんは左脚の付け根あたりを気にする仕草もありました。
そういうこともあってか、第2セット後、10分間の休憩を設けるヒートポリシー(ヒート・ルール)がありました。

そんな休憩のあとで始まった第3セットですが、第1・第2セットとは一転します。
第3セットの第1ゲームがウォズニアッキさんのサービスで始まると、ウォズニアッキさんはこの試合初めてサービスゲームでのデュースになりますが、ここはしっかりとキープします。
そして第2ゲームでは2回のデュースの末に、ウォズニアッキさんがブレークしてゲームカウント2-0とします。
これは第1セットの流れかという感じです。
しかし、事はそう簡単ではありませんでした。
第3ゲームはウォズニアッキさんが15-40と2つのブレークポイントを握られるがなんとかデュースにすると、ここからまたしても長いデュース合戦(6回のデュース)になり、最後はハレプさんがブレークするということになりました。
こうなったらハレプさん有利かなという感じになるのですが、ハレプさんは第4ゲームを0-40というラブゲームでブレークされてしまいます。
では流れはウォズニアッキさんかというと、ウォズニアッキさんも第5ゲームを15-40でブレークされます。
4連続ブレークのブレーク合戦になってしまいました。

両者共よれよれとはいわないけど、2セットのキープ合戦で死力を尽くしてしまったという感じで、どうしてもサーブもストロークも甘くなってしまいます。
お互い力を出し合った末でのブレーク合戦だと分かっていても、ブレーク合戦の嫌いなわたしは少し興醒め(きょうざめ)でした(笑)
第6ゲームをハレプさんがこのセット初めてキープしでゲームカウント3-3にしたので、これで落ち着くかと思ったのですが、またお互いブレークでゲームカウント4-4になります。
また、第7ゲーム後には、ウォズニアッキさんはメディカルタイムアウトを取り左膝下あたりにテーピングをしてもらっていました。
このセットの行方はどうなるだろうという感じです。
第9ゲームをウォズニアッキさんが第1ゲーム以来のキープをしてゲームカウント5-4とします。
そうすると、このセットで1ゲームしかキープしていないハレプさんの調子を示すかのように、ウォズニアッキさんが40-30からマッチポイントを握ると、ストローク戦からハレプさんのストロークがネットにかかってブレークとなり、ウォズニアッキさんが遂にこのファイナルセットを取って栄光を手に入れます。

勝った瞬間、ウォズニアッキさんは両手を掲げてラケットを放り両手で顔を覆い、その場に仰向けに大の字になり喜びを噛みしめていました。
起き上がってハレプさんとの握手に向かうウォズニアッキさんはその喜びのあまり半泣きでした。
ハレプさんとお互いを讃えあうハグをした後、コートに出て観客と喜びを共有し、スタッフの元に駆け寄りました。
しかし、この会場はコートとスタッフの間には高い壁があるのでハグは出来す、握手だけとなりました。

結果は、ウォズニアッキさんが優勝ですが、ほんとこの試合はどっちが勝ってもおかしくない試合でした。
最後まで、どちらかに優劣があったわけではないです。
共に死力をつくして自分のテニス(プレー)をしての結果です。
女子テニス界の1位と2位の決勝にふさわしい文句のない素晴らしい試合でした。
最後はどちらかが勝たなければいけないということで、正に勝利の女神がウォズニアッキさんを選んだとしかいいようがないです。
あえて、勝因をいうならば、ウォズニアッキさんが守備型にふさわしくハレプさんを左右に揺さぶって走らせ消耗させたということです。
つまり、勝つために鬼になって弱点を徹底的に攻めたともいえます。プロあるいは勝負師の戦いをしたといえます。

ウォズニアッキさんは、これで名実共に女王となりました。
こういうのを見ると、最近は25歳以降に花が開くという感じを抱きます。
ハレプさんには今回も勝利の女神の微笑みはなかったけど、これからもチャンスはまだ何度かあると思います。

シングルス本戦決勝(1月27日(土),本戦第13日,Rod Laver Arena第3試合)(2時間49分)
[2]キャロライン・ウォズニアッキ(Caroline WOZNIACKI,デンマーク,2位) vs. [1]シモナ・ハレプ(Simona HALEP,ルーマニア,1位)は、
キャロライン・ウォズニアッキが7-6(2),3-6,6-4で勝ちました。
第1セット 1-0,2-0,3-0,3-1,4-1,4-2,5-2,5-3,6-4,5-5,6-5,6-6,7-6(2)(サーブはウォズニアッキから)
第2セット 0-1,1-1.1-2,2-2,2-3,3-3,3-4,3-5,3-6(サーブはハレプから)
第3セット 1-0,2-0,2-1,3-1,3-2,3-3,3-4,4-4,5-4,6-4(サーブはウォズニアッキから)

エースとダブルフォールトとウィナーとアンフォーストエラーは、ウォズニアッキさんが2(1,1,0)と6(2,2,2)と25(9,8,8)と27(8,7,12)で、ハレプさんが6(3,2,1)と1(0,0,1)と40(15,11,14)と47(14,14,19)です。
()内は左から第1セット,第2セット,第3セットです。

キャロライン・ウォズニッキさんの決勝までの戦績は
1回戦 6-2,6-3 ミハエラ・ブザルネスク(WTAシングルスランキング44位)
2回戦 3-6,6-2,7-5 ヤナ・フェット(同119位)
3回戦 6-4,6-3 キキ・ベルテンス(第30シード,同32位)
4回戦 6-3,6-0 マグダレナ・リバリコバ(第19シード、同21位)
準々決勝 6-0,6-7(3),6-2 カルラ・スアレ・スナバロ(同39位)
準決勝 6-3,7-6(2) エリーゼ・メルテンス(同37位)
です。

シモナ・ハレプさんの決勝までの戦績は
1回戦 7-6(5),6-1 デスタニー・アイアバ(WC(ワイルドカード),同193位)
2回戦 6-2,6-2 ウージニー・ブシャール(同112位)
3回戦 4-6,6-4,15-13 ローレン・デービス(同76位)
4回戦 6-3,6-2 大坂なおみ(同72位)
準々決勝 6-3,6-2 カロリナ・プリスコバ(第6シード,同6位)
準決勝 6-3,4-6,9-7 アンゲリク・ケルバー(第21シード、同16位)
です。


テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp(http://tennismagazine.jp/)から
ハレプとウォズニアッキの頂上決戦、第1セットはウォズニアッキが先取 [オーストラリアン・オープン] - テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp;http://tennismagazine.jp/_ct/17144746
ハレプとウォズニアッキの女子決勝は最終セットに突入 [オーストラリアン・オープン] - テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp;http://tennismagazine.jp/_ct/17144754
ウォズニアッキがハレプが下して悲願のグランドスラム初制覇、世界ナンバーワン復帰へ [オーストラリアン・オープン] - テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp;http://tennismagazine.jp/_ct/17144763
「この瞬間を夢見ていた」ウォズニアッキがハレプを倒し、グランドスラム初タイトルを獲得 [オーストラリアン・オープン] - テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp;http://tennismagazine.jp/_ct/17144780
セレナからウォズニアッキへ「あなたを誇りに思うわ」 [オーストラリアン・オープン] - テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp;http://tennismagazine.jp/_ct/17144826
敗れてもなお、「自分の新たなメンタリティを誇りに思う」とハレプ [オーストラリアン・オープン] - テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp;http://tennismagazine.jp/_ct/17144887
ハレプとウォズニアッキの双方が、3度目の正直を願う [オーストラリアン・オープン] - テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp;http://tennismagazine.jp/_ct/17144720

テニス|スポーツナビ(https://sports.yahoo.co.jp/sports/tennis/)から
【速報】ウォズニアッキ 第1セットを先取、全豪OP決勝<女子テニス> (tennis365.net) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180127-00010007-tennisnet-spo
【速報】ハレプ 第2セット奪いファイナルセットへ、全豪OP決勝<女子テニス> (tennis365.net) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180127-00010008-tennisnet-spo
ウォズニアッキが頂上決戦を制し、悲願のグランドスラム初優勝[全豪オープン] (THE TENNIS DAILY) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180127-00000008-tennisd-spo
ウォズニアッキ 全豪OPで悲願の四大大会初V、6年ぶり女王返り咲きへ<女子テニス> (tennis365.net) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180127-00010009-tennisnet-spo
快挙 デンマーク史上初の四大大会V、ウォズニアッキ「何年も夢見てきた」<女子テニス> (tennis365.net) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180127-00010011-tennisnet-spo
ウォズニアッキが涙の全豪優勝! ハレプ下しGS初制覇 (AFP=時事) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180128-00000006-jij_afp-spo
ウォズニアッキとハレプが頂上決戦にふさわしいスキルとメンタルを披露 (THE TENNIS DAILY) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180128-00000004-tennisd-spo
惜敗ハレプ 涙も会見では笑顔、四大大会初Vに一歩届かず<女子テニス> (tennis365.net) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180128-00010007-tennisnet-spo
【1月27日の注目ドロー】優勝=世界ランク1位。ハレプ対ウォズニアッキの女子決勝[全豪オープン] (THE TENNIS DAILY) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180127-00000002-tennisd-spo
全豪OP13日目 女子シングルス決勝、ハレプvsウォズニアッキ<女子テニス> (tennis365.net) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180127-00010000-tennisnet-spo

YouTube(https://www.youtube.com/)から
Simona Halep v Caroline Wozniacki match highlights Australian Open 2018 - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=IO0EDrI0A6U
 
The fight to the top Halep v Wozniacki final Australian Open 2018 - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=kGdHxy6EdlA
Match Point Caroline Wozniacki v Simona Halep (F) Australian Open 2018 - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=5XoIcv8ojE8
Caroline Wozniacki Women's Singles Championship ceremony Australian Open 2018 - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=E8u7oumZ7NM
Day 13 highlights Australian Open 2018 - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=Ck0IzKaU6mQ
Simona Halep vs Caroline Wozniacki Highlights AO 2018 - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=4a18x8wKFIk
Simona Halep vs Caroline Wozniacki 2018-01-27 Final - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=iMP_uLsZtjI
Halep v Wozniacki The road to the women's final Australian Open 2018 - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=2Fb82-YhfEc


全豪オープンテニス2018の
HPは
 https://ausopen.com/
 女子シングルスドロー;https://ausopen.com/draws?events=2446&player=
            https://ausopen.com/sites/default/files/2018-01/DrawReport_WS_2018_01_28_0043.pdf
ウィキペディアは
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A8%E8%B1%AA%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%B3
です。


追記(2018.1.29.月):キャロライン・ウォズニアッキさん 女王

キャロライン・ウォズニアッキさんが、1月29日(月)に発表されたWTAシングルスランキングで正式に女王(WTAシングルスランキング1位)に返り咲きました。
おめでとうございます!

とはいっても、わたしがウォズニアッキさんを知ったときは、もう女王ではなかったので、わたしにとっては初めての女王ですが(笑)

女王になったといっても、前女王のシモナ・ハレプさんとは250ポイント差なので、その地位は常に脅かされているといっていいでしょう。
250ポイントというのはハレプさんがプレミア5以上で優勝すればひっくり返るポイント差です。
そういうことでは、今年も女王は何度も変わることが予想されます。

今年の女王の変遷は、ウォズニアッキさん、ハレプさん、エリナ・スビトリナさんの3人を中心に回りそうです。
この3人は去年(2017年)一年間安定した戦いをしており、また今年(2018年)に入っても、その安定感が揺らいでいないからです。
少なくとも、女王はトップ10から出るということと、前女王ということであとの候補はガルビネ・ムグルサ選手とカロリナ・プリスコバ選手となるでしょう。
ムグルサ選手は女王の資格のある選手ですが、いかんせん1年間コンスタントに働いたのをわたしはまだ知りません。
浮き沈みがありすぎます。
この人が1年間安定的ならは文句なしに候補の一人なのですが。
プリスコバ選手はストローク戦(ラリー戦)に難があるので、トップ10と戦うということになると苦しいでしょう。
毎試合、エースを15本くらい叩きだしてサービスゲームをキープできるなら文句なしに候補といえるのですが、そんなことは無理でしょう(笑)

この人がなったら、今回のウォズニアッキさん以上に凄いことだと思うのが、ビーナス・ウィリアムズ選手ですが、やはり年齢と突如崩れるという変な癖のため安定性がいまいちという感じです。
全豪オープンをパスしたのでセリーナ・ウィリアムズ選手の今季の女王への返り咲きはないでしょう。
ともかく、ウィリアムズ姉妹が今季女王になったら世界があっと驚くことは確かです(笑)

トップ10以外からいきなり女王というのも考えられないこともないですが、今の実力が伯仲している悲惨時代では不可能といっていいでしょう。
あえて期待するなら、わたしとしては当然ながらベリンダ・ベンチッチさんですが・・・

さて、候補の3人ですが、この後のグランドスラムでの去年の成績は以下のようになっています。
                全仏    WD    全米
キャロライン・ウォズニアッキ・・ベスト8  4回戦   2回戦
シモナ・ハレプ・・・・・・・・・準優勝   ベスト8  1回戦
エリナ・スビトリナ・・・・・・・ベスト8  4回戦   4回戦

誰が女王になっても、それを維持するためには、まずは1000ポイントくらいの差で一息というところでしょう。
3000ポイントくらいの差をつければそれなりに安心といえるでしょう。

今回の発表でのトップ10は
1 キャロライン・ウォズニアッキ・・・7965ポイント(全豪優勝)
2 シモナ・ハレプ・・・・・・・・・・7715ポイント(全豪準優勝)
3.エリナ・スビトリナ・・・・・・・・6085ポイント(全豪ベスト8)
4.ガルビネ・ムグルサ・・・・・・・・5690ポイント(全豪2回戦)
5.カロリナ・プリスコバ・・・・・・・5445ポイント(全豪ベスト8)
6.エレナ・オスタペンコ・・・・・・・4901ポイント(全豪3回戦)
7.キャロリン・ガルシア・・・・・・・4495ポイント(全豪4回戦)
8.ビーナス・ウィリアムズ・・・・・・4278ポイント(全豪1回戦)
9.アンゲリク・ケルバー・・・・・・・3031ポイント(全豪ベスト4)
10.クリスティナ・ムラデノビッチ・・2935ポイント(全豪1回戦)
です。

また、全豪オープンで活躍してランキングを上げた主な選手は以下です。
14.マディソン・キーズ・・・・・・・2644ポイント(全豪ベスト8)
20.エリーゼ・メルテンス・・・・・・2215ポイント(全豪ベスト4)
27.アネット・コンタペイト・・・・・1740ポイント(全豪4回戦)
32.カルラ・スアレス・ナバロ・・・・1701ポイント(全豪ベスト8)
53.大坂なおみ・・・・・・・・・・・1041ポイント(全豪4回戦)
58.ペトラ・マルティック・・・・・・1002ポイント(全豪4回戦)
64.ローレン・デービス・・・・・・・・934ポイント(全豪3回戦)
71.シェイ・スーウェイ・・・・・・・・890ポイント(全豪4回戦)
86.デニサ・アレルトバ・・・・・・・・733ポイント(予選から全豪4回戦)

テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jpから
[最新WTAランキング] 2018年1月29日付 - テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp;http://tennismagazine.jp/_ct/17145024

テニス|スポーツナビから
GS初優勝のウォズニアッキ、6年ぶり女王返り咲き 最新世界ランク (AFP=時事) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180130-00000015-jij_afp-spo
[最新WTAランキング]全豪で優勝したウォズニアッキが6年ぶり1位、ベスト4入りしたメルテンスが17も順位をアップ (THE TENNIS DAILY) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180131-00000003-tennisd-spo


キャロライン・ウォズニアッキさんの
ウィキペディアは
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%AD%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%82%BA%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%83%83%E3%82%AD
 英語版;https://en.wikipedia.org/wiki/Caroline_Wozniacki
ITFは
 http://www.itftennis.com/procircuit/players/player/profile.aspx?playerid=100052330
THE TENNIS DAILY テニスデイリーは
 https://www.thetennisdaily.jp/players/contents/0000033.php
テニス365は
 http://news.tennis365.net/news/tour/players/details/index.html?id=women00304
WTAは
 http://www.wtatennis.com/players/player/313402/title/CAROLINE-WOZNIACKI
です。

シモナ・ハレプさんの
ウィキペディアは
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A2%E3%83%8A%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%83%AC%E3%83%97
 英語版;https://en.wikipedia.org/wiki/Simona_Halep
ITFは
 http://www.itftennis.com/procircuit/players/player/profile.aspx?playerid=100081089
THE TENNIS DAILY テニスデイリーは
 https://www.thetennisdaily.jp/players/contents/0000125.php
テニス365は
 http://news.tennis365.net/news/tour/players/details/index.html?id=women00605
WTAは
 http://www.wtatennis.com/players/player/314320/title/simona-halep-0
です。


注)断りのない限り表記のWTAランキングは、2018年1月15日(月)現在(ランキングは基本的に毎月曜日に更新されます)です。


成就
20171227水 成就


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キャロライン・ウォズニアッキさん 準決勝 勝利 全豪オープンテニス2018 2018年1月25日(木)(ろぷろす暦2018年1月25日(木))

キャロライン・ウォズニアッキさんが、準決勝に勝利しグランドスラム3度目の決勝に進出しました。

キャロライン・ウォズニアッキさんが、全豪オープンテニス2018(Australian Open 2018 - The Grand Slam of Asia - Pacific,オーストラリア/メルボルン,本戦1月15日(月)~1月28日(日),ハードコート,グランドスラム)において、1月25日(木)に行なわれたシングルス本戦準決勝にてエリーゼ・メルテンス選手を6-3,7-6(2)で下しました。


初めてグランドスラムの準決勝を戦うエリーゼ・メルテンス選手が、元女王(WTAシングルスランキング1位)であり、現同2位のキャロライン・ウォズニアッキさんにどうような戦い方をするのかが見所です。
思うに、攻めにて活路を見出すしかないと思います。
女子テニス界屈指の守備力を誇るウォズニアッキさん相手に揺さぶってミスを誘うことは難しいからです。
メルテンス選手の対ウォズニアッキとしては準々決勝の自身のエリナ・スビトリナ戦の攻めおよびカルラ・スアレス・ナバロ選手のウォズニアッキさんへの攻めなどが参考になるかと思います。

第1セットの第1ゲームがキャロライン・ウォズニアッキさんのサービスで始まるとこれをキープします。
エリーゼ・メルテンス選手も第2ゲームをキープします。
第3ゲームもウォズニアッキさんがキープするが、ここまでを見るとメルテンス選手の方が押しているという感じだったのだが、何故にかメルテンス選手は第4ゲームを15-40でブレークされます。
これでゲームカウントを3-1としてウォズニアッキさんが1歩リードするのだが、ウォズニアッキさんとしては次の第5ゲームをキープして流れを呼び込みたいところです。
そうすると。あっという間に40-0としたので簡単にキープするのかと思ったら、ここからメルテンス選手に4連取されてブレークポイントを握られます。
しかし、今日(25日)のウォズニアッキさんはサーブが良いのでここから集中力を高めて最後はエースで決めて、ひやりとはさせられたがこのセットをキープします。
ウォズニアッキさんは、第8ゲームではブレークでのセットポイントを握りますがここはメルテンス選手が踏ん張ります。
そして、迎えたウォズニアッキさんのサービングフォーザセットではサーブを生かして40-0のラブゲームでキープして6-3でこのセットを取ります。

第1セットを微妙に分けたのはサーブの出来だと思われます。
第3ゲームまでを見ていると、どちらかというとストローク戦ではメルテンス選手の方が押しているという感じでした。
そのメルテンス選手が第4ゲームをブレークされたのはサーブが良くなかったからといえましょう。
メルテンス選手のサーブもウォズニアッキさんに劣らずコントロールが良いのですが、今日はこのコントロールがいまいちでした。
そのほんのちょっとした隙をウォズニアッキさんに狙われたという感じでした。
メルテンス選手のサーブが良くなかったのは、やはり勝ちへの意識があって緊張していたのでしょうか。
見た目にはそれほど緊張しているようには見えなったのですが・・・
そして、ウォズニアッキさんは、ブレークした後の第5ゲームで40-0からブレークポイントすら握られたので、ストローク戦は危険だと判断し、ここからはサーブ主体でキープするようになり、そのサーブでこのセットを取ります。

第1セット終了後、メルテンス選手はトイレットブレークを取ります。
第2セットの第1ゲームがメルテンス選手のサービスで始まると、メルテンス選手はウォズニアッキさんにブレークポイントを二度握られるが、これをしのいでキープします。
ウォズニアッキさんのサーブはこのセットなっても良く、またメルテンス選手のサーブも第1セットよりは良くなってきたので、お互いキープでゲームカウント2-2となります。
これだとお互いキープでタイブレークかなと思っていると、第5ゲームでまたしてもメルテンス選手が30-40でブレークされます。
ここらへんで、ウォズニアッキさんは相手を読んでしかけているのかはたまたメルテンス選手の一息入れる合間なのかは分かりませんが、またしてもウォズニアッキさんがゲームカウント3-2と先行します。
挑戦者のメルテンス選手としては最低でも並行カウントでいかねばいけないのにまたしても追う立場になってしまいました。

これでウォズニアッキさんはこの試合はもらったとばかりに、第6・第8ゲームをサーブ主体で40-0のラブゲームで取って、ゲームカウント5-4でサービングフォーザマッチの第10ゲームを迎えます。
ここも早々とサーブ主体で30-0とします。これでわたしはウォズニアッキさんの勝ちだと思いました。
しかし、なんというか次のポイントで放ったウォズニアッキさんのストロークがわずかにラインを割ると、ここから雲行きが怪しくなります。
これが入っていれば40-0になるとこが30-15です。
まさか、それに少し動揺したのか何か分かりませんが、ここからウォズニアッキさんのサーブのコントロールが悪くなり、ダブルフォールトすら犯します。
しまいには30-40からこのゲーム2度目のダブルフォールトで、メルテンス選手にこの試合初めてのブレークを献上してしまいゲームカウント5-5のイーブンになります。
それにしてもこれを見ていて勝負の綾とは微妙だなと改めて思いました。

ウォズニアッキさんのサーブが悪くなればメルテンス選手としてはストローク戦に持っていけるので活路が開けます。
メルテンス選手のストロークは手元で伸びやきれがあるのか、ウォズニアッキさんはコントロール良く打ち切れないことがしばしばあります。
これでメルテンス選手は勢いづいたいう感じになり、自分のサービスゲームである第11ゲームを40-0のラブゲームでキープすると、第12ゲームで猛攻をかけます。
早々と40-15としてブレークでの2つのセットポイントを握ります。
しかし、ここは百練練磨のウォズニアッキさん、再び集中力を高めます。
そうすると、第10ゲームで乱れたサーブが少しずつ良くなってきます。
40-40のデュースまで持ってくると、以後は一度もセットポイントを与えず、4度目のデュース後にキープしたので、ゲームカウント6-6のイーブンとなりタイブレークに突入します。
タイブレークになるとサーブの戻ったウォズニアッキさんが有利という展開になり、ウォズニアッキさんは一度もミニブレークを許さず、タイブレークポイント3-2から4連取しての7-2でタイブレークを制して、このセットを7-6(2)で取り勝利します。

勝った瞬間、両手を高々と上げてガッツポーズをして雄たけびを挙げました。
メルテンス選手とお互いを讃えあうハグをした後、コートに出て観客と喜びを共有していました。

これで、ウォズニアッキさんは全豪オープン初めての決勝進出となりました。
決勝は、初めてのグランドスラム優勝とWTAシングルスランキング1位の奪還の時空となります。

メルテンス選手は去年(2017年)から頭角を現し、遂にグランドスラムベスト4という高みまできました。
このベスト4でWTAシングルスランキングもトップ20あたりにくるものと思われます。
ただ、この戦績が実力なのか出来すぎなのかは、この1年を見ないとなんともいえません。
これでメルテンス選手も選手たちなどの注目を浴びるようになったので、遅くとも後半からは、各選手に対メルテンスで戦いにのぞまれるようになると思われるからです。
わたしとしては、今年1年トップ30を維持すれば実力だとみます。

最近のグランドスラムはこういう新しい人が出現するのも一つの興になっていると思います。
もちろん、最大の興は誰が優勝するかということですが。

シングルス本戦準決勝(1月25日(木),本戦第11日,Rod Laver Arena第2試合)(1時間37分)
[2]キャロライン・ウォズニアッキ(Caroline WOZNIACKI,デンマーク,2位) vs. エリーゼ・メルテンス(Elise MERTENS,ベルギー,37位)は、
キャロライン・ウォズニアッキが6-3,7-6(2)で勝ちました。
第1セット 1-0,1-1,2-1,3-1,4-1,4-2,5-2,5-3,6-3(サーブはウォズニアッキから)
第2セット 0-1,1-1,1-2,2-2,3-2,4-2,4-3,5-3,5-4,5-5,6-5,6-6,7-6(2)(サーブはメルテンスから)


さて、もうひとつの準決勝は、アンゲリク・ケルバー 対 シモナ・ハレプです。

アンゲリク・ケルバーさんは、1月25日(木)に行なわれたシングルス本戦準決勝にてシモナ・ハレプ選手に3-6,6-4,9-7で負けました。
アンゲリク・ケルバーさんはドイツの第21シードのWTAシングルスランキング16位で、シモナ・ハレプ選手はルーマニアの第1シードで同1位です。

この試合は、アンゲリク・ケルバーさん贔屓のわたしとしてはどちらかというと凡戦でした。
それは第1セットに起因します。
第1セットで勝敗の行方がある程度見えてしまったからです。そのためドキドキ感やわくわく感がなくなり、変にクールに見てしまいました。

第1セットの第1ゲームがアンゲリク・ケルバーさんのサービスで始まると、あっと言う間にブレークされてしまいます。
そうすると、ここからシモナ・ハレプ選手が4連取して、瞬く間にハレプ選手の5-0となります。
しかし、ケルバーさんが第6ゲームをブレークすることによって3連取して、3-5と追い上げるが、自身のサービスゲームである第9ゲームをキープ出来ず、このセットは6-3でハレプ選手が逃げ切ります。

ケルバーさんはサーブもストロークも良くなく、サーブは甘くストロークはネット直撃やアウトになります。
ケルバーさんがネット直撃をする時は、何らかのことでボールにタイミングが合っていないときです。
それにしてもなぜタイミングが合わないのかがよく分かりません。
このセットのケルバーさんは、2016年に戻っているケルバーではなく2017年に戻っているケルバーでした。

ともかく、このように簡単に第1セットを失った(献上した)のでケルバーさんが不利になってしまいました。
このように簡単にセットを失うと実力が伯仲しているだけに、ケルバーさんはあと2セット取らなければいけない、ハレプ選手はあと1セット取ればいいという状況になり、その精神状態は大いに違ってきます。
ハレプ選手はともかく1セットだけに全力を注げばいいのです。
ケルバーさんはここから2セット全力を注がなければなりません。ケルバーさんに気の休まる時はありません。
余力がある者と余力のない者の戦いといってもいいでしょう。

そういうこともあってか、第2セットは何とかケルバーさんが6-4で取って、勝負は第3セット(ファイナルセット)へと突入します。

第3セットは、お互い2度のブレーク後、ハレプ選手の5-4から先にハレプ選手がブレークでの2度のマッチポイントを握りますがここはケルバーさんがしのいでキープしてゲームカウント5-5のイーブンにします。
そうすると、その直後の第11ゲームをケルバーさんがブレークして、ケルバーさんがサービングフォーザマッチを迎えて、2度のマッチポイントを握るのですが、ここをブレークされてしまいゲームカウント6-6となり、ここからは2ゲーム先取マッチとなります。
こういう状況になるとどちらが先にマッチポイントを握るかというのが一つの焦点になります。
先にマッチポイントを握ったのはハレプ選手でした。
ハレプ選手はゲームカウント8-7からケルバーさんのサービスゲームでマッチポイントを握ります。
ケルバーさんは一度目のマッチポイントはしのぎますが、2度目のマッチポイントで遂に力尽き、ハレプ選手がブレークして9-7で勝利します。

おそらく、第1セットが第2セットのような戦いなら、ケルバーさんにも大いに勝算があると思って、わたしもドキドキわくわくしてこの試合を楽しんだでしょう。
なぜあのような不甲斐ないセットになったのか分からないですが、ハレプ選手相手では勝負あったといえます。
今のハレプ選手はただのハレプ選手ではありません。
女王のハレプ選手なのです。
その相手に対してあのような隙だらけのテニスをするようではまだまだだと思いました。
ここらへんにも、女王としての自覚の差が出ているのかと思わざるを得ません。

こういうのを見ていると、ケルバーさんには2016年の再現はもう訪れることはないと思ってしまいます。
ただし、女王としての実力はなくともトップ10としての実力は十分にあるので、これからの活躍を楽しみにしたいと思います。


ということで、決勝はキャロライン・ウォズニアッキ 対 シモナ・ハレプということになりました。
現WTAシングルスランキング1位と2位の対決であり、勝った方が全豪オープン後の女王(WTAシングルスランキング1位)になると共に、両者とも悲願ともいえるグランドスラムでの初優勝となります。
両者ともグランドスラムの決勝は今回で3度目なので、どちらが勝っても3度目の正直になります(笑)

そういうことでは、この両者の頂上決戦で良かったともいえます。絵になる戦いともいえます。

さて、両手に花の栄光をつかむのはどちらでしょうか。
わたしはハレプ選手が優位だと思います。
今年(2018年)に入ってからのハレプ選手は、2017年のケルバーさんと違って、女王としての明確な自覚があり、その重圧に押しつぶされることなく、それを力に変えることが出来ているように思えるからです。
ここらへんは、去年、何度もあった女王のチャンスを潰し、やっと4度目で手にしたということで、女王ということを考える時間があり精神的にとてもタフになったのではないかと思われます。
苦難の末につかんだからこそ、その女王の重みがよく分かっているのだと思います。

決勝は明日(27日(土))に行なわれます。
楽しみにしたいと思います。


テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp(http://tennismagazine.jp/)から
ウォズニアッキが快進撃のメルテンスを倒し、3度目のグランドスラム決勝へ [オーストラリアン・オープン] - テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp;http://tennismagazine.jp/_ct/17144323
ハレプがケルバーに競り勝ち、決勝はウォズニアッキとの頂上決戦に [オーストラリアン・オープン] - テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp;http://tennismagazine.jp/_ct/17144355
初のグランドスラム・タイトルと世界1位の座をかけ、ハレプとウォズニアッキが決勝で激突 [オーストラリアン・オープン] - テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp;http://tennismagazine.jp/_ct/17144462
ケルバー、大接戦の末に敗れるもポジティブな手応え [オーストラリアン・オープン] - テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp;http://tennismagazine.jp/_ct/17144514
女子準決勝プレビュー「ケルバー対ハレプ」「ウォズニアッキ対メルテンス」 [オーストラリアン・オープン] - テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp;http://tennismagazine.jp/_ct/17144273

テニス|スポーツナビ(https://sports.yahoo.co.jp/sports/tennis/)から
ウォズニアッキ 全豪OP初の決勝進出、世界37位にストレート勝ち<女子テニス> (tennis365.net) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180125-00010006-tennisnet-spo
ウォズニアッキがGS初優勝に王手、緊張乗り越え全豪OP決勝へ (AFP=時事) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180125-00000035-jij_afp-spo
死闘制したハレプ 全豪OP初の決勝進出、ウォズニアッキとの新旧女王対決へ<女子テニス> (tennis365.net) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180125-00010007-tennisnet-spo
ランキング2位のウォズニアッキが新鋭メルテンスを破り、全豪タイトルにチェックメイト[全豪オープン] (THE TENNIS DAILY) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180125-00000012-tennisd-spo
ハレプが死闘制す、GS初優勝と王座死守かけた決勝へ 全豪OP (AFP=時事) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180125-00000044-jij_afp-spo
ケルバーが復活宣言、全豪OP決勝逃すも「戻ってきたと実感」 (AFP=時事) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180126-00000007-jij_afp-spo
ハレプがファイナルセット9-7までもつれるケルバーとの激戦を制して決勝のウォズニアッキ戦へ[全豪オープン] (THE TENNIS DAILY) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180126-00000007-tennisd-spo
女王ハレプ「最高の気持ち」 四大大会初Vと世界1位かけウォズニアッキと激突<女子テニス> (tennis365.net) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180126-00010006-tennisnet-spo
ケルバー「前を向き続けたい」ハレプに敗れるも素晴らしい戦いぶり[全豪オープン] (THE TENNIS DAILY) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180127-00000003-tennisd-spo

YouTube(https://www.youtube.com/)から
Elise Mertens v Caroline Wozniacki match highlights Australian Open 2018 - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=aiAGYF_6BvA
 
Caroline Wozniacki on court interview (SF) Australian Open 2018 - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=WenSympBXJQ
Caroline Wozniacki vs Elise Mertens 2018-01-25 SF - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=9mHBv2DJH24
Caroline Wozniacki vs Elise Mertens Highlights - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=KMidejxLd3U
Simona Halep v Angelique Kerber match highlights (SF) Australian Open 2018 - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=UEb1mg8mtSg
 
Simona Halep vs Angelique Kerber Highlights AO 2018 - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=nTi92CDq8WI
Simona Halep vs Angelique Kerber 2018-01-25 SF - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=qciCTIWwMNQ


全豪オープンテニス2018の
HPは
 https://ausopen.com/
 女子シングルスドロー;https://ausopen.com/draws?events=2446&player=
            https://ausopen.com/sites/default/files/2018-01/DrawReport_WS_2018_01_26_2158.pdf
ウィキペディアは
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A8%E8%B1%AA%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%B3
です。


キャロライン・ウォズニアッキさんの
ウィキペディアは
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%AD%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%82%BA%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%83%83%E3%82%AD
 英語版;https://en.wikipedia.org/wiki/Caroline_Wozniacki
ITFは
 http://www.itftennis.com/procircuit/players/player/profile.aspx?playerid=100052330
THE TENNIS DAILY テニスデイリーは
 https://www.thetennisdaily.jp/players/contents/0000033.php
テニス365は
 http://news.tennis365.net/news/tour/players/details/index.html?id=women00304
WTAは
 http://www.wtatennis.com/players/player/313402/title/CAROLINE-WOZNIACKI
です。


注)断りのない限り表記のWTAランキングは、2018年1月15日(月)現在(ランキングは基本的に毎月曜日に更新されます)です。


雲行き
20171026木 雲行き


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エリナ・スビトリナさん 4回戦 勝利 全豪オープンテニス2018 2018年1月21日(日)(ろぷろす暦2018年1月21日(日))

エリナ・スビトリナさんがまずは順調にベスト8となりました。

エリナ・スビトリナさんが、全豪オープンテニス2018(Australian Open 2018 - The Grand Slam of Asia - Pacific,オーストラリア/メルボルン,本戦1月15日(月)~1月28日(日),ハードコート,グランドスラム)において、1月21日(日)に行なわれたシングルス本戦4回戦にて予選勝者(Q)のデニサ・アレルトバ選手を6-3,6-0で一蹴しました。


エリナ・スビトリナさんは第4シードでWTAシングルスランキング4位であり、片やデニサ・アレルトバ選手は予選3試合を勝ちあがって来た予選勝者(Q)の同130位です。
これは普通に考えると、スビトリナさんの優位は動かしがたいでしょう。
とはいってもアレルトバ選手は今は130位とはいえどもトップ50くらいの力のある選手です。
それを証明しているのが今回の4回戦への進出でしょう。
窮鼠猫を噛む(きゅうそねこをかむ )ということもあるかもしれません。


第1セットの第1ゲームがデニサ・アレルトバ選手のサービスで始まると、せめぎあいの末にエリナ・スビトリナさんが早々とブレークします。
これは予想通りスビトリナさんのペースかなと思ったら、アレルトバ選手が40-30でブレークバックします。
アレルトバ選手が第3ゲームをせめぎあいの末にキープすると、第4ゲームはスビトリナさんも40-15でキープします。
これはもしかしたら拮抗するかなという感じでした。
しかし、第5ゲームをスビトリナさんがせめぎあいの末に再度ブレークすると、同じ失敗はしないという感じで、第6ゲームをエース2本を含むサーブ主体で40-15でキープして、ゲームカウントを4-2とします。
その後はお互いキープしてスビトリナさんのゲームカウント5-3から、スビトリナさんが40-0のラブゲームでブレークして、6-3でこのセットを取ります。

「四面相のスビトリナ」ことスビトリナさんは、頭(頭脳)・攻め・守り・スタミナの4拍子を高いレベルで持っているので、わたしの見る限り、この四要素のどれもアレルトバ選手は上回れないでしょう。
スビトリナさんに勝つには最低でもこの四要素のどれかでスビトリナさんより抜きんでている必要があります。
ということは普通に戦ったら勝ち目はないということです。
そこでアレルトバ選手は博打に出たと思います。
ようするに攻めて攻めまくるということです。攻めで上回るということ。
ともかくアンフォーストエラーになろうがなるまいがスビトリナさんより先に攻めるということです。
そういうことで先に左右に揺さぶったりドロップショットを使ったりネットに出たりしてスビトリナさんの隙を作ってそこに強打を叩き込むということです。
最初の4ゲームはそれが吉に出たり凶に出たりしていたと思います。
スビトリナさんもそこで少し攻めあぐねていたようです。
しかし、4ゲームを戦った時点で、賢いスビトリナさんはアレルトバ選手の戦術を見切ったようです。
第5ゲームをブレークしたあとからは、ストローク戦では勝負はどっちに転ぶか分からないということで、サービスゲームではサーブ主体でキープしに行くようになります。
そして、レシーブゲームでは、アレルトバ選手よりも先に攻めるということです。
サービスゲームはキープが出来るのでレシーブゲームでは冒険が出来るのです。
こういうことは4拍子揃ったスビトリナさんだからできることなのです。
こうなったら、アレルトバ選手に出来ることは限られてしまいます。
そういう焦りや失望感からか第9ゲームを40-0のラブゲームでブレークされてしまいます。
もう完全にスビトリナさんのペースです。

第2セットの第1ゲームがスビトリナさんのサービスゲームで始まると、スビトリナさんがこれをキープします。
そこからはもうスビトリナさんのペースで5連取しての6-0のベーグルでこのセットを取って勝利です。
スビトリナさんは一度のブレークポイントも与えず、また最初のブレークポイントでブレークするという圧勝でした。
アレルトバ選手はサーブの威力が落ちている感じがありそれをスビトリナさんに狙い撃ちされました。
おそらく、手がないということから7戦目の疲れも出たのかもしれません。

スビトリナさんの喜びは少し控えめだったかなと思います。
やはり勝って当たり前だからほっとしたという感が強いということもあったでしょう。

アレルトバ選手は負けたとはいえ、予選勝者(Q)から4回戦まで来たので、充実したものはあったでしょう。
お疲れ様というところです。

シングルス本戦4回戦(1月21日(日),本戦第7日,Rod Laver Arena第5試合)(57分)
[4]エリナ・スビトリナ(Elina SVITOLINA,ウクライナ,4位) vs. [Q]デニサ・アレルトバ(Denisa ALLERTOVA,チェコ,130位)は、
エリナ・スビトリナが6-3,6-0で勝ちました。
第1セット 1-0,1-1,1-2,2-2,3-2,4-2,4-3,5-3,6-3(サーブはアレルトバから)
第2セット 1-0,2-0,3-0,4-0,5-0,6-0(サーブはスビトリナから)

ここまでのスビトリナさんは好調をそのまま持続しているといっていいでしょう。


では、完敗したとはいえ、予選から本戦4回戦まで来たデニサ・アレルトバ選手について少し書いておきます。
アレルトバ選手は2015年のウィンブルドンの2回戦のキャロライン・ウォズニッキ戦の善戦で注目しました。
第1セットはウォズニアッキ選手の6-1だったのですが、わたしは何か不気味なものを感じていました。
それが第2セットに現われました。
多彩なショットを繰り出してウォズニアッキ選手を翻弄し、あわやというとこまで追い詰めました。
が、最後は6-7(6)でこのセットも失い負けました。
相手の隙を突くこの多彩なショットと力強いストロークを見て、この選手はトップ50そしてトップ30くらいの力があると思って、大いに期待しました。
しかし、その後伸び悩んでトップ50を越えられませんでした。

この選手は技巧系の守備的攻撃型という感じで、守備力も攻撃力もあります。
ただ、わたしが試合を見た限りでは、不思議な事に、攻撃型には攻撃力で、守備型には守備力で対抗するという傾向が見られました。
確かに、自分の攻撃力が相手の攻撃力を上回っているあるいは自分の守備力が相手の守備力を上回っている場合は、それでも問題はないと思われます。
でも、わたしから見て自分の攻撃力が下回っていると思われる攻撃型にさえ攻撃力で対抗し、守備力が下回っていると思われる守備型にさえ守備力で対抗しているように見えました。

もちろん、攻撃力しかない者はどのような相手にも攻撃力で勝負するしかないし、守備力しかない者はどのような相手にも守備力で勝負するしかないでしょう。
しかし、アレルトバ選手は攻撃力も守備力も相当のものを持っています。
だから、相手に応じて攻撃力や守備力を使い分けれればもっと勝てると思います。

たまたまわたしにそう見えていただけかもしれませんが、こういうのは気が強くて真っ向勝負をしたがる性格なのかなとも思ってしまいます。
アレルトバ選手は試合中はほとんどポーカーフェイスなので、物事を冷静に見ていると思っていたので、こういうのはかなり不可解でした。
攻撃型と対した時に、ウォズニアッキ選手にしたような多彩なショットでなぜ揺さぶらないのかと常々不思議に思っていました。

こういうのが性格ということなら、心技体で一番やっかいなのは性格だと思ってしまいます。
一番、訓練(練習や実戦)で向上が認められるのが技術だと思います。
技術はどんどん進歩すると思います。
次に進歩するのは身体だと思います。
身長や体型などの生まれに起因してどうしようもないものもあるが、スタミナやフットワークは向上させることができると思います。
そうなるとやはり厄介なのは性格かなと・・・
真っ正直な(不器用な,要領が悪い,皮相的な)者にずる賢く(器用に,要領良く、本質的に)なれといってもこれはほんとなかなか難しいことです。
どうやったらずる賢くなれるかその方法すらよく分からないといえます。
やはり、ここらへんは論理的な戦術から少しずつ勝ち方を憶えていくということなのでしょう。
身体や技術が同じなら、勝ち方を知っているすなわちする賢い方が九分九厘勝つでしょう。

アレルトバ選手も性格ならそこらへんが分かっていても、真っ向勝負をしたのかもしれません。
戦術のセオリーから考えると、相手と自分を比較して、自分が相手より上回っているもので相手の下回っているものを攻める。
単純にいえば自分の武器で相手の弱点を攻めるということです。
それを、相手の得意とする武器で渡り合っては勝つものも勝てないでしょう。
確かに勝ったときはめちゃくちゃ気持ちいいでしょうが、そんなことはめったにないでしょう。
めったにないからそういうことを求めるのかもしれませんが(笑)
やっぱり、勝つための基本は
「彼を知り己を知れば百戦殆うからず(かれをしりおのれをしればひゃくせんあやうからず)」(孫子)(*1)
でしょう。

(*1)
彼を知り己を知れば百戦殆うからず - 故事ことわざ辞典;http://kotowaza-allguide.com/ka/karewoshiri.html(故事ことわざ辞典(http://kotowaza-allguide.com/)から)
彼を知り己を知れば百戦して殆うからずとは - ことわざ・慣用句;http://www.kokin.rr-livelife.net/koto/koto_ka/koto_ka_6.html(ことわざ図書館(http://www.kokin.rr-livelife.net/koto.html)から)

アレルトバ選手は時たま大会を棄権する姿も見ていたので、そういう身体の問題もあったのかもしれません。
ともかく、今回は初めてグランドスラムの4回戦まできたということで、これでトップ100にも復帰するので、ここから改めてトップ50およびトップ30を目指して欲しいと思います。
自分の技量をうまく操ればそれだけの実力のある選手だと思います。


ベスト8をかけた戦いである4回戦は、ボトムハーフが21日(日)、トップハーフが22日(月)に行なわれました。
結果は以下の通りです。

21日(日) ボトムハーフ
 カルラ・スアレス・ナバロ(R39) 6-4,4-6,8-6 アネット・コンタペイト(S32,R33)
 キャロライン・ウォズニアッキ(S2,R2) 6-3,6-0 マグダレナ・リバリコバ(S19,R21)
 エリーゼ・メルテンス(R37) 7-6(5),7-5 ペトラ・マルティック(R81)
 エリナ・スビトリナ(S4,R4) 6-3,6-0 デニサ・アレルトバ(Q,R130)
22日(月) トップハーフ
 マディソン・キーズ(S17,R20) 6-3,6-2 キャロリン・ガルシア(S8,R8)
 アンゲリク・ケルバー(S21,R16) 4-6,7-5,6-2 シェイ・スーウェイ(R88)
 シモナ・ハレプ(S1,R1) 6-3,6-2 大坂なおみ(R72) 
 カロリナ・プリスコバ(S6,R6) 6-7(5),6-3,6-2 バルボラ・ストリコバ(S20,R24)
()内の、Sxxはシード順位をRxxはWTAシングルスランキングをQは予選勝者を表す。

ということで、トップ10から4人、シードから2人。ノーシードから2人です。
1回戦でトップ10が敗退するなどして先行きが危ぶまれたけど、この悲惨時代にトップ10の1位,2位,4位,6位がベスト8に残っているなら上出来でしょう(笑)
また、前哨戦で優勝した5人の内、ユリア・ゲルゲス選手以外の4人の者がベスト8に残っているということで、前哨戦の結果を反映しているともいえます。
初めてベスト8になったのは、エリーゼ・メルテンス選手のみです。

エリーゼ・メルテンス選手は好調ということもありますが、有力な選手がつぶしあいなどで早期敗退したという運もあったと思います。
その運とは、1回戦でビーナス・ウィリアムズ選手が敗れ、その破ったベリンダ・ベンチッチさんが2回戦で敗れ、また同じく好調であったユリア・ゲルゲス選手も2回戦で敗れたことです。
これらの選手に当たっていたらこの快進撃はなかったかと思います。
とはいってもこういう運も味方にできるということが正に勢いともいえるのですが。

アンゲリク・ケルバーさんに負けたとはいえ、シェイ・スーウェイ選手の健闘が光りました。
シェイ選手は神がかりかと思えるくらいに配球が見事でした。
サーブもストロークもドロップショットなどのショットもコントロールが抜群で、ケルバーさんを前後左右に揺さぶり、隙を作ってはそこにウィナーを決めていました。
ケルバーさんのパターンを見切ったかのようにコンパクトに振って返しに返してケルバーさんをいらだたせていました。
正に、テニスとは相手のいないとこに球を打つ、を実戦した芸術的といっていいくらいのものでした。
シェイ選手が勝ってもおかしくない戦いでしたが、転機は第2セットの5-5からの第11ゲームでした。
ここをケルバーさんがブレークすることによって、そのイライラが解消され、本来のテニスに戻ると共に、シェイ選手に少しエネルギー切れという感があって、7-5でケルバーさんが取り返します。
第3セットはシェイ選手はもうエネルギー切れという感じになり、サーブもストロークもドロップショットなどのショットもコントロールが悪くなり、アンフォーストエラーの大量生産でケルバーさんの一方的になりました。
ともかく、第2セットの第10ゲームまでは、どっちがケルバーだというくらいのシェイ選手の素晴らしさでした。
シェイ選手の技巧は定評があったのですが、この全豪オープンでそれを存分に見せたといえます。
その技巧で、3回戦ではアグニエシュカ・ラドワンスカ選手を翻弄して破りました。
ケルバーさんに勝っていたら、2戦連続で攻撃的守備型の大御所を撃破するということでした。

ということで、
23日(火)に行なわれるボトムハーフの準々決勝は
エリナ・スビトリナ 対 エリーゼ・メルテンス
キャロライン・ウォズニアッキ 対 カルラ・スアレス・ナバロ
となり、
24日(水)に行なわれるトップハーフの準々決勝は
シモナ・ハレプ 対 カロリナ・プリスコバ
アンゲリク・ケルバー 対 マディソン・キーズ
となりました。
ボトムハーフは攻撃的守備型同士の対戦になり、ここは順当にエリナ・スビトリナさんとキャロライン・ウォズニアッキさんが勝ち上がると思います。
トップハーフは守備的攻撃型同士と攻撃的守備型と守備的攻撃型の対戦となり、ここも順当にアンゲリク・ケルバーさんとシモナ・ハレプ選手といきたいのですが、波乱も大いに予想されます。

さて、優勝と共に今大会も注目されるのは大会を終わった後、誰が女王(WTAシングルスランキング1位)かということです。
その有資格者は、
シモナ・ハレプ選手とキャロライン・ウォズニアッキさんとエリナ・スビトリナさんとカロリナ・プリスコバ選手です。
最終ポイントは
シモナ・ハレプ 現ポイント6425ポイント-失うポイント10+獲得ポイント
キャロライン・ウォズニアッキ 現ポイント6095ポイント-失うポイント130+獲得ポイント
エリナ・スビトリナ 現ポイント5785-失うポイント130+獲得ポイント
カロリナ・プリスコバ 現ポイント5445-失うポイント430+獲得ポイント
となります。
獲得ポイントは
ベスト8 430ポイント
ベスト4 780ポイント
準優勝 1300ポイント
優勝 2000ポイント 
です。(*2)

ここからの各選手のWTAランキングポイントは、
                ベスト8  ベスト4   準優勝   優勝
シモナ・ハレプ・・・・・・・・ 6845  7195   7715  8415
キャロライン・ウォズニアッキ・ 6395  6745   7265  7965
エリナ・スビトリナ・・・・・・ 6085  6435   6955  7655
カロリナ・プリスコバ・・・・・ 5445  5795   6315  7015
になると思われます。

そうすると、プリスコバ選手はハレプ選手がベスト4になった時点で脱落し、スビトリナさんはハレプ選手が決勝に進出した時点で脱落となります。
ハレプ選手がどこまで勝ち上がるかが焦点となります。
まぁ、ハレプ選手より先に負けたら問題なく脱落ですけど。

(*2)
Rankings WTA TennisのRANKINGS EXPLAINED;http://www.wtatennis.com/rankings#rankings
Singles Rankings Numeric List For: 15 January 2018;http://wtafiles.wtatennis.com/pdf/rankings/Singles_Numeric.pdf


あと、ダリア・ガブリロワさんとローレン・デービスさんについて書いておきたいと思います。

ダリア・ガブリロワさんは2回戦でエリーゼ・メルテンス選手に5-7,3-6で敗れました。
ダリア・ガブリロワさんはオーストリアの第23シードのWTAシングルスランキング23位で、エリーゼ・メルテンス選手はベルギーの同37位です。
第1セットはガブリロワさんが5-0とあと1ゲームでこのセットを取れるということだったのですが、ここからガブリロワさんがここんとこずっと見せている集中力の散漫さから、メルテンス選手の7連取を許してしまい、5-7でこのセットを失います。
こうなったらもうメルテンス選手の流れで、第2セットもメルテンス選手が6-3で取って勝利です。
ときたま、こういう5-0から逆転される試合というのもありますが、まさかガブリロワさんがそういうことをするとは思いませんでした。
けっこうがっかりでした。
ここ最近のガブリロワさんは出だしはいいのですが、その良さが試合の最後まで続かなく逆転されることが多いです。
この試合でもそれを証明した感じです。
こうなってくると何が原因なのかよく分からないです(笑)

ローレン・デービスさんは3回戦でシモナ・ハレプ選手に6-4,4-6,13-15という3時間44分におよぶ壮絶な戦いの末に負けました。
ローレン・デービスさんは米国の同76位で、シモナ・ハレプ選手はルーマニアの第1シードの同1位です。
デービスさんは珍しく第1セットから好調でサーブもストロークも良くてミスが少なくハレプ選手を揺さぶっていました。
それが功を奏したのか第1セットを6-4で取ります。
これはもしかしたら、大番狂わせもあるかなという感じすらありました。
第2セットになってもデービスさんの調子の良さはかわらなかったのですが、ここはやはりWTAシングルスランキング1位の女王ということで、デービスさんのちょっとした隙を逃さず6-4で取り返します。
第3セットに入ってもデービスさんの調子はかわらないので、ハレプ選手も攻めあぐねると言う感じになり、膠着状態になります。
いつまでこの戦いは続くんだろうかということだったのですが、デービスさんが足の裏や爪の治療を受けるようになって、すこしずつ戦況に変化が出て、最後にはデービスさんが力尽きるという感じになりました。

なぜ、デービスさんがハレプ選手に対してこんなに追い詰めるほどの戦いをできたのかということですが、ある記事によるとデービスさんはハレプ選手を手本にしているとのことなのでそれなりに納得しました。(*3)
手本にしているということは、その選手の戦い方をよく知っているということです。
そういうことで始めから攻略するにはどのような戦い方をすればいいのか明確だったということです。
対してハレプ選手はデービスさんのことはそんなには知らなかったと思われます。
その差が第1セットに出たし、デービスさんのテニス(プレー)が最後まで崩れなかったということでしょう。
予想もしていないような長丁場になったので、スタミナという思わぬところで足を引っ張られて負けたともいえます。

(*3)
デイヴィス、ハレプに屈した激戦から手にした「たくさんの確かなもの」 (AFP=時事) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180120-00000029-jij_afp-spo(テニス|スポーツナビから)

デービスさんは相手を見るテニスをするので、こういう風にもとから相手のデータがあるととても強いともいえると思います。
それが去年(2017年)からの第1セットを取られてからの逆転の試合でした。
今大会の1回戦でも2回戦でもこのパターンで逆転での勝利でした。

去年は好調だったのにグランドスラムはすべて初戦敗退だったのですが、今年は最初のグランドスラムから3回戦まで行き、あわや3回戦もという感じだったので、もしかしたらどこかのグランドスラムでベスト8くらいまで行くかもしれませんね。

それにしても、勝つか負けるかで大違いということです。
これで、デービスさんが勝っていたら、間違いなくヒーローになっていたでしょう。
この全豪オープンでローレン・デービスという名を多くの人に覚えられたでしょう。
やっぱり、プロの戦いは勝ってなんぼの世界といえるでしょう。


テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp(http://tennismagazine.jp/)から
スビトリーナがアレルトバを退け、3度目のグランドスラム8強入り [オーストラリアン・オープン] - テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp;http://tennismagazine.jp/_ct/17143563
スアレス ナバロがコンタベイトを破り、ベスト8進出一番乗り [オーストラリアン・オープン] - テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp;http://tennismagazine.jp/_ct/17143473
ウォズニアッキがリバリコバに64分の快勝で6年ぶりの8強入り [オーストラリアン・オープン] - テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp;http://tennismagazine.jp/_ct/17143483
ホバート2連覇のメルテンスがマルティッチとのノーシード対決を制して準々決勝へ [オーストラリアン・オープン] - テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp;http://tennismagazine.jp/_ct/17143516
全米準優勝のキーズがガルシアを下し、4試合連続ストレート勝利で8強入り [オーストラリアン・オープン] - テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp;http://tennismagazine.jp/_ct/17143601
2016年覇者ケルバーがシェイ・スーウェイをフルセットで振りきり準々決勝進出 [オーストラリアン・オープン] - テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp;http://tennismagazine.jp/_ct/17143645
大坂なおみは4回戦で敗退、ハレプが3度目の準々決勝へ [オーストラリアン・オープン] - テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp;http://tennismagazine.jp/_ct/17143705
プリスコバがチェコ対決でストリコバを破り、女子のベスト8が出揃う [オーストラリアン・オープン] - テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp;http://tennismagazine.jp/_ct/17143774
シェイ・スーウェイが披露した“異色”のスタイル [オーストラリアン・オープン] - テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp;http://tennismagazine.jp/_ct/17143947

テニス|スポーツナビ(https://sports.yahoo.co.jp/sports/tennis/)から
スビトリーナが準々決勝へ、深夜の一戦で57分完勝 全豪OP (AFP=時事) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180122-00000013-jij_afp-spo
ウォズニアッキが圧勝でベスト8入り、GS初制覇へ順調な歩み (AFP=時事) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180121-00000029-jij_afp-spo
ウォズニアッキ、世界ランク1位奪還を目指し準々決勝へ[全豪オープン] (THE TENNIS DAILY) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180121-00000010-tennisd-spo
全豪OP 2018年の賞金一覧、男女優勝者には賞金約3億5000万円<テニス> (tennis365.net) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180121-00010009-tennisnet-spo
元女王ケルバー、逆転勝ちで全豪ベスト8 謝の大物食い止める (AFP=時事) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180122-00000032-jij_afp-spo
ケルバー 大逆転で2年ぶり全豪OP8強「どうやって勝ったかわからない」<女子テニス> (tennis365.net) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180122-00010012-tennisnet-spo
全米準優勝のキーズがシード格上のガルシアに完勝し、準々決勝へ進出[全豪オープン] (THE TENNIS DAILY) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180122-00000009-tennisd-spo
大坂なおみ 女王ハレプに屈し四大大会初8強ならず、全豪OP4回戦敗退<女子テニス> (tennis365.net) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180122-00010011-tennisnet-spo
大坂なおみ、快進撃もベスト8はならず。女王ハレプに立ちはだかられ[全豪オープン] (THE TENNIS DAILY) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180122-00000007-tennisd-spo
大坂なおみ破った女王ハレプ、作戦通りの勝利に手応え「うまくいった」<女子テニス> (tennis365.net) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180122-00010014-tennisnet-spo
2016年の全豪女王のケルバーは1セットダウンからの逆転勝利で準々決勝へ[全豪オープン] (THE TENNIS DAILY) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180122-00000010-tennisd-spo

YouTube(https://www.youtube.com/)から
Denisa Allertova v Elina Svitolina match highlights (4R) Australian Open 2018 - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=XVI1BUm0CP4
 
Elina Svitolina on court interview (4R) Australian Open 2018 - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=QEqNgjhLPK8
Denisa Allertova vs Elina Svitolina Highlights HD 2018 - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=I6e7IfbiS2A
Su-Wei Hsieh v Angelique Kerber match highlights (4R) Australian Open 2018 - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=bMR2UuLu_gs
 
Angelique Kerber vs Su-Wei Hsieh 2018-01-22 4th Round - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=-Apg3QqBXKk
Angelique Kerber vs Hsieh Su-Wei ► Round of 16 Highlights, 22-01-2018 - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=FPQA3sVWBJs


追記(2018.1.23.火):エリナ・スビトリナさん 準々決勝敗退

エリナ・スビトリナさんは、1月23日(火)に行なわれたシングルス本戦準々決勝にてエリーゼ・メルテンス選手に4-6,0-6で敗れました。

どうしたことなのでしょうか、完敗です。
エリナ・スビトリナさんは、第1セットの第3ゲームをブレークされると、そのままずるずるという感じで第7ゲームもブレークされ、エリーゼ・メルテンス選手のゲームカウント5-2とされます。
そこからブレークバック、キープとして4-5まで追い上げるが、このセットはメルテンス選手が逃げ切ります。
第1セット後、トイレットブレークを取ったスビトリナさんの巻き返しを期待したのですが、第1セットより調子が悪くなったという感じで、メルテンス選手に屈辱の0-6というベーグルを食らっての敗退です。

こんなに悪いスビトリナさんを見るのは久しぶりです。
この試合で一番悪かったのはサーブです。
今日(23日)はサーブのコントロールもきれもなかったのでメルテンス選手に狙い撃ちされました。
しかし、ストロークが良ければまだ何とかなるのですが、そのストロークもメルテンス選手のサーブやストロークにタイミングが合わないのか、ネット直撃やアウトになります。
挙句の果てに、それを嫌がったのか、だんだんボールが浅く真ん中に集まり出し、それをメルテンス選手に狙い撃ちされます。

メルテンス選手はスビトリナさんと同じようなタイプで頭(頭脳)・攻め・守り・スタミナを持った選手だという印象を受けました。
そして、同型のスビトリナさんにその勢いのまま攻めていったのが功を奏したという感じです。つまり、攻めで上回ったということです。
今日の試合の状態などを見ていると、決勝までいってもおかしくないという印象すら受けます。
準決勝が楽しみです。

メルテンス選手には、今回といいダリア・ガブリロワさんといい、わたしの贔屓(ひいき)の選手が思わぬ形で敗退させられてしまいました(苦笑)

今年の全豪オープンの寵児は、エリーゼ・メルテンス選手です。

そのメルテンス選手と準決勝を戦うのは、キャロライン・ウォズニアッキさんです。

テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jpから
メルテンスがスビトリーナを倒し、初出場でノーシードから4強入り [オーストラリアン・オープン] - テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp;http://tennismagazine.jp/_ct/17143852

テニス|スポーツナビから
スビトリーナが全豪OP4強逃す、ノーシードのメルテンスに不覚 (AFP=時事) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180123-00000024-jij_afp-spo
メルテンスが世界4位のスビトリーナを下して、準決勝に進出[全豪オープン] (THE TENNIS DAILY) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180124-00000016-tennisd-spo

WTA(http://www.wtatennis.com/)から
Magical Mertens stuns Svitolina to make Aussie Open semis WTA Tennis;http://www.wtatennis.com/news/magical-mertens-stuns-svitolina-make-aussie-open-semis


追記(2018.1.24.水):アンゲルク・ケルバーさん 準々決勝 勝利

キャロライン・ウォズニアッキさんが、1月23日(火)に行なわれたシングルス本戦準々決勝にてカルラ・スアレス・ナバロ選手を6-0,6-7(3),6-2で下しました。

キャロライン・ウォズニアッキさんとカルラ・スアレス・ナバロ選手の力量を比べたら、そのランキングの通りウォズニアッキさんの方が上でしょう。
スアレス・ナバロ選手が活路を見出すにはウォズニアッキさんより早く攻める必要があるでしょう。
しかし、第1セットはウォズニアッキさんの方が先に攻めているので、スアレス・ナバロ選手は防戦一方になり、あっという間に5-0となります。
ここでやっと、スアレス・ナバロ選手は居直った感じになり攻めの姿勢になりますが、このセットは時は遅しということで、ウォズニアッキさんが6-0で取ります。

第2セットはスアレス・ナバロ選手の攻めの姿勢が奏功します。
この攻めで幸いにもサーブもストロークもコントロールよく決まるので、主導権を取れます。
普通、自分の思ったとこに球を打てれば、相手の返ってくる球も予想できるので、ますますコントロールよく打てるということになります。
それで、スアレス・ナバロ選手はウォズニアッキさんと対等に渡り合えます。
もちろん、一方的にならないのはウォズニアッキさんに高度の守備力があるからです。
お互い1度ずつのブレークをしあってタイブレークに突入です。
ここはスアレス・ナバロ選手の勢いが勝るということで、タイブレークを7-3で取ってセットカウント1-1のイーブンにします。

これでお互い今日の調子や力量を示したということで、ここからは地力の戦いになります。
そうなると、地力で勝るウォズニアッキさん有利で試合は進み、第3セットを6-2で取り、決着をつけます。

スアレス・ナバロ選手はグランドスラム6回目のベスト8でしたが、今回もベスト4の壁を突破できませんでした。

アンゲリク・ケルバーさんが、1月24日(水)に行なわれたシングルス本戦準々決勝にてマディソン・キーズ選手を6-1,6-2で下しました。

正に、攻撃的守備型と攻撃的攻撃型の典型のような試合になってしまいました。
アンゲリク・ケルバーさんがマディソン・キーズ選手を揺さぶって、自滅させました。
ケルバーさんの調子はここにきてもまったく落ちてきていないということです。
顔も生気に満ちたいい顔になってきました。

シモナ・ハレプ選手が、1月24日(水)に行なわれたシングルス本戦準々決勝にてカロリナ・プリスコバ選手を6-3,6-2で下しました。

シモナ・ハレプ選手はストローク主体の攻撃型、カロリナ・プリスコバ選手はサーブ主体の攻撃型なので、ストローク戦はハレプ選手の6:4~7:3くらい、サーブはプリスコバ選手の6:4~7:3くらいでしょう。
というより、プリスコバ選手がサーブでどのくらい自分のサービスゲームをキープできるかが勝敗の鍵を握っているといえましょう。
そういうことで、プリスコバ選手は最初はサーブが良くて3-0とリードするのですが、見せ場はここまでであとはハレプ選手のストロークに押しまくられてしまいます。
第1セットはハレプ選手が0-3から6連取して6-3で取ります。
第2セットも状況は変わらずハレプ選手が6-2で取って勝利です。

それにしても、プリスコバ選手のストローク戦はトップ10としてはお粗末です。何も考えずにただ振っているだけのように見えます。
かっては強打のストロークで相手を圧倒していたのですが、各選手が強打封じ込めの為に変化のある球を返してくるようになるとそれに対応しきれていないようです。
セリーナ・ウィリアムズ選手を除けばナンバー1のサーブがあるからこの地位にいられるということです。

今日(24日)の試合は、守備力のある者がその守備力で攻撃的攻撃型に成り下がった者を翻弄したといえます。

さて、この結果、25日(木)に行なわれる準決勝は
キャロライン・ウォズニアッキ 対 エリーゼ・メルテンス
アンゲリク・ケルバー 対 シモナ・ハレプ
となりました。

誰が勝って決勝へと駒を進めるかまったく読めません。
みんな自分のテニスをしていて好調で余力を持っての勝ち上がりです。
また、ベスト4が前哨戦で優勝した者3人準優勝した者1人というのでもその好調さが分かるであろう。
しいていえば、初めてベスト4になったエリーゼ・メルテンス選手の精神状態くらいでしょうか。
ここまでは、色気もなくただその1戦1戦を愉しんで戦うという無心で来たと思います。
それが、ここにきてこれを勝てば決勝だとかいう色気がでるようだと、ウォズニアッキさんにつけいられるかなと思います。
ケルバーさんとハレプ選手の戦いは、その時の調子や運で決まると思われます。

では、準決勝を注目しましょう。
なお、全豪オープン後のWTAシングルスランキング1位(女王)の対象者はウォズニアッキさんとハレプ選手だけになりました。

テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jpから
ウォズニアッキがスアレス ナバロを倒して7年ぶりの準決勝へ [オーストラリアン・オープン] - テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp;http://tennismagazine.jp/_ct/17143987
ケルバーがキーズに51分の快勝で準決勝進出 [オーストラリアン・オープン] - テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp;http://tennismagazine.jp/_ct/17144042
ベルギーの次世代リーダー、メルテンス「私は普通の、静かな女の子」 [オーストラリアン・オープン] - テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp;http://tennismagazine.jp/_ct/17144088
「2016年を思い出した」キーズを退けて準決勝進出のケルバー [オーストラリアン・オープン] - テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp;http://tennismagazine.jp/_ct/17144113
ハレプがプリスコバをストレートで退け初の4強入り [オーストラリアン・オープン] - テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp;http://tennismagazine.jp/_ct/17144108

テニス|スポーツナビから
ウォズニアッキが全豪OP4強、スアレス・ナバロの反撃退ける (AFP=時事) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180124-00000014-jij_afp-spo
ケルバー わずか51分の快勝で全豪OP2年ぶり4強入り<女子テニス> (tennis365.net) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180124-00010005-tennisnet-spo
ケルバーが準決勝進出、難敵キーズを51分で粉砕 全豪OP (AFP=時事) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180124-00000017-jij_afp-spo
女王ハレプ 全豪OP初4強、快勝でケルバーとの準決勝へ<女子テニス> (tennis365.net) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180124-00010011-tennisnet-spo
世界1位ハレプ、完勝で全豪4強 「別人」のケルバーと激突へ (AFP=時事) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180124-00000041-jij_afp-spo
ウォズニアッキ、準決勝進出で世界ランク1位返り咲きが射程内に[全豪オープン] (THE TENNIS DAILY) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180124-00000020-tennisd-spo
2016年全豪女王のケルバーはキーズをほぼ完封し、年初から14連勝で準決勝へ[全豪オープン] (THE TENNIS DAILY) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180125-00000004-tennisd-spo
ランキング女王のハレプが怒涛の9ゲーム連取などでプリスコバを圧倒し、準決勝へ進出[全豪オープン] (THE TENNIS DAILY) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180125-00000005-tennisd-spo
隠れ本命(!)のケルバーが全米準優勝のキーズを倒し、4強入り (THE TENNIS DAILY) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180125-00000009-tennisd-spo


全豪オープンテニス2018の
HPは
 https://ausopen.com/
 女子シングルスドロー;https://ausopen.com/draws?events=2446&player=
            https://ausopen.com/sites/default/files/2018-01/DrawReport_WS_2018_01_20_0019.pdf
ウィキペディアは
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A8%E8%B1%AA%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%B3
です。


エリナ・スビトリナさんの
ウィキペディアは
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%83%8A%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%93%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%8A
 英語版;https://en.wikipedia.org/wiki/Elina_Svitolina
ITFは
 http://www.itftennis.com/procircuit/players/player/profile.aspx?playerid=100131002
THE TENNIS DAILY テニスデイリーは
 https://www.thetennisdaily.jp/players/contents/0000279.php
テニス365は
 http://news.tennis365.net/news/tour/players/details/index.html?id=women00674
WTAは
 http://www.wtatennis.com/players/player/316738/title/elina-svitolina
です。

デニサ・アレルトバ選手の
ウィキペディアは
 英語版;https://en.wikipedia.org/wiki/Denisa_Allertov%C3%A1
ITFは
 http://www.itftennis.com/procircuit/players/player/profile.aspx?playerid=100124198
THE TENNIS DAILY テニスデイリーは
 https://www.thetennisdaily.jp/players/contents/0000541.php
テニス365は
 http://news.tennis365.net/news/tour/players/details/index.html?id=women00761
WTAは
 http://www.wtatennis.com/players/player/316550/title/Denisa-Allertova
です。


注)断りのない限り表記のWTAランキングは、2018年1月15日(月)現在(ランキングは基本的に毎月曜日に更新されます)です。


光は何処へ
20171026木 光は何処へ


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ベリンダ・ベンチッチさん 1回戦 勝利 全豪オープンテニス2018 2018年1月15日(月)(ろぷろす暦2018年1月15日(月))

ベリンダ・ベンチッチさんが、幸先の良い今年のWTAツアーの1勝目を掲げました。

ベリンダ・ベンチッチさんが、全豪オープンテニス2018(Australian Open 2018 - The Grand Slam of Asia - Pacific,オーストラリア/メルボルン,本戦1月15日(月)~1月28日(日),ハードコート,グランドスラム)において、1月15日(月)に行なわれたシングルス本戦1回戦にて第5シードでWTAシングルスランキング5位のビーナス・ウィリアムズ選手を6-3,7-5で破りました。


ベリンダ・ベンチッチさんにとっては、去年(2017年)のセリーナ・ウィリアムズ選手に続いてのウィリアムズ姉妹との1回戦です。
そういうことでは、ある意味雪辱戦です。
それにしても2年連続の超タフな相手との戦いです。

第1セットの第1ゲームがビーナス・ウィリアムズ選手のサービスで始まると、ウィリアムズ選手が40-15でキープします。
ベリンダ・ベンチッチさんも負けじと40-0のラブゲームでキープします。
そうすると、今度はウィリアムズ選手が負けじと40-0のラブゲームでキープします。
第4ゲームも第5ゲームもお互い40-15でキープします。
ここまではお互い隙を見せず、つけいることが出来ません。
ベンチッチさんのサービスゲームである第6ゲームが40-30となってベンチッチさんがキープしたので、ここらへんからゲームが動くのかという感じがしました。
そうすると、ウィリアムズ選手のサービスゲームである第7ゲームをベンチッチさんが40-0として3つのブレークポイントを握り、一つ返されますが40-15でブレークします。
これでゲームカウントは4-3となって、次の第8ゲームをベンチッチさんがキープすれば、このセットをベンチッチさんが取れる公算が高くなります。
ベンチッチさんにもそういう意識があっって力んだのか、サーブの調子が悪くなりダブルフォールトすら犯して、今度はウィリアムズ選手が40-0の3つのブレークポイントを握ります。
しかし、勢いのあるベンチッチさんはここから更に集中力を高めて40-40のデュースにします。
そしてその後は一進一退の攻防を続け、5度目のデュースの時にベンチッチさんが降雨のクレームを主審にします。
主審はコート面をチェックして中断となりアリーナの天井が閉じられることになりました。
天井が閉じられるまで23分くらい待って試合が再開されます。
再開後直ぐにエースを決めアドバンテージとし、ゲームポイントをウィナーで決めると雄たけびを挙げます。
これで流れはベンチッチさんという感じで、第9ゲームを40-0のラブゲームでブレークして、このセットを6-3でものにします。

両者とも勝つという気迫をもろに出していました。
お互いサーブもストロークも良く、際どいとこに素晴らしいショットを連発します。
また、その際どいショットをお互い返します。
凄いレベルの高い戦いでした。
そういう状態が3-3の第6ゲームまで続きます。
ここまで見ている限りでは、キープ合戦の末にタイブレークに突入して決着がつくだろうという感じでした。
ところが、第7ゲームでウィリアムズ選手が突然乱れて、0-40のラブゲームでブレークされるのです。
こういうのはどうもよく分かりません。
こういうのは去年(2017年)のウィンブルドンの決勝のガルビネ・ムグルサ戦でもありました。
確かに、1試合中に1度か2度は集中力が落ちることもあるでしょうが、ウィリアムズ選手ほどの百戦錬磨の選手がこういう自滅のようなことをするのはよく分かりません。
第8ゲームのベンチッチさんの0-40はなんとなく分かります。
気が緩むのか勝ちを意識して力むのかブレークの後のブレークバックってよくあります。
ここでベンチッチさんにもそのような勝ちの意識が浮上してきてもおかしくないからです。
ただ、ベンチッチさんは0-40から立て直してきました。
ここらへんは勢いなのでしょうか。
しかもデュース合戦で流れがどちらに変わるか分からないような状態でベンチッチさんは落ち着いていて周りが見えていたということです。
それが降雨のクレームです。
この中断の間に休養を取って、再び集中力を高めたのです。
こういうとこがほんと賢く(ずる賢く)したたかです。勝負の伏目が分かっているということです。
勝つために利用できるものはなんでも利用するというしたたかさです。

そういうことで第1セットを取ったベンチッチさんがかなり有利になりました。
ベンチッチさんはこれで第3セット(ファイナルセット)まで戦える権利を得たからです。
試合が長引けば長引くほどベンチッチさんが有利になると思われます。
技術力や駆け引き(戦術)力が同じならベンチッチさんの方がはるかに若いのでスタミナはあると思われたからです。

そんな中で、第2セットの第1ゲームがベンチッチさんのサービスで始まると、なんと15-40であっさりとブレークされてしまいます。
あれっ、どうしたのかなという感じです。
第1セットを取って少し気が緩んだのかなという感じです。
これはウィリアムズ選手にチャンスです。
しかし、ウィリアムズ選手は第2ゲームを4度のデュース合戦の後、ブレークされてしまいます。
ベンチッチさんは第3ゲームも15-40になり一つ返すが30-40でブレークされます。
これでベンチッチさんは目が覚めたのか、第4ゲームを40-0のラブゲームでブレークバックすると、第5ゲームも同じく40-0のラブゲームでキープします。
なお、ウィリアムズ選手は第1セットの第7ゲームから第2セットの第4ゲームまで4ゲーム連続でブレークされたことになります。
これで、お互い目が覚めて集中力が高まったのか、せめぎ合いもありながらベンチッチさん有利でキープ合戦となり、ベンチッチさん6-5のゲームカウントでウィリアムズ選手のサービスゲームである第12ゲームを迎えます。
この時点でウィリアムズ選手にやや疲れというようなものが感じられるようになります。
そこをベンチッチさんが果敢に攻めて、0-30から3ポイント連取してマッチポイントを迎えるとそれをウィナーで決め、7-5でこのセットを取り今季の初勝利を華麗に飾ります。

勝った瞬間、ラケットを落とし、信じられないという感じで両手を頭にやり満面の笑みを浮かべました。
握手後、コートに出て両手を掲げて笑みが止まらないという感じで観客と喜びを共にしていました。
今年のWTAツアーの第1歩は最高の形で始まったといえます。

ともかくベンチッチさんはここぞというとこで、ポイントを取ると雄たけびを挙げ、自ら鼓舞してその都度集中力を高めていました。
そういう意味ではセリーナ・ウィリアムズ選手を彷彿(ほうふつ)させるものすらあります。
そういうことでは、ビーナス・ウィリアムズ選手は去年は妹に今年は若手の同じような闘志をむき出しにするタイプに負けたともいえます。
今のビーナス・ウィリアムズ選手はどちらかというと、闘志を内に秘めて冷静に相手を見るタイプのような気がします。

この試合の勝敗を分けたのは、スタミナだったと思います。
第1セットの最初から両者フルパワーで自分の持っているものを全部出してきたという感じでした。
それが第1セットのゲームカウント3-3までの相手にブレークポイントはおろかポイントすらまともに与えないキープ合戦に現われていたと思います。
そして、そのフルパワーのエネルギーに先に陰りが見え始めたのがウィリアムズ選手だったということだと思います。
それが一転しての4連続のブレークを許すことになったのだと思います。
やはりサーブの威力が落ちてベンチッチさんに狙い撃ちされるようになると、それにつれてストロークのコントロールも乱れアンフォーストエラーが多くなりだしました。

方やベンチッチさんは、第2セットの最初に2連続のブレークを許した以外はほぼ完璧というテニス(プレー)でした。
第2セットは第1セットを取ったということで、少しほっとしたとこがあったのかもしれません。
それ故、2連続の被ブレーク以後は、1度もブレークポイントを与えませんでした。
そういうことでは、まだまだあと3セットくらいは戦えるエネルギーはあったと思います。

ベンチッチさんは体もかなり絞れてきており、そのためかフットワークも華麗になってきました。
今日の試合を見た限りでは、ほぼ復調しており、もうトップ30の力まで戻っていると思います。
このあとの戦いが楽しみです。

シングルス本戦1回戦(1月15日(月),本戦第1日,Rod Laver Arena第2試合)(1時間53分)
ベリンダ・ベンチッチ(Belinda BENCIC,スイス,78位) vs. [5]ビーナス・ウィリアムズ(Venus WILLIAMS,米国,5位)は、
ベリンダ・ベンチッチが6-3,7-5で勝ちました。
第1セット 0-1,1-1,1-2,2-2,2-3,3-3,4-3,5-3,6-3(サーブはウィリアムズから)
第2セット 0-1,1-1,1-2,2-2,3-2,3-3,4-3,4-4,5-4,5-5,6-5,7-5(サーブはベンチッチから)

それにしても今回のベンチッチさんの全豪オープンまでの調整は面白いと思っています。
結局、一度もWTAツアーには出ず、ホップマン・カップなどのエキシビションで済ませたということです。
ただ、ホップマン・カップはラウンドロビン方式なので、エキシビションとはいえ確実にレベルの高い相手と3試合は戦えるということで、状態の調整がしやすいということがあったのかもしれません。
WTAツアーだと誰と何試合戦えるかということは不定だから。
そういうことを考えてのホップマン・カップなどへの出場ということなら、やっぱりこの人は賢くてしたたかだ。


あと、今日(15日)の試合で懐かしい名前を見ました。
それはアンナ-カロリーナ・シュミエドロワ選手です。
シュミエドロワ選手は予選3試合を勝ち上がって、本戦1回戦でダリア・カサトキナさんと戦い、0-6,3-6で負けました。
アンナ-カロリーナ・シュミエドロワ選手はスロバキアのWTAシングルスランキング137位で、ダリア・カサトキナさんはロシアの第22シードの同25位です。
両者とも攻撃的守備型でストローク戦(ラリー戦)を得意とする似たようなタイプです。
それ故にいまのランキングがそのまま出たような結果になりました。
カサトキナさんが、シュミエドロワ選手のサービスで始まった第1セットの第1ゲームから6-0,4-0と10連取します。
直後の第2セットの第5ゲームをやっとシュミエドロワ選手がキープします。しかし、その後はまたブレークされたのでキープできたのは唯一このゲームだけでした。
カサトキナさんも10連取の後は、キープ出来ず、ブレーク合戦の末にカサトキナさんの6-3での勝利です。
シュミエドロワ選手は今回はカサトキナさんということで、ドロー運が悪かったといえます。
トップ100クラスだったらもっと戦えたと思います。

シュミエドロワ選手は2015年のWTAチャンピオンシップで代役で出て、ロベルタ・ビンチ選手を6-1,6-0で一蹴したので注目したのですが、2016年に入ると、なぜか失速しトップ100からも陥落してしまいました。
それが今年になって復活の兆しを見せているのは嬉しいかぎりです。
早くトップ100に返り咲き、またその勇姿を見せて欲しいものです。


テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp(http://tennismagazine.jp/)から
前年準優勝のビーナスがベンチッチに初黒星で初戦敗退 [オーストラリアン・オープン] - テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp;http://tennismagazine.jp/_ct/17142221
「アメリカ人にとっての荒涼とした日」ビーナス、スティーブンス、ソックらが1回戦負け [オーストラリアン・オープン] - テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp;http://tennismagazine.jp/_ct/17142388

テニス|スポーツナビ(https://sports.yahoo.co.jp/sports/tennis/)から
波乱 ヴィーナスが全豪OP初戦敗退、世界78位にストレート負け<女子テニス> (tennis365.net) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180115-00010004-tennisnet-spo
前回準Vヴィーナスも初戦敗退、好調ベンチッチに屈す 全豪OP (AFP=時事) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180115-00000028-jij_afp-spo
全豪OP初日は波乱続出、昨年準Vヴィーナスらシード勢が初戦敗退<テニス> (tennis365.net) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180115-00010014-tennisnet-spo
ビーナス、ベンチッチに敗れ1回戦敗退、スローン・スティーブンスも[全豪オープン] (THE TENNIS DAILY) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180116-00000002-tennisd-spo
ウォズニアッキが順当に初戦突破、スビトリーナも予選勝者下す 全豪OP (AFP=時事) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180116-00000011-jij_afp-spo

WTA(http://www.wtatennis.com/)から
Bencic stuns last year’s finalist Venus at Australian Open WTA Tennis;http://www.wtatennis.com/news/bencic-stuns-last-year%E2%80%99s-finalist-venus-australian-open

YouTube(https://www.youtube.com/)から
Venus Williams v Belinda Bencic match highlights (1R) Australian Open 2018 - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=dG_74aXwCSY
 
Belinda Bencic on court interview (1R) Australian Open 2018 - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=PlQU6JuvhBo
Venus Williams vs Belinda Bencic 2018 AO Highlights - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=wReeChbJkFM
Belinda Bencic vs Venus Williams – Australian Open 2018 R1 (Highlights HD) - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=OOAQDQQy4Ac
Belinda Bencic vs Venus Williams - Australian Open 2018 R1 [Highlights HD] - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=C7lJv3vKcLA
 
Venus Williams vs Belinda Bencic Full Match HD - Australian Open 2018 - Women's Singles Round 1 - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=xPJ53tgPJuw


追記(2018.1.17.水):ベリンダ。ベンチッチさん 2回戦 敗退

ベリンダ・ベンチッチさんは、1月17日(水)に行なわれたシングルス本戦2回戦にてルクシカ・クムクム選手に1-6,3-6で負けました。
ルクシカ・クムクム選手はタイのWTAシングルスランキング124位です。

驚きです。
一体、何があったのでしょうか。
試合は見ていないので、どういう試合だったのかは分からないですが、結果を見ると第1セットは第1ゲームをブレークした後、6連取を許して一度のキープも出来ていません。
第2セットもキープ、ブレークでゲームカウント2-0としながらも、3度のブレークを許しての3-6です。
ブレークされているということは、あの自慢のサーブが悪かったのでしょうか。
それでもフットワークとストロークで何とか出来たのではないでしょうか。
まったく分かりません。
いくらクムクム選手が良かったといっても、このスコアはないでしょう、

去年(2017年)の終盤そして前哨戦さらには一昨日(15日)のビーナス・ウィリアムズ戦を考えたらこの結果はありえないと思います。
ウィリアムズ選手に勝てたのでほっとした(短期の燃え尽き症候群)のかはたまたウィリアムズ戦で予想外のエネルギーを使っていて回復していなかったのでしょうか。

少なくとも4回戦までは行くと思っていたので、めちゃがっかりです。
ほんと、今の女子テニス界は何が起こるか素人には推し量る(おしはかる)ことが出来ません。
おそろしや、おそろしや(笑)

テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jpから
ベンチッチが2回戦でクンクンに敗退 [オーストラリアン・オープン] - テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp;http://tennismagazine.jp/_ct/17142651

テニス|スポーツナビから
初戦でビーナスを下したベンチッチが2回戦敗退[全豪オープン] (THE TENNIS DAILY) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180117-00000016-tennisd-spo
ウォズニアッキ、土壇場から大逆転で全豪32強 MP2本しのぐ (AFP=時事) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180117-00000035-jij_afp-spo


全豪オープンテニス2018の
HPは
 https://ausopen.com/
 女子シングルスドロー;https://ausopen.com/draws?events=2446&player=
ウィキペディアは
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A8%E8%B1%AA%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%B3
です。


ベリンダ・ベンチッチさんの
ウィキペディアは
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%83%E3%83%81
 英語版;https://en.wikipedia.org/wiki/Belinda_Bencic
ITFは
 http://www.itftennis.com/procircuit/players/player/profile.aspx?playerid=100153112
THE TENNIS DAILY テニスデイリーは
 https://www.thetennisdaily.jp/players/contents/0000306.php
テニス365は
 http://news.tennis365.net/news/tour/players/details/index.html?id=women00738
WTAは
 http://www.wtatennis.com/players/player/319001/title/Belinda-Bencic
です。


注)断りのない限り表記のWTAランキングは、2018年1月15日(月)現在(ランキングは基本的に毎月曜日に更新されます)です。


深み
20171026木 深み


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アンゲリク・ケルバーさん 祝!優勝 シドニー国際テニス 2018年1月13日(土)(ろぷろす暦2018年1月13日(土))

アンゲリク・ケルバーさんが去年(2017年)の不振から脱却したかのように自身初っ端のWTAツアー大会で見事に優勝しました。
おめでとうございます!!!
WTAツアー大会、11度目(11勝15敗)の優勝です。
ホップマン・カップを入れると今年負けなしの9連勝です。
この優勝が本当の復活なら全豪オープン2度目の優勝の期待感も高まります。

アンゲリク・ケルバーさんが、シドニー国際テニス(Sydney International,オーストラリア/シドニー,本戦2018年1月7日(日)~2018年1月13日(土),ハードコート,WTAプレミア)において、1月13日(土)に行なわれたシングルス本戦決勝にてアシュリー・バーティ選手を6-4,6-4で破って優勝しました。


決勝はWTAシングルスランキング22位のアンゲリク・ケルバーさんと同19位のアシュリー・バーティ選手というノーシード同士の対決ですが、二人とも実力はトップ10をも倒せる力があるので、ある意味順当ともいえます、
勝負は互角だと思います。
去年に女王から陥落しての22位と去年に飛躍した19位ということで共に今大会好調というのならば、どちらが有利不利は判然としないといっていいでしょう。
方や幾度となく修羅場をくぐってきた豊富な経験があり、方や飛ぶ鳥をも落とす勢いがあるということで、これはその時のその戦いの感覚で決まるといってもいいでしょう。

第1セットの第1ゲームがアシュリー・バーティ選手のサービスで始まると、バーティ選手は少し緊張しているのかアンゲリク・ケルバーさんにブレークポイントを握られますが、なんとかキープします。
そのお返しとばかりに、アンゲリク・ケルバーさんのサービスゲームである第2ゲームで、40-15と2つのブレークポイントを掴みます。
しかし、ここは今度はケルバーさんが踏ん張ってキープします。
これで、バーティ選手は手ごたえを感じて緊張が解けたのか、第3ゲームを40-0のラブゲームでキープします。
そしてバーティ選手はまたしても第4ゲームで40-15と2つのブレークポイントを掴みます。
だが、またしてもケルバーさんが第2セットと同じようなスコアでキープしてしまいます。
これにバーティ選手が少し気落ちしたのか、ケルバーさんが第5ゲームを40-15でブレークします。
しかし、ブレークチャンスはここが最後になり、後はお互いブレークポイントを与えずキープ合戦の末に、ケルバーさんが6-4でこのセットをものにします。

どちらも好調というプレーでした。
ちょっとした油断で流れが変わるという感じがあり、緊張感が漂っていました。
ケルバーさんは本来の攻撃的守備型のテニス(プレー)をしており、相手を見てサーブもストロークも放って揺さぶり、また見事なフットワークで返しに返していました。
方やバーティ選手はその力強いサーブとストロークでケルバーさんを果敢に攻撃していました。
しかし、一番驚いたのはそのフットワークでした。
そのフットワークでケルバーさんの揺さぶりに抗しており、長いストローク戦(ラリー戦)になることもしばしばであり、ケルバーさんの方がじれるような場面もありました。
バーティ選手はレベルの高い守備的攻撃型です。

この第1セットはケルバーさんが取ったけど、このバーティ選手の調子なら第2セットを取れる保証はどこにもありません。
ファイナルセットまでいってバーティ選手ということも当然あります。

そんな感じで第2セットの第1ゲームがバーティ選手のサービスで始まると、ケルバーさんが40-15で早々とブレークします。
えっ、という感じでケルバーさんの流れかと思いました。
だが事はそうは甘くなくなんと、第2ゲームをバーティ選手が40-0のラブゲームでブレークしてゲームカウント1-1のイーブンにします。
このラブゲームのブレークにはひゃっとしました。また去年のサーブの悪いケルバーさんになるのかと思ったからです。
しかし、第4ゲームを本来のテニス(プレー)でキープしたので安心しました。
大概の選手は、1試合中に1度か2度は集中力が落ちるようなことがあるというのをよく見ていたからです。
だから逆に安心しました。
これでこのセットはもう集中力が落ちることはないだろうと。
この集中力が落ちるというのが、おそらく第7ゲームのバーティ選手に出たと思われます。
ここをケルバーさんが40-0のラブゲームで再度ブレークしてゲームカウント4-3とリードします。
ケルバーさんは次の第8ゲームでブレークポイントを握られますが今度は集中力を高めてキープします。
そして、サービングフォーザマッチである第10ゲームは40-0のラブゲームでキープしての見事な優勝です。

勝った瞬間、ガッツポーズをして雄たけびを挙げました。
バーティ選手とハグして健闘を讃えあった後、観客と久しぶりに喜びを共有していました。
そして、スタッフの元に行き、ハグしあっていました。

ランキングも近いということで、実力としては違いはなかったといえると思います。
勝敗を分けたのは経験の差だと思います。
それが第1セットの第2ゲームと第4ゲームの15-40からのキープに現われていたと思います。
このどちらかをバーティ選手がブレークしていたら、また違った結果になっていたかもしれません。
勝ち方を知っているケルバーさんが落ち着いてそれを実行したといえます。
今回はケルバーさんに軍配が挙がったけど、その時その時で勝利の女神はどちらにも傾くと思いました。
とても見応えのある良い試合でした。

シングルス本戦決勝(1月13日(土),本戦第7日,Ken Rosewall Arena第1試合)(1時間11分54秒)
アンゲリク・ケルバー(Angelique KERBER,ドイツ,22位) vs. アシュリー・バーティ(Ashleigh BARTY,オーストラリア,19位)は、
アンゲリク・ケルバーが6-4,6-4で勝ちました。
第1セット 0-1,1-1,1-2,2-2,3-2,4-2,4-3,5-3,5-4,6-4(サーブはバーティから)
第2セット 1-0,1-1,1-2,2-2,2-3,3-3,4-3,5-3,5-4,6-4(サーブはバーティから)

なお、ケルバーさんの優勝までの戦績は
1回戦 6-7(3),7-6(8),6-2 ルーシー・サファロバ(WTAシングルスランキング31位)
2回戦 5-7,6-3,6-1 [2]ビーナス・ウィリアムズ(同5位)
準々決勝 6-3,6-1 ドミニカ・チブルコバ(同26位)
準決勝 6-2,6-3 [Q]カミラ・ジョルジ(同100位)
です。


ケルバーさんが良くなったといえるのはサーブです。
去年(2017年)の不調の間はサーブが良くなくあげくの果てにダブルフォールトを量産していました。
今回の5戦を見るとダブルフォールトは、5(16),5(14),3(8),1(8), 1(10)となっています。かっこ内はサービスゲーム数。
去年から見ると半分以下になっていると思います。
サーブが良ければ、ストロークすなわち守備力はあるのでキープ出来ます。
キープできれば、レシーブ時にはより攻撃的になって相手にプレッシャーをかけて揺さぶり、ブレークすることが出来ます。
ストローク戦(ラリー戦)ではトップ3といってもいいくらいなので、相手をストローク戦に引き込めさえすれば、ブレークの確率は上がります。
去年はブレークはすれどもまた自滅に近い形でブレークもされるということでなかなか勝てませんでした。

これで、今季はエキシビションのホップマン・カップを含めて戦った9試合で9戦全勝ですが、2016年のケルバーさんに戻ったのかどうかはわたしは保留にしたいと思います。
というのは、2017年の不振がどういうことから起こったのか、またそれをどのようにしたのかが、わたしには分からないからです。
わたしの妄想した女王の重圧(あるいは一種の燃え尽き症候群)によって全体のバランスを崩した(集中力の欠如)ということなら、そのことから解放された今は本来のテニス(プレー)が蘇ってきているということになるかもしれませんが、あくまで妄想は妄想ですからなんともいえません。
2016年のテニス(プレー)といわなくとも、本当にトップ10の頃のテニス(プレー)に戻ったかどうかはまだ2~3ヶ月様子を見たいと思います。

それにしても、2016年はセリーナ・ウィリアムズ選手がいる時におそらく誰しも予想していなかったであろうケルバーさんが女王の座を奪ったのだから、驚異的な出来事だったといってもいいでしょう。
そいうことでは2016年は出来すぎともいえます。
でも、今の順位は低すぎます。
女王とはいわなくても、まだ数年はトップ10にいて欲しい選手です。

ところで、ケルバーさんはコーチを替えたのですが、これには驚きました。
ここらへんは、欧米の選手はクール&ドライというかビジネスライクだと思います。
自分に今何が必要かということで選択するということです。
2016年に一緒に覇業を達成した相手でも、今の状況を打開できないと思うと、新たな試みを行なうということです。
ケルバーさんの2017年の不振が何に起因しているのかは分からないが、現状の体制(スタッフ)ではそれをなせないと分かると新たな人員で望むということです。
ここらへんは、現状を論理的に分析して、何が必要かということを適確にお互いが判断できるからかなと思います。
それにしても日本人のわたしの感覚からでは、寝耳に水くらいのびっくりすることでした。
そして、今年のここまでの成績では、その刷新が吉と出ていると思います。

また、バーティ選手は、今年のグランドスラムのどこかの大会でベスト8以上に行く可能性が高いと思います。
力強いサーブとストロークにあのフットワークがあれば、とても安定した戦いが出来るので、ある程度戦い慣れをすれば勝つチャンスがどんどん増えてくると思います。

ダリア・ガブリロワさん(同25位)は準決勝まで行ったのですが、準決勝でこのバーティ選手に負けました。
第1セットを取ったのですが、6-3,4-6,2-6の逆転で負けました。
最近、第1セットは取るが、逆転で負けることが多いように思います。
あと、このガブリロワさんで面白かったのは、今大会は同胞のオーストラリアの選手とだけ戦ったということです。
1回戦はオリビア・ロゴウスカ選手(同165位)に6-4,1-6,7-5で勝ち、2回戦はサマンサ・ストーサー選手(同42位に6-4,6-2で勝ち、準決勝はガルビネ・ムグルサ選手(第1シード,同3位)でしたが棄権で不戦勝となりました。
ということで、オーストラリアの選手とだけ戦ったことになりました。
こういうこともあるのですね。


さて、この週のもう一つの大会であったホバート国際テニスでは、エリーゼ・メルテンス選手(第2シード,同36位)がミハエラ・ブザルネスク選手(同57位)を6-1,4-6,6-3で下して大会2連覇を達成しました。
この決勝は雨によって大変な試合でした。
日本時間の11時10分から始まる予定が雨で1時間半ほど遅れて始まり、その後も途中降雨で3回も中断になり、終わったのは日本時間の18時過ぎだったと思います。
1日仕事の決勝でした。

ミハエラ・ブザルネスク選手はやはりサーブが良くないと勝つ確率がかなり落ちます。
ブザルネスク選手は、右太腿,左膝,左肩にテーピングをしていたので、そこらへんの影響もあったのかもしれません。ちなみにブザルネスク選手は左利きです。
ブザルネスク選手はサーブに比べてストロークは劣るので、ストローク戦(ラリー戦)ではエリーゼ・メルテンス選手の6:4なのに、サーブも五分五分になるとかなり勝ち目は薄くなります。
第1セットはそれがもろに出ました。
第2セットからは勝ち方を知っているブザルネスク選手なのでなんとか善戦したのですが、好調なメルテンス選手の牙城を崩すまでには至りませんでした。
ブザルネスク選手は去年初めてトップ100になってそこからWTAツアー決勝に初めて進出ということでは順調な戦いぶりといえます。

なお、この大会で面白かったのは、1回戦のナタリア・ヴィクリャンチェワ 対 マルケタ・ボンドロウソバ戦でした。
この試合は、マルケタ・ボンドロウソバ選手(同66位)が6-4,6-3でナタリア・ヴィクリャンチェワ選手(同63位)を破ったのですが、その勝ちを得たのはボンドロウソバ選手の徹底したヴィクリャンチェワ選手の弱点であるバックハンド攻めでした。
こんなに徹底したのを見たのは初めてかもしれません。
おそらくサーブもストロークも80%はバックハンドを攻めたと思います。
ここらへんは100%近くを攻めたいところだったのでしょうが、思うようにそうはならなかったので80%くらいだと思います。
で、ヴィクリャンチェワ選手の20%のフォアハンドの内80%くらいはポイントを取り、また80%のバックハンドの内30%くらいはポイントを取ったと思われます。
そうすると16%+24%ということで、ヴィクリャンチェワ選手のポイント獲得率は40%くらいになったかと思います。
そこで、このスコアになったのだと思います。
実際のトータルポイントの割合は、ヴィクリャンチェワ選手選手が51ポイント(45%)でボンドロウソバ選手が63ポイント(55%)です。

これを見て思ったのはいまだにヴィクリャンチェワ選手は、あのフォアハンドの高速ストロークしかないということです。
思えば、フォアハンドの高速ストロークで華々しく登場したのですが、それを最初に封じ込めたのをわたしが見たのはクリスティナ・ムラデノビッチ選手のドロップショットでした。
ムラデノビッチ選手はサーブもストロークも強打の選手だと思っていたから、真っ向勝負ではなくドロップショットで揺さぶって高速ストロークのリズムを崩したのには驚きました。
ムラデノビッチ選手って勝つための戦術をよく知っていてまたそのための技術も持っている選手だと感心したものです。まさか、ムラデノビッチ選手がドロップショットを多用するとは思ってもいませんでした。
ここから、各選手もそれそれのやり方で、あのフォアハンドの高速ストロークを封じ込めにきます。
そして、今回はボンドロウソバ選手の徹底したバックハンド攻めです。
もちろん、こういうことが出来るのは、サーブでもストロークでもコントロールが良くないとできないことです。

それにしても、ヴィクリャンチェワ選手はみんながフォアハンドの高速ストロークを封じ込めにくると分かっているのにそれに対して現状では何の対策もしていないように見えます。
回り込んでフォアハンドを打つということすらしていませんでした。
あまり器用な選手ではないようです。
これからこの選手がどうやって自分のフォアハンドの高速ストロークを生かして勝ちにいくのかけっこう興味深いです。


テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp(http://tennismagazine.jp/)から
ケルバーが今年9連勝目で2016年全米以来のタイトルを獲得 [シドニー国際] - テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp;http://tennismagazine.jp/_ct/17141982
メルテンスがタイトル防衛に成功、ダブルスも制して単複2冠 [ホバート国際] - テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp;http://tennismagazine.jp/_ct/17142029

テニス|スポーツナビ(https://sports.yahoo.co.jp/sports/tennis/)から
9連勝のケルバーがシドニー国際制覇、全豪OPに弾み (AFP=時事) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180114-00000004-jij_afp-spo

YouTube(https://www.youtube.com/)から
2018 Sydney International Final Angelique Kerber vs Ashleigh Barty WTA Highlights - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=K3HdFqSmaw8
 
Ashleigh BARTY vs Angelique KERBER Highlights WTA FINAL SYDNEY 2018 - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=iEQ7ep_4y8g
Ashleigh Barty v Angelique Kerber, Sydney Final - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=bEbTb0kG6gE
2018 Hobart International Final Elise Mertens vs Mihaela Buzărnescu WTA Highlights - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=MUn0Hohg21c

シドニー国際テニスの
HPは
 https://www.sydneyinternational.com.au/
WTAの表記は
 http://www.wtatennis.com/tournament/2018-sydney-australia-702
 シングルスドロー;http://wtafiles.wtatennis.com/pdf/draws/2018/702/MDS.pdf
ウィキペディアは
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%89%E3%83%8B%E3%83%BC%E5%9B%BD%E9%9A%9B
 英語版;https://en.wikipedia.org/wiki/Sydney_International
です。


余談:全豪オープンテニス2018の女子シングルスベスト8予想

全豪オープンテニス2018は本戦のドローも発表され、1月17日(月)から本戦が始まります。

現在の女子テニス界は悲惨時代なので、最も実力がある者が勝つというより最もその時に調子が良い者が勝つという傾向が強く、ランキングが有名無実化しています。
ということで、優勝のチャンスは出場者全員にあります。
そういうことから、優勝はまったく読めません。
とはいっても予想は当たっても当たらなくても楽しいものなので、ここでシングルスのベスト8に進出してくる者を勝手に予想してみます。

シモナ・ハレプ(第1シード,WTAシングルスランキング1位)
カロリナ・プリスコバ(第6シード,同6位)
アンゲリク・ケルバー(第21シード,同22位)
キャロリン・ガルシア(第8シード,同8位)
ベリンダ・ベンチッチ(同77位)
エリナ・スビトリナ(第4シード,同4位)
ココ・バンダウェイ(第10シード,同10位)
キャロライン・ウォズニアッキ(第2シード,同2位)

シモナ・ハレプの組にはアシュリー・バーティ(第18シード,同19位)がいます。
バーティは去年(2017年)からめきめき力をつけているのですが、それでも両者が普通の状態ならばハレプに軍配が上がるでしょう。
バーティにとってはドロー運が悪いともいえましょう。
おそらくキャロリン・・ガルシア組に入っていたら、わたしはバーティをベスト8に予想していたでしょう。
そのキャロリン・ガルシア組ですが、ここは本命不在といってもいいでしょう。
ガルシアが去年の後半の勢いを維持していれば問題ないのですが、前哨戦で棄権ということなので、今の状態が読めません。
ということで、2番手にシェルピー・ロジャース(同61位)あたりを予想しておきます。
ベリンダ・ベンチッチの組は激戦です。
ベンチッチの今の好調さとわたしの願いとしてベンチッチとしましたが、1回戦からビーナス・ウィリアムズ(第5シード,同5位)だからもう読めないといっていいでしょう。
ウィリアムズは去年が準優勝だから1回戦敗退となると、大幅なポイント消失となるので、1回戦敗退は絶対避けたいでしょう。
このカードが1回戦では最も興味深い戦いになりそうです。
仮に1回戦を勝っても、ユリア・ゲルゲス(第12シード,同12位)あるいはエリーゼ・メルテンス(同36位)という好調な選手との対戦もあります。
厳しいです。
逆にいうとこの戦いを勝ってベスト8になったらベンチッチはほぼ完全復活したといえるでしょう。
ココ・バンダウェイの組にはエレナ・オスタペンコ(第7シード,同7位)がいるのですが、去年の大活躍でおそらく相当研究されているだろうから少なくとも今年の前半は苦戦が予想されます。
その一つの表れが前哨戦の2連敗といえるかと思います。
それゆえ去年のフェド杯優勝の立役者であった、バンダウェイが最有力ということです。

ということで、トップ10から6人、シード1人、ノーシード1人ということになり、かなり堅実な予想となりました。

今大会でもまたまったく予想もしていなかった選手がベスト8に躍り出てくるかもしれません。
それがまた、最初の1週間の大いなる楽しみでもあります。

煩雑になるので敬称は略させていただきました。

テニス|スポーツナビから
セレナが欠場でも「全豪オープン」は極めてタフな大会と女子選手たちが語る (THE TENNIS DAILY) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180114-00000003-tennisd-spo

全豪オープンテニス2018の
HPは
 https://ausopen.com/
 女子シングルスドロー;https://ausopen.com/draws?events=2446&player=
ウィキペディアは
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A8%E8%B1%AA%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%B3
です。


アンゲリク・ケルバーさんの
ウィキペディアは
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%AA%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%B1%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%BC
 英語版;https://en.wikipedia.org/wiki/Angelique_Kerber
ITFは
 http://www.itftennis.com/procircuit/players/player/profile.aspx?playerid=100014203
THE TENNIS DAILY テニスデイリーは
 https://www.thetennisdaily.jp/players/contents/0000028.php
テニス365は
 http://news.tennis365.net/news/tour/players/details/index.html?id=women00347
WTAは
 http://www.wtatennis.com/players/player/311470/title/angelique-kerber
です。


注)断りのない限り表記のWTAランキングは、2018年1月8日(月)現在(ランキングは基本的に毎月曜日に更新されます)です。


疾風に勁草(けいそう)を知る
20171227水 疾風に勁草(けいそう)を知る


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アニメ「宝石の国」

アニメ「宝石の国」が面白いです。
この「宝石の国」の面白さの際立ちはその発想です。
こういう発想の物語はわたしにとっては初めてだと思います。
それではわたしの独断と偏見でこの物語について少し書きたいと思います。
なお、このアニメの視聴はGYAO!(ギャオ!)(https://gyao.yahoo.co.jp/)での無料視聴です。

第1話 フォスフォフィライト
第2話 ダイヤモンド
第3話 メタモルフォス
第4話 魂・肉・骨
第5話 帰還
第6話 初陣
第7話 冬眠
第8話 アンタークチサイト
第9話 春
第10話 しろ
第11話 秘密
第12話 新しい仕事

前回の暫定版から普通版をリリースします。
第4話から第12話までのあらすじと所感も少し増補しました。
改めて見ると、かなり興味深い物語だと思います。
機会があったら、もっと詳細に書きたいとも思いました。

なお、無料視聴は終わってしまいましたが、有料ということではGYAO!ストアで見れます。
GYAO!ストアでの宝石の国
 https://streaming.yahoo.co.jp/p/y/00908/v14184/
です。
1月10日現在で、1話と2話が100円で3話から12話までが200円なので、全部見るとなると2200円でしかもおまけで税まで付きます。トータル2376円です。視聴は2日間です。
はっきりいってわたしはこれは高いと思います。
1話50円だったら、12話で600円でおまけで税が付いても648円だから、これならわりと気楽に見れると思います。
ただし、全話パック(12話)だと1540円+おまけで税(視聴は22日間)となって少し安くなるようです。

また、DVDとBlu-rayはホームページによると、
第1巻 発売中(2017年12月20日(水)発売)
第2巻 2018年1月17日(水)発売予定
第3巻 2018年2月14日(水)発売予定
第4巻 2018年3月14日(水)発売予定
第5巻 2018年4月18日(水)発売予定
第6巻 2018年5月16日(水)発売予定
です。


☆あらすじ

とある星(おそらく地球)で僧姿で男性姿の先生(金剛先生)といわれる者に率いられた女性姿の宝石たちが、月人(つきじん)といわれる月からの宝石強奪者と戦う物語である。
その宝石たちの一人であるフォスフォフィライト(通称フォス、以下フォスと記す)が本物語の主人公である。

(1)
フォスはこの宝石の戦士たちで最も弱いため、先生から戦いに参加することを許されない。
その任務は戦いではなく博物誌というこの地の調査である。
とはいっても博物誌の仕事が分からないフォスは、みんなに仕事のことを聞いている内に、毒を吐き出すために一人孤独に夜の見回りをしているシンシャと出会う。
このシンシャに月人からの襲撃から助けてもらったフォスは、シンシャが月人にさらわれたいというのを聞いて、なんとかシンシャのためになる仕事を見つけようと思う。

ちなみに、宝石たちは月人の弓や槍を受けると、砕けるがそれで死ぬ訳ではなく、その砕けた破片をくっつけると小さな微生物のインクルージョンの働きで元通りになる。
そのくっつける役割として医者のルチルがいる。
砕くと宝石たちは動けなくなるので、そこで月人たちは宝石を回収して月に持ち帰る。

(2)
この星は6度(たび)流星を受け、その欠片で6個の月ができ、そのため生物は海に逃げ、そこから無機物として生まれたのが、宝石たちのようである。

博物誌に関してもシンシャに関してもアイデアの浮かばないフォスはそのアイデアの拠り所として、ダイヤモンド(通称ダイヤ)を訪ねるが、その時に月人が現われて、ダイヤと月人の戦いになる。
ダイヤは月人の放った矢や槍を刀で跳ね返して月人に応戦するが、それはダイヤにとって負担が大きく刀が手からすり抜ける。
このダイヤの危機に、颯爽とボルツが現われ、一撃で月人を倒してしまう。
そんなボルツを見てダイヤを複雑な心境になる。
そんな折りまたしても月人が現われるが、その月人たちはフォスたちを無視して学校の方に行ってしまう。

月人は学校の上空にくると、なにやら巨大な蝸牛(かたつむり)の殻状の物を落とす。
月人はまたしてもボルツが倒してしまう。
そこで一安心していたら、蝸牛の殻状の物から生物が出て来て、フォスを飲み込んでしまう。
この生命体は、宝石たちを溶かす能力があってボルツさえも歯が立たない。
飲み込まれたフォスはその生命体の体内で溶けてしまう。

(3)
激闘の末、巨大な蝸牛状の物を、海水の池に落とすと、縮こまってしまい小さななめくじかなまこのような物になってしまった。
そこで、フォスはどこにいったのかと殻状の物の中を探すがフォスはどこにもいない。
そうすると、ダイヤはフォスがそのなまこのような物に変わってしまったと思う。
ダイヤはなんとかフォスを元に戻そうとみんなに相談するのだが、誰もフォスのことなど気にかけていないようにそっけない。
ダイヤは疲れ果て草むらで寝ていると、ダイヤの輝きを月人だと見間違えたシンシャがやって来る。
シンシャもフォスにはそっけなかったが、ダイヤの必死の頼みで、フォスが殻に取り込まれていることを教える。
ダイヤを喜び勇んで、みんなの助けを借りて、殻にあるフォスの薄荷色の破片を集め、それをルチルのとこに持っていき修復してもらう。
こうして、ダイヤの熱意によってフォスは元に戻ったのだが、フォスはなまこ状の物を見ると敵意むき出しにして襲い掛かる。
そして、フォスはそのなまこ状の物と話し始める。

(4)
なまこ状のものの言葉はフォスだけが分かり、それによるとなまこ状のものはアドミラビリス族の王のウェントリコススだということである。
ウェントリコススからシンシャに助けられたことを聞いたフォスは、シンシャの今の境遇をなんとかしたいと先生に相談するが、先生であってもどうすることも出来ないといわれる。
夜の見回りはシンシャが自ら考えての仕事であるとのこと。
フォスはシンシャを助けると約束したのに何の手立てもないので落ち込んでいると、ウェントリコススが宝石たちの形をしたものが海にいるので、気晴らしに行こうと誘う。
フォスはみんなに黙って海に行こうとするのであるが、それがばれて先生に止められる。
それでもウェントリコススが弱ってしまったので、再び黙って海に行く。

海に入って故郷に近づいたウェントリコススは本来の姿になる。
その姿は上半身は女性で、下半身はくらげか蛸(たこ)か烏賊(いか)のように複数の脚がある姿である。
まぁ、海のケンタウルスという感じでしょうか。
その姿からフォスがなぜ自分たちに似ているのかと問い詰めると、ウェントリコススは言い伝えとして、人間が魂・肉・骨の3つに分裂したなれの果ての姿だという。
肉はアドミラビリス族となり海に住み、骨は無機質となり陸に住み、魂は清らかな新天地として月に住んでいるといわれる。そして、魂はその宿り主として肉と骨を求めているという。
そんな話をしていると、突然、フォスに月人の矢が襲いかかり、フォスの脚が砕ける。

(5)
ウェントリコススがフォスを海へと誘ったのは実は罠だった。
宝石を誘い込めば、ウェントリコススの弟のアクレアツスを解放するという月人との密約があったのである。
そのため、フォスは月人に捕らえられてしまう。
しかし、月人はウェントリコススに更なる宝石の誘い込みを要求する。
そこでウェントリコススはシンシャなら誘い込めるかもしれないというと、フォスは拒絶の叫び声を上げる。
それに呼応するように、さざえのような巻貝のアクレアツスが目覚め、月人を全滅させる。
アクレアツスは再びフォスを囮にして両親たちを解放しようと画策するが、ウェントリコススはせめてもの罪滅ぼしとしてフォスを仲間たちの元に戻すことにする。
なお、この時フォスは自分の年齢を300歳という。

宝石たちはフォスがいなくなったのに気づき、みんなで海に入ってフォスを探すが見つけることは出来ない。
そんなフォスをウェントリコススはシンシャのいる浜辺に送り届け、シンシャはフォスを学校に運ぶ。
そのフォスを樹脂を取りに戻ったルチルが発見する。
ルチルは両脚を失ったフォスに、ウェントリコススがくれた巻貝の殻の部位を接続する。
フォスの脚は柄物となり、その新たな脚のため、フォスは超高速で走れるようになる。

(6)
脚の速くなったフォスは、能力が上がったということで、先生に再び月人と戦うことを依願する。
先生も一応、脚が速いということで、双晶のアメシストと組んでの見張り役の任務を与える。
この時、フォスに海での報告を求め、その中でフォスが「人間」という言葉を発すると、先生は大いに動揺する。
見張り役となって3日目に月人がフォスたちに襲来する。
その月人を双晶のアメシストが退治したかにみえたが、首を切った仏から、棘のある挟み物が出てきて、アメシストたちを捕まえて砕いてしまう。
フォスは恐怖のあまり、動けず、助けを求めにすら行けない。
このままでは、アメシストたちもフォスも月人に連れ去られるかと思われた時に、疾風の如くボルツが現われ、棘のある挟み物を切り捨て、アメシストたちを解き放つ。
最後は先生が来て、光のつぶてのようなもので月人を壊滅する。

なお、この話の中で、イエローダイヤモンドが3597歳であり、なんの為に戦っているのさえ忘れたという。
なんの為に戦っているのかということでは、フォスが単純明快に「先生が大好きだから助けたいんです」という。

(7)
フォスはアメシストたちに謝るが、逆にアメシストたちに謝られる。
この月人たちの兵器は新型であったので、アメシストたちに油断があったという事である。
フォスは反省のため走りの特訓をしていると、夜の見回りのシンシャが見え、そのシンシャを包むように雪が降ってくる。
宝石たちは、光を栄養にしているので、光の乏しい冬は動きが鈍るので冬眠するということである。
そして、その冬の間は、ひと月に10日ほど晴れてその時には月人が襲来するが、読みやすいということで、先生とアンタークチサイトの2人で対応しているということである。
そのアンタークチサイトは普段は液体であるが、気温が下がると固体となり寒ければ寒いほど強くなるとのことである。

しかし、今年はフォスが眠くないということで、この冬を起きているということになる。
アンタークチサイトは、始めはフォスを邪魔者扱いするが、フォスの熱意を聞いて、フォスにも冬の仕事を与える。
それは、奇声を発して宝石たちの眠りを妨げる流氷割りや積もった雪の除雪である。
脚力だけしかないフォスにとって、この日常作業は負担の大きいものであった。
アンタークチサイトはフォスの働きを評価するものの、この脚力くらい腕力があったならと呟く。
フォスも脚力くらいの腕力が欲しいと、柳の下に泥鰌とばかりに腕を切ろうとするが止める。
そうすると、氷がそんなフォスに腕をなくしてもなんとかなるから、私が噛み切ってやろうと誘惑する。
フォスはその誘惑にそそのかれそうになるが、我にかえったはずみに滑って海に落ちる。
そのフォスを見たアンタークチサイトがフォスを助け上げると、フォスの両腕は失われていた

(8)
フォスの両腕がないのを見たアンタークチサイトは、直ぐに海に入ってフォスの両腕を捜すが見つからない。
しかも、アンタークチサイト自身も右手を失うところだった。
アンタークチサイトは、フォスの両腕がなくなったのは自分のせいだと先生の腕の中で泣く。
先生は、フォスの両腕に接合可能な無機物を尾の浜に探しにいくようにいう。
尾の浜とは、「古代生物が海で朽ち無機物に変わり、長くは数億年地中をさまよったあと、生まれる」ということで、宝石たちが生まれた場所である。
そこには、今は金と白金しかないのであるが、とりあえずフォスに金と白金を接続してみる。
そこで様子を見ようとすると、突然、空が晴れてくる。
晴れてきたのでアンタークチサイトは一端引き上げようとするのだが、フォスに付けた金と白金が増殖し始める。
と同時に、月人が現われて、アンタークチサイトを攻撃し始める。
それに対して、アンタークチサイトは果敢に対抗する。

一方、尾の浜に月人が出現したのを知った先生は尾の浜に行こうとするが、そこに月人の軍団が立ちふさがって足止めしようとする。
アンタークチサイトは新型兵器の釣り針状の爆弾によってボロボロになりながら、なんとか月人を潰した。
フォスは腕に付けた合金が自動的に檻を作って囲い込み月人から見えないようになっていた。
そこで、アンタークチサイトがその檻を破ってフォスを出そうとしていた時に、月人の第2弾の矢を受け、砕け散った。
月人はそれを回収して月に持ち帰ろうとする。
それでフォスが激高すると、合金が自分の思うようになり、月人を攻撃するが、時はすでに遅く月人はアンタークチサイトの破片を持って飛び去ってしまう。
そこに足止めをくらっていた先生が来て、光のつぶてを発するがそれおも届かなく月人は去っていく。
こうして、アンタークチサイトは月にさらわれたしまった。

(9)
アンタークチサイトが月にさらわれたので、その後任として、この冬は月人の来襲の対応や流氷割りなどはフォスが行なうことになった。
そうして、時は廻り、また春がやって来る。
冬眠から目覚めたみんなは、フォスの変わりように驚く。
特に金と白金の合金の両腕が自在に動くのには、みな驚きかつ興味が湧いて、フォスをいじくりまわす。
フォスはいちやくみんなの注目の的となり人気者となる。
そればかりではなく、その実力をもアメシストたちの前で一人で月人を一蹴することによって見せ付ける。
それを見ていたボルツはなにやら思案する。

なお、春ということで、衣装はレッドベリルの創作した夏服となる。
トップスは白のシャツでボトムはサスペンダーの付いたキュロットである。
なお、フォスとシンシャはトップは黒シャツでボトムは黒ショートパンツ(ホットパンツ)の冬服のままである。

(10)
フォスの実力に目をつけたボルツは、フォスに自分と組むように提案する。
フォスはボルツが苦手だし、ダイヤからボルツを取ることになるので、組むことに躊躇して悩む。
しかし、アンタークチサイトの勇気という言葉を思い出し、ボルツととりあえず組むことにする。
その組んだ初日に早速、月人の襲来がある。
しかも、その月人は2重黒点の新型である。
黒点から手のようなものが出ているが、ひっかっているようなので、その隙にボルツが先制攻撃をするが、突然数本の手が出できて、ボルツは捕まってしまう。
そのボルツをフォスが攻撃して解き放つが、その何者かがいよいよ全貌を現す。
それは、6本の手と2本の足を持った巨大な狛犬のような月人であった。
それを見たボルツは勝てないと判断し、学校まで逃げ、鐘を6つ鳴らして全員をその場に待機させて、瞑想中の先生を起こす作戦に出る。

だが、誰もいないと思っていた学校にはダイヤとアレキサンドライトが残っていて、狛犬のような月人はダイヤを標的に追い掛け回す。
ダイヤは始めは恐怖から逃げ惑っていたが、ボルツとフォスのことを思い出し、一人で立ち向かうが、やはり敵わない。
それでも玉砕覚悟で、おのれの固い身体を刀として一刀両断して尽き果てる。
その様子を見ていたボルツは復讐心に燃え、分断されて2頭になった狛犬のような月人に対峙する。

(11)
ダイヤに2分割された狛犬のような物の一体を怒りに染まったボルツが一刀するとそれは4対になった。
もう一体は、フォスとアレキサンドライトの元に現われるが、それも月人を見てコバルトブルーから赤色になって凶暴になったアレキサンドライトが一刀する。
ボルツとアレキサンドライトが狛犬のような物を細切れにしてしまうと、遂に小さな可愛い狛犬のような物になってボルツとフォスに擦り寄ってくる。
ボルツとフォスはそれに見とれていると、その小さな狛犬のような物は一斉に逃げ出す。
宝石たちみんなでその小さな狛犬のような物を捕まえて檻にいれると107体あった。
その107体が一箇所に集まったので、再び巨大な狛犬になってみんなに襲いかかってくる。
しかし、その巨大な狛犬のような物は「ワン」と吠えたので、それで先生が瞑想から目覚めて、その狛犬のような物を手なずけてしまう。
その時に、先生がその狛犬のような物に「しろ、お前、手はどうした?」と言うのをフォスは聞いてしまう。

その言葉から、フォスは先生と月人の関係に疑義を抱く。
フォスは先生としろとの関係を問うが先生ははぐらかす。
フォスは疑念を持ったまま、夜の外を歩いているとシンシャに出会う。
フォスはシンシャに今の疑念をぶつけると、シンシャはそのことに感づいておりというかみんなそのことを感づいていたが、見て見ぬふりをしているとのことである。
その時シンシャは小さな狛犬のような物を連れており、その小さな狛犬のような物がしろの手であり、しろは五体満足になると、先生に寄り添い、先生がその顔を撫でると成仏してしまう。

先生がフォスにボルツと組んだことを聞くと、フォスはボルツの能力の高さを認め、みんながボルツと組んで、その戦いにおける各々の能力の向上を計るべきだと進言する。
そして、フォスは先生と月人の関係を先生には聞けないので、月人に直接聞くしかないと決意する。
そんな折り、ルチルの元相棒で生まれつき体に穴のあるパパラチアがルチルの懸命のパズル合わせで目覚める。

(12)
目覚めたパパラチアにフォスは先生と月人の関係を調べると言うと、パパラチアは「清く正しい本当があたり一面を傷つけ、まったく予想外に変貌させるかもしれない。だから冷静に慎重にな」と言って再び眠りに落ちる。

ボルツとのみんなの組み合わせの最初はジルコンとなる。ジルコンは緊張のあまり何も出来なくボルツに嫌われていると思い、フォスに相談する。
フォスの「根拠なく明るい予感に甘えられた頃が不思議で、うらやましいよ」という一言で新しい挑戦に前向きになる。

フォスは月人のことをもっと知るために月人マニアのアレキサンドライトに教えを請う。
月人のことをあれこれ考えながら歩いているとやっと月人が襲来する。
これで月人とやっと話せると勇むが、剣を忘れていることに気づく。しかし、合金の防壁で矢をしのぎながら月人の船に乗り込み、月人を一体捕らえる。
その月人に話しかけるが月人の白目が黒目になったことと「ふっ」いう息のようなものが聞こえたところで、シンシャが現われ月人を一掃してしまう。

そのシンシャを見て、フォスは先生と月人の関係を暴く相棒としてシンシャと組みことを考える。
そのことをシンシャに話すと、シンシャは楽しくないからと断わるが、とりあえず組むことは了承する。

こうして、この秩序の中にフォスの混沌という毒が撒き散らされることになる。


☆所感

このアニメは特に意識して見たわけではないです。
きっかけはGYAO!のアニメを見ていてその表紙のショートパンツ(ホットパンツ)姿に惹かれてなんとなく見たということです。
だから、このアニメを見たのは、もう第6話くらいまで進んだ状態でした。
ただ、ここでここまでの全話視聴があったので、最初から全部見ることができました。

このアニメを見ていて、なんとなく違和感というか異様な感じを受けていました。
それによって、このアニメに引き込まれたといっていいでしょう。
その異様な感じは何に起因するのかと漠然と思っていて、思い至ったのが、それがこのアニメ(物語)には、「人(人間)」が出てこないということです。

確かに人が出てこない物語(アニメ)というのはいままでにありました。
たとえば、「みつばちマーヤの冒険」などのように、人以外の生命体での物語です。
しかし、そういう物語でもあくまでもその生命体の物語ではなく、人の言動をその生命体で表すという擬人化の手法でした。

しかし、この物語(アニメ)では、本当に人が出てこないのです。
人ではないものが跋扈しているのです。
物語の第2話の説明によると
「この星には6度(たび)流星が訪れ、6度(たび)欠け、6個の月を産み。すべての生物は海へ逃げ、まずしい浜辺には不毛な環境に適した生物が現われた。
 繁栄した生物の内、逃げ遅れ海に沈んだ物が海底に住まう微小な生物に食われ無機物に生まれ変わり、長い時をかけ規則的に配列し結晶となり、再び浜辺に打ち上げられた。
 それが・・・」
ということである。

また、第4話で海のアドミラビリス族の族長(王)のウェントリコススが話すには、
「わしらの伝説では、この星にはかって人間という動物がいたという。
 この星が五度欠けたときまではしぶとく陸に生き残ったが、六度目には遂に海に入り,魂と肉と骨、この3つの分かれたという。
 わが種族アドミラビリスはその内の肉だと伝えられている。生殖と死をこまやかに繰り返しながら血を重ね紡ぐ特性を受け継いだとされる。
 一方、骨は他の生物と契約し長い時を渡る術を身に付け陸に戻った。
 魂は遂に清らかな新天地をいい、再興のため肉と骨を取り戻すべくさまよっているといわれている。」
とのことである。

ということで、この話から推察すると、6度の流星によって人(人間)は滅んだといっていいだろう。
だから、この物語に登場する生命体は、形は人に似ていても人ではないといえるだろう。
つまり、この物語には人(人間)は登場しないといっていいのである。

しかも、この物語の主役であろう陸の生命体である宝石は無機物であるという。
無機物が生命体?という感じであるが、今の私たちの感覚でいえば、ロボットがそれに当たるだろう。
ロボットが生命体であるかどうかといえば怪しいが、ロボットが人(人間)と同じような言動とするという物語はこれまで多く語られている。
日本では、鉄腕アトムなどがその代表であろう。
そういうことでは、無機物である宝石が生命体であってもそれほどの矛盾や驚きはないであろう。

そもそも生命体というのは何かということ自体もはっきりしていることではないといえる。
我々が知らない起動原理で動いているものがあってもおかしくない。

それよりもやはりこのアニメ(物語)の骨格は、人(人間)が存在(登場)しないということである。
ということで、わたしにはこのアニメ(物語)はその展開が読めないということである。
これが、大いにわたしに違和感をもたらしているのである。

相手が人(人間)ならどのような物語であってもある程度その展開が読めるのである。
人は有限で不完全だから、いかに相手が天才といえどもその限界は読めると言っていいだろう。
人ならどんなことがあっても時速100kmなんかでは走れないだろう。
そういう風にどんなことがあっても、その限界は現時点で明確と言っていいだろう。
その限界を超える者は、超人といったり怪物といったり化物といったりしてもいいだろう。
そして、そのような人を超える者が物語に登場しても、その物語に人が登場する限り、最後には人のレベルで物語が終結するというのが、これまでの物語である。
つまり、人(人間)の物語の範疇を超える事はないのである。
それ故に、物語の展開も合っているかどうかは別としても読めるのである。

ところが、この物語には人(人間)が出てこないのだから読みようがない。
なんでもありなのである。
なんでもありの物語を読めるのは作者しかいないであろう。
否、作者も読めなかったりして・・・(笑)

そういうことで、このアニメ(物語)の展開がとても気になるのである。
最後には、魂と肉と骨が一体になって、元の(あるいは新しい)人(人間)が誕生するとかいう展開になったら、かなり興ざめですが。
そんな展開にならないことを願いながら引き続き見たいと思います。
と思ったのですが12話でとりあえず終わりのようなので・・・

物語そのものとしては、人(人間)ではないので感情で動くというより論理または本能(予定調和)で動くという感じで、そこらへんは分かりやすく、また論理を好むわたしとしては見やすいと言えます。
もっとも感情を持っているのは、主人公であるフォス(フォスフォフィライト)であろう。
これはおそらく、己の身体と己の意思に乖離があるということから起こっていることであろう。
この宝石たちで最も脆弱であると思われるフォスが先生やみんなを守るために最も強さを望んでいるということである。
そのために悩む苦しみを持つのである。

人が人であるという定義は時空的にもいろいろな変遷があり、またいまでも流動的であるのであるが、そのひとつの要因は感情があるかないかということであろう。
現状の人型ロボットが人でないのは、この感情の欠落ということが大いに関与しているだろう。

ウェントリコススによると3つに分かれたということなので、感情も3つに分かれたということかもしれない。
とはいっても、均等に3つというより、肉>骨>魂の順ではなかろうかと思う。
ウェントリコススは弟のアクレアツスを助けるためにフォスを騙すのであるが、こういうのは弟に対する愛情という感情があってのことだろう。

宝石たちには、フォスのように感情が自分の言動に影響する者もいるが、ほとんどの者は自らの任務を遂行することをその第一義としているので、一時的な感情はあっても、その感情を任務に引きずることはない。
これは軍人などと同じであって、感情よりも任務(命令,論理)が最優先するのである。
そういうことでは戦うことに矛盾を感じていないといっていい。
ただ、その起動原理は、先生を助けるためということではあるのであるが。

現時点では、月人には感情はまったく感じられない。
しかも、論理というより本能(予定調和)で動いているといってもいいだろう。
なにせ、月人の言葉はまだ聞いたことがないのでなんともいえないということである。
ウェントリコススのいうように月人が魂なら実体がないということにもなろう。
そうなら倒しても一時的な消滅になろう。
ということから、戦いは未来永劫続くともいえそう。

さて、このアニメ(物語)のまた特異なのは、仏教世界を踏襲していることであろう。
わたしは宗教にはまったく疎いので、仏教世界がどういうものかはいえないのですが。
わたしが宗教に関心がないのは、感化を受けるほどの宗教人に出会わなかったということが大きいでしょう。
人生論を語るなら別に宗教でなくていいですから。
わたしの場合は宗教ではなく哲学の方に行ったということです。
ということで、見た目の皮相的なことしか言えないのですが。

この宝石たちの先生といわれるのが、僧であり、また月人は天女と仏と思われるものです。
実をいうと、このアニメで最も見た目が美しいと思われるのは、この天女たちです。
わたしはこういう美しさに弱いです。
このアニメに惹かれる要因のひとつにこの天女の美しさがあります。
この天女の美しさは無機質の美しさです。

宝石たちとしては、誰が好みかというと、ウェントリコススの好みと合っていて、
「わし、ちょっとツンとした子がタイプ、あの黒い髪の長い子とか、夜の赤い子とか好み」
ということ、つまりボルツとシンシャです。そしてわたしとしてはもうひとりアンタークチサイトです。
やはり強くて聡明ってのは惹かれます。

この3人に共通しているのは、「孤独あるいはひとりぼっち」ということです。
孤独とひとりぼっちというのはわたしのなかではそのニュアンスが微妙に違います。
孤独は精神的な面が強く、ひとりぼっちは物理的な面が強い、言葉です。
つまり、孤独とは自分の回りに人がいてもひとりであると感じることであり、ひとりぼっちとは自分の周りに物理的に人がいないことである。
南海の小島にひとりで居るようなことは、ひとりぼっちであるが必ずしも孤独とは限らない。

ボルツはその強さ故に、孤独といえそうである。
自分と共に戦う宝石たちもおり言葉も交わすので、ひとりぼっちではない。
しかし、真に戦いの話をしたり月人と戦ったりできる者がいないということでは己しかいないということで孤独である。
強者あるいは天才の孤独である。
敵味方関係なくその相手を人目みれば、その能力を見極めることができる。
それ故に、仲間を死なせない(月人にさらわせない)ために、いつも自分が戦うということになる。
そういう一番の例は、「しろ」が出現したときである。
この場で勝てないと分かったなら、躊躇なく退却するし、また鐘を6つ鳴らして、誰も「しろ」と戦わせようとしない。
強くなったといってもフォスではこういうことは分からない。
常に常人の上を行く言動をするボルツを対等に理解する者はいない。
他の宝石たちのボルツへの対応は畏怖しかない。
これは、仲間であって仲間でない関係だろう。

アンタークチサイトは、みんなが冬眠に入った時期に覚醒するので、ひとりぼっちである。
(今回はフォスが居るのでひとりぼっちではないが)
しかし、アンタークチサイトは孤独とはいえないだろう。
その任務に誇りを持っているし、先生をひとりじめに出来るので、それは仲間たちといるより至高のことかもしれない。
また、ほかの宝石たちが見れない世界をアンタークチサイトは一人だけ知っているともいえよう。
そして、その世界を誰かに語りたいという欲求もないようである。
もし、そういう欲求が芽生えたならば、アンタークチサイトにも孤独が芽生えよう。

シンシャはその毒性のために、孤独でかつひとりぼっちといえよう。
なにせ、その毒は仲間を傷つけ(シンシャの毒に触れるとその部分は光を通さなくなり削り取るしか方法がない)、生き物を死滅させてしまう。
その為、シンシャは仲間から外れ岩場で一人で暮らししかも仲間が眠っている夜に見回りをするという仕事をしている。
しかし、夜には月人は襲ってこないのでその仕事は囚人の砂運びと同じようなものである。
というか、どうもシンシャはその毒によって月人にも見放されているようである。
事実上ひとりぼっちであり、また仲間といっしょに行動したいという思いが強いので孤独でもある。

そんな孤独から逃れたい為に、シンシャは月人にさらわれたいという願望すらある。
だからこそ、フォスのようにまったく頼りのない者の「夜の見回りよりずっと楽しくて君にしか出来ない仕事を僕が必ず見つけて見せるから」という言葉にまですがろうとするのである。
翻っていえば、フォスもまた己の非力のため仲間といっしょに戦えないということで、潜在的に孤独を抱えているということなのだろう。
だから、シンシャの気持ちが分かり、思わずなしえないことを約束してしまったのだろう。
このアニメがシンシャの嘆きから始まっているということにその孤独の大きさがあるともいえよう。

また、見た目の女性がショートパンツ(ホットパンツ)ってのも異色なのです。
普通、女の子の場合はスカートがほとんどなのですが。
スカートに比べてショートパンツだと動きが軽やかで自由度が高いです。
また、ここらへんにも自他を僕だとか彼とかいうのと同じように中性的なことを表しているともいえよう。

ところで、第12話になってこのアニメのテーマというようなものが見えてきたように思います。
しろが宝石たちを襲ってくるのですが、そのしろを先生が知っていたということで、フォスにある疑念が湧きます。
それは、月人について先生は何かとてつもないことを知っていてそれを隠しているということです。
この先生と月人の関係をフォスが暴こうとするのです。
これは禁断の扉を開けることになります。

長い間ある体制が維持されていても、いつかはその体制に疑義を感じる者が現われるものです。
当たり前と思っていることを当たり前と思わないものです。
その存在の真を知ろうとするものです。
西洋キリスト教世界におけるヨハネス・ケプラーやガリレオ・ガリレイの地動説やマルティン・ルターやジャン・カルヴァンの宗教改革がその一つの事例でしょう。

あの頼りないフォスがなぜこのような革命家に変貌するようになったのかは、やはり他の血を導入したということだろう。
正にそういうことでは博物誌が生きたということになろう。
失った脚にアドミラビリス族の巻貝の組成物を付けたり、失った腕に貴金属の金と白金を付けたりすることで、元あった記憶が欠落し(すなわち先生による洗脳からの解放)、新しい記憶を紡ぐようになり同じものを見ても他者とは別の見方が出来るようになったのである。
それともう一つは、自分のせいでアンタークチサイトを失ったということである。
初めて戦いで組んだ相手を失ったのである。
このことで、戦いの矛盾を肌で感じたといってもいいだろう。
ここで初めて、なぜ戦うのかということを知りたいという欲求が意識化に現われてきたといってもいいだろう。

ただ決まっていることだからではなく、そこに意義を見出したいということである。
そういうことでは、自分に意義を見出したいシンシャを仲間にするというのもこれまた自然の理であろう。
そして、このことは果てしない孤独を自らに呼び込むということでもある。
しかしシンシャがいれば、孤独であってもひとりぼっちではない。
シンシャがそのフォスの博物誌のノートを持っているということはその予兆であったのであろう。
また、春になってみんなの衣装がショートパンツ(ホットパンツ)からキュロットに変わったのにフォスとシンシャはショートパンツ(ホットパンツ)のままというのもそのことを象徴しているといっていいのかもしれない。

ここからフォスにとっての壮大な博物誌が始まるのである。存在の探究である。

そんなことで、わたしとしては第12話で核心に迫るようなことが起こったと感じたのですが、ここで終わるということはどういうことなのでしょうか。
終わる理由がまったく分からない。
ここからの展開は高度なので一休みということなのでしょうか。
この物語以上にまったくもって不可解ですな(笑)

ということで、とりとめない話になってしまいましたが、とりあえず紹介ということです。

ともかくこのアニメに惹かれるのは、人がいないというその発想です。
最後にどういう展開になるのか、楽しみです。
その最後というのは、アニメというより漫画ということになるのでしょうが。


宝石の国
HP「TVアニメ『宝石の国』公式サイト」は
 http://land-of-the-lustrous.com/
ウィキペデイアは
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%9D%E7%9F%B3%E3%81%AE%E5%9B%BD
です。

YouTube(https://www.youtube.com/)から
TVアニメ『宝石の国』本PV (https://www.youtube.com/watch?v=pwFpAyEuph8
 

ウィキペディア(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8)から
 無機物(無機化合物);https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%A1%E6%A9%9F%E5%8C%96%E5%90%88%E7%89%A9
 有機物(有機化合物);https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%89%E6%A9%9F%E5%8C%96%E5%90%88%E7%89%A9
 僧;https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%83%A7
 インクルージョン;https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3
 宝石;https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%9D%E7%9F%B3
 宝石の一覧;https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%9D%E7%9F%B3%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7
 仏;https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%8F_(%E6%9B%96%E6%98%A7%E3%81%95%E5%9B%9E%E9%81%BF)
 仏の一覧;https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%8F%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7


余談:GYAO!の視聴

GYAO!の無料視聴だけでけっこう愉(たの)しめます。
アニメとしては、「グイン・サーガ」は面白いです。
このグイン・サーガはかって小説で読んだことがあります。
読んだのは相当前なので、もう内容は忘れてしまっているから、初めて見るようなものですが。
わたしにとって今はアニメが当たりで、「グイン・サーガ」以外にも「ゴルゴ13」「蒼天航路」「GLOOD+」「精霊の守り人」「戦国英雄伝説 新釈 眞田十勇士」など目白押しです。
もう見終わった物では、「ベルセルク」「寄生獣 セイの格率」「DARKER THAN BLACK」「DARKER THAN BLACK -流星の双子(ジェミニ)」「ロードス島戦記-英雄騎士伝-」「バジリスク~甲賀忍法帖~」などが面白かったです。

アニメ以外にもドラマや映画などもあるので見飽きないです。
わたしにとって今はドラマは当たりがないのですが、かってはドラマもよく見ました。


羽根突き
20171227水 羽根突き


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エリナ・スビトリナさん 祝!優勝 ブリスベン国際テニス 2018年1月6日(土)(ろぷろす暦2018年1月6日(土))

「四面相のスビトリナ」ことエリナ・スビトリナさんが2018年初っ端の大会で見事に優勝しました。
おめでとうございます!!!
これで、WTAツアーの優勝は2桁の10回となりました。
ここまでは出来すぎというくらいの順調さです。

エリナ・スビトリナさんが、ブリスベン国際テニス(Brisbane International presented by Suncorp,オーストラリア/ブリスベン,本戦2017年12月31日(日)~2018年1月6日(土),ハードコート,WTAプレミア)において、1月6日(土)に行なわれたシングルス本戦決勝にてアリャクサンドラ・サスノビッチ選手を6-2,6-1で下して優勝しました。


エリナ・スビトリナさんは第3シードでWTAシングルスランキング6位、片やアリャクサンドラ・サスノビッチ選手は予選勝者(Q)で同88位ということだから、常識的にはスビトリナさんが勝って当たり前という感じです。
また、サスノビッチ選手はWTAツアーの決勝は初めてということです。
ということで、どちらにもそれなりの緊張があろうかと思います。

第1セットの第1ゲームがエリナ・スビトリナさんのサービスで始まると、スビトリナさんはダブルフォールトすら犯します。しかし、これで緊張が少し取れたのかここをキープし第2ゲームをせめぎあいの末にブレークすると第3ゲームをキープして、難なくゲームカウント3-0とします。
第4ゲームもあっという間に40-0として3つのブレークポイントを手にします。
このゲームを取ったらもうスビトリナさんの完全な流れだという感じです。
しかし、ここはスビトリナさんに少し気の緩みみたいなものがあったのか、安易なミスもあり、アリャクサンドラ・サスノビッチ選手がポイントを5連取してキープします。
しかし、スビトリナさんはサーブが良いので、サスノビッチ選手にブレークするチャンスはなくお互いキープで5-2となり、スビトリナさんは第8ゲームを再び40-15とすると、二度目のセットポイントをものにし、ブレークしての6-2でこのセットを取ります。

この第1セットを見ていて両者の際立った差はそのサーブ力でした。
スビトリナさんのサーブは絶好調という感じで、エースを含めここぞというとこでサーブでポイントを取ります。
片やサスノビッチ選手はファーストサーブが入らす、ダブルフォールトすら犯す苦しいサーブ力でした。
サスノビッチ選手は2015年のフェド杯で見た後、ほとんど見ていないのでどのようなサーブを打つのか分からないが、今日はとても力んでいるようで、それでコントロールが狂っている感じでした。
安易なサーブだとスビトリナさんに叩かれるということで力んだのかそれとも緊張なのかはたまた両脚の太腿にテーピングをしていたので踏ん張れず腕だけで打とうとしたのか、そこらへんは判然とはしないですが、あれだけファーストサーブが入らなければ、スビトリナさん相手ではこのスコアはしかたないでしょう。
それでも、2ゲームキープ出来たのは、強打のストロークがあったためです。
ストロークだけならスビトリナさんと互角あるいは上といってもいいくらいの強打のストロークでした。
スビトリナさんは守備力があるからなんとかしのげたというくらいのものでした。
このストロークの威力は決勝まで来たのを納得させるものでした。
そういうことで、サスノビッチ選手のサーブが良くなれば、スビトリナさんでも苦戦するという感じでした。

そんなことで第2セットがスビトリナさんのサービスで始まると、スビトリナさんが当然のように第1ゲームをキープします。
注目のサスノビッチ選手のサーブですが、さすがに第1セットのファーストサーブ率の悪さには辟易(へきえき)したのか今度は入れに来ます。しかし、そのサーブではやはりスビトリナさんに叩かれます、
そこで、やはり強打のサーブを打とうと力むのでファーストサーブが入りません。
そんなことでせめぎあいの末に第2ゲームをブレークされます。
スビトリナさんは第3ゲームを少し押されながらもキープしてゲームカウント3-0とすると、第4ゲームをまたまた40-0と3つのブレークポイントを握ります。
第1セットと同じような展開です。
しかし、さすがにここは第1セットのようなミスはせず、1つ返されますが40-15でブレークして4-0とします。
こうなったらもうスビトリナさんの完全な流れです。
第5ゲームを40-0のラブゲームでキープして5-0とし、第6ゲームは一度はマッチポイントを握るのですが、ここはあえて無理をすることはないということで、サスノビッチ選手がキープして5-1です。
そして迎えたサービングフォーザマッチの第7ゲームは圧巻でした。
今日の絶好調のサーブで締めました。
エース、フリーポイント、エース、サービスポイントとすべてサーブでのポイントのラブゲームで、6-1として幸先の良い優勝を勝ち取ります。

勝った瞬間、お馴染みのカンガルー跳びをして雄たけびを挙げましたが、わたしから見るとどちらかというと控え目だったかなという感じです。
喜びというより勝ってほっとしたという感じすら受けました。
下馬評では勝って当たり前の雰囲気だったろうから、その肩の荷を降ろしたという感じです。
握手のあと、コートに出て観客と喜びを共有していました。
こうゆうことはかなり手馴れてきているという感じで、トップ10の風格も出てきました。

今日の勝敗を分けたのは、もうサーブ力でした。
結局、スビトリナさんはサスノビッチ選手に一度もブレークポイントを与えませんでした。
おそらく両者とも普通の状態のサーブ力だったら、もつれてファイナルセットまでいっていたかもしれません。
それくらい、サスノビッチ選手のストロークは力強かったです。
とはいってもサスノビッチ選手はいまは攻撃的攻撃型という感じなので、ミスもまた多いです。
今回はたまたま調子が良かったということのようにも思えます。
サーブを安定させこのストロークを生かすことができれば、今回のように決勝ということもまたあるかもしれません。

エースとダブルフォールトとファーストサービス率は、スビトリナさんが10(3,7)と2(2,0)と66%(64%,68%)、サスノビッチ選手が1(0,1)と4(3.1)と49%(38%,63%)です。
()内は左から第1セット、第2セットです。

シングルス本戦決勝(1月6日(土),本戦第7日,CourtPat Rafter Arena第4試合)(1時間5分57秒)
[3]エリナ・スビトリナ(Elina SVITOLINA,ウクライナ,6位) vs. [Q]アリャクサンドラ・サスノビッチ(Aliaksandra SASNOVICH,ベラルーシ,88位)は、
エリナ・スビトリナが6-2,6-1で勝ちました。
第1セット 1-0,2-0,3-0,3-1,4-1,4-2,5-2,6-2(サーブはスビトリナから)
第2セット 1-0,2-0,3-0,4-0,5-0,5-1,6-1(サーブはスビトリナから)

なお、スビトリナさんの優勝までの戦績は
1回戦 6-2,6-4 カルラ・スアレス・ナバロ(WTAシングルスランキング40位)
2回戦 6-3,6-1 アナ・コニュ(同44位)
準々決勝 1-6,7-6(6)3-2Retired [5]ジョアンナ・コンタ(同9位)
準決勝 7-5,7-5 [2]カロリナ・プリスコバ(同4位)
です。


エリナ・スビトリナさんは、去年(2017年)の好調を持続しての優勝です。
頭(頭脳)・攻め・守り・スタミナの4拍子が揃っているので、安定度が抜群です。
一つ欠けてもあとの三つで補うことができるので、下位に負けることがとても少ないです。
下位に負けないということは、その順位を維持できるということになります。
そして、その余力で徐々に上位に進出することが出来ます。
この安定感は現状ではトップといってもいいでしょう。

この4つの内、2つの調子が悪くなれば不安定になりますが、そういうことは怪我(故障)でもしない限りありえないでしょう。
怪我ということでも、この人は賢いのでそれを最小限で食い止めるでしょう。
ともかく少しでも心身がおかしいと思ったら、休養することです。
幸いテニスは個人競技なので、どの時期に休養を取っても、他者に迷惑をかけることは少ないでしょう。
団体競技だとチームに迷惑をかけるとかで、かなりの調整が必要になるでしょうけど。
とはいっても、怪我というのは大概は調子の良い時に起こるからその制御が難しいともいえるのですが。
どうしても調子が良いと、連続して大会に出たがるから疲労が蓄積し知らずの内に無理をし、怪我(故障)してからやっと休養するということになりがちでしょう。
しかし、これでは手遅れです。
やはり、ここらへんをいかに調整するかということですが。
こういう決断は知恵と勇気が必要でしょう、退くのも勝つための一つの重要な戦いだという。

こんなに調子の良いスビトリナさんですが、少し気になることといえば、体もひとまわり大きくなって攻撃力が増したので、やたらと攻撃的になって攻め急ぐ傾向があることです。
攻撃力があってもそれほど守備力がない者なら、攻め急ぐこともある程度しかたないことですが、スビトリナさんほどの守備力があれば攻め急がなくても、相手をじっくり揺さぶってもいいと思う訳です。
ここらへんの攻め急ぎは、準決勝のカロリナ・プリスコバ戦でありました。
第2セット5-2とリードしてサービンフォーザマッチを迎えるのですが、ここで攻め急ぎがありました。
カロリナ・プリスコバ選手と比べたら、攻撃力はプリスコバ選手の方が上、守備力はスビトリナ選手の方が上なので、ここはじっくり揺さぶりのストローク戦(ラリー)をすればおのずとプリスコバ選手がミス(自滅)するでしょう。
それを何故にか、先にウィナーを決めようと大振りをするのでアンフォーストエラーになってしまいます。
まぁ、気持ち的には分からんでもないですが。
攻撃力の勝(まさ)っている相手に攻撃力で勝ったらすかっとする上に相手にかなりのダメージを与えられるということもありましょう。
しかし、それは失敗したら元も子もありません。
事実、2度目のサービングフォーザマッチも同じような事をして、ここは5-5になってしまいますが、タイになったのでプリスコバ選手は少し気が緩んだのか第11ゲームを再度ブレーク出来たからよかったのですが。
やはり、攻撃力があるとどうしても我慢強いテニスとかいうのは面倒くさくなって攻め急ぐのかもしれません。

まぁ、そういうことはあってもこうやって優勝ということなのだから、その安定感を他の者が崩すことはなかなか難しいということなのでしょう
このままの勢いでの全豪オープン2018の活躍も楽しみです。
このスビトリナさんを含めてのわたしにとっての三人娘のあと2人ですが、ベリンダ・ベンチッチさんとダリア・ガブリロワさんは、今週は国別男女対抗エキシビションマッチのホップマン・カップでした。
ベリンダ・ベンチッチさんは4試合戦って3勝1敗でした。
この戦いを見る限りでは、調子は上向きでトップ30までは行かないが、もうトップ50くらいの力まで回復していると見ていいでしょう。
そういうことでは、こちらも全豪オープン2018での復活が楽しみです。
ダリア・ガブリロワさんは3試合戦って、1勝2敗でした。
去年の後半からのやや集中力を欠いた雑なプレーもありました。ここらへんは心配ですがまた全豪オープン2018ということでの集中力の持続を期待したいです。

攻撃的守備型の御三家のアンゲリク・ケルバーさんはホップマン・カップ、キャロライン・ウォズニアッキさんとアグニエシュカ・ラドワンスカさんはASBクラシックでした。
ケルバーさんは4試合で4戦全勝なのでエキシビションマッチとはいえども調子は上向いているといえそうです。
ウォズニアッキさんは去年の勢いのままという感じで、今大会でも準優勝でした(笑)
ラドワンスカさんは準々決勝敗退ということで、こちらは去年の不調からまだ抜け出せていないようです。

ところで、決勝でウォズニアッキさんを破って優勝したのはユリア・ゲルゲス選手です。
ゲルゲス選手は去年の終盤から調子を上げている選手なので、全豪オープン2018の台風の目になるかもしれないと思ったりします。
とはいってもゲルゲス選手ってあまり見ていないのでなんともですが。

この時点では、今の女子テニスは悲惨時代なので、全豪オープン2018の女王の本命は不明と言う感じです。
わたしの願いとしては、ベリンダ・ベンチッチさんですが、今の力ではまだ無理でしょう。
ベスト8までいければ御の字でしょう。
もしかしたら、エリナ・スビトリナさんがその栄光を掴(つか)むかも知れません。
その安定感からわたしの確率は30%です。
そうなれば両手に花(グランドスラム優勝とWTAシングルスランキング1位)の女王ということになるのですが・・・


テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp(http://tennismagazine.jp/)から
スビトリーナがサスノビッチを下してキャリア通算10勝目 [ブリスベン国際] - テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp;http://tennismagazine.jp/_ct/17140738
スイスが決勝でドイツを破り、17年ぶり3度目の優勝 [ホップマンカップ] - テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp;http://tennismagazine.jp/_ct/17140723
フェデラーとベンチッチのスイスが2001年以来となる3度目の栄冠 [ホップマンカップ] - テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp;http://tennismagazine.jp/_ct/17140752
ホップマンカップ優勝はスイス、「シングルスプレーヤーの僕にとっても素晴らしい一週間だった」とフェデラーがコメント - テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp;http://tennismagazine.jp/_ct/17140776
サスノビッチが予選から初のツアー決勝へ、スビトリーナは前年覇者プリスコバに勝利 [ブリスベン国際] - テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp;http://tennismagazine.jp/_ct/17140674
ゲルゲスがウォズニアッキを破り、マッチ14連勝で今季開幕戦を制す [ASBクラシック] - テニスマガジンONLINE|tennismagazine.jp;http://tennismagazine.jp/_ct/17140824

テニス|スポーツナビ(https://sports.yahoo.co.jp/sports/tennis/)から
スイトリナ 今季初Vで通算10勝目、快進撃の世界88位に快勝<女子テニス> (tennis365.net) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180106-00010005-tennisnet-spo
スビトリーナがブリスベン国際制覇、世界4位に浮上へ (AFP=時事) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180107-00000014-jij_afp-spo
スビトリーナ、サスノビッチをストレートで破り優勝[ブリスベン国際] (THE TENNIS DAILY) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180108-00000004-tennisd-spo
スイス 17年ぶり優勝、フェデラーはホップマン杯2度目V<テニス> (tennis365.net) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180106-00010007-tennisnet-spo
スイスがホップマン杯制覇、フェデラーはヒンギス氏が与えた影響に感謝 (AFP=時事) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180107-00000006-jij_afp-spo
スイスが3回目の優勝。フェデラーが全豪オープンに向け順調な仕上がり[ホップマンカップ] (THE TENNIS DAILY) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180107-00000001-tennisd-spo
今季初Vゲルゲス、開催中のシドニー国際は右膝負傷で棄権<女子テニス> (tennis365.net) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180107-00010008-tennisnet-spo
ゲルゲスがウォズニアッキを破って優勝[ASBクラシック] (THE TENNIS DAILY) - Yahoo!ニュース;https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180108-00000001-tennisd-spo

YouTube(https://www.youtube.com/)から
2018 Brisbane International Final Elina Svitolina vs. Aliaksandra Sasnovich WTA Highlights - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=E7MMdv0PqK4
 
Elina Svitolina vs Aliaksandra Sasnovich BRISBANE FINAL 2018 FULL MATCH - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=178Zl_kMPEI
 
2018 Brisbane International Semifinal Elina Svitolina vs Karolina Pliskova WTA Highlights - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=fWHT5NwBzR0
2018 Brisbane International Semifinal Aliaksandra Sasnovich v Sevastova WTA Highlights - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=3f_eTQmaJew
2018 ASB Classic Final Caroline Wozniacki vs. Julia Goerges WTA Highlights - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=7dpuSyeminU

ブリスベン国際テニスの
HPは
 https://www.brisbaneinternational.com.au/
WTAの表記は
 http://www.wtatennis.com/tournament/2018-brisbane-Australia-800#orderofplay
 シングルスドロー;http://wtafiles.wtatennis.com/pdf/draws/2018/800/MDS.pdf
ウィキペディアは
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%99%E3%83%B3%E5%9B%BD%E9%9A%9B
 英語版;https://en.wikipedia.org/wiki/Brisbane_International
です。


エリナ・スビトリナさんの
ウィキペディアは
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%83%8A%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%93%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%8A
 英語版;https://en.wikipedia.org/wiki/Elina_Svitolina
ITFは
 http://www.itftennis.com/procircuit/players/player/profile.aspx?playerid=100131002
THE TENNIS DAILY テニスデイリーは
 https://www.thetennisdaily.jp/players/contents/0000279.php
テニス365は
 http://news.tennis365.net/news/tour/players/details/index.html?id=women00674
WTAは
 http://www.wtatennis.com/players/player/316738/title/elina-svitolina
です。


注)断りのない限り表記のWTAランキングは、2018年1月1日(月)現在(ランキングは基本的に毎月曜日に更新されます)です。


2018年年賀
20180107日 2018年年賀


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