ろぷろす_ぶろぐ 2016年06月
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土居美咲さん ウィンブルドンテニス2016 1回戦 勝利 2016年6月27日(月)(ろぷろす暦2016年7月11日(月))

土居美咲さんが、ウィンブルドンテニス2016(The Championships, Wimbledon 2016、英国/ロンドン,本戦6月27日(月)~7月10日(日),芝,グランドスラム)において、27日(月)に行なわれたシングルス本戦1回戦にてルイザ・チリコ選手を6-1,6-2で下しました。

ほぼ完璧でした。
今回、特に目立ったのは守備力の向上です。
えっ、あの球を返すのか、と思ったくらいの守備力でした。これなら守備型にも負けないくらいの返しです。
逆球にも体が反応するように返していました。
コントロールも良かったです。
軽く振る(コンパクト)とこは軽く振り、強く振る(大振り)とこは強く振るという切り分けも見事でした。
ここらへんは、チリコ選手の球筋を読んでの対応だったのかと思います。
おそらくチリコ選手は自分のストロークに自信を持っているだろうから、わりと単純な強打だと思われる。
コントロールはあっても緩急や球質までもの操作はないだろうし、また相手を揺さぶるような配球をしてこないと思われる(まだ、若手だからそこまでの技巧がないともいえる)。
そこらへんを読んでの土居さんの返しだったのかも知れない。
ともかく、チリコ選手としては、あの球を返されるのかということでより強打を打とうと力んでミスを重ね自滅したという感じでした。

もちろん、伝家の宝刀であるフォアは健在で、こちらも要所要所で決めてダメを押していました。

もう、これは強いというしかないテニスでした。
トップ30のテニスでした。
今、伸び盛りの若手を一蹴しました。かって自分がチリコ選手の頃にされたことを相手にしているという感じでした。
ほんと、いままでの攻撃力にこの守備力がつけば、負ける相手はそんなにいないだろうと思わせるほどの出来でした。
というか、これがその天分からいえば、本来の土居さんのテニスでしょう。
このくらいの力はあるのです。
自分を信じて普通に自分のテニスをすれば、この力なのです。
そこらへんは、第2セットの第1ゲームのデュース合戦でのブレークや第4ゲームのデュース合戦でのキープにそれが良く現れていると思います。
見事に要所を押さえて相手への流れを断ち切っています。

これなら完璧だろうという感じですが、上にほぼ完璧と書いたのは、第2セットの第6ゲームを簡単にブレークされたからです。
今回は結果的にこれが大火傷にはならず、愛嬌程度で済んだので問題ないように思われますが、どうもこういう風に試合で時たま気が抜けるというか集中力が欠けるというかぷっつんになるというかそういう空白ができるということです。
こういうのは、全仏オープンのサマンサ・ストーサー戦、去年(2015年)のウィンブルドンのエリナ・スビトリナ戦が記憶に残っています。
ストーサー戦やスビトリナ戦はここから崩れて、試合の主導権を失って負けてしまいました。
今回は、土居さんが過去の経験から立て直したのか、チリコ選手が土居さんの隙に気づかなかったのかは定かではないが、試合の流れが変わることはなかったので良かったのですが、わたしとしてはひゃっとしました。
だから、結果的には愛嬌なのです(笑)

ここらへんは、緊張状態(緊張感)がピークみたいになったら発病するのでしょうか、そうならそれで発散されて、すっきりするのかもしれませんが。で、すっきりし過ぎてずるずると負けになるのかもしれません。
もし、緊張状態ならプレーで出すというより、どこかで声を出すなりなにかの仕草をするなりして緊張状態を低減する(最適化する)必要があるかもしれません。
ともかく、相手が上位であったら見逃さないだろうし、せめぎあっていたら流れが変わるようなプレーだと思います。
ということで、いつもいつもあることではないでしょうがちょっと気になっています。

まぁ、いずれにせよ、久しぶりにすっきりする強い土居さんを見れて満足です。
というより今の土居さんは普通に強いのです。

なお、この試合はコート8で行う予定でしたがコート8の試合が長引いたためコート16になったようです。
そういうことを知らないわたしは、この試合を見逃すところでした。
なにげなしにライブスコアをチェックしていたら、DOIと書かれていてその時は土居さんの第1セット3-0でした。
それからあわてて第4ゲームから見ました(笑)

シングルス本戦1回戦(6月27日(月),第1日,コート16第4試合)(51分)
土居美咲(Misaki DOI,日本,49位) vs. ルイザ・チリコ(Louisa CHIRICO,米国,73位)は、
土居美咲が6-1,6-2で勝ちました。
第1セット 1-0,2-0,3-0,4-0,5-0,5-1,6-1(サーブは土居から)
第2セット 1-0,2-0,2-1,3-1,4-1,4-2,5-2,6-2(サーブはチリコから)

ウィナーとアンフォーストエラーは、土居さんが13と11、チリコ選手が9と23です。
これからでも土居さんが効率よくチリコ選手を揺さぶったという感じです。
土居さんがウィナーを決める前にチリコ選手が先にエラーを犯したといえましょう。
(この試合の統計情報は、http://www.wimbledon.com/en_GB/scores/stats/2142ms.htmlです)


さて、これで土居さんは今年初のグランドスラム2回戦進出となりました。
2回戦の相手は、カロリナ・プリスコバ選手です。
あえて、どうこういうことはないでしょう。
直前のイーストボーン国際で戦っているということで、その傾向と対策はばっちりでしょう。
というか、今日(27日)のような土居さんの本来のテニスをすれば問題ないでしょう。
だから、ここはあえて大胆にスコアで予想します。
土居さんの6-3,6-4です(笑)


あと、この日に見た残り5試合を見た順番に書いておきます。
ちなみに、土居さんの試合は今日(日本時間的には27日と28日)見た5番目の試合です。
なお、どの試合も途中から見る羽目になってしまいました(苦笑)


まずは、奈良くるみさんの試合からです。
奈良くるみさんが、27日(月)に行われたシングルス本戦1回戦にてマディソン・ブレングル選手を6-2,6-7(5),6-3のフルセットで破りました。
奈良くるみさんはWTAランキング93位、マディソン・ブレングル選手は58位です。

勝因は、奈良さんのコントロールの良さでしょう。
このコントロールの良さがあるためか、果敢な攻めの姿勢が目立ちました。
この試合はこの攻めの姿勢が功を奏したという感じです。
両者とも守備型なので、守備型同士の対決はわりと膠着状態になりやすいのです。故にどっちが優位かというのかはっきりしないのです。
今回はこれを打破するために攻めの姿勢で圧倒したという感じです。

第1セットは、この奈良さんの攻めの姿勢にブレングル選手が対応し切れなくて、奈良さんの流れという感じです。
第2セットは、この奈良さんの攻めに対抗するためにブレングル選手はパワーで押すという感じになりました。
とは言っても、パワー型というより、奈良さんに対しての相対的なパワーの優位ということです。
このため、奈良さんの技巧とブレングル選手のパワーという感じになりました。
3-3までキープ合戦で、第7ゲームを先にブレングル選手がブレークしたので、このセットはブレングル選手かと思われたのですが、第10ゲームを奈良さんがブレークバックしてタイブレークに突入します。
このタイブレークは奈良さんのミスにつけ込んでブレングル選手が取ります。
第2セット終了後、奈良さんがトイレットブレークを取ります。
第3セットは体力(スタミナ)勝負という感じを持っていたのでブレングル選手有利かと思ったのですが、なんか奈良さんのサーブもストロークも威力を増したような感じになり、あっという間に4-1とします。
この後はブレーク合戦となって、奈良さんが6-3で取ります。
ここらへんはお互い体力(スタミナ)が消耗してのブレーク合戦かなと思います。
お互いサーブこけたらみなこけたになったという感じです。
ブレングル選手は第1セットから肩で息をする場面もあり、いまいち体が重い感じがありました。
奈良さんは、勝利が決まった瞬間、ほっとしたのか右足(太腿にテーピング)に痙攣が起きて、主審台まで歩くのがやっという感じで、主審と握手したあと、立っておれなくてその場に座り込みました。
3分くらいで痙攣は治まったようで、その後はサインなどして立ち去りました。
試合中はアドレナリンが噴出していたのかも知れませんが、もう少し試合が長引いていたら、どうなっていたのかという感じです。
奈良さんはグランドスラムではつきがあるという感じです。

今回は攻めの姿勢を見せるということで、新しい面が出たかなと思います。
しかし、攻めに転じた分、ミスも増えてしまいました。
ここらへんが、まだ詰めが甘いというか攻めと守りのバランスがまだうまくいっていないようで、第2セットなどは十分取りきるチャンスがあったのですが、ミスで自滅した感じです。
このような戦いでは、トップ50相手ではかなり苦しいと思いました。
やはり、守備型だからミスを少なくしてかつ攻めの姿勢でないと、特に攻撃型のトップ50には勝つことが難しいと感じました。
ともかく、今日は良いテニスをしていたので、体調に問題なければ2回戦も楽しみな戦いでした。
相対的に故障が多い気がするのが心配ですが。
故障が多いと安定性はかなり損なわれると思うので・・・

この試合、第1セットの奈良さん2-0の第3ゲームの途中から見ました。

ウィナーとアンフォーストエラーは、奈良さんが49と36、ブレングル選手が28と21です。
奈良さんのウィナー数、これって攻撃型でしょう(笑)
http://www.wimbledon.com/en_GB/scores/stats/2146ms.html


ラウラ・シグムンドさんは、27日(月)に行われたシングルス本戦1回戦にてマディソン・キーズ選手に3-6,1-6で負けました。
ラウラ・シグムンドさんはWTAランキング42位、マディソン・キーズ選手は9位で第9シードです。

キーズ選手が強かったということです。
サーブもストロークも速くて正確ということで良すぎるということです。
上り調子でトップ10になったという力をそのまま見せたという感じです。
とっても気の早い話ですが、決勝戦はセリーナ・ウィリアムズ対マディソン・キーズになるのではないかと思うくらいの強さでした。
シグムンドさんは少しづつ状態が良くなりつつある感じで、ストロークは良くなっているのですが、まだドロップショットの切れ味は戻っていません。
ストロークだけで、キーズ選手に対抗するのならこのスコアでしかたないでしょう。

この試合は、第2セットの第1ゲームの途中から見ました。

ウィナーとアンフォーストエラーは、シグムンドさんが15と15で、キース選手が20と23です。
画面上でUnreturned Servesというのが出て、これがキーズ選手は18でシグムンドさんが5でした。
これが相手が返せなかったサーブ(いわゆる準エース)ということなら、これからもキーズ選手のサーブに威力があったということが分かると思います。
http://www.wimbledon.com/en_GB/scores/stats/2140ms.html


デニサ・アレルトバさんが、27日(月)に行われたシングルス本戦1回戦にてマルガリータ・ガスパリアン選手を6-3,3-0Ret.で破りました。
デニサ・アレルトバさんはWTAランキング82位、マルガリータ・ガスパリアン選手は59位です。

アレルトバさんが勝つのをたぶん初めてライブストリーミングで見たと思います(笑)
思えば、去年のウィンブルドンのキャロライン・ウォズニアッキ戦で初めてアレルトバさんを見たのでした。
特に大活躍ということはなかったので、あまり試合を見れなかったということもあります。
まぁ、ここらへんはその選手を好きになるのは何も絶対的に強いからというわけではないですからね。とはいっても最初は強さから惹かれるのですけどね。
人生の色んなものが組み合わさっての好きですから。直観的なことが大いにあるでしょう。
まぁ、あまり弱すぎるとストレスが溜まるから、そういう選手には途中で逃げ腰校長になりますけど・・・
あくまでもその人を人格で好きになっているというより(人格は知りようがないから)テニスという一つの表現手段で好きになっているわけですから。
やはり、プロの世界では勝つことが一番大きな自己表現でしょう。だって勝たなければ上位の選手(表現力の優れた選手)とは戦う(表現を競い合う)ことができないのだから。上にあがらなければいつまでも稚拙な表現で留まるということになる。

勝つには勝ったのですが、今回はガスパリアン選手が棄権しての勝ちでした。
アレルトバさんのテニスは普通だったと思いますが、ガスパリアン選手の動きが悪かったです。
ほとんど球を追いかけることは出来ませんでした。左足の膝のあたりにかけてテーピングをしていたのでその影響かなとか思っていたら、第3ゲーム後にガスパリアン選手が棄権を申し入れました。

次はアレルトバさんのテニスですっきりした勝ちを見たいと思います(笑)

この試合は、第1セットのアレルトバさん5-2の第8ゲームの途中から見ました。

ウィナーとアンフォーストエラーは、アレルトバさんが22と13で、ガスパリアン選手が7と16です。
http://www.wimbledon.com/en_GB/scores/stats/2155ms.html


アンゲリク・ケルバーさんが、27日(月)に行われたシングルス本戦1回戦にてローラ・ロブソン選手を6-2,6-2で下しました。
アンゲリク・ケルバーさんはWTAランキング4位の第4シードで、ローラ・ロブソン選手は283位です。

ケルバーさんらしいテニスで勝ったという感じです。
こういうテニスをしてくれるとこちらも安心して見ていられます。
ケルバーさんのテニスはウィナーを取るテニスではなく相手にエラーを強いるテニスです。
だから、相手のエラーを待っているテニスではないです。積極的に攻めて相手にエラーを起こさせるのです。
相手のコーナーぎりぎりの球や緩急や球質を変えて、相手にけっして十分な体勢で球を打たせないのです。
十分な体勢で打てなければ当然、その球は思ったところには行かないでしょう。
だから、相手のエラーはアンフォーストエラーに見えても実はフォーストエラーなのです。
何でもない球と思っていても、コースや緩急や球質があれは相手は打ち損じてしまいます。同じ球が来るからこそリスムを作れるので、来る球来る球違っていればなんでもない球でもリズム良く打つことはできません。
野球の投手でいうと、三振をばったばった取る投手ではなく打たせて取る投手なのです。
バットに当たるけど、思ったとこには飛ばないのです。

そんな高度なテニスをしていたケルバーさんでしたが、エースやウィナー(野球でいえば三振やホームラン)の魅力にとりつかれたのか強打でエラー多発の自滅のテニスをしていたように思えます。
それがまた元の高度なテニスになったという感じです。
ケルバーさんほどのテニス賢者でも、ある種の誘惑には抗することが出来なくて自分を見失うのですね。
そういうことでは自分を知るということは奥が深いといえます。

話は変わるけど、そういうことではイチローさんはもの凄いということがいえると思います。
あのパワー全盛の大リーグに行っても、自分の野球を貫くのですからね。
己の価値はホームランではなくヒットにあるということを信じてそれを全うするのですから。
ホームランを打とうと思えば打てるのにそれを封印するだけの強固な意志があるわけです。
正に、我が道を行くということです。己を知っているということです。
イチローさんは、孫子の「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」を体現している人だと思います。

ロブソンさんはイギリスの選手でかってのジュニアチャンピオンでもあり、今は故障からの復帰中なので、観客の声援が半端なかったです。
ただ、復帰戦としては相手が悪すぎたといえます。
それでも、ケルバーさんはこの1回戦に勝ててほっとした感じはありました。全仏オープンは1回戦敗退でしたから。

この試合は、第2セットのケルバーさん2-0の第3ゲームから見ました。

ウィナーとアンフォーストエラーは、ケルバーさんが15と7で、ロブソン選手が15と32です。
http://www.wimbledon.com/en_GB/scores/stats/2148ms.html


カロリナ・プリスコバ選手が、27日(月)に行われたシングルス本戦1回戦にてヤニナ・ウィックマイヤー選手を6-2,0-6,8-6のフルセットで下しました。
カロリナ・プリスコナ選手はWTAランキング17位の第15シードで、ヤニナ・ウィックマイヤー選手は46位です。

この試合は急遽(きゅうきょ)、見ました。
プリスコバ選手が勝つと思っていたのに、プリスコバ選手が苦戦して五分五分だったのでウィックマイヤー選手が勝つようだとどんな選手か知っておきたいと思ったからです。

ウィックマイヤー選手はプリスコナ選手と同じような強打の攻撃型の選手でした。
ともかく大振りでがんがん打ってくるので、球の行き先は球に聞いてくれというような荒っぽい感じでした。
だから、どちらかリズムが合ったほうが主導権を握るという感じでどちらにその主導権が行くのか見てるわたしには分かりませんでした。
どちらかが、揺さぶりなどの緻密(ちみつ)なテニスをするならばそちらが勝つという感じでしたが、そんな傾向は全くなくともかく打って打ちまくるというあえていえば単純な戦いでした。
野球で言えば、投手戦ではなく打撃戦です。
面白いといえば面白いといえるし、緊張感がないといえばないといえる試合でした。
これを見ていて、どちらが勝っても土居さんにとっては大差ないと思ってしまいました。

どちらかというとプリスコバ選手の方が、感情をあまり出さない分冷静かなという感じで、ランキング通りの結果になったといえます。
しかし、わたしの見る限り、どっちが優位だったかはいえない試合でした。

この試合は、第3セット2-2からの第5ゲームの途中から見ました。

ウィナーとアンフォーストエラーは、プリスコバ選手が32と17で、ウィックマイヤー選手が37と29でした。
http://www.wimbledon.com/en_GB/scores/stats/2141ms.html


テニス|スポーツナビ(http://sports.yahoo.co.jp/sports/tennis/)から
土居美咲がチリコを破って2年ぶりの初戦突破 [ウィンブルドン] (THE TENNIS DAILY) - Yahoo!ニュース;http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160628-00010005-tennisd-spo
土居美咲 わずか51分の快勝、全英2年ぶり初戦突破<女子テニス> (tennis365.net) - Yahoo!ニュース;http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160628-00010004-tennisnet-spo
全仏女王ムグルサが初戦突破、土居と奈良の日本勢も2回戦へ (AFP=時事) - Yahoo!ニュース;http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160628-00000018-jij_afp-spo
奈良、土居も2回戦進出 ウィンブルドン選手権 (夕刊フジ) - Yahoo!ニュース;http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160628-00000002-ykf-spo
土居は50分、奈良は2時間20分の試合を制して2回戦へ [ウィンブルドン] (THE TENNIS DAILY) - Yahoo!ニュース;http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160628-00010015-tennisd-spo
ウィンブルドン1回戦レポート:25歳土居美咲、大人のプレーで20歳の新鋭を圧倒(内田暁) - 個人 - Yahoo!ニュース;http://bylines.news.yahoo.co.jp/akatsukiuchida/20160629-00059430/
奈良くるみがブレングルを下して3年連続初戦突破 [ウィンブルドン] (THE TENNIS DAILY) - Yahoo!ニュース;http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160627-00010008-tennisd-spo
<ウィンブルドン>奈良くるみ2回戦へ 西岡良仁は敗退 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース;http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160627-00000113-mai-spo
奈良くるみ 全英3年連続の初戦突破、フルセットで勝利<女子テニス> (tennis365.net) - Yahoo!ニュース;http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160627-00010009-tennisnet-spo
涙の奈良くるみ 執念の勝利、足に痙攣起きるも全英3年連続初戦突破<女子テニス> (tennis365.net) - Yahoo!ニュース;http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160627-00010010-tennisnet-spo
ウィンブルドンレポート:観客のサポートも力に変え、ケガとケイレンに苦しみながらも奈良くるみが初戦突破(内田暁) - 個人 - Yahoo!ニュース;http://bylines.news.yahoo.co.jp/akatsukiuchida/20160630-00059442/
ビーナス、キーズ、ストーサーらが2回戦へ [ウィンブルドン] (THE TENNIS DAILY) - Yahoo!ニュース;http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160628-00010001-tennisd-spo
全仏女王のムグルッサが初戦をフルセット勝利 [ウィンブルドン] (THE TENNIS DAILY) - Yahoo!ニュース;http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160628-00010006-tennisd-spo
プリスコバ、ヤンコビッチらが2回戦進出 [ウィンブルドン] (THE TENNIS DAILY) - Yahoo!ニュース;http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160628-00010009-tennisd-spo
錦織ら日本勢4選手 ウィンブルドン初日に登場<全英テニス> (tennis365.net) - Yahoo!ニュース;http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160627-00010000-tennisnet-spo


追記(2016.6.30.木):日比野菜緒さん 1回戦 敗退

日比野菜緒さんは、28日(火)・29日(水)に行われたシングルス本戦1回戦にてアンドレア・ペトコビッチ選手に6-3,5-7,2-6で負けました。
日比野菜緒さんはWTAランキング70位、アンドレア・ペトコビッチ選手は38位の第32シードです。

この試合は、28日(火)に行われ、日比野さんから見て6-3,5-7,1-5(40-15)の時点で雨天順延になり、29日(水)に続行されました。

惜しいといえば惜しいし、力不足といえば力不足でした。

第1セットは、日比野さんが自分のテニスをしていたのに対して、ペトコビッチ選手はちぐはぐなテニスでした。
それがキープ合戦の2-2のお互い様子見から、日比野さんが3回ブレークしペトコビッチ選手が1回プレークするという違いになったと思います。
第2セットもお互いキープで2-2となるのですが、第4ゲームからペトコビッチ選手が自分のテニスを思い出したかのように強打で攻めてきていました。
そして、おそらく今日のキーポイントであろう日比野さんサービスゲームの第5ゲームとなります。
ここを日比野さんがキープすれば、ペトコビッチ選手にかなりの焦りが生じて、第1セットのように自滅する可能性があったでしょう。
なぜなら、日比野さんが強くて容易にブレークできないということを実感してしまうからです。
しかし、ここをペトコビッチ選手はブレークしたので、この試合はいけるという実感を得たように思います。
その後、日比野さんは3-4から第8ゲームをブレークバックして4-4とします。
これで、このセットもいけるのかなという感じにもなったのですが、この後ペトコビッチ選手が3連取して7-5で取ります。
しかし、第1セットを取っているので日比野さんが巻き返すチャンスはまだあります。
第3セットの日比野さんのサービスゲームである第1ゲームを早々と40-0としたので、流れを引き寄せるかと思いました。しかし、ここからペトコビッチ選手の反撃に会い、このゲームをブレークされてしまいます。
これで、日比野さんは気落ちしたのか、ここからプレーが雑になり日比野さんの自滅という感じになりペトコビッチ選手の5-1から日比野さんのサービスゲームである第7ゲームの40-15で、雨が降ってきました。
再開後は、お互いキープの6-2でした。

結果的には、実力差でしょう。
お互いが自分のテニスをすればこういう結果になるということでしょう。
ここらへんは日比野さんが若いということで経験不足ということでしょう。
試合の流れを見るほどの力あるいは余裕はまだないということでしょう。
試合の流れが分かるようになれば、ここは勝負所ということで、もっとしぶといテニスをして相手を苦しめることも出来るようになるでしょう。
トップ50に勝つにはまだまだ課題は多いということです。
コントロールにしても試合の組み立てにしても。
これからですね。

なかなか、グランドスラムではドロー運には恵まれないのですが、対戦相手のランキングは下がってきているので、全米オープン当たりで初勝利ということになるかもしれません。

ウィナーとアンフォーストエラーは、日比野さんが18と41で、ペトコビッチ選手が20と40です。
http://www.wimbledon.com/en_GB/scores/stats/2129ms.html

テニス|スポーツナビから

日比野菜緒 四大大会初勝利お預けも、得意のハードコートへ向け笑顔<女子テニス> (tennis365.net) - Yahoo!ニュース;http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160629-00010015-tennisnet-spo
日比野菜緒は元世界9位のペトコビッチに敗退 [ウィンブルドン] (THE TENNIS DAILY) - Yahoo!ニュース;http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160629-00010008-tennisd-spo
日比野菜緒 全英初戦は元9位に逆転負け、GS初勝利ならず<女子テニス> (tennis365.net) - Yahoo!ニュース;http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160629-00010013-tennisnet-spo
<ウィンブルドン>日比野菜緒、初戦敗退 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース;http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160630-00000000-mai-spo
【全英テニス】日比野、4大大会初勝利ならず…前日の降雨順延再開も逆転負け (スポーツ報知) - Yahoo!ニュース;http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160629-00000219-sph-spo
日比野菜緒の1回戦は第3セット1-5で順延に [ウィンブルドン] (THE TENNIS DAILY) - Yahoo!ニュース;http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160629-00010001-tennisd-spo
日比野菜緒 全英初戦は雨で決着つかず、翌日へ順延<女子テニス> (tennis365.net) - Yahoo!ニュース;http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160629-00010003-tennisnet-spo
ダニエルは腹痛で粘り発揮できず、初勝利をかけた日比野の1回戦は降雨のため中断中 [ウィンブルドン] (THE TENNIS DAILY) - Yahoo!ニュース;http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160629-00010005-tennisd-spo

なお、この日(29日・水)に行われる予定であった土居美咲さんと奈良くるみさんの2回戦は雨のため30日(木)に順延になりました。
どうやら、アポロンはテニスを見たくないらしい(笑)


ウィンブルドンテニス2016の
HPは
 http://www.wimbledon.com/index.html
 サイトマップ;http://www.wimbledon.com/en_GB/sitemap/index.html
 ライブスコア;http://www.wimbledon.com/en_GB/scores/index.html
WTAの表記は
 http://www.wtatennis.com/tournaments/tournamentId/839/title/the-championships-wimbledon
です。


土居美咲さんの
ブログ「土居美咲公式ブログ - 美咲ブログ -」は
 http://tennis.jp/misaki-doi/
ウィキペディアは
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%9F%E5%B1%85%E7%BE%8E%E5%92%B2
WTAは
 http://www.wtatennis.com/players/player/13434/title/misaki-doi
ITFは
 http://www.itftennis.com/procircuit/players/player/profile.aspx?PlayerID=100081799
テニス365は
 http://news.tennis365.net/news/tour/players/details/?id=women00438
THE TENNIS DAILY テニスデイリーは
 http://www.thetennisdaily.jp/player_detail.asp?p_idx=10032
YouTubeは
 https://www.youtube.com/channel/UCpao-jXmoU53yTPZc0NdBkQ/videos
です。


注)断りのない限り表記のWTAランキングは、2016年6月27日(月)現在(ランキングは毎月曜日に更新されます)です。


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ジガバチソウ(再挑戦) 笹尾根(ささおね) 2013年6月23日(日)

過日(2013年6月23日・日)、ジガバチソウを見に笹尾根(山梨県上野原市,東京都西多摩郡桧原村)に行ってきました。

前回(6月9日・日)、蕾を見たのですが、どうしても開花が見てみたくてまた行って来ました。
いい感じで開花を見れました。
ちょうど半分くらいの開花でした。下半分くらいが開花で上半分くらいが蕾でした。
ということと思ったのですが、花を見て、間違いに気づきました。
これはジガバチソウではなく、クモキリソウでした。
やはり、咲いてみないと、わたしのレベルではわからないですね。
クモキリソウ笹尾根では、全部で、8株見ました。
そんなに見れる機会はないので、一杯写真に撮りました。後の7株は遅い段階で見たので、もう暗くてあまり写真には撮れませんでした。かなり残念でした。でも、1株をたくさん写真に撮ったので満足です(微笑)

そして、本命のジガバチソウにも会えました。こちらは1株だけでしたが満開でした。前回来た時には見なかったと思うのですが、見落としたのかも知れません。2週間で茎が伸びて開花ってのは考えられませんから・・・(笑)
やはり、注意していても見落とすのですね。こういうこともあるから、同じとこに何回も来ても飽きないのですよね。
これは、とてもラッキーでした。
たった、1株しかなくそれも勘違いしていたので、本命が見れたというのはとてもついているって感じで、今日は来てよかったです。
テンション上がりまくってしまいました。

イチヤクソウも前回は蕾でしたが咲いていました。ただし、標高の高いとこはまだ蕾でした。笹尾根には点々とありました。
そして、ギンリョウソウが雨後の筍のような感じで顔を出していました。いまやっと顔だしたという感じでまだ背丈はありませんでした。山道の近くだったので、踏んでしまいそうでした(苦笑)
ギンリョウソウは時期を勘違いしていました。ここにギンリュウソウがあることは知っていたのですが、5月頃だとばかり思っていました。この時期なのですね。でも、実際見ても、なんとなく納得しない、わたしがいます(笑)

今回はクモキリソウジガバチソウと見れたので、なんかウキウキしてしまい、調子に乗って槙寄山(まきよせやま)から浅間峠(せんげんとうげ)まで狭義の笹尾根を縦走してしまいました。
槙寄山に着いたのは午後1時過ぎだったのですが、下りだし、花もあんまり撮るものがないだろうという感じだったので、上川乗(かみかわのり)の最終バスに間に合うだろうと思って決行しました。
時間は順調だったのですが、またしてもウェザーマンにやられてしまいました。午後3時くらいから曇りになって降っても小雨の短い時間だと思っていたのですが、かなりの雨でした。
丸山(まるやま)くらいからぽつりぽつりしだしたので、リュックにカバーをしレインコートを着たのですが、このときはまだたいしたことなくてしばらくしたら止むのではないかという感じでした。
しかし、土俵岳(どひょうだけ)くらいから本格的に降り出して、やばいってな感じになりました。わたしのレインコートは本格的なものではなく100円ショップのものなので(基本的に雨予報の日には山へ行かないから)、ズボンの腿からしたくらいはおかげでびっしょりでした。久しぶりにぴちぴちちゃぷちゃぷらんらんという感じでした(笑)
そして、この雨も、上川乗バス亭に着いたら小降りとなり止んでしまいました。まぁ、とかくこんなものでしょう(笑)
まぁ、よい方に解釈すると、浅間峠(せんげんとうげ)から浅間峠登山口まではトリアシショウマがたくさん咲いていて、雨でなかったらおそらく撮っていてバスに間に合わなかったかもということを考えると、雨だから急いで下山したということでよかったかも・・・
ヒキガエルさんにも2匹会いましたし・・・(笑)

この浅間峠から浅間峠登山口までは栄養状態がいいのか、全体的に山草が大きいです。
トリアシショウマにしてもオオバショウマにしてもマムシグサにしても背は高いし、葉は大きいし、花数は多いという感じです。
まわりは杉林なのになんで、っていう感じ。逆に手入れされている杉林なので日が入りやすいのかな・・・
浅間峠登山口からすぐの橋が新しくなっていました。
行けたら、トリアシショウマを撮りたいしで、ここから登りたいと思っています。もちろん以前はここから何回か登っています。
しかし、笹尾根はいいですね。ここはわたしは相性が合いますね、いやぁ、ほっとする。

今日はかなりびっくりすることがありました。
前回、郷原バス停で降りて登る人はいないと書きましたが、わたしの大いなる間違いでした。今日もわたし一人が降りるのかと思いきや、なんとなんと郷原バス停でわたしを入れて11人も降りてしまいました。
若者の男1女2の3人組、中年の男性単独行1人、中年の男3人女3人(だと思う)のグループという構成でした。若い人までここから登るとは驚きました。ともかく、ここで他の人といっしょに降りたのは初めてでした。
えっ、嘘って感じでわが目を疑いましたよ(笑)これだったら、ここがけっこう整備されているのもわかります。
前、登ったとき地元の人だと思うが、整備のため木を伐採していましたから。
みなさん、どこへ行ったのでしょうかね。三頭山あるいは笹尾根縦走・・・
わたしが最後に出発したから、槙寄山までは誰にも会いませんでしたが、笹尾根ではおおよそ30名くらいの人と会いました。トレランの方とも2名会いました。この方たちは登りです。といっても、15名くらいは槙寄山と西原峠で出会ったので、西原峠から笛吹峠までは15名くらいです。
そして、定番の午後3時以降は誰とも会わなくなりました。この時間登ってくる人はいないし降りる人はもう下山道に入っているでしょうから・・・

それにしても、この19時台の最終バスでも武蔵五日市まで16名も乗っていたのには驚きました。若い男女が多かったですね。
サイクリングの方も4名いました。っていうかサイクリングなのにバス・・・やっぱり濡れた夜道は危険なのかな。
最近、なんか、ハイキング(トレッキング)する人が多いような気がするのですか。わたしの気のせいなのかな。
どうなんでしょうか。
もし、多いのならこれはインターネットのご利益なのでしょうか。
少なくとも、わたしはインターネットで山野草やハイキングの情報を以前(インターネットのない時)よりも手軽に豊富に入手していますから。

郷原バス停から登るときには、お手洗いはお寺(宝珠院)で借りることができます。無断で利用しても問題ないようです。
ただし、お手洗いを利用するときは靴を脱いで、置いてあるスリッパに履き替えて利用してくださいとのことです。
上川乗バス停のお手洗いは、バス停の待合室裏の駐車場のところにあります。

前回落とした熊鈴を探しながら登ったのですが、やはりありませんでした。しょうがないですね。
それより、今回はカメラD70sの液晶カバーを落としてしまいました。
ここ3回連続してなにかを落としています。気をつけねば・・・
液晶カバー(BM-5 LCDモニターカバー(D70s用) )は、早速、アマゾンにて注文しました。709円でした。
思ったより安くて助かりました。このカバーは以前にも失くしたり壊したりしているので、2個購入しました。
6月26日(水)に郵送にて受け取りました。


地図情報

地理院地図(http://watchizu.gsi.go.jp/)から
 槇寄山;http://maps.gsi.go.jp/#15/35.716418/139.030031/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0f0

地図検索ならMapion(http://www.mapion.co.jp/)から
 槇寄山;http://www.mapion.co.jp/m2/35.71638147,139.03003505,16/poi=L0585620

山好きのための登山情報サイト - ヤマケイオンライン - 山と溪谷社(http://www.yamakei-online.com/)から
 槇寄山 - まきよせやま:標高1,188m-関東 - Yamakei Online - 山と溪谷社;http://www.yamakei-online.com/yamanavi/yama.php?yama_id=18428


行程情報

電車移動
府中本町(6:52)→立川(7:05,7:12)→高尾(7:30、7:46)→上野原(8:08)(運賃650円)
(JR東日本)
(時刻検索は、えきから時刻表(http://www.ekikara.jp/top.htm)による)

バス移動
上野原駅(8:28)→郷原(9:19)(運賃900円)
(郷原への時刻表;http://www.yamanashibus.com/pdf/rosen/uenohara-iio.pdf
 富士急山梨バス;http://www.yamanashibus.com/

ハイキング
郷原(ごうはら)バス停(9:29)→猪侵入防柵(10:07)→三頭山方面への分岐(12:59))→槙寄山(まきよせやま)(13:12)→西原峠(さいはらとうげ)(13:18)→田和峠(たわとうげ)(13:52)→数馬峠(上平峠)(かずまとうげ(かみひらとうげ))(14:21)→大羽根山分岐(14:38)→笛吹峠(うずしきとうげ)(15:03)→丸山(まるやま)(15:33)→小棡峠(こゆずりとうげ)(16:09)→土俵岳(どひょうだけ)(16:56)→日原峠(ひばらとうげ)(17:11)→浅間峠(せんげんとうげ)(17:57)→浅間峠登山口(18:43)→上川乗(かみかわのり)バス停(18:52)

帰りは、19時33分(定刻は19時32分)発の武蔵五日市駅行きのバスに乗りました。
(西東京バス;http://www.nisitokyobus.co.jp/
 武蔵五日市駅行きの時刻表;http://transfer.navitime.biz/bus-navi/pc/diagram/BusDiagram?orvCode=00042159&selectDnvCode=00042639&dnvCode=00042639&course=0000423001&stopNo=14
府中本町駅には、21時42分に着きました。


写真は後日に。


草本

☆花期
ジガバチソウ(似我蜂草)(ラン科クモキリソウ属)
 http://www.hanasanpo.org/野山の花アルバム2/ラン科1/ジガバチソウ/(野山に自然に咲く花のページから)
 http://hanasakiyama.web.fc2.com/ran/sp/Zigabatisou.htm(四国の野生ランから)
 http://littleflower2003.web.fc2.com/149zigabatisou.pdf(Little Flowerから)
クモキリソウ(雲切草,蜘蛛切草,蜘蛛散草,雲霧草,雲散草)(ラン科クモキリソウ属)
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%A2%E3%82%AD%E3%83%AA%E3%82%BD%E3%82%A6(ウィキペディアから)
 http://www.hanasanpo.org/野山の花アルバム2/ラン科1/クモキリソウ/(野山に自然に咲く花のページから)
 http://hanasakiyama.web.fc2.com/ran/sp/Kumokirisou.htm
 クモキリソウ属:http://hanasakiyama.web.fc2.com/ran/gn/KumokirisouZ.htm(以上、四国の野生ランから)
イチヤクソウ(一薬草)(イチヤクソウ科(ツツジ科)イチヤクソウ属)
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%81%E3%83%A4%E3%82%AF%E3%82%BD%E3%82%A6(ウィキペディアから)
ナンテンハギ(南天萩)(マメ科ソラマメ属)
 http://matsue-hana.com/hana/nantenhagi.html(松江の花図鑑から)
トリアシショウマ(鳥足升麻)(ユキノシタ科チダケサシ属)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%82%B7%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%82%A6%E3%83%9E(ウィキペディアから)
 http://matsue-hana.com/hana/toriasisyouma.html(松江の花図鑑から)
http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/saxifragaceae/toriasisyouma/toriasisyouma.htm(Y.HADA'S Home Pageから)

☆蕾期
ギンリョウソウ(銀竜草)(別名ユウレイタケ)(シャクジョウソウ科(イチヤクソウ科,ツツジ科)ギンリョウソウ属)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%A7%E3%82%A6%E3%82%BD%E3%82%A6(ウィキペディアから)
レンゲショウマ(蓮華升麻)(キンポウゲ科レンゲショウマ属)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%82%A6%E3%83%9E(ウィキペディアから)

☆茎期(新芽新葉)
オオバショウマ
サラシナショウマ

☆実期(花後)
マムシグサ


木本

☆花期
バライチゴ(薔薇苺)(別名:ミヤマイチゴ)(バラ科キイチゴ属)
 http://mikawanoyasou.org/data/baraitigo.htm(三河の植物観察 ホームページから)
コゴメウツギ(小米空木)(バラ科コゴメウツギ属)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%82%B4%E3%83%A1%E3%82%A6%E3%83%84%E3%82%AE(ウィキペディアから)
 http://www.jugemusha.com/jumoku-zz-kogomeutugi.htm(木のぬくもり・森のぬくもりから)

☆実期(花後)
モミジイチゴ


山道など
山道の写真は必ずしも進行方向ばかりではありません、すなわち、振り返って撮っている場合もあります。


ウィキペディア(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8
四国の野生ラン(http://hanasakiyama.web.fc2.com/ran/index.htm
野山に自然に咲く花のページ(http://www.hanasanpo.org/
松江の花図鑑(http://matsue-hana.com/
Y.HADA'S Home Page(http://had0.big.ous.ac.jp/index.html
三河の植物観察 ホームページ(http://mikawanoyasou.org/index.htm
木のぬくもり・森のぬくもり(http://www.jugemusha.com/jumokuF.htm


ウィキペディアから
 笹尾根:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%B9%E5%B0%BE%E6%A0%B9


2016年の後記

山野草行は、写真を貼付してからアップを基本としています。
しかし、写真の整理が追いつかず記事のアップがままならないです。
それ故に、2016年の山野草行はもう写真なしでアップすることにしました。
それにつけて、2013年の山野草行も、2013年に行った日の前後に写真なしでアップすることにしました。
記事の内容としては、2013年当時のままとしますので、内容が古くなっているものもあるかと思います。
たとえば運賃なども消費税アップ前(消費税は2014年4月1日に5%から8%にアップされた)なので今は高くなっていると思います。

2013年の山野草行の記事は、以下の記事をアップする予定です。
 2013年7月7日(日) ヒメイワカガミ 赤薙山・赤薙神社奥社跡
 2013年7月16日(月) バイケイソウ 神山
 2013年7月28日(日) テガタチドリ 三ツ峠山
 2013年8月9日(金) シデシャジン 清八山
 2013年8月27日(火) トモエシオガマ 富士山須走口
 2013年9月9日(月) レイジンソウ 三ツ峠山
 2013年10月30日(水) センブリ 笠山
 2013年11月12日(火) キッコウハグマ 神山


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土居美咲さん イーストボーン国際テニス 3回戦 敗退 2016年6月23日(木)(ろぷろす暦2016年7月7日(木))

土居美咲さんは、イーストボーン国際テニス(Aegon International Eastbourne、英国/イーストボーン,本戦6月19日(日)~6月25日(土),芝,WTAプレミア)において、22日(水)・23日(木)に行なわれたシングルス本戦3回戦にてカロリナ・プリスコバ選手に2-6,4-6で負けました。

なお、この試合は22日(水)に行われ、土居さんから見て2-6,3-4(15-0)で雨天順延になったものです。
それにしても、全仏オープンからやたら雨天順延が多いように思うのですが、わたしだけなのでしょうか。
例年、このように雨が多いのでしょうか。
わたしは今年からライブを見るようになったのですが、ほんとイライラさせられてしまいます。
かなりテニスを見るのが嫌になってしまいました(笑)
今はテニスに対する興味が半減しています。いくら、観客はいようがいまいが関係ない競技だといっても少しは配慮して頂きたいものです。
くそったれ!パットン!

さて、土居美咲さんの試合ですが、一見、完敗のように見えますが、やはり自滅という感じをわたしは持ってしまいます。
確かに、プリスコバ選手はサーブがめちゃくちゃ良かったです(エースだけで12本、しかもダブルフォールトはなし)。
しかし、サーブではキープは出来てもブレークは出来ません。
サーブは良かったけどストロークは普通だったと思います。
だから、土居さんが冷静に落ち着いてプレーをすれば、今の土居さんのキープ力なら十分にキープ出来たと思います。
ところが、どういう訳か例の癖が出たのかサーブに圧倒されてびびったのかは定かではないですけど、凡ミスを連発してブレークされてしまいます。
相手を焦らせなければ勝てないのに、自分が焦ってどうするんだという戦いでした。
サーブが良いということはストロークはそんなに良いことはないので、ここは普段の自分のテニスをしてストローク戦で勝てればキープ出来たでしょう。
そして、キープ出来れば、当然、相手に焦りが出てまたブレークのチャンスも広がったでしょう。
それが、凡ミスで相手を助けてどんどん相手のペースにしてしまうということです。
サーブとストロークは両立しないのだから、サーブでエースを取りたいのなら10本でも20本でもどうぞ、私は私のテニスでキープしますというくらいの鷹揚な心を持つべきでしょう。

もちろん、サーブもストロークも良いのならそれは相手が絶好調なので、しかたないことでしょう。
逆にいえば、そんな凄さを見れて幸運かもしれません。
しかし、今日のプリスコバ選手のストロークは土居さんが十分に対抗できるものでした。
わたしから見れば、土居さんの6:4のストローク戦でしょう。
それが凡ミスの為に、反対になったという感じです。
これでは勝てないです。
今回でも勝敗は五分五分だったと思います。
だから、自滅だと思うわけです。
やはり、ここらへんが力があるのに、もう一つ安定感がないというところにつながっているように思います。
まことに、惜しいです。
誰か、なんとかして下さい(笑)

ともかく、来年はここらへんの課題を克服してトップ30になって欲しい。
今年のOFFには山篭りでもして精神修行をしてみてはとか思ってしまいますが。
力は十分持っているのにその力を本番で出せないって感じです。
いままでは若かったし日本のエースでもなかったからあまり願望はしていなかったのですが、これから日本のエースとなるには、いつでも自分の力をコンスタントに出せる安定感が必要かなと思います。

この安定感を増すというのは、とてもとても困難なことですが、上を目指すなら絶対に必要なことだと思います。
精進して達成して欲しいです。

シングルス本戦3回戦(6月22日(水)・23日(木),第4日・5日,コート1第4・1試合)
土居美咲(Misaki DOI,日本,49位) vs. [10]カロリナ・プリスコバ(Karolina PLISKOVA,チェコ,17位)は、
カロリナ・プリスコバが6-2,6-4で勝ちました。
第1セット 0-1,1-1,2-1,3-1,3-2、4-2,5-2,6-2(サーブは土居から)
第2セット 1-0,2-0,2-1,3-1,4-1,4-2,4-3,5-3,5-4,6-4(サーブは土居から)


とは言っても、3回戦まで進出したのだからウィンブルドンの前哨戦としては御の字でしょう。
ということで、ここで1回戦と2回戦を記しておきます。

土居美咲さんが、21日(火)に行なわれたシングルス本戦1回戦にてポロナ・ヘルツォグ選手を6-4,6-4で下しました。
ポロナ・ヘルツォグ選手は、WTAランキング83位です。

ヘルツォグ選手はどんな選手か知らないので、ライブスコアからだとどんなプレーをしたのか判断しがたいのですが、かなり苦戦したように思えます。
それは、それなりにプレークされているからです。
土居さんは、第1セットは2回ブレークされ、第2セットは1回ブレークされています。
しかし、それ以上に相手の調子が悪かったのか、このブレークされたのを上回るだけのブレーク、すなわち第1セットは3回ブレークし第2セットは2回ブレークしています。
第1セットは相手の調子が良ければ、失っていたかもという感じです。
第2セットはおそらく土居さんが調子を上げて来ての勝ちだと思います。

なお、この試合は20日(月)に行われる予定でしたが、雨で順延になったものです。
ということで、この試合に勝ったので、同日に2試合が行われるという強行日程です。

その2試合目は、
土居美咲さんが、21日(火)に行なわれたシングルス本戦2回戦にてカルラ・スアレス・ナバロ選手を3-6,6-4,6-1の逆転で破りました。
カルラ・スアレス・ナバロ選手は、WTAランキング13位で第8シードです。

スアレス・ナバロ選手は守備型なので、土居さんの苦手なタイプということでかつ今日は2試合目ということから、スアレス・ナバロ選手が有利と思っていました。

ところが、第1セットの第1ゲームをいきなりブレークしたので、今日1試合やっているだけ、試合勘や勢いがあるのかと思いました。そして、第2セットをキープしたので流れはあると思いました。
しかし、スアレス・ナバロ選手は試合巧者、ここから5連取しての6-3で第1セットを取ります。
これは、スアレス・ナバロ選手が土居さんを見切ったという感じを受けました。
だから、この時点でわたしはしかたないと思ってしまいました。
だが、第2セットはどういうことになったのかライブスコアでは分からないのですが、ここから土居さんがキープをして試合を作ります。
これが功を奏して、スアレス・ナバロ選手の焦りを呼ぎ込んでの5-4からブレークをして6-4で第2セットを取ります。
第3セットは、土居さんが第1ゲームをいきなり0-40とされるのですがこれを粘って5ポイント連取でキープすると、あのルクセンブルクの第3セットの再現とばかりに完全に流れをつかんだ様な勢いで圧倒し6-1で取ります。

第2・第3セットは、キープ力のある最近の土居さんのプレーだったと思います。
上位と戦うときはキープ力にかかっていると思います。もちろん、どの相手でもキープすることは必要ですが、上位とでは容易にはブレーク出来ないことが多いので、キープすることにより相手にプレッシャーをかけて焦りを呼び込みたいです。
ここらへんは、自分が下位と戦うときの心境を考えると分かりやすいと思います。
下位と戦うときは、ブレーク出来ないと思うより普通にブレーク出来ると思うでしょう。ブレークしないと試合には勝てないのだから。
その下位がキープ、キープしてくれば、もしかしてブレーク出来ないのではないかとか相手が手強いとか自分の調子が悪いのかとかなんとか疑心暗鬼になって焦りや不安が起こってもおかしくないでしょう。
そういうことです、上位に対してキープするということは。

なお、スアレス・ナバロ選手はWTAランキング13位ということなので、土居さんが破った最上位の選手となります。
トップ10打破まで、あと数歩です。


テニス|スポーツナビ(http://sports.yahoo.co.jp/sports/tennis/)から
土居はプリスコバに敗れて8強入りならず [イーストボーン/女子テニス] (THE TENNIS DAILY) - Yahoo!ニュース;http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160623-00010004-tennisd-spo
土居美咲8強ならず、ウィンブルドンへ<女子テニス> (tennis365.net) - Yahoo!ニュース;http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160623-00010007-tennisnet-spo
クヴィトバ3回戦敗退、土居美咲の試合は翌日持越しに<女子テニス> (tennis365.net) - Yahoo!ニュース;http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160623-00010006-tennisnet-spo
土居が1日2試合を制して3回戦へ [イーストボーン/女子テニス] (THE TENNIS DAILY) - Yahoo!ニュース;http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160622-00010000-tennisd-spo
土居美咲、同日2試合目で元6位スアレス・ナバロに逆転勝利<女子テニス> (tennis365.net) - Yahoo!ニュース;http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160622-00010001-tennisnet-spo
土居美咲が初戦突破、芝で今季初勝利<女子テニス> (tennis365.net) - Yahoo!ニュース;http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160621-00010009-tennisnet-spo


イーストボーン国際テニスの
HPは
 http://www.lta.org.uk/fans-major-events/LTA-summer-grass-court-events/AEGON-International/
WTAの表記は
 http://www.wtatennis.com/tournaments/tournamentId/644/title/aegon-international-eastbourne
ライブスコアは
 http://www.protennislive.com/LSHD/main.html?year=2016&wkno=99&eventid=0710&tour=2&lang=en&ref=http://www.wtatennis.com
です。


補足:ウィンブルドン2016ドロー

土居美咲さんのウインブルドン2016の1回戦の対戦相手は、ルイザ・チリコ選手です。
チリコ選手は、先のマドリードで快進撃をしてトップ100になった若手です。
あのマドリードのような良いストロークのテニスをされると土居さんは不利になると思います。
コントロールよく返されてラリーになると土居さんのフォアが封じられるからです。
土居さんが、サーブ&フォアのような早い攻めが出来るかがひとつの鍵にはなるかと思います。
勢いもあるということでけっして楽な相手ではないです。
まぁ、若手だからその日の調子次第ということもあるので、土居さんが6:4くらいで有利と思います。

この1回戦を勝つと、2回戦では順当ならカロリナ・プリスコバ選手ということになります。
こうなったら、まさにこのイーストボーン国際テニスがウィンブルドンの前哨戦ということになります。
ここは1回戦を勝って、2回戦でプリスコバ選手に雪辱を果たして頂きたいものです。
楽しみにしたいと思います。


余談1:前半戦を振り返って

さて、全仏オープンが終わって、今季のプロテニスは前半戦が終わったと思います。

そこで、去年(2015年)の終りに今年(2016年)注目する選手という記事(http://seink5.blog33.fc2.com/blog-entry-4025.html)を書いていたので、その選手の前半戦の評価をして見たいと思います。
評価は、1~5までの5段階で、わたしの個人的な期待値からの算出です。
なお、煩雑になるので敬称は略させていただきます。

注目選手              評価
土居美咲              4      
岡村恭香              5
日比野菜緒             3
奥野彩加              3
吉冨愛子              2
大坂なおみ             4
アンゲリク・ケルバー        4
ベリンダ・ベンチッチ        3
エリナ・スビトリナ         4
ダリア・ガブリロワ         4
アナ・コニュ            2
デニサ・アレルトバ         2
アリソン・バンアイトバンク     2
ダリア・カサキナ          3
アンナ-カロリーナ・シュミエドロワ  1
シェイ・スーウェイ         3

各選手について、寸評を書こうと思ったのですが、長くなりそうなので止めました(笑)
主だった選手については、このブログの中で触れていますので、それなどを参照してください。

今年のここまでで新たに注目した選手は、なんといっても
ラウラ・シグムンド
です。
まるで、その現れは疾風怒濤(シュトゥルム・ウント・ドラング)でした。
とはいっても、その衝撃はシュトゥットガルトだけという感じが残念です。
今(6月時点)のシグムンドはトップ100になかなか成れなかったのが分かるというようなミスの多い平凡なプレーです。
また、あのシュトゥットガルトのような疾風怒濤のプレーを見たいです。

あと、ここまでではティメア・バボスも良く見ました。


余談2:ランキングポイントについて

今のWTAのランキングポイントは、大会のクラスとその大会のトーナメント順位によって獲得するポイントです。
これを、実際の試合で獲得するポイントで、ランキングポイントを表してはどうかと思ったのです。
こちらの方が因果応報ではないかと思うのです。
今の場合だと、2セットの1時間であろうが、3セットの3時間であろうが、勝ち負けは同じです。つまり、獲得するランキングポイントは同じです。
しかし、この試合で獲得したポイントがランキングポイントになるならば、2セットの1時間より3セットの3時間の方が獲得するランキングポイントは多くなるということです。
ましてや、相手の棄権があったりすれば、獲得ポイントは確実に減ります。
すなわち、楽すればポイントは少なく、苦労すればポイントは多くなります。
同じ勝ち負けでも接戦の試合になればなるほど獲得ポイントは多くなるのです。
苦労は報われるのです。
そうすれば、選手は1ポイントでも多くポイントを取りにいくだろうから、より接戦の白熱した試合も期待できると思います。
デュース合戦やタイブレーク合戦があればあるほど、獲得ポイントは増えます。
デュース合戦100回とかタイブレーク102対100とかなったら、どんと獲得ポイントが増えます(笑)

もちろん、ただ単純に試合のポイントだけだと、強い者も弱い者も区別がつかなくなるので、現在の大会のクラス分けはそのままとします。
よって、大会のクラスによって、その試合での獲得ポイントに大会の重みを掛けることとします。

一例として

大会              重み
10000ドル         0.1
10000ドル+H       0.2
25000ドル         0.4
25000ドル+H       0.5
50000ドル         0.8
50000ドル+H       0.9
75000ドル         1.0
75000ドル+H       1.1
100000ドル        1.2
100000ドル+H      1.3
125Kシリーズ        1.5
インターナショナル       3.0
プレミア            5.0
プレミア5           7.0
プレミアマンダトリー      8.0
グランドスラム         15.0 

という具合です。

ポイントに掛けた重みによる小数点以下の値は切り捨てとなります。

例えば、
10000ドルの試合で62ポイント取ったなら、62×0.1=6.2=6ポイントとなり、
25000ドルの試合で62ポイント取ったなら、62×0.4=24.8=24ポイントとなり、
グランドスラムの試合で62ポイント取ったなら、62×15.0=930ポイントとなります。

この重みは本戦の試合であり、予選での試合はこの本戦の重みの1/10とします。
つまり、10000ドルなら重みは0.01であり、グランドスラムなら重みは1.5となります。

そんなことを思ってしまいましたが・・・      


土居美咲さんの
ブログ「土居美咲公式ブログ - 美咲ブログ -」は
 http://tennis.jp/misaki-doi/
ウィキペディアは
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WTAは
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YouTubeは
 https://www.youtube.com/channel/UCpao-jXmoU53yTPZc0NdBkQ/videos
です。


注)断りのない限り表記のWTAランキングは、2016年6月20日(月)現在(ランキングは毎月曜日に更新されます)です。


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ギンバイソウ 大岳山(おおたけさん,おおだけさん)(東京都) 2016年6月18日(土)(ろぷろす暦2016年7月2日(土))

6月18日(土)、大岳山(東京都西多摩郡檜原村)に行ってきました。
この大岳山には初めて登りました。上養沢方面に来たのも初めてです。

今回は上養沢地区(大岳鍾乳洞入口バス停,あきる野市)から大岳山に登ったのですが、なかなかここは気に入りました。
この時期だから、咲いている花は少ないのですが、夏から秋にかけては、見るべき花があるだろうと思わせるところでした。
関東の1000m級の山は今は花閑期です。
関東ではおおまかに春は500m級で3月頃から1000m級で4月頃から2000m級で5月頃から3000m級で6月頃からかなと思われます。
だから、6月の時期は2000m級の山ならそれなりに見頃かなと思います。例えば、日帰りならば大菩薩嶺とか女峰山とかかな。
秋は反対になり、おおまかに3000m級が8月頃から2000m級は9月頃から1000m級は10月頃から500m級は11月頃からかなと思われます。
あくまでもおおまかです。温度や湿度や風や雨の気候条件によって状況は年々変わります。

大岳鍾乳洞入口バス停のところにある養沢神社付近にユキノシタが咲いていたのでこれでまずテンションが上がりました。
このユキノシタは御嶽神社付近の石垣(壁面)にびっしりと咲いていました。わたしとしては壮観という感じで見とれてしまいました。
このコースは、大岳林道(林道大岳線)を通って馬頭刈尾根登山道入口まで行きます。
大岳鍾乳洞入口バス停から橋を渡るとすぐが大岳林道となります。
そうするとこの石垣(壁面)にイワタバコの葉がびっしりでした。これでますますテンションが上がりました。
このイワタバコはここだけでなく、この大岳林道の行く先々の石垣(壁面)や岩肌にたくさんの葉がありました。
これが全部咲くのかどうかは分かりませんが、夏には見に来たいと思いました。
先に、西丹沢の用木沢沿いでイワタバコの葉をたくさん見ていたので、西丹沢に見に行こうと思っていたのですが、こちらの方がずっと近いので、こちらの方に見に来たいと思います。
また、岩肌にはコバギボウシと思われる葉も群生していたのでこれも楽しみです。
楽しみといえば、タマガワホトトギスらしき茎を見ました。見た感じからはタマガワホトトギスとしか思えないのでこれもぜひとも見てみたいです。
タマガワホトトギスは三ツ峠山で見たことがあるのですが、この時は下山中なのでじっくり見れませんでした。
これが見た1回限りなので、ここのがそうだとしたらじっくり見れるだろうからいまから楽しみです。
その他にも、これから見れるものとしてはウバユリやキバナアキギリやヤマジノホトトギスやハグマ類やモミジガサなどもあり、また春もかなり花があっただろうという痕跡もありでなかなか山草の豊富な場所だなと思いました。
この馬頭刈尾根登山道の馬頭刈尾根(まずかりおね)の近くにバイケイソウがありました。奥多摩山系でバイケイソウを見るのは初めててす。全部で20~30株くらい見ました。
とはいってもここのバイケイソウはひ弱でとても花を咲かすほどの力はないと思われます。
倒れかけのものが多く、また葉が黄色くなって枯れかかっているものもありました。

そして、今回の題名にしているギンバイソウなのですが、ここには多かったです。
ギンバイソウはいままで、三ツ峠山系でしか見たことなかったのでここにあってびっくりしました。
この馬頭刈尾根への登山道で最初に1株だけ見たときにはここにもあるのかという感じでとても嬉しかったです。その後は特に目に付かなかったのですが、標高を上げるに従って、何株も見るようになりました。
へぇ、ここはギンバイソウがけっこう多いのかというくらいだったのですが、なんと大岳山から御岳山までの登山道には、この馬頭刈尾根への登山道に比べ物にならないくらいギンバイソウがありました。
あまり、ありすぎてうんざりするぐらいでした(笑)
こんな感じを見ていると、ここは三ツ峠山に似ているのかとさえ思いました。
ただ残念だったのはギンバイソウはまだ蕾で、咲いているのは1株もありませんでした。
おそらく、見頃は2週間~3週間くらい後かなと思います。といってもギンバイソウはあまり見栄えのする花ではないかも知れませんが・・・(笑)

この時期咲いている花は、アカショウマトリアシショウマくらいでした。
アカショウマトリアシショウマは見分けが難しいので、そういう感じというところです(笑)
咲いていたといえば、馬頭刈尾根登山道口の川(沢)にキツリフネが7株くらいあって7個くらい咲いていました。
やはり、奥多摩ではこの時期に咲くのですね。川の向こう側なのでもっと近づくために川を渡りたいと思ったのですが適当な飛び石がないので、川に入らないと渡れないということで靴を脱ぐのが面倒と思い断念しまいた。
キツリフネはまだどこかにあるだろうと思ったのですが、ここだけでした。そういうことなら川に入っても良かったかも、というのは後の祭りです。
このキツリフネを撮っているとき、後から耳元近くに急に声がしたので、びっくりしました。振り返ると、女の子が母親に木橋の注意書きのことを言っていたのが、耳元に聞こえてきたのでした。声が聞こえてくるとは思わなかったのでよけいにびっくりです。これが女の子だったから良かったけど熊さんだったら背後から一撃って感じでした。写真を撮っているとどうしても集中して回りが見えなくなるからね。
馬頭刈尾根に登り大岳山に向かっていると、登山道の隅っこの方で、ギンリョウソウが5~6個、顔を出し始めていました。
まだ頭が出始めたばかりで、花茎はまったく見えません。しかし、こんなとこに顔を出したら、誰かに踏まれてしまうかもしれないと思いましたが。
でもギンリョウソウにそういうこと言っても無駄ですな。足がないから移動できないからね。誰にも踏まれることなく無事に今季を終わって欲しいものです。
そんなギンリョウソウを後にして進むと、今度は立派に顔を出して花茎もすっくと立った大人のギンリョウソウに会いました。こちらも5~6個です。
こちらは、道の縁なので誰かがよたりでもしない限り踏まれる心配はありません。たぶん、1年を全うするでしょう。
あと、イチヤクソウが2株寄り添ってありました。この2株だけです。
西丹沢でも用木沢沿いで1株だけ見ました。
このイチヤクソウというのはその名のとおり、ローンウルフ(一匹狼)なのでしょうか。
まだ、わたしは群生しているところを見たことがありません。
笹尾根ではそれなりに見るのですが、それでも一桁くらいです。
こういうのも不思議ですね。
どうやって子孫を残しているんだろう。
どっかに数株だけとかいうのはものすごい子孫の残し方だと思う。
それに、イチヤクソウは絶滅危惧種ではないから、よけいにどうなっているんだろうと思う。
というか、どこか山中に群生地があってそこから飛んできた種が偶然、芽を出しての数株なのかな。
そういえば、ジガバチソウやクモキリソウも数株だけしか見たことがない。

ともかく、大岳山付近はけっこう山草が多いという感じを受けました。
これからが楽しみです。
三ツ峠山や大菩薩嶺や女峰山に負けず劣らずの山かもしれないとも思ったりします。
そうなら大岳山は上の三山に比べて、ずっと近いので気安くこれるので嬉しいのですが・・・

ここでもまた嬉しかったことは木本(樹木)ですが、ウリノキを見れたことです。
初めは大岳林道の山肌にあって、えっもしかしてあの木の花だよね。ラッキーと思いました。
この花はとても特徴的で、花弁がくるくると回って、雄しべと雌しべがむき出しになっています。こういう花弁が後に反り返るのはカタクリがそうでしたが、こちらは反り返るというような生半可なことではなく完全に巻いてしまっています。まぁ、ちょっとエロチックに言うと裸(ヌード)って感じでしょうか。
蕾の時は、なかの雄しべと雌しべを守っているが、開花したらもう用済みっていう感じなのでしょうか。
ほんと面白いです。
初め見たとき、この面白さ故にとても印象に残りました。
しかし、この木はあまり見たことありません。笹尾根で1株くらい、瓶ヶ森(かめがもり)(愛媛県)で数株くらいです。
だから、まさかここで見れるとは夢にも思っていませんでした。
ところが、このウリノキはここでは当たり前なのか、やはりこの山域にはたくさんありました。
ということで、最後にはちょっとうんざりするくらいになりました(笑)
ほんといつもいつも思うのですが、あるとこにはあるものです。
でも、どこにあるかが分からないしわかっても見れないのですよね(笑)
だって、花が咲いている時期が短いですから。「花の命は短くて苦しきことのみ多かりき」(林芙美子)ということでしょうか。
猫の大好きなマタタビの花も咲いていました。マタタビはこの時期はよくわかります。白くなる葉があってとてもよく目立つからです。
マタタビはよく見ます。笹尾根の数馬の近くにはたくさんあります。


このコースですが、登山道としては普通でしょうか。
初心者でもゆっくりと登れば問題ないです。
山道だから平地の道のように平坦で広くはないですが、急坂でも普通に用心すれは危険でないといってもいいと思います。
もちろん、御岳山(みたけさん)のように観光気分で行ける登山道ではないですが。
ただ、木道(木橋)がやや古くなっているという感じなので用心するべきでしょう。
馬頭刈尾根登山口でいきなり川(沢)を渡る木橋があり、それが古くなって「通行注意 橋が老朽化 まんなかを通って下さい。2015.12.2」という表示をしているのだが、老朽化しているということが分かっているなら早く直せよ、と思ってしまいましたが。
やはり、誰かが腐った木橋から川に落ちないと新しいのにはしないと言うことなのか。
ここらへんのお役所仕事で思ったのですが、お役所は事故が起こらないと対策をしないというのがなんとなく分かる気もします。
それは、多分、横領だと思います。
ある基準を決めてそれで施工(新築したり修繕したり)するとしても、その基準に合致しているかを誰が判断するのかということです。そして、基準通りに施工したのを誰が確認するのかということです。
これが的確に行われないと、そこに不正がはびこるということです。どうしても、処理件数が多くなると判断や確認はおろそかになると思われます。
そうなれば、抜け穴になるので費用の水増しなどによる横領がはびこるということになります。
普通の人なら、楽して金が手に入るということになれば、その誘惑に抗することは難しいでしょう。
だから、間違って知事になった普通の人の舛添某もその誘惑に従ったのは自然の理なのでしょう。
普通の人を知事(政治家,為政者)にしてはいけません。でも、専門家でない普通の人を政治家(為政者)にするのが民主主義です。自己矛盾。
だから、民主主義でも不正・腐敗を失くすことはできません。民主主義というのは基本的には誰に責任があるのか分からない曖昧な制度だから選ばれた者は何をやってもいいのですが。
まぁ、民主主義ってのは一種のカオス理論みたいなものだから、あなたの一票でバタフライ効果が起こる可能性はあるけどね。
ということで、危険だと分かっていても処理件数を少なくするために、事故が起こってからの対応になるのかとか思ってしまいましたが(笑)
同じく、大岳山から御岳山までの登山道に「これより岩場 滑落注意」との立て札があったのですが、これも、だったら鎖を付けろよ、と思ったのですが、これなんかも事故待ちなのでしょう。
逆に、なんでこんなとこに鎖を付けているのだというところもあったのですが、ここは事故があったのでしょう。

馬頭刈尾根登山口から馬頭刈尾根までは、1箇所だけちょっと道を間違えそうになりました。
沢の木橋を渡ったとこで左側が道というわけではなく沢の岩場になっているので、直進しての急坂登りかと思ったのですが、、登るにしては踏み跡も何もなかったので、一瞬、道を間違えたのかと思いました。
そこで、とりあえず沢の上の方に行ってみようとその岩場を巡っていくと、山道が見えたのでほっとしました。
迷ったのはここくらいです。

馬頭刈尾根(まずかりおね)から大岳山(おおたけさん,おおだけさん)に行く途中に大岳山と御前山(ごぜんやま)への分岐点があります。
御前山へ行く道は、大岳山をパスするための巻き道(トラバース)です。
なんで、こんなとこに巻き道があるのかと思ったのですが、これは後から分かりました。
で、わたしはこのまま大岳山の方に行くと山頂から同じ道を戻ることになるので面白くないと思い、この巻き道を通って反対側に出てそこから大岳山に登りたいと思い、この御前山へ通じる巻き道を選びました。
巻き道は高低差がない分歩きやすいのですが、山の斜面に付けた道だから道幅はあまりなく下は谷になります。
この巻き道の道幅は30cmくらいで、谷までは100mくらいはあると思われるので、落ちたらかなり危険なので用心して歩く必要があると思います。といっても、無駄にびびる必要はないです。話などして気を取られたりしなくて普通に平常心で歩けば問題ないです。ただ道幅が30cmくらいなので、連れ違いなどはかなり用心しないと危ないと思います。
特にすれ違いなどなくて、大岳山の反対側に着いたので大岳山に登り始めたのですが、急坂などもあってこれがけっこうきつかったです。
このきつさでこの巻き道を納得したのです。大岳山をただ通過するだけの人にとってはこの登りが辛すぎます。
この巻き道だと大岳山を登って反対側に出る時間の1/3くらいで済むと思います。
ほんとこの巻き道のご利益はとてもあると思いました。


登山者はというと多かったと言えるでしょう。
土曜日ということと相まって、この梅雨時期に晴れだから、みんなこの時とばかりに山に行ったというべきでしょうか。
武蔵五日市駅を降りるとバス停にはもう多くの人が並んでバスを待っていました。
バス停には都民の森行きと上養沢行きが同じバス停なので、混乱しないようにのぼりが立っていてそこに並ぶようになっていました。
もちろんこれは都民の森行きの人は多いからの処置でしょう。
都民の森行きはわたしが降りたときにもう目視で120人くらいました。上養沢行きは7人くらいです。で、わたしは上養沢方面なので上養沢のとこに並びました。
出発時には都民の森行きは、臨時便が出て3台のバスとなりました。立っている人がいるので1台60人としても180人ということになります。すべての人が都民の森(すなわち三頭山)までとはならなくても、笹尾根と浅間尾根は人気のスポットなのですね。この後もう次の時刻のバスに5人くらい並んでいました。
わたしの上養沢行きは、最終的に25人くらいになり、こちらは中型バスだったので、臨時便が出て2台での運行となりました。
当然、全員、大岳鍾乳洞入口で降りるものだと思っていたら、降りたのはたった8人だったので、あれっと思ってしまいました。
それで、地図で上養沢を確認したら、上養沢から日の出山に登れるということでした。こちらからは大岳山に登るより日の出山に登る人の方が多かったということです。

登るといえば、この大岳鍾乳洞入口バス停から高岩山を通過して大岳山あるいは御岳山に行くコースがあるのも知りました。
高岩山に行く道標があったので、あれっ、と思ってこちらも地図で確認しました。この高岩山がある尾根はサルギ尾根といわれます。
ちょっと魅力を感じました。今回、ここから登った人がいたのかどうかは定かではないのですが、マイナーなコースなので思わぬものがあったり静かな山行が出来たりしそうです。
ただし、熊は出るみたいですけど(笑)

大岳鍾乳洞入口バス停からはわたしが最後に出発したので、のんびりと林道を歩いていると、突然、車が出現しました。乗用車が8台くらいとダンプカーが4台くらいです。特にダンプは埃を舞い上げるのでえらい迷惑でした。このダンプはエコワスあきる野大岳工場の砕石場を往復しているダンプで、この時間帯から仕事なのでしょうか(土曜日でも仕事なのですね)。ともかくダンプは砕石場のトンネルを抜けるともう出会うことはないので一安心でした。
乗用車はこの先に大岳鍾乳洞があるのでそれの観光の人たちかなと思いました。しかし、大岳鍾乳洞に着いても駐車場には1台しか車がありませんでした。じゃ、登山者なのかと思いました。
この乗用車の人たちは登山道に入ってから分かりました。
何かの写真クラブの方たちなのでしょうか。馬頭刈尾根登山口から大滝までの沢で、苔(こけ)とか沢の写真を熱心に撮っていました。全員で10名くらいだったでしょうか。こういう人たちもいるんだなと変に感心しました(笑)
ほんと世の中には色んな人がいますね。
このグループの人たちかどうかは分かりませんが、大滝でも5人くらいの人が写真を撮っていました。

馬頭刈尾根登山口には2名登山者がいて、後から3名来ました。わたしがキツリフネの写真を撮っている間にこの人たちには抜かれました。馬頭刈尾根までには2組4名に抜かれ、単独者の二人(男と女)と14名の団体さんとすれ違いました。
この団体さんには驚きました。
男性1人で女性13人でしたが、女性は高齢の方たちでした。見た目、最高齢は80歳くらいになるのではないかと思われたからです。この先に急坂があるからちょっと心配になりました。
この高齢でよくこの山に来た者だと思いました。おそらく、ケーブルカーで御岳山に登ってそこから大岳山に登っての下山ではないかと思います。
これだけ高齢で登山しているということはそれなりの経験者なのでしょう。
男性はおそらくリーダー(引率者)なのでしょう。
引率者には感心します。事故が起こったら引率者の責任です。
いろんな方がいるだろうから、どんな事で事故が起こるか分からないです。
その責任を自ら買って出るのだから感心してしまいます。
それとも、事故が起きたら自己責任とかいう誓約書を取っての引率なのかな。

ちなみにこの方たちとは丸木が埋め込まれている長い坂ですれ違ったのですが、わたしがこの坂の端によって道を譲りました。
登山道で人とすれ違う場合は基本的にわたしが道を譲ります。なぜかというと、わたしは山登りではなく山草を見に来ているので、相手に譲られると早く登らなければ(下らなければ)ならないので、山草が見れないからです。
わたしが譲って相手が通過すれば、わたしはゆっくりと山草が見れます。
登山道では基本的に登り優先なので、下りの人が譲るのがマナーらしいです(これってどうしてかは分からないですが)。ということから、下りの人が先に譲ってくれると好意を無に出来ないので登りますが・・・
ともかく、わたしが先に気がついたら、あらかじめ脇に避けてその意思を示すようにしています。
みなさん、お礼を言いながら通過していきます。このお礼を言われるのが何か気恥ずかしいです。だって、わたしの場合は好意ではなく自分の利のためにしていることですから・・・

馬頭刈尾根では、大岳山・御前山分岐点1(巻き道の始点)までで11人とすれ違いました。
大岳山・御前山分岐点2(巻き道の終点)に着いたときには、もう15時(午後3時)に近かったので、ここからはわたしの時間で誰にも会わないだろうと思っていたら、後の方で声がしたので、ちょっとびっくりしました。この人たちは3人組で大岳山には登ってこなかったので巻き道を行ったのでしょう。
大岳山に登っていると、白人の男性と日本人の女性とのペアに出会いました。この方たちは軽装だったので、御岳山から来たのでしょうか。それよりここを降りてどこに行くのでしょうか。鋸山を経由して奥多摩駅に行くのでしょうか、それならかなりハードで3時間以上かかりそうですが・・・
それより、もっと驚いたのは、頂上には誰もいないだろうと思ったら、4人もいたことです。
まじかと思いました。いま15時30分だから、これは遅いです。普段ならわたししかいない時間帯です。
ここらへんも、御岳山がケーブルカーで登れるというのも関係しているのかもしれません。
遅い時間帯からでも登れるし、遅い時間帯でも下れるということです。
これが御岳山も歩かなければならないとなると、この時間帯には人がいないと思われる。いままでの1000m以上の山ではこの時間帯に頂上にいる人に会ったことはないはずである。15時以降は基本的にわたしが山を独占する時間帯だ(笑)
ともかく、この4人の内、2人は御前山の方に下り、一人は大岳神社の方に下りました。もう一人は用意周到にここにテントを張っていてここで夜を明かすようでした。

それよりも、後から30歳前後の男性が一人、大岳神社側から登ってきたのですが、この方とそのテントを張っていた男性が話していたのが、聞くともなしに聞こえてきました。
この30歳前後の男性は大岳山に来るのが遅くなって、下れるかどうか心配だということをテントの男性に相談していました。
いやぁ、この感覚が普通でしょう。この時間帯に頂上に人がいれば下山はへたすれば暗くなってしまうでしょう。
この男性は、日の出山から御岳山を経由してここに来たので時間が遅くなったと言っていました。特に日の出山で1時間半も留まったのは失敗だといっていました。
そんな話が聞こえてきたのですが、わたしは疲れもあり話に割って入るほどの気もなく、さて下りようとして、その男性にお先にと声をかけて男性の顔を見ると何か問いかけるような感じだったので、どういうことですかと声をかけると、男性はいまから白倉(バス停)に下りたいといって地図を出したので、わたしはここに来る途中、白倉への分岐点を見ていたので、白倉への分岐点までは30分くらいだから、そこから2時間くらいで下りられるだろうから大丈夫です、と言うとこの男性は「来た人が言っているのだから」と言って、希望が出てきたのか「ヤッター」と勝どきを上げて急に元気になりました。
それまでは、テントの男性に夜道のライトとか最悪の場合は野宿とかいわれて、しょげていたからです。
ともかく、今からだと遅くても18時半くらいには白倉に下りられだろうから今は日が長いので暗くはならないでしょう。
確かに急坂などのある夜道は怖いです。知っていればなんとかなるけど知らなければ滑落する危険が大です。
わたしの檜洞丸(ひのきぼらまる)での初めての道の夜歩きは、ある程度その前に初心者向けだと教えてもらっていたから決行できたことです。
予備知識のない初めてのとこならほんと危険です。例えば、わたしの登って来た馬頭刈尾根登山口からの登山道などは予備知識がなくて夜に下ったりしたら間違いなく危険でしょう。

大岳山から大岳神社まで下りてきて、ここで廃屋の大岳山荘などを見ていたら、先ほどの男性がここまで下りてきたので改めて挨拶をしました。ここからの方向は反対方向になります。男性は馬頭刈尾根へわたしは御岳山へと。
この大岳神社にもこの時刻に韓国人と思われる男性2人がいたのですが、この方たちは大岳山に登っていきました。この人たちは結局、どこに行ったのだろうか。追い越されなかったので御岳山ではないと思われるのですが。
御岳山の方に行き始めると、ここで一人の男性に抜かれました。
また、岩石園(ロックガーデン)の分岐付近でも一人の男性に抜かれました。
ほんと、こんな遅い時間帯に山で人と会うとは思わなかった。
さすが、御岳山は観光地だ(笑)
なぜか、長尾平の茶店がまだ開いていた。


今日の予定は、大岳鍾乳洞入口バス停から大岳山に登って、その後から御岳山と日の出山を通過して、日の出山登山口バス停に出るつもりでした。
が、これも大甘の見通しとなりました。
大岳山に登るのに時間がかかったからです。
で、すっかり弱気になって、日の出山は早々と断念しました。
大岳山から御岳山に行く間も登りの方の分岐はパスして、下りを選択しました。
だから、鍋割山は回避し、岩石園(ロックガーデン)も最後に登りがあるということを知っていたので、ここも回避しました。
それで、何とか長尾平まで着いたのでここのベンチで一休みしました。何かここのベンチでこのまま眠ってしまいたいくらい疲れていました。動くのがおっくうでした。
ということで、ここでちょっと長休みしてしまいました。
この長休みが後から悲劇を生むことになるのですが、この時は知るよしもありません。
さて、それでも立ち上がって御嶽神社まで来ると、暗くなり始めたので歩いて下りるのはさすがにおっくうになり、ケーブルカーで下りようと思ったのですが、御岳ビジターセンターで今18時39分です。もうケーブルカーはありません(ケーブルカーの最終は18時30分)。
歩いて下りるしかありません。
古里駅に下りるか御嶽駅に下りるかちょっと迷ったのですが、やはり暗くなっては山道の方が危険ということで、表参道を通って御嶽駅に出ることにしました。
しかし、コンクリートの坂道は負担が大きいです。
御嶽神社からの2時間強のコンクリートの下り坂歩きで、再び足の指の爪を傷めてしまいました。
治りかけていただけに残念です。
誰が悪いかというと、すべてわたしが悪いのです。トホホホ・・・
なお、表参道の車の通過はこの日は4台だけでした。前回(4月26日・火)は平日ということで子供の迎えの時間帯に遭遇したのかもしれません。

よっぽど疲れていたのか、1時頃(19日・日)に寝たのですが、起きたら12時30分くらいでした。
正に、死んだように寝ていたことになります(笑)


地図情報

地理院地図(http://watchizu.gsi.go.jp/)から
 大岳山;http://maps.gsi.go.jp/#15/35.765238/139.130375/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0f0

地図検索ならMapion(http://www.mapion.co.jp/)から
 大岳山;http://www.mapion.co.jp/m2/35.76521469,139.13038572,16/poi=L0578926

山好きのための登山情報サイト - ヤマケイオンライン - 山と溪谷社(http://www.yamakei-online.com/)から
 大岳山 - おおたけさん:標高1,266m-関東:奥多摩 - Yamakei Online - 山と溪谷社;http://www.yamakei-online.com/yamanavi/yama.php?yama_id=374
(今回の大岳鍾乳洞入口バス停から馬頭刈尾根に至る登山道であるが、この地図では大怒田山に行く道が赤線になっているがこれは間違いである。正しくはその上側にある大滝に行く道である。どうも市町村境界線を登山道と間違えたようである。6月20日現在。)


行程情報

電車移動
府中本町(6:43)→立川(6:56,7:15)→武蔵五日市(7:55)(運賃470円)
(JR東日本,立川-武蔵五日市はホリデー快速あきがわ1号)
(時刻検索は、えきから時刻表(http://www.ekikara.jp/top.htm)による)
バス移動
武蔵五日市駅(8:22)→大岳鍾乳洞入口(8:46)(運賃480円)
(時刻表;http://transfer.navitime.biz/bus-navi/pc/diagram/BusDiagram?orvCode=00042639&selectDnvCode=00042090&dnvCode=00042090&course=0000422702&stopNo=1
 路線図;http://www.bus-navi.com/pdf/2_nishitokyo_rosenzu.pdf
 西東京バス;http://www.nisitokyobus.co.jp/

花見トレッキング
大岳鍾乳洞入口バス停(9:04)→エコワスあきる野大岳工場(トンネル)(9:56)→大岳鍾乳洞(10:15)→馬頭刈尾根登山道入口(10:47)→大滝(11:12)→馬頭刈尾根(13:46)→御前山・大岳山分岐1(14:30)→(巻き道)→大岳山・御前山分岐2(14:57)→大岳山(15:28,15:44)→大岳神社(15:56)→御岳山・鍋割山分岐(16:36)→御岳山・高岩山分岐(16:41)→御嶽神社・岩石園(ロックガーデン)分岐(17:07)→長尾平(17:48,18:12)→御嶽神社(18:17)→御岳ビジターセンター(18:39)→ケーブルカー滝本駅(19:48)→御嶽駅(20:35)

標高
大岳鍾乳洞入口バス停(約347m)→馬頭刈尾根登山道入口(約554m)→馬頭刈尾根(約1014m)→ 大岳山・御前山分岐2(約1149m) →大岳山(1266m)→御嶽神社(約888m)→ケーブルカー滝本駅(約403m)→御嶽駅(約241m)

帰りは、御嶽20:52発の青梅行きの電車に乗りました。
府中本町駅には、22時8分に着きました。


写真は後日に。


草本

☆花期
ユキノシタ(雪の下)(ユキノシタユキノシタ属)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%82%AD%E3%83%8E%E3%82%B7%E3%82%BF(ウィキペディアから)
キツリフネ
トリアシショウマ
アカショウマ
ギンリョウソウ(銀竜草)(シャクジョウソウ科ギンリョウソウ属)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%A7%E3%82%A6%E3%82%BD%E3%82%A6(ウィキペディアから)
ニガナ(苦菜)(キク科ニガナ属)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%82%AC%E3%83%8A(ウィキペディアから)
ホタルブクロ
サワギク
サツキヒナノウスツボ

☆蕾期
ギンバイソウ(銀梅草)(アジサイ科(ユキノシタ科)ギンバイソウ属)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%B3%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%BD%E3%82%A6(ウィキペディアから)
ヤブレガサ
モミジガサ(紅葉笠)(キク科コウモリソウ属)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%9F%E3%82%B8%E3%82%AC%E3%82%B5(ウィキペディアから)
イチヤクソウ(一薬草)(ツツジ科イチヤクソウ属)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%81%E3%83%A4%E3%82%AF%E3%82%BD%E3%82%A6(ウィキペディアから)
ヤマユリ(山百合)(ユリ科ユリ属)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%83%A6%E3%83%AA(ウィキペディアから)
ヤマナルコユリ

☆茎期(新芽新葉)
イワタバコ(岩煙草)(イワタバコ科イワタバコ属)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%AF%E3%82%BF%E3%83%90%E3%82%B3(ウィキペディアから)
コバギボウシ(小葉擬宝珠)(ジカクシ科ギボウシ属)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%90%E3%82%AE%E3%83%9C%E3%82%A6%E3%82%B7(ウィキペディアから)
ウバユリ(姥百合)(ユリ科ウバユリ属)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%90%E3%83%A6%E3%83%AA(ウィキペディアから)
 http://matsue-hana.com/hana/ubayuri.html(松江の花図鑑から)
タマガワホトトギス(玉川杜鵑草)(ユリ科ホトトギス属)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%9E%E3%82%AC%E3%83%AF%E3%83%9B%E3%83%88%E3%83%88%E3%82%AE%E3%82%B9(ウィキペディアから)
カシワバハグマ
キッコウハグマ
キバナアキギリ(黄花秋桐)(シソ科アキギリ属)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%90%E3%83%8A%E3%82%A2%E3%82%AD%E3%82%AE%E3%83%AA(ウィキペディアから)
 http://matsue-hana.com/hana/kibanaakigiri.html(松江の花図鑑から)
ハンカイシオガマ
アザミ属
アザミは若茎ではまったく特定出来ず
ヤマジノホトギス
バイケイソウ
サラシナショウマ
オオバショウマ
マツカゼソウ
オヤマボクチ
ヤマトリカブト

☆実期(花後)
ホウチャクソウ
チゴユリ
フタリシズカ
山頂付近では花もあった。
エイザンスミレ
ナガバノスミレサイシン
タチツボスミレ
ヒトツバテンナンショウ
マムシグサ
ネコノメソウ属
残骸だけでは特定出来ず
コチャルメルソウ
ヤマクワガタ
咲いているのも1株あった。
ハシリドコロ


木本

☆花期
ウリノキ(瓜の木)(ミズキ科ウリノキ属)
 http://www.geocities.jp/greensv88/jumoku-zz-urinoki.htm(木のぬくもり・森のぬくもりから)
 http://matsue-hana.com/hana/urinoki.html(松江の花図鑑から)
マタタビ(木天蓼)(マタタビマタタビ属)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%BF%E3%82%BF%E3%83%93(ウィキペディアから)
コアジサイ(小紫陽花)(アジサイ科アジサイ属)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%B5%E3%82%A4(ウィキペディアから) 
ヤマアジサイ(山紫陽花)(別名 サワアジサイ)(アジサイ科アジサイ属)
 http://matsue-hana.com/hana/yamaajisai.html(松江の花図鑑から)
スイカズラ(吸い葛)(スイカズラ科スイカズラ属)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%82%AB%E3%82%BA%E3%83%A9(ウィキペディアから) 

☆蕾期
タマアジサイ

☆実期(花後)
ウツギ
モミジイチゴ


その他

ヤマメ(山女魚、山女)(サケ科タイヘイヨウサケ属)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%83%A1(ウィキペディアから)


ウィキペディア(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8
松江の花図鑑(http://matsue-hana.com/
木のぬくもり・森のぬくもり(http://www.geocities.jp/greensv88/jumokuF.htm


ウィキペディアから
 大岳山;https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%B2%B3%E5%B1%B1_(%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD)
 檜原村;https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AA%9C%E5%8E%9F%E6%9D%91
 瓶ヶ森;https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%93%B6%E3%83%B6%E6%A3%AE


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キツリフネ 一石山(いっせきさん)・人形山(にんぎょうやま)(東京都) 2013年6月17日(月)

この日(2013年6月17日・月)は、惨敗でした。

題名は形式的につけたもので、本来は天祖山(てんそさん)(東京都西多摩郡奥多摩町)に登る予定でした。
前に、雲取山に登るときに、この天祖山登山口を見ており、こんなとこに登る山があるんだと思って、気になっていました。
ヤマレコやブログのみなさんの記事を見て、より好奇心が湧き、この時期は花も少ないので、登ってみようと思いました。
しかし、見事に失敗でした。
いきなり、九十九折(つづらおり)の急坂で、山と高原地図23「奥多摩」に「危」と書いてあるのを納得した次第です。
写真を撮る余裕もありませんでした。1眼レフが邪魔になるくらいでした。
結局、恐怖心が湧き、断念してしまいました。
登るのはまぁ、いいとしても、降りるときのことを考えると、恐怖心に打ち勝つことができませんでした。
天祖山は日帰りでは通常はこの道を往復(ピストン)するしかないのです。
この日はとても体調が悪かったです。
朝、目覚めてもすっきりせず、やや吐き気もあり体がとても重かったです。行くかどうか相当迷ったのですが、歩けないことはないので行くことにしました。
わたしは、高所恐怖症気味であり、特に体調が悪いときはそれが倍加します。体調の悪いときは、高層ビルやロープウェイから下を見ただけで気分が悪くなりますし、高い橋なんかだと端はよう通れません。今回もこんな感じでした。
それに、この登山口までがやたら長く感じました。雲取山までの登山口まではまだずっと先ですから、前はよく歩いたものだと感心してしまいました(苦笑)

撤退しょうかどうしょうかと迷っていると、タムロンズームレンズB003のフードが谷底に落っこちてしまいました。身代わり地蔵ではなく身代わりフードになってしまいました。
せっかくフードが身代わりになってくれたのに、わたしが落っこちては洒落にならないと思い、撤退することにしました。
フードも谷に降りて回収しようかどうかとかなり迷ったのですが、やはりここで落ちては洒落にならないと思って断念しました。ロープとかも持っていなかったので・・・
思えば、昔、クローズアップレンズを斜面に落としたことを思い出しました。このときは、そんなに急な斜面ではなかったのでなんとか降りて拾いました。この体験からロープの使い方の本などを買ったのですが、あの本はいまやどこにいったのだろうか・・・

まぁ、軟弱者になった瞬間でした(苦笑)
単独行はこういうときは楽ですね。自分がいやだと思ったら止めればいいのですから。これが単独行の良さでしょうか。
しかし、単独行は遭難したら、よっぽどメインの登山道でないと発見されないという最大の弱点がありますね。というかメインの登山道では遭難しないでしょうけど・・・大概はサブとか迷ってとかの滑落(墜落)の遭難でしょう。
今回も単独者の方が行方不明で捜索しているという張り紙がありました。この天祖山から水松山(あららぎやま)・酉谷山(とりたにやま)・小川谷林道・東日原のコースのようです。登山は6月4日(火)。
今回の山行を始めてから捜索願い(目撃情報願い)の張り紙は初めて見ました。前は正丸駅などで捜索願い(目撃情報願い)の張り紙を見ました。
おそらく、山での事故は単独者であろうがグループであろうがあると思いますが、グループの場合は全員が事故にあうということはそんなにないと思われるので、発見(救出)される可能性はとても高いですけど、単独行の場合はそれがなかなか難しいのでこのような捜索願い(目撃情報願い)になるかと思います。

さて、天祖山は諦めたのですが、このまま帰るのもなんか悔いが残るので天祖山の真向かいにあるウトウの頭側(タワ尾根)に登ってみることにしました。(超健脚の方は天祖山からの日帰りは水松山を経てこのウトウの頭(タワ尾根)から日原鍾乳洞に降りるみたいです)
一石神社(日原鍾乳洞)の登山道から登ります。小川谷林道はこの日原鍾乳洞から通行禁止になっているので、小川谷林道側からは登れません。日原鍾乳洞は観光できます(わたしは鍾乳洞には行きませんでしたけど)。
一石神社からの登山道(金袋山のミズナラ入口)は、案内板に悪路と書かれていましたが、確かに悪路でした。いきなり急坂で九十九折(つづらおり)になっており、これでは天祖山とかわりないではないかと思いました。しかし、こちらはそんなに恐怖心が沸き起こるということはありませんでした。要するに、滑落か墜落かの違いですね。天祖山は墜落でこちらは滑落ですね。滑落の場合は、転げ落ちなければ(転落)そのまま滑り落ちるだけだからそんなに怪我をしないという安心感があります。しかもここを滑り落ちても谷なんかに落ちるのではなく元の登山口に戻るだけだから、そんなに恐怖心は起こりません。しかし、墜落は一般的には奇跡でも起こらない限りアウトでしょう。猫みたいな人は別でしょうが・・・っていうかそんな人いないよね・・・

ということで、少しは恐怖感があったので慎重にしかもキツイので休み休みして登っていきました。やっとベンチのあるところにきて上を見ると尾根づたいのようなので安心しているとまたキツイ九十九折になりました。横に巨岩(燕岩か)を見ながら登ります。やっとこさで一石山に登るとここからはそれなりに広い尾根づたいとなるので楽な登りとなります。ミズナラの巨木を見て、人形山まで行ってから、時間切れとなって引き返しました。
一石山までの下りは楽なので、一石山も見逃してしまい再度登って確認しました(笑)
わたしはあまり木に関心がないので、ミズナラの巨木を見てもあまりピンときませんでした(苦笑)
もちろん、わたしはこの巨木を見る為に登ったのではないですよ。
実は、天祖山に行く途中(日原林道)でなにか作業をしている方がいるので近づいてみると、カツラの巨木に行くための道を直している方でした(カツラの巨木は川の近くにあるので少し谷に下りなくてなりません)。
この方に薦められて、降りてカツラの巨木をみたのですが、やはりピンときませんでした。薦められていなかったらきっと見なかったでしょうね。
もちろん、この山では誰とも会いませんでした。そういう意味ではとっても静かです。ハルゼミと知らない鳥の鳴き声はうるさかったですが・・・(笑)

ところで、この登山口にも別の方の単独行の捜索願い(目撃情報願い)の張り紙がありました。登山は去年(2012年)の10月8日(日)。

今回は花は元々、期待していなかったのですが、まぁその通りなにもなかったといってもいいと思います。
ただ、びっくりしたのは日原鍾乳洞の近くに、キツリフネが咲いていたことです。
なぜ、びっくりしたかというと、普通、キツリフが咲くのは8月頃だからです。ほんとにキツリフネかと思いました。
が、しかし、わたしにはこれをキツリフネと思わなければ、ほかに思い至るものがないです。
あまりにものの驚きに題名としました。
この時期、咲いているのはアカショウマくらいでしょうか。ギンバイソウは蕾でした。
一石山(人形山)にはなにもなかったです。ここは針葉・広葉の巨木が多いから春しか山草はないと思われます。キッコウハグマの若葉があったけどここまで見に来る気にはならないですね(笑)

あと、日原街道にホタルブクロ(ヤマボタルフクロかもしれない)の蕾とかハタザオの花とかがあったのですが、なんと帰るときにはすべて見事に刈り取られていました(清掃されていました)(苦笑)
まぁ、雑草ですからね(笑)
いやぁ、午前中に写真を撮っといてよかった(微笑)貴重な記録だよ(笑)

さて、身代わりフードとなっていただいたフードですが、フードがないと困るので帰ってから早速、インターネットで調べました。そしたら、思った以上に高かったです。最安値で4180円でした。2000円くらいと思っていた。これなら回収すべき・・・
思わぬ出費となってしまいました。
注文は、ヨドバシ・ドット・コムにしました。
翌日(18日)には配送されて来ました。速い!
それにしても、フードを買ったのは初めて。

天祖山は、機会があれば状況が分かったので体調のいいときにでも再挑戦したいと思います。
ようするに、天祖山も一石山も九十九折は暗くなっては歩けないってこと。
機会があればね・・・なんか花があれば行くのだが・・・
まぁ、この登山道からは誰でも登れるわけではないですね。そういう実感を持ちました。

今回はよっぽど体調が悪かったのか節目節目で写真を撮っていなくて、今見るとなんでここで撮っていないというのが多いです。
写真を撮る気力もあまりなかったのかも知れません。写真は山行を再開してからの最低の2627枚でした(初回の芦ヶ久保山の花道を除く)(泣)
ああ、今回は疲れた。
こういうことはいままでに2回ありました。
一度は女峰山に登ったとき。なんか頭がぼぉっとするし心臓はぱくぱくするしで、2000mくらいでも高山病が起こるってのを思い出し、急いで下山しました。そしたら落ち着きました。
あとひとつは、名郷から武川岳・ニ子山に行ったとき。ニ子山くらいから疲れが出始めやたら水が欲しくなって2リットルの水を飲み干してしまい、なんとか正丸の登山口まで来たのですが、正丸駅までのあの軽い坂道が上れなく這う感じでなんとかかんとか上りきって、自販機で清涼飲料水を買ってがぶ飲みしてやっとこさ人心地をつきました。これはきつかったです。倒れるのかと思いました。

まぁ、それにしても朝のこの時間帯では、奥多摩行きの電車も東日原行きのバスも登山者だけでした(笑)
(地元の方は反対方向でしょうから)
バスは12名乗って、川乗橋で3名降りて倉沢で1名降りて終点の東日原で8名でした。
帰りは東日原から3名乗りました。

けっこうタフな登りだったのか、今日(18日)はふとももが痛い(笑)ふとももが痛くなるってあまり記憶にない・・・


地図情報

地理院地図(http://watchizu.gsi.go.jp/)から
 天祖山;http://maps.gsi.go.jp/#15/35.864496/138.989847/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0f0
 一石山神社;http://maps.gsi.go.jp/#15/35.852396/139.037046/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0f0

地図検索ならMapion(http://www.mapion.co.jp/)から
 天祖山;http://www.mapion.co.jp/m2/35.86447475,138.98983993,16/poi=L0581174
 日原鍾乳洞;http://www.mapion.co.jp/m2/35.85231056,139.04059886,16/poi=L13203022400000000003

山好きのための登山情報サイト - ヤマケイオンライン - 山と溪谷社(http://www.yamakei-online.com/)から
 天祖山 - てんそさん:標高1,723m-関東:奥多摩 - Yamakei Online - 山と溪谷社;http://www.yamakei-online.com/yamanavi/yama.php?yama_id=18058

一石山や人形山の位置は、「ハイヤー運転手カミちゃん 山登りの記録(http://www.geocities.jp/chorocat2005/hp/top/index.htm)」の記事の
奥多摩 日原 一石山神社 タワ尾根 金袋山 ウトウの頭;http://www.geocities.jp/chorocat2005/hp/2009/377/377.htm
を参照してください。


電車移動
府中本町(5:10)→立川(5:22,5:26)→奥多摩(6:56)(運賃690円)
(JR東日本)
(時刻検索は、えきから時刻表(http://www.ekikara.jp/top.htm)による)

バス移動
奥多摩駅(7:02)→東日原(7:26)(運賃450円)
(東日原までの時刻表;http://transfer.navitime.biz/bus-navi/pc/diagram/BusDiagram?orvCode=00042103&orvName=%E5%A5%A5%E5%A4%9A%E6%91%A9%E9%A7%85&selectDnvCode=00042550&dnvCode=00042550&dnvName=%E6%9D%B1%E6%97%A5%E5%8E%9F&course=0000430802&stopNo=1
 西東京バス;http://www.nisitokyobus.co.jp/

ハイキング
東日原バス停(7:37)→日原林道入口(8:52)→八丁橋(9:57)→天祖山登山道入口(10:09)→撤退(10:53)→日原林道入口(11:45)→一石神社(日原鍾乳洞)(12:07)→金袋山のミズナラ登山道入口(12:20)→ベンチのある所(13:13)→一石山(13:50)→ミズナラの巨木(14:27)→人形山(14:40)→引き返す(14:55)→一石山(15:23)→一石神社(16:28)→日原林道入口(16:40)→東日原バス停(17:00)

帰りは、17時47分発の奥多摩行きのバスに乗りました。
府中本町駅には、19時57分に着きました。


草本

☆花期
キツリフネ(黄釣船)(ツリフネソウ科ツリフネソウ属)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%84%E3%83%AA%E3%83%95%E3%83%8D(ウィキペディアから)
アカショウマ
サワギク
ハタザオ
ツルマンネングサ(蔓万年草)(ベンケイソウ科マンネングサ属)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%84%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%B5(ウィキペディアから)
 http://matsue-hana.com/hana/turumannengusa.html
 http://matsue-hana.com/yasou/kubetu/mannengusa.html(以上、松江の花図鑑から)

☆蕾期
ギンバイソウ(銀梅草)(アジサイ科(ユキノシタ科)ギンバイソウ属)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%B3%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%BD%E3%82%A6(ウィキペディアから)
ホタルブクロ(蛍袋)(キキョウ科ホタルブクロ属)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%83%96%E3%82%AF%E3%83%AD(ウィキペディアから)

☆茎期(新芽新葉)
キッコウハグマ
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%83%E3%82%B3%E3%82%A6%E3%83%8F%E3%82%B0%E3%83%9E(ウィキペディアから)

☆実期(花後)
ハシリドコロ

その他の山野草
☆花期
キツネノボタン

山道など
山道の写真は必ずしも進行方向ばかりではありません、すなわち、振り返って撮っている場合もあります。

諸々
ヤマガガシ(山楝蛇、赤楝蛇)(ナミヘビ科ヤマカガシ属)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%82%AB%E3%82%AC%E3%82%B7(ウィキペディアから)
日向ぼっこしているのか獲物を待っているのか。
ヤマカガシは毒がないと思われていたのだが、あるとこでヤマカガシをからかっていた中学生が咬まれて死亡してから毒ありと判明したとある本で読んだ。
しかし、ヤマカガシのもうひとつの毒、頸腺の毒がヒキガエルの毒を溜め込んでいたものとは驚きだね。
ヤマガガシは丹沢(ヤビツ峠と塔ノ台の間)でも見たことある。なにかを飲み込んでいたのか胴回りがこれの2倍くらいあった。

ウィキペディア(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8
松江の花図鑑(http://matsue-hana.com/


ウィキペディアから
 奥多摩町;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%A5%E5%A4%9A%E6%91%A9%E7%94%BA
 高山病;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E5%B1%B1%E7%97%85

あっぱれ!富士登山(http://www001.upp.so-net.ne.jp/fujisan/index.html)から
 高山病について;http://www001.upp.so-net.ne.jp/fujisan/fuji-kozan.html


2016年の後記

山野草行は、写真を貼付してからアップを基本としています。
しかし、写真の整理が追いつかず記事のアップがままならないです。
それ故に、2016年の山野草行はもう写真なしでアップすることにしました。
それにつけて、2013年の山野草行も、2013年に行った日の前後に写真なしでアップすることにしました。
記事の内容としては、2013年当時のままとしますので、内容が古くなっているものもあるかと思います。
たとえば運賃なども消費税アップ前(消費税は2014年4月1日に5%から8%にアップされた)なので今は高くなっていると思います。

2013年の山野草行の記事は、以下の記事をアップする予定です。
 2013年6月23日(日) ジガバチソウ(再挑戦) 笹尾根
 2013年7月7日(日) ヒメイワカガミ 赤薙山・赤薙神社奥社跡
 2013年7月16日(月) バイケイソウ 神山
 2013年7月28日(日) テガタチドリ 三ツ峠山
 2013年8月9日(金) シデシャジン 清八山
 2013年8月27日(火) トモエシオガマ 富士山須走口
 2013年9月9日(月) レイジンソウ 三ツ峠山
 2013年10月30日(水) センブリ 笠山
 2013年11月12日(火) キッコウハグマ 神山


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岡村恭香さん 橋本総業東京有明国際オープン2016 1回戦 敗退 観戦 2016年6月7日(火)(ろぷろす暦2016年6月19日(火))

今日(7日・火)は、岡村恭香さんが橋本総業東京有明国際オープン2016(Hashimoto Sogyo Tokyo Ariake International Open ,日本/東京,本戦6月7日(火)~6月12日(日),ハード,ITF$25,000 Tokyo)のシングルス本戦1回戦に出場するので、江東区にある有明テニスの森公園に見にいってきました。

見た試合の順番は、
「久見香奈恵 対 ニチャ・ラピタクシンチャイ」
岡村恭香 対 藤原里華」
奥野彩加 対 スー・チン-ウェン」
「吉冨愛子/波形純理 対 ハン・ナレ/キム・ダビン」
です。


それでは、「岡村恭香 対 藤原里華」の試合から書きます。

岡村恭香さんは、藤原里華さんに4-6,2-6で敗れました。

一言でいうと、藤原里華さんが岡村恭香さんを翻弄したというところです。
藤原さんは、WTAのプロフィール(http://www.wtatennis.com/players/player/2609/title/rika-fujiwara)を見ると、シングルスは去年(2015年)の福岡のあとから出場しておらず今年(2016年)の福岡からの出場ということで、1年ぶりの故障からの復帰ということです。
そういうことで、わたしとしては福岡準優勝、久留米優勝と上り調子の岡村さんと復帰して4大会目の藤原さんとでは、岡村さん有利と思っていました。
ところが、結果は藤原さんの快勝です。
さすが、元トップ100(最高位2005年8月の84位)と思わせる見事な戦いでした。
藤原さんは、岡村さんを心身ともに揺さぶり、岡村さんのテニスをさせず自分のテニスをしたといえます。
その試合経験豊富な老獪さにはびっくりすらしました。
岡村さんは、自分の思うようなテニスが出来なくて、イライラや焦りで自滅したとも言えます。
そのような岡村さんのイライラや焦りを起こさせたのは、もちろん藤原さんの巧みなテニスによるものです。
岡村さんが冷静に落ち着いて自分のテニスをしていれば、このスコアは反対になっていたかもしれません。
藤原さんの見事な揺さぶりのテニスでした。
藤原さんは有明(WTA)や柏(ITF)でダブルスで見て知っていました。
シングルスは今回が始めてだったのですが、初っ端のブレーク合戦がなければ、藤原さんにいい試合でした、といいたいくらいの素晴らしさでした。

第1セットは雨の中断があってけっこう難儀でした。
第1ゲームをいきなり岡村さんがブレークしたので、これは勢いのままかなという感じで岡村さんサーブの第2ゲームに入って40-40になったとこで試合開始時点からぽつぽつだった雨が小降りになったので中断ということになりました。ここは十数分くらいで再開になり第2ゲームは藤原さんがブレークバックして1-1になります。
第3ゲームの30-30(だと思う)でまたしても雨で中断になり、ここは数分後に再開するのですが、AD-40でかなり雨が降り始めて、ここはもう完全に試合が出来ない状態になりました。
コートは完全に濡れて水が溜まった状態になりました。雨は30分くらい降ったでしょうか。その後、スタッフの方たちが水はけをして1時間後くらいに再開となりました。
(ここらへんの中断の時間は計っていたわけではなく、感覚的なので正確ではありません)
再開後の第3ゲームを岡村さんがブレークして2-1となります。
このブレーク合戦は第6ゲームの3-3まで続くのですが、先にキープした方が主導権を握るなと思いながら見ていました。
キープのチャンスは岡村さんの方が先にありました。
第5ゲームを40-15と2つのゲームポイントを握ったので、ここはキープと思っていたら、ここから藤原さんが4ポイント連取してブレークバックします。
ここらへんから、藤原さんが自分のリズムをつかんできたのか、第7ゲームをキープしてブレーク合戦に終止符を打つと共に、流れの主導権を握ったという感じです。
岡村さんも悪くはないので、そのままズルズルとは行かず第8ゲームをキープして4-4とします。
しかし、藤原さんはリズムをつかんで、キープできるという余裕もあり、第10ゲームを揺さぶってブレークし6-4で取ります。

第1セット後、岡村さんはトイレットブレークを取り、ウェアも替えて心機一転という感じで第2セットが始ります。
藤原さんは、完全に自分のリズムでテニスをしているので第1セットをキープします。
そして、同じような展開で第2ゲームをブレークし、藤原さんの2-0となります。
わたしはこの時点で勝負あったなと思いました。
あと岡村さんが勝つとすれば、藤原さんがなんらかのことで崩れてくれるしかないと思いましたが、そんな兆候はまったくありません。
ということは、岡村さんにブレークバックするチャンスはないということです。
ところがなんと第3セットを岡村さんがブレークバックして2-1となります。
次の第4ゲームを岡村さんがキープすればもつれてチャンスもありかと思っていたら、ここを藤原さんがラブゲームでブレークします。
これで終りです。岡村さんはもう一度ブレークされて藤原さんが6-2でこのセットも取り勝利です。

第1セットの第6ゲームといい、第2セットの第4ゲームといい、勝負所で確実にブレークするなんてなんて試合が上手いんだろうと思ってしまいました。
岡村さんは藤原さんの土俵で相撲を取ってしまいました。
こういう試合巧者あるいは勝負師と試合をしたということでは、ほんと大いに勉強になったと思います。
ほんと、藤原さんはさすがという感じです。

とは言っても次に当たるときはどうなるか分かりません。
なぜなら、岡村さんは藤原さんのデータを手に入れたからです。
岡村さんのことだから、この敗戦の分析はもう終わっているでしょう。

シングルス本戦1回戦(6月7日(火),第1日,コートA3第2試合,1時間53分)
[3]岡村恭香(Kyoka OKAMURA,日本,224位) vs. [WC]藤原里華(Rika FUJIWARA,日本,1259位)は,
藤原里華が6-4,6-2で勝ちました。
第1セット 0-1,1-1,1-2,2-2,2-3,3-3,4-3,4-4,5-4,6-4(サーブは藤原から)
第2セット 1-0,2-0,2-1,3-1,4-1,4-2,5-2,6-2(サーブは藤原から)


次は、「奥野彩加 対 スー・チン-ウェン」です。

奥野彩加さんは、スー・チン-ウェンさんに3-6,3-6で敗れました。

スー・チン-ウェンさんは、ちゃんと見るのは去年(2015年)の西多摩での岡村さんとのシングルスの決勝以来です。
ということで知っているので、あの西多摩の感じからいえば、奥野彩加さんと同じような感じで打ち合いになるかと思いました。

ということで、この試合は予想的には楽しみな試合でした。
しかし、試合としてはスーさんの快勝でしょう。

打ち合いにはなったのですが、奥野さんとスーさんの違いは、スーさんの方がネットプレーや揺さぶりなどの技巧が奥野さんより上回っていたということでしょう。
要所要所で、相手を力でねじ伏せるだけではなく、技巧を使って揺さぶり相手のミスとか甘い球を誘っているという感じでした。

そういうことで、第1セットは早々とスーさんが4-0としますが、実力もランキングも差はないので、ここから奥野さんが反撃を開始して、3-4まで盛り返します。が、やはりそれだけパワーを使うということで、少し反撃が鈍ったところをスーさんに突かれて2連取され、スーさんが6-3で第1セットを取ります。

第1セットが終わって奥野さんがトイレットブレークを取るとスーさんも取ります。
第2セットは、奥野さんとしては第1セットを取られた主要因が0-4とされたことであるということからか、第2セットは最初から力を入れてきます。
ところが、キープは出来るのですが、なかなかスーさんをブレーク出来ません。この状態で3-3まで来ます。やはりこうなったら下位の者が有利となり、第1セットを取っているということと相まって奥野さんの焦りなどの隙をついて、スーさんが勝負をかけてきて第7ゲームをブレークします。
これでスーさんはキープに注力ということで5-3とします。
奥野さんが第9ゲームをキープすれば、まだ何とかなるという感はあったのですが、ここもスーさんは果敢に攻めてきてブレークしての6-3です。

スーさんはここのとこ伸び悩んでいるということからか、少しプレースタイルを変えてきているという感じで、この試合はそれがうまくいったということでしょうか。

今日は奥野さんが何故にか、大人しかった。
試合そのものがどちらかというと打ち合いということだったので、あまりイライラすることがなかったのかもしれません。基本、長いラリーとかいうのはあまりないので。

シングルス本戦1回戦(6月7日(火),第1日,コートA3第3試合,1時間43分)
[8]奥野彩加(Kyoka OKAMURA,日本,275位) vs. スー・チン-ウェン(Ching-Wen HSU,台湾,350位)は,
スー・チン-ウェンが6-3,6-3で勝ちました。
第1セット 1-0,2-0,3-0,4-0,4-1,4-2,4-3,5-3,6-3(サーブはスーから)
第2セット 0-11-1,1-2,2-2,2-3,3-3,4-3,5-3,6-3(サーブは奥野から)


シングルスの最後は、「久見香奈恵 対 ニチャ・ラピタクシンチャイ」です。

久見香奈恵さんは、ニチャ・ラピタクシンチャイ選手に1-6,3-6で負けました。

久見香奈恵さんは去年(2015年)の西多摩の岡村/米村組とのダブルスの決勝で見たことあるのですが、シングルスは初めてです。
もちろん、ニチャ・ラピタクシンチャイ選手は初めてです。

で、どんな試合になるかは予想できません。
第1セットの第1ゲームは何かストロークも遅い感じだったので、こんなにゆったりと試合をするのかと思いました。
第2ゲーム以降は、ストロークのスピードも上がってきたので、普通の感じになりましたが。
第1セットはラピタクシンチャイ選手の一方的な試合になりました。
何か久見さんは体が重いのかいまいち気迫がないというのか攻めがなく来た球を返しているだけというような感じを受けました。
ラピタクシンチャイ選手はコントロールは良いのですが、特にストロークに威力があるという風なことではなかったのですが、ともかく、久見さんの相手を脅かすというような怖さがなかったので楽にテニスをしているという感じでの第1セットの6-1でした。

第1セットが終わって久見さんがトイレットブレークを取ります。
第2セットが始ってもラピタクシンチャイ選手が2-0とするので第1セットの流れかなと思っていると、ここから久見さんに攻めの姿勢が見え始めて3-3のイーブンにします。
このままもつれるのかなと思ったのですが、ここからラピタクシンチャイ選手がレベルを上げてきて久見さんを押し切りました。

ラピタクシンチャイ選手の完勝です。

シングルス本戦1回戦(6月7日(火),第1日,コートA3第1試合,1時間44分)
[WC]久見香奈恵(Kanae HISAMI,日本,509位) vs. ニチャ・ラピタクシンチャイ(Nicha LERTPITAKSINCHAI,タイ,398位)は,
ニチャ・ラピタクシンチャイが6-1,6-3で勝ちました。
第1セット 1-0,2-0,3-0,4-0,4-1,5-1,6-1(サーブは久見から)
第2セット 1-0,2-0,2-1,3-1,3-2,3-3,4-3,5-3,6-3(サーブはラピタクシンチャイから)


最後はダブルスで、「吉冨愛子/波形純理 対 ハン・ナレ/キム・ダビン」です。

波形純理/吉冨愛子組が、ハン・ナレ/キム・ダビン組を6-3,5-7,[10-5]で破りました。

この試合を見たのは第3セットのスーパータイブレークのみです。
この試合はコートA4だったので、奥野さんの試合の間もコート越しに見えていました。
そこで、奥野さんの試合が終わった後に吉冨さんが出ているので見に行ったら、第3セットだったということです。
吉冨さんのテニスは見ていて楽しいって感じです。
動きがダイナミックなのがいいです。ただ、今回思ったのは、そのダイナミックなためにテニスが荒くなっているのではないかということです。
ここんとこシングルスでなかなか思うように勝てないのは、そのテニスがけっこう不安定なのではないかということです。
ここらへんはあちら立てればこちら立たずということなのかも知れません。
今回はそういうことを思ったので、次回シングルスを見る機会があれば、そういう視点で見てみたいと思います。
今年中に400番台くらいには来て欲しいと思っているのですが・・・

ダブルス本戦1回戦(6月7日(火),第1日,コートA4第3試合,1時間25分)
吉冨愛子(Aiko YOSHITOMI,日本,756位)/波形純理(Junri NAMIGATA,日本,310位) vs. ハン・ナレ(Na-Lae HAN,韓国,188位)/キム・ダビン(Dabin KIM,韓国,594位)は,
吉冨愛子/波形純理組が6-3,5-7,[10-5]で勝ちました。
第1セット 6-3(1-0,1-1,2-1,3-1,4-1,4-2,5-2,5-3,6-3(サーブは吉冨/波型組から))
第2セット 5-7(0-1,1-1,1-2,1-3,2-3,2-4,2-5,3-5,4-5,5-5,6-5,5-7(サーブはハン/キム組から))
第3セット [10-5]


しかし、それにしても疲れた。
ほんと、テニスは見る環境としては悪だから。
ほんと、見せるという意識があるならば、コートA3とA4に長椅子の2,3個くらいはおいて置けよ、といいたいですね。
さすがに、3試合立ちぱなっしは地獄の特訓です。
今回の有明テニスの森公園でのテニス観戦とこの間の檜洞丸での山草行とどっちがきつい地獄の特訓かというと、今回の有明テニスの森公園でのテニス観戦の方がはるかに地獄の特訓だと思いながらテニスの観戦をしていました(笑)
パワー(エネルギー)を集中させるために缶コーヒーを3缶も飲んでしまいました(苦笑)
檜洞丸は1缶で良かったのに・・・

ほんと、見る環境への配慮をしていただきたいものです。


そういうわたしの疲れもあったのか、あるいは今日は曇り空たまに雨のせいなのか、このシングルスの3試合はなにか淡々とした感すら抱いてしまいました。


テニス|スポーツナビ(http://sports.yahoo.co.jp/sports/tennis/)から
藤原里華が第3シードの岡村恭香を倒して2回戦へ [有明/女子テニス] (THE TENNIS DAILY) - Yahoo!ニュース;http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160607-00010014-tennisd-spo
宮村美紀、美濃越舞、喜島瑞乃らが予選突破 [有明/女子テニス] (THE TENNIS DAILY) - Yahoo!ニュース;http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160606-00010014-tennisd-spo
予選がスタート、宮村、美濃越、小関らが予選決勝へ [有明/女子テニス] (THE TENNIS DAILY) - Yahoo!ニュース;http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160606-00010003-tennisd-spo


写真は後日に


橋本総業東京有明国際オープン2016の
HPは
 http://ariakeopen.tokyo/
ITFの表記は
 http://www.itftennis.com/procircuit/tournaments/women's-tournament/info.aspx?tournamentid=1100036768
(ライブスコアは、このURLで表記されるページの右上の日の丸の左横「LIVE」をクリックすると見れます)
です。


岡村さんと奥野さんは1回戦敗退ということになったのですが、わたしとしては納得しているので特に問題とはしていません。
勝つにこしたことはありませんが、相手が上なら自分のテニスをしても負けるということです。

ということで、今回も含めて2人について思っていることを補足として書いておきます。
これはあくまでも、わたしが負けたことに納得しているということだけです。
だから、なんで負けたのかという疑問は起こらないということを言っているだけです。それ以外の他意はありません。


補足1:岡村恭香さんについて

岡村さんは、この試合では1回戦で負けましたが、この負けがどうこういうことではありません。
負けが分析されていれば、問題ないでしょう。
もちろん、プロだからその目的は勝ちですが、目先の勝ちに捉われる必要はないということ。
その負けから、次回に勝つための要因を抽出できればいいのです。

岡村さんはいままで言っている様に賢いというのが最大の武器なので、その武器を活かせるようにできればいいのです。
おそらく、岡村さんは、対戦相手にある条件、つまりサーブやストロークの速さ重さ球質などを設定してその相手をどうすれば倒せるかというようなことを与えれば、イメージとしてその相手を倒すことができるでしょう。
どんな相手でも、イメージの中ではきっちりと倒すことができると思います。
そこから、自分は何が出来何が出来ない何が必要で何が必要でないかがはっきりすると思います。

この頭でイメージしたことを実行するためには、すべての武器を平均以上に持つということがひとつの解であろう。
これを持っていれば、自分には弱点がなくそして自分は相手の弱点を攻めることができるということである。
ただし、この平均以上というのは固定されたものではない。
例えば、200番台にいれば200番台の選手の平均以上ということになり、100番台になれば100番台の選手の平均以上で、トップ100になればトップ100の平均以上である。
これは、勝てば勝つほどより試練が増すということである。
それが出来れば、頭で描いている通りのテニスが出来ると思われる。
だから、岡村さんは急激に順位を上げるということより、確実に順位を上げるということであると思われる。
今は200番台にいるので、200番台で確実に勝てるようにすべてを平均以上にすることだろう。
今は100番台に勝てなくてもあえて問題ではないと思われる。
ストロークの威力にしてもコントロールにしても去年よりは格段に向上しているので、今は200番台の平均以上の力はあるということでしょう。
そこらへんは、今回の福岡の準優勝や久留米の優勝で分かったと思う。
つまり、自分の力がどこにあるかということである。

勝つにこした事はないが、一喜一憂することはないということ。戦略的(大局的)なものの見方があっているということ。

わたしの予想では、トップ200は来年の予定なのでそれまでに100番台でもすべての武器を平均以上になるようにレベルアップすべきでしょう。
そうすれば、トップ200でも問題なく戦えると思う。

ともかく、頭(理論)が先行してしているので、身体や技術や精神がそれについていくまでには時間がかかると思う。
それを性急に行なおうとすると、そこに焦りや迷いが生じて「壁」になると思われる。

理論的に習得したものは、そこに努力が付随しているので失われることは少ない。
例えば、コントロールというものはやみくもに打ってもつくものではない。
こういうフォームでこういう感覚で打ったらどこに飛ぶかということを一球一球確認し、自分の思っているフォームなり感覚で思ったところにいったなら、そのフォームなり感覚を体に覚えさせるためにそこからはそのフォームなり感覚なりで何球も何球も打つということになる。
そうすれば、体が覚えてくれているので、頭であそこに打ちたいと思ったら、体が反応してくれるようになる。
こうなれば、「心技一体」になるといえるだろう。「心技体」。
また、理論的に習得したものは、自分で分かっているので修正も容易であるということ。

この賢さを活かすテニスをしてこその岡村恭香のテニスでしょう。
その活かし方はまた一つということではなく色々あるでしょう。

ともかく、勝てば勝つほどに試練が増えるということですね。
これは、戦う事を選択した者の宿命ですね。
だから、そこに美しさがあるともいえるのでしょう。


補足2:奥野彩加さんについて

奥野さんは、今年になってから勝ち星ということではあまり恵まれていませんが、それは納得することです。
どういう戦い方をするかということですね。
勝つことにこだわるならば、勝つ方法はあります。
技巧を用いるということです。

野球の投手で言えば、直球の威力だけで押す投球といえます。
確かに最初は球の威力で抑えられますが、打者一巡した2打席目からはどんな球がくるか分かっているので、ほんと驚異的な速度とか重い球でないと抑えることは難しくなるでしょう。
この直球にコントロールがあると、どこに来るかはわかりづらくなるので抑えることが可能になるでしょう。
それでも配球を読まれたら、打ち頃の球になるでしょう。
次は緩急でしょう。速い球がくると思っていて遅い球は打てないので、直球だけで抑えられない相手にはこの緩急はとても有効でしょう。それでも抑えられないならば、変化球でしょう。

直球だけで抑えられないと思ったら、コントロール→緩急→変化球の順番で覚えるのが正統的だと思います。
まぁ、球に威力のある者は、得てしてそれだけで抑えたいと思うものですが。
でも、勝つということでは、いずれこの選択をしないといけないでしょう。
ただ、順番は一般的なのでどういう順番かはその人によるでしょう。

サーブやストロークに威力があっても、だんだんと上に上がっていけば、それだけでは通用しない時がやって来ます。
それを本人がどういう風に判断するかです。
よりサーブやストロークの威力を増そうとするのか、その限界を判断して、コントロール→緩急→多彩なショットという風な技巧を手に入れるかということです。

おそらく、奥野さんは200番台に来て、そういう判断を迫られているのだと思います。
しかし、それは付け焼刃的にやっても意味がないと思います。
本人が本当にそれが必要と思ってからやらないと、バランスを崩してしまうことになると思います。

だから、わたしとしては今年一杯くらいは、ともかくサーブとストロークの威力を増すことに専念してもいいかなと思っています。
自分で納得すれば、そこから勝つためには自分に何が必要かということは見えてくるかと思います。
そういう技巧も身につける能力はあると思っているので、特に問題にはしていないのです。
勝ちという結果を求める時期と勝ちに至る過程を求める時期があると思います。
あくまでも将来、つまり上を目指すのなら。
いつも順風満帆なんていうのは神くらいでしょう。
勝ちに至る過程を求める時期にどう過ごすかで、次の未来が変わってくるということです。
壁といえば壁ですが、することは分かっているので、壁ではないでしょう(笑)
そういうことをする時期をいつにするかということだけでしょう。

まぁ、そしてこれが一番大変なのですが、その習得したものを試合のどのタイミングで使うかということですね。
いわゆる、試合の組み立てです。
どんな武器もそれを理にかなった有効さで使わないと意味をなさないでしょう。


あと、余談として3つ書いておきます。


余談1:ネット直撃

アンゲリク・ケルバーさんやラウラ・シグムンドさんを見ていて思ったのは、普通の球をネット直撃する(いわゆるアンフォーストエラー)時には、ミスが増えているということです。
おそらく、何らかのことでタイミングが狂っているのでしょう。だから、そういう時は深い球はベースラインを割り、サイドラインを狙った球はアウトになります。
ここらへんのタイミングのずれを起こすのは色々あると思います。
故障していたり、体調が悪かったりしても起こるだろうし、また力みや焦りやイライラなど心理的ことでも起こるでしょう。

今回の岡村さんも普通の球をネット直撃していました。それ故に、ライン際の微妙な球もアウトになっていました。
特にそれは第2セットに現れたように思います。
この岡村さんのネット直撃は体調面というより心理面だと思います。
力みや焦りやイライラで、冷静で落ち着いたプレーが出来なかったということです。
これは藤原さんにまんまとしてやられたということでしょう。
本来は自分が相手にする事を自分がやられたということでしょう。
1セットの中でここらへんを自分では修正できないということですね。
ここらへんは、WTAならオンコートコーチングがあるので、それに気づくこともでき、冷静で落ち着いた本来のテニスが出来たかもしれません。

とは言っても、ケルバーさんやシグムンドさんも1セット(あるいは1試合)の中で修正出来ないこともあるのだから、なかなか難しいということなのでしょう。
まぁ、だからこそ揺さぶりは有効だともいえるわけですね。

こういうのは悪魔の循環理論なのでしょう。
何らかのことで、焦りとかイライラで集中力を欠くと、凡ミスをする。
凡ミスをすると余計に焦りとかイライラが増して、また凡ミスをする。
以後、どんどん増幅されて遂には奈落の底に落ちていくということなのでしょう。


余談2:偶然か必然か

ところで、岡村恭香さんと奥野彩加さんの試合を今年(2016年)は生で3回(3日)見ました。
というか今年見た生の試合の全部です。
岡村恭香さんと奥野彩加さんは、同じ日の試合です。
でこの3回見た試合で、岡村さんも奥野さんも負けました。
1回くらいなら分かるのですが、3回もです。
ちょっと記録的なのではないかと思います。

第1回目 甲府国際女子オープン 1回戦 25000ドル
第2回目 かしわ国際オープン 2回戦 25000ドル
第3回目 橋本総業東京有明国際オープン 1回戦 25000ドル

それで、これが生起する確率を見てみようと思ったわけです。
岡村さんと奥野さんは同時に負ける確率は1/4で、これが3回だから、1/4×1/4×1/4=1/64です。
1回戦は2日に渡るから、岡村さんと奥野さんが同時に出る確率は1/2で、これが2回だから1/2×1/2=1/4で、2回戦に2人が勝ちあがる確率は、1/4なので、二人が同じ日に出る確率は1/4×1/4=1/16です。
あと、同じ日であっても試合時間が同じなら見れないということになります。
1回戦も2回戦も8試合なので、各コートの組み合わせは3試合と3試合と2試合とします。
3試合と3試合の組では、同じ時間帯になる確率は、1/6で、3試合と2試合では1/4なので、この逆数が見れる確率となり、5/6と3/4で、どっちかが生起する確率は1/2なので(5/6+3/4)×1/2=19/24≒3/4です。
(ただし、簡単の為、すべての試合は同時に終わり始るとしています)

そうすると、1/64×1/16×3/4=3/4096≒1/1365となります。
1365回に1回起こる確率に遭遇したということです。
これを偶然と見るか必然と見るかということです。
偶然と見たならば、4回目は起こらないといえそうです。4回目も起こったならこの4倍になります。
必然と考えるならば、わたしに超能力があって(いわゆる疫病神って奴)4回目も起こります。
次が楽しみです。
とかいっていたら、こういう組み合わせがなかなか起こらなかったりするんですよね(笑)

ただし、条件としては、以下のことは確率を1と考えています。
1.勝ち負けの確率
25000ドルの大会で同じくらいのランキングなので、2人の勝ち負けは確率的に同等に生起するとします。
例えば、現時点で二人がWTAの大会に出場したならば、勝つ確率は下がるであろうということです。
2.大会に出場する確率
25000ドルのこの大会には必ず出場するということです。


余談3:ブレーク合戦って不可解

ブレーク合戦なのですがほんとどうしてブレーク合戦って起こるのでしょうか。
これが不思議でしようがないです(笑)
お互いが調子悪いから?、しかし、調子悪かったらブレークすら出来ないでしょう。
キープかブレークかという2通りだから、確率から言えばブレークは1/2、お互いの連続ブレークは1/4です。
確率からいえば、ブレーク合戦が起こってもなんら不思議ではありません。
しかし、確率というのは、何か意図的なものが関与しないときに起こる度合いを表したものです。
現世界では、何か意図的なことを行えるのは人間しかいません。
ということは、おそらく誰しもが自分のサービスをキープしたい(する)と意図していると思って間違いないでしょう。
相手を騙そうと思ってわざとブレークさせるとか、あるいはブレークされるのが趣味だとかいう人はいないと思っていいでしょう。
まぁ、世の中色んな人がいるから、どんでもない発想をする人もいるかもしれませんが、99.99999・・・%すなわち限りなく100%で、サービスをキープしたいと考えているといっでいいでしょう。
で、以後は100%サービスをキープしたいとします。
100%サービスをキープしたいのになせキープ出来ないか。
その一つが、単純明快ですが実力差でしょう。
だから、これは一方的にブレークされる訳だから、ブレーク合戦になりません。
実力が伯仲しているならば、お互いがキープすることになると思います。
だから、これもブレーク合戦にならないでしょう。
こう考えるとどうしてもブレーク合戦は起こらないのです。
そこには、サービスをキープしたいという意思が働いているからです。
ということから考えると、なんらかのことでこの意思が双方に働かなくなる時があるということなのでしょうか。
そうであるならば、確率の1/4にそって生起するということになります。
確かに、意思ということではブレークしたいという意思もキープと同じくらいあるということになるかもしれません。しかし、意思の働きかけとしてはキープとブレークを比べたら、キープ≫ブレークでしょう。
それとも、キープしなくてもいいからブレークしたいということもあるのかな。

ところで、ブレーク合戦の定義もしなくてこの話をしていました。
わたしのいうブレーク合戦とは、1セットにお互いでの連続のブレークが2回以上あるか合計で各々に3回以上のブレークがあればブレーク合戦とします。
例えば、第1ゲームから第4ゲームまでブレークで進んだならお互いでの連続のブレークが2回でブレーク合戦です。第1ゲームと第2ゲームがブレークで第5ゲームと第6ゲームがブレークでも、お互いでの連続のブレークが2回となるのでブレーク合戦です。

こういうことから考えると、ブレーク合戦というのは、身体・技術(フィジカル)というより精神(メンタル)から起こることということが出来るでしょう。
これは面白いことに、サービスをキープしなければいけないという事ゆえに起こることといえるかもしれません。
そのプレッシャーから誘引されるあるいは逃れるために起こることかもしれません。

近代の科学の基礎は、因果律(因果性)だと思います。
ある結果には、必ずある原因があるという考えです。
だから、その原因は必ず突き止められるということです。
これが今日の科学を発展させて来ました。
とはいってもこれは19世紀までの思想で、20世紀になってからはフロイトの深層意識(無意識)や量子力学(ハイゼンベルク)の不確定性原理の発見によって、今の人間の力では、必ずしもすべての結果に対してその原因を特定できないということが分かっているのですが。

競技(スポーツ)は一般的にある法則(規則)に従って行うものだから数値化することが出来るので、その勝ち負けや因果関係が分かりやすいと思います。
勝ったとか負けたとかの結果の原因を究明しやすいといえます。
元から、ある結果を出すためにしていることに対してその結果が出なければ、元のもの(理想のもの)と結果のもの(現実のもの)の差異を見れば分かります。しかも、数値化されたものを見ればその差異はより正確になるでしょう。
そういうことでは何が出来て何が出来ないとか何が必要で何が必要でないかとかもはっきりします。
ということになると、なんでサービスのキープが出来なかったかということもはっきりすると思われます。
はっきりするならば、次からはブレーク合戦などは起こらないと思います。
それでも起こるというなら、それは因果律で解明できない精神的なことといえると思います。
精神的なこととは、具象的には性格とか癖とかです。
その性格はこういうことから起こった、その癖はこういうことからなったとかというのを一意的にはいえないと思います。とても曖昧です。カオス的です。アナログです。

性格や癖は、生まれ持ったものであったり他者(人や環境)との関わりであったりとかその要因や日時が特定できにくいということである。
こういうのはカオス理論である。
その結果(事象)に対して、さまざまな原因や要因や解釈がなりたって特定のものが規定できない。法則性が見出しにくい。
人口に膾炙(かいしゃ)しているのが、風が吹けば桶屋が儲かる、というものである。
桶屋が儲かるという結果に対して、こういう要因もあるってこと。
こんな要因はほとんど考えられないということでもあろう(笑)

まぁ、いってしまえば、ブレーク合戦もこういうカオス理論ということなのだろう。
考えられない(思いつかない)ような色んな要因が絡み合って、ブレーク合戦が起こるのだろう。

ということで、なんかしまりのない文になってしまったが今はこんなとこかな(笑)

ウィキペディア(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8)から
 因果律(因果性):https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%A0%E6%9E%9C%E6%80%A7
 潜在意識(無意識);https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%A1%E6%84%8F%E8%AD%98
 不確定性原理;https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8D%E7%A2%BA%E5%AE%9A%E6%80%A7%E5%8E%9F%E7%90%86
 カオス理論;https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%AA%E3%82%B9%E7%90%86%E8%AB%96
 バタフライ効果;https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%BF%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%A4%E5%8A%B9%E6%9E%9C

不確定性原理 - 哲学的な何か、あと科学とか;http://www.h5.dion.ne.jp/~terun/doc/fukakutei.html(哲学的な何か、あと科学とか(http://www.h5.dion.ne.jp/~terun/index.html)から)
不確定性原理とは? ―その概要と紹介 - Technity;http://ggsoku.com/tech/summary-about-uncertain-principle/(Technity(http://ggsoku.com/tech/)から)
ハイゼンベルクの不確定性原理;http://homepage2.nifty.com/einstein/contents/relativity/contents/relativity3055.html(Albert Einstein's science and life(http://koshiro56.la.coocan.jp/einstein.html)から)
なにはさておき量子論 第3章 ハイゼンベルクの不確定性原理;http://www1.odn.ne.jp/~cew99250/html/C_3.html(物理学喫茶室(http://www1.odn.ne.jp/~cew99250/index.html)から)


岡村恭香さんの
ブログ「プロテニスプレーヤー岡村恭香オフィシャルブログ - 夢叶うまで挑戦 -」は
 http://tennis.jp/kyoka-okamura/
WTAは
 http://www.wtatennis.com/players/player/19223/title/kyoka-okamura
ITFは
 http://www.itftennis.com/procircuit/players/player/profile.aspx?playeridext=800309592
THE TENNIS DAILY テニスデイリーは
 http://www.thetennisdaily.jp/player_detail.asp?p_idx=10460
テニス365は
 http://news.tennis365.net/news/tour/players/details/index.html?id=women00765
ウィキペディア(英語版)は
 https://en.wikipedia.org/wiki/Ky%C5%8Dka_Okamura
です。

奥野彩加さんの
WTAは
 http://www.wtatennis.com/players/player/19732/title/ayaka-okuno
ITFは
 http://www.itftennis.com/procircuit/players/player/profile.aspx?playerid=100138627
THE TENNIS DAILY テニスデイリーは
 http://www.thetennisdaily.jp/player_detail.asp?p_idx=10386
テニス365は
 http://news.tennis365.net/news/tour/players/details/index.html?id=women00662
です。


注)断りのない限り表記のWTAランキングは、2016年6月6日(月)現在(ランキングは毎月曜日に更新されます)です。


試練
20160202火 試練


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ジガバチソウ 槇寄山・大羽根山(まきよせやま・おおばねやま)(山梨県・東京都) 2013年6月9日(日)

過日(2013年6月9日・日)、ジガバチソウを見に槇寄山大羽根山(山梨県上野原市・東京都西多摩郡桧原村,笹尾根(ささおね))に行ってきました。

久しぶりの笹尾根で、とても懐かしかったです。
ここ笹尾根には東京側から山梨側からといろんなルートで何回も登っています。マイナールートからはとても静かな山歩きができます。
今回登った山梨側の郷原バス停から西原峠(槇寄山)に登るルートはいままで何回か使用しているのですが、ここで登山者にあったことがありません。山道はそれなりに整備されているのですが、上野原駅からは終点まじかで遠いということで、こちらから三頭山に登る人はいないようです。
三頭山や槙寄山に登るなら、東京側からがメインルートです。
山梨の人ならここからでしょうが山梨の人で三頭山に登る人はほとんどいないのでしょう。山梨の人なら、三頭山に登らなくても素敵な山がほかにいっぱいありますからね。

ということで、西原峠までは誰にも会わず、西原峠から槇寄山の間で中年の女性2人組,中年の夫婦,青年の男性と会い、数馬峠までの間で、中年の男性3人と青年の男性と中年の夫婦と会いました。
そして、大羽根方面への下山ではまた誰とも会いませんでした。日曜日なのに静かな山行でした。たぶん、三頭山は人が多かっただろうと思います。帰りの数馬発のバスではけっこう若い人のグループも乗っていたから。

今回、大羽根山には初めて行きました。笹尾根に登り始めたころここに行った(2000年5月10日)と思っていましたが、いまよく考えると違う場所でした。
そのときは分岐を間違えて、大羽根山と笛吹峠(うずしきとうげ)の間の斜面を下ったようです。
いま、笛吹峠の大羽根山寄りが伐採作業のため通行止め(平成24年1月から平成27年7月15日(予定)まで)になっているが、このもっと大羽根山寄りが伐採されておりそこから下って行き、森沢橋バス停に行き着きました。
この大羽根山の登山道は最近みたいです。以前(2002年5月30日か)、この浅間尾根登山口バス停から大羽根山に登ろうと思ったのですが藪に閉ざされて道がわかりませんでした(そのころは笹尾根への1/25000の地図に載っている山道はすべて踏破しようと思っていたから)。山と高原地図23「奥多摩2000年版」にも登山道としては表記されていません。今の2013年版では表記されています。また、浅間尾根登山口バス停の付近では新しく登山道を整備している感じでした。

ちなみに、笹尾根にはいままで19回登っています。
東京側から東京側へ12回、東京側から山梨側へ0回、山梨側から山梨側へ1回、山梨側(すべて郷原バス停)から東京側へ6回です。
あと、上川乗バス停から浅間峠を経て陣馬山方面へ2回、郷原バス停から西原峠を経て三頭山方面へ2回、行っています。
笹尾根はウィキペディアによると、狭義には槇寄山から浅間峠まで、広義には三頭山から高尾山までとのことです。
ここでのわたしの笹尾根は、狭義の槇寄山から浅間峠までとします。

さて、花(山草の)のほうですが、今回はまったくの不作でした。
いま、笹尾根は花閑期に入っているようです。
まぁ、この時期(梅雨どき)に花が咲いても花粉の運び手は誰なんだってことなのでしょうか。
春の花後、夏のための蕾、秋のための準備、ということで、フタリシズカくらいでめぼしい花はほとんどありませんでした。
まぁ、こういうこともあるでしょう(苦笑)
おかげで、今回は早い帰宅となりました(笑)
あと、まだ花ではないですが、大羽根山近辺には、カシワババグマが多くありました。花は秋に咲きます。秋には一見の価値があるかもしれませんね。
それと、大羽根山から浅間尾根登山口バス停への下りで、ちょっとした黒い水溜りがあって、時々それが点々と光るのでなにかと近寄ってみると、黒いおたまじゃくしの大群でした。おたまじゃくしが跳ねると水面が波打って、それが光を反射させキラキラしていたのでした。
ほとんど黒いおたまじゃくしでしたが、数えるくらい灰色のおたまじゃくしもいました。
なんたって、水中が真っ黒になるくらいのおたまじゃくしの数でした。
おたまじゃくしって天敵はいないのかな。天敵がいたとしたらこれでは踊り喰いだね・・・
蛇っておたまじゃくしは食わないのかな?
こういうおたまじゃくしの群れは、以前、丹沢と奥多摩で見たことがあります。
黒いオタマジャクシは、ヒキガエルのオタマジャクシだと思います。

ジガバチソウもまだ蕾でした。というより、前は(といっても10年くらい前ですが)4、5株あったのですが、そこにはなくて、別のとこにかろうじて1株だけありました。
ササバギンランが4、5株あったところも、またたった1株だけになっていました。
植生が変わってしまっているのでしょうか。
10年もたっているのですから、同じようなことを期待するほうが無理なのかな?
まぁ、ともかく1株だけでもあってよかったです。
これを見に来てなにもないでは、かなり悲しいってことですからね。

悲しいといえば、熊鈴を落としてしまいました。
どうも、くくり付けが弱かったらしく、気がついたときはリュックにもう鈴はなかったです。
引き返して探そうとも思ったのですが、見つかる可能性も乏しいだろうと思ってやめました。
前に、この笹尾根で、撮影済みのフィルムを1本落としたのですが(帰ってからフィルムを数えて初めて失くしたのに気づいた)、あわてて、次の日に探しに行ったのですが見つかりませんでした。あのフィルムは今頃どこでどうしているやら・・・
今回もたぶん、無理でしょう。
ともかく、またここから登るとき気をつけて探しながら登りたいと思います。
郷原バス停から西原峠までの間です。
この熊鈴は確か富士山で買ったものだと思います。かなりかっこよくてお気に入りでした。また富士山に行ったときには買いたいと思います。
熊鈴は2個持っていて、もう一つは八甲田山で買ったものです。

あと、郷原バス停から登ると、ほどなくして、猪の侵入を防ぐ柵があります。この扉は紐で縛って閉じているので、山道に入るには、扉の紐を解いて入り、その後また紐を縛っておいて欲しいとのことでした。
また、左右には電気柵がありますので、触らないように注意してください。ビリッときますよ(笑)
わたしは、日向山への風の道でこういうことを知らなくて、畑の柵の金網に触れてビリッきたことがあります。そのときはなんでこんなことしているんだ危ないではないかと思いました。その頃は獣避けということを知らなかったからです。
今は、この日向山への風の道の畑の電気柵はありませんでした。
それにしても、猪も藪こぎは苦手なのですね。それなりに山道を伝って侵入してくるのですね。獣だからどこからでも侵入してくるのかと思っていました。

天気は快晴との予報でした。確かに、最初はバスの中から富士山が見えるなど快晴でしたが徐々に雲が増えてきて、午後1時頃からはすっかり雲に覆われてしまいました。
相変わらず、ウェザーマンとは相性の悪いわたしがいます。
やや風もあり山の中はそんなに暑くはなかったです。

ハルゼミがうるさく鳴いていました。わたしの田舎ではハルゼミはいなかったので、あの鳴き声はけっこう強烈です。
わたしには、ジギージギーって聞こえます。セミの鳴き声とは思えない(笑)

なお、浅間尾根登山口バス停から大羽根山までは、中央区の森・数馬地区として整備されているようです。
中央区の森;http://www.city.chuo.lg.jp/kankyo/seisaku/chuonomori/chuoforestmap.files/gaidomappu.pdf(中央区の森 中央区ホームページ(http://www.city.chuo.lg.jp/kankyo/seisaku/chuonomori/index.html)から)


地理院地図(http://watchizu.gsi.go.jp/)から
 槇寄山http://maps.gsi.go.jp/#15/35.716418/139.030031/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0f0

地図検索ならMapion(http://www.mapion.co.jp/)から
 槇寄山;http://www.mapion.co.jp/m2/35.71638147,139.03003505,16/poi=L0585620

山好きのための登山情報サイト - ヤマケイオンライン - 山と溪谷社(http://www.yamakei-online.com/)から
 槇寄山 - まきよせやま:標高1,188m-関東 - Yamakei Online - 山と溪谷社;http://www.yamakei-online.com/yamanavi/yama.php?yama_id=18428

電車移動
府中本町(6:52)→立川(7:05,7:12)→高尾(7:30、7:46)→上野原(8:09)(運賃650円)
(JR東日本)
(時刻検索は、えきから時刻表(http://www.ekikara.jp/top.htm)による)

バス移動
上野原駅(8:29)(定刻は8時28分)→郷原(9:18)(運賃900円)
(郷原への時刻表;http://www.yamanashibus.com/pdf/rosen/uenohara-iio.pdf
 富士急山梨バス;http://www.yamanashibus.com/

花見トレッキング
郷原バス停(9:23)→猪侵入防柵(10:00)→西原峠方面への分岐(12:29)→西原峠(さいはらとうげ)(12:48)→槇寄山(12:53)→西原峠(13:08)→田和峠(13:45)→数馬峠(上平峠)(14:19)→大羽根山方面への分岐(14:46)→大羽根山(15:22)→浅間尾根登山口バス停(17:17)

帰りは、17時33分(定刻は17時34分)発の武蔵五日市駅行きのバスに乗りました。
(武蔵五日市駅行きの時刻表;http://transfer.navitime.biz/bus-navi/pc/diagram/BusDiagram?orvCode=00042362&orvName=%E6%B5%85%E9%96%93%E5%B0%BE%E6%A0%B9%E7%99%BB%E5%B1%B1%E5%8F%A3&selectDnvCode=00042639&dnvCode=00042639&dnvName=%E6%AD%A6%E8%94%B5%E4%BA%94%E6%97%A5%E5%B8%82%E9%A7%85&course=0000422901&stopNo=5
 西東京バス;http://www.nisitokyobus.co.jp/
分倍河原駅には、19時29分に着きました。(早い帰宅(笑))


写真は後日に


草木

☆花期
フタリシズカ(二人静)(センリョウ科チャラン属)
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%82%BA%E3%82%AB(ウィキペディアから)
アカショウマ(赤升麻)(ユキノシタ科チダケサシ属)
 http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/saxifragaceae/akasyouma/akasyouma.htm(Y.HADA'S Home Pageから)
ヤマブキショウマとかトリアシショウマとかハナチダケサシとかはよく似ています。
ヤマブキショウマとは葉が2回3出複葉(アカショウマとトリアシショウマは3回3出複葉)で違い、トリアシショウマとはアカショウマの方が小葉が幅狭く花序の側枝が最下枝以外は分岐せず細長いそうです。
ハナチダケサシは花弁がへら形で中部地方にのみあるそうです。
ミヤマキケマン(深山黄華鬘)(ケシ科キケマン属)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%82%AD%E3%82%B1%E3%83%9E%E3%83%B3(ウィキペディアから)
有毒。
3月31日に正丸で見てから、約2ヶ月、どこででも見ました。
守備範囲が広いけっこうしたたかな植物なのですね。 
しかし、わたしが見るのはこれで最後でしょう・・・
サワギク(沢菊)(キク科サワギク属)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%AF%E3%82%AE%E3%82%AF(ウィキペディアから)
ミゾホオズキ(溝酸漿)(ハエドクソウ科ミゾホオズキ属(APG分類体系))
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%82%BE%E3%83%9B%E3%82%AA%E3%82%BA%E3%82%AD(ウィキペディアから)
ユキノシタ(雪の下)(ユキノシタ科ユキノシタ属)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%82%AD%E3%83%8E%E3%82%B7%E3%82%BF(ウィキペディアから)

☆蕾期
ジガバチソウ(似我蜂草)(ラン科クモキリソウ属)
 http://www.hanasanpo.org/野山の花アルバム2/ラン科1/ジガバチソウ/(野山に自然に咲く花のページから)
 http://hanasakiyama.web.fc2.com/ran/sp/Zigabatisou.htm(四国の野生ラン(蘭、らん)から)
 http://littleflower2003.web.fc2.com/149zigabatisou.pdf(Little Flowerから)
訂正:この段階では蕾や葉の形からジガバチソウだと思っていたのですが、6月23日に再度、花を見に行ったら、クモキリソウでした。
クモキリソウ(雲切草,蜘蛛切草,蜘蛛散草,雲霧草,雲散草)(ラン科クモキリソウ属)
 http://www.hanasanpo.org/野山の花アルバム2/ラン科1/クモキリソウ/(野山に自然に咲く花のページから)
間違えました。クモキリソウさん、ごめんなさいです。
イチヤクソウ(一薬草)(イチヤクソウ科(ツツジ科)イチヤクソウ属)
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%81%E3%83%A4%E3%82%AF%E3%82%BD%E3%82%A6(ウィキペディアから)

☆茎期(新芽新葉)
アザミ属
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B6%E3%83%9F%E5%B1%9E(ウィキペディアから)
なんのアザミの若芽(葉)かはまったくわかりません。
タムラソウ(田村草)(キク科タムラソウ属)
 https://minhana.net/wiki/%E3%82%BF%E3%83%A0%E3%83%A9%E3%82%BD%E3%82%A6(みんなの花図鑑から)
カシワバハグマ(柏葉白熊)(キク科コウヤボウキ属)
 http://www5b.biglobe.ne.jp/~hiyo811/22syokuka/kasiwabahaguma810.html(神戸付近の野草・樹木の観察紀行から)
 http://www.geocities.jp/tama9midorijii/ptop/kagap/kashiwabahaguma.html(多摩丘陵の植物と里山の研究室から)
蕾らしきものもあります。
オクモミジハグマ(奥紅葉白熊)(キク科モミジハグマ属)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%AF%E3%83%A2%E3%83%9F%E3%82%B8%E3%83%8F%E3%82%B0%E3%83%9E(ウィキペディアから)
キバナアキギリ(黄花秋桐)(シソ科アキギリ属)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%90%E3%83%8A%E3%82%A2%E3%82%AD%E3%82%AE%E3%83%AA(ウィキペディアから)
オヤマボクチ(雄山火口)(キク科ヤマボクチ属)
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%83%9C%E3%82%AF%E3%83%81(ウィキペディアから)
去年の花茎の残骸もあります。
以前登ったとき、このオヤマボクチの若葉を地元の方が「ウラジロ」といって山菜として採取していました。

☆実期(花後)
ササバギンラン
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%B5%E3%83%90%E3%82%AE%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%83%B3(ウィキペディアから)
花後のものです。


木本

☆花期
コアジサイ(小紫陽花)(アジサイ科アジサイ属)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%B5%E3%82%A4(ウィキペディアから)
ウツギ(空木)(アジサイ科ウツギ属)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%84%E3%82%AE(ウィキペディアから)
ヤマツツジ(山躑躅)(ツツジ科ツツジ属)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%83%84%E3%83%84%E3%82%B8(ウィキペディアから)


山道など
山道の写真は必ずしも進行方向ばかりではありません、すなわち、振り返って撮っている場合もあります。


諸々
おたまじゃくし
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%BF%E3%83%9E%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%AF%E3%82%B7(ウィキペディアから)

スジグロシロチョウ(筋黒白蝶)(シロチョウ科モンシロチョウ属 )
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%B8%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%83%AD%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%A6(ウィキペディアから)


ウィキペディア(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8
四国の野生ラン(蘭、らん)(http://hanasakiyama.web.fc2.com/ran/index.htm
Little Flower(http://littleflower2003.web.fc2.com/
Y.HADA'S Home Page(http://had0.big.ous.ac.jp/index.html
神戸付近の野草・樹木の観察紀行(http://www5b.biglobe.ne.jp/~hiyo811/index.html
野山に自然に咲く花のページ(http://www.hanasanpo.org/
花好きを応援!総合花サイトみんなの花図鑑(https://minhana.net/
多摩丘陵の植物と里山の研究室(http://www.geocities.jp/tama9midorijii/index.html


ウィキペディアから
 ハルゼミ;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%AB%E3%82%BC%E3%83%9F
 エジハルゼミ;https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%BE%E3%83%8F%E3%83%AB%E3%82%BC%E3%83%9F
 ニホンヒキガエル;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%9B%E3%83%B3%E3%83%92%E3%82%AD%E3%82%AC%E3%82%A8%E3%83%AB
 笹尾根;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%B9%E5%B0%BE%E6%A0%B9
 上野原市;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E9%87%8E%E5%8E%9F%E5%B8%82
 桧原村;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AA%9C%E5%8E%9F%E6%9D%91

セミの家(http://homepage2.nifty.com/saisho/Zikade.html)から
 ハルゼミ;http://homepage2.nifty.com/saisho/zukan/haru/
 エゾハルゼミ;http://homepage2.nifty.com/saisho/zukan/ezoharu/index.html

植物の分類体系(ウィキペディアから)
 APG体系;http://ja.wikipedia.org/wiki/APG%E6%A4%8D%E7%89%A9%E5%88%86%E9%A1%9E%E4%BD%93%E7%B3%BB
 新エングラー体系;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%BC%E4%BD%93%E7%B3%BB
 クロンキスト体系;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%83%88%E4%BD%93%E7%B3%BB


2016年の後記

山野草行は、写真を貼付してからアップを基本としています。
しかし、写真の整理が追いつかず記事のアップがままならないです。
それ故に、2016年の山野草行はもう写真なしでアップすることにしました。
それにつけて、2013年の山野草行も、2013年に行った日の前後に写真なしでアップすることにしました。
記事の内容としては、2013年当時のままとしますので、内容が古くなっているものもあるかと思います。
たとえば運賃なども消費税アップ前(消費税は2014年4月1日に5%から8%にアップされた)なので今は高くなっていると思います。

2013年の山野草行の記事は、以下の記事をアップする予定です。
 2013年6月17日(月) キツリフネ 一石山・人形山
 2013年6月23日(日) ジガバチソウ(再挑戦) 笹尾根
 2013年7月7日(日) ヒメイワカガミ 赤薙山・赤薙神社奥社跡
 2013年7月16日(月) バイケイソウ 神山
 2013年7月28日(日) テガタチドリ 三ツ峠山
 2013年8月9日(金) シデシャジン 清八山
 2013年8月27日(火) トモエシオガマ 富士山須走口
 2013年9月9日(月) レイジンソウ 三ツ峠山
 2013年10月30日(水) センブリ 笠山
 2013年11月12日(火) キッコウハグマ 神山


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ジャン・シンさん(華妃) 華流ドラマ「宮廷の諍い女」 その14「華妃の最後」 第2部-諍いからの脱出- 第42話(全76話)

悲しき日は何時(いつ)かはやって来る。
華妃が甄嬛の策謀によってその命を燃やしてしまいます。
甄嬛から雍正帝の本心を聞かされた華妃は、その憤りから逃れる術を持ち合わせていませんでした。
後宮の最大の悪が取り除かれ、これで後宮に平穏が来るかと思われたのですが、それは単により悪をむき出しにするだけでした。

DVDでは、第21巻(全37巻)。
第42話「華、散り逝く」。


あらすじ

甄嬛(しん・けい)(莞嬪(かんひん))(スン・リー(孫儷))と沈眉荘(しん・びそう)(恵貴人(けいきじん)(ラン・シー(斕曦))は、華妃(かひ)(年答応(ねんとうおう)(ジャン・シン(蒋欣))の放火を華妃を葬る絶好の機会とばかりに、自らをも碎玉軒(さいぎょくけん)に火を放つ。
放火をして逃げようとする華妃の太監の粛喜(しゅくき)は、甄嬛の首領太監の小允子(しょういんし)に捕らえられる。
碎玉軒は焼け落ち、火事の報を聞いた雍正帝(ようせいてい)(皇帝)(チェン・ジェンビン(陳建斌))がやって来る。
雍正帝は甄嬛を安堵させ沈眉荘の火傷(やけど)の具合を尋ねる、温実初(おん・じつしょ)(侍医)(チャン・シャオロン(張暁龍))は右腕の火傷は重症だという。
雍正帝が首領太監の小允子の責を問うと、小允子は放火だと言って粛喜を雍正帝の前に突き出す。
雍正帝が粛喜に何者だと問うと、蘇培盛(そ・はいせい)が華妃(年答応)の太監だと言う。
そこに、祺貴人(ききじん)が来て金切り声を上げて、華妃を弾劾する。
雍正帝は皇后(エイダ・チョイ(蔡少芬))と敬妃(けいひ)に粛喜を拷問させ事が明らかになれば、華妃を冷宮に送り自害をさすように命じる。
この命に、甄嬛と沈眉荘は心持ち安堵する。
碎玉軒が焼け落ちたので甄嬛は沈眉荘の存菊堂(ぞんきくどう)に身を寄せる。
沈眉荘は己の火傷は華妃の放火の恐ろしさを雍正帝に示すために故意にやったことであると言う。
その沈眉荘が華妃が死んだら誰と闘っていいのやらと言うと、甄嬛は後宮には争いの種はいくらでもあると言う。
粛喜を取り調べた皇后は華妃に自害をそして自害の方法は華妃に選ばすと命じる。
華妃の刑の執行が夕暮れ時だと崔槿汐(さい・きんせき)から聞いた甄嬛は、冷宮に華妃に会いに行く。
冷宮には窓からの光を浴びた華妃(年答応)がいる。
そこに、小允子を伴った甄嬛が入っていく。
華妃が甄嬛を許さないと言うと、甄嬛は自業自得だと言って、華妃の罪状を論(あげつら)う。
華妃は甄嬛が襄嬪(しょうひん)(当時、曹貴人(そうきじん))を手なずけて自分を陥れたことを得心する。
甄嬛が襄嬪の裏切りは当然だというと、華妃は襄嬪など眼中にないといい、甄嬛親子が華妃兄妹を陥れたと言う。
それは、私達(甄嬛親子)というより年羹堯(ねん・こうぎょう)たち(華妃兄妹)が驕(おご)り高ぶって皇帝すらないがしろにする所業により自らが招いたものだと甄嬛は言う。
そこに、刑の執行の為に蘇培盛が来る。
蘇培盛が皇后の命令で刑の執行をするので、自害の方法を選ぶように言うと、華妃は皇后の命令ではなく、皇帝の聖旨を見せろと言う。
華妃は雍正帝の命令でないと自害をしないと言う。
蘇培盛が雍正帝は華妃に関知しないというと、華妃は失望し意地となって聖旨を要求する。
その様子を見ていた甄嬛は蘇培盛に二人にして欲しいと言う。
甄嬛は、小允子に行火(あんか)が冷えたから新しい炭を入れて来てと言って、小允子も追い出し本当に二人きりになる。
ここから甄嬛は華妃に雍正帝の真実を告げていく。
それは、雍正帝が華妃を愛したのは、年羹堯の力を得るためだという政治的配慮からの権謀術数だというとこである。
華妃が雍正帝の真心は本物だというと、甄嬛は冷徹に華妃兄妹が権力を欲(ほっ)するならば、雍正帝は己の身を守るために愛など無用の長物にすると言う。
華妃は雍正帝の愛を語り、自分だけが愛されることを願い、身ごもりその願いがかなったかに見えたが端妃(たんひ)に流産させられたと言う。
子の話になると、甄嬛は自分の子を華妃が流産させたことを大いに詰(なじ)る。
華妃は私のせいではない、甄嬛の体が弱いせいだと詰る。
華妃は雍正帝の寵愛を独占した甄嬛を殺すことを画策したが子は殺していないと弁明する。
これに業を煮やした甄嬛は、遂に華妃に歓宜香(かんぎこう)による麝香(じゃこう)で身ごもらない体や端妃による流産は、雍正帝の仕業であることを明かす。
甄嬛は、華妃のなぜの問いに、年家の子は皇族としていらないと言う。
すべての真実を悟った華妃は、絶望の高笑いをし、「陛下、陛下!なぜ私に、こんな仕打ちを?」と言って、泣きながら柱に突進して頭を激しく打って失神する。
端妃と語り合う甄嬛がいる。
端妃が華妃の葬儀を聞くと、甄嬛は惨(むご)い死だったと言う。
雍正帝は、華妃の死を聞くとしばらく沈黙後、華妃(年答応)に敦粛貴妃(とんしゅくきひ)の諡号(しごう)を与えたとのこと。
端妃は、諡号を送るのは死者のためではなく生きている者の面子のためだ、と冷ややかに言う。
甄嬛は心なしか虚しさを感じる。
そこに、崔槿汐が入ってきて、襄嬪が亡くなったことを告げる。
襄嬪の宮に行こうとする甄嬛に端妃は襄嬪のことを尋ねると、甄嬛は皇太后と皇帝が襄嬪を始末したと言う。
端妃は納得し、甄嬛は温宜公主(おんぎこうしゅ)の話をし、口添えするから端妃の養女にしてはと言う。
端妃は大いに喜ぶ。
沈眉荘の火傷の手当ては、温実初の担当である。沈眉荘の傷の治りが悪いので温実初が謝ると沈眉荘は自分の体が弱いためだと言う。
その沈眉荘は温実初が処方した煎じ薬を飲まずに侍女に内緒で捨てる。
朝廷では年羹堯の残党狩りが続いていた。
張廷玉(ちょう・ていぎょく)や爪爾佳卾敏(ギワルギャ・オミン)や甄遠道(しん・えんどう)らは年羹堯を賛美して皇帝を貶めている書物「西征随筆」を雍正帝に提出する。
この書を見て激怒した皇帝は、年羹堯の書記官であった著者の汪景琪(おう・けいき)を斬首してその首級を10年間市中にさらし、一族を処罰するよう命じる。
甄遠道は肝を冷やしたと爪爾佳卾敏に言う。その爪爾佳卾敏から甄遠道は棋盤街(きはんがい)に見事な書画や書籍があるといわれ、見に行くことにする。
養心殿(ようしんでん)に呼ばれた甄嬛は、雍正帝から十皇弟(かっての敦親王)が獄中で雍正帝が妻子を人質に取っているという恨み言をいっていると聞かされる。
それに対する方策として、甄嬛は十皇弟の子である弘暄(こうけん)に爵位をあたえるように提言する。雍正帝は、その案を受け入れる。
蘇培盛が入ってきて、華妃(敦粛貴妃)の初七日の出席を雍正帝に聞く。甄嬛は退出する。
華妃の初七日の日、甄嬛は色々の思いが交叉し、自分の行く末に不安を感じる。
雍正帝の来ている皇后の景仁宮(けいじんきゅう)に来た甄嬛は、皇后の妃嬪の昇格の提言によって雍正帝から妃への昇格を伝えられる。莞妃(かんひ)である。
また、このとき皇后の元にいた安陵容(あん・りょうよう)(安貴人(あんきじん))(タオ・シンラン(陶昕然))も嬪に昇格され、安嬪(あんひん)となる。
ここにはいないが、欣常在(きんじょうざい)は、欣貴人(きんきじん)へと昇格される。


所感

う~ん、う~ん、・・・
まさか、華妃(かひ)の最後がこういう結末になるとは思わなかった。
悲しい。

華妃は最後まで、雍正帝(ようせいてい)の本心を知らないままかと思っていたのですが・・・
なんと、最後の最後で甄嬛(しん・けい)がすべてをばらしてしまった。
甄嬛はなぜ華妃に雍正帝に愛など存在しないということを告げたのでしょうか。
最後まで華妃に痛手を与えたいために言ったのでしょうか、それとも何も知らずに死に行く華妃に哀れみを感じたのでしょうか、それとも知った雍正帝の秘密を誰かに言って心の重荷を少しは下ろしたかったのでしょうか。
いずれにしても、このお互いの真実の告げ合いはここまでの最高の見せ場であった。
この会話がここまでの物語が集約しているといってもいいでしょう。
いや、これからをも集約しているかもしれません。
ここには、愛など存在しないって。

華妃は、甄嬛から雍正帝の本心を聞いたその憤(いきどお)りからか自らの頭を壁にぶつけて絶命する。
その憤りは、己自身にか甄嬛にかはたまた雍正帝にか、いやそれらがごちゃまぜになったものであろう。
華妃は雍正帝に対して純粋であった。それは理想を貫いたといえるだろう。
甄嬛も純粋であったが、皮肉にも華妃の存在が甄嬛を理想から現実へと誘(いざな)ったといえよう。
理想の世界を築くには、理想に反するものをすべて排除しなければならないのかもしれない。
理想を貫くということでは華妃は、ロベスピエールのようであったのかも知れない。
華妃はわたしにとって、あの「クレイモア」のリフルを好きなのと同じような感じです。
共に己の生を全うしたと感じるからです。華妃もリフルもその生に後悔はないであろう。自らが望んだ生を全うしたといえましょう。
人は己の生を全うすることが真であるとするならば、その真は必ずしも善とはならないということである。
善という立場からみたら、2人共、悪でしょう。
わたしの場合は、その2人の真に美を見ているから惹かれるのですが。
どういう立場でものを見るかによって、その見方は大いに変わってくるでしょう。
どうしても、人間は有限で不完全だから、その生に矛盾をはらんでしまいます。
これは宿命でしょう。
あと、この2人にわたしが感じるのは、「愛される」より「愛する」という気が強いということでしょう。
だからこそ、世界に強く自分の意志で関与するということでしょう。

ところで、華妃の侍女の頌芝(しょうし)はどうなったのでしょうか。
一時は答応にまでなったのに、その消息が語られないというのではあまりにも悲しい。
最後まで華妃に忠誠を貫いたということではそれとしては賞賛に値する侍女でした。
語られないが、おそらく死罪になったのでしょう。

華妃が亡くなったということでは、わたしのこの記事も危うい運命に遭遇してしまいます。
わたしがこの「宮廷の諍い女」に惹かれたのは、華妃がいたからこそなのです。
その華妃がいなければ、ということになってしまいます。
しかし、見ているうちに華妃だけではなく物語そのものにも大いに惹かれてしまいました。
ということで、最後までこの「宮廷の諍い女」を見て行きたいという気はあります。
が、どうなるかいまのところ半々ですね。記事にするということでは・・・
ところで、この記事の題名ですが、「ジャン・シンさん(華妃) 華流ドラマ「宮廷の諍い女」」となっていますが、たとえ華妃がいなくなっても、このままで継続したいと思います。
わたしにとってはやはり華妃のいない「宮廷の諍い女」は考えられないので・・・
とはいっても、まぁ、第2部終了(第45話,DVD第22巻)までは書くつもりですが・・・

さて、甄嬛は敦親王(とんしんのう)や年羹堯(ねん・こうぎょう)や華妃という雍正帝の皇位を脅かす存在を排除した功績によって、妃の位を授かる。といっても、妃は4人だから、それまでも甄嬛を妃にしたくても出来なかったのであるがここは甄嬛が自らの力で華妃を追い落としたというところだろう。
3人の妃とは、端妃(たんひ)と斉妃(せいひ)と敬妃(けいひ)である。甄嬛に取って端妃と敬妃はいい関係であるし、斉妃は愚鈍である上に甄嬛に弱みを握られていうということで、同じ妃といっても甄嬛に比べられる者ではない。
ということで、甄嬛がこの後宮では皇后に次ぐ力を持っているということを意味する。
これは、皇后にとって、第二の華妃といえる。しかし、この華妃は賢い華妃なので、皇后にとっては一難去ってまた一難というところだろう。
それに伴って、安陵容(あん・りょうよう)は嬪に欣常在(きんじょうざい)は貴人に昇格する。
ここで、あれっと思うのは、安陵容は嬪になっても、封号が与えられないことである。安嬪(あんひん)なのである。
わたしは、嬪になれば皆、封号が与えられると思っていました。
やはり、安陵容は家柄が悪くその一族が国に目立った貢献をしていないので軽じられているということだろう。
そういうことで、逆に言うと、そういう後ろ盾がなくて身一つで嬪までのし上ったということでは大したものだといえるだろう。

華妃が倒れて、沈眉荘が「年氏が死んでしまったら誰と闘っていいのやら」と言う。
これにはちょっとびっくりしました。
沈眉荘の華妃に対する憎しみはこれほどだったのですね。ほとんど己の全存在に近かったということですね。
そのため、もう沈眉荘の心には後宮も雍正帝もないといっていいでしょう。
あるのは、温実初に対する思いだけです。
策略など縁がないと思っていた沈眉荘が温実初の気を引く為に、この機会を利用して右腕に火傷をするとは。
ほんと、恋は盲目ですね。沈眉荘にこれだけの力を出させるのですから。
結局、こういうことでは、また華妃と同じということですね。
己の目的のためには手段を選ばないということですから。甄嬛すら出す抜いているということ。

先ほどの沈眉荘の言葉に対する甄嬛の言葉は、「新しい妃嬪も入ってくる、相手には事欠かないわ」である。
甄嬛は現実を見、賢い第二の華妃になる。つまり、雍正帝の寵愛を受けて後宮を間接的に支配するということ。
それがこの後宮で寵愛を受けながら生き残っていくための手段である。

華妃は甄嬛を焼き殺すことを失敗して無念の死を遂げたわけだが、この華妃の死は答応に降格した時から決まっていたともいえる。
雍正帝は、華妃が悔い改めれば貴人にするとか言っているが、悔い改められないでしょう。
雍正帝に思いがある以上、華妃であろうが年答応であろうが年貴人であろうが、雍正帝の寵愛を受けるものへその刃を向け続けるだろう。
ここらへんは雍正帝は華妃のことを知っているのか知らないのか分からないが、結局、雍正帝にとっては華妃は雍正帝政権を維持するための一駒であったということなのだろう。
もう雍正帝の寵愛すなわち庇護(ひご)を失った華妃にこの後宮で生きる術(すべ)はないということだろう。
華妃はそのことを本能的に悟っているからこその甄嬛への焼き討ちだったのだろう。


会話(引用)

華妃(かひ)をうまく罠にかけたとほくそ笑む甄嬛(しん・けい)と沈眉荘(しん・びそう)(42)
沈眉荘(恵貴人(けいきじん))
「碎玉軒(さいぎょくけん)より狭いけど我慢してね」
甄嬛(莞嬪(かんひん))
「うれしいくらいよ」
「一緒の寝台でおしゃべりした子供の頃を思い出す」
沈眉荘
「そうね」
「じき新年だわ
 年氏(ねんし)の審議が年を越えると不吉よ」
「遅くとも29日には決着してくれないと
 己を傷つけた甲斐(かい)がない」
甄嬛
「皇后と敬妃にとって年氏は宿敵よ」
「放火の指示がなくてもでっち上げるはずだわ」
「それに物証だってある」
「なのに、なぜ故意にやけどを?」
「冬だからいいけれど夏なら化膿(かのう)してる」
沈眉荘
「年氏を葬り去れるなら、このくらい平気よ」
「陛下は私の傷を見る度、放火の恐ろしさを痛感する」
「あなたの身に降りかかったかもと考えれば
 年氏を憎むはずだわ」
「数々の仕打ちを受けたからこぞ私も鬼になれたのよ」
「年氏が死んでしまったら誰と闘っていいのやら」
甄嬛
「後宮はひと筋縄じゃいかない」
「声をあげねば-餌食になってしまう」
「新しい妃嬪も入ってくる
 相手には事欠かないわ」
「でも傷が心配よ」
「痛む?」
沈眉荘
「大丈夫よ」
甄嬛
「傷口がふさがったら舒痕膠(しょこんこう)を塗ってあげる」
沈眉荘
「うん」

華妃(かひ)と最後の対話をする甄嬛(しん・けい)、その甄嬛は雍正帝(ようせいてい)の華妃に対する仕打ちを華妃に告げる(42)
華妃(年答応(ねんとうおう))
「度胸があるわね
 冷宮に乗り込むとは」
甄嬛(莞嬪(かんひん))
「初めてじゃない」
「前に来た時は
 錯乱する麗嬪(れいひん)がいた」
華妃
「私を甘く見ないで」
「こうなったからには
 死んでも許さない」
甄嬛
「言いがかりだわ」
「すべて自業自得よ」
「淳貴人(じゅんきじん)を殺したわよね」
「木薯粉)ぼくしょこ)もあなたの指示だわ」
「余氏(よし)が薬を盛ったのも
 眉荘(びそう)さんの落水も
 偽装懐妊もね」
「あなたの仕業よ」
華妃
「思ったとおり
 お前が曹氏(そうし)に私を訴えさせたのね」
「あの女に度胸はないもの」
甄嬛
「分かってないのね」
「寵愛(ちょうあい)のために温宜(おんぎ)を利用し
 命まで危険にさらした」
「生母の襄嬪(しょうひん)が恨まないわけがない」
「今に始ったことだと思う?」
「”三尺の氷も1日で凍らず”
 早々に恨みはあったのよ」
華妃
「私の勢いの前に皇后でさえも遠慮した
 曹氏など単なる私の飼い犬だわ
 眼中になどない」
甄嬛
「でも彼女は人間よ
 犬より感情が複雑だわ」
華妃
「お黙り」
「父娘ともに卑劣だわ
 お前の父親の罠(わな)がなければ年家(ねんけ)は没落しなかった」
「父親と手を組み、私を追い詰めたのだわ」
甄嬛
「年一族がおごらなければ、こんな末路は迎えなかった」
「あなたの夫は皇帝なのよ」
「自分を脅かす存在を許す?」
華妃
「兄は功臣だわ」
「西北を平定したのよ」
甄嬛
「それでも陛下の臣下だわ」
「陛下を凌駕(りょうが)するのは謀反に他ならない」
蘇培盛(そ・はいせい)(雍正帝の首領太監)
「どうした」
崔槿汐(さい・きんせき)(甄嬛の掌事宮女(じょうじきゅうじょ))
「小主(しょうしゅ)の付き添いを」
蘇培盛
「莞嬪娘娘が中に?」
崔槿汐
「うん」
蘇培盛
「皇后の命令で年氏(ねんし)を見送らねば」
崔槿汐
「小主も存じてのこと」
「構わず中へ入ってください」
蘇培盛
「うん」
{蘇培盛、中に入る}
蘇培盛
「莞嬪娘娘」
甄嬛
「お立ちください」
蘇培盛
{華妃に}
「皇后娘娘の命令です」
「お選びください」
華妃
「皇后の命令?」
「陛下の聖旨を見せなさい」
蘇培盛
「陛下は皇后娘娘に-全権を委ねると」
華妃
「聖旨がなければ自害しないわ」
「陛下は兄に死を命じたのよ」
「私にも死を下賜すればいい」
蘇培盛
「陛下は-小主に関する話は聞かぬと」
華妃
「それほど私を疎んじているの?」
「ぐしゅ」
「聖旨を持ってきて」
「待つわ」
蘇培盛
「・・・」
甄嬛
「蘇公公、2人にしてください」
「年答応にお別れを言います」
蘇培盛
「はい」
「では私めは外で控えております」
{蘇培盛、出て行く}
甄嬛
「華妃娘娘と呼ぶのに慣れたせいか-
 答応と呼ぶのはどうにも変な気分だわ」
「行火(あんか)が冷えたから炭を」
小允子(しょういんし)(甄嬛の首領太監)
「はい」
「でも、お一人では・・・」
甄嬛
「何かあれば蘇公公らが控えている」
小允子
「御意」
{小允子、出て行く}
甄嬛
「陛下が嫌悪するのは、なぜだと?」
華妃
「嫌悪されてなどいないわ」
「寵愛を注いでくれた」
「私がどんな罪を犯しても
 怒らせても-すぐに許してくれた」
甄嬛
「では、なぜ陛下があなたを愛したと?」
{華妃、涙}
「美しいから?
 でも美しい女には事欠かない」
華妃
「私が年羹堯(ねん・こうぎょう)の妹だから寵愛したというの?」
「ふっ」
「端妃(たんひ)も将軍の娘よ」
甄嬛
「分かっているのになぜ自分をごまかすの」
華妃
「ふざけないで
 陛下の真心は本物だわ」
甄嬛
「以前はそうでも-
 あなたと年羹堯が長年のさばればどうなる」
「真心なんて
 少しもなくなってしまう」
華妃
「何が分かるの」
「私は陛下に輿入(こしい)れしてすぐに-
 側福晋(そくふくしん)に封(ほう)じられ
 陛下の一番愛する女になった」
「大勢いた女たちは皆、陛下を恐れたけれど
 私は平気だった」
「乗馬や狩猟にも連れていってくれたものよ」
「そして私だけが好きだと」
「でも陛下の女は多すぎた、腹立たしいほどに」
「ある日は側女(そばめ)の元に行き-翌日は夫人の元を訪れる」
「それでも陛下を待ち続けたわ
 夜が明けるまでね
 でも訪れはなかった」
「夜が明けるまで待つ苦しみが分かる?」
甄嬛
「相手は皇帝陛下よ」
「陛下の夜を独占することはできない」
華妃
「そうよね」
「ぐしゅ」
「お前の愛は私ほど深くはないもの」
「その後、私は身ごもり陛下は喜ばれた」
「でも少しずつ笑顔が消えていったのよ」
「陛下が何も言わずとも、私には分かったわ」
「当時、無事に育ったのは第三皇子だけ
 だから陛下にこう言ったのよ
 ”大丈夫です”
 ”私めが皇子を産む”と」
「でも程なくして
 端妃からの安胎薬で子を失ったのよ」
「侍医が言っていた
 胎児は男の子だったとね」
甄嬛
「だからって私の子の命を奪っていいと?」
「まだ4か月だったのに
 あなたに殺された」
華妃
「殺してはいない」
「お前の体が弱いから半刻で流産したのよ」
「自分が悪いのに私を責めないで」
「確かに、お前が憎いわ」
「お前ほど寵愛を受けた女はいない」
「お前のせいで陛下は私を軽んじたわ
 また明け方まで待ち続けろというの?」
「私と寵愛を争う女は生かしておけない」
「余氏に指示したのは私、でも子を殺す気はなかった」
甄嬛
「だから?
 故意でなくとも歓宜香(かんぎこう)のせいで
 半刻ひざまずいただけで流産したのよ」
華妃
「歓宜香?
 歓宜香・・・」
甄嬛
「なぜずっと身ごもらなかったと思う?」
「歓宜香には強力な麝香(じゃこう)が」
華妃
「あっはっ」
甄嬛
「長年、使えば-当然、子は授からない」
華妃
「あれは陛下から下賜されたのよ」
「まさか陛下が?」
「はぁあぁ」
「そんな、嘘だわ」
甄嬛
「陛下のご意思よ」
華妃
「あり得ない」
甄嬛
「侍医も口止めされていたのよ」
「身ごもらせないのも、当時の流産も陛下のご意思だわ」
華妃
「はぁぁ」
甄嬛
「端妃の安胎薬は隠れ蓑(みの)にすぎない」
華妃
「はっはぁ」
甄嬛
「端妃を害しても-子は戻らない」
華妃
「うぅぅ」
「なぜ・・・なぜなの」
甄嬛
「年家の娘だからよ」
「陛下は早々に警戒していた」
「年家の血筋を残すはずがない」
華妃
「はぁっ」「はぁぁ」
「ふっふぅ」「あっはぁ」
「あっはぁああ」
「あっはあはあはあ」
「うぅぅあっはっははは」
「陛下」
「うぅぅ」
「陛下!」
「なぜ私にこんな仕打ちを?」
「・・・」
「うわわぁあぁ」
{華妃、壁に頭を激突させる}
{甄嬛、たじろぐ}

端妃(たんひ)を自分の味方に取り込む甄嬛(しん・けい)(42)
端妃
「年氏(ねんし)の葬儀は終わった?」
甄嬛(莞嬪(かんひん))
「惨(むご)い死でした」
「死を知った時、陛下はしばらく沈黙を
 そして年氏には敦粛貴妃(とんしゅくきひ)の諡号(しごう)を与えました」
「とはいえ、じき年明け
 葬儀は簡単に行われるでしょう」
端妃
「”敦(とん)”とは温厚という意味よ
 なんとも皮肉な諡号だわ」
甄嬛
「どうであれ-答応で死んでいっても
 陛下は年氏の面目を保ってやった」
端妃
「死者の面子(めんつ)を立てるのは
 生きている者に示すためよ」
「薄情であると非難されたくないゆえ、情けをかけたのだわ」
端妃
「冷静ですね」
端妃
「もちろんよ」
「今や寵妃はあなたと祺貴人(ききじん)だけ
 まさに我が世の春ね」
甄嬛
「一時的なことです」
「年氏のように
 寵愛を受け本分を忘れてしまえば、どうなるか」
端妃
「随分、感傷的なのね」
甄嬛
「憎んでいたのに
 年氏の死が虚(むな)しくてなりません」
「輿入れした時には
 夫に警戒させるなど夢にも思わなかったはず」
「残酷な末路です」
端妃
「それが皇宮というものよ」
「地位や富を得ようと策を講じる」
「妃嬪がそうなら陛下とて例外ではない」
甄嬛
「生きる術(すべ)だと?」
端妃
「・・・」
「昨日の朝、起きた時、目尻にしわを見つけたわ」
「もう年なのね」
「争いながら気づけば人生の半分が過ぎていた」
甄嬛
「・・・」
{崔槿汐、入ってくる}
崔槿汐(さい・きんせき)(甄嬛の掌事宮女(じょうじきゅうじょ))
「娘娘、襄嬪(しょうひん)が亡くなりました」
甄嬛、端妃
{驚く}
甄嬛
「襄嬪の宮に行くわ」
崔槿汐
「はい」
甄嬛
「準備を」
端妃
「確かに不調そうだったけれど急に亡くなるなんて」
甄嬛
「温侍医(おんじい)に聞きました」
「陛下と皇太后が侍女に盛らせた薬で
 襄嬪は毎晩うなされていたと」
「年氏を告発したゆえ
 年氏が死ねば-
 襄嬪は罪悪感で心を病んだと皆が思う」
「皇太后が侍医院に手を回せば侍医も口を開きません」
端妃
「襄嬪は策士だったけれど
 陛下や皇太后には到底、及ばないわ」
甄嬛
「一度、裏切ればまた誰かを裏切りでしょう」
端妃
{うんうん}
甄嬛
「気の毒なのは母を失った温宜公主(おんぎこうしゅ)です」
{端妃を座らせる}
{甄嬛、思案する}
「公主は-娘娘がお育てになっては?」
「娘娘ならば陛下も異議はないでしょう」
端妃
「温宜は大好きだけど
 こなたたちが決められることではない」
甄嬛
「娘娘ならば我が子のように愛するはず」
端妃
{うん}
甄嬛
「お力になりますよ」
端妃
「そうなれば、こなたのすべてを公主に捧げるわ」
甄嬛、端妃
{満足し合う}


ジャン・シン(蒋欣)さんの
ウィキペディアは
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%92%8B%E6%AC%A3
 中国版(蔣欣);http://zh.wikipedia.org/wiki/%E8%94%A3%E6%AC%A3
その他の情報は
 蒋欣_百度百科;http://baike.baidu.com/subview/4962/6226733.htm
です。


宮廷の諍い女
DVDのHPは
 http://isakaime.com/ 
放送のHPは
 http://www.bsfuji.tv/isakaime/
ウィキペディアは
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E5%BB%B7%E3%81%AE%E8%AB%8D%E3%81%84%E5%A5%B3
 中国版(後宮甄嬛傳 (電視劇));http://zh.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%8C%E5%AE%AE%E7%94%84%E5%AC%9B%E5%82%B3_(%E9%9B%BB%E8%A6%96%E5%8A%87)
です。

YouTube(https://www.youtube.com/)から
《后宫·甄嬛传》第42集 Empresses in the Palace EP.42【东方影视剧场】 - YouTube(https://www.youtube.com/watch?v=aB5mfWatZtk
 


ウィキペディア(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8)から
 マクシミリアン・ロベスピエール;https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%9F%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%94%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%83%AB
 恐怖政治;https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%81%90%E6%80%96%E6%94%BF%E6%B2%BB


余談:六大奇書?

中国の四大奇書といえば、「三国志演義」「水滸伝」「西遊記」「金瓶梅」といわれています。
最近では、「金瓶梅」に変わって「紅楼夢」が入るようです。
この「宮廷の諍い女」は、原作はどうか知らないのですが、この映像作品を見る限りでは、この四大奇書に強敵する作品です。
そのくらい内容が深くて面白いです。
ということで、わたしは全部ひっくるめて「三国志演義」「水滸伝」「西遊記」「金瓶梅」「紅楼夢」「宮廷の諍い女」を六大奇書としたいと思います(笑)

「三国志演義」「水滸伝」「西遊記」は訳書で読んだことがあります。「金瓶梅」も読もうとしたのですが、わたしは色事の話はあまり好きではなく退屈するので途中で断念しました。
映像作品としては、「三国志演義」「水滸伝」「紅楼夢」とあります。
「西遊記」は以前、深夜で放送していたのを見たことありますが、最新版はどうなのでしょうか。
「三国志演義」は2つのテレビドラマがあり最新版(2010年版)の方です。
「水滸伝」は何度かテレビドラマ化されているがこちらも最新版(2011年版)の方です。
「紅楼夢」の映像化作品も見たのですが、こちらも色事主体のようなのでいまいち物語の世界に入れない状態です。
「三国志演義(三国志)」「水滸伝」は、原作共々、こちらの映像作品も見応え十分なので、そのうちこのブログでも記事にしたいと思います。
両方とも、この「宮廷の諍い女」に劣らずというよりそれより長いです(笑)
「三国志演義(三国志 Three Kingdoms)」は全95話(DVD全48巻)で、「水滸伝(水滸伝 All Men Are Brothers)」は全86話(DVD全43巻)です。

ウィキペディアから
 四大奇書;https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9B%E5%A4%A7%E5%A5%87%E6%9B%B8
 中国三大奇書;https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E4%B8%89%E5%A4%A7%E5%A5%87%E6%9B%B8
 三国志演戯;https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%9B%BD%E5%BF%97%E6%BC%94%E7%BE%A9
 水滸伝;https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E6%BB%B8%E4%BC%9D
 西遊記;https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E9%81%8A%E8%A8%98
 金瓶梅;https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E7%93%B6%E6%A2%85
 紅楼夢;https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%85%E6%A5%BC%E5%A4%A2
 三国志 Three Kingdoms(ドラマ);https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%9B%BD%E5%BF%97_Three_Kingdoms
 水滸伝 All Men Are Brothers(ドラマ);https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E6%BB%B8%E4%BC%9D_All_Men_Are_Brothers


散る
20160308火 散る


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