笠山は2013年には3度行っている(http://seink5.blog33.fc2.com/blog-entry-3156.html,http://seink5.blog33.fc2.com/blog-entry-3708.html,http://seink5.blog33.fc2.com/blog-entry-4141.html)のですが、それ以来行っていません。
それで、笠山のセンブリがどうなっているのかも気になったので行きました。
今回は、いままで下山に使っていた笠山神社からの笠山神社参拝登山口を上りで使いたいと思いました。
では、ここまでどこからアプローチしようかということで、最初はいつも遅くなってからということなので、いつもの下山口である笠山神社参拝登山口から切通しバス停までを使おうと思ったのですが、もし暗夜行路になったら、良く知っているこの道なら安心だし、切通しバス停からならいつものように歩いて小川町駅まで行けるということで、やっぱりここは下山道として使うことにして、今回のアプローチは和紙の里バス停からにすることにしました。
和紙の里は、いつもバスで通り過ぎるだけだったので、ちょっと外観だけでも見ておきたいという気もありました。
☆山草など
センブリは、時期を逸してしまいました。
まともに咲いていたのは、一花だけでした。
まぁ、これはしかたないです。2013年の時は、10月30日だったから、1週間遅いということになり、例年通りの開花なら終わっていてもおかしくないです。
株は20株くらいで、少し減っているという感じでしたが、このくらいなら年差の範囲内かと思われます。
ただ、台風の影響なのか小枝でぺしゃんこになっているものもありました。
で、わたしはこのセンブリを助けたかというと、そのまま放置です。
甘やかしてはいけません。
というか、自然には自然の掟があるということです。
例えば、この小枝がもう二度と落ちてこないようにと、善意でこの木を切ったなら、日が当たりすぎて、他の植物が進出してきてセンブリが全滅するということがあるかもしれません。
素人の生兵法は大怪我のもと、です。
ということで、可愛そうとは思いましたが、見て見ぬふりです(苦笑)
それより、センブリは苦いということで、一度は葉を噛んでみたいと思うのですが、センブリに妖精を見ている身としてはとてもではないが、葉をもぎることなどできません。
ということで、いまだにどんだけ苦いのかは分かりません。
そのうちにセンブリに妖精を見ることがなくなったら、葉をもぎって苦味を確認したいと思います。
はて、そんな時はいつくるのでしょうか(笑)
それにしても、この小さいセンブリを薬用にしたということでは、昔はセンブリはどこにでもある普通の草だったのでしょうか。
それとも薬用として栽培していたのでしょうか。
いま山にあるセンブリを薬用になどしたらあっという間に絶滅するでしょう。
あと、ここのセンブリも花冠が4深裂だったり、葉がやや幅広だったりするものもありました。
センブリも終わったので、もう花はほとんど期待できません。
唯一、咲き誇っていたのは、ヤクシソウです。
ヤクシソウはたくさんありました。
元々、ヤクシソウはよく見ていたのですが、それでもここ最近は多いと思います。
このヤクシソウも鹿が食べないから繁殖しているのでしょうか。
実をいうと、今回は林道を歩くというので、秘かにアワコガネギクを期待していました。
が、1株もありませんでした。
ここにないだけかもしれませんが、アワコガネギクもあまり見かけなくなった気がします。
とはいっても、きっとあるとこにはあるのでしょう。
リュウノウギクだって、ここには1株もなかったけと、杓子山にはたくさんありましたから。
この林道歩きで、マルバノホロシが見れたのはもうけものでした。
マルバノホロシはもう実でしたが、たぶん初めて見たと思います。
同じ仲間のヒヨドリジョウゴを、栃木県鹿沼市の粟野で見たことあるだけです。
とはいっても、それが本当にヒヨドリジョウゴだったのかそれともマルバノホロシだったのかはいまでは判然としませんが(笑)
あと目に付いたのは咲遅れのサラシナショウマがあったくらいでしょうか。
咲き終わったものは実になっていました。
それと、ススキが日の光を浴びて輝いていたのは、紅葉にも勝るものがありました。
木本の低木のコウヤボウキもまだ咲いていましたが、咲き終わっているのも多かったです。
また、この時期にはその星型の特異さで目立つクサギの実もありました。
もう、来年の春まで待つしかないです。
妖精さんたち、おやすみなさい、です。
あと、不思議に思ったのは、トネアザミの花にクマバチ(キムネクマバチ)が止まっていたので、蜜を吸っていると思って、そっと近づいて写真を撮りました。
しかし、かなり近づいてもクマバチはじっとしています。
普通なら、花から花へとせわしげに飛び回ります。
なんか、おかしいなと思ってちょっと触ってみました。
それでも、ひくりともしません。
どうやら死んでいるようです。
しかし、花に止まって蜜を吸っている状態で死ぬか、と思ってしまいます。
過労死なのでしょうか。
密を吸っていて、突然、死神の招待を受けてしまったのでしょうか。
とても不思議な光景です。
人がしたならばこんなにがっしりと花に止めることは出来ないと思います。
やはり、なんらかのことで、突然、死が訪れたという以外には考えられません。
こんなこともあるのですね。
殉職!?
トネアザミの花に止まったままその生を終えたであろうクマバチ
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☆山道など
今回は、和紙の里バス停からのアプローチとなります。
なお、バスなのですが、2013年の時はここから県道11号線に引き返していたのですが、今回は引き返さずにそのまま道なりを行きました。少しバスルートが変ったようです。
和紙の里は2013年から変化があって、「和紙の里ひがしちちぶ」という名になって、道の駅となっていました。
ここが目的ではないし営業も9時からなので外観だけを軽く見ることにしました。
裏手には、日本庭園もあるというので見てみました。
池には鯉が泳いでいました。この鯉には餌を購入して餌やりが出来るとのことでした。
和紙の里には小さな丘があってそこが展望台になっているので、日本庭園を軽く散策した後、展望台に行くことにしました。
その展望台に行く道に「外秩父七峰縦走ハイキングコース」という道標がありました。
和紙の里を通るように設定されているのだなと思いました。
展望台のある丘は彫刻の森ということで、何点か彫刻がありましたが、わたしにとっては特に何かを感じるものではありませんでした。
展望台もそれほど高いわけではないので、一望とはいきませんが、それでも気持ちいいことにはかわりありません。
和紙の里 東秩父村観光サイト;http://www.higashichichibu.jp/hosokawashi/washinosato(東秩父村観光サイト(http://www.higashichichibu.jp/)から)
和紙の里ひがしちちぶ 関東「道の駅」;http://www.ktr.mlit.go.jp/honkyoku/road/Michi-no-Eki/station/sai_higasichichibu/index.html(国土交通省 関東地方整備局(http://www.ktr.mlit.go.jp/index.htm)から)
和紙の里案内図

和紙の里付近の外秩父七峰縦走ハイキングコースの道標


展望台の丘を越えるという感じで下ると、舗装道路に出て、そこにも「外秩父七峰縦走ハイキングコース」の道標があり、それに従って行くと、「みどうの杜」という老人保健施設の横を通った先に、林道御堂笠山線の起点があります。
指標には起点とは書いていませんが、ここが起点でしょう。
この林道は、「外秩父七峰縦走ハイキングコース」となっています。
この林道は全区間、舗装道路です。
ゆるやかな坂を上って行きます。
それなりに行くと、送電鉄塔が見えてきます。この鉄塔は東京電力の西上武幹線191号です。
またそれなりに行くと、送電鉄塔にあたります。こちらは西上武幹線192号です。
ということで、この林道の上を送電線が2回跨(また)ぐことになるのですが、11月5日時点の国土地理院の地形図(電子国土Web)では1度しか跨いでないので、鉄塔の位置が変わったのかも知れません。
国土地理院の地形図は情報が遅いので、こういうことがしばしばあります。
ない道が記載されていたり、ある道が記載されていないことは、日常茶飯事です。
国土地理院の地形図は情報の記載が遅いのでとても注意が必要です。
100%信じていたらとんでもないことになる場合もあります。
わたしは、そういうことを知らない間は、100%信用していたので、とんでもない山道(荒廃した山道)を何度か歩いたことがあります。
いま思えばよく道迷いにならなかったなと感心してしまいます(苦笑)
この林道は車も通れる舗装道路なので、ハイキング気分でどんどんゆるやかに上って行きます。
かなり上って行くと、この林道のピークのところに出ます。
ここで、「外秩父七峰縦走ハイキングコース」が山の方に入っていきます。
しかし、わたしはそちらには行かず、このまま林道を行きます。
ここからはゆるやかな下りとなります。
ここからもハイキング気分でどんどん下って行きます。
林道御堂笠山線のピークにある案内図

かなり行くと、林道御堂笠山線の終点というところに出ます。
そこはまた、林道萩帯線と合流するところでした。
林道御堂笠山線の指標はありますが、林道萩帯線の指標はありません。だから、知っていなければどこに出たのだろうということになります。
それとなんと、林道御堂笠山線のピークで山側に行っていた「外秩父七峰縦走ハイキングコース」が再びここで合流していたのです。
これで、あの山側の山道を納得しました。
この林道を通る前に、「山と高原地図22奥武蔵・秩父2013年版」でチェックしたのですが、この地図にはこの林道から「物見山」と「リュウゴッパナ(竜ヶ鼻)」というピークに行けると記載されています。
そこで、このピークにも寄ろうと思っていたのですが、林道を歩いている間はすっかり忘れていました(笑)
リュウゴッパナ(竜ヶ鼻)には林道のピークあるいはこの終点から行けるというのが分かりました。また、物見山にも林道のピークのとこに道があったのであそこからいけるのかなと思います。林道を上ってくる時の入口は特に道標も見なかったと思うので不明ですが、林道のピークから下ればどこかに出ると思います。(*1)
とはいってもおそらく行く機会はないでしょうから確認はできませんが・・・
あと、この合流点は、地図上では寺岡バス停から帯沢集落を通る林道があってそれの合流点にもなっているので、それも確認しようと思っていたのですが、すっかり忘れてしまっていました。
ううん、気になる(笑)
(*1)
物見山は、「山と高原地図22奥武蔵・秩父2013年版」と「山と高原地図22奥武蔵・秩父2017年版」では位置が違っています。
この昭文社の地図も100%は信用できないということになりそう。
地図というのは、ないよりはましというくらいの方がいいのかも。
最後に物を言うのは、自分の知恵および勘かも知れません。
林道御堂笠山線から林道萩帯線を行くことになるのですが、林道御堂笠山線から見て右が萩平集落へ、左が栗山集落への道となります。また、「外秩父七峰縦走ハイキングコース」は萩平集落へと続いています。
わたしは、笠山へは笠山神社参拝登山口から登るので、栗山集落すなわち左へ行きます。
ここからも舗装道路のゆるやかな下りとなります。
それなりに行くと、林道萩帯線の終点となり指標があります。
ここの終点は、東秩父村と小川町の境界ということで、管理が違うので行政上の終点となります。
林道はそのまま続いています。
特に指標はないのですが、ここからは林道栗山支線となります。とはいっても林道栗山支線もここが終点なのですが。
境界なのでどちらも終点になるということです。
故に、ここで東秩父村から小川町に入ることになります。
ここまでは、和紙の里から東秩父村の領域を歩いてきたことになります。
栗山支線も同じく舗装道路でゆるやかに下ります。
下っているうちに面白い道標がありました。
進行方向の左右(上下)に道標があって、右側(上り側)の道標は「境界尾根コース 笠山神社・山頂方面 約2時間」と書かれており、左側(下り側)の道標には「住吉神社・長坂登山口 切通しバス停(60分)」と書かれていました。
こんなとこに登山道があるのかって驚きました。
「山と高原地図22奥武蔵・秩父2013年版」には当然載ってないです。気になる気になる(笑)
ところで、住吉神社や長坂登山口ってどこって感じですが。切通しバス停までの道を歩いていても登山口の表示などなかったと思うが。とはいっても大概は暗くなってから通るから、なんですが・・・
切通しバス停からのこのルートにそそられるわたしがいます(笑)(*2)
なお、これからわたしが向かう進行方向としての道標は「天王様 公衆トイレ 笠山登山口」と書かれています。
林道栗山支線にあった山道(登山道)の道標
右側(上り側)


左側(下り側)


進行方向

(*2)
この山道(登山道)の下り側は、「山と高原地図22奥武蔵・秩父2017年版」には載っていました。
この記載によると、この山道は林道栗山線を一部バイパスする形になっているので、林道栗山線を歩くだけでは単調ということで、開通したのかもしれません。
しかも、この道は笠山参道(長坂)という名になっています。
まぁ、いずれにしても、当たり前のことですが、地図は最新版でないとその用を完全には足さないということです。
しかし、毎年最新の地図を買うというのも・・・
上り側は、境界尾根コースという名の通り、東秩父村と小川町の境界尾根を通って、萩平からの山道(登山道)に合流するような感じを受けます。
そんな道標を横目に見ながらゆるやかに下って行くと、右側に天王様と書かれた道標があって山道を示していますが、わたしはそれを無視して進みます。ここからもどこかに行けるようです。
しばらくすると、民家が見え始め林道栗山支線の起点すなわち本線である林道栗山線と合流します。
林道栗山線は2013年の下りで3回使ったお馴染み(おなじみ)の道です。
笠山神社参拝登山口から切通しバス停に行く時に、通りすがりにこの林道栗山支線の指標は見ていて気になっていたのですが、今回通ってどういう風になっているかが分かりました。
さて、ここから笠山神社参拝登山口へと林道栗山線を上ることになります。林道栗山支線から見て右側です。
左手に笠山が見えます。ここから見える笠山はピークが2つあって、確かに乳房状に見えます。
しかし、笠山は乳房状だといわれていたので、そうなのかと思うくらいで、そういう予備知識がなかったら、わたしにはそういう発想はなかったでしょう。
ほどなく行くと、「小川町指定天然記念物 福島家のマキ(マキ科イヌマキ)」という指標があってマキの木があります。
が、わたしは特に感慨はないです。マキって知らないし知ろうとも思ってないしで・・・
そのマキを通り過ぎると、栗山公衆トイレがあります。このトイレは立派なトイレで水洗です。
ここの近くに延命堂という子宝・安産を祈るお堂があります。
そのお堂の本尊はなんと男根です。
なんともまぁストレートなということで、土着の神様でしょう。
とはいっても観音様らしきものも祭っていますが。
このトイレを過ぎると、分岐点に出ます。
栗山林道は左に曲がりますが、まっすぐ行く方はある箇所で左に行くと、笠山神社下社に出てそこから笠山神社参拝登山口の道と合流して、笠山に上る道となります。
この道は2013年5月9日の下山時に使っています。
つまりどちらを使っても笠山に登れるということなのですが、今回は笠山神社参拝登山口から登るということで、左に曲がって林道栗山線を行きます。
少し行って右に曲がり坂を上ると広いとこにでます。
そこは笠山神社参拝登山口の駐車場となっています。車が1台停まっています。
この駐車場にはベンチも何もありません。ベンチが欲しいところです。
山側には鳥居があり、そこが登山口となります。
時刻は12時27分。
予定より1時間くらい遅れている感じです。
鳥居をくぐって山道(登山道)に入るとすぐに分岐があるが、先で合流するのでどちらでもいいです。上って行くと、右に笠山神社下社が見えてきて、分岐点に出ます。
右に行けば笠山神社下社、左に行けば笠山神社(笠山)への山道(登山道)なので、左に行きます。
笠山神社下社はいままで行ったことがあり特に何かある訳ではないので、今回は行きません。
左側を少し行くと、笠山神社(笠山)への道標があり、道標は右側を指しているので、右側に行きます。
ここで、少し休んでおにぎりを2個食べました。
ここからの山道は、溝状になっています。それなりの坂の上りです。
それなりの坂の上りをそれなりに行くと、溝状ではなくなり山道は左に横切り、尾根を上ることになります。
ここからが、それなりに急坂です。
とはいっても特に岩場とかはないので、わたしもカメラを片手に持って上れます。
この急坂がずっと続き、少しゆるやかになったところで右側に笠山神社が見えます。
途中、右側に石段があるのですが、こちらは通らない方がいいでしょう。
そのまま行って右に上ると笠山神社(笠山東峰)に着きます。
時刻は14時31分。やっぱり登頂は15時前後ってのがわたしの定番のようです(笑)
登山口からここまでは、ほぼ雑木林です。
少し休んでから、笠山西峰に行きます。
いままでは、西峰から東峰だったのですが、今回は初めて反対です。
西峰は少し開けており、ここに笠山の指標があります。
ちなみに東峰が一番高いので東峰からは一度下って少し上ることになります。
西峰から少し行ったとこにある分岐点を左に行って笠山峠および七重峠を目指します。
左ではなくまっすぐ行ったならば萩平集落に出ます。
下っていると右側に白石車庫バス停からの山道(登山道)が合流しているとこがあります。
そちらには行きません。
しばらく行くと、注意の指標のある急坂がありますが、用心して下れば問題ないです。
急坂を下って少し行けば、林道に出ます。
この林道は、萩平笠山線です。その名の通り、起点は萩平のようです。
この林道は舗装されていません。ということでわたしにとっては美味しい林道かもしれません。
舗装されていないと草が生えるからです。思わぬ山草があるかもしれません。
山道(登山道)から林道に出たとこにある林道萩平笠山線などの道路案内図

林道に出たとこから見て左側に山道(登山道)があります。
もちろん、左側に林道をそのまま行っても笠山峠および七重峠に行けます。
わたしは林道ではなく山道から行きます。
少し上ることになります。
なぜ上るかというと、もともとあった山道をこの林道が開削して崖にしたからです(たぶん)。林道が谷になります。
だから回り道をして林道すなわち谷に下り、また回り道をして尾根に上るということです。
林道とやや平行という感じで尾根道を下ると、笠山峠を左に指している道標に出会います。
その道標に従って左に行くと、再度、林道萩平笠山線に出ます。
ここらへんが笠山峠のようです。
この林道のガードレールの開いたとこから、下る道があるのですが、どこに行っているのでしょうか。気になる。
また元の山道に戻って七重峠に行きます。
途中、白石車庫バス停からの山道(登山道)が右から合流していますが、そちらに行かずまっすぐ行ってちょっと上ると七重峠です。(*3)
ここはまた、「篭山のタル」ともいわれるようです。
ここに出た時点で、右側が林道萩殿線の終点、左側が林道栗山線の終点、正面が堂平山への山道(登山道)、その堂平山への山道の左横が林道栗山七重線への山道、です。
林道萩殿線と林道栗山線は舗装されています。
七重峠の指標

(*3)
よく分かりませんが、どうも七重峠(ななえとうげ)というのは2箇所あるようです。
ここと、もう一つは林道栗山七重線と林道剣ヶ峰七重線が合流(分岐)するとこのようです。
七重峠 山の最新情報、登山情報 - ヤマレコ;https://www.yamareco.com/modules/yamainfo/ptinfo.php?ptid=27364
笠山峠 山の最新情報、登山情報 - ヤマレコ;https://www.yamareco.com/modules/yamainfo/ptinfo.php?ptid=15689
(以上2点、ヤマレコ(https://www.yamareco.com/)から)
まぁ、個人的にはここを笠山峠とし、そちらを七重峠とすればいいと思う。
というか、最新版の「山と高原地図22奥武蔵・秩父2017年版」ではそういう表示になっている。
(「山と高原地図22奥武蔵・秩父2013年版」では、ここは指標のように七重峠となっている)
今の同じようなとこに、笠山峠と七重峠があるってのが不自然というかややこしい気がするのですが・・・
東武鉄道の電車でハイキングでも、東秩父村観光サイトのハイキングコース紹介でも、ここは笠山峠となっているので、次回からわたしもここを笠山峠とします。
堂平山・笠山コース 東武線沿線:自然ハイキング「電車でハイキング」;http://tabi.tobu.co.jp/playing/hiking/shizen/doudaira/(電車の旅-東武沿線おでかけ情報(http://tabi.tobu.co.jp/)から)
笠山峠ハイキングコース 東秩父村観光サイト;http://www.higashichichibu.jp/hiking/hiking-course02(東秩父村観光サイトから)
少し休憩して、林道栗山線を通ってとりあえず切通しバス停まで下山です。
明るい内に笠山神社参拝登山口まで行ければ、御の字です。
そこからは3回通っていて民家もあるので、暗くても余裕です。
知っている道だと先読みが出来るので、安心度が違います。
初めての道だと、その先がどうなっているのか、またいつ着くのかなどの不安があります。
初めての道は明るい内に通りたいものです(笑)
時刻は15時44分、七重峠から林道栗山線へ出発します。
林道栗山線を少し下ると左から林道萩平笠山線が合流してきます。林道萩平笠山線の終点です。
逆にここから上れば林道萩平笠山線からも七重峠に行けるということです。
林道萩平笠山線の終点にある案内図

林道萩平笠山線を横目に見て、どんどん下ると、今度は右手が林道栗山七重線への分岐です。というのは林道栗山七重線はここが起点になっているからです。
ちなみに林道栗山七重線の方に行けば、堂平山を迂回する形で白石峠に行けます。
歩きだと恐ろしく遠回りになると思いますが(笑)
歩きは堂平山を経ての白石峠のルートの方がいいでしょう(笑)
また、ときがわトレッキングコースにも行けるようです。
- 埼玉県ときがわ町 - ときがわトレッキングコース;http://www.town.tokigawa.lg.jp/forms/info/info.aspx?info_id=12512(埼玉県 ときがわ町(http://www.town.tokigawa.lg.jp/forms/top/top.aspx)から)
林道栗山七重線を横目にまたどんどん下ります。
そうすると、道路に継ぎ目があるとこに来ます。
ここは好展望になっていて、これから通る栗山集落が一望できます。
ここは岩場の断崖ということで、シャベルカー(ショベルカー)では削ることが出来なかったのか、崖に接して橋が架かっているということです。
だから道路に継ぎ目があり、右側(下り方向から見て)が谷となって視界が開けているのです。
この橋は50mくらいでしょうか。とはいってもわたしの距離感は当てにならないのですが(笑)
ここから栗山集落を見ると道路に2箇所ほどブルーシートが掛けられているのが見えますが、これは路肩が崩落しているための養生のようです。
4年前はありませんでした。
林道栗山線の好展望からみた栗山集落の一部
道路(栗山林道)にブルーシートの養生が見えます。

思わぬ景色を堪能して、それなりに下ると「延命水」という水場に出ます。
ちょっと飲んでみたけど、普通の水かなという感じでしたが・・・
ここを過ぎそれなりに下ると、やっと笠山神社参拝登山口に着きました。
時刻は17時1分。
やれやれという感じです。思ったより距離があって時間がかかったという感じです。
ここで一休みして、おにぎりを1個食べます。
もう回りは暗くなり始めています。
しかし、ここからは街灯もあるのでしばらくは大丈夫でしたが、さすがに完全に陽が落ちたら暗くなったので、17時30分頃から懐中電灯を使いました。
ともかくここからは見知った道なので、余裕でどんどん下って行き、林道栗山線の起点に着きます。
これで林道栗山線は踏破したことになります。
林道栗山線は、林道といってもこの起点から笠山神社参拝登山口までは民家もあり街灯もあるので栗山集落の生活道というべきでしょう。
笠山神社参拝登山口から七重峠までは林道という感じで、道以外何もないといっていいでしょう(1箇所水場があるだけです)。
林道栗山線の起点で町道と合流するので、左に行きます。
すぐに、二十二夜塔という史跡があり、そこを過ぎて橋を渡ると、右に絶壁が見えます。これが赤木の絶壁(わたしが勝手につけた名)です。
ここからこの町道を道なりに進んで、切通しバス停(すなわち県道11号線(熊谷小川秩父線))に出ます。
時刻は18時51分、切通しバス停にやっと着きました。
今日は舗装道路を歩きすぎたせいか、足の裏が痛くなってきたので、ここから小川町駅まではきついなと思ってバスの時刻表を見ると、19時7分のバスがあります。
これだとそんなに待たなくてもいいと思ってバスにすることにしました。
ところが、19時7分過ぎになってもバスが来ません。
おかしいと思って、再度バスの時刻表を見たら、19時7分は平日の時刻であり、休日は19時37分でした。
いまさら、ここから歩いて小川町まで行くわけにもいかないので、バスを待つことにしました。
結局、46分待つことになりました。
たぶん、最初から19時37分を見ていたら、きっと小川町駅まで歩いていたでしょう(笑)
そんなこんなで、4回目にして始めてバスで小川町駅に戻りました。
もちろん、バスは貸切です(笑)
今日はどちらかというと笠山は脇役で、林道探訪でした。
林道御堂笠山線と林道栗山支線と林道栗山線は完歩し、林道萩帯線と林道萩平笠山線は一部を歩いたということです。
この笠山周辺は林道が多くてややこしく、いままでよく分からなかったのですが、今回5つを歩いて少しはすっきりしました。
機会があったら一部を歩いた林道萩帯線と林道萩平笠山線も完歩したいと思います。
わたしが林道マニアほどではないが、なぜ林道に興味があるかというと、山野草行を始めた頃は林道を歩いていたからです。
興味を持ち始めて、草(花)を見るようになったのですが、その頃は山に登るとかいう発想はありませんでした。
山に登れるとかいうのも知りませんでした。
それまで、富士山とか高尾山とか登ったことはあるけど、それは他人の企画に同行しただけなので、自分で山に入るという意識はありませんでした。
だから、山に入る(登る)方法を知りませんでした。
そこで山野草というよりこの頃は野草ですね。その野草を見るためには都会より田舎の方がいいだろうということで、栃木県の方の田舎に行っていました。
で、田舎の道を歩いていると、この笠山周辺と同じように、自然と林道に入っていくということです。
だからその頃は林道と知らずに林道を歩いていたということです。
そして、その林道を歩いていると、これまた知らずに山道(登山道)に入って行くということになったのです。
そういうことから、山道(登山道)を歩くことを覚えたということです。
だから、山道(登山道)を歩き始めた頃は、「山と渓谷」という雑誌を毎月読んでいました。
その頃はインターネットがなかったのでこの雑誌などが情報の頼りでした。
バスの時刻なども登山用のバス時刻表の本がありました。バス時刻表も山のように集めました(笑)
今はインターネットがあるから、雑誌は読んでいませんし、バス時刻表も集めていません。
こういうところにも、出版不況が現れているということでしょう。
ともかくそういうことで林道には縁が深いのです。
わたしにとっては単にアプローチのための林道ではないのです。
山道と同じく林道も山野草を見る場所なのです。
センブリを初めて見たのも、栃木の鹿沼市の林道でした。
それにしても、笠山神社参拝登山口から切通しバス停までは道々の風景を昨日のことのように覚えているのに、もうあれから4年も経っているとは、月日の経つのは本当に早いと思ってしまいます。
なお、ここらへん(笠山周辺)の林道マップとしては
砂と蒼空 堂平山林道マップ;http://sooner100.fc2web.com/blog/dodaira.html(砂と蒼空(http://osk.blog11.fc2.com/)から)
が参考になると思います。
(この図では、堂平山線が七重峠までつながっているようになっていますが、堂平山線は白石峠からときがわ町立堂平天文台(堂平山山頂)に行く道であり、七重峠まで行くのはこの堂平山線から分岐した剣ヶ峰七重線のようです。
林道 堂平山線 ( オートバイ ) - 林道ナノレカワ線<埼玉版> - Yahoo!ブログ;https://blogs.yahoo.co.jp/nanorekawa/33385215.html
林道 剣ヶ峰七重線 ( オートバイ ) - 林道ナノレカワ線<埼玉版> - Yahoo!ブログ;https://blogs.yahoo.co.jp/nanorekawa/33389082.html
(以上2点、林道ナノレカワ線(http://nanorekawa.sakura.ne.jp/)から))
☆山人など
北朝霞までの武蔵野線のわたしの車両には、ハイカー姿の方が2人くらいいたでしょうか。
北朝霞駅から朝霞台駅に向かっている時に、中年の登山姿の女性が北朝霞駅の方に歩いていました。
朝霞台駅のホームで電車を待っている時に、ハイカー姿の中高年の男性を3~4人見ました。
このハイカー姿の男性たちはディバックになにやら紙を付けていました。ただこの紙は二つ折りになっていたので、何の紙なのかは分かりませんでした。
また、池袋方面に行く電車に壮年の登山姿の男性が乗り込んでいたので、ここらへんの人はどこかの山に行くには一度都心に出なければいけないこともあるようで不便だなと思いました。
小川町行きの電車の車両で、向こう側に紙を付けたディバックのハイカーさんがいて、その方の紙は二つ折りではなかったので、秘かにその紙を見てみました。
そうすると、スリー・デー・マーチというのが読み取れました。
スリー・デー・マーチというのは聞いたことがあります。3日間に渡って歩くというようなことだったと思いました。
この方は、東松山駅で降りました。
小川町駅に着くと、ハイカーや登山姿の方が数名いました。
みんなこの駅で降りると思っていたら、接続の寄居に行く電車に何名か乗りました。
壮年の登山姿の男女もいました。
この先にそんな登山する山なんかあったかなと思ったのですが、帰ってから地図を見ると、外秩父は寄居まで延びているので逆周りでもしたのかと思いました。
寄居は鉢形城公園付近を散策したことがあります。
夏だったのであまりの暑さに頭がぼぉっとなってしまいました。夜にはたまたまですが花火大会を見れました。
小川町駅から白石車庫まで行くバスには、わたしを含めて7人乗りました。
全員、ハイカーや登山姿の方です。
内訳は、中年の男1人と高年の夫婦と壮年の男2人女1人の3人組です。
地元の方はおらず、休日にはこのバスはハイキングバスという感じです。
和紙の里でわたしが最初の降車客となりました。
あとの方はそれ以降になります。
和紙の里バス停の待合室には青年のライダーが休憩していました。
和紙の里では営業に備えて、従業員が準備をしていました。
和紙の里の展望台からはみどうの杜に行く車に出会っただけで、林道御堂笠山線の起点です。
林道御堂笠山線では、ずっと人とも車とも会わなかったのですが、林道御堂笠山線の起点とピークの中間くらい(起点より2km前)で車とすれ違いました。
しばらくしてから(起点より2kmと3kmの間)、中年のハイカーに追い越されました。
一応、ここは外秩父七峰縦走ハイキングコースになっているので、歩く人もいるんだなと思いました。
普通の林道なら歩く人などわたしくらいで、いないでしょうから(笑)
林道御堂笠山線のピークに近づいた頃(起点より3.5km前)に、また車とすれ違いました。
林道御堂笠山線のピークから林道御堂笠山線の終点まででは、練習をしているのでしょうか、ロードバイカーの方とすれ違いました。しかし、この方は引き返してきたのでそののち追い越されました。
林道萩帯線に入って少し行くと、オートバイが停まっていて傍らに人がいたのですが、初めのうちは地元の人が作業かなにかで停まっているのかと思ったのですが、近づくと中年の男性のライダーの方でした。
こんにちは、と挨拶すると、木を見ていた男性は、挨拶を返し、これはカンザクラでしょうといって、わたしにその木を見るように促しました。
その木には白い花が咲いていました。
実をいうと、この花の木は林道御堂笠山線の終点のとこにも2~3本あって咲いていたので、わたしはそのことをこの男性にいいました。
男性とは少しカンザクラの話をして別れました。
男性は休日の良い日和なのでどこかへ行くということでなくここらへんを気ままにロードしていると言っていました。
ところで、私たちはカンザクラと言い合ったのですが、調べてみると正確にはジュウガツザクラといった方があっているようです。
林道萩帯線から林道栗山支線となって、林道栗山線(本線)と合流するところで、本線から支線にハイカーの中年の男性が上って来ました。
挨拶してから、こんな道を歩いている人がいるのかと思って、どこに行くのか聞いてみました。
そうすると、皆谷(かいや)と言ったので、そこは分かりました。
皆谷(皆谷バス停)はわたしが初めて笠山に登るのに使ったとこなのです。
皆谷から笠山へ登ったことがあるから分かったのであって、そうでなかったら、皆谷?とはてなマークになっていたでしょう。
そこで、萩平に出るのですかと聞くと、そうですとの返事でした。
切通しバス停から林道栗山線を通り林道栗山支線に入り、林道萩帯線を通って萩平集落に行きそこから林道新田線で皆谷バス停に出るとのことです。
こういうところをハイキングする人もいるんだと思いました。
わたしは皆谷も萩平も知っていたので、皆谷から笠山に登りましたと言いました。
そこで笠山の話になり、それから笠山周辺での熊の話題に移りました。
わたしは黒い犬とでも見間違えたのではないかと言って、わたしが奥多摩で熊と出会った時は初めは犬だと思ったというと、この方はここらへん(栗山集落あたり)の方と話をされたようで、ここらへんの人の話によると鹿は見るけど猪も熊も見たことがないとのことだそうです。
昔は薪や山菜取りで山に入ったが、そのころでも猪や熊は見たことないそうです。
そうすると、ここらへんでいったい誰が熊を見たのでしょうか。
わたしが猪に関しては夜行性だから、昼間に見ることは少ないというと男性は納得していました。
熊出没注意の張り紙
左から林道御堂笠山線終点、林道栗山支線起点、笠山神社参拝登山口にあったものです。
その他の場所にも張り紙はありました。笠山一帯に張り紙があるようです。



そこで、この方の言った地元の方が山で熊を見ないということから、これが里山ということなのかも知れないと思いました。
ようするに、人と獣の境界があってどちらもその境界を侵さないということです。
そういう暗黙の了解があったのかもしれないということです。
だから、人は獣の境界を侵さすに、獣は人の境界を侵さずに、山の恵みを分け合っていたのです。
それが、戦後の植林や観光などで、人がどんどん獣の領域を侵していき、その境界を消滅させたのです。
山には縦横無尽に道路が走り、獣の領域を裁断していったのです。
ようするに人だけが生存すればいいという身勝手なのです。
だから、獣は生きるために自然と餌のあるとこを求めるようになったのです。
たとえ、それが人の境界であったとしてもです。
熊が笠山に本当にいるのかどうかは良く分かりませんが、ここではまだその里山が残っているということかも知れません。
しかし、ここでもそれも風前の灯でしょう。
男性の話によると、もうここには若い人はいないということなので、そういう里山を維持することはできないといっていいでしょう。
これも男性と話したのですが、ここの生活は大変でしょう。
この方は、こうやってハイキングだからここを歩いて通れるけど、ここで生活するとなるととても出来ないと言っていました。
わたしも2013年の4月にここを初めて通ったときは民家があるってのに、とても驚きました。
崖の上下(山の斜面)に普通に家や畑があるわけです。こんな状態はいかほども想定していなかったです。
今は車があってそれなりに町に出かけることも出来るでしょうが、昔だったら歩き(よくて自転車)が主だから荷物を持っての未舗装の坂の行き帰りは大変だったと思います。
冬などは雪が降ったらそれこそ身動き出来なくなるでしょう。
そういうことでは、ここでは昔は自給自足が原則だったと思います。
そういうことを言うと、また男性はここらへんでも昔は米を作っていたそうで、田んぼに水を入れるのが大変だったそうです、と言いました。
そして、わたしの田舎でもあったのですが、日用品などで自給できないものは、おそらく業者がこの集落に売りに来ていたのでしょう。
昔はそういう業者がいました。
最近はまた別の意味で田舎では高齢者が多くなったということで、日用品などを売る業者が復活しましたが。
高齢者は出かける手段が奪われてしまいますから。
そういうことで、都会の便利さを知った者が、こういう現代的に不便な里山に定着することはないでしょう。
皆、都会に行きます。
地震とか台風とかで崖崩れがあって道はふさがれてしまうと、あっという間にこういう集落は孤立してしまいます。
だから、林道栗山支線とかあって回避するルートがあるのかもしれません。
それに歩いてだけなら他にも通れる山道はあるようです。
今も台風の影響か林道栗山線にはブルーシートで養生しているとこがあると、この方が言っていました。
あの七重峠から林道栗山線を下っていた時に見晴らしのいいとこから見えたブルーシートです。わたしも下山時に確認しました。
2013年の時はこのようなブルーシートはありませんでした。
そんな話をしていて、この方がわたしのカメラを見て、カメラいいですね、と言ったので、わたしの目的は山登りではなく、山草を見ることで、今日はセンブリを見に来ました、と言いました。
そうすると、この方はあの苦いセンブリですか、と言ったので、わたしが千回振ってもまだ苦いそうです、というと、その方はそれでセンブリ(千振)というのですね、と名にとても納得していました。
今日はこの林道から登山口に行って登ります、と言うと、この方もここから笠山に登ったことがあるということで、急坂があって大変ですね、言ったので、わたしもそれに同意しました。
ほかのルートに比べるとここは急坂といえます。
あと、どこから来たのですかと聞くと、都心からということでした。わたしにどこからと聞いたので、わたしが府中と答えると、府中なら奥多摩にいけますね、と言いました。
それで、わたしは奥多摩にはよく行きますと言って、府中からだと奥多摩だけではなく、富士山にも大菩薩にも中央線の山にも箱根にも丹沢にも行けます、と自慢しました(笑)
この方はいいですね、と言いました。
そんな取り留めのない話をしていると話が尽きないので、お互い目的地が違うということで、お開きとしました。
なお、この方は切通しバス停からここまで来て歩いている人と出会ったのはわたしが初めてとのことです。
というかわたしも、ここ(栗山支線)でハイカーさんと会うとはまったく思ってもいませんでした。
この方が登山口の方に行くのならそれなりに納得ですが。
こうやって、里山のハイキングを楽しんでいる人もいるってことですね。
まぁ、鹿による多様性の消滅とかいっても、田や畑や植林や養殖やダムなどで多様性を一番消滅させたのは人ですからね。
そういう独占をもっと進めたのは、農薬などの薬物の使用でしょう。
これによって、田や畑に残っていたわずかな多様性も根こそぎという感じになったということです。
まぁ、因果応報だから、そのしっぺ返しはいずれどこかで来るでしょうけど。
それが自然でしょう。
人だけが富を独占すれば、最後は人しかいなくなって共食いになるでしょう(笑)
まぁ、その頃には、当然ながらわたしはいないでしょうけど。
自然と共存していた昔に戻ることは出来ないだろうから、これからは富の独占をどれだけ減らせるかにかかっているということでしょう。
でも、人が増え続ければそれも虚しいものになりかねません。
新しい自然との関係性が必要でしょうけど、それは恐ろしく難しいでしょう。
試行錯誤している内に破滅が先にやってくるかもしれません。
おそろしや、おそろしや。
いちばん恐ろしいのは人だな、と思う。
まぁ、生物界の頂点に立って、自然は俺のもんだと言っているのだから、ね。
閑話休題。
男性と別れ、笠山神社登山口までに林道栗山線では車と1台すれ違い2台追い抜かれました。
笠山神社下社では、中年の男性が1人休んでいるのが見えました。
山道(登山道)では、溝状のとこで中年の単独行の女性と、急坂のとこで高年の女性3人組とすれ違いました。
笠山西峰から林道萩平笠山線に出るまでの急坂で、青年のトレランの男性とすれ違いました。
この男性の足元をふと見るとサンダルのような物を履いていました。
ようするに、シューズではなく足がむき出しです。
よくこんなんで、山中を走れるもんだと感心しました。
林道栗山支線で会ったあの方も、トレランの人は凄いと言っていたけど、こういうのを見ると尋常ではないと思ってしまいます(笑)
トレランの人にとっては、山は庭かと思ってしまいます。
七重峠から笠山神社参拝登山口までの林道栗山線では、2台の車とすれ違いました。
笠山神社参拝登山口から林道栗山線の起点までは、1台の車に追い越され2台の車とすれ違いました。
林道栗山線の起点から切通しバス停までの町道では7台の車とすれ違いました。
意外とたくさんの車とすれ違ったという感じを受けました。
バス停に着いてからは何もないだろうと思っていたら、まだハプニングがありました。
バス停でバスを待っていたら、中年の男性のライダーさんが来て、この道(県道11号線)は寄居に行きますか、走っていたらだんだん山の方に行くみたいで心配になりました、と言いました。
えっ、わたしに聞くか、と思いました。
このバス停のとこには、「ヤマザキショップ」という小売店があります。
ともかく、来るものは拒まず去るものは追わず、がわたしの信条なので、わたしの出来る限りで答えようとしました。
和紙の里には、寄居からのバスも来るので(バスで寄居に行くにはここで乗り継ぎをする)、この道が寄居に行くのはなんとなく分かっていたのですが、確信はありません。
と、ここで、わたしは「山と高原地図22奥武蔵・秩父2013年版」の地図を持っていたのを思い出し、その地図で現在地点とルートを男性といっしょに確認しました。
それで、この男性は納得したようです。
で、そのまま去るのかと思ったら、この男性はわたしに登山ですかと聞きます。
わたしは、笠山に行って今バスを待っています、と答えました。
男性は、こんなに遅く暗くなってからでは熊とか怖くないですか、と言いました。
わたしは、人は熊の餌ではないので、熊にこちらの存在を教えていれば大丈夫です、と言いました。
確かに、わたしも昔は、熊は人を襲うものだと思っていたので、とても怖かったのですが、今は人を襲うことが熊の目的ではないと分かっているので、必要以上には警戒していないです。
いずれにしても熊の領域に人が侵入しているので、それなりの礼儀は必要でしょう。びっくりさせないようにするという。
また、遅くなってバスがなかったらどうすんですか、とも聞かれたので、その時は小川町駅まで歩きますと答えました。
そして、わたしが笠山に行ったということから、男性も登山経験があるのか、ここ(小川町)から寄居まで42kmを歩くイベントがあるんですよ、と言いました。
わたしが、スリー・デー・マーチですか、というと、違います、あれは東松山でこちらは小川町からで東武が主催しているのです、と言いました。
この時は何か分からなかったのですが、帰ってから調べると、この男性が言っていたのが、外秩父七峰縦走ハイキングだったのです。
外秩父七峰縦走ハイキングは東武鉄道が主催して、小川町から出発して、官ノ倉山→笠山→堂平山→剣ヶ峰→大霧山→皇鈴山→登谷山と七峰を踏んで、寄居駅に行くコースです。
外秩父七峰縦走ハイキング大会:ハイキングイベント「電車でハイキング」;http://tabi.tobu.co.jp/playing/hiking/events/nanamine/(電車の旅-東武沿線おでかけ情報から)
それにしても、山を縦走して42kmを1日で歩くとなると、相当の健脚といえそうです。
平地を42km歩くだけでも大変だと思う。
それを上り下りのある道だからかなりのものだろう。
わたしがここを歩くならたぶん、途中でリタイアってことになるでしょう。
というか脇目も振らずには歩けないから、もとから無理なんですけど(笑)
山野草を無視して歩けというのは地獄の特訓です(笑)
また、スリー・デー・マーチは東松山市が主催して、比企丘陵を中心として歩く大会のようです。
日本スリーデーマーチ;http://www.city.higashimatsuyama.lg.jp/3day/(東松山市ホームページ(http://www.city.higashimatsuyama.lg.jp/)から)
男性は、わたしにどこから来たのかと聞いたので、府中だと言いました。
そこで、またもや府中は山へのアクセスがいいと自慢しました(笑)
男性は、高崎在住といいました。
ということは、これから帰るとこなのでしょう。
そんなこんな話をしていたのですが、バス時刻の19時7分になったので、お互いさよならをしました。
男性は寄居方面に暗闇の中を疾駆していきました。
で、すでに書いたように、これは時間を間違えていたので、37分と知っていたらこの男性ともっと話が出来たのにと思ってしまいました。
だって、男性は道を聞くというより、何かわたしと話をしにきたという感じすらあったからです。
というようなことで、普段はまったくないだろうというライダーさん二人と話をしてしまうという珍しいことが起こったのです。
また、面白い1日だったといえます。感謝!
☆補足など
今日は快晴及び晴れの上に風もないので寒くもなく気持ち良い日でした。
服装は長袖です。Tシャツではもう完全に寒いです。
まぁそれでも、山登りは当然汗をかくので、下着は2回替えました。
飲料水はポカリスエット500ミリリットルと水500ミリリットルを持って行ったのですが、ポカリスエット500ミリリットルだけで済みました。
筋肉痛はなしです。
腰が痛いのは相変らずですが。
ところで、万が一に備えて予備の懐中電灯も必要だと思いました。
まぁ、予備だからそんなに大層な物はいらないということで、100円ショップのダイソーで購入することにしました。
ところが、ダイソーにいって驚きました。
100円とか200円で十分実用になりそうなLED懐中電灯があるではないですか。
早速、何個か購入し、帰ってから電池を入れて照らして見たら問題なく照らせます。
この200円の懐中電灯を持って行き、今日の暗夜行路で使ってみたのですが、いままでの懐中電灯と遜色なく使えます。
今、メインで使っているLED懐中電灯は十数年前に2400円で秋葉原で購入したのですが、それが今や100円や200円で購入できるということです。
恐るべし100円ショップです。
ちょっと使う分には、100円ショップの懐中電灯で十分です。
技術の進歩には驚かされてしまいます。
地図情報
地理院地図(http://watchizu.gsi.go.jp/)から
笠山;http://maps.gsi.go.jp/#15/36.018524/139.189868/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
地図検索ならMapion(http://www.mapion.co.jp/)から
笠山;https://www.mapion.co.jp/m2/36.01848957,139.1898735,16/poi=L0571017
行程情報
電車移動
府中本町(5:01)→北朝霞(5:24)→(徒歩)→朝霞台(5:48)→小川町(6:48)(運賃1040円(390円+650円))
(府中本町→北朝霞はJR東日本,朝霞台→小川町は準急で東武鉄道)
(時刻検索は、えきから時刻表(http://www.ekikara.jp/top.htm)による)
バス移動
小川町駅(7:10)→和紙の里(7:26)(運賃360円)
(イーグルバス;http://www.new-wing.co.jp/rosen/higashichichibu/
時刻表;http://www.new-wing.co.jp/rosen/higashichichibu/info/20161001pocket.pdf
http://new-wing.co.jp/rosen/higashichichibu/20161001time/1006.pdf
路線図;http://www.new-wing.co.jp/rosen/higashichichibu/#rosenzu1001)
花見トレッキング
和紙の里バス停(7:30)→和紙の里(7:30,7:59)→和紙の里展望台(8:11)→林道御堂笠山線起点(8:21)→林道御堂笠山線ピーク(10:31)→林道御堂笠山線終点・林道萩帯線と合流(11:00)→林道萩帯線終点・林道栗原支線終点(11:27)→林道栗原支線起点・林道栗原線と合流(12:05)→笠山神社参拝登山口(12:27)→笠山神社(笠山東峰)(14:31,14:40)→笠山西峰(14:47)→笠山峠(15:18)→七重峠・林道栗山線終点(15:22,15:44)→(林道栗山線)→延命水水場(16:52)→笠山神社参拝登山口(17:01,17:07)→林道栗山線起点(18:04)→(町道)→切通しバス停(18:51)
標高
和紙の里バス停(約139m)→林道御堂笠山線ピーク(453m)→林道御堂笠山線終点・林道萩帯線と合流(約410m)→林道栗原支線起点・林道栗原線と合流(約357m)→笠山神社参拝登山口(約418m)→笠山神社(笠山東峰)(842m)→笠山西峰(837m)→笠山峠(約686m)→七重峠(695m)→林道栗山線起点(約163m)→切通しバス停(約117m)
帰りは、切通しバス停19:37発の小川町駅行きのバスに乗りました。
(時刻表;http://new-wing.co.jp/rosen/higashichichibu/20161001time/5010.pdf)
府中本町駅には、21時25分に着きました。
草本
☆花期
ヤクシソウ(薬師草)(キク科オニタビラコ属)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%82%BD%E3%82%A6(ウィキペディアから)
https://matsue-hana.com/hana/yakusisou.html(松江の花図鑑から)
http://www.geocities.jp/tama9midorijii/ptop/yaebup/yakushisou.html(多摩丘陵の植物と里山の研究室から)
カントウヨメナ
ベニバナボロギク
トネアザミ
セイタカアワダチソウ
☆実期(花後)
センブリ(千振)(リンドウ科センブリ属)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%AA(ウィキペディアから)
https://matsue-hana.com/hana/senburi.html(松江の花図鑑から)
http://www.geocities.jp/tama9midorijii/ptop/sueozep/senburi.html(多摩丘陵の植物と里山の研究室から)
http://www.e-yakusou.com/yakusou/270.htm(イー薬草・ドット・コムから)
サラシナショウマ(晒菜升麻)(キンポウゲ科サラシナショウマ属)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%83%8A%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%82%A6%E3%83%9E(ウィキペディアから)
https://matsue-hana.com/hana/sarasinasyouma.html(松江の花図鑑から)
http://www.e-yakusou.com/sou/sou226.htm(イー薬草・ドット・コムから)
オクモミジハグマ
ススキ(芒,薄)(イネ科ススキ属)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%B9%E3%82%AD(ウィキペディアから)
https://matsue-hana.com/hana/susuki.html(松江の花図鑑から)
マルバノホロシ(丸葉のほろし)(ナス科ナス属)
https://matsue-hana.com/hana/marubanohorosi.html(松江の花図鑑から)
http://mikawanoyasou.org/data/marubanohorosi.htm(三河の植物観察から)
アキノキリンソウ
シュウカイドウ
ゲンノショウコ(別名:ミコシグサ)
ヤマハッカ
シラネセンキュウ
キバナアキギリ
カシワバハグマ
ヒヨドリバナ
マツカゼソウ
オトコエシ
ナギナタコウジュ
クサボタン
モミジガサ
フユイチゴ
センニンソウ(別名:ウマクワズ)「有毒」
ボタンヅル「有毒」
イタドリ
ウバユリ
カラスウリ
ヤマノイモ
クサイチゴ
キツネノマゴ
チゴユリ
イワカガミ
イワニガナ(別名:ジシバリ)
マムシグサ「有毒」
フモトスミレ
エイザンスミレ
ナガバノスミレサイシン
木本
☆花期
ジュウガツザクラ(十月桜)(バラ科サクラ属)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%82%A6%E3%82%AC%E3%83%84%E3%82%B6%E3%82%AF%E3%83%A9(ウィキペディアから)
http://yasousuki.exblog.jp/5249297/(植物の生態散歩から)
コウヤボウキ
☆実期(花後)
クサギ(臭木)(シソ科クサギ属)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%82%B5%E3%82%AE(松江の花図鑑から)
https://matsue-hana.com/hana/kusagi.html(松江の花図鑑から)
タマアジサイ
コアジサイ
ヤマハギ
コマツナギ
コゴメウツギ
マタタビ
アオキ
ミヤマシキミ「有毒」
サルトリイバラ
ウツギ
アセビ「有毒」
サンショウ
山野草などの参考HP
ウィキペディア(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8)
松江の花図鑑(島根県松江市の野草樹木シダの名前が分かる植物花図鑑)(https://matsue-hana.com/)
多摩丘陵の植物と里山の研究室(http://www.geocities.jp/tama9midorijii/index.html)
薬草,イー薬草・ドット・コム,薬草2000種類,ハーブ,漢方薬,民間薬,生薬,苗,球根(http://www.e-yakusou.com/)
三河の植物観察(http://mikawanoyasou.org/index.htm)
植物の生態散歩(http://yasousuki.exblog.jp/)
山好きのための登山情報サイト - ヤマケイオンライン - 山と溪谷社(http://www.yamakei-online.com/)から
はじめての登山 - 初心者の登山 - 登山を始めるための登山初心者へのノウハウ&ハウツーが満載! Yamakei Online - 山と渓谷社;http://www.yamakei-online.com/beginners/
ウィキペディアから
笠山(埼玉県);https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%A0%E5%B1%B1_(%E5%9F%BC%E7%8E%89%E7%9C%8C)
外秩父;https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%96%E7%A7%A9%E7%88%B6
小川町;https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E5%B7%9D%E7%94%BA
東秩父村;https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E7%A7%A9%E7%88%B6%E6%9D%91
道の駅和紙の里ひがしちちぶ;https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%93%E3%81%AE%E9%A7%85%E5%92%8C%E7%B4%99%E3%81%AE%E9%87%8C%E3%81%B2%E3%81%8C%E3%81%97%E3%81%A1%E3%81%A1%E3%81%B6
比企丘陵;https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AF%94%E4%BC%81%E4%B8%98%E9%99%B5
センブリ
実と咲き残りです。
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ヤクシソウ
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サラシナショウマ
実と咲き残りです。
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マルバノホロシ
実です。
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ススキ
実です。
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ジュウガツザクラ
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クサギ
実です。
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写真は後日に
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